JP2016101875A - 給電装置及び車両給電システム - Google Patents

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Sumikazu Shamoto
純和 社本
浅野 勝宏
Katsuhiro Asano
勝宏 浅野
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Abstract

【課題】移動式の給電装置及びそれを備える車両給電システムにおいて、簡易な構成で送電部と受電部との結合性を高めて高効率の電力伝送を実現する。【解決手段】送電部120は、受電部500と係合して受電部500と磁気的に結合することにより受電部500へ送電するように構成される。台車300は、送電部120を搭載する。昇降装置320は、台車300上において送電部120を上昇可能に構成される。送電部120は、受電部500との係合面において、昇降装置320による送電部120の上昇に伴ない送電部120を受電部500との嵌合位置に誘導するように形成されたテーパ122を有する。【選択図】図3

Description

この発明は、停車中の車両へ電力を供給する給電装置及びそれを備える車両給電システムに関する。
特開2013−198187号公報(特許文献1)は、車両外部の電源により車両のバッテリを充電可能な車両給電装置を開示する。この車両給電装置においては、車両の下面と地面との間に進入可能な自走ロボットに給電コイルが搭載される。車両外部の電源によりバッテリの充電が行なわれるときは、自走ロボットを車両下面に設けられる受電コイルに対向する位置まで移動させて、給電コイルから受電コイルへ給電が行なわれる。
この車両給電装置によれば、大きな設置スペースや既存設備の大幅な改造を必要とせずに設置可能な車両給電装置を提供することができる(特許文献1参照)。
特開2013−198187号公報 特開2000−252145号公報 特開2006−288034号公報 特開2005−209941号公報
上記のような自走ロボットを用いた移動式の給電装置においては、高効率の電力伝送を実現するために、送電部(給電コイル)と受電部(受電コイル)との位置合わせが重要である。自走ロボットの高精度な移動制御や位置検出等によって、高精度な位置合わせ及び高効率な電力伝送を実現し得るが、このような手法はコストが増大し得る。
それゆえに、この発明の目的は、停車中の車両に設けられる受電部に近接する位置まで移動して受電部へ給電する移動式の給電装置及びそれを備える車両給電システムにおいて、簡易な構成で送電部と受電部との結合性を高めて高効率の電力伝送を実現することである。
この発明によれば、給電装置は、停車中の車両に設けられる受電部に近接する位置まで移動して受電部へ給電する移動式の給電装置であって、送電部と、台車と、昇降装置と、制御装置とを備える。送電部は、受電部と係合して受電部と磁気的に結合することにより受電部へ送電するように構成される。台車は、送電部を搭載する。昇降装置は、台車上において送電部を上昇可能に構成される。制御装置は、給電装置の移動及び昇降装置による送電部の昇降を制御する。そして、送電部は、受電部との係合面において、昇降装置による送電部の上昇に伴ない送電部を受電部との嵌合位置に誘導するように形成されたテーパを有する。
このような構成とすることにより、送電部が上昇して受電部と係合すると、受電部に対して給電装置の位置にずれが生じていても、送電部の上昇に伴ない送電部が受電部との嵌合位置に誘導され、送電部と受電部との位置ずれが修正される。したがって、この給電装置によれば、簡易な構成で送電部と受電部との結合性を高めて高効率の電力伝送を実現することができる。
好ましくは、送電部は、台車の上方から送電部を平面視した場合に円形に形成される。テーパは、円形の中心軸に対して軸対象に形成される。
このような構成により、台車の上方から送電部を平面視した場合に、受電部に対する給電装置の位置ずれに対して、あらゆる方向の位置ずれに対応することができる。
好ましくは、送電部の受電部との係合面は、台車の上方向を凸とする円錐状に形成される。
このような構成により、送電部の受電部との係合面に異物(ゴミ等)が堆積するのを抑制することができる。
好ましくは、送電部は、コアと、コイルとを含む。コアは、台車の上方から送電部を平面視した場合に円形に形成される。コイルは、コアに埋設され、巻回軸がコアの中心軸に一致するように形成される。コアは、第1及び第2領域を含む。第1領域は、コイルの内周側に形成される。第2領域は、第1領域から周縁に向かって放射状に形成される。そして、第2領域は、コアの中心軸から同一距離における磁束通路の総断面積がコアの中心軸からの距離に拘わらず第1領域の断面積と同等となるように、コアの中心軸に近いほど厚く形成される。
このような構成により、コア内部での磁束の集中をできる限り回避し、磁束集中による損失の増加を抑制することができる。
好ましくは、送電部に、受電部との係合面の中心部に空気を供給するための通気孔が形成される。
このような構成により、受電部との係合面に堆積・付着した異物(ゴミ等)を効果的に除去することができる。
