JP2016102543A - 仰角調整機構、回転角調整機構、および電子機器 - Google Patents

仰角調整機構、回転角調整機構、および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 部品点数を抑制した簡単な構造で、容易に組立作業ができ、生産性の良い仰角調整機構、回転角調整機構、および電子機器を提供する。【解決手段】 表示装置1を搭載する機器搭載部材2と、この機器搭載部材2の下側に位置する台座3と、機器搭載部材2を上下方向に回転可能に保持し、かつ台座3に対して取り付けられる回転連結部材4と、機器搭載部材2にその上下方向の回転中心を中心とする円弧に沿って設けられた仰角ラック16と、回転連結部材4に設けられて仰角ラック16に沿って移動しながら順次弾力的に係止される仰角弾性突起17と、を備えている。従って、機器搭載部材2に回転連結部材4を上下方向に回転可能に取り付ける際に、仰角弾性突起17を仰角ラック16に沿って移動可能な状態で弾力的に係止させることができる。【選択図】 図2

Description

この発明は、回転表示装置、スポットライト装置、監視カメラなどの電子機器に用いられる仰角調整機構、回転角調整機構、およびそれらを備えた電子機器に関する。
例えば、回転表示装置においては、特許文献1に記載されているように、表示部の表示画面を横長状態と縦長状態とに切り替えて使用可能にするため、台座に高さ調整機構を設け、この高さ調整機構の上部に仰角調整機構を設け、この仰角調整機構に回転調整機構を設け、この回転調整機構に表示部を設けた構成のものが知られている。
特開2014−41309号公報
このような回転表示装置は、表示部の表示画面を横長状態と縦長状態とに切り替える際に、高さ調整機構によって仰角調整機構を押し上げて表示部の下部を台座の上方に移動させ、この状態で仰角調整機構によって表示部を前後方向に回転させて、表示部の下部を台座から前方に離し、この状態で回転調整機構によって表示部を回転させて、表示部の表示画面を横長状態と縦長状態とに切り替えるように構成されている。
しかしながら、このような回転表示装置の仰角調整機構では、表示部を所定範囲内の任意の角度に傾けて保持すために、仰角回転軸にコイルばねによって摩擦力を発生させる構成であるから、仰角回転軸に摩擦力を発生させる構造が複雑になり、コイルばねなどの部品が必要となり、部品点数が増大し、組立作業が煩雑になるという問題がある。
また、この回転表示装置の回転調整機構では、表示部に取り付けられた円筒部に回転部をフランジ部によって設け、この回転部を仰角調整機構の円筒部に設けられた溝部に回転可能に嵌合させることにより、表示部を回転部材と共に回転させて、表示部の表示画面を横長状態と縦長状態とに切り替える構成であるから、構造が複雑で、組立作業も煩雑になるという問題があるほか、表示部の水平方向に向きを変える場合、装置全体を水平方向に回転させる必要があるという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、部品点数を抑制した簡単な構造で、容易に組立作業ができ、生産性の良い仰角調整機構、回転角調整機構、およびそれらを備えた電子機器を提供することである。
この発明に係わる仰角調整機構は、機器を搭載する機器搭載部材と、前記機器搭載部材の下側に位置する台座と、前記機器搭載部材を上下方向に回転可能に保持し、かつ前記台座に対して取り付けられる回転連結部材と、前記機器搭載部材と前記回転連結部材との一方に前記機器搭載部材の上下方向の回転中心を中心とする円弧に沿って設けられた仰角ラックと、前記機器搭載部材と前記回転連結部材との他方に設けられて前記仰角ラックに沿って移動しながら順次弾力的に係止される仰角弾性突起と、を備えていることを特徴とするものである。
また、この発明に係わる回転角調整機構は、機器を搭載する機器搭載部材と、前記機器搭載部材の下側に位置する台座と、前記機器搭載部材を保持して前記台座に水平方向に回転可能に取り付けられる回転連結部材と、前記台座と前記回転連結部材との一方に前記回転連結部材の水平方向の回転中心を中心とする円弧に沿って設けられた回転ラックと、前記台座と前記回転連結部材との他方に設けられて前記回転ラックに沿って移動しながら順次弾力的に係止される回転弾性突起と、を備えていることを特徴とするものである。
さらに、この発明に係わる電子機器は、機器を搭載する機器搭載部材と、前記機器搭載部材の下側に位置する台座と、前記機器搭載部材を上下方向に回転可能に保持し、かつ前記台座に対して水平方向に回転可能に取り付けられる回転連結部材と、前記機器搭載部材の上下方向の回転角度を調整する仰角調整機構と、前記機器搭載部材の水平方向の回転角度を調整する回転角調整機構と、を備えていることを特徴とするものである。
この発明に係わる仰角調整機構によれば、部品点数を抑制した簡単な構造で、容易に組立作業ができると共に、生産性の向上を図ることができる。
また、この発明に係わる回転角調整機構によれば、部品点数を抑制した簡単な構造で、容易に組立作業ができると共に、生産性の向上を図ることができる。
さらに、この発明に係わる電子機器によれば、部品点数を抑制した簡単な構造で、容易に組立作業ができると共に、生産性の向上を図ることができる。
この発明を回転表示装置に適用した一実施形態を示した斜視図である。 図1に示された回転表示装置のA−A矢視における拡大断面図である。 図2に示された回転表示装置における要部を示した拡大断面図である。 図3に示された回転表示装置のB−B矢視における拡大断面図である。 図4に示された回転表示装置のC−C矢視における拡大断面図である。 図5に示された回転表示装置の回転連結部材を示した拡大背面図である。 図5に示された回転表示装置における回転連結部材と台座との各要部を分解して示した拡大斜視図である。 図1に示された回転表示装置において、第1の高さ調整支持部材によって機器搭載部材の高さを高くした状態を示した斜視図である。 図1に示された回転表示装置において、第2の高さ調整支持部材によって機器搭載部材の高さを更に高くした状態を示した斜視図である。 図8に示された回転表示装置のD−D矢視における拡大断面図である。 図8に示された回転表示装置の第1の高さ調整支持部材を示した拡大斜視図である。 図11に示された第1の高さ調整支持部材の上部と回転連結部材との各要部を分解して示した拡大斜視図である。
以下、図1〜図12を参照して、この発明を回転表示装置に適用した一実施形態について説明する。
この回転表示装置は、図1および図2に示すように、表示装置1を搭載する機器搭載部材2と、この機器搭載部材2の下側に位置する台座3と、機器搭載部材2を台座3に連結する回転連結部材4と、を備えている。
表示装置1は、図2に示すように、表示パネル1aと表示回路部1bを備えている。表示パネル1aは、液晶表示素子、EL(エレクトロルミネッセンス)表示素子などの平面型の表示素子を備え、画像や売上金額などの各種の情報を電気光学的に表示するように構成されている。機器搭載部材2は、図1および図2に示すように、表示装置1を内部に取り付けるケースであり、ABS樹脂などの硬質の合成樹脂によって形成されている。
この機器搭載部材2の前面(図2では左側面)には、図1および図2に示すように、表示装置1の表示パネル1aを露呈させる表示開口部2aが設けられている。また、機器搭載部材2の裏面(図2では右側面)には、取付部5が後方に突出した状態で一体に形成されている。この取付部5は、斜め下側に向けて開放されて形成され、回転連結部材4の上部が下側から挿入して取り付けられるように構成されている。
台座3は、図1および図2に示すように、ほぼ台形状のケースであり、機器搭載部材2と同じ、ABS樹脂などの硬質の合成樹脂によって形成されている、この台座3は、その上面における中央部に円筒状の嵌合筒部6が上方に突出した状態で一体に形成された構成になっている。この嵌合筒部6は、回転連結部材4の下部が上方から挿入し、この状態で嵌合筒部6の軸中心を中心として回転連結部材4が水平方向に回転可能に取り付けられるように構成されている。
回転連結部材4は、図2〜図6に示すように、機器搭載部材2を上下方向に回転可能に保持する上下回転機構部7と、台座3に水平方向に回転可能に装着される水平回転機構部8と、を有している。この回転連結部材4は、ポリアセタール樹脂などの剛性の高い合成樹脂によって形成されている。
上下回転機構部7は、図4および図5に示すように、機器搭載部材2に設けられた軸受部9と、回転連結部材4に設けられて軸受部9にその軸方向に弾性変形して嵌合する弾性軸部10と、を備えている。この場合、機器搭載部材2の取付部5内には、U字形状の一対の支持アーム11が互いに対向して一体に形成されている。これら一対の支持アーム11は、互いに接近または離間する方向に弾性変形するように構成されている。これら一対の支持アーム11の互いに対向する対向部11aには、それぞれ軸受部9が同一軸上に対応して設けられている。
