JP2016101477A - マッサージ機 - Google Patents

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二千武 稲田
知己 長光
Tomoki Nagamitsu
知己 長光
暢秀 木村
Nobuhide Kimura
暢秀 木村
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Abstract

【課題】本発明によれば、マッサージ機の幅方向に亘って駆動軸を設けても、駆動軸が撓まず、スムーズに動作できる。【解決手段】フレームと、フレーム内に収納されたマッサージユニット7と、を有するマッサージ機1において、前記フレームは、マッサージユニット7を支持する支持部76を有しており、前記マッサージユニット7は、駆動軸71と、前記駆動軸71に設けられた施療部材7aと、移動手段と、を有しており、前記支持部76は、前記駆動軸の中途部を支持する第1支持部76aと、前記駆動軸71の中途部より外側部を支持する第2支持部76bと、を有しており、前記第1支持部76aと前記第2支持部76bは、被施療部の長手方向に延設して設けられており、前記移動手段は、マッサージユニット7を第1支持部76aと第2支持部76bに沿って移動させる。【選択図】 図5

Description

本発明は、マッサージ機に関する。
従来から、足裏を被施療部としてマッサージ施療を行い、施療子を第1の方向と逆の第2の方向へ移動させる施療子移動手段は、ピニオンとラックよって構成されるものが知られている。(例えば、特許文献1)
特開2002-143257号公報
しかし、特許文献1に記載の様なマッサージ機は、マッサージ機の幅方向に亘って駆動軸が設けられ、前記駆動軸上に施療子が設けられているが、施療子に足裏を乗せた場合、駆動軸が撓んでしまうという問題がある。駆動軸が撓むと、ラックとピニオンの噛み合いが解除されてしまい、スムーズに移動できないという問題がある。
本発明においては、上記問題点に鑑み、マッサージ機の幅方向に亘って駆動軸を設けても、駆動軸が撓まず、スムーズに動作できるマッサージ機を提供することを目的とする。
また、特許文献1に記載の様なマッサージ機は、足裏をフレーム15に乗せた場合、施療子(ローラ14a,14b)とフレーム15との間の身体を挟んでしまう問題がある。
本発明においては、上記問題点に鑑み、施療子とフレームの間に身体を挟み込まないマッサージ機を提供することにある。
本発明は、フレームと、フレーム内に収納されたマッサージユニットと、を有するマッサージ機において、前記フレームは、マッサージユニットを支持する支持部を有しており、前記マッサージユニットは、駆動軸と、前記駆動軸に設けられた施療部材と、移動手段と、を有しており、前記支持部は、前記駆動軸の中途部を支持する第1支持部と、前記駆動軸の中途部より外側部を支持する第2支持部と、を有しており、前記第1支持部と前記第2支持部は、被施療部の長手方向に延設して設けられており、前記移動手段は、マッサージユニットを第1支持部と第2支持部に沿って移動させることを特徴する。
このように構成することで、マッサージユニットの駆動軸が撓むことを防止することが可能となる。
また、前記移動手段は、ガイドと、被ガイドであり、前記ガイドは支持部に設けられ、前記被ガイドは、前記マッサージユニットに設けられる。
このように構成することで、マッサージ部を安定して移動させることが可能となる。
また、前記ガイドは、第2支持部に設けられ、前記マッサージユニットは駆動部を有しており、前記駆動部は、前記第1支持部に支持される。
このように構成することで、重量のある駆動部が第1支持部に支持されるため、駆動軸の撓みが防止できる。
また、前記第2支持部は、被施療部がガイドと被ガイドに接触することを防止するカバー部を有する。
このようにカバーを設けることで、被施療者の身体がラックとピニオンに接触することがない。
また、前記駆動部は検出部を有しており、前記第1支持部の一端側と他端側に被検出部を有している。
このように構成することで、マッサージユニットが支持部から脱落することがない。
また、前記マッサージ機は、少なくとも座部とフットレストを有しており、前記フットレストに、前記フレームと、前記マッサージユニットが設けられており、前記マッサージユニットの前記施療部材は、被施療者の足裏を施療するローラーであり、前記ローラーの形状は、駆動軸の端部側から駆動軸の中央に向かうにつれて、径が大きくなる。
ローラー形状を駆動軸の中央部に向かう程、径を大きくするので足裏の土踏まずの形状に合わせてマッサージすることが可能となる。
また、前記マッサージ機は、足先側と踵側に被検出部を有しており、前記足先側の被検出部を検知した箇所でマッサージユニットの移動を終了する。
着座時や起立時に、安定してフットレストに立つことが可能となる。
また、本発明は、フレームと、フレーム内に収納されたマッサージユニットと、を有しており、前記マッサージユニットは、施療部材と、施療部材を被施療部に沿って移動させる移動手段と、を有しており、前記施療部材には、使用者の身体が施療部材とフレームの間に挟み込まれることを防止する第1挟込防止手段が設けられており、前記第1挟込防止手段は、前記施療部材の移動に従動することを特徴する。
この様に、第1挟込防止手段を施療部材と共に移動させることで、施療部材が移動してもフレームと施療部材に身体が挟み込まれることを防止することが可能となる。
また、前記第1挟込防止手段は、使用者の身体を支持する支持体を有している。
この様に、第1挟込防止手段の支持体によっても身体を支持できるので、安定して施療部材に身体を乗せることが可能となる。
また、前記マッサージユニットが移動した位置において、少なくとも前記施療部材と前記支持体のいずれかに身体が支持されている。
マッサージユニットが移動をしても、施療部材と支持体の何れかに身体が支持されるので、フレームと施療部材の間に身体が挟み込まれることを防止できる。
また、前記施療部材と前記支持体は、前後方向に並設され、前記施療部材は指先側に配置される。
身体端部側(手先,足先側)に施療部材が配置され、その後ろに支持体が配置されるので、挟み込みが防止できる。
また、前記支持体は、前記施療部材と離間した状態で設けられており、少なくとも施療部材と支持体が干渉しない距離で配置されている。
この様に、施療部材の動きを妨げにならないようになっている。
また、前記施療部材と前記支持体は、転動体であり、前記支持体は、施療部材より小径となっている。
この様に構成する事で施療部材とフレームで身体が挟まれることを防止できる。
また、前記施療部材は、前記マッサージユニットの駆動軸に設けられており、前記支持体は、前記駆動軸に連結部材を介して設けられている。
この様な構成とすることで、施療部材の移動に支持体を従動させることが可能となる。
また、前記連結部材は、駆動軸に対して回動可能に設けられており、前記フレームは、隆起部を有しており、前記支持体は、隆起部に沿って移動する。
この様に構成することで、支持体が隆起部に沿って移動することが可能となり、隆起部に上った支持体によっても身体を押圧することが可能となる。
また、前記フレームは、凹状に形成されており、前記凹状部分に前記マッサージユニットが配置され、前記マッサージユニットの上部には、第2挟込防止手段が配置され、前記第2挟込防止手段は、外圧によって前記凹状部分に対して接近離反する。
この様に構成することで、第2挟込防止手段によっても施療部材とフレームの間に身体が挟まることを防止できる。
また、前記第2挟込防止手段は、凹状部分を覆う様に設けられた非伸縮部材である。
この様に構成することで、非伸縮部材でも挟込を防止できる。
本発明は、駆動軸の撓みを防止し、スムーズに移動することができるマッサージ機を提供できる。
また、本発明は、施療部材とフレームとの間に、身体が挟み込まれることを防止すること可能となるマッサージ機を提供できる。
本発明の実施形態に係るマッサージ機の斜視図である。 本発明の実施形態に係るマッサージ機のブロック図である。 本発明の実施形態に係るマッサージ機を示す図である。 本発明の実施形態に係るマッサージ機を示す図である。 本発明の実施形態に係るマッサージ機を示す図である。 本発明の実施形態に係るマッサージ機のマッサージユニットを示す図である。 本発明の実施形態に係るマッサージ機のマッサージユニットを示す図である。 本発明の実施形態に係るマッサージ機のマッサージユニットを示す図である。 本発明の実施形態に係るマッサージユニットの駆動部を示す図である。 本発明の実施形態に係るマッサージユニットの駆動部を示す図である。 本発明の実施形態に係るマッサージ機を簡略化して示す図である。 本発明の実施形態に係るマッサージ機を簡略化して示す図である。 本発明の実施形態に係るマッサージ機を簡略化して示す図である。 本発明の実施形態に係るマッサージ機を簡略化して示す図である。 本発明の実施形態に係るマッサージ機を簡略化して示す図である。 本発明の実施形態に係るマッサージ機を簡略化して示す図である。 本発明の実施形態に係るマッサージ機を簡略化して示す図である。 本発明の第1挟込防止手段を示す図である。 従来のマッサージ機のローラーを示す図である。 本発明の実施形態に係るマッサージ機を簡略化して示す図である。 本発明の実施形態に係るマッサージ機の転動体を示す図である。 本発明の実施形態に係るマッサージ機を簡略化して示す図である。 本発明の実施形態に係るマッサージ機を簡略化して示す図である。 本発明の実施形態に係るマッサージ機を簡略化して示す図である。
