JP2016100563A - 熱交換器 - Google Patents

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山内 芳幸
Yoshiyuki Yamauchi
山内  芳幸
堺 昭治
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【課題】熱交換流路の流路抵抗を低減する向きに熱交換媒体を流すことができると共に、積層された複数の熱交換チューブに満遍なく熱交換媒体を流すことができる熱交換器を提供する。【解決手段】熱交換チューブ12の熱交換流路では、冷媒が一方側側縁部244から他方側側縁部245へと流れる。従って、複数の熱交換流路全体の流路断面積が拡大し、それにより、チューブ中間部24において熱交換流路の流路抵抗を低減する向きに冷媒を流すことができる。また、入口連通部25の絞り部251は、入口部20からの冷媒の流れを絞ってから冷媒をチューブ中間部24の一方側側縁部244へ流すので、低減された熱交換流路の流路抵抗に合わせて熱交換流路への流入側に流路抵抗を容易に与えることができる。そのため、複数の熱交換チューブ12に満遍なく冷媒を流すことができる。【選択図】図4

Description

本発明は、被熱交換物体と熱交換媒体とを熱交換させる熱交換器の構造に関するものである。
従来、この種の熱交換器として、例えば特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載された熱交換器は、上記被熱交換物体としての複数の電子部品を両面から冷却するための積層型冷却器である。具体的に、この熱交換器は、上記熱交換媒体としての冷媒を流通させる冷媒流路を設けた扁平形状の複数の冷却チューブ管と、その複数の冷却チューブ管を連通しその冷却チューブ管へ冷媒を流入させる入口部としての入口側連通部材と、複数の冷却チューブ管を連通しその冷却チューブ管からの冷媒が流入する出口部としての出口側連通部材とを有している。そして、複数の冷却チューブ管はそれぞれ、入口側連通部材と出口側連通部材とを結ぶ出入口方向を長手方向として配置されている。
その複数の冷却チューブ管は、電子部品を両面から挟持できるように積層配置されている。また、複数の冷却チューブ管は2種類の冷却チューブ管から成り、詳細には、複数の冷却チューブ管のうち積層方向の両端に配された2つの外側冷却チューブ管と、これらの間に配された複数の内側冷却チューブ管とから構成されている。その複数の内側冷却チューブ管はそれぞれ、少なくとも、内側冷却チューブ管の第1主面を構成する第1管壁に面した第1冷媒流路と、上記第1主面の反対側の第2主面を構成する第2管壁に面した第2冷媒流路とを有している。すなわち、内側冷却チューブ管は、冷媒流路を内側冷却チューブ管の厚み方向に2段以上積層して有している。
また、冷却チューブ管の相互間には、冷却チューブ管に挟持された電子部品が冷却チューブ管の長手方向に沿って複数配置されている。すなわち、冷却チューブ管の相互間において、複数の電子部品が冷却チューブ管内の冷媒流れ方向に沿って直列に並んで配置されている。
特許第4265509号公報
特許文献1の熱交換器のように、上記冷却チューブ管としての熱交換チューブ内を熱交換チューブの長手方向に沿って流れる熱交換媒体(冷媒)が、例えば上記電子部品である複数の被熱交換物体と上流側から下流側へ向けて順に直列的に熱交換していく構造では、種々の問題が想定される。
例えば、熱交換媒体と被熱交換物体とを効率良く熱交換させるために、熱交換チューブ内で熱交換媒体が流れる熱交換流路は狭い断面積で多数形成され、この熱交換流路が長く形成されているほど、熱交換チューブ全体としての流路抵抗が大きくなる。そして、熱交換媒体が熱交換チューブ内を熱交換チューブの長手方向に沿って流れる構造では、その長手方向以外の方向に熱交換媒体が流れる構造と比較して熱交換流路が長くなるので、熱交換チューブ全体としての流路抵抗を低減し難いという問題がある。
このよう問題に対し、熱交換チューブの長手方向以外の方向、例えば熱交換チューブの幅方向に沿って熱交換流路を形成し、熱交換器を、熱交換チューブの幅方向へ熱交換媒体を流す構造にするという対策が想定される。
しかしながら、そのように熱交換チューブの幅方向へ熱交換媒体を流す構造を採用した場合、熱交換チューブの流路抵抗が小さくなるが、その流路抵抗が小さく成りすぎることに起因して生じる問題も想定される。具体的には、互いに積層された複数の熱交換チューブのうち熱交換器の中での上流側の熱交換チューブに偏って、例えば熱交換媒体が供給配管を通じて熱交換器に供給される場合にその供給配管に近い側の熱交換チューブに偏って、熱交換媒体が流入することが考えられる。そうなれば、熱交換器の部位によって、被熱交換物体を冷却または加熱する能力にアンバランスが生じることになる。
本発明は上記点に鑑みて、熱交換流路の流路抵抗を低減する向きに熱交換媒体を流すことができると共に、積層された複数の熱交換チューブに満遍なく熱交換媒体を流すことができる熱交換器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、被熱交換物体(14)を挟んでチューブ積層方向(DRst)へ複数積層された熱交換チューブ(12)を有し、その熱交換チューブ内の熱交換媒体と被熱交換物体とを熱交換させる熱交換器であって、