また、回転連結部材4の上部両側には、図3〜図6に示すように、一対の支持突起部12が上方に向けて突出した状態で一体に形成されている。これら一対の支持突起部12は、機器搭載部材2の取付部5内に設けられた一対の支持アーム11の対向部11a間に配置されるように構成されている。これら一対の支持突起部12には、一対の支持アーム11に設けられた各軸受部9にそれぞれ嵌合する一対の弾性軸部10が同一軸上に一体に形成されている。
この場合、一対の支持突起部12には、図5に示すように、スリット孔12aがそれぞれ各弾性軸部10の上部外周から下側に向けて逆U字形状に設けられている。すなわち、このスリット孔12aの下端部間は、支持突起部12に連結されている。これにより、弾性軸部10は、スリット孔12aによってその下端部間を中心に弾性軸部10の軸方向に弾性変形するように構成されている。
このため、上下回転機構部7は、図4および図5に示すように、回転連結部材4の上部が機器搭載部材2の取付部5内に下側から挿入されて、一対の支持突起部12が取付部5内の一対の支持アーム11間に配置される際に、一対の支持突起部12の各スリット孔12aによって一対の弾性軸部10が互いに接近する方向に弾性変形して一対の支持アーム11の各対向部11a間に配置されるように構成されている。
また、上下回転機構部7は、図4および図5に示すように、一対の弾性軸部10が一対の支持アーム11の各対向部11a間に配置されて、一対の弾性軸部10が一対の支持突起部12の各軸受部9に対応した際に、一対の弾性軸部10が互いに離れる方向に弾性変形して、一対の弾性軸部10が一対の支持突起部12の各軸受部9に回転可能に嵌合するように構成されている。
これにより、上下回転機構部7は、図4および図5に示すように、機器搭載部材2の取付部5内に設けられた一対の支持アーム11の各軸受部9に一対の弾性軸部10が回転可能に嵌合することにより、回転連結部材4を機器搭載部材2に回転可能に連結し、この状態で各弾性軸部10を中心に機器搭載部材2が上下方向に回転するように構成されている。
一方、回転連結部材4の水平回転機構部8は、図2、図3、図5、図7に示すように、台座3に設けられた嵌合筒部6と、この嵌合筒部6に回転可能に差し込まれる筒軸部13と、を備えている。この筒軸部13は、回転連結部材4における一対の支持突起部12の下端部に一体に形成されている。この筒軸部13は、その外径が台座3の嵌合筒部6の内径とほぼ同じ大きさのほぼ円筒状に形成されている。
この場合、筒軸部13の上部外周には、図3および図5に示すように、台座3の嵌合筒部6の上端部に当接する当接部13aが形成されている。この当接部13aは、その外径が嵌合筒部6の上端部の外径と同じ大きさに形成されている。これにより、当接部13aは、水平回転機構部8の筒軸部13が台座3の嵌合筒部6に上方から差し込まれた際に、嵌合筒部6の上端部に回転可能に当接することにより、台座3に対して回転連結部材4の上下方向の高さ位置を規制するように構成されている。
これにより、回転連結部材4は、図1および図2に示すように、その上部に設けられた上下回転機構部7によって機器搭載部材2を上下方向に回転可能に保持すると共に、回転連結部材4の下部に設けられた水平回転機構部8によって台座3に嵌合筒部6の軸回りである水平方向に回転可能に取り付けられ、これにより台座3と機器搭載部材2とを連結し、この状態で台座3の上方に機器搭載部材2を保持するように構成されている。
ところで、この回転連結部材4は、図3および図5に示すように、機器搭載部材2の上下方向の回転角度を調整する仰角調整機構14と、機器搭載部材2の水平方向の回転角度を調整する回転角調整機構15と、を備えている。仰角調整機構14は、機器搭載部材2の取付部5内にその回転中心を中心とする円弧に沿って設けられた一対の仰角ラック16と、回転連結部材4の上下回転機構部7に設けられて一対の仰角ラック16に沿って移動しながら順次弾力的に係止される一対の仰角弾性突起17と、を備えている。
この場合、一対の仰角ラック16は、図3および図5に示すように、上下回転機構部7の回転中心、つまり機器搭載部材2の取付部5内に設けられた一対の支持アーム11の各軸受部9に嵌合した回転連結部材4の一対の弾性軸部10を中心とする円弧上に位置する機器搭載部材2の取付部5の内面に一体に形成されている。
すなわち、一対の仰角ラック16は、図3および図5に示すように、一対の弾性軸部10が設けられた回転連結部材4の一対の支持突起部12の各外周に対応する機器搭載部材2の取付部5の内面にそれぞれ設けられている。これら一対の仰角ラック16は、一対の弾性軸部10を中心とする円弧の上下方向に沿って複数の係止歯16aがそれぞれ形成されている。
一対の仰角弾性突起17は、図3、図5および図6に示すように、回転連結部材4の一対の支持突起部12の各上部外周に一体に形成されている。これら一対の仰角弾性突起17は、肉厚の薄い中空の山形状に形成され、その各先端部が一対の仰角ラック16の複数の係止歯16aのいずれかの間に弾力的に係合するように構成されている。
すなわち、この仰角弾性突起17は、図3および図5に示すように、仰角ラック16に沿って相対的に移動する際に、仰角ラック16の複数の係止歯16aを順次弾力的に乗り越えて複数の係止歯16aのいずれかの間に弾力的に係合することにより、回転連結部材4に対する機器搭載部材2の上下方向における回転角度を規制して、機器搭載部材2の仰角を調整するように構成されている。
この場合、仰角ラック16は、図3および図5に示すように、機器搭載部材2の取付部5の内面にその回転中心である一対の弾性軸部10を中心とする円弧に沿って30度〜60度の角度範囲で形成されている。この場合、仰角ラック16の角度範囲は、約45度の範囲で形成されていることが望ましい。また、仰角弾性突起17は、仰角ラック16の最上部に位置する係止歯16a間に係止された際に、機器搭載部材2をほぼ垂直な状態に保持するように構成されている。
また、この仰角弾性突起17は、図3および図4に示すように、仰角ラック16の最下部に位置する係止歯16a間に係止された際に、機器搭載部材2をほぼ45度の角度で傾斜させた状態で保持するように構成されている。これにより、仰角弾性突起17は、仰角ラック16の複数の係止歯16aのいずれかの間に弾力的に係止されることにより、機器搭載部材2をほぼ垂直な状態からほぼ45度傾斜する状態の間で、自由な傾斜角度に調整するように構成されている。
一方、回転角調整機構15は、図3、図5および図7に示すように、台座3の嵌合筒部6の内周に設けられた回転ラック18と、回転連結部材4の筒軸部13の外周に設けられて回転ラック18に沿って移動しながら順次弾力的に係止される回転弾性突起19と、を備えている。回転ラック18は、台座3の嵌合筒部6の内周面の全周に亘って複数の係止歯18aが形成されている。
回転弾性突起19は、図7に示すように、筒軸部13の外周にその外周面から径方向に突出して設けられている。この場合、筒軸部13の外周部には、スリット孔20が回転弾性突起19の上部外周から回転弾性突起19の両側に沿って形成されている。これにより、回転弾性突起19は、その外周に沿って形成されたスリット孔20によって、筒軸部13の外周面から径方向に向けて弾性変形するように構成されている。
このため、この回転弾性突起19は、図3、図5および図7に示すように、回転ラック18に沿って移動する際に、回転ラック18の複数の係止歯18aを順次弾力的に乗り越えて複数の係止歯18aのいずれかの間に弾力的に係合することにより、台座3に対する機器搭載部材2の水平方向における回転角度を規制して、機器搭載部材2の水平方向の回転角を調整するように構成されている。
この場合、回転角調整機構15は、図3、図5〜図7に示すように、回転連結部材4の回転範囲を規制する回転規制部21を備えている。この回転規制部21は、筒軸部13の外周に設けられた規制突起22と、台座3の嵌合筒部6の内周に設けられて、規制突起22が移動可能に挿入する規制溝23と、を備えている。
規制突起22は、図6および図7に示すように、筒軸部13の外周にその外周面から径方向に突出して設けられている。この場合、筒軸部13の外周部には、スリット孔22aが規制突起22の上部外周から規制突起22の両側に沿って形成されている。これにより、規制突起22は、その外周に沿って形成されたスリット孔22aによって、筒軸部13の外周面から径方向に向けて弾性変形するように構成されている。