好ましくは、給電装置は、電源部をさらに備える。電源部は、送電部へ供給される交流電力を生成する。制御装置は、送電部から受電部への送電時には、所定の送電周波数の交流電力を生成するように電源部を制御し、送電部が受電部と係合する前には、送電部の機械的な共振周波数に相当する周波数の交流電力を生成するように電源部を制御する。
このような構成により、送電部が受電部と係合する前に、送電部を機械的に振動(共振)させて、受電部との係合面に堆積・付着した異物(ゴミ等)を効果的に除去することができる。
また、この発明によれば、車両給電システムは、車両に搭載される受電部と、移動式の給電装置とを備える。給電装置は、受電部に近接する位置まで移動して受電部へ給電する。給電装置は、送電部と、台車と、昇降装置と、制御装置とを含む。送電部は、受電部と係合して受電部と磁気的に結合することにより受電部へ送電するように構成される。台車は、送電部を搭載する。昇降装置は、台車上において送電部を上昇可能に構成される。制御装置は、給電装置の移動及び昇降装置による送電部の昇降を制御する。ここで、送電部及び受電部は、互いの係合面において、昇降装置による送電部の上昇に伴ない送電部を受電部との嵌合位置に誘導するように形成されたテーパを有する。
この車両給電システムによれば、簡易な構成で送電部と受電部との結合性を高めて高効率の電力伝送を実現することができる。
好ましくは、受電部に、送電部との係合面の中心部に空気を供給するための通気孔が形成される。
このような構成により、送電部と受電部との係合面に堆積・付着した異物(ゴミ等)を効果的に除去することができる。
この発明によれば、停車中の車両に設けられる受電部に近接する位置まで移動して受電部へ給電する移動式の給電装置及びそれを備える車両給電システムにおいて、簡易な構成で送電部と受電部との結合性を高めて高効率の電力伝送を実現することができる。
この発明の実施の形態による車両給電システムの全体構成図である。 給電装置と車両の受電部との平面的な位置関係を示した図である。 給電装置の構成を概略的に示す側面図である。 送電部の外形斜視図である。 受電部の外形斜視図である。 送電部と受電部とが嵌合した状態での送電部及び受電部の断面図である。 図1に示す給電設備及び車両の機能ブロック図である。 車両給電システムにおける給電制御の処理手順を説明するフローチャートである。 実施の形態2における送電部及び受電部の断面図である。 実施の形態2における給電制御の処理手順を説明するフローチャートである。 変形例1における送電部及び受電部の断面図である。 変形例2における送電部及び受電部の断面図である。 変形例3における送電部及び受電部の断面図である。 変形例4における送電部及び受電部の断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
(車両給電システムの全体構成)
図1は、この発明の実施の形態1による車両給電システムの全体構成図である。図1を参照して、この車両給電システムは、給電設備10と、車両20とを備える。給電設備10は、電源装置100と、電力ケーブル140と、移動式の給電装置280とを備える。
電源装置100は、地面に対して固設され、車両20へ供給するための電力(交流)を生成する。電源装置100は、生成された電力を、電力ケーブル140を介して給電装置280へ供給する。電力ケーブル140は、給電装置280を電源装置100と電気的に接続し、電源装置100から給電装置280へ送電する。電力ケーブル140は、電源装置100と給電装置280との間で通信を行なうための信号線を含む。なお、電源装置100と給電装置280との通信は、無線で行なってもよい。
給電装置280は、電源装置100から電力ケーブル140を介して電力を受け、車両20の受電部500(後述)へ給電する。給電装置280には、受電部500へ送電するための送電部120が搭載される。この実施の形態1では、送電部120及び受電部500の各々がコイルによって構成され、送電部120を受電部500に近接(係合)させて送電部120と受電部500とを磁気的に結合させることにより、送電部120から受電部500へ非接触で送電される。
給電装置280は、自走式のロボットによって構成され、送電部120は、給電装置280の台車上において昇降装置(後述)により上昇可能に構成される。給電装置280は、停車中の車両20の車体下部に進入して図2に示すように受電部500に対向する位置まで移動し、送電部120を受電部500に向けて上昇させて送電部120を受電部500に係合させることにより、送電部120から受電部500へ電力を供給する。
車両20は、受電部500と、整流部520と、蓄電装置560と、動力生成装置600とを備える。受電部500は、車両20の車体下部に設けられる。この実施の形態1では、上述のように受電部500はコイルによって構成され、受電部500は、同様にコイルによって構成される送電部120と磁気的に結合することによって送電部120から受電し、整流部520へ出力する。
