JP2016100852A - ネットワーク制御方法,通信装置,および通信システム - Google Patents

ネットワーク制御方法,通信装置,および通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】第1無線通信規格と異なる第2無線通信規格をサポートするノードへデータを送信するためのリンクを削減可能とする。【解決手段】第1無線通信規格をサポートし且つ前記第1無線通信規格と異なる第2無線通信規格をサポートする第2ノードと接続された第1ノードとリンクを介して接続される通信装置のネットワーク制御方法は、通信装置が、第1無線通信規格をサポートする第1端末に関する第1ノード向けの制御信号をリンクを介して第1ノードへ送信し、第2無線通信規格をサポートする第2端末に関する第2ノード向けの制御信号と第2ノードへの転送指示とを含んだ第1ノード向けの制御信号を生成し、生成された制御信号をリンクを介して第1ノードへ送信することを含む。【選択図】図16

Description

本発明は、ネットワーク制御方法,通信装置,および通信システムに関する。
端末が無線ネットワークを介して通信を行うための様々な無線通信規格がある。無線通信規格は、無線アクセス技術(Radio Access Technology:RAT)とも呼ばれる。
無線通信規格の一つとして、例えば、Third Generation Partnership Project(3GPP)で標準化された第3世代の無線通信規格(「3G」と呼ばれる)がある。3Gには、Wideband Code Division Multiple Access(W−CDMA)などがある。
3G(例えば、W−CDMA)ネットワークは、無線ネットワークとコアネットワークとを含む。無線ネットワークには、通信機器として、基地局装置と基地局の制御装置とが置かれる。基地局装置は、「BTS」或いは「NodeB」と呼ばれる。制御装置は、Radio Network Controller(RNC)と呼ばれる。RNCはコアネットワークに置かれた上位装置としてのSGSN(Serving General packet radio service Support Node)に接
続される。3Gに適合する無線端末(User Equipment(UE)と呼ばれる)は、無線ネットワーク(NodeBおよびRNC)を介して呼設定要求をSGSNに送ることで、位置登録を行い、呼を確立することができる。
また、3G以外の無線通信規格として、例えば、3G以降の無線通信規格の一つであるLong Term Evolution(LTE)やその改良版であるLTE−A(LTE-Advanced)がある
。LTEは第3.9世代に属するとされ、LTE−Aは第4世代に属するとされる。以下、LTEとLTE-Aを纏めて「LTE」と表記する。
LTEのネットワークも、無線ネットワークと、コアネットワークとを備える。LTEの無線ネットワークには、通信機器として基地局(「eNodeB(eNB)」と呼ばれる)が置かれ、RNCに相当する装置は存在しない。基地局(eNodeB)は、コアネットワークに置かれた上位装置としてのMobility Management Entity(MME)に接続される。LTEのUEは、無線ネットワーク(eNodeB)を介して呼設定要求をMMEに送ることで、位置登録を行い、呼を確立することができる。
特開2004−320702号公報
3Gの無線ネットワークとLTEの無線ネットワークとが併存する環境を作り出すために、NodeBおよびRNCの機能とeNodeBの機能を統合した通信装置を設けることが考えられている。
しかしながら、3GとLTEとでは無線通信規格の相違により、ネットワークを形成する通信機器の構成および通信プロトコルが異なっている。例えば、3GのRNCから出力される呼設定要求の制御信号は、LTEのMMEで受け付けることができない。このため、上記した通信装置は、LTEのコアネットワーク(MME)とリンクを介して接続される一方で、3Gのコアネットワーク(SGSN)と別のリンクを介して接続されることと
なる。
このような問題は、3GとLTEとの関係に限られず、或るエリアで複数の無線通信規格に適合する通信装置を設置する場合に共通の問題であった。
本発明の一態様は、第1無線通信規格と異なる第2無線通信規格をサポートするノードへデータを送信するためのリンクを削減可能な技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、第1無線通信規格をサポートし且つ前記第1無線通信規格と異なる第2無線通信規格をサポートする第2ノードと接続された第1ノードとリンクを介して接続される通信装置のネットワーク制御方法である。このネットワーク制御方法は、通信装置が、第1無線通信規格をサポートする第1端末に関する第1ノード向けの制御信号をリンクを介して第1ノードへ送信し、第2無線通信規格をサポートする第2端末に関する第2ノード向けの制御信号と第2ノードへの転送指示とを含んだ第1ノード向けの制御信号を生成し、生成された制御信号をリンクを介して第1ノードへ送信することを含む。
本発明の一態様によれば、第1無線通信規格と異なる第2無線通信規格をサポートするノードへデータを送信するためのリンクを削減することができる。
図1は、実施形態1におけるネットワークシステムの構成例を示す図である。 図2は、実施形態2に係るネットワークシステムの構成例を示す図である。 図3は、図2に示したC−BBUおよびRRHのハードウェア構成例を示す図である。 図4は、図3に示したC−BBUの構成例を模式的に示す図である。 図5は、RNC処理部の構成例を示す図である。 図6は、信号変換部の構成例を示す図である 図7は、LTEのCプレーンと3GのCプレーンとの比較を示す図である。 図8は、LTEのUプレーンと3GのUプレーンとの比較を示す図である。 図9は、記憶領域に記憶される通信用制御データのテーブルのデータ構造例を示す図である。 図10は、信号変換部(CPU)における上り信号の処理例を示すフローチャートである。 図11は、信号変換部(CPU)における下り信号の処理例を示すフローチャートである。 図12は、プロトコル変換の説明図である。 図13は、MME向けの呼設定要求(UE INITIAL CONTEXT SETUP)の制御信号において、S1AP層に設定されるパラメータ(情報)の一例を示す図である。 図14は、GTP−Cプロトコルのフォーマットを示す。 図15は、無線端末(UE)のハードウェア構成例を示す図である。 図16は、3GのUEに対する3G over LTE呼(LTE擬似呼)の設定手順例を示すシーケンス図である。 図17は、3GとLTEとの双方をサポートするUEがLTEから3Gへハンドオーバする場合の手順例を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照して実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、実施
形態の構成に限定されない。
〔実施形態1〕
図1は、実施形態1におけるネットワークシステムの構成例を示す図である。図1において、ネットワークシステムは、通信装置1と、第1無線通信規格(第1RAT)をサポートする第1ノード2と、第1無線通信規格(第1RAT)と異なる第2無線通信規格(第2RAT)をサポートする第2ノード3とを含む。
第1ノード2は、第1RATをサポートする第1のコアネットワーク(「第1ネットワーク」の一例)2Aに属しており、第2ノード3は、第2RATをサポートする第2のコアネットワーク(「第2ネットワーク」の一例)3Aに属している。
通信装置1はリンク4を介して第1ノード2と接続されており、第1ノード2と第2ノード3とはリンク5を介して接続されている。通信装置1と第2ノード3との間にリンクは設けられていない。
通信装置1は、リンク4を収容し、第1ノード2との間でデータを送受信する通信インタフェース(通信IF)11を有している、また、通信装置1は、第1RATの無線ネットワーク機能と、第2RATの無線ネットワーク機能とを有する制御装置12を備えている。