規制溝23は、図5および図7に示すように、回転ラック18の下側に位置する嵌合筒部6の内周に180度〜330度の角度範囲で形成されている。この場合、規制溝23の角度範囲は、片側回転において160度の範囲で、両側回転において320度の範囲で形成されていることが望ましい。この場合、規制溝23の両端部間には、図7に示すように、筒軸部13の規制突起22が当接するストッパ部23aが設けられている。
これにより、回転規制部21は、図3、図5〜図7に示すように、筒軸部13の規制突起22が台座3の嵌合筒部6の規制溝23内に挿入された状態で、回転連結部材4が回転する際に、規制突起22が規制溝23内を移動し、回転連結部材4が320度回転すると、規制突起22が規制溝23の両端部間に位置するストッパ部23aに当接することにより、回転連結部材4が1回転以上回転しないように構成されている。
また、この回転角調整機構15は、図3、図6、図7に示すように、台座3に対して回転連結部材4を回転可能にロックするロック機構部24を備えている。このロック機構部24は、回転連結部材4の筒軸部13の下部に設けられた一対の上側弾性フック部25と、台座3の嵌合筒部6の内周面に設けられて一対の上側弾性フック部25を円周方向に沿って移動可能に係止する係止溝部26と、を備えている。
これら一対の上側弾性フック部25は、図3、図5〜図7に示すように、回転連結部材4の筒軸部13の下部からその径方向に突出して形成され、その両側に一対の上側スリット孔25aが軸方向に沿って設けられた構成になっている。これにより、一対の上側弾性フック部25は、一対の上側スリット孔25aによって筒軸部13の外周面からその径方向に弾性変形するように構成されている。
係止溝部26は、図3および図7に示すように、台座3の嵌合筒部6の内周面にその円周方向に沿って環状に形成されている。これにより、係止溝部26は、回転連結部材4の筒軸部13が台座3の嵌合筒部6に上方から差し込まれた際に、一対の上側弾性フック部25が挿入して係止されるように構成されている。
これにより、ロック機構部24は、図3および図7に示すように、係止溝部26の内部に一対の上側弾性フック部25が挿入して係止された状態で、回転連結部材4の筒軸部13が台座3の嵌合筒部6内で回転する際に、一対の上側弾性フック部25が係止溝部26内に沿って回転移動することにより、回転連結部材4が回転しても、回転連結部材4の筒軸部13が台座3の嵌合筒部6内から抜け出さないように構成されている。
さらに、この回転表示装置は、図2に示すように、機器搭載部材2の表示装置1の表示回路部1bと台座3内に設けられた台座回路部3aとが、接続ケーブル27によって電気的に接続されるように構成されている。すなわち、この接続ケーブル27は、その一端部が表示装置1の表示回路部1bに接続され、他端部が回転連結部材4の筒軸部13内に延出され、この延出された端部に表示側コネクタ27aが設けられた構成になっている。
また、台座3内の台座回路部3aには、図2に示すように、台座側コネクタ27bが台座3の嵌合筒部6内に配置された状態で設けられている。これにより、表示装置1の表示回路部1bと台座3内に設けられた台座回路部3aとは、接続ケーブル27の表示側コネクタ27aが台座3内の台座側コネクタ27bに接続されることにより、電気的に接続されるように構成されている。
ところで、この回転表示装置は、図8および図9に示すように、台座3に対する機器搭載部材2の高さを調整する第1、第2の各高さ調整支持部材30、31を備えている。これら第1、第2の各高さ調整支持部材30、31は、その上下方向の長さが異なるだけで、同じ構成になっている。すなわち、第1の高さ調整支持部材30は、その上下方向の長さが第2の高さ調整支持部材31の上下方向の長さよりも短く形成されている。
このため、以下の説明は、第1の高さ調整支持部材30について説明する。この第1の高さ調整支持部材30は、図10および図11に示すように、全体がほぼ円筒状に形成され、その下部に設けられて台座3の嵌合筒部6に着脱可能に取り付けられる下側取付機構部32と、上部に設けられて回転連結部材4が回転可能でかつ着脱可能に取り付けられる上側取付機構部33と、を備えている。
この第1の高さ調整支持部材30の下側取付機構部32は、図10および図11に示すように、台座3に設けられた円筒状の嵌合筒部6と、第1の高さ調整支持部材30の下部に設けられて嵌合筒部6に回転可能に挿入する下側筒軸部34と、を備えている。また、この下側取付機構部32は、台座3の嵌合筒部6に第1の高さ調整支持部材30の下側筒軸部34を回転可能な状態で軸方向に対してロックする下側ロック機構部35と、台座3の嵌合筒部6に対する第1の高さ調整支持部材30の下側筒軸部34の回転を阻止する回転止め部45と、を備えている。
この下側取付機構部32の下側ロック機構部35は、図10および図11に示すように、第1の高さ調整支持部材30の下側筒軸部34に設けられた複数の下側弾性フック部36と、台座3の嵌合筒部6に設けられて下側弾性フック部36を係脱可能に係止する下側係止溝部である係止溝部26と、を備えている。
この場合、複数の下側弾性フック部36は、図10および図11に示すように、下側筒軸部34の下端部にその下側に向けて突出して形成され、この状態で下側筒軸部34の径方向に弾性変形するように構成されている。これにより、複数の下側弾性フック部36は、その弾性係合力が上側弾性フック部25の弾性係合力よりも大きく形成されている。
また、回転止め部45は、図10および図11に示すように、台座3の嵌合筒部6の内周面に設けられた回転ラック18と、第1の高さ調整支持部材30の下側筒軸部34の外周面に設けられて回転ラック18に係止される固定突起46と、を備えている。この固定突起46は、下側筒軸部34の外周面に形成された山形状の突起であり、下側筒軸部34の径方向に弾性変形しないように構成されている。
これにより、この回転止め部45は、図10および図11に示すように、台座3の嵌合筒部6に第1の高さ調整支持部材30の下側筒軸部34が挿入されて嵌め込まれた際に、固定突起46が回転ラック18の複数の係止歯18aのいずれかの間に係止され、この状態で固定突起46が回転ラック18の複数の係止歯18aを乗り越えずに、回転ラック18に対して固定されることにより、台座3の嵌合筒部6に対する第1の高さ調整支持部材30の下側筒軸部34の回転を阻止するように構成されている。
一方、第1の高さ調整支持部材30の上側取付機構部33は、図10および図11に示すように、第1の高さ調整支持部材30の上部に設けられ上側嵌合筒部37と、回転連結部材4の下部に設けられて第1の高さ調整支持部材30の上側嵌合筒部37に回転可能に挿入する上側筒軸部である筒軸部13と、第1の高さ調整支持部材30の上側嵌合筒部37に回転連結部材4の筒軸部13を回転可能な状態で軸方向に対してロックする上側ロック機構部38と、を備えている。
この上側取付機構部33の上側ロック機構部38は、図12に示すように、回転連結部材4の筒軸部13に設けられた上側弾性フック部25と、第1の高さ調整支持部材30の上側嵌合筒部37に設けられて上側弾性フック部25を係脱可能に係止する上側係止溝部39と、を備えている。
この上側係止溝部39は、図12に示すように、台座3の嵌合筒部6の内周面に設けられた係止溝部26と同様、第1の高さ調整支持部材30の上側嵌合筒部37の内周面にその円周方向に沿って環状に形成されている。これにより、上側ロック機構部38は、回転連結部材4の筒軸部13が第1の高さ調整支持部材30の上側嵌合筒部37に上方から差し込まれた際に、一対の上側弾性フック部25が挿入して係止されるように構成されている。
また、この上側ロック機構部38は、図10および図12に示すように、上側係止溝部39内に一対の上側弾性フック部25が係止された状態で、回転連結部材4の筒軸部13が第1の高さ調整支持部材30の上側嵌合筒部37内で回転する際に、一対の上側弾性フック部25が上側係止溝部39内に沿って回転移動することにより、回転連結部材4が回転しても、回転連結部材4の筒軸部13が第1の高さ調整支持部材30の上側嵌合筒部37内から抜け出さないように構成されている。
さらに、この上側取付機構部33も、図10および図12に示すように、回転角調整機構40と回転規制部41とを備えている。回転角調整機構40は、第1の高さ調整支持部材30の上側嵌合筒部37の内周面にその回転中心を中心とする円弧に沿って設けられた回転ラック42と、回転連結部材4の筒軸部13の外周面に設けられて回転ラック42に沿って移動しながら順次弾力的に係止される回転弾性突起19と、を備えている。
回転ラック42は、図12に示すように、上側取付機構部33の上側嵌合筒部37の内周面の全周に亘って複数の係止歯42aが形成されている。回転弾性突起19は、回転ラック42に沿って移動しながら順次係止歯42a間に弾力的に係止されるように構成されている。