整流部520は、受電部500によって受電された交流電力を整流して蓄電装置560へ出力する。整流部520は、たとえばダイオードブリッジ回路によって構成される。蓄電装置560は、再充電可能な直流電源であり、たとえば、リチウムイオン電池やニッケル水素電池などの二次電池によって構成される。蓄電装置560は、給電装置280から供給される電力を蓄えるほか、動力生成装置600によって発電される電力も蓄える。そして、蓄電装置560は、その蓄えられた電力を動力生成装置600へ供給する。
動力生成装置600は、蓄電装置560に蓄えられる電力を用いて車両20の走行駆動力を発生する。特に図示しないが、動力生成装置600は、たとえば、蓄電装置560から電力を受けるインバータ、インバータによって駆動されるモータ、モータによって駆動される駆動輪等を含む。なお、動力生成装置600は、蓄電装置560を充電するための発電機と、その発電機を駆動可能なエンジンとを含んでもよい。
(給電装置280の構成)
図3は、給電装置280の構成を概略的に示す側面図である。図3を参照して、給電装置280は、台車300と、ケーブルリール310と、昇降装置320と、送電部120とを含む。台車300は、送電部120を搭載し、図示しない駆動装置によって給電装置280を移動可能とする。ケーブルリール310は、電源装置100(図1)からの給電装置280の距離に応じて電力ケーブル140を適宜引出/巻取可能に構成される。
昇降装置320は、台車300上において送電部120を上昇可能に構成される。一例として、昇降装置320は、伸縮可能な多段構造の支持部材と、支持部材の伸縮を駆動するモータ(図示せず)とを含む。昇降装置320は、給電装置280の移動中は送電部120を台車300上に降ろした状態とし、給電装置280が車両20の車体下部に進入して受電部500と対向する位置で停止した後、送電部120を受電部500へ向けて上昇させる。
このように、この車両給電システムにおいては、移動式の給電装置280が車両20の車体下部に進入し、車両20の受電部500と対向する位置まで移動する。そして、台車300上において昇降装置320により送電部120が上昇し、送電部120が受電部500と係合して送電部120と受電部500とが磁気的に結合することにより、送電部120から受電部500への給電が行なわれる。
高効率かつ磁束漏洩の少ない給電を実現するためには、車両20の受電部500に対する送電部120の位置合わせが重要である。給電装置280の高精度な移動制御や、給電装置280(或いは送電部120)の高精度な位置検出等によって、受電部500に対する送電部120の高精度な位置合わせを実現し得るが、このような手法はコストが増大する。
そこで、この実施の形態1に従う給電装置280では、送電部120と受電部500との係合面において、昇降装置320による送電部120の上昇に伴ない送電部120を受電部500との嵌合位置に誘導するためのテーパが形成される。これにより、送電部120が上昇して受電部500と係合すると、受電部500に対して給電装置280の位置にずれが生じていても、送電部120の上昇に伴ない送電部120が受電部500との嵌合位置に誘導され、送電部120と受電部500との位置ずれが修正される。
(送電部120及び受電部500の構成)
図4は、送電部120の外形斜視図である。図4を参照して、送電部120は円形状に形成される。そして、送電部120の上面側(受電部500と係合する側)の周縁には、テーパ122が形成されている。
図5は、受電部500の外形斜視図である。図5を参照して、受電部500も円形状に形成される。そして、受電部500の下面側(送電部120と係合する側)の周縁には、送電部120のテーパ122の形状に合わせてテーパ502が形成されている。
図6は、送電部120と受電部500とが嵌合した状態での送電部120及び受電部500の断面図である。図6を参照して、送電部120は、コイル124と、コア126と、モールド樹脂130とを含む。また、受電部500は、コイル504と、コア506と、モールド樹脂510とを含む。
コイル124は、中心軸Cを巻回軸として巻回され、コア126の上面側(受電部500と係合する側)においてコア126に埋設される。コア126の上面側には、コイル124を格納するための溝127が形成され、この溝127にコイル124が埋設される。コア126の上面側周縁には、テーパ122が形成されている。そして、送電部120は、モールド樹脂130によって全体が覆われている。なお、コア126には、コイル124に電気的に接続される電力線を通すための小径の配線孔128が設けられている。
コイル504も、中心軸Cを巻回軸として巻回され、コア506の下面側(送電部120と係合する側)においてコア506に埋設される。コア506の下面側には、コイル504を格納するための溝507が形成され、この溝507にコイル504が埋設される。コア506の下面側周縁には、テーパ502が形成されている。そして、受電部500は、モールド樹脂510によって全体が覆われている。なお、コア506にも、コイル504に電気的に接続される電力線を通すための小径の配線孔508が設けられている。