さらに、通信装置1は、第1RATをサポートする無線端末(第1端末)15を収容するための無線インタフェース(無線IF)13と、第2RATをサポートする無線端末(第2端末)16を収容するための無線IF14とを有する。無線端末は、「UE」または「ユーザ」とも呼ばれる。
制御装置12は、無線接続を行った配下の第1端末15からの制御信号、例えば呼設定要求を含む制御信号を通信IFからリンク4を介して第1ノード2へ送信する。これによって、第1ネットワーク2Aにて第1端末の呼設定(呼確立)のための処理および手順が実施される。
これに対し、制御装置12は、無線接続を行った配下の第2端末16からの制御信号、例えば呼設定要求を含む制御信号が受信された場合には、当該呼設定要求を含む制御信号と、当該制御信号と第2ノード3への転送指示を含んだ制御信号を生成する。制御装置12は、生成した制御信号を通信IF11からリンク4を介して第1ノード2へ送信する。
第1ノード2は、通信装置1から受信された制御信号中の転送指示に従い、当該制御信号を第2ノード3へ転送する。これによって、第2ネットワーク3Aにて第2端末16の呼設定(呼確立)のための処理および手順が実施される。従って、図1に示したように、通信装置1と第2ノード3との間のリンクを削減(削除)することができる。
無線通信規格は、例えば、3G(W−CDMA,CDMA2000など),LTE,LTE−Aの他、High Speed Packet Access(HDPDA)などの第3、5世代のRATや、Global System for Mobile communications(GSM)のような第2世代のRATを含
み得る。また、WiFiやIEEE 802.11規格などの無線LAN(Local Area Network)規
格を含み得る。なお、本明細書において、「無線通信規格をサポートする」とは、無線通信規格に適合または準拠することを意味する。
例えば、第1RATがLTEで第2RATが3G(W−CDMA)である場合、第1ノード2はMMEであり、第2ノード3はSGSN或いはxGSNである。通信装置1の制
御装置は、第1RATの無線ネットワーク機能として、eNodeBの機能を含む。さらに、制御装置は、第2RATの無線ネットワーク機能として、NodeBおよびRNCの機能を含む。
第2ノード3向けの制御信号は、第2端末16から受信される制御信号だけでなく、通信装置1で生成される制御信号や、隣接基地局のような他の通信機器から受信される制御信号を含む。制御信号に含まれる情報は、上記した呼設定要求に限定されず、呼設定要求以外の呼確立に使用される情報、呼の維持や切断に使用される情報、通信装置1の保守・監視に関する情報を含み得る。
実施形態1によれば、第2ノード3向けの信号を第1ノード2を介して第2ノードへ転送することができる。これによって、通信装置1と第2ノード3との間にリンクを設けることを回避することができる。すなわち、リンクを削減することができる。
〔実施形態2〕
次に、実施形態2として、実施形態1で説明した通信装置を含むネットワークシステムの一例について説明する。実施形態2は、第1無線通信規格がLTEであり、第2無線通信規格が3G(W−CDMA)である例を示す。
図2は、実施形態2に係るネットワークシステムの構成例を示す図である。図2には、ネットワークシステムとして、3G(例えば、W−CDMA)のネットワークシステムと、LTEのネットワークシステムとが図示されている。すなわち、3GおよびLTEの無線ネットワーク20と、LTEのコアネットワーク30と、3Gのコアネットワーク40とが図示されている。コアネットワーク30は、3Gの無線ネットワーク50に接続されている。
無線ネットワーク20は、3Gの無線ネットワーク(UMTS Terrestrial Radio Access Network(UTRAN)と呼ばれる)と、LTEの無線ネットワーク(enhanced UTRAN:eUTRANと呼ばれる)とが統合されたネットワークである。
無線ネットワーク20は、3Gの無線ネットワーク機能(NodeBおよびRNCの機能)と、LTEの無線ネットワーク機能(eNodeBの機能)とが統合されたCentralized-Base Band Unit(C−BBU)21と、Remote Radio Head(RRH)22と、RR
H23とを備えている。
図2では、二つのC−BBU21が一例として図示されている。もっとも、無線ネットワーク20は、少なくとも1つのC−BBU21で形成することができる。各C−BBU21には、3GをサポートするRRH22と、LTEをサポートするRRH23とが接続される。
RRH22は、LTEをサポートするUE18Aとの間で無線通信を行う無線処理装置である。RRH23は、3GをサポートするUE19Aとの間で無線通信を行う無線処理装置である。RRH22およびRRH23は、例えば、Common Public Radio Interface
(CPRI)を介してC−BBU21に接続される。但し、BBUとRRHとの間のインタフェースはCPRIに限定されない。
なお、図2の例では、各C−BBU21は、RRH22とRRH23とを1つずつ収容している。但し、C−BBU21によるRRH22およびRRH23の収容数は、適宜設定可能である。
C−BBU21は、UE19Aとの無線通信に係るディジタルベースバンド処理を実行するNodeB、およびUE19Aの呼設定処理を行うRNCとして動作する。また、C−BBU21は、UE18Aとの無線通信に係るディジタルベースバンド処理、およびUE18の呼設定処理を行うeNodeBとして動作する。
C−BBU21は、LTEのコアネットワーク30とリンクL1を介して接続されている。これに対し、C−BBU21と3Gのコアネットワーク40との間は、リンクで接続されていない。このため、C−BBU21は、コアネットワーク40向けの信号をコアネットワーク30向けの信号に変換し、コアネットワーク30を経由してコアネットワーク40へ送信するための信号変換処理を行う。
コアネットワーク30は、Evolved Packet Core(EPC)またはSystem Architecture
Evolution(SAE)と呼ばれる。コアネットワーク30は、Mobility Management Entity(MME)31と、Home Subscriber Server(HSS)32と、サービングゲートウェイ(S−GW)33と、パケットデータネットワークゲートウェイ(P−GW)34とを備えている。P−GW34は、パケットデータネットワーク(PDN)35と接続されている。
MME31は、eNodeBを収容し、無線端末(UE)のモビリティ制御などを行う制御装置である。例えば、MME31は、制御プレーン(Cプレーン)の信号(制御信号:「メッセージ」ともいう)に基づき、HSS32へのUEの位置登録や、呼出、基地局間ハンドオーバなどの管理を行う。MME31は、S1インタフェース中のS1−MMEインタフェース(MME−eNodeB間のインタフェース)を介してC−BBU21と接続される。
HSS32は、加入者情報データベースを記憶した装置であり、認証情報およびUEの在圏情報の管理を行う。HSS32は、S6aインタフェースを介してMME31と接続されている。
S−GW33は、S11インタフェースを介してMME31と接続されている。S−GW33は、MME31の制御下で、コアネットワーク30におけるユーザパケット(ユーザプレーン(Uプレーン)のパケット)の転送を制御するゲートウェイ装置である。S−GW33は、S1インタフェース中のS1−Uインタフェースを介してC−BBU21と接続される。
P−GW34は、S5インタフェースを介してS−GW33と接続されている。また、P−GW34は、PDN35と接続されている。P−GW34は、PDN35との接続点をなすゲートウェイ装置であり、S−GW33とPDN35との間でユーザパケットの送受信を司る。なお、PDN35は、コアネットワーク30と接続された外部のネットワークである。