これにより、回転角調整機構40は、図10〜図12に示すように、回転ラック42の複数の係止歯42aを順次弾力的に乗り越えて複数の係止歯42aのいずれかの間に弾力的に係合することにより、台座3に対する機器搭載部材2の水平方向における回転角度を規制して、機器搭載部材2の水平方向の回転角を調整するように構成されている。
また、この上側取付機構部33の回転規制部41は、図10〜図12に示すように、筒軸部13の外周に設けられた規制突起22と、上側嵌合筒部37の内周に設けられて、規制突起22が移動可能に挿入する規制溝43と、を備えている。この規制溝43は、台座3の嵌合筒部6に設けられた規制溝23と同様、回転ラック42の下側に位置する上側嵌合筒部37の内周に180度〜330度の角度範囲で設けられている。
この場合にも、その角度範囲は、320度の角度範囲で設けられていることが望ましい。また、この規制溝43の両端部間には、図12に示すように、筒軸部13の規制突起22が当接するストッパ部43aが設けられている。これにより、回転規制部41は、回転連結部材4が回転する際に、規制突起22が規制溝43内を移動し、回転連結部材4が320度回転すると、規制突起22が規制溝43のストッパ部43aに当接することにより、回転連結部材4が1回転以上回転しないように構成されている。
この第1の高さ調整支持部材30内には、図10に示すように、延長接続ケーブル44が配置されている。この延長接続ケーブル44は、その長さが第1の高さ調整支持部材30の上下方向の長さとほぼ同じ長さに形成されている。この延長接続ケーブル44は、その下端部に設けられた下側コネクタ44aが、台座3内の台座回路部3aに接続された台座側コネクタ27bに接続されるように構成されている。
また、この延長接続ケーブル44は、図10に示すように、上端部に設けられた上側コネクタ44bが、表示装置1の表示回路部1bに接続された接続ケーブル27の表示側コネクタ27aに接続されるように構成されている。これにより、表示装置1の表示回路部1bと台座3内に設けられた台座回路部3aとは、接続ケーブル27の表示側コネクタ27aが延長接続ケーブル44の上側コネクタ44bに接続され、延長接続ケーブル44の下側コネクタ44aが台座3内の台座側コネクタ27bに接続されることにより、電気的に接続されるように構成されている。
同様に、第2の高さ調整支持部材31は、図9に示すように、その上下方向の長さが第1の高さ調整支持部材30の上下方向の長さよりも長く形成されており、これ以外は第1の高さ調整支持部材30とまったく同じ構成になっている。この場合にも、第2の高さ調整支持部材31内には、延長接続ケーブル(図示せず)が配置されている。この延長接続ケーブルは、その長さが第1の高さ調整支持部材30の延長接続ケーブル44よりも長く形成されており、これ以外は第1の高さ調整支持部材30の延長接続ケーブル44と同じ構成になっている。
次に、このような回転表示装置の作用について説明する。
まず、この回転表示装置を第1、第2の各高さ調整支持部材30、31を用いずに組み立てる場合について説明する。このときには、まず、機器搭載部材2に表示装置1を組み付け、この状態で表示装置1の表示回路部1aに接続ケーブル27を接続し、この接続ケーブル27を機器搭載部材2の取付部5から機器搭載部材2の外部に引き出す。
この状態で、機器搭載部材2の取付部5に回転連結部材4を取り付ける。このときには、接続ケーブル27の表示側コネクタ27aを回転連結部材4内に挿入させて回転連結部材4の筒軸部13から引き出す。そして、上下回転機構部7における回転連結部材4の一対の支持突起部12を機器搭載部材2の取付部5内に挿入させて、一対の支持突起部12を取付部5内に設けられた一対の支持アーム部11間に配置する。
このときには、上下回転機構部7における一対の支持突起部12に設けられた一対の弾性軸部10が、一対の支持アーム部11の各対向部11aによって互いに接近する方向に押される。このため、上下回転機構部7における一対の弾性軸部10は、その外周に沿って形成されたスリット孔12aによって、互いに接近する方向に弾性変形して一対の支持アーム11の各対向部11a間に配置される。
この状態で、一対の弾性軸部10が一対の支持突起部12の各軸受部9に対応した際に、一対の弾性軸部10が互いに押し広げられる方向に弾性変形して、一対の弾性軸部10が一対の支持突起部12の各軸受部9内に回転可能に挿入して嵌合する。これにより、回転連結部材4が機器搭載部材2に回転可能に連結され、上下回転機構部7が構成される。この状態では、一対の弾性軸部10を中心に機器搭載部材2が上下方向に回転する。
また、このときには、仰角調整機構14における一対の仰角ラック16に一対の仰角弾性突起17が移動可能に係合する。すなわち、一対の仰角ラック16は、上下回転機構部7の回転中心である一対の弾性軸部10を中心とする円弧上に位置する機器搭載部材2の取付部5の内面、つまり一対の弾性軸部10が設けられた回転連結部材4の一対の支持突起部12の各外周に対応する機器搭載部材2の取付部5の内面にそれぞれ一体に形成されている。
一方、仰角調整機構14の一対の仰角弾性突起17は、回転連結部材4の一対の支持突起部12の各上部外周に一体に形成されている。このため、一対の弾性軸部10が一対の支持突起部12の各軸受部9に回転可能に嵌合した際には、一対の仰角弾性突起17が一対の仰角ラック16の複数の係止歯16aのいずれかの間に弾力的に係合する。これにより、仰角調整機構14が構成され、回転連結部材4に対する機器搭載部材2の上下方向における回転角度が規制されて、機器搭載部材2の仰角が調整可能な状態になる。
この後、回転連結部材4を台座3に取り付ける。このときには、予め、接続ケーブル27の表示側コネクタ27aを台座3の台座側コネクタ27bに接続する。そして、水平回転機構部8における台座3に設けられた嵌合筒部6に、回転連結部材4の下部に形成された筒軸部13を差し込んで回転可能に取り付ける。
このときには、筒軸部13の上部外周に設けられた当接部13aが嵌合筒部6の上端部に回転可能に当接し、台座3に対する回転連結部材4の上下方向の高さ位置が規制される。これにより、水平回転機構部8が構成され、回転連結部材4が台座3に対してその嵌合筒部6の軸回りである水平方向に回転可能な状態で取り付けられる。
この状態では、回転連結部材4の上部に設けられた上下回転機構部7によって、機器搭載部材2が回転連結部材4に上下方向に回転可能に保持されると共に、回転連結部材4の下部に設けられた水平回転機構部8によって、台座3に回転連結部材4が嵌合筒部6の軸回りである水平方向に回転可能に取り付けられる。これにより、回転連結部材4によって台座3と機器搭載部材2とが連結され、この状態で台座3の上方に機器搭載部材2が保持される。
このように、水平回転機構部8によって回転連結部材4が台座3に対して回転可能に取り付けられる際には、回転角調整機構15における回転ラック18に回転弾性突起19が移動可能に係合する。すなわち、回転ラック18は、台座3の嵌合筒部6の内周面に一体に形成されている。回転弾性突起19は、回転連結部材4の筒軸部13の外周部に一体に形成され、この回転弾性突起19の上部外周から回転弾性突起19の両側に亘ってスリット孔20が設けられている。
このため、回転連結部材4が台座3に対して回転可能に取り付けられた際には、回転弾性突起19が回転ラック18の複数の係止歯18aのいずれかの間に弾力的に係合する。これにより、回転角調整機構15が構成され、台座3に対する回転連結部材4の水平方向における回転角度が規制されて、機器搭載部材2の水平方向における回転角が調整可能な状態になる。
また、このときには、回転規制部21における筒軸部13の外周に設けられた規制突起22が、その上部外周から規制突起22の両側部に沿って形成されたスリット孔22aによって径方向に弾性変形して、台座3の嵌合筒部6の内周に設けられた規制溝23内に移動可能に挿入する。すなわち、規制溝23は、回転ラック18の下側に位置する嵌合筒部6の内周に320度の範囲で形成されており、この規制溝23の両端部間には、筒軸部13の規制突起22が当接するストッパ部23aが設けられている。
これにより、筒軸部13の規制突起22が台座3の嵌合筒部6の規制溝23内に挿入された状態で、回転連結部材4が回転する際には、規制突起22が規制溝23内を移動する。そして、回転連結部材4が320度回転すると、規制突起22が規制溝23の両端部間に位置するストッパ部23aに当接する。これにより、回転連結部材4が1回転以上回転することがない。
さらに、水平回転機構部8によって回転連結部材4が台座3に対して回転可能に取り付けられる際には、ロック機構部24における回転連結部材4の筒軸部13の下部に設けられた一対の上側弾性フック部25が、台座3の嵌合筒部6の内周面に設けられた係止溝部26にその円周方向に沿って移動可能に係止される。