[全体構成]
以下、本発明のマッサージ機1の全体構成について説明する。
図1は本発明の実施形態に係るマッサージ機1の斜視図である。
図2は、マッサージ機1のブロック図である。
図3はマッサージ機1が起立状態の図である。
図4はマッサージ機1がリクライニング状態の図である。
なお、以下の説明で用いる方向の概念は、起立状態にあるマッサージ機1に着座した被施療者から見たときの方向の概念と一致するものとし、左手側が「左」であり、右手側が「右」であり、頭部側が「上」であり、腰部側が「下」であり、被施療者の顔側が「前」であり、被施療者の後頭部側が「後」であり、その他の場合は適宜説明するものとする。
図1に示すとおり、本発明のマッサージ機1は、主として、使用者が着座する座部2と、座部2の後部にリクライニング可能に設けられた使用者が凭れる背凭れ部3と、座部2の前部に上下揺動可能に設けられた使用者の下肢を支持するフットレスト4と、座部2の左右両側に設けられた使用者が腕部を載置する肘掛け部5と、座部2を支持するとともに床面に設置される脚フレーム6と、を有している。座部2、背凭れ部3、フットレスト4及び肘掛け部5は、使用者の身体を支持する身体支持部として機能する。
図1に示すとおり、背凭れ部3は、被施療部としての背中の背面を支持可能である。
背凭れ部3は、背面板(図示せず)と側壁(図示せず)と、上面板(図示せず)により、形成されたフレームで構成されている。
背凭れ部3内には、身長方向に沿って昇降可能に構成されて使用者の背部をマッサージするマッサージ手段としてマッサージユニット7が設けられている。マッサージユニット7は、左右で対をなす施療部材7aを有している。また、背凭れ部3内には、マッサージユニット7が2つ設けられていてもよい。
また、背凭れ部3には、被施療者の上腕付近を外側から押圧するマッサージ手段としてのエアセルI10iが設けられており、エアセルI10iは左右で対をなして設けられている。
前記エアセルI10iを膨張させることで、被施療者の上腕や肩を押圧して上半身を固定する固定手段(10a〜10i)とすることが可能である。また、前記固定手段(10a〜10i)は、後述するマッサージユニット7が被施療部の長手方向に移動した際に、被施療部がマッサージユニット7の移動にともなって位置ズレしてしまうことを阻止する移動阻止手段(10a〜10i,11)として機能する。
図1に示すとおり、座部2は、被施療部としての臀部及び大腿部を支持可能である。
座部2は、床面に設置される脚フレーム6に支持されており、前記脚フレーム6は、底板(図示せず)と、底板から立上る側壁(図示せず)と、前面板(図示せず)とにより、構成されたフレームで構成されている。
座部2は、側壁(図示せず)と前面板(図示せず)によって支持され、被施療者の身体を支える。
座部2内には、被施療部として臀部又は大腿部をマッサージするマッサージ手段としてのマッサージユニット7が設けられていてもよい。
このマッサージユニット7は、臀部又は大腿部に対応して設けられた左右で対をなす施療部材7aを有している。マッサージユニット7は、臀部から大腿部を移動可能に構成されている。
また、座部2には、臀部及び大腿部を外側から押圧するマッサージ手段としてのエアセルA10aが設けられている。
前記エアセルA10aを膨張させることで、被施療者の臀部及び大腿部を押圧して固定する固定手段(10a〜10i)とすることが可能である。また、前記固定手段(10a〜10i)は、後述するマッサージユニット7が被施療部の長手方向に移動した際に、被施療部がマッサージユニット7の移動にともなって位置ズレしてしまうことを阻止する移動阻止手段(10a〜10i,11)として機能する。
図1に示すとおり、フットレスト4は、被施療部としての下肢を支持可能であり、足部を保持する足保持部40と、脚部を保持する脚保持部41と、で構成されている。
足保持部40は、足裏に対向する足裏ステップ40a(図5参照)と、足裏ステップ40a(図5参照)の後部から立設され、踵の後面に対向する底壁40b(図5参照)と、足裏ステップ40a(図5参照)の左右両側から立設された足部の外側面に対向する側壁40c(図5参照)と、足裏ステップ40a(図5参照)の左右中央から立設された足部の内側面に対向する中間壁40d(図5参照)と、により形成されたフレームで構成されている。
側壁40c(図5参照)と、中間壁40d(図5参照)には、エアの給排気により膨張収縮し、対応する部位をそれぞれマッサージするマッサージ手段としてのエアセルB10bとエアセルC10cと、足裏の長手方向に移動可能に構成され、足裏をマッサージするマッサージ手段としてマッサージユニット7が設けられている。マッサージユニット7は、左右で対をなす施療部材7aを有している。
側壁40c(図5参照)と、中間壁40d(図5参照)には、踵を押圧するエアセルB10bがそれぞれ設けられている。側壁40c(図5参照)には、足先(つま先や足の甲)の外側面又は上面を押圧するエアセルC10cが設けられている。また、中間壁40d(図5参照)に、足先(つま先や足の甲)の内側面又は上面を押圧するエアセルを設けてもよい。
足裏ステップ40a(図5参照)には、足部である足裏をマッサージするマッサージユニット7が設けられている。
前記エアセルB10b,C10cを膨張させることで、被施療者の踵やつま先,足の甲を押圧して固定する固定手段(10a〜10i)とすることが可能である。また、前記固定手段(10a〜10i)は、後述するマッサージユニット7が被施療部の長手方向に移動した際に、被施療部がマッサージユニット7の移動にともなって位置ズレしてしまうことを阻止する移動阻止手段(10a〜10i,11)として機能する。
図1に示す通り、脚保持部41は、脹脛の裏に対向する脹脛裏壁と、脹脛裏壁の左右両側から立設された脚部の外側面に対向する脹脛側壁と、脹脛裏壁の左右中央から立設された脚部の内側面に対向する中間壁と、により形成されたフレームで構成されている。脚保持部41は、左右の脚部を振り分けて設置できるように凹状が2つ並んだ脚部マッサージ機となっている。
脹脛裏壁と、脹脛側壁と、中間壁には、エアの給排気により膨張収縮し、対応する部位をそれぞれマッサージするマッサージ手段としてのエアセルD10d〜エアセルF10fと、を有している。
脹脛裏壁には、脹脛の裏を押圧するエアセルD10dが設けられている。脹脛側壁には、脹脛の外側面を押圧するエアセルE10eが設けられている。中間壁には、脹脛の内側面を押圧するエアセルF10fが設けられている。
前記エアセルD10d,E10e,F10fを膨張させることで、被施療者の脹脛を固定する固定手段(10a〜10i)とすることが可能である。 また、前記固定手段(10a〜10i)は、後述するマッサージユニット7が被施療部の長手方向に移動した際に、被施療部がマッサージユニット7の移動にともなって位置ズレしてしまうことを阻止する移動阻止手段(10a〜10i,11)として機能する。
図1に示すとおり、肘掛け部5は、被施療部としての上肢を支持可能であり、前腕を支持する肘掛け部A50と、上腕及び肩を支持する肘掛け部B51と、で構成される。
前記肘掛け部A50と前記肘掛け部B51は、分割されて肘掛け部5に設置されていてもよいし、一体的に形成されていてもよい。
肘掛け部A50は、略コの字状に形成されており、底板50aと、底板から立上った側壁50bと、底板に対向し側壁に支持された上板50cにより形成されたフレームで構成されている。
前記肘掛け部A50は、略コの字状の開口を上側や横側に向けて設置してもよいし、略L字状としてもよい。
前記側壁には、エアセルG10g,エアセルH10hが前腕の長手方向に設けられており、エアの給排気により膨張収縮し、対応する部位をそれぞれマッサージする。
また、手部から前腕の長手方向に移動可能に構成され、手部及び前腕をマッサージするマッサージ手段としてマッサージユニット7が設けられている。マッサージユニット7は、施療部材7aを有している。
また、上板にも側壁と同じくエアセルが設けられていてもよい。
前記側壁に設けられたエアセルG10gは、手の甲部分を側方及び上方から押圧することとなる。
前記側壁に設けられたエアセルH10hは、前腕を側方及び上方から押圧することとなる。