3Gのコアネットワーク40は、serving/gateway General packet radio service Support Node(xGSN:3Gコアネットワークパケット処理ノード)41と、Mobile Switching Center/Visited Location Register(MSC/VLR)42とを含んでいる。
xGSN41は、Serving General packet radio service Support Node(SGSN)
と、Gateway General packet radio service Support Node(GGSN)とを統合した装
置(通信機器)である。SGSNは、パケット交換およびパケット通信を行うパケット交換機であり、UEの移動管理などの機能を提供する。GGSNは、PDN35との接続点であり、IPアドレスの割り当てやSGSNへのパケット転送などを行う。
MSCは、回線交換(Circuit Switched:CS)機能を有する論理ノードであり、VLRは、UEとHSS32との間に位置し、加入者情報を記録および管理するデータベースであり、UEの移動管理などの機能を提供する。MSC/VLR42は、MSCの機能とVLRの機能とが統合された装置(通信機器)である。
3Gの無線ネットワーク50は、3GのUE19Aと無線通信を行うNodeB51と、NodeB51と接続されたRNC52とを含む。RNC52は、リンクL2を介してxGSN41と接続される。
上記したように、LTEは「第1無線通信規格」の一例であり、3G(W−CDMA)は「第2無線通信規格」の一例である。また、C−BBU21は、「通信装置」の一例である。MME31は、「第1ノード」の一例である。xGSN41(SGSN)は、「第2ノード」の一例である。LTEのネットワーク(コアネットワーク30および無線ネットワーク)は、「第1ネットワーク」の一例であり、3Gのネットワーク(コアネットワーク40および無線ネットワーク)は、「第2ネットワーク」の一例である。
なお、図2に示す例では、3GおよびLTEのそれぞれの基地局機能がBBUとRRHとに分離された装置を例示したが、3GおよびLTEの統合基地局として、BBUとRRHとが一体に形成されている装置構成を有していても良い。
<C−BBUの構成例>
<<ハードウェア構成>>
C−BBU21は、制御部,ベースバンド部,伝送路インタフェース部として機能する装置であり、制御部は、基地局全体の制御および呼制御のプロトコルや制御監視を行う。伝送路インタフェース部は、イーサネットなどの伝送路を接続し、IPsecやIPv6などのプロトコルを処理してIPパケットの授受を行う。ベースバンド部は、伝送路インタフェース部を通じて授受されるIPパケットと、無線で伝送するベースバンド信号との変換(変復調)を行う。
図3は、図2に示したC−BBU21,RRH22およびRRH23のハードウェア構成例を示す図である。図3において、C−BBU21は、バスBを介して接続されたCentral Processing Unit(CPU)211と、メモリ212と、Large Scale Integrated circuit(LSI)213と、CPRI回路214a,214bと、ネットワークインタフ
ェース(NIF)215とを備えている。
メモリ212は、「記憶装置」,「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」の一例である。メモリ212は、主記憶装置と、補助記憶装置とを含む。主記憶装置は、CPU211のワークエリア(作業領域)として使用される。主記憶装置は、例えば、Random Access Memory(RAM),或いはRAMとRead Only Memory(ROM)との組み合わせで形成される。
補助記憶装置は、CPU211によって実行されるプログラム、およびプログラムの実行に際して使用されるデータを記憶する。補助記憶装置は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD),Solid State Drive(SSD),フラッシュメモリ,Erasable Programmable Read Only Memory(EPROM)の中から少なくとも1つ選択される。補助記憶装
置は、CD,DVD,ブルーレイなどのディスク記録媒体を含み得る。
LSI213は、例えば、汎用のLSI,Application Specific Integrated Circuit
(ASIC),Field Programmable Gate Array(FPGA)のようなプログラマブルロ
ジックデバイス(PLD)の少なくとも1つで形成可能である。LSI213は、Digital Signal Processor(DSP)を含む場合もあり得る。
LSI213は、上記したベースバンド処理部としての動作を行う集積回路である。LSI213は、ユーザプレーン(Uプレーン)の信号に関して、上述したIPパケットとベースバンド信号との変換処理を行う。また、LSI213は、UEから受信されるベースバンド信号や、コアネットワーク,他の基地局(隣接基地局)などから受信されるIPパケットから得られた制御信号をCPU211に渡す処理を行う。一方、LSI213は、CPU211から得られる制御信号をコアネットワークや他の基地局向けのIPパケットに変換したり、UE向けのベースバンド信号に変換したりする処理を行う。
NIF215は、上述した伝送路インタフェース部として動作するインタフェース回路ないしインタフェース装置である。NIF215は、イーサネット(LAN)のような伝送路(リンクL1)を収容し、伝送路を介してMME31,S−GW33,隣接する基地局などの他の通信機器と接続され、これらの通信機器との間でIPパケットの送受信処理を行う。NIF215として、例えば、LANカード、或いはネットワークインタフェースカードを適用することができる。
CPRI回路214aおよび214b(両者を区別しない場合には、「CPRI回路214」と表記する)は、CPRIをサポートするRRHとのインタフェース回路である。CPRI回路214aは、光ファイバまたはメタルケーブルを介してLTE用のRRH22と接続され、CPRI回路214bは、光ファイバまたはメタルケーブルを介して3G用のRRH23と接続される。CPRI回路214は、対応するRRH向けのベースバンド信号をCPRIに基づく信号形式を有する信号(「CPRI信号」と呼ぶ)に変換してRRHへ送る。また、CPRI回路214は、対応するRRHから受信されたCPRI信号を元のベースバンド信号に戻してLSI213に入力する。
CPU211は、メモリ212の補助記憶装置に記憶されたプログラムを主記憶装置にロードして実行する。これによって、CPU211は、上記した制御部として動作する。CPU211は、「プロセッサ」,「制御装置」の一例である。「プロセッサ」は、マイクロプロセッサ(MPU)やDSPを含む概念である。また、CPU211が実行する処理は、例えば、集積回路を用いたハードウェアロジックによって実行されるようにしても良い。例えば、CPU211によって行われる処理が、LSI213にて実行されるようにしても良い。
RRH22は、eNodeBの無線部として機能する装置である。RRH22は、CPRI回路24と、RF回路25と、アンテナ26とを含んでいる。CPRI回路24は、CPRI回路214aから受信するCPRI信号をベースバンド信号に戻しRF回路25に送る。また、CPRI回路24は、RF回路25からのベースバンド信号をCPRI信号に変換してCPRI回路214aへ送る。
RF回路25は、例えば、変復調回路と、アップコンバータと、パワーアンプ(PA)と、デュプレクサと、ローノイズアンプ(LNA)と、ダウンコンバータとを含む。デュプレクサは、送受信アンテナであるアンテナ26に接続されている。
変復調回路は、CPRI回路24からのベースバンド信号をアナログ信号に変調したり、ダウンコンバータからのアナログ信号をベースバンド信号に変換してCPRI回路24へ送ったりする。アップコンバータは、変復調回路で変調されたアナログ信号を所定の無線周波数(RF)の信号にアップコンバートする。PAは、アップコンバートされた信号を増幅する。増幅された信号はデュプレクサを介してアンテナ26から電波として放射さ