なお、コア126,506の形状は、コア内部を流れる磁束の集中による損失増加を抑制可能な形状であることが好ましい。このため、この実施の形態1では、コア126,506にそれぞれ設けられる溝127,507は、中心軸Cに近い側が中心軸Cから遠い側に比べて浅くなるように形成されている。言い換えると、コア126,506は、溝127,507の内周側の第1領域(凸形状の部分)からコア周縁に向けて放射状に広がる第2領域において、中心軸Cに近い側の厚みが中心軸Cから遠い側の厚みに比べて厚く形成されている。
具体的には、送電部120について代表的に説明すると、コア126の第1領域の半径をr0とし、溝127の下方に設けられるコア126の第2領域において中心軸Cからの距離r(r>r0)での厚みをaとした場合、厚みaは、中心軸Cからの距離rにおける磁束通路(放射状に広がる)の総断面積が距離rに拘わらずコア126の第1領域の断面積と同等となるように、次式にて決定される。
a=r02/(2r) …(1)
コア126の第2領域の厚みaが中心軸Cからの距離r(r>r0)に応じて上式の値となるように溝127を形成することによって、コア126内部での磁束密度を均一化し、磁束集中による損失の増加を抑制することができる。
(給電設備10及び車両20の構成)
図7は、図1に示した給電設備10及び車両20の機能ブロック図である。図7を参照して、給電設備10において、電源装置100は、電源部110と、電源ECU(Electronic Control Unit)160とを含む。
電源部110は、商用系統電源等の外部電源400から電力を受けて所定の伝送周波数を有する交流電力を生成し、電力ケーブル140を介して給電装置280の送電部120へ出力する。電源部110は、たとえば単相フルブリッジ回路によって構成されるインバータを含む。
電源ECU160は、CPU(Central Processing Unit)、記憶装置、入出力バッファ等を含み(いずれも図示せず)、送電部120から車両20の受電部500への送電を制御する。具体的には、給電装置280が車両20の受電部500に対向する位置まで移動して送電部120から受電部500への送電準備が完了すると、電源ECU160は、所定の伝送周波数を有する交流電力を電源部110が生成するように電源部110を制御する。
なお、電源ECU160は、給電設備10から車両20への給電が実行される際に、通信装置180を用いて車両20と無線通信を行ない、車両20に関する情報(車両20の駐車位置等)や、給電の開始/停止、車両20の受電状況等の情報を車両20とやり取りする。また、電源ECU160は、給電装置280に搭載される移動ECU200(後述)とも通信を行ない、車両20に関する情報や、給電装置280の移動に関する情報(目標位置への移動完了等)をやり取りする。なお、電源ECU160と移動ECU200との間の情報のやり取りは、電力ケーブル140を介して行なわれるものとするが、無線通信によって行なってもよい。
給電装置280は、送電部120と、移動ECU200と、受光部220と、駆動装置260と、昇降装置320とを含む。送電部120は、電力ケーブル140を介して電源部110から受ける交流電力を、車両20の受電部500へ磁界を介して送電する。
移動ECU200は、CPU、記憶装置、入出力バッファ等を含み(いずれも図示せず)、給電装置280の移動及び昇降装置320による送電部120の昇降を制御する。具体的には、移動ECU200は、車両20に関する情報を電源ECU160から受け、駐車位置に停車した車両20を認識する。そして、移動ECU200は、送電部120と車両20の受電部500との位置合わせを行なうための受光部220からの検出信号に基づいて、送電部120と受電部500との相対位置関係を検出し、送電部120が受電部500と対向する位置に給電装置280が配置されるように給電装置280の移動を制御する。
受光部220は、車両20に設けられる発光部660(後述)から出力される光を受光ためのセンサである。受光部220は、たとえば、発光部660から出力される赤外線を検知可能な全方位カメラによって構成され、受光部220の検出結果に基づいて、給電装置280に対する発光部660の方向が検知される。
昇降装置320は、台車300(図3)上において送電部120を上昇させるため装置であり、詳細は図3で説明したとおりである。駆動装置260は、給電装置280の移動を可能とするための各種機構を含む。具体的には、駆動装置260は、走行ホイールと、走行ホイールを駆動するためのモータとを含む。走行ホイールには、たとえば全方向に移動可能なオムニホイール(登録商標)やメカナムホイール等を用いることができる。
車両20は、図1に示した受電部500、整流部520、蓄電装置560及び動力生成装置600のほか、充電リレー540と、システムメインリレー(SMR)580と、車両ECU620と、通信装置640とをさらに含む。
車両ECU620は、CPU、記憶装置、入出力バッファ等を含み(いずれも図示せず)、各種センサからの信号の入力や各機器への制御信号の出力を行なうとともに、車両20における各機器の制御を行なう。一例として、車両ECU620は、蓄電装置560の充電制御や、車両20の走行制御を実行する。