前記エアセルG10g,エアセルH10hを膨張させることで、被施療者の手部と前腕を固定する固定手段(10a〜10i)とすることが可能である。また、前記固定手段(10a〜10i)は、後述するマッサージユニット7が被施療部の長手方向に移動した際に、被施療部がマッサージユニット7の移動にともなって位置ズレしてしまうことを阻止する移動阻止手段(10a〜10i,11)として機能する。
肘掛け部B51は、略Lの字状に形成されており、底板51aと、底板51aから立上った側壁51bと、により形成されたフレームで構成されている。
また、前記底板51aは、前記背凭れ部3の身体支持面を底板51aとしている。
前記側壁51bには、エアセルI10iが肩から上腕にかけての長手方向に設けられており、エアの給排気により膨張収縮し、マッサージする。
また、エアセルI10iは、背凭れ部3のマッサージユニット7と協働してマッサージを行う。
前記肘掛け部B51は、前記底板51aと側壁51bの他に、底板51aに対向し、側壁51bに支持された上板を有していてもよい。また、上板にも側壁51bと同じくエアセルが設けられていてもよい。
前記エアセルI10iは肩から上腕を押圧し、エアセルI10iが側壁51bに設けられる場合は、肩及び上腕を側方及び前方から押圧するし、上板に設けられる場合は、肩及び上腕を前方から押圧することとなる。
前記エアセルI10iを膨張させることで、被施療者の肩と上腕を固定する固定手段(10a〜10i)とすることが可能である。また、前記固定手段(10a〜10i)は、後述するマッサージユニット7が被施療部の長手方向に移動した際に、被施療部がマッサージユニット7の移動にともなって位置ズレしてしまうことを阻止する移動阻止手段(10a〜10i,11)として機能する。
図2に示すとおり、マッサージ機1にはエアセルA10a〜エアセルI10iに対してエアを給排気するポンプ及びバルブ等からなるエアユニット10が設けられている。エアユニット10は、エアセルA10a〜エアセルI10iを任意の膨張量で維持可能に構成することが好ましく、この場合はエアセルA10a〜エアセルI10iの膨張量を調節することができる。
図2に示すアクチュエータ11は、背凭れ部3のリクライニングと、フットレスト4の昇降を行うものである。 座部2の下方に設けられた脚フレーム6内には、前後方向に伸縮する直動式のアクチュエータ11,11により、図3と図4に示す様に、背凭れ部3は座部2の後端部分を回転中心として前後方向にリクライニング可能に構成されており、フットレスト4は座部2の前端部分を回動中心として上下方向に揺動可能に構成されている。
また、背凭れ部3は、起立した状態と倒伏した状態との間における任意の位置で停止できるようになっており、フットレスト4も、上昇した状態と下降した状態との間における任意の位置で停止できるようになっている。
また、前記フットレスト4を上下させるアクチュエータ11は、前記フットレスト4を上昇させることで、足裏のマッサージユニット7が被施療部の長手方向に移動した際に、被施療部がマッサージユニットの移動にともなって位置ズレしてしまうことを阻止する移動阻止手段(10a〜10i,11)としても機能する。
図2に示すとおり、このマッサージ機1には、プログラマブルなマイコン等よりなる制御部14が設けられており、使用者による操作器(図示せず)からの指示や予め定められたプログラムに従って、前述したマッサージユニット7、エアユニット10及びアクチュエータ11の各動作を制御するよう構成されている。
[マッサージユニットの構成]
座部2,背凭れ部3,フットレスト4,肘掛け部5に、それぞれ設けられたマッサージユニット7は、同一のものであり、フットレスト40に設けられたマッサージユニット7を例にとって構成を説明する。
図5はフットレスト4の斜視図である。
図6はマッサージユニット7を示しており、フレームを取り除いた図である。
図7はマッサージユニット7の駆動部69を示す図である。
図8はマッサージユニット7を示しており、第2支持部76bとカバー部77を示す図である。
図9はマッサージユニット7の減速機を示す図である。
図10はマッサージユニット7の減速機を示す図である。
図5に示すとおり、マッサージ機1は、フレームと、フレーム内に収納されたマッサージユニット7と、を有している。
前記フレームは、マッサージユニット7を支持する支持部76を有している。
図6〜図8に示すとおり、マッサージユニット7は、被施療部の長手方向の移動と共に施療部材7aを駆動させる施療手段20を有している。施療手段20は、駆動部69と、駆動部69内に設けられたモータ70と、モータ70の駆動により回転する駆動軸71と、駆動軸71に設けられた左右の下肢に対応して対をなす施療部材7aと、前記モータ70の駆動を受けてマッサージユニット7を移動させる移動手段21により構成されている。前記移動手段21は、前記モータ70の駆動により回転する駆動軸71に設けられるピニオン18と、後述する第2支持部76bに設けられたラック19である。
駆動軸71は、左右方向を軸方向としており、ギヤケース73に収容された減速機を介してモータ70に連結されている。
前記支持部76は、前記駆動軸71の中途部を支持する第1支持部76aと、前記駆動軸71の中途部より外側部を支持する第2支持部76bと、を有しており、前記第1支持部76aと前記第2支持部76bは、被施療部の長手方向に延設して設けられている。
このように構成することで、マッサージユニット7の駆動軸71の中途部(中央)が撓むことを防止することが可能となる。
また、支持部76を身体の長手方向に延設してあるので、マッサージユニット7が移動して、身体部位の重量が変わっても、駆動軸71の撓みを防止することが可能となる。
図10に示すモータ70はブラシレスモータであり、モータ70の駆動を行うドライブ基板70bが組み込まれている。具体的には、ドライブ基板70bの板面が左右方向を向くように、モータ70の胴体の側面に取り付けられている。モータ70は、減速機を収容するギヤケース73に側方からネジ止めすることにより固定されている。モータ70は、図9に示すように一方向のみに突出する出力軸70cを有しており、この出力軸70cにウォームよりなるギヤ70dが設けられている。駆動軸71の軸方向は左右方向であり、モータ70の出力軸70cと同一方向である。また、モータ70をドライブ基板70bが組み込まれたブラシレスモータで構成することにより、駆動部69を小型化することができ、またモータ70の性能も高めることができる。
駆動部69は、駆動軸71の回転位置を検出するセンサ46(図2参照)を有している。このセンサ46(図2参照)は、ドライブ基板70bのギヤケース73とは反対側の板面に設けられた検出体(図示せず)と、駆動軸71に設けられたマグネットホルダを有する被検出体(図示せず)と、により構成されている。ドライブ基板70bは、制御部14に電気的に接続されており、検出体(図示せず)が被検出体(図示せず)であるマグネットホルダの存在を検出することにより、駆動軸71の回転位置における特定位置(原点)を検出することができる。このように、モータ70のドライブ基板70bに検出体(図示せず)を設けているため、センサ46(図2参照)を設けるための基板を別途必要とせず、駆動部69を低コスト化することができる。
減速機は、出力軸70cと交差する方向の回転軸82aと、出力軸70cに一体回転可能に設けられたウォームよりなるギヤ70dと、回転軸82aに一体回転可能に設けられ出力軸70cのギヤ70dに噛合するはすば歯車よりなる第1ギヤ82bと、回転軸82aに一体回転可能に設けられ第1ギヤ82bとは回転軸82aの軸方向に位置ずれしたウォームよりなる第2ギヤ82cと、駆動軸71に一体回転可能に設けられ第2ギヤ82cに噛合するウォームホイールよりなる第3ギヤ82dと、を有している。このように、回転軸82a、第1ギヤ82b、及び第2ギヤ82cは、出力軸70c及び駆動軸71を連動連結する中間歯車を構成している。
従って、モータ70を駆動すると、出力軸70cの回転動力が第1ギヤ82bを介して回転軸82aに伝達される。更に、回転軸82aの回転動力が第2ギヤ82c(ウォーム)と第3ギヤ82d(ウォームホイール)により、減速して駆動軸71に伝達される。すなわち、減速機は、出力軸70cの回転動力を2段階に減速して駆動軸71に伝達する。駆動軸71の回転は2段階の減速によって十分減速されるため、施療部材7aを適した速度で動作させることができ、マッサージユニット7を同時に移動させることが可能となる。
駆動軸71には、所定距離を存して施療部材7aが設けられている。施療部材7aは、ローラーとなっており、左右方向に複数のローラーが駆動軸71上に設けられている。
前記複数のローラーは、夫々径が異なっていてもよいし、駆動軸71の端部側から駆動軸71の中央側へ向かうにつれて、径が大きくなる様にしてもよい。ローラーの形状は、被施療部に対して刺激を与える作用があればよく、順次大きく又は小さくなっていく様に設けてもよい。
また、ローラーの周方向に複数の突起を設けるものであってもよい。