れる。電波は配下のUE18Aにより受信される。
アンテナ26は、配下のUE18Aからの無線信号を受信する。デュプレクサは、無線信号をLNAに接続する。LNAは、無線信号を低雑音増幅する。ダウンコンバータは、低雑音増幅された信号をアナログ信号にダウンコンバートする。変復調回路は、アナログ信号の復調処理によって、アナログ信号をベースバンド信号に変換し、CPRI回路24に送る。
RRH23は、3Gの基地局(NodeB)の無線部として機能する装置である。RRH23は、CPRI回路27と、RF回路28と、アンテナ29とを含んでいる。CPRI回路27は、CPRI回路214bから受信するCPRI信号をベースバンド信号に戻してRF回路28に送る。また、CPRI回路27は、RF回路28からのベースバンド信号をCPRI信号に変換してCPRI回路214bへ送る。
RF回路28は、例えば、RF回路25と同様の動作を行う変復調回路と、アップコンバータと、パワーアンプ(PA)と、デュプレクサと、ローノイズアンプ(LNA)と、ダウンコンバータとを含む。RF回路28は、送受信アンテナであるアンテナ29と接続されている。アンテナ29は、配下のUE19Aとの無線通信(電波の送受信)を行う。
なお、実施形態1の通信IF11として、NIF215を適用することができる。また、実施形態1の制御装置12として、CPU211およびLSI213を適用することができる。また、実施形態1の無線IF13として、RF回路25およびアンテナ26を適用し、無線IF14として、RF回路28およびアンテナ29を適用することができる。
<<C−BBUの機能的構成>>
図4は、図3に示したC−BBU21の構成例を模式的に示す図である。図3において、C−BBU21は、無線処理部220を含んでいる。また、C−BBU21は、eNodeB(LTEの無線ネットワーク)相当の構成要素として、ベースバンド(BB)処理部(LTE)221と、呼制御部(LTE)222と、伝送路処理部223とを含んでいる。
一方、C−BBU21は、3Gの無線ネットワーク(NodeBおよびRNC)相当の構成要素として、BB処理部(3G)224と、呼制御部(3G)225と、RNC処理部(3G)226とを含んでいる。さらに、C−BBU21は、LTEと3G間で共通な構成要素として、信号変換部227を含んでいる。
無線処理部220は、図3に示すRRH22およびCPRI回路214aと、RRH23およびCPRI回路214bとによる機能である。無線処理部220は、BBU221との間で、LTEに係るベースバンド信号の送受信を行い、BBU224との間で3Gに係るベースバンド信号の送受信を行う。
BB処理部221およびBB処理部224は、図3に示したLSI213の機能である。BB処理部221は、LTEのベースバンド信号に係るベースバンド処理を行い、BB処理部224は、3Gのベースバンド信号に係るベースバンド処理を行う。
呼制御部222,呼制御部225,RNC処理部226および信号変換部227は、CPU211がプログラムを実行することによってなされる機能である。呼制御部222は、LTEのUE18Aに係る呼設定,呼切断等の呼制御を行う。呼制御部225は、3GのUE19Aに係る呼設定,呼切断等の呼制御を行う。伝送路処理部223は、NIF215の機能である。
[RNC処理部]
RNC処理部226は、3GのRNCとしての動作を行う。図5は、RNC処理部226の構成例を示す図である。RNC処理部226は、呼制御部231と、トランク処理部232と、OPS処理部233と、通信処理部234とを有する。
呼制御部231は、UE18AとのRadio Resource Control(RRC)プロトコルおよびRadio Link Control(RLC)プロトコルを終端する。RRCは呼受付制御やハンドオーバ制御を行う。RLCは、無線リソースの管理を行い、送受信信号の多重分離、再送などを行う。また、呼制御部231は、他の基地局(NodeB),他のRNC,xGSN41などとの呼制御信号を終端する。
トランク処理部232は、各種の3Gに係る信号の終端処理を行う。例えば、トランク処理部232は、共通チャネルおよび個別チャネルの送受信データの信号処理、無線データリンクの終端、HSDPAチャネルのフレーム処理などを行う。
OPS処理部233は、C−BBU21とネットワークを介して接続された監視装置であるOPS(オペレーションシステム)とのインタフェースを終端し、C−BBU21の3Gに係る処理235全体の監視制御を行う。通信処理部234は、他の処理部との通信を行う。
[信号変換部]
図6は、信号変換部227の構成例を示す図である。図6において、信号変換部2227は、信号制御部241と、プロトコル変換部242と、通信用制御データの記憶領域243とを有する。記憶領域243は、メモリ212上に形成される。
C−BBU21は、3GおよびLTEに係るCプレーンの信号と、Uプレーンの信号とを扱う。本明細書では、Cプレーンの信号を「制御信号」と呼び、Uプレーンの信号を「制御信号以外の信号」、或いは「ユーザデータ」または「ユーザパケット」と呼ぶ。
図7は、LTEのCプレーンと3GのCプレーンとの比較を示す図であり、図8は、LTEのUプレーンと3GのUプレーンとの比較を示す図である。図7に示すように、LTEと3Gとは、SCTP(Stream Control Transmission Protocol)層以下については互換性がある。しかし、S1/X2層とM3UA/SCCP/RANAP層については互換性がない。一方、図8に示すように、Uプレーンでは、LTEと3Gとは、GTP−U層以下の各層を共通にしている。
図6に戻って、信号制御部241は、CプレーンおよびUプレーンの信号を受信し、その転送先を決定する。例えば、信号制御部241は、RNC処理部226から受信した信号の送信先ノードを、通信用制御データの参照によって決定する。また、信号制御部241は、C−BBU21内および他のノードからの伝送路の負荷状況を示す情報を得て、記憶領域243に蓄積し、蓄積された情報を元に信号を通信経路を判断することができる。さらに、信号制御部241は、信号の送信先に応じてプロトコル変換が必要か否かを判断し、必要な場合には、プロトコル変換部242にプロトコル変換を指示する。
[[通信用制御データ]]
図9は、記憶領域243に記憶される通信用制御データのテーブルT1のデータ構造例を示す図である。図7において、テーブルT1は、架内通信IDと、架内通信IDに対応する送信先ノード情報(IPアドレス)と、プロトコル変換の要否と、通信経由装置情報(IPアドレス)と、LTE経由情報とを含むことができる。
架内通信IDは、C−BBU21内の内部通信用のIDである。送信先ノード情報は、信号の宛先ノードを示す。例えば、信号がxGSN41向けであれば、送信先ノード情報として、xGSN41のIPアドレスが記憶される。信号がMME31向けであれば、送信先ノード情報としてMME31のIPアドレスが記憶される。信号が隣接基地局向けであれば、当該基地局のIPアドレスが記憶される。
プロトコル変換の要否は、3GとLTEとの間のプロトコル変換(通信プロトコルに基づく信号形式(フォーマット)の変換)が必要か否かを示す情報である。例えば、プロトコル変換が必要であれば、“要”を示す情報が設定され、不要であれば、“不要”を示す情報が設定される。例えば、要不要の情報は、“要”および“不要”のうちの一方を示すフラグが設定される。但し、“要”および“不要”のうちの一方についての情報が設定されるようにしても良い。
通信経由装置情報は、送信先ノードへの通信が経由する装置(経由ノード)を示す情報であり、例えば、当該ノードのIPアドレスが記憶される。例えば、xGSN41向けの信号に対しては、経由ノードの情報として、例えばMME31のIPアドレスが記憶される。
LTE経由情報は、信号を送信するインタフェースの識別情報が記憶される。例えば、MME31(コアネットワーク40)向けの信号であれば、インタフェース情報として、S1インタフェースの識別情報が記憶される。或いは、隣接基地局向けの信号であれば、X2インタフェースの識別情報が記憶される。