すなわち、一対の上側弾性フック部25は、回転連結部材4の筒軸部13の下部からその径方向に突出して形成され、その両側に一対の上側スリット孔25aが軸方向に沿って設けられている。このため、一対の上側弾性フック部25は、一対の上側スリット孔25aによって筒軸部13の外周面からその径方向に弾性変形する。また、係止溝部26は、台座3の嵌合筒部6の内周面にその円周方向に沿って環状に形成されている。
これにより、一対の上側弾性フック部25は、回転連結部材4の筒軸部13が台座3の嵌合筒部6に上方から差し込まれる際に、一対の上側スリット孔25aによって筒軸部13の外周面からその径方向に弾性変形して係止溝部26内に挿入されて係止される。この状態では、回転連結部材4の筒軸部13が台座3の嵌合筒部6内で回転する際に、一対の上側弾性フック部25が係止溝部26内に沿って回転移動しても、回転連結部材4の筒軸部13が台座3の嵌合筒部6内から抜け出すことがない。
次に、このように組み立てられた回転表示装置の作用について説明する。
まず、表示装置1を前後方向に傾ける場合には、仰角調整機構14の一対の仰角ラック16に対する一対の仰角弾性突起17の係合力に抗して、機器搭載部材2を上下回転機構部7の回転中心を中心に上下方向に回転させれば良い。
例えば、表示装置1をほぼ垂直な状態に起立させる場合には、機器搭載部材2の下部を回転連結部材4に向けて押す。すると、機器搭載部材2が上下回転機構部7の回転中心である回転連結部材4の一対の弾性軸部10を中心に図5において反時計回りに回転して起立する。このときには、仰角調整機構14における回転連結部材4の一対の仰角弾性突起17が機器搭載部材2の一対の仰角ラック16に沿って相対的に移動する。
すなわち、仰角弾性突起17は、図5に示すように、仰角ラック16に沿って相対的に反時計回りに移動しながら仰角ラック16の複数の係止歯16aを順次弾力的に乗り越えて、仰角ラック16の最上部に位置する係止歯16a間に係止される。これにより、回転連結部材4に対する機器搭載部材2の上下方向における回転角度が規制されて、機器搭載部材2がほぼ垂直な状態に保持される。
また、表示装置1を見易い角度に傾ける場合には、機器搭載部材2の上部を回転連結部材4の上部側に向けて押すと、機器搭載部材2が上下回転機構部7の回転中心である回転連結部材4の一対の弾性軸部10を中心に図5において時計回りに回転して傾く。このときにも、仰角調整機構14における回転連結部材4の一対の仰角弾性突起17が機器搭載部材2の一対の仰角ラック16に沿って相対的に移動する。
すなわち、仰角弾性突起17は、図5に示すように、仰角ラック16に沿って相対的に時計回りに移動しながら仰角ラック16の複数の係止歯16aを順次弾力的に乗り越えて、仰角ラック16の下部側に位置する係止歯16a間に係止される。これにより、回転連結部材4に対する機器搭載部材2の上下方向における回転角度が規制されて、機器搭載部材2が所定角度に傾いた状態で保持される。
一方、表示装置1を水平方向に回転させる場合には、回転角調整機構15の回転ラック18に対する回転弾性突起19の係合力に抗して、機器搭載部材2を水平回転機構部8の回転中心を中心に水平方向に回転させれば良い。例えば、表示装置1を左右のいずれかの方向に回転させる場合には、機器搭載部材2の左右のいずれかの側部を後方に向けて押す。すると、機器搭載部材2が水平回転機構部8の回転中心である回転連結部材4の筒軸部13の軸中心を中心に台座3の上方で回転する。
このときには、回転調整機構15における回転連結部材4の筒軸部13の回転弾性突起19が台座3の嵌合筒部6の回転ラック18に沿って移動する。すなわち、回転弾性突起19が回転ラック18に沿って移動する際には、回転弾性突起19が回転ラック18の複数の係止歯18aを順次弾力的に乗り越えて複数の係止歯18aのいずれかの間に弾力的に係合する。これにより、台座3に対する機器搭載部材2の水平方向における回転角度が規制され、機器搭載部材2の水平方向の回転角が調整される。
この場合、機器搭載部材2が水平回転機構部8の回転中心を中心に回転する際には、回転角調整機構15の回転規制部21によって機器搭載部材2の回転範囲が規制される。すなわち、回転規制部21は、筒軸部13の規制突起22が台座3の嵌合筒部6の規制溝23内に挿入された状態で、回転連結部材4が回転する。
このときには、規制突起22が規制溝23内を移動し、回転連結部材4が320度回転すると、規制突起22が規制溝23の両端部間に位置するストッパ部23aに当接する。これにより、回転連結部材4が1回転以上回転することがない。このため、表示装置1の表示回路部1bと台座3の台座回路部3aとを接続する接続ケーブル27が1回転以上捩れることがない。
ところで、この回転表示装置をレジスタが配置された清算所で使用する際に、例えば表示装置1をレジスタの使用者に向けて使用する場合には、台座3を動かす必要がなく、機器搭載部材2を水平回転機構部8によって水平方向に回転させるだけで、表示装置1を使用者に向けることができる。この場合、表示装置1の高さが低過ぎて表示装置1が見にくいときには、機器搭載部材2を上下回転機構部7によって上下方向に回転させて、機器搭載部材2を上向きに傾けることにより、見易くすることができる。
また、表示装置1をお客に向けて使用する場合にも、台座3を動かす必要がなく、機器搭載部材2を水平回転機構部8によって水平方向に回転させるだけで、表示装置1をお客に向けることができる。この場合、表示装置1の高さが低過ぎてお客が表示装置1を見にくいときには、機器搭載部材2を上下回転機構部7によって上下方向に回転させて、機器搭載部材2を上向きに傾けることにより、見易くすることができる。
次に、この回転表示装置において、表示装置1の高さを調整する場合について説明する。
この場合には、台座3から回転連結部材4を取り外して、第1、第2の各高さ調整支持部材30、31のうち、例えば表示装置1の高さに合う第1の高さ調整支持部材30を台座3に取り付ける。このときには、まず、台座3から回転連結部材4を取り外した際に、接続ケーブル27の表示側コネクタ27aを台座3の台座側コネクタ27bから取り外す。
そして、第1の高さ調整支持部材30の上下方向の長さとほぼ同じ長さの延長接続ケーブル44の下側コネクタ44aを台座3の台座側コネクタ27bに接続し、この延長接続ケーブル44を第1の高さ調整支持部材30内に挿入させて、延長接続ケーブル44の上側コネクタ44bを第1の高さ調整支持部材30の上端部から引き出す。この状態で、第1の高さ調整支持部材30を台座3に取り付ける。
このときには、第1の高さ調整支持部材30における下側取付機構部32の下側筒軸部34を台座3の嵌合筒部6に差し込んで嵌め込み、下側取付機構部32の下側ロック機構部35によって第1の高さ調整支持部材30の下側筒軸部34を台座3の嵌合筒部6にロックすると共に、回転止め部45によって台座3の嵌合筒部6に対する下側取付機構部32の下側筒軸部34の回転を阻止する。
すなわち、下側筒軸部34が台座3の嵌合筒部6に差し込まれると、下側ロック機構部35の下側弾性フック部36が、台座3の嵌合筒部6に設けられた下側係止溝部である係止溝部26内に弾力的に挿入されて係止される。これにより、第1の高さ調整支持部材30が台座3の嵌合筒部6から不用意に抜け出すことがなく、台座3の嵌合筒部6に起立した状態で取り付けられる。
また、このときには、台座3の嵌合筒部6の内周面に設けられた回転ラック18の複数の係止歯18aのいずれかの間に、下側取付機構部32の下側筒軸部34の外周面に設けられた固定突起46が噛み合って係止される。これにより、固定突起46が回転ラック18の複数の係止歯18aを乗り越えることがなく、回転ラック18に対して固定されるため、台座3の嵌合筒部6に対して第1の高さ調整支持部材30の下側筒軸部34がその軸方向に回転することがない。
この状態で、第1の高さ調整支持部材30に回転連結部材4を取り付ける。このときには、まず、表示装置1の表示回路部1bに接続された接続ケーブル27の表示側コネクタ27aを第1の高さ調整支持部材30の上端部側に位置する延長接続ケーブル44の上側コネクタ44bに接続する。この状態で、第1の高さ調整支持部材30における上側取付機構部33の上側嵌合筒部37に回転連結部材4の上側筒軸部である筒軸部13を差し込んで回転可能に取り付ける。
このときには、上側取付機構部33の上側ロック機構部38によって回転連結部材4の筒軸部13が第1の高さ調整支持部材30の上側嵌合筒部37にロックされる。すなわち、第1の高さ調整支持部材30の上側嵌合筒部37に回転連結部材4の筒軸部13が差し込まれる際には、回転連結部材4の筒軸部13に設けられた上側弾性フック部25が、上側嵌合筒部37の上側係止溝部39内に弾力的に挿入されて係止される。これにより、回転連結部材4の筒軸部13が上側嵌合筒部37内から不用意に抜け出すことがない。