このように構成されたマッサージユニット7は、モータ70の駆動により駆動軸71が回転すると、施療部材7aが回転して足裏にマッサージを行い、足裏に隈なく指圧作用を与えることができる。
また、ローラーは、前記駆動軸71に固定されているので、駆動軸71が回転すると、ローラーが回転するようになっているが、駆動軸71の回転に関わらず、ローラーを自由に回転させてもよい。
この場合、ローラーは、駆動軸71にベアリングを介して取り付けられるため、負荷がかからない状態では、駆動軸71の回転方向と同じ方向へ回転するが、ローラーに被施療部を当接させて負荷がかかった状態では、ローラーは、駆動軸71とともに回転しなくなる。
また、前記移動手段21は、前記マッサージユニット7を第1支持部76aと第2支持部76bに沿って移動させるので、被施療部の長手方向に沿って移動可能となる。すなわち、マッサージユニット7は、足裏ステップ40aに設けた場合は足裏に沿って前後方向へ移動する。
移動手段21は、前記モータ70の駆動により、被ガイドを駆動させ、被ガイドがガイド上を移動する。
前記被ガイドは、マッサージユニット7に設けられ、前記モータ70の駆動により回転する駆動軸71に設けられた左右で対をなすピニオン18である。
前記ガイドは、フレームに設けられ、前記ピニオン18に噛合する左右で対をなすラック19である。なお、本実施例では、前記ラック19と第2支持部76bは、一体的に形成されている。
この様に移動手段21は、前記駆動部69に設けられたモータ70と、前記モータ70の駆動を受け、回動する駆動軸71と、前記駆動軸71に設けられたピニオン18と、前記第2支持部76aに設けられたラック19により構成される。
前記モータ70は、駆動軸71を回転させることで、施療部材7aの駆動とマッサージユニット7の移動を両立できる。
また、第1支持部76aにも前記ガイドが設けられている。第1支持部76aは、前記駆動部69を支持しつつ、ガイドによってスムーズに移動できる様になっている。
マッサージユニット7は、駆動軸71の中央付近に駆動部69が設けられる。また、駆動部69の重量や被施療者の体重によって、力のかかりやすい駆動軸71が撓んでしまうことを防止することが可能となる。
この様に構成することで、マッサージユニット7を移動させることが可能となる。
この様に、マッサージユニット7は、被施療部の長手方向の移動と共に施療部材7aを駆動させる施療手段20を有している。
このようにマッサージユニット7を被施療部に沿って移動可能とすることにより、マッサージの範囲を拡大することができるとともに、ローリングマッサージが可能となる。
なお、前述した実施形態では、単一のモータ70で施療部材7aの駆動とマッサージユニット7の移動を両立する構成としたが、これに限られない。
施療部材7aの駆動とマッサージユニット7の移動を、別個のモータにより独立して行えるようにしてもよい。
また、単一のモータ70であっても、クラッチを設けることにより、モータ70を一方へ回転させると施療部材7aの駆動とマッサージユニット7の移動が行われ、モータ70を他方へ回転させるとマッサージユニット7の移動が解除されるようにしてもよい。
また、図7と図8に示す様に、前記第2支持部76bは、被施療部がガイドと被ガイドに接触することを防止するカバー部77を有している。
前記第2支持部76bには、開口が横方向に向いた凹状の切り欠きが設けられている。前記第2支持部76bに設けられた凹状の切り欠きは、ラック19とピニオン18と駆動軸71の端部を収容する。
前記カバー部77は、この凹状の切り欠きを側方から塞ぐように設けられる。このカバー部77は、前記ラック19とピニオン18が被施療部に接触することを防止するものであり、前記ラック19とピニオン18の露出を防ぐ様な形状であればよい。例えば、ラック19とピニオン18の上方から側方を覆う形状としてもよい。
また、前記カバー部77は、駆動軸71に接触しない程度に、前記第2支持部76bの凹状の切り欠きを側方から塞いでいる。このためマッサージユニット7の移動を阻害しないようになっている。
このように被施療部がガイドと被ガイドに接触することを防止するカバー部77を設けることで、被施療者の身体が、前記ガイドであるラック19と被ガイドであるピニオン18に接触しない。
また、図7に示す様にマッサージユニット7は、移動の限界位置を検知するセンサ47を有している。
前記センサ47は、前記駆動部69は検出部47aを有しており、前記第1支持部76aの一端側と他端側に被検出部47bを有している。
前記検出部47aは、ホールICであって、前記被検出部47bは、磁石である。
前記磁石は、第1支持部76aの足先側と踵側にそれぞれ設けられている。
この足先側に設置された磁石又は踵側に設置された磁石のいずれかの箇所で、マッサージユニット7を停止又は、反転させて移動させることで、マッサージユニット7が支持部76からの脱落を防止することができる。
また、検出部47aを駆動部69に設けているので、駆動部69の配線と検出部47aの配線をまとめることができる。
また、被検出部47bの磁石は、エアセルA10a〜エアセルI10i付近に配置されていてもよい。
この様にエアセルA10a〜エアセルI10iに対応する位置に被検出部47bの磁石を配置することで、前記制御部14は、マッサージユニット7の移動を細かに制御することが可能となる。
また、前記マッサージユニット7を磁石の位置で停止して、エアセルと施療部材7aでマッサージすることが可能となる。
[マッサージ機の制御について]
前記マッサージ機1の制御部14は、前記移動手段21と移動阻止手段(10a〜10i,11)を駆動させて施療を行うことが可能である。
図11は、足保持部40のマッサージユニット7と移動阻止手段であるエアセルC10cを駆動させている図である。
図12は、足保持部40のマッサージユニット7と移動阻止手段であるエアセルB10bを駆動させている図である。
図13は、肘掛け部5のマッサージユニット7と移動阻止手段であるエアセルG10gを駆動させている図である。
図14は、肘掛け部5のマッサージユニット7と移動阻止手段であるエアセルH10hを駆動させている図である。
図15は、足保持部40のマッサージユニットと移動阻止手段であるアクチュエータ11を駆動させている図である。
図16は、足保持部40のマッサージユニット7と移動阻止手段であるエアセルE10eとF10fを駆動させている図である。
図11〜16の様に、前記マッサージ機1の制御部14は、前記移動手段21と移動阻止手段(10a〜10i,11)を駆動させて施療を行うことが可能である。
このような制御を行う場合、制御部14は、フレーム内に収納されたマッサージユニット7と、マッサージユニット7に設けられた被施療部の長手方向の移動と共に施療部材7aを駆動させる施療手段20と、フレームに設けられた被施療部の長手方向に被施療部が移動することを阻止する移動阻止手段(10a〜10i,11)と、を駆動させて施療を行う。
この様に制御することで、前記施療部7aによる施療範囲が拡大し、施療手段20と移動阻止手段(10a〜10i,11)を同時に駆動させることで、マッサージユニット7の移動と、施療部材7aの駆動によって、被施療部がつれて動いてしまうことを防ぐことが可能となる。
このように制御することで、被施療部がつれて動くことを防止し、施療効果を高めることが可能となる。
例えば、制御部14が足裏の施療を行うマッサージ機1を駆動させる場合、前記制御部14は、足裏のマッサージユニット7の移動と、移動阻止手段(10a〜10i,11)を駆動させて施療をおこなうので、移動阻止手段(10a〜10i,11)により足の移動を阻止し、マッサージユニット7が移動しても、足がつれて動くことを防止することが可能である。
[動作1について]
また、マッサージ機1の制御部14は、以下の様な制御を行ってもよい。
前記制御部14は、移動阻止手段(10a〜10i)を駆動させた状態で施療手段20を駆動させる。
つまり、前記制御部14は、第1ステップにおいて、前記移動阻止手段(10a〜10i)を駆動させ、第2ステップにおいて、前記移動阻止手段(10a〜10i)を駆動させた状態で、施療手段20を駆動させる。
このように制御することで、被施療部が移動阻止手段(10a〜10i)によって移動を阻止されるので、より効果的なマッサージを行うことが可能となる。なお、マッサージユニット7を往復移動してもよい。
例えば、前述の動作1の前記第1ステップと第2ステップを足裏のマッサージユニット7で行う場合は、以下の様になる。
図11と図12には、被施療部である脚部と足部が図示されており、脚部を支持する脚保持部41と、足部を支持する足保持部40が簡略化して図示されている。
脚保持部41は、 エアセルE10eを有しており、エアセルE10eに重なって図示されていないが、エアセルE10eの膨張と同時にエアセルF10fも膨張できるようになっている。
足保持部40は、エアセルB10bとエアセルC10cを有しており、エアセルB10bは、踵の両側部を押圧し、エアセルC10cは、足部を小指側から押圧するようになっている。