なお、送信先ノード情報、通信経由装置情報として登録される情報は、装置またはノードの識別情報(識別子)であっても良い。この場合、識別情報とIPアドレスとの対応テーブルが別途設けられ、識別情報からIPアドレスが割り出される。
[上り信号処理]
図10は、信号変換部227における上り信号の処理例を示すフローチャートである。フローチャートに示す処理は、信号変換部227として動作するCPU211がプログラムを実行することによってなされる。
最初の11では、信号変換部227の信号制御部241は、RNC処理部226または呼制御部222からの上り方向の信号(上り信号)を待機する。上り信号は、無線ネットワーク→コアネットワーク方向の信号の他、例えば、基地局間でやりとりされる信号(X2インタフェースの信号)も含む。
上り信号が受信されると、信号制御部241は、記憶領域243中のテーブルT1を参照して、信号に含まれる架内通信IDに対応するエントリをテーブルT1から検索し、エントリ中の送信先ノード情報を有するノードを送信先ノードとして特定する(12)。
続いて、信号制御部241は、検索されたエントリ中のプロトコル変換要否の情報(フラグ)を参照することによって、信号に対するプロトコル変換を行うか否かを判定する(13)。プロトコル変換を要しない場合(13,No)には、処理が15に進む。これに対し、プロトコル変換を要する場合(13,Yes)には、処理が14に進む。なお、プロトコル変換を要しないことは、上り信号がLTEの信号であることを意味し、プロトコル変換を要することは、上り信号が3Gの信号であることを意味する。
14の処理では、信号制御部241がプロトコル変換部242にプロトコル変換の指示
を与え、プロトコル変換部242が上り信号に対するプロトコル変換(3G→LTE)を行う。プロトコル変換の詳細については後述する。
15に処理が進んだ場合には、信号制御部241は、信号を含むIPパケットの生成および送信処理を行う。すなわち、信号制御部241は、信号(プロトコル変換を要しない信号、およびプロトコル変換された信号)を含むIPパケットを生成し、伝送路処理部223にIPパケットを与える。このとき、信号制御部241は、IPパケットの宛先アドレスに、検索されたエントリ中の通信経由装置情報としてのIPアドレスを設定する。伝送路処理部223は、IPパケットを送信する。IPパケットは、通信経由装置(例えばMME31)で受信される。
[下り信号処理]
図11は、信号変換部227における下り信号の処理例を示すフローチャートである。フローチャートに示す処理は、信号変換部227として動作するCPU211がプログラムを実行することによってなされる。
最初の21において、信号変換部227の信号制御部241は、下り方向(コアネットワーク→無線ネットワーク)の信号(下り信号)を待機する。下り信号が受信されると、信号制御部241は、下り信号がCプレーンの信号であるか否かを判定する(22)。例えば、信号制御部241は、信号のフォーマット(図7、図8参照)を解析することで、信号が制御信号かユーザデータかを判定することができる。信号がCプレーンの信号である場合には、処理が23へ進み、信号がUプレーンの信号である場合には処理が27へ進む。
23では、信号制御部241は、信号に対するプロトコル変換を要するか否かを判定する。当該判定は、例えば、22の処理でなされた解析において、信号の宛先(例えば、宛先IPアドレス)がRNC処理部226(RNC)か否か(または宛先が呼制御部222(eNodeB)であるか)によって行うことができる。宛先IPアドレスがRNC処理部226のIPアドレスであれば、プロトコル変換要と判定し、そうでなければ(または宛先IPアドレスが呼制御部222であれば)、プロトコル変換不要と判定する。プロトコル変換を要する場合(23,Yes)には、処理が24へ進み、そうでない場合(23,No)には、処理が26へ進む。
24では、信号制御部241は、プロトコル変換部242に指示を与え、プロトコル変換部242が指示に従って信号のプロトコル変換(LTE→3G)を行う。プロトコル変換が終了すると、信号制御部241は、変換によって得られた信号をRNC処理部226へ送る。
26に処理が進んだ場合には、信号制御部241は、信号を呼制御部222へ送る。このように、信号制御部241は、LTEの下り信号を呼制御部222へ振り分ける一方で、3Gの下り信号をプロトコル変換の後にRNC処理部226へ振り分けることができる。
27に処理が進んだ場合には、信号制御部241は、ユーザデータを呼制御部222とRNC処理部226とに振り分ける。例えば、信号制御部241は、ユーザデータに含まれるTEID(Tunnel endpoint identifier)に従ったユーザデータの振分を行うことができる。
TEIDは、LTEのUE18A、3GのUE19Aのそれぞれに関するユーザデータを転送するためのトンネル(GTP−U(GPRS Tunneling Protocol for User Plane)パ
ス)の識別子である。記憶領域243(メモリ212)には、TEIDと振分先を示す情報との対応テーブル(図示せず)が記憶される。信号制御部241は、下り信号のTEIDに対応する振分先の情報を対応テーブルから得ることで、下り信号の転送先を知ることができる。信号制御部241は、振分先を示す情報に従って、下り信号をRNC処理部226と呼制御部222との一方に転送する。
[プロトコル変換]
次に、プロトコル変換部242でなされるプロトコル変換を含む、LTE網を経由する3G呼(「3G over LTE呼」、「LTE擬似呼」という)に係るプロトコル変換について
説明する。図12は、プロトコル変換の説明図であり、3G over LTEの実施時におけるC
プレーンの信号(制御信号)のプロトコルスタックの変化の一例を示す。
RNC処理部226は、3GのUE19Aとの無線接続によって、RRCおよびRLCのコネクションを設定する。UE19Aから送信される制御信号のプロトコルスタックAは、PHY層,MAC(Media Access Control)層,RLC層,およびRRC層で形成される。
RNC処理部226は、UE19Aからの呼設定要求のメッセージを含む制御信号を受信する。呼設定要求は、C−BBU21と無線接続されたUE19AがC−BBU21を介した呼の確立を要求するメッセージである。
RNC処理部226は、制御信号のRLCおよびRRCを終端し、制御信号のプロトコルスタックをPHY層,MAC層,IP層,M3UA/SCCP層およびRANAP層で形成されたプロトコルスタックBへ変換する。なお、プロトコルスタックBは、STCP層を含む場合がある。
RNC処理部226は、制御信号(プロトコルスタックB)を信号変換部227に供給する。信号変換部227は、制御信号を受けて、上り信号に対する処理(図10)を実行する。このとき、信号変換部227のプロトコル変換部242によって、プロトコル変換(図10の14の処理)が実行される。
プロトコル変換部242は、3G over LTEの実施のために、プロトコルスタックBに従
った信号形式を有する制御信号を、S1インタフェース上のプロトコルに適合したPHY層,MAC層,IP層の上位にSCTP層およびS1AP層を追加したプロトコルスタックCに変換する。
MME31は、制御信号中のS1AP層の情報を解釈して動作を行う。このため、MME31は、受信された制御信号中にS1AP層が無ければ、その制御信号を扱うことができない。プロトコル変換によってS1AP層を追加することで、制御信号がMME31で解釈可能な信号形式にされる。なお、図12のプロトコルスタックCでは、M3UA/SSCP層およびRANAP層の図示は省略しており、これらの層の情報は、信号変換部227による変換後の制御信号中に含まれている。
図13は、MME31向けの呼設定要求(UE INITIAL CONTEXT SETUP)の制御信号において、S1AP層に設定されるパラメータ(情報)の一例を示す図である。図13において、例えば、“MME UE S1AP ID”は、MME内のS1インタフェース上でUEを一意に識別する識別情報であり、“eNB UE S1AP ID”は、基地局内のS1インタフェース上でUEを一意に識別する識別情報である。