また、このように第1の高さ調整支持部材30に回転連結部材4が取り付けられた際には、回転角調整機構40における第1の高さ調整支持部材30の上側嵌合筒部37の内周面に設けられた回転ラック42に、回転連結部材4の筒軸部13の外周面に設けられた回転弾性突起19が、回転ラック42に沿って移動可能な状態で係止される。
すなわち、回転角調整機構40は、下側取付機構部32の回転止め部45によって台座3の嵌合筒部6に対して下側筒軸部34が回転することがないため、回転ラック42の複数の係止歯42aを順次弾力的に乗り越えて複数の係止歯42aのいずれかの間に弾力的に係合する。これにより、台座3に対する機器搭載部材2の水平方向における回転角度が規制され、機器搭載部材2の水平方向の回転角が調整される。
また、このときには、上側取付機構部33の回転規制部41によって、第1の高さ調整支持部材30に対する回転連結部材4の回転範囲が規制される。すなわち、回転規制部41は、回転連結部材4の筒軸部13の外周に設けられた規制突起22が、第1の高さ調整支持部材30の上側嵌合筒部37の内周に設けられた規制溝43内に挿入された状態で、回転連結部材4が回転する。
このときには、規制突起22が規制溝43内を移動し、回転連結部材4が320度回転すると、規制突起22が規制溝43の両端部間に位置するストッパ部43aに当接する。これにより、回転連結部材4が1回転以上回転することがない。このため、第1の高さ調整支持部材30内に配置された延長接続ケーブル44およびこれに接続された接続ケーブル27が1回転以上捩れることがない。
これにより、第1の高さ調整支持部材30を台座3に取り付けて表示装置1の高さを調整した場合にも、台座3を動かす必要がなく、機器搭載部材2を上側取付機構部33によって水平方向に回転させるだけで、表示装置1を水平方向に回転させて見易い向きに変えることができる。この場合にも、機器搭載部材2を上下回転機構部7によって上下方向に回転させて、機器搭載部材2の向きを見易い向きに傾けることができる。
ところで、この回転表示装置において表示装置1の高さを更に高く調整する場合には、第1の高さ調整支持部材30を取り外して第2の高さ調整支持部材31に代えれば良い。すなわち、第1の高さ調整支持部材30を取り外す際には、第1の高さ調整支持部材30における上側取付機構部33の上側嵌合筒部37から回転連結部材4の上側筒軸部である筒軸部13を取り外す。
このときには、台座3に着脱可能に取り付けられる下側取付機構部32の着脱力が、回転連結部材4に着脱可能に取り付けられる上側取付機構部33の着脱力よりも大きい。このため、上側取付機構部33における第1の高さ調整支持部材30の上側嵌合筒部37から回転連結部材4の上側筒軸部である筒軸部13を取り外す際には、下側取付機構部32の下側筒軸部34が台座3の嵌合筒部6から抜け出すことがなく、回転連結部材4の筒軸部13を第1の高さ調整支持部材30の上側嵌合筒部37から取り外すことができる。
すなわち、下側取付機構部32の下側筒軸部34に設けられた下側弾性フック部36は、その上側にスリット孔が設けられておらず、回転連結部材4の筒軸部13に設けられた上側弾性フック部25は、そ上側に上側スリット孔25aが軸方向に沿って形成されている。このため、下側弾性フック部36は、その弾性係合力が上側弾性フック部25の弾性係合力よりも大きく形成されている。
これにより、機器搭載部材2を第1の高さ調整支持部材30から取り外際に、第1の高さ調整支持部材30の下側筒軸部34が台座3の嵌合筒部6から抜け出すことがなく、回転連結部材4の筒軸部13を第1の高さ調整支持部材30の上側嵌合筒部37から取り外すことができる。
このように、機器搭載部材2に取り付けられた回転連結部材4を第1の高さ調整支持部材30から取り外す際に、必ず、回転連結部材4の筒軸部13を第1の高さ調整支持部材30の上側嵌合筒部37から取り外すことができるので、機器搭載部材2を第1の高さ調整支持部材30から安全に取り外すことができ、これにより機器搭載部材2を落として表示装置1を破損する恐れがないので、使い勝手が良い。
このように、第1の高さ調整支持部材30を取り外した後は、第2の高さ調整支持部材31を第1の高さ調整支持部材30と同様に台座3に取り付けることができ、この第2の高さ調整支持部材31の上部に回転連結部材4を取り付けることができる。これにより、表示装置1の高さを更に高くすることができる。このときにも、延長接続ケーブル44を第2の調整支持部材31の上下方向の長さと同じ長さの延長接続ケーブル(図示せず)に交換すればよい。
このように、この回転表示装置の仰角調整機構14によれば、表示装置1を搭載する機器搭載部材2と、この機器搭載部材2の下側に位置する台座3と、機器搭載部材2を上下方向に回転可能に保持し、かつ台座3に対して取り付けられる回転連結部材4と、機器搭載部材2にその上下方向の回転中心を中心とする円弧に沿って設けられた仰角ラック16と、回転連結部材4に設けられて仰角ラック16に沿って移動しながら順次弾力的に係止される仰角弾性突起17と、を備えていることにより、部品点数を抑制した簡単な構造で、別部品を必要とせず、容易に組立作業ができると共に、生産性の向上を図ることができる。
すなわち、この回転表示装置の仰角調整機構14では、機器搭載部材2に回転連結部材4を上下方向に回転可能に取り付ける際に、仰角弾性突起17を仰角ラック16に沿って移動可能な状態で、仰角ラック16に弾力的に係止させることができるので、機器搭載部材2を任意の角度に傾けることができる。このため、構造が簡単で、別部品を全く必要としないため、部品点数を抑えることができ、これにより容易に組立作業ができると共に、生産性の向上を図ることができる。
この場合、仰角調整機構14は、機器搭載部材2に設けられた軸受部9と、回転連結部材4に設けられて軸受部9にその軸方向に弾性変形して嵌合する弾性軸部10と、を有し、弾性軸部10を中心に機器搭載部材2を上下方向に回転させる上下回転機構部7を備えていることにより、回転連結部材4を機器搭載部材2に連結する際に、回転連結部材4の弾性軸部10を弾性変形させることができるので、この弾性軸部10の弾性変形によって弾性軸部10を機器搭載部材2の軸受部9に簡単にかつ容易に嵌合させることができる。
このため、この仰角調整機構14では、回転連結部材4を機器搭載部材2に連結する際に、回転連結部材4の弾性軸部10を弾性変形させて機器搭載部材2の軸受部9に簡単にかつ容易に嵌合させることができると共に、仰角弾性突起17を仰角ラック16に沿って移動可能な状態で、仰角ラック16に弾力的に係止させることができるので、より一層、組立作業性が良く、生産性の向上を図ることができる。
また、この仰角調整機構14では、仰角ラック16が機器搭載部材2にその回転中心を中心とする円弧に沿って30度〜60度の角度範囲で設けられていることにより、必要以上に機器搭載部材2が上下方向に傾くことがないので、機器搭載部材2を良好な角度に傾けることができる。この場合、仰角ラック16は、45度の角度範囲で形成されていることにより、機器搭載部材2をほぼ垂直な状態から45度の角度で傾斜する間で、機器搭載部材2を確実にかつ良好に傾けることができる。
また、この回転表示装置の回転角調整機構15によれば、表示装置1を搭載する機器搭載部材2と、機器搭載部材2の下側に位置する台座3と、機器搭載部材2を保持して台座3に水平方向に回転可能に取り付けられる回転連結部材4と、台座3に回転連結部材4の水平方向の回転中心を中心とする円弧に沿って設けられた回転ラック18と、回転連結部材4に設けられて回転ラック18に沿って移動しながら順次弾力的に係止される回転弾性突起19と、を備えていることにより、部品点数を抑制した簡単な構造で、別部品を必要とせず、容易に組立作業ができる共に、生産性の向上を図ることができる。
すなわち、この回転表示装置の回転角調整機構15では、台座3に回転連結部材4を水平方向に回転可能に取り付ける際に、回転弾性突起19を回転ラック18に沿って移動可能な状態で、回転ラック18に弾力的に係止させることができるので、機器搭載部材2を水平方向における任意の向きに回転させることができる。このため、構造が簡単で、別部品を全く必要としないため、部品点数を抑えることができ、これにより容易に組立作業ができると共に、生産性の向上を図ることができる。
この場合、この回転角調整機構15は、台座3に設けられた円筒状の嵌合筒部6と、回転連結部材4に設けられて台座3の嵌合筒部6に回転可能に挿入する筒軸部13と、を有し、台座3の嵌合筒部6の軸中心を中心として回転連結部材4を水平方向に回転させる水平回転機構部8を備えていることにより、回転連結部材4を台座3に連結する際に、回転連結部材4の筒軸部13を台座3の嵌合筒部6に差し込むだけで、回転連結部材4の筒軸部13を台座3の嵌合筒部6に簡単にかつ容易に嵌合させることができる。