また、図11において、エアセルC10cが墨付きとなっているのは、エアセルC10cが膨張していることをわかりやすくするためである。図12のエアセルB10bも同様である。
前記制御部14は、第1ステップにおいて、エアセルC10cを膨張させ、第2ステップにおいて、エアセルC10cを駆動させた状態で、施療手段20を駆動させる。
この様に、第1ステップと第2ステップを順次行うことで、前記エアセルC10cで足先を押圧し、エアセルC10cで足先を押圧した状態を維持して、マッサージユニット7を移動させることとなる。
この動作を行うことで、足先が押圧されているため、マッサージユニット7が足裏の長手方向に移動しても、足がマッサージユニット7の移動にともなって、つれて動くことがない。
また、上記動作は、図12のようにエアセルB10bで踵を押圧して行ってもよい。
例えば、前述の動作1の前記第1ステップと第2ステップを上肢のマッサージユニット7で行う場合は、以下の様になる。
図13と図14には、被施療部である上肢(肩から手部)が図示されており、肩から手部を支持する肘掛け部5が簡略化して図示されている。
図13と図14に示すマッサージユニット7は、肩から上腕の長手方向を移動するマッサージユニット7と、前腕から手の長手方向を移動するマッサージユニット7が図示されている。
肘掛け部5の前腕部は、エアセルG10g,エアセルH10hを有している。肘掛け部5の上腕部は、エアセルI10iを有している。
肘掛け部5のエアセルG10gは、手部を押圧し、エアセルH10hは、前腕を押圧し、エアセルI10iは、肩から上腕を押圧する。
また、図13において、エアセルG10gが墨付きとなっているのは、エアセルG10gが膨張していることをわかりやすくするためである。図14のエアセルH10hも同様である。
前記制御部14は、第1ステップにおいて、エアセルG10gを膨張させ、第2ステップにおいて、エアセルG10gを駆動させた状態で、施療手段20を駆動させる。
この様に、第1ステップと第2ステップを順次行うことで、前記エアセルG10gで手部を押圧し、エアセルG10gで手部を押圧した状態を維持して、マッサージユニット7を移動させることとなる。
この動作を行うことで、手部が押圧されているため、マッサージユニット7が上肢の長手方向に移動しても、上肢がマッサージユニット7の移動にともなって、つれて動くことがない。
また、上記動作は、図15のようにエアセルH10hで前腕を押圧しておこなってもよい。
[動作2について]
また、マッサージ機1の制御部14は、以下の様な制御を行ってもよい。
前記制御部14は、移動阻止手段(10a〜10i)を駆動させ、マッサージユニット7を移動阻止手段(10a〜10i)から、離反する方向又は接近する方向に移動させる。
つまり、前記制御部14は、第1ステップにおいて、移動阻止手段(10a〜10i)を駆動させ、第2ステップにおいて、前記マッサージユニット7を移動阻止手段(10a〜10i)から離反する方向又は接近する方向に移動させる。
このように制御することで、移動阻止手段(10a〜10i)に移動を阻止された被施療部に対して、効果的なマッサージを行うことが可能となる。なお、マッサージユニット7を往復移動してもよい。
例えば、前述の動作2の前記第1ステップと第2ステップを足裏のマッサージユニット7で行う場合は、以下の様になる。
図11,図12に示す様に、前記制御部14は、第1ステップにおいて、エアセルB10b又はC10cを膨張させ、第2ステップにおいて、エアセルB10b又はC10cを膨張させた状態で、前記マッサージユニット7をエアセルB10b又はC10cから離反する方向又は接近する方向に移動させる。
この様に、第1ステップと第2ステップを順次行うことで、前記エアセルB10bで踵を押圧し、エアセルB10bで踵を押圧した状態を維持して、マッサージユニット7をエアセルB10bから離反する方向へ移動させることで、足を延ばすようなマッサージが可能となる。また、マッサージユニット7をエアセルB10bへ接近するように移動させることで、踵の押圧を強くすることが可能となる。
この動作を行うことで、踵が押圧されているため、マッサージユニット7が足裏の長手方向に移動しても、足がマッサージユニット7の移動にともなって、つれて動くことがないし、足裏からのマッサージをより効果的に行うことができる。
また、前記エアセルB10bに代えて、エアセルC10cを膨張させて、足先や足の甲を押圧して行ってもよい。
例えば、前述の動作2の前記第1ステップと第2ステップを上肢のマッサージユニット7で行う場合は、以下の様になる。
図13,図14に示す様に、前記制御部14は、前記制御部14は、第1ステップにおいて、エアセルG10g又はH10hを膨張させ、第2ステップにおいて、エアセルG10g又はH10hを膨張させた状態で、前記マッサージユニット7をエアセルG10g又はH10hから離反する方向又は接近する方向に移動させる。
この様に、第1ステップと第2ステップを順次行うことで、前記エアセルG10gで手部を押圧し、エアセルG10gで手部を押圧した状態を維持して、マッサージユニット7をエアセルG10gから離反する方向へ移動させることで、手部と前腕の関節を延ばすようなマッサージが可能となる。 また、マッサージユニット7をエアセルG10gへ接近するように移動させることで、手部の押圧を強くすることが可能となる。
この動作を行うことで、手部が押圧されているため、マッサージユニット7が上肢の長手方向に移動しても、上肢がマッサージユニット7の移動にともなって、つれて動くことがないし、上肢のマッサージをより効果的に行うことができる。
また、前記エアセルG10gに代えて、エアセルH10hを膨張させてもよい。
[動作3について]
また、マッサージ機1の制御部14は、以下の様な制御を行ってもよい。
前記制御部14は、前記検出部47aが被検出部47bを検知すると、マッサージユニット7の移動を停止させる。
また、前記被検出部47bは、少なくとも被施療部の長手方向における2か所に設けられており、前記制御部14は、いずれかの被検出部47bが検知されるまでマッサージユニット7を移動させてもよい。
このように制御することで、被検出部47bを検知した際のマッサージユニット7の停止位置を施療箇所とすることが可能である。
図7に示す様に、前記被検出部47bは、第1支持部76aの一端側と他端側に設けられており、前記制御部14は、第1支持部76aの一端側と他端側に設けられたいずれか被施療部47bを検知した箇所でマッサージユニット7の移動を終了してもよい。この様に、マッサージユニット7の位置が第1支持部76aの一端側と他端側のいずれかで停止されることとなるので、次回のマッサージの際にいずれかの端部からマッサージが開始されることとなる。
例えば、前述の動作3を足裏のマッサージ機1で行う場合は、以下の様になる。
前記足裏のマッサージ機1の制御部14は、前記第1支持部76aの一端側と他端側に設けられた被検出部47bを検知した位置でマッサージユニット7の移動を停止し、前記マッサージユニット7の停止位置を施療箇所とする。
図7に示す前記被検出部47bは、第1支持部76aの一端側と他端側の2か所に設けられているので、いずれかの被検出部47bをされるまで移動させ、検知した位置でマッサージユニット7の移動を停止し、マッサージを終了する。また、いずれかの被検出部47bを検知するまでは、マッサージ動作を実行しており、マッサージ動作中には、マッサージユニット7が進行方向と逆方向へ移動したり、停止したりしてマッサージを行いながら被検出部47bの位置まで移動する。
つまり、図11に示す様な足先側の被検出部47bを検知した場合、次回のマッサージ開始位置が足先側となるし、図12に示す様な踵側の被検出部47bを検知した場合、次回のマッサージ開始位置が踵側となる。施療部材7aが足先側へ移動する場合、被施療者が着座する際や立上る際にバランスを崩して転倒することを防止することが可能となる。通常、人がマッサージ機に腰かける場合、足先から踵へ体重を移動させて着座するが、施療部材7aを踵側へ移動させておくと、体重の乗った踵が不安定な施療部材7aに乗り、バランスを崩しやすい。また、椅子から起立する場合、踵に施療部材7aがあるとうまく立ち上がることができず、バランスを崩しやすい。このため、マッサージを終了する場合は、マッサージユニット7は、足先側へ移動させておくとよい。また、フットレスト4がアクチュエータ11によって上昇している場合は、マッサージユニット7を足先側に移動させず、踵側にマッサージユニット7を移動させてもよい。足先側にマッサージユニット7があると足先が常に押し上げられ、アキレス腱が常に伸びた状態となってしまい、被施療者によっては不快に感じるためである。また、踵側にマッサージユニット7があることで、フットレスト4が上昇又は下降して角度変更されている場合であってもマッサージ機1から乗り降りしやすくなる。