また、受電部500と給電設備10の送電部120との位置合わせが行なわれるとき、車両ECU620は、通信装置640によって受信される給電設備10からの指令に応じて発光部660を発光させる。発光部660は、受電部500に近接して配置される。発光部660は、たとえば、給電設備10の受光部220によって受光可能な赤外線を全方位へ向けて発光する。
なお、送電部120と受電部500との位置合わせは、赤外線を用いた上記のような方法に限られない。たとえば、放射状又は回転式のレーザー発信器を給電装置280に搭載し、その反射光を給電装置280で受信することによって送電部120と受電部500との相対位置関係を検出してもよい。或いは、超音波発信器を車両20に搭載し、発信された超音波を給電装置280で受信することによって送電部120と受電部500との相対位置関係を検出してもよい。
充電リレー540は、給電設備10による蓄電装置560の充電時に車両ECU620によってオンされる。SMR580は、動力生成装置600の起動が要求されると、車両ECU620によってオンされる。
なお、車両ECU620は、給電設備10から車両20への給電が実行される際に、通信装置640を用いて給電設備10と通信を行ない、車両20に関する情報(車両20の駐車位置等)や、給電の開始/停止、車両20の受電状況等の情報を給電設備10とやり取りする。
(給電制御の説明)
図8は、この車両給電システムにおける給電制御の処理手順を説明するフローチャートである。給電装置280により給電可能な位置に停車した車両20への給電要求に応じて、フローチャートに示される一連の処理が開始される。
図8を参照して、車両20への給電が要求されると、給電装置280と車両20との間で通信が行なわれ、給電装置280から車両20への給電スケジュールが決定される(ステップS10)。なお、給電スケジュールの決定は、給電装置280側のECU(電源ECU160及び/又は移動ECU200)で行なってもよいし、車両20側の車両ECU620において行なってもよい。
ステップS10において決定された給電スケジュールに従って給電作業が開始されると(ステップS20においてYES)、車両20の発光部660が発光し、発光部660からの放射光が受光部220によって受光される。そして、移動ECU200は、受光部220の検出信号に基づいて、給電装置280と受電部500との相対位置関係を検出し、給電装置280の現在位置から目標位置(送電部120が受電部500と対向する位置)までの移動ルートを決定する(ステップS30)。
給電装置280の移動ルートが決定されると、移動ECU200により駆動装置260が制御され、給電装置280が目標位置まで移動する(ステップS40)。給電装置280が目標位置に到達すると、移動ECU200により昇降装置320が制御され、送電部120が所定高さまで上昇する(ステップS50)。なお、ここでの所定高さは、送電部120が受電部500と係合しない高さである。
次いで、電源ECU160により電源部110が制御され、送電部120から受電部500へテスト電力が出力される(ステップS60)。このテスト電力は、送電部120のコイルと受電部500のコイルとの結合状態を測定するために出力されるものであり、蓄電装置560を充電する際に出力される電力よりも小さい電力である。そして、このテスト電力の出力中に、送電部120のコイルと受電部500のコイルとの結合状態が測定される(ステップS70)。コイルの結合状態は、種々の方法で測定可能であり、たとえば、送電部120から受電部500への送電効率、受電部500の受電状況(受電電圧、受電電流、受電電力等)、電源部110への反射電力等に基づいて測定され得る。
そして、移動ECU200は、給電装置280をたとえば前後左右に少しずつ移動させ、その際のコイル結合状態の変化に基づいて、コイルの結合度が増す方向に給電装置280を移動させる(ステップS80)。移動ECU200は、コイル結合度の極大が得られるまでステップS70,S80の処理を繰り返す(ステップS90においてNO)。そして、コイルの結合度が極大に達したものと判定されると(ステップS90においてYES)、移動ECU200は、昇降装置320を制御することによって送電部120をさらに上昇させ、送電部120を受電部500にセットする(ステップS100)。
この場合、上述のように送電部120及び受電部500にはそれぞれテーパ122,502が設けられており、さらに、送電部120と受電部500との間に通電に伴なう磁気吸引力が作用することにより、送電部120と受電部500とに位置ずれが生じていても、送電部120が受電部500と嵌合するように送電部120が誘導される。
送電部120が受電部500にセットされたものと判定されると、送電部120のコイルと受電部500のコイルとの結合度が所定範囲内であるか否かが判定される(ステップS110)。そして、コイルの結合度が所定範囲内であると判定されると(ステップS110においてYES)、電源ECU160により電源部110が制御され、車両20の蓄電装置560を充電するための給電が開始される(ステップS120)。なお、ステップS110において結合度が所定範囲内でないと判定されると(ステップS110においてNO)、車両20への給電は開始されない。この場合、何らかの異常が発生している可能性があり(たとえば送電部120と受電部500との間に異物が混入している等)、警報を出力するようにしてもよい。