3G over LTEが実施される場合、すなわち、プロトコル変換部242でプロトコル変換
が実施される場合には、プロトコル変換部242は、制御信号のS1AP層に、“3G over LTE”の識別子(識別情報)を含める。当該識別子は、呼設定要求のメッセージ(制御
信号)をMME31からxGSN41へ転送することを意味する。即ち、当該識別情報は、MME31において、呼設定要求をxGWN41へ転送する指示(転送指示)として解釈される。このように、プロトコル変換部242は、xGSN41向けの制御信号(プロトコルスタックB)と、xGSN41への転送指示(“3G over LTE”の識別子)とを含
んだ制御信号(プロトコルスタックC)を生成する。
プロトコルスタックCの制御信号のIP層に関して、信号制御部241によりテーブルT1から得られた送信先ノードのIPアドレスが宛先アドレスとして設定される。信号制御部241は、プロトコルスタックCの信号形式を有する制御信号を含むIPパケットを生成し、通信経由装置のIPアドレスをIPパケットの宛先アドレスに設定し(制御信号をIPヘッダでカプセル化し)、伝送路処理部223(NIF215)へ送る(図10の15)。伝送路処理部223から、IPパケットが送信され、MME31で受信される。
MME31は、C−BBU21から受信されたIPパケットの宛先アドレスが自装置宛てであると判断すると、IPパケット中の制御信号(プロトコルスタックC)に対する処理を行う。MME31は、制御信号中のS1AP層を解析する。このとき、MME31は、制御信号が呼設定要求であり、且つ“3G over LTE”の識別子が含まれていると判断す
ると、当該制御信号をxGSN41(SGSNを含む)へ転送する。なお、MME31において、xGSN41のIPアドレスは既知であり、MME31は、制御信号(プロトコルスタックD)を含むIPパケットをxGSN41へ送る。
転送に当たり、MME31は、制御信号の信号形式を、MME−xGSN間のS3インタフェース上のプロトコルスタックDに変換し、xGSN41へ送る。このとき、MME31は、制御信号(プロトコルスタックD)のGTP−C層に、“3G over LTE”の識別
子を含める。
図14は、GTP−Cプロトコルのフォーマットを示す。“3G over LTE”の識別子は
、フォーマットを形成するフィールドの一つである「メッセージタイプ」のフィールドに設定される。
xGSN41(SGSN)では、MME31からの制御信号(プロトコルスタックD)を受信すると、GTP−C層のメッセージタイプ(“3G over LTE”の識別子)に基づき
、当該制御信号が“3G over LTE”呼である旨の情報であると認識する。xGSN41は
、制御信号の信号形式を元のプロトコルスタックBに復元する。これにより、RNC処理部226にて生成された3G呼の呼設定要求がSGSNで受信された状態となる。xGSN41は、3Gプロトコル(RANAP,M3UA/SCCP)を終端する。
xGSN41は、“3G over LTE”呼である旨の情報(「紐づけ用情報」)を記憶する
。紐づけ用情報は、例えば、RNCとUE19Aとの少なくとも一方の識別情報を含む。紐づけ用情報は、xGSN41がRNCやUE向けの制御信号を生成したときに、その制御信号をMME31経由で送信するか否かを判定するために使用される。
xGSN41は、呼設定要求に基づき、UE19Aの認証秘匿手順を行う。このとき、xGSN41は、UE19A向けの下り信号(プロトコルスタックB)を生成する。xGSN41は、記憶しておいた紐づけ用情報を用いて、制御信号をMME31経由で送るか否かを判定する。
例えば、xGSN41は、下り信号中のUE19Aの識別情報が紐づけ用情報と合致す
る場合には、下り信号をMME31向けの信号形式(プロトコルスタックD)に変換するとともに、GTP−C層のメッセージタイプに“3G over LTE”の識別子を設定する。
MME31は、xGSN41からの下り信号を受信すると、下り信号の信号形式をプロトコルスタックCに変換する。この変換において、GTP−C層に設定された“3G over LTE”の識別子は、S1AP層に含まれる。MME31は、下り信号の宛先を参照して、
下り信号をC−BBU21へ送信する。
C−BBU21において、下り信号は、伝送路処理部223(NIF215)で受信され、信号変換部227(CPU211)に与えられる。信号変換部227は、下り信号の処理(図11)を実行する。これによって、下り信号の信号形式がプロトコルスタックBに変換され、RNC処理部226に与えられる。下り信号は、RNC処理部226でプロトコルスタックAの信号形式に変換され、UE19Aへ送信される。
その後、UE19Aから送信されるxGSN41向けのCプレーンの信号(制御信号)についても、上述したようなプロトコル変換が実行され、MME31経由でxGSN41へ送られる。
<UEの構成例>
図15は、無線端末(UE)のハードウェア構成例を示す図である。図15には、一例として、LTEおよび3Gの双方をサポートするUE180のハードウェア構成例が示されている。UE180は、図2に示したUE18AとしてもUE19Aとしても使用できる。
図15において、UE180は、バスB1を介して接続されたCPU181と、メモリ182と、LSI183とを含む。LSI183には、LTE用のRF回路184と、3G用のRF回路186とが接続されている。RF回路184には、送受信アンテナ185が接続されており、RF回路186には、送受信アンテナ187が接続されている。さらに、UEは、音声通話用のマイクロフォンおよびスピーカを備えているが、図示は省略されている。
メモリ182は、メモリ212と同様の構成を採用することができ、CPU181によって実行されるプログラムとプログラムの実行に際して使用されるデータとを記憶する。また、メモリ182は、CPU181の作業領域として使用される。
CPU181は、プログラムの実行によって、基地局との無線接続手順や、呼設定手順、ハンドオーバ手順などを実行する。これらの手順の実行に際してCPU181は、制御信号を生成する。また、CPU181は、UE180の通信相手に送るユーザデータ(音声データを含む)を生成する。制御信号およびユーザデータは、LSI183に渡される。
LSI183は、制御信号およびユーザデータに対するディジタルベースバンド処理を行い、LTE向けのベースバンド信号をRF回路184に送り、3G向けのベースバンド信号をRF回路186に送る。一方、LSI183は、RF回路184、RF回路186からのベースバンド信号を制御信号またはユーザデータに変換し、CPU181に送る。
RF回路184,RF回路186のそれぞれは、RF回路25やRF回路28について説明したような、変復調回路,アップコンバータ,PA,デュプレクサ,LNA,ダウンコンバータを備える。アンテナ185は、LTEの無線信号の送受信を行い、アンテナ187は3Gの無線信号の送受信を行う。
LTEと3GとのうちLTEのみをサポートするUE(UE18A)からは、RF回路186および送受信アンテナ187が省略される。逆に、3GのみをサポートするUE(UE19A)からは、RF回路184および送受信アンテナ185が省略される。
実施形態2における無線端末(UE)は、3GおよびLTEの少なくとも一方をサポートし、基地局と無線通信可能である限りにおいて、スマートフォン,タブレット端末,スマートメータなどの様々な無線端末を含む。スマートメータは、センサや測定装置を用いて所定の物理量などを測定し、その測定結果を無線通信により他の通信機器に伝達する無線端末である。また、無線端末は、基地局ないしアクセスポイント装置と無線通信を行うものであれば良く、携帯端末と固定端末とのいずれであっても良い。
C−BBU21を利用可能な無線端末に対し、LTEまたは3Gの少なくとも一方をサポートする限り、利用に係る制限は設けられない。もっとも、無線端末が通信に必要とするデータ量に応じて、利用するRATが選択されるようにしても良い。