例えば、前述の動作3を上肢のマッサージ機1で行う場合は、以下の様になる。
前記上肢のマッサージ機1の制御部14は、前記第1支持部76aの一端側と他端側に設けられた被検出部47bを検知した位置でマッサージユニット7の移動を停止し、前記マッサージユニット7の停止位置を施療箇所とする。
図7に示す、前記被検出部47bは、第1支持部76aの一端側と他端側に設けられているので、いずれかの被検出部47bを検知した位置でマッサージユニット7の移動を停止し、マッサージを終了する。つまり、図13に示す様に手先側の被検出部47bを検知した場合、次回のマッサージ開始位置が手先側となるし、図14に示す様に前腕側の被検出部47bを検知した場合、次回のマッサージ開始位置が前腕側となる。
また、前記被検出部は、上肢の長手方向に複数設けられていてもよく、このように構成することで、上肢の長手方向に施療部材7aを移動させて、マッサージすることが可能となる。
[動作4について]
また、前記被検出部47bは、前記エアセル付近に設けられている。
よって、前記被検出部47bの位置でマッサージユニット7の移動を停止することで、エアセルに対応した位置で被施療部に対してマッサージすることが可能である。
このような動作を行う場合、前記制御部14は、前記被検出部47bを検知した箇所でマッサージユニット7の移動を停止し、前記被検出部47bの付近の前記エアセルを膨張させる。
具体的には、図11〜14に示す様に、前記制御部14は、第1ステップとして、マッサージユニット7を移動させ、第2ステップとして、マッサージユニット7が前記被検出部47bを検知した箇所で停止させ、前記被検出部47bの付近にあるエアセルを膨張させている。
このように構成することで、施療部材7aとエアセルによって、被施療部を挟んでマッサージすることが可能となる。
[動作5について]
また、前記制御部14は、被施療部の長手方向における一方向に存在する被検出部47bを検知するまでマッサージユニット7を移動させる動作と、被施療部の長手方向における他方向に存在するエアセルを膨張させる動作を同期させて行う。
例えば、踵側の被検出部47bを検知した位置でマッサージユニット7の移動を停止し、エアセル10cを膨張させる。この様に動作させることで、足先側は、押し下げられ、踵側は、施療部材7aによって、持ち上げられることとなり、足の甲から足首にかけての筋肉が伸ばされストレッチすることが可能となる。また、足先側の被施療部47bを検知した位置でマッサージユニット7の移動を停止し、エアセル10bを膨張させてもよい。この様に動作させることで、踵が固定され、足先がもちあげられるので、アキレス腱のストレッチを行うことが可能となる。
また同期とは、マッサージユニット7の移動が先に開始しエアセル10c(エアセル10b)が後に膨張してもよいし、エアセル10c(エアセル10b)が先に膨張してマッサージユニット7の移動が後に開始してもよいし、それぞれが同じタイミングで動作してもよい。
この様に動作することで、被施療部の移動を阻止し、被施療部に対してエアセルと施療部材7aによってマッサージを行うことが可能となる。
[動作6について]
図15は、フットレスト4を昇降させた状態で、マッサージユニット7を移動させている。
このように制御することで、足の移動を阻止しつつマッサージユニット7でマッサージすることが可能となる。
前記制御部14は、第1ステップとして、フットレスト4を上昇させ、第2ステップとして、足裏のマッサージユニット7を移動させている。なお、マッサージユニット7を往復移動してもよい。
この様に、下肢の移動阻止手段として、昇降機構(アクチュエータ11)を制御してフットレスト4を上昇させて、足の移動を阻止している。
この状態で、マッサージユニット7を移動させることで、足がマッサージユニット7につれて移動することを防止することが可能である。
[動作7について]
図16は、フットレスト4のエアセルE10eとエアセルF10fを膨張させて足裏のマッサージユニット7を移動させている。
前記フットレスト4は、脚部を支持する凹状を有しており、前記凹状の側部にエアセルE10eとエアセルF10fを有しており、前記制御部14は、前記エアセルE10e,F10fを駆動させた状態で、マッサージユニット7を移動させている。
つまり、前記制御部14は、第1ステップとして、エアセルE10eとエアセルF10fを膨張させ、第2ステップとして、エアセルE10eとエアセルF10fを膨張させた状態で、足裏のマッサージユニット7を移動させている。なお、マッサージユニット7を往復移動してもよい。
このように制御することで、エアセルE10eとエアセルF10fが膨張し、脚部が固定されるので、足裏のマッサージユニット7を移動させたとしても、つれて移動することを防止できる。
このように制御することで、脹脛を押さえて、足裏をマッサージすることが可能であり、踵側部分への施療の体感が強くなる。
また、上記で説明した動作6と合わせて行うことで、よりつれて動くことを防止することが可能となる。
図17は、本発明の実施形態に係るマッサージ機1を簡略化して示す図である。図17のマッサージ機1は、第1挟込防止手段30を有している。
図18は、本発明の第1挟込防止手段30を示す図である。図18には、施療部材7aと第1挟込防止手段30が示されている。図18aは、施療部材7aと第1挟込防止手段30を側面から見た図であり、図18bは、施療部材7aと第1挟込防止手段30を平面から見た図である。
図19は、従来のマッサージ機のローラーを示す図である。図19aは、足の指先よりも前方にローラーが移動した図である。図19bは、ローラーが踵側へ向けて移動し、足の指先にローラーが接触している図を示している。
図20は、本発明の実施形態に係るマッサージ機1を簡略化して示す図である。
図20a,図20b,図20cは、フレームである足保持部40に使用者の足部をいれた状態を示しており、図20aは、施療部材7aと第1挟込防止手段30が爪先側へ移動した図であり、図20bは、施療部材7aと第1挟込防止手段30が土踏まず付近へ移動した図であり、図20cは、施療部材7aと第1挟込防止手段30が踵側へ移動した図である。
図21は、本発明の実施形態に係るマッサージ機1の転動体を示す図である。図21aは、角の存在を強調した転動体を示している。図21bは、角の存在を抑制した転動体を示している。
図22は、本発明の実施形態に係るマッサージ機1を簡略化して示す図である。図22は、第2挟込防止手段36を示す図である。図22aは、第2挟込防止手段36を採用した従来のマッサージ機を示す図である。図22bは、第1挟込防止手段30と第2挟込防止手段36を採用したマッサージ機を示す図である。
図23は、本発明の実施形態に係るマッサージ機を簡略化して示す図である。図23は、第2挟込防止手段36を示す図である。図23b,図23cは、フレームである足保持部40に使用者の足部をいれた状態を示しており、前記足部は第2挟込防止手段36によって、支えられている。
図23aは、第2挟込防止手段36がマッサージユニット7の上部に位置し、マッサージユニット7を覆う位置にあることを示す図である。また、施療部材7aと第1挟込防止手段30が爪先側へ移動した図であり、図23bは、施療部材7aと第1挟込防止手段30が移動した図であり、第2挟込防止手段36に足が支えられている様子を示す図である。図23cは、施療部材7aと第1挟込防止手段30が踵側へ移動し、第2挟込防止手段36に足が支えられている様子を示す図である。
[挟込防止手段について]
また、図17〜図23に示す様に、前記マッサージ機1は、挟込防止手段を有していてもよい。
図17は、第1挟込防止手段30を設けたマッサージ機1を示す図である。
図17に示すマッサージ機1は、前述の説明したものと同じ構造を採用している。前述で説明した部材と同一のものについては、同一の番号を付しており、同一部分の説明については、省いている。
マッサージ機1は、フレームと、フレーム内に収納されたマッサージユニット7と、を有している。
前記フレームは、凹状に形成されている。前記フレームは、足保持部40であり、足保持部40は前述の通り、足裏に対向する足裏ステップ40aと、足裏ステップ40aの後部から立設され、踵の後面に対向する底壁40bと、足裏ステップ40aの左右両側から立設された足部の外側面に対向する側壁40cと、足裏ステップ40aの左右中央から立設された足部の内側面に対向する中間壁40dと、により形成されたフレームで構成されている。
また、マッサージユニット7は、被施療部の長手方向の移動と共に施療部材7aを駆動させる施療手段20を有している。
図5,図6に示した様に、施療手段20は、駆動部69と、駆動部69内に設けられたモータ70と、モータ70の駆動により回転する駆動軸71と、駆動軸71に設けられた左右の下肢に対応して対をなす施療部材7aと、前記モータ70の駆動を受けてマッサージユニット7を移動させる移動手段21により構成されている。
前記駆動軸71は、左右方向を軸方向としており、ギヤケース73に収容された減速機を介してモータ70に連結されている。