このため、この回転角調整機構15では、回転ラック18が台座3の嵌合筒部6の内周面に沿って設けられ、回転弾性突起19が回転連結部材4の筒軸部13の外周面にその径方向に弾力的に突出して設けられていることにより、回転連結部材4を機器搭載部材2に連結する際に、回転連結部材4の筒軸部13を台座3の嵌合筒部6に差し込むだけで、回転連結部材4の筒軸部13を台座3の嵌合筒部6に嵌合させることができると共に、回転弾性突起19を回転ラック18に弾力的に係止させることができるので、より一層、組立作業性が良く、生産性の向上を図ることができる。
この場合、この回転角調整機構15では、回転ラック18および回転弾性突起19を備えていても、部品点数が増加しないばかりか、回転連結部材4を機器搭載部材2に連結する際に、回転連結部材4の筒軸部13を台座3の嵌合筒部6に差し込んで、回転連結部材4の筒軸部13を台座3の嵌合筒部6に嵌合させるだけで、回転弾性突起19を回転ラック18に簡単にかつ確実に係止させることができる。
また、この回転角調整機構15では、台座3に回転連結部材4を回転可能な状態で軸方向に対してロックするロック機構部24を備えていることにより、回転連結部材4の筒軸部13を台座3の嵌合筒部6に差し込んだ際に、ロック機構部24によって回転連結部材4の筒軸部13を台座3の嵌合筒部6に回転可能な状態で軸方向に対してロックすることができ、これにより回転連結部材4の筒軸部13が台座3の嵌合筒部6から不用意に抜け出すのを防ぐことができる。
すなわち、このロック機構部24は、回転連結部材4の下部外周に設けられた上側弾性フック部25と、台座3の嵌合筒部6に設けられて上側弾性フック部25を回転移動可能な状態で軸方向に係止する係止溝部26と、を備えていることにより、回転連結部材4の筒軸部13を台座3の嵌合筒部6に差し込む際に、上側弾性フック部25を弾性変形させて係止溝部26内に挿入させることができるので、上側弾性フック部25を係止溝部26に簡単にかつ確実に係止させることができる。
また、この回転角調整機構15では、回転連結部材4の回転範囲を規制する回転規制部21を備えていることにより、回転連結部材4の回転範囲を所定の角度範囲に位置規制することができる。すなわち、この回転規制部21は、筒軸部13の規制突起22が台座3の嵌合筒部6の規制溝23内に挿入された状態で、回転連結部材4が回転する際に、規制突起22を規制溝23の両端部間に位置するストッパ部23aに当接させることにより、回転連結部材4の回転範囲を所定の角度範囲に位置規制することができる。
この場合、回転規制部21は、回転連結部材4の回転範囲を180度〜330度の角度範囲で、好ましくは320度の角度範囲で位置規制することにより、機器搭載部材2を所定の角度範囲内において水平方向に良好に回転させることができると共に、回転連結部材4が1回転以上回転するのを防ぐことができ、これにより表示装置1の表示回路部1bと台座3の台座回路部3aとを接続する接続ケーブル27が1回転以上捩れないようにすることができる。
このように、この回転表示装置によれば、機器である表示装置1を搭載する機器搭載部材2と、この機器搭載部材2の下側に位置する台座3と、機器搭載部材2を上下方向に回転可能に保持し、かつ台座3に対して水平方向に回転可能に取り付けられる回転連結部材4と、機器搭載部材2の上下方向の回転角度を調整する仰角調整機構14と、機器搭載部材2の水平方向の回転角度を調整する回転角調整機構15と、を備えていることにより、回転連結部材4によって台座3と機器搭載部材2とを連結する際に、別部品を全く必要とせずに、仰角調整機構14と回転角調整機構15とを組み込むことができる。
このため、この回転表示装置では、回転連結部材4だけの必要最小限の部品点数で、台座3と機器搭載部材2とを確実にかつ良好に連結することができ、この状態で台座3の上方に機器搭載部材2を良好に保持することができると共に、仰角調整機構14によって機器搭載部材2の上下方向の回転角度を調整して、表示装置1の上下方向における傾きを良好に調整することができ、回転角調整機構15によって機器搭載部材2の水平方向の回転角度を調整して、表示装置1の左右方向における向きを各何時にかつ良好に調整することができる。
なお、上述した実施形態では、仰角調整機構14の一対の仰角ラック16を機器搭載部材2の取付部5に設け、一対の仰角弾性突起17を回転連結部材4の一対の支持突起部12に設けた構成である場合について述べたが、これに限らず、一対の仰角ラック16を回転連結部材4の一対の支持突起部12に設け、一対の仰角弾性突起17を機器搭載部材2の取付部5に設けた構成であっても良い。
また、上述した実施形態では、回転角調整機構15の回転ラック18を台座3の嵌合筒部6の内周に設け、回転弾性突起19を回転連結部材4の筒軸部13の外周に設けた構成である場合について述べたが、これに限らず、回転ラック18を回転連結部材4の筒軸部13の外周に設け、回転弾性突起19を台座3の嵌合筒部6の内周に設けた構成であっても良い。
また、上述した実施形態では、回転止め部45が、台座3の嵌合筒部6の内周面に設けられた回転ラック18と、第1、第2の高さ調整支持部材30、31の下側筒軸部34の外周面に設けられて回転ラック18に係止される固定突起46と、を備えている場合について述べたが、これに限らず、台座3の嵌合筒部6の内周面に係止凹部を設け、この係止凹部に係止される弾性突起を第1、第2の高さ調整支持部材30、31の下側筒軸部34の外周面に設けた構成であっても良い。
さらに、上述した実施形態およびその各変形例では、表示装置1を備えた回転表示装置に適用した場合について述べたが、必ずしも回転表示装置である必要はなく、例えばスポットライトを備えた回転照明装置、カメラを備えた監視カメラ装置、スピーカを備えた回転式音響機器などの各種の回転式の電子機器に広く適用することができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明は、これに限られるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
請求項1に記載の発明は、機器を搭載する機器搭載部材と、前記機器搭載部材の下側に位置する台座と、前記機器搭載部材を上下方向に回転可能に保持し、かつ前記台座に対して取り付けられる回転連結部材と、前記機器搭載部材と前記回転連結部材との一方に前記機器搭載部材の上下方向の回転中心を中心とする円弧に沿って設けられた仰角ラックと、前記機器搭載部材と前記回転連結部材との他方に設けられて前記仰角ラックに沿って移動しながら順次弾力的に係止される仰角弾性突起と、を備えていることを特徴とする仰角調整機構である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の仰角調整機構において、前記機器搭載部材に設けられた軸受部と、前記回転連結部材に設けられて前記軸受部にその軸方向に弾性変形して嵌合する弾性軸部と、を備え、前記弾性軸部を中心に前記機器搭載部材が上下方向に回転することを特徴とする仰角調整機構である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の仰角調整機構において、前記仰角ラックは、前記機器搭載部材にその回転中心を中心とする円弧に沿って30度〜60度の角度範囲で設けられていることを特徴とする仰角調整機構である。
請求項4に記載の発明は、機器を搭載する機器搭載部材と、前記機器搭載部材の下側に位置する台座と、前記機器搭載部材を保持して前記台座に水平方向に回転可能に取り付けられる回転連結部材と、前記台座と前記回転連結部材との一方に前記回転連結部材の水平方向の回転中心を中心とする円弧に沿って設けられた回転ラックと、前記台座と前記回転連結部材との他方に設けられて前記回転ラックに沿って移動しながら順次弾力的に係止される回転弾性突起と、を備えていることを特徴とする回転角調整機構である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の回転角調整機構において、前記台座に設けられた円筒状の嵌合筒部と、前記回転連結部材に設けられて前記台座の前記嵌合筒部に回転可能に挿入する筒軸部とを有し、前記台座の前記嵌合筒部の軸中心を中心として前記回転連結部材が水平方向に回転することを特徴とする回転角調整機構である。
請求項6に記載の発明は、請求項4または請求項5に記載の回転角調整機構において、前記回転ラックは、前記台座の前記嵌合筒部の内周面に沿って設けられており、前記回転弾性突起は、前記回転連結部材の前記筒軸部の外周面にその径方向に弾力的に突出して設けられていることを特徴とする回転角調整機構である。