以上のように、この実施の形態1においては、送電部120を搭載した移動式の給電装置280が、車両20の車体下部へ進入して車両20の受電部500と対向する位置まで移動する。そして、昇降装置320により送電部120が上昇して受電部500と係合すると、受電部500に対して給電装置280の位置にずれが生じていても、送電部120の上昇に伴ない送電部120が受電部500との嵌合位置に誘導され、送電部120と受電部500との位置ずれが修正される。したがって、この実施の形態1によれば、簡易な構成で送電部120と受電部500との結合性を高めて高効率の電力伝送を実現することができる。
また、この実施の形態1によれば、送電部120及び受電部500は円形に形成され、テーパ122,502は円形の中心軸に対して軸対象に形成されるので、受電部500に対する給電装置280の位置ずれに対して、あらゆる方向の位置ずれに対応することができる。
また、この実施の形態1によれば、上記(1)で示される厚みaを有するようにコア126,506を形成することにより、コア内部での磁束の集中をできる限り回避し、磁束集中による損失の増加を抑制することができる。
[実施の形態2]
この実施の形態2では、上記の実施の形態1の構成において、送電部120と受電部500との係合面に堆積・付着した異物(ゴミ等)を効果的に除去するための構成が追加される。
実施の形態2による車両給電システムの全体構成、及び給電装置280の全体構成は、実施の形態1と同じであり、この実施の形態2では、送電部の構成が実施の形態1と異なる。
図9は、実施の形態2における送電部120A及び受電部500の断面図である。図9を参照して、送電部120Aは、図6に示した実施の形態1における送電部120の構成において、コア126に代えてコア126Aを含む。コア126Aには、受電部500との係合面の中心部に空気を供給するための通気孔132が形成される。そして、送電部120Aと受電部500とが嵌合する前に、通気孔132を通じて送電部120Aと受電部500との係合面に空気を供給することによって、係合面に堆積・付着した異物を空気圧で除去することができる。
なお、送電部120Aと受電部500との距離が大きい状態で通気孔132により空気を供給しても、供給された空気による空気圧が係合面に効果的に及ばないので、通気孔132を通じた空気の供給は、送電部120Aと受電部500とが接近した状態で行なうのが好ましい。
なお、送電部120Aから受電部500への給電中においても、通気孔132に空気を供給してもよい。給電中は、送電部120A及び受電部500が発熱するので、通気孔132から係合面に空気を供給することにより、送電部120A及び受電部500を冷却することができる。なお、冷却空気を係合面に効果的に流すために、係合面の表面に凹凸を設けたり、通気用の溝を設けたりしてもよい。
図10は、この実施の形態2における給電制御の処理手順を説明するフローチャートである。図10を参照して、このフローチャートは、ステップS60から示されており、ステップS60よりも前の処理、及びステップS60以降のステップS90までの処理は、図8に示した実施の形態1のフローチャートと同じである。
ステップS90において結合度が極大に達したものと判定されると(ステップS90においてYES)、移動ECU200により昇降装置320が制御され、送電部120がさらに上昇する(ステップS92)。なお、ここでも、送電部120と受電部500とは係合しないが、送電部120は、受電部500と近接した位置まで上昇される。
次いで、給電装置280において、送電部120Aの通気孔132(図9)に空気が供給される(ステップS94)。さらに、送電部120Aと受電部500との係合面における異物除去を容易にするために、送電部120Aの機械的な共振周波数で送電部120Aが励磁される(ステップS96)。具体的には、電源ECU160により電源部110が制御され、送電部120Aの機械的な共振周波数を有する交流電力が生成されて送電部120Aへ供給される。これにより、通気孔132からの空気流と、送電部120Aの機械的な振動とによって、送電部120Aと受電部500との係合面における異物が効果的に除去される。
その後、移動ECU200は、昇降装置320を制御することによって送電部120Aをさらに上昇させ、送電部120Aを受電部500にセットする(ステップS100)。そして、送電部120Aが受電部500にセットされると、電源ECU160により電源部110が制御され、再度、送電部120Aから受電部500へテスト電力が出力され、送電部120Aのコイルと受電部500のコイルとの結合状態が測定される(ステップS105)。次いで、ステップS110へ処理が移行され、結合度の評価が行なわれる。なお、ステップS110以降は、図8に示したフローチャートと同じである。
以上のように、この実施の形態2によれば、通気孔132からの空気流と、送電部120Aの機械的な振動とによって、送電部120Aと受電部500との係合面に堆積・付着した異物(ゴミ等)を効果的に除去することができる。
[変形例1]
送電部と受電部との係合面に異物除去用の空気を供給する通気孔は、車両20の受電部に形成してもよい。