例えば、LTEの通信速度が3Gよりも速いことに鑑み、スマートメータのような、通信データ量が少ないと考えられる無線端末が3Gを使用し、スマートメータよりも通信データ量が多いスマートフォンなどがLTEを使用することが考えられる。
<3G over LTEの設定シーケンス>
図16は、3GのUE19Aに対する3G over LTE呼の設定手順例を示すシーケンス図
である。図16において、3GのRRH23によって形成されるセルまたはセクタ内に位置するUE19Aは、C−BBU21の呼制御部225(NodeB)を介してRNC処理部226(RRC)との間でRRCコネクションを設定する(図16<1>)。RRCコネクションの設定により、UE19Aは、3Gの無線ネットワークと無線接続された状態となる。
続いて、UE19Aは、xGSN41向けの呼設定要求の制御信号(Initial Direct Transfer)を送信する(図16<2>)。当該呼設定要求は、C−BBU21で受信され
、信号変換部227による上り信号処理(図10)で、“3G over LTE”の識別子(転送
指示)を含むMME31向けの信号形式(図12:プロトコルスタックC)に変換される。呼設定要求は、MME31に送信される。MME31は、呼設定要求を転送指示に従ってxGSN41へ転送する(図16<2A>)。
xGSN41(SGSN)は、呼設定要求を受信すると、UE19Aとの間で所定の認証秘匿手順を実施する(図16<3>)。このとき、xGSN41からUE19A向けの制御信号は、信号変換部227の下り信号処理(図11)にてプロトコル変換される。また、UE19AからxGSN41向けの制御信号は、信号変換部227の上り信号処理(図10)にてプロトコル変換される。
xGSN41は、UE19Aを認証すると、MSC/VLR42にUE19Aの位置登録を要求する(図16<4>)。MSC/VLR42は、位置登録要求に基づく処理が終了すると、HSS32に対してUE19Aの位置登録を要求する(図16<5>)。HSS32は、UE19Aの位置登録を行い、その終了を示す応答メッセージをMSC/VLR42に返信する(図16<6>)。MSC/VLR42は、応答メッセージを受けて、位置登録応答メッセージをxGSN41に返信する(図16<7>)。
すると、xGSN41は、RNC向けのべアラ設定要求の制御信号を生成し、送信する(図16<8>)。このベアラ設定要求は、MME31を経由してC−BBU21で受信
され、信号変換部227を介してRNC処理部226へ到達する。RNC処理部226は、ベアラ設定要求に含まれた各種のパラメータを保持し、ベアラ設定要求を信号変換部227に折り返す(図16<9>)。
信号変換部227は、RNC処理部226からのベアラ設定要求に含まれた各種の情報(パラメータ)を元にMME31向けのベアラ設定要求を生成し(図16<10>)、MME31へ送信する(図16<11>)。すなわち、3Gのベアラ設定要求がMME向けのベアラ設定要求に変換される。
MME31は、ベアラ設定要求を受信すると、コアネットワーク30上でUE19Aの信号(ユーザデータ)の通信路を形成するために、例えばDomain Name System(DNS)を用いてS−GW33およびP−GW34を選択する。MME31は、選択したS−GW33に対し、選択したP−GW34の情報を含むベアラ設定要求を送信する(図16<12>)。
S−GW33は、ベアラ設定要求を受けると、ベアラ設定要求で指定されたP−GW34との間でベアラを設定する。さらに、S−GW33は、S−GW33とC−BBU21との間でベアラ(GTP−Uパス)を設定する。これによって、C−BBU21〜S−GW33〜P−GW34(PDN)間のユーザデータの通信路(LTE伝送路)が形成される。
S−GW33は、ベアラを設定すると、ベアラ設定応答のメッセージをMME31へ通知する(図16<13>)。MME31は、ベアラ設定応答をC−BBU21へ送信する(図16<14>)。信号変換部227は、MME31からのベアラ設定応答を元にRNC処理部226向けのベアラ設定応答のメッセージを生成し、RNC処理部226に送る(図16<15>)。
RNC処理部226は、ベアラ設定応答のメッセージに含まれた情報を必要に応じて記憶した後、ベアラ設定応答をxGSN41宛てに送信する(図16<16>)。ベアラ設定応答は、信号変換部227の上り信号処理にてMME31向けの形式に変換され、MME31からxGSN41へ転送される。
xGSN41は、ベアラ設定応答を受け取ると、RNC向けのコンテキスト要求の制御信号(メッセージ)を生成し、紐づけ用情報に基づきMME31経由で送信する(図16<17>)。コンテキスト要求は、C−BBU21の信号変換部227でRNC処理部226向けの信号形式に変換され、RNC処理部226に供給される。
RNC処理部226は、コンテキスト設定要求を受け取ると、UE19Aとの間で無線ベアラを設定する(図16<18>)。無線ベアラが設定されると、RNC処理部226は、コンテキスト設定応答の制御信号(メッセージ)をxGSN宛てで送る(図16<19>)。コンテキスト設定応答は、信号変換部227の上り信号処理により、MME31経由でxGSN41で受信される。
xGSN41は、コンテキスト設定応答を受信すると、ベアラ更新要求の制御信号(メッセージ)を生成し、紐づけ用情報に基づいてMME31経由でC−BBU21へ送る(図16<20>)。ベアラ更新要求は、ベアラ設定要求と同様の手順および手法で、MME31を経由してC−BBU21に送られ、信号変換部227を介してRNC処理部226へ到達する。RNC処理部226は、ベアラ更新要求に含まれた各種のパラメータを保持し、ベアラ更新要求を信号変換部227に折り返す(図16<21>)。
信号変換部227は、RNC処理部226からのベアラ更新要求に含まれた各種の情報(パラメータ)を元にMME31向けのベアラ更新要求を生成し(図16<22>)、MME31へ送信する(図16<23>)。
MME31は、ベアラ更新要求を受信すると、S−GW33に対し、ベアラ更新要求を送信する(図16<24>)。S−GW33は、ベアラ更新要求を受けると、ベアラ更新要求に含まれた無線ベアラに係る情報を用いてベアラの更新を行う。これによって、無線ベアラとベアラ(GTP−Uパス)とからなるUE19Aのユーザデータの通信路が確立される。
S−GW33は、ベアラ更新が終わると、ベアラ更新応答のメッセージをMME31へ通知する(図16<25>)。MME31は、ベアラ更新応答をC−BBU21へ送信する(図16<26>)。信号変換部227は、MME31からのベアラ更新応答を元にRNC処理部226向けのベアラ更新応答のメッセージを生成し、RNC処理部226に送る(図16<27>)。
RNC処理部226は、ベアラ更新応答のメッセージに含まれた情報を必要に応じて記憶した後、ベアラ更新応答をxGSN41宛てに送信する(図16<28>)。ベアラ更新応答は、信号変換部227の上り信号処理にてMME31向けの形式に変換され、MME31からxGSN41へ転送される。xGSN41がベアラ更新応答を受信することで、3G over LTE呼の手順が終了する。
上記したシーケンスによれば、xGSN41からRNC処理部226向けに送信されるベアラ設定要求(すなわち、3Gネットワーク向けのベアラ設定要求)が、信号変換部227でLTEネットワーク向けのベアラ設定要求に変換される。これによって、3GのUE19の呼であっても、ユーザデータの通信路がLTEネットワークに形成される。
なお、LTEのUE18Aからの呼設定要求については、LTEに基づく通常のアタッチ手順が実行され、LTE呼が確立される。
<LTEから3Gへのハンドオーバ>
図17は、3GとLTEとの双方をサポートするUE18BがLTEから3Gへハンドオーバする場合の手順例を示すシーケンス図である。UE18Bは、C−BBU21を通じてLTE呼を確立しており、LTEネットワークに接続された状態となっている(図17<1>)。
UE18Bは、3Gへのハンドオーバ(HO)の実施を決定すると、ハンドオーバ要求(HO要求)のメッセージをMME31へ送信する(図17<2>,<3>)。MME31は、HO要求を受け付けると、C−BBU21の呼制御部222向けにハンドオーバ指示(HO指示)を送信する(図17<4>)。