請求項7に記載の発明は、請求項4〜請求項6のいずれかに記載の回転角調整機構において、前記台座に対して前記回転連結部材を回転可能な状態で軸方向に対してロックするロック機構部を備えていることを特徴とする回転角調整機構である。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の回転角調整機構において、前記ロック機構部は、前記回転連結部材の前記筒軸部の下部外周に設けられたフック部と、前記台座の前記嵌合筒部の内周面に設けられて前記フック部を回転移動可能な状態で軸方向に対して係止する係止部と、を備えていることを特徴とする回転角調整機構である。
請求項9に記載の発明は、請求項4〜請求項8のいずれかに記載の回転角調整機構において、前記回転連結部材の回転範囲を規制する回転規制部を備えていることを特徴とする回転角調整機構である。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の回転角調整機構において、前記回転規制部は、前記回転連結部材の回転範囲を180度〜330度の角度範囲で位置規制することを特徴とする回転角調整機構である。
請求項11に記載の発明は、機器を搭載する機器搭載部材と、前記機器搭載部材の下側に位置する台座と、前記機器搭載部材を上下方向に回転可能に保持し、かつ前記台座に対して水平方向に回転可能に取り付けられる回転連結部材と、前記機器搭載部材の上下方向の回転角度を調整する仰角調整機構と、前記機器搭載部材の水平方向の回転角度を調整する回転角調整機構と、を備えていることを特徴とする電子機器である。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の電子機器において、前記仰角調整機構は、前記機器搭載部材と前記回転連結部材との一方に前記機器搭載部材の上下方向の回転中心を中心とする円弧に沿って設けられた仰角ラックと、前記機器搭載部材と前記回転連結部材との他方に設けられて前記仰角ラックに沿って移動しながら順次弾力的に係止される仰角弾性突起と、を備えていることを特徴とする電子機器である。
請求項13に記載の発明は、請求項11または請求項12に記載の電子機器において、前記回転角調整機構は、前記台座と前記回転連結部材との一方に前記回転連結部材の水平方向の回転中心を中心とする円弧に沿って設けられた回転ラックと、前記台座と前記回転連結部材との他方に設けられて前記回転ラックに沿って移動しながら順次弾力的に係止される回転弾性突起と、を備えていることを特徴とする電子機器である。
請求項14に記載の発明は、請求項11〜請求項13のいずれかに記載の電子機器において、前記機器搭載部材に搭載される前記機器は、表示装置であることを特徴とする電子機器である。
1 表示装置
2 機器搭載部材
3 台座
4 回転連結部材
5 取付部
6 嵌合筒部
7 上下回転機構部
8 水平回転機構部
9 軸受部
10 弾性軸部
11 支持アーム
12 支持突起部
12a スリット孔
13 筒軸部
14 仰角調整機構
15、40 回転角調整機構
16 仰角ラック
16a 係止歯
17 仰角弾性突起
18、42 回転ラック
18a、42a 係止歯
19 回転弾性突起
20 スリット孔
21、41 回転規制部
22 規制突起
23、43 規制溝
23a、43a ストッパ部
24 ロック機構部
25 上側弾性フック部
25a 上側スリット孔
26 係止溝部
27 接続ケーブル
30、31 第1、第2の高さ調整支持部材
32 下側取付機構部
33 上側取付機構部
34 下側筒軸部
35 下側ロック機構部
36 下側弾性フック部
37 上側嵌合筒部
38 上側ロック機構部
39 上側係止溝部
44 延長接続ケーブル
45 回転止め部
46 固定突起

Claims (14)

  1. 機器を搭載する機器搭載部材と、
    前記機器搭載部材の下側に位置する台座と、
    前記機器搭載部材を上下方向に回転可能に保持し、かつ前記台座に対して取り付けられる回転連結部材と、
    前記機器搭載部材と前記回転連結部材との一方に前記機器搭載部材の上下方向の回転中心を中心とする円弧に沿って設けられた仰角ラックと、
    前記機器搭載部材と前記回転連結部材との他方に設けられて前記仰角ラックに沿って移動しながら順次弾力的に係止される仰角弾性突起と、
    を備えていることを特徴とする仰角調整機構。
  2. 請求項1に記載の仰角調整機構において、前記機器搭載部材に設けられた軸受部と、前記回転連結部材に設けられて前記軸受部にその軸方向に弾性変形して嵌合する弾性軸部と、を備え、前記弾性軸部を中心に前記機器搭載部材が上下方向に回転することを特徴とする仰角調整機構。
  3. 請求項1または請求項2に記載の仰角調整機構において、前記仰角ラックは、前記機器搭載部材にその回転中心を中心とする円弧に沿って30度〜60度の角度範囲で設けられていることを特徴とする仰角調整機構。
  4. 機器を搭載する機器搭載部材と、
    前記機器搭載部材の下側に位置する台座と、
    前記機器搭載部材を保持して前記台座に水平方向に回転可能に取り付けられる回転連結部材と、
    前記台座と前記回転連結部材との一方に前記回転連結部材の水平方向の回転中心を中心とする円弧に沿って設けられた回転ラックと、
    前記台座と前記回転連結部材との他方に設けられて前記回転ラックに沿って移動しながら順次弾力的に係止される回転弾性突起と、
    を備えていることを特徴とする回転角調整機構。
  5. 請求項4に記載の回転角調整機構において、前記台座に設けられた円筒状の嵌合筒部と、前記回転連結部材に設けられて前記台座の前記嵌合筒部に回転可能に挿入する筒軸部とを有し、前記台座の前記嵌合筒部の軸中心を中心として前記回転連結部材が水平方向に回転することを特徴とする回転角調整機構。
  6. 請求項4または請求項5に記載の回転角調整機構において、前記回転ラックは、前記台座の前記嵌合筒部の内周面に沿って設けられており、前記回転弾性突起は、前記回転連結部材の前記筒軸部の外周面にその径方向に弾力的に突出して設けられていることを特徴とする回転角調整機構。
  7. 請求項4〜請求項6のいずれかに記載の回転角調整機構において、前記台座に対して前記回転連結部材を回転可能な状態で軸方向に対してロックするロック機構部を備えていることを特徴とする回転角調整機構。
  8. 請求項7に記載の回転角調整機構において、前記ロック機構部は、前記回転連結部材の前記筒軸部の下部外周に設けられたフック部と、前記台座の前記嵌合筒部の内周面に設けられて前記フック部を回転移動可能な状態で軸方向に対して係止する係止部と、を備えていることを特徴とする回転角調整機構。
  9. 請求項4〜請求項8のいずれかに記載の回転角調整機構において、前記回転連結部材の回転範囲を規制する回転規制部を備えていることを特徴とする回転角調整機構。
  10. 請求項9に記載の回転角調整機構において、前記回転規制部は、前記回転連結部材の回転範囲を180度〜330度の角度範囲で位置規制することを特徴とする回転角調整機構。
  11. 機器を搭載する機器搭載部材と、
    前記機器搭載部材の下側に位置する台座と、
    前記機器搭載部材を上下方向に回転可能に保持し、かつ前記台座に対して水平方向に回転可能に取り付けられる回転連結部材と、
    前記機器搭載部材の上下方向の回転角度を調整する仰角調整機構と、
    前記機器搭載部材の水平方向の回転角度を調整する回転角調整機構と、
    を備えていることを特徴とする電子機器。
  12. 請求項11に記載の電子機器において、前記仰角調整機構は、前記機器搭載部材と前記回転連結部材との一方に前記機器搭載部材の上下方向の回転中心を中心とする円弧に沿って設けられた仰角ラックと、前記機器搭載部材と前記回転連結部材との他方に設けられて前記仰角ラックに沿って移動しながら順次弾力的に係止される仰角弾性突起と、を備えていることを特徴とする電子機器。
  13. 請求項11または請求項12に記載の電子機器において、前記回転角調整機構は、前記台座と前記回転連結部材との一方に前記回転連結部材の水平方向の回転中心を中心とする円弧に沿って設けられた回転ラックと、前記台座と前記回転連結部材との他方に設けられて前記回転ラックに沿って移動しながら順次弾力的に係止される回転弾性突起と、を備えていることを特徴とする電子機器。
  14. 請求項11〜請求項13のいずれかに記載の電子機器において、前記機器搭載部材に搭載される前記機器は、表示装置であることを特徴とする電子機器。


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