図11は、変形例1における送電部120及び受電部500Aの断面図である。図11を参照して、受電部500Aは、図6に示した実施の形態1における受電部500の構成において、コア506に代えてコア506Aを含む。コア506Aには、送電部120との係合面の中心部に空気を供給するための通気孔512が形成される。
送電部120と受電部500Aとが嵌合する前に、通気孔512を通じて送電部120と受電部500Aとの係合面に空気を供給することによって、係合面に堆積・付着した異物を空気圧で除去することができる。
[変形例2]
上記の各実施の形態では、送電部120(120A)及び受電部500(500A)において、コイル124,504の外周側にテーパ122,502が設けられるものとしたが、送電部と受電部との係合面が円錐状となるようにテーパを形成してもよい。
図12は、変形例2における送電部120B及び受電部500Bの断面図である。図12を参照して、送電部120Bは、図6に示した送電部120の構成において、コイル124及びコア126に代えて、それぞれコイル124A及びコア126Bを含む。受電部500Aは、図6に示した受電部500の構成において、コイル504及びコア506に代えて、それぞれコイル504A及びコア506Bを含む。
コア126B,506Bの各係合面は、台車300(図3)の上方向を凸とする円錐状に形成される。このような構成とすることにより、送電部120Bと受電部500Bとの係合面に異物(ゴミ等)が堆積するのを効果的に抑制することができる。
なお、この変形例2においても、コア126B,506Bの形状は、コア内部を流れる磁束の集中による損失増加を抑制可能な形状であることが好ましい。この変形例2では、コア126B,506Bは、溝127,507の内周側の第1領域(凸形状の部分)からコア周縁に向けて放射状に広がる第2領域において、中心軸Cに近い側の厚みが中心軸Cから遠い側の厚みに比べて厚く形成されている。これにより、コア内部での磁束密度を均一化し、磁束集中による損失増加の抑制が図られている。
[変形例3]
この変形例3では、上記の変形例2の構成において、送電部と受電部との係合面に異物除去用の空気を供給する通気孔が送電部側のコアに形成される。
図13は、変形例3における送電部120C及び受電部500Bの断面図である。図13を参照して、送電部120Cは、図12に示した変形例2における送電部120Bの構成において、コア126Bに代えてコア126Cを含む。コア126Cには、受電部500Bとの係合面の中心部に空気を供給するための通気孔132が形成される。
送電部120Cと受電部500Bとが嵌合する前に、通気孔132を通じて送電部120Cと受電部500Bとの係合面に空気を供給することによって、係合面に堆積・付着した異物を空気圧で除去することができる。
[変形例4]
変形例2の構成において、送電部と受電部との係合面に異物除去用の空気を供給する通気孔は、車両20の受電部に形成してもよい。
図14は、変形例4における送電部120B及び受電部500Cの断面図である。図14を参照して、受電部500Cは、図12に示した変形例2における受電部500Bの構成において、コア506Bに代えてコア506Cを含む。コア506Cには、送電部120Bとの係合面の中心部に空気を供給するための通気孔512が形成される。
送電部120Bと受電部500Cとが嵌合する前に、通気孔512を通じて送電部120Bと受電部500Cとの係合面に空気を供給することによって、係合面に堆積又は付着した異物を空気圧で除去することができる。
なお、上記の変形例1,3,4においても、送電部から受電部への給電中に通気孔132,512に空気を供給してもよい。給電中は、送電部及び受電部が発熱するので、通気孔132,512から係合面に空気を供給することにより、送電部及び受電部を冷却することができる。なお、冷却空気を係合面に効果的に流すために、係合面の表面に凹凸を設けたり、通気用の溝を設けたりしてもよい。
なお、上記の各実施の形態及び各変形例においては、送電部120,120A〜120C及び受電部500,500A〜500Cは、円形状に形成されるものとしたが、円形状以外の形状であってもよい。なお、送電部120,120A〜120C及び受電部500,500A〜500Cを円形状とすることによって、受電部500,500A〜500Cに対する給電装置280の位置ずれに対して、あらゆる方向の位置ずれに対応することができる。
また、上記の各実施の形態及び各変形例においては、送電部及び受電部に形成されるテーパは、送電部側が凸形(或いは山形)に形成され、受電部側が凹形(或いは谷形)に形成されるものとしたが、送電部側が凹形(或いは谷形)となり受電部側が凸形(或いは山形)となるようにテーパを形成してもよい。なお、上記の各実施の形態及び各変形例のようにテーパを形成する方が、送電部上面に異物(ゴミ等)が堆積しにくく、また、係合面のブローや振動により異物を除去しやすい。また、送電部及び受電部の係合面に異物が堆積するのを防止するために、送電部及び受電部の未使用時には、送電部及び受電部の各々に蓋などを設けてもよい。