HO指示を受信した呼制御部222は、UE18Bに対して無線区間の切替指示を送る(図17<5>)。UE18Bは、切替指示を受信すると、呼制御部222(eNodeB)との間の無線区間(LTEの無線リンク)を破棄し、C−BBU21の呼制御部225を介してRNC処理部226との間で、RRCコネクションを確立し、3Gの無線リンクを確立する(図示は省略)。
無線リンクが確立されると、UE18Bは、無線区間の切替完了通知をRNC処理部226に送る(図17<6>)。RNC処理部226は、信号変換部227に対し、無線データ経路の変更通知を与える(図17<7>)。信号変換部227は、変更通知に応じて
、UE18Bに係る制御信号がMME31経由でxGSN41へ転送されるように、テーブルT1に記憶されたエントリの書き換えを行う。
RNC処理部226は、xGSN41宛てに、ハンドオーバに伴うリロケーション結果通知を送る(図17<8>)。リロケーション結果通知は、信号変換部227における上り信号処理(図10)によって、MME31向けの信号形式に変換され、MME31へ送信される。MME31は、リロケーション結果通知の制御信号に含まれる転送指示に従ってリロケーション結果通知をxGSN41へ転送する。
以上によって、C−BBU21内でLTEから3Gへのハンドオーバが実施されることで、LTE擬似呼が確立された状態となる。Uプレーンに関しては3GとLTEとの間で互換性があることから、LTEのアタッチ手順で確立されたユーザデータの通信路(GTP−Uパス)については、3Gへのハンドオーバ後も使用が継続される。
<実施形態の効果>
実施形態2によれば、信号変換部227において、xGSN41向けの制御信号が、当該制御信号と転送指示(“3G over LTE”の識別子)とを含むMME41向けの信号に変
換される。換言すれば、xGSN41向けの制御信号と転送指示とを含むMME41向けの信号が生成される。これによって、xGSN41向けの信号をMME31経由でxGSN41に送ることができる。従って、C−BBU21とxGSN41との間をリンクで接続するのを回避することができる。すなわち、RNC−SGSN間のリンクを削減することができる。
また、LTE擬似呼の確立手順では、Uプレーンのユーザデータの通信路が、3GのネットワークではなくLTEのネットワーク上に形成される。これによって、C−BBU21の配下の無線端末に係るGTP−Uの管理・監視等が容易となる。また、C−BBU21内でLTEから3Gへのハンドオーバが実行されるときに、GTP−Uパス(ベアラ)の再設定を回避できるため、ハンドオーバ手順の簡易化を図ることができる。
さらには、LTEから3GへのハンドオーバにおけるeNodeB−NodeB間のネゴシエーションがC−BBU21の装置内で実施されるため、ハンドオーバに要する時間短縮を図ることができる。
以上説明した実施形態の構成は、必要に応じて組み合わせることができる。
1・・・通信装置
2・・・第1ノード
3・・・第2ノード
2A・・・第1ネットワーク
3A・・・第2ネットワーク
4,5・・・リンク
11・・・通信インタフェース
12・・・制御装置
13,14・・・無線インタフェース
15・・・第1端末
16・・・第2端末
18A,18B,19A,180・・・UE
21・・・C−BBU
31・・・MME
33・・・S−GW
41・・・xGSN
211・・・CPU
212・・・メモリ(記憶装置)
213・・・LSI
215・・・ネットワークインタフェース(通信インタフェース)
222・・・呼制御部(LTE)
223・・・伝送路処理部
226・・・RNC処理部
227・・・信号変換部
241・・・信号制御部
242・・・プロトコル変換部

Claims (8)

  1. 第1無線通信規格をサポートし且つ前記第1無線通信規格と異なる第2無線通信規格をサポートする第2ノードと接続された第1ノードとリンクを介して接続される通信装置のネットワーク制御方法であって、
    前記通信装置が、
    前記第1無線通信規格をサポートする第1端末に関する前記第1ノード向けの制御信号を前記リンクを介して前記第1ノードへ送信し、
    前記第2無線通信規格をサポートする第2端末に関する前記第2ノード向けの制御信号と前記第2ノードへの転送指示とを含んだ前記第1ノード向けの制御信号を生成し、
    前記生成された制御信号を前記リンクを介して前記第1ノードへ送信する
    ことを含む通信装置のネットワーク制御方法。
  2. 前記第2ノード向けの制御信号は、前記第2端末から受信される呼設定要求を含む
    請求項1に記載の通信装置のネットワーク制御方法。
  3. 前記第2ノードが属する第2ネットワーク上に前記第2端末から送信される制御信号以外の信号の通信路を設定する旨の要求が前記呼設定要求を受けた前記第2ノードから前記第1ノード経由で受信されたときに当該要求を前記第1ノードが属する第1ネットワーク上に前記通信路を設定する前記第1ノード向けの要求に変換し、
    前記変換によって得られた要求を前記リンクを介して前記第1ノードへ送信する
    ことをさらに含む請求項2に記載の通信装置のネットワーク制御方法。
  4. 前記通信装置に接続して前記第1無線通信規格に基づく通信をしている端末が前記第2無線通信規格に基づく通信へハンドオーバするときに、当該端末に関する前記第2ノード向けの制御信号を、当該制御信号と前記転送指示とを含んだ前記第1ノード向けの制御信号に変換する設定を行う
    請求項1から3のいずれか1項に記載の通信装置のネットワーク制御方法。
  5. 第1無線通信規格をサポートし且つ前記第1無線通信規格と異なる第2無線通信規格をサポートする第2ノードと接続された第1ノードとリンクを介して接続される通信インタフェースと、
    前記第1無線通信規格をサポートする第1端末に関する前記第1ノード向けの制御信号を前記通信インタフェースから前記リンクを介して前記第1ノードへ送信する処理と、前記第2無線通信規格をサポートする第2端末に関する前記第2ノード向けの制御信号と前記第2ノードへの転送指示とを含んだ制御信号を生成する処理と、前記生成されたデータを前記通信インタフェースから前記リンクを介して前記第1ノードへ送信する処理と、を行う制御装置と、
    を含む通信装置。
  6. 前記第2ノード向けの制御信号は、前記第2端末から受信される呼設定要求を含む
    請求項5に記載の通信装置。
  7. 前記制御装置は、前記第2ノードが属する第2ネットワーク上に前記第2端末から送信される制御信号以外の信号の通信路を設定する旨の要求が前記呼設定要求を受けた前記第2ノードから前記第1ノード経由で前記通信装置に受信されたときに、当該要求を前記第1ノードが属する第1ネットワーク上に前記通信路を設定する前記第1ノード向けの要求に変換し、前記変換によって得られた要求を前記通信インタフェースから前記リンクを介して前記第1ノードへ送信する処理とを行う
    請求項5または6に記載の通信装置。
  8. 第1無線通信規格をサポートし且つ前記第1無線通信規格と異なる第2無線通信規格をサポートする第2ノードと接続された第1ノードと、
    前記第1ノードとリンクを介して接続される通信インタフェース、および、前記第1無線通信規格をサポートする第1端末に関する前記第1ノード向けのデータを前記通信インタフェースから前記リンクを介して前記第1ノードへ送信する処理と、前記第2無線通信規格をサポートする第2端末に関する前記第2ノード向けの所定情報を含むデータを前記第1ノード向けのフォーマットを有し且つ前記第1ノードから前記第2ノードへ前記所定情報を転送する指示を示す情報が含まれたデータに変換する処理と、前記変換されたデータを前記通信インタフェースから前記リンクを介して前記第1ノードへ送信する処理と、を行う制御装置を含む通信装置と、
    を含む通信システム。
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