前記移動手段21は、施療部材7aを被施療部に沿って移動させるものである。
また、前記施療部材7aには、使用者の身体が施療部材7aとフレームの間に挟み込まれることを防止する第1挟込防止手段30が設けられている。前記第1挟込防止手段30は、前記施療部材7aの移動に従動させている。例えば、施療部材7aを足先側へ移動させた場合は、第1挟込防止手段30は足先側へ移動し、施療部材7aが踵側へ移動した場合は、第1挟込防止手段30は踵側へ移動する。
施療部材7aに第1挟込防止手段30を従動させることで、使用者の足裏が足裏ステップ40aに当接することがなくなり、施用部材7aとフレームの間に身体が挟み込まれるのを防止できる。
また、前記第1挟込防止手段30は、使用者の身体を支持する支持体31と、連結部材32と、軸体33を有している。前記支持体31は、軸体33に複数設けられている。前記複数の支持体31は、径が異なり、前記軸体33の中央部に径の大きな支持体31、軸体33の外側に径の小さな支持体31が設けられており、更に外側に連結部材32が設けられている。
前記連結部材32は、後述で詳説するが、フレーム側に弧を描くアーム部材となっている。
また、前記支持体31は、施療部材7aで施療を行う身体の一部を前記支持体31に乗せる様になっている。前記駆動軸71と平行に軸体33を設け、前記軸体33に支持体31を複数設けているので、複数の支持体31で、身体をしっかり支持できるようになっている。また、施療部材7aと支持体31によって、身体を支持していると、更にフレーム側に身体が接触しにくくなる。
また、前記マッサージユニット7が移動した位置において、少なくとも前記施療部材7aか前記支持体31のいずれかに身体が支持される様になっていてもよい。前記施療部材7aか前記支持体31のいずれかに身体が支持されていれば、施療部材7aとフレームの間に身体が挟まれることを防止できる。
また、前記駆動軸71と平行に軸体33を設けているので、前記施療部材7aと支持体31も前後方向に平行に並設され、前記施療部材7aは指先側に配置されるようになっている。また、手先側又は足先側に施療部材7aが配置されることとなっている。このような構成とする理由は、例えば、図19に示す様に、施療部材7aが足の指先側へ移動した際に、施療部材7aから指先が脱落し、指先が床面側へ移動し、施療部材7aが踵側へ移動する際に、挟み込みが発生することとなるが、図20に示す様に、施療部材7aの後に支持体31を設けることで、施療部材7aから指先が脱落しても、支持体31によって、指先が支持され挟み込まれることを防止できる。この様な配置によって指先の挟み込みが防止できる。
また、前記支持体31は、前記施療部材7aの前後に配置してもよい。前後に配置することによって、より施療部材7aに身体が挟まれることを防止できる。
また、前記軸体33に複数設けられた支持体31を、連結部材32により、前記駆動軸71に取り付けている。このため、支持体31は、施療部材7aに従動することが可能となっている。
前記連結部材32は、足裏ステップ40a側に弧を描くC字状のアームとなっている。前記連結部材32の端部の一方には、前記駆動軸71を通す孔が設けられており、他方の端部には、軸体33を通す孔が設けられている。また、連結部材32は、フレキシブルアームやボールジョイントであってもよく、施療部材7aに支持体31が従動できるようになっていればよい。
また、施療部材7aの数と支持体31の数は異なり、支持体31の数は、施療部材7aの数に比べて、少なくなっている。このため、施療部材7aの数と支持体31の数を考慮して、連結部材32の軸体33側の端部は、駆動軸71側の端部に比べて、内側へオフセットされている。このように、指先側に比べて、踵は狭くなっているため、足裏の形状に合わせてローラーの数を調整している。また、側壁40cと、中間壁40dには、踵に対応する部分にエアセルB10bを有しているので、前記エアセルB10bに干渉しない様に、ローラーの数を設定してもよい。
また、連結部材32は、施療部材7aと支持体31を離間した状態で保持している。前述の通り、施療部材7aはローラーであるため、施療部材7aの回転動作を妨げない様に、離間している。施療部材7aと支持体31の離間距離は、前記施療部材7aの回転動作を妨げない程度の距離に設定してあればよい。
また、連結部材32は、駆動軸71に対して、回動可能に設けられている。
前記支持体31は、転動体となっており、前記フレームの足裏ステップ40aの上を転がる様になっている。前記転動体は、足裏ステップ40a上を転がる形態であればどのような形態でもよいが、6角形のローラー形状が好ましい。
また、ローラーの形状は、図21aの様に、転動体の角と角の間にある辺はくぼませて、角の存在が強調してもよいし、図21bの様に、転動体の角と角の間にある辺を突出させることで、角の存在を抑制してもよい。足裏の形状に合わせて、土踏まずの部分にあたるローラーは径を大きくして、角の存在が強調されるようにしたり、足裏の外縁側のローラーは径を小さくして、角の存在が抑制されるようしてもよい。また、踵の部分の転動体は刺激を与える様に、角の存在を強調してもよい。また、角の存在を強調する場合は、隣に配置するローラーの径を小さくしてもよい。
この様に構成することで、転動体に載せた身体に対して、刺激を与えることが可能となる。
また、前記施療部材7aと支持体31のローラー形状は、径が異なっている。前記支持体31は、前記施療部材7aよりも小径のローラーとなっている。一般的にローラーは、径を大きくすると障害物を超えていくことが容易になり、径を小さくすると障害物を超えることが困難となる。よって、施療部材7aであるローラーの径を小さくすることでも、施療部材7aとフレームの間に身体が挟まれることを防止することが可能となるが、施療部材7aを小さくすると施療感が弱くなってしまう。このため、施療部材7aの大きさを大径とし、支持体31を小径とすることで、挟み込みを防止しつつ施療部材7aによるマッサージを可能としている。
この様に、施療部材7aと支持体31により、挟込の防止と施療を同時に行うことが可能となっている。
また、前記フレームの足裏ステップ40aには、隆起部35を設けてもよい。図20においては、使用者の踵側に隆起部35が設けられている。前記隆起部35は、足裏ステップの端側に位置する様に設けられているが、適宜位置を変更してもよい。
この様な隆起部35を有する足裏ステップ40a上をマッサージユニット7が移動すると、前記支持体31が隆起部35に沿って移動する様になる。隆起部35にそって、支持体31が移動することで、隆起部35の上に支持体31が位置し、踵に対して支持体31が当接し、更に踵を押し上げる様に押圧するので、踵に対して刺激を与えることが可能となる。
前述の通り、支持体31は、連結部材32によって、駆動軸71に対して、回動自在に設けられているため、このような動作が可能となる。
また、指先側に隆起部35を設けて、施療部材7aの前後に支持体31を設けている場合は、指先側を押圧することも可能である。更に、土踏まず部分に隆起部35を設けている場合は、支持体31が隆起部35に沿って移動する際に、土踏まずを押圧することが可能となる。
また、前記連結部材32は、下に凸の弧を描く様なC字状のアームとなっているため、連結部材32が上方向に回動しやすくなっており、施療部材7aを移動させている際に、足裏ステップ40aの凹凸や隆起部35に引っかかりにくく、施療部材7aの移動を阻害しにくくなっている。
また、図22や図23で示す様に、フレームの凹状部分に第2挟込防止部材36を設けてもよい。
図22や図23で示す第2挟込防止部材36は、フレーム内部に入れた足が足裏ステップ40aに当接するのを防止している。
図22では、前記凹状部分の底部、つまり足裏ステップ40aに前記マッサージユニット7が配置され、前記マッサージユニット7の上部には、第2挟込防止手段36が配置されている。
前記凹状部分を覆う様に設けられている前記第2挟込防止手段36は、非伸縮部材が使用されている。また、非伸縮部材としては、マッサージ機1の外装の布等があげられるが、身体が凹状部分の足裏ステップ40a側へ落ち込みすぎるのを防ぐものであればよい。また、耐摩耗性の布を採用するものであってもよい。
前記非伸縮部材は、足裏ステップ40aを覆い隠す様に設けられており、底壁40bと、側壁40cと、中間壁40dと、に亘って設けられていてもよい。この様に構成することで、施療者の足部をハンモックの様に保持し第2挟込防止手段36によっても施療部材7aとフレームの間に身体が挟まることを防止できる。
また、図23に示す第2挟込防止手段36は、隆起部35と、側壁40cと、中間壁40dと、に亘って設けられている。底壁40bでなく、隆起部35の背部から設けられる理由としては、隆起部35よりも第1挟込防止手段30が移動しないため、底壁40bにまで第2挟込防止手段36を設ける必要がないためである。