また、送電部及び受電部のコアの形状は、上記の各実施の形態及び各変形例のものに限定されない。たとえば、コアは、コイルの内部のみに設け、送電部及び受電部に形成されるテーパは、コイル及びコアを覆うモールド樹脂によって形成してもよい。また、送電部及び受電部の各々はコアを備えず、コイルを覆うモールド樹脂によってテーパを形成してもよい。
また、上記の各実施の形態及び各変形例においては、上記(1)で示される厚みaを有するようにコアを形成するものとしたが、コア内部における磁束集中が問題にならなければ、厚みaを一定とし、コイル溝の断面形状を矩形としてもよい。なお、磁束の方向が急に曲がるところでは磁束集中が生じるので、コア断面において、エッジ部の曲率が所定値以上とならないようにするのが好ましい。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 給電設備、20 車両、100 電源装置、110 電源部、120,120A〜120C 送電部、122,122A,502,502A テーパ、124,124A,504,504A コイル、126,126A〜126C,506,506A〜506C コア、127,507 溝、128,508 配線孔、130,510 モールド樹脂、132,512 通気孔、140 電力ケーブル、160 電源ECU、180,640 通信装置、200 移動ECU、220 受光部、260 駆動装置、280 給電装置、300 台車、310 ケーブルリール、320 昇降装置、400 外部電源、500,500A〜500C 受電部、520 整流部、540 充電リレー、560 蓄電装置、580 SMR、600 動力生成装置、620 車両ECU、660 発光部、C 中心軸。

Claims (8)

  1. 停車中の車両に設けられる受電部に近接する位置まで移動して前記受電部へ給電する移動式の給電装置であって、
    前記受電部と係合して前記受電部と磁気的に結合することにより前記受電部へ送電するように構成された送電部と、
    前記送電部を搭載する台車と、
    前記台車上において前記送電部を上昇可能に構成された昇降装置と、
    前記給電装置の移動及び前記昇降装置による前記送電部の昇降を制御する制御装置とを備え、
    前記送電部は、前記受電部との係合面において、前記昇降装置による前記送電部の上昇に伴ない前記送電部を前記受電部との嵌合位置に誘導するように形成されたテーパを有する、給電装置。
  2. 前記送電部は、前記台車の上方から前記送電部を平面視した場合に円形に形成され、
    前記テーパは、前記円形の中心軸に対して軸対象に形成される、請求項1に記載の給電装置。
  3. 前記送電部の前記受電部との係合面は、前記台車の上方向を凸とする円錐状に形成される、請求項2に記載の給電装置。
  4. 前記送電部は、
    前記台車の上方から前記送電部を平面視した場合に円形に形成されるコアと、
    前記コアに埋設され、巻回軸が前記コアの中心軸に一致するように形成されたコイルとを含み、
    前記コアは、
    前記コイルの内周側に形成される第1領域と、
    前記第1領域から周縁に向かって放射状に形成される第2領域とを含み、
    前記第2領域は、前記コアの中心軸から同一距離における磁束通路の総断面積が前記コアの中心軸からの距離に拘わらず前記第1領域の断面積と同等となるように、前記コアの中心軸に近いほど厚く形成される、請求項2又は請求項3に記載の給電装置。
  5. 前記送電部に、前記受電部との係合面の中心部に空気を供給するための通気孔が形成される、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の給電装置。
  6. 前記送電部へ供給される交流電力を生成する電源部をさらに備え、
    前記制御装置は、前記送電部から前記受電部への送電時には、所定の送電周波数の交流電力を生成するように前記電源部を制御し、前記送電部が前記受電部と係合する前には、前記送電部の機械的な共振周波数に相当する周波数の交流電力を生成するように前記電源部を制御する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の給電装置。
  7. 車両に搭載される受電部と、
    前記受電部に近接する位置まで移動して前記受電部へ給電する移動式の給電装置とを備え、
    前記給電装置は、
    前記受電部と係合して前記受電部と磁気的に結合することにより前記受電部へ送電するように構成された送電部と、
    前記送電部を搭載する台車と、
    前記台車上において前記送電部を上昇可能に構成された昇降装置と、
    前記給電装置の移動及び前記昇降装置による前記送電部の昇降を制御する制御装置とを含み、
    前記送電部及び前記受電部は、互いの係合面において、前記昇降装置による前記送電部の上昇に伴ない前記送電部を前記受電部との嵌合位置に誘導するように形成されたテーパを有する、車両給電システム。
  8. 前記受電部に、前記送電部との係合面の中心部に空気を供給するための通気孔が形成される、請求項7に記載の車両給電システム。
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