また、図22bや図23は、第1挟込防止手段30と第2挟込防止手段36を同時に採用した本発明のマッサージ機を示している。
図22aに示す第2挟込防止手段36のみを採用した足保持部40は、第2挟込防止手段36の非伸縮部材によって、指先がローラーに挟み込まれることを防止しているが、非伸縮部材の劣化により、足が足裏ステップ40aに当接してしまうことがある。このため、第1挟込防止手段30と第2挟込防止手段36を同時に採用することで、伸縮部材が劣化したとしても、足が第1挟込防止手段30に足先が支持され、足裏ステップ40a側へ大きく移動してしまうことを防止できる。また、第1挟込防止手段30が足を支持できるので、非伸縮部材のみで身体を支えるものに比べて、非伸縮部材の劣化を防止することができ、足の挟み込みを防止できるようになる。
また、図24に示す様に、前記第1挟込防止手段30と第2挟込防止手段36は、肘掛け部A50に設けてもよい。図24は、本発明の実施形態に係るマッサージ機1を簡略化して示す図である。図24aは、施療部材7aと第1挟込防止手段30が指先側へ移動した図である。図24bは、施療部材7aと第1挟込防止手段30が肘側へ移動した図である。図24cは、肘掛け部A50の底板51aに設けられた隆起部35に沿って、第1挟込防止手段30が移動した図を示している。また、図24には、第2挟込防止手段36が設けられており、身体が底板51aに接触することを防止している。
前記肘掛け部A50には、手部及び前腕をマッサージするマッサージユニット7が設けられている。手部においても、足先同様に、指先を施療部材7aと前記底板51aの間に挟み込まれることがある。このため、図24では、肘掛け部A50においても前記第1挟込防止手段30と第2挟込防止手段36を採用してもよい。
また、前記マッサージユニット7は、左右の施療部材7aを駆動させる駆動部を左右に夫々有していてもよい。この様に構成することで右足と左足のそれぞれに施療を行うことが可能であり、様々なマッサージを行うことが可能となる。また、腕に設けた場合は、右腕、左腕のそれぞれに施療を行うことが可能となる。
また、前記マッサージユニット7の動作は、前記挟込防止手段を設けても実施可能であることは、言うまでもない。
本発明によれば、駆動軸の撓みを防止し、スムーズに移動することができるマッサージ機を提供できる。
また、本発明は、施療部材とフレームとの間に、挟み込まれることを防止すること可能となるマッサージ機を提供できる。
1 マッサージ機
2 座部
4 フットレスト
7 マッサージユニット
7a 施療部材
14 制御部
18 ピニオン(被ガイド,移動手段)
19 ラック(ガイド,移動手段)
21 移動手段
30 第1挟込防止手段
31 支持体(転動体)
32 連結部材
35 隆起部
36 第2挟込防止手段(非伸縮部材)
40a 足裏ステップ(フレーム)
40b 底壁(フレーム)
40c 側壁(フレーム)
40d 中間壁(フレーム)
47a 検出部
47b 被検出部
69 駆動部
70 モータ
71 駆動軸
76 支持部
76a 第1支持部
76b 第2支持部
77 カバー部


Claims (18)

  1. フレームと、フレーム内に収納されたマッサージユニットと、を有するマッサージ機において、
    前記フレームは、マッサージユニットを支持する支持部を有しており、
    前記マッサージユニットは、駆動軸と、前記駆動軸に設けられた施療部材と、移動手段と、を有しており、
    前記支持部は、前記駆動軸の中途部を支持する第1支持部と、前記駆動軸の中途部より外側部を支持する第2支持部と、を有しており、
    前記第1支持部と前記第2支持部は、被施療部の長手方向に延設して設けられており、
    前記移動手段は、マッサージユニットを第1支持部と第2支持部に沿って移動させる
    ことを特徴するマッサージ機。
  2. 前記移動手段は、ガイドと、被ガイドであり、
    前記ガイドは支持部に設けられ、
    前記被ガイドは、前記マッサージユニットに設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
  3. 前記ガイドは、第2支持部に設けられ、
    前記マッサージユニットは駆動部を有しており、
    前記駆動部は、前記第1支持部に支持される
    ことを特徴とする請求項2に記載のマッサージ機。
  4. 前記第2支持部は、被施療部がガイドと被ガイドに接触することを防止するカバー部を有する
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のマッサージ機。
  5. 前記駆動部は検出部を有しており、
    前記第1支持部の一端側と他端側に被検出部を有している
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のマッサージ機。
  6. 前記マッサージ機は、更に制御部を有し、
    前記制御部は、一端側又は他端側のいずれかの被検出部を検知した箇所でマッサージユニットの移動を終了する
    ことを特徴とする請求項5に記載のマッサージ機。
  7. 前記マッサージ機は、少なくとも座部とフットレストを有しており、
    前記フットレストに、前記フレームと、前記マッサージユニットが設けられており、
    前記マッサージユニットの前記施療部材は、被施療者の足裏を施療するローラーであり、
    前記ローラーの形状は、駆動軸の端部側から駆動軸の中央に向かうにつれて、径が大きくなる
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のマッサージ機。
  8. 前記マッサージ機は、足先側と踵側に被検出部を有しており、
    前記足先側の被検出部を検知した箇所でマッサージユニットの移動を終了する
    ことを特徴とする請求項7に記載のマッサージ機。
  9. フレームと、フレーム内に収納されたマッサージユニットと、を有しており、
    前記マッサージユニットは、施療部材と、施療部材を被施療部に沿って移動させる移動手段と、を有しており、
    前記施療部材には、使用者の身体が施療部材とフレームの間に挟み込まれることを防止する第1挟込防止手段が設けられており、
    前記第1挟込防止手段は、前記施療部材の移動に従動する
    ことを特徴するマッサージ機。
  10. 前記第1挟込防止手段は、使用者の身体を支持する支持体を有している
    ことを特徴とする請求項9に記載のマッサージ機。
  11. 前記マッサージユニットが移動した位置において、少なくとも前記施療部材と前記支持体のいずれかに身体が支持されている
    ことを特徴とする請求項10に記載のマッサージ機。
  12. 前記施療部材と前記支持体は、前後方向に並設され、前記施療部材は指先側に配置される
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載のマッサージ機。
  13. 前記支持体は、前記施療部材と離間した状態で設けられており、
    少なくとも施療部材と支持体が干渉しない距離で配置されている
    ことを特徴とする請求項10〜12のいずれかに記載のマッサージ機。
  14. 前記施療部材と前記支持体は、転動体であり、
    前記支持体は、施療部材より小径となっている
    ことを特徴とする請求項10〜13のいずれかに記載のマッサージ機。
  15. 前記施療部材は、前記マッサージユニットの駆動軸に設けられており、
    前記支持体は、前記駆動軸に連結部材を介して設けられている
    ことを特徴とする請求項9〜14のいずれかにに記載のマッサージ機。
  16. 前記連結部材は、駆動軸に対して回動可能に設けられており、
    前記フレームは、隆起部を有しており、
    前記支持体は、隆起部に沿って移動する
    ことを特徴とする請求項15に記載のマッサージ機
  17. 前記フレームは、凹状に形成されており、
    前記凹状部分に前記マッサージユニットが配置され、
    前記マッサージユニットの上部には、第2挟込防止手段が配置され、
    前記第2挟込防止手段は、外圧によって前記凹状部分に対して接近離反する
    ことを特徴とする請求項9〜16のいずれか記載のマッサージ機
  18. 前記第2挟込防止手段は、凹状部分を覆う様に設けられた非伸縮部材である
    ことを特徴とする請求項17に記載のマッサージ機。


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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018149160A (ja) * 2017-03-14 2018-09-27 株式会社フジ医療器 マッサージ機

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