熱交換チューブは、チューブ積層方向に交差するチューブ長手方向(DRtb)における一方側に配置され熱交換媒体が流入する入口部(20)と、チューブ長手方向における他方側に配置され熱交換媒体が流出する出口部(22)と、入口部と出口部との間に設けられた中間部(24)と、入口部と中間部とを連通させる入口連通部(25)とを有し、
中間部は、チューブ積層方向とチューブ長手方向との各々に対して交差するチューブ幅方向(DRw)における一方側の側縁部分として設けられ熱交換媒体が入口部から入口連通部を介して流入する一方側側縁部(244)と、チューブ幅方向における他方側の側縁部分として設けられ出口部へ熱交換媒体を流出させる他方側側縁部(245)と、一方側側縁部から他方側側縁部へと熱交換媒体が流れる熱交換流路(246a)が形成され熱交換媒体と被熱交換物体とを熱交換させる熱交換部(246)とを有し、
入口連通部は、入口部からの熱交換媒体の流れを絞ってからその熱交換媒体を中間部の一方側側縁部へ流す絞り部(251)を有していることを特徴とする。
上述の発明によれば、熱交換媒体と被熱交換物体とを熱交換させる熱交換部には、一方側側縁部から他方側側縁部へと熱交換媒体が流れる熱交換流路が形成されているので、上記特許文献1の積層型冷却器のような熱交換器、すなわち単にチューブ長手方向に沿って冷媒を流す熱交換器と比較すると熱交換流路全体の流路断面積が拡大し、熱交換流路の流路抵抗を低減する向きに熱交換媒体を流すことができる。更に、入口連通部は、入口部からの熱交換媒体の流れを絞ってからその熱交換媒体を中間部の一方側側縁部へ流す絞り部を有しているので、低減された熱交換流路の流路抵抗に合わせて熱交換流路への流入側に流路抵抗を容易に与えることができ、熱交換チューブの入口部から出口部にわたる全体の流路抵抗を適切な大きさにして複数の熱交換チューブに満遍なく熱交換媒体を流すことができる。
なお、特許請求の範囲およびこの欄で記載した括弧内の各符号は、後述する実施形態に記載の具体的内容との対応関係を示す一例である。
第1実施形態における熱交換器10の全体構成を示した図である。 第1実施形態において、図1の熱交換器10を構成する熱交換チューブ12を図1の矢印II方向から見たII矢視図である。 第1実施形態において、図2の熱交換チューブ12を単体で示した斜視図である。 図2におけるIV矢視図である。 図3の熱交換チューブ12を各構成部品に分解して示した分解斜視図である。 図4のVI−VI断面図である。 図4のVII−VII断面図である。 第2実施形態の熱交換器10において熱交換チューブ12単体を図2の矢印IVの方向から見た平面図であって、熱交換チューブ12内の冷媒流路を模式的に表した図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態における熱交換器10の全体構成を示した図である。図1に示す熱交換器10は、複数の冷却管としての熱交換チューブ12が積層されて成る熱交換器であり、熱交換チューブ12内を流れる熱交換媒体としての冷媒と被熱交換物体とを熱交換させることによりその被熱交換物体を冷却する積層型冷却器である。具体的には、その被熱交換物体は、板状に形成された複数の電子部品14(図2参照)である。また、熱交換器10の冷媒としては、例えばエチレングリコール系の不凍液すなわち冷却水が用いられる。
この熱交換器10を構成する熱交換チューブ12を図1の矢印II方向から見たII矢視図が図2として示されており、その図2では、1つの熱交換チューブ12とその熱交換チューブ12の両面に配置された電子部品14とが抜粋して図示されている。熱交換器10は、特許文献1の積層型冷却器と同様に、図2に示す電子部品14をその電子部品14の両面から冷却する。すなわち、各熱交換チューブ12の両面にはそれぞれ電子部品14が接触して配置されており、各熱交換チューブ12は、その両面それぞれに接触する複数の電子部品14を冷却する。なお、図1では、電子部品14の表示は省略されている。
上記被熱交換物体としての電子部品14は、具体的には、大電力を制御するパワー素子などを収容しており、扁平な直方体形状に形成されている。詳細には、電子部品14は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)等の半導体素子とダイオードとを内蔵した半導体モジュールである。そして、その半導体モジュールは、自動車用インバータの一部を構成している。
図1に示すように、熱交換器10は、複数の熱交換チューブ12を有しており、その複数の熱交換チューブ12は、電子部品14を挟んでチューブ積層方向DRstへ積層されている。そして、熱交換チューブ12単体を示した図3および図4に示すように、熱交換チューブ12は、冷媒が流入する入口部20と、冷媒が流出する出口部22とを有している。その入口部20は、熱交換チューブ12の長手方向であるチューブ長手方向DRtbにおいて熱交換チューブ12の中で一方側に配置されており、出口部22は、チューブ長手方向DRtbにおいて熱交換チューブ12の中で他方側に配置されている。なお、図3は、熱交換チューブ12を単体で示した斜視図であり、図4は、図2におけるIV矢視図である。図4では、電子部品14が二点鎖線で示されている。また、チューブ長手方向DRtbは、入口部20と出口部22とを結ぶ出入口方向と同じである。また、図1のチューブ積層方向DRst、チューブ長手方向DRtb、および後述のチューブ幅方向DRw(図3参照)は何れも互いに直交する方向である。
また、熱交換チューブ12は、チューブ長手方向DRtbにおいて入口部20と出口部22との間に設けられた扁平形状の中間部であるチューブ中間部24と、そのチューブ中間部24と入口部20とを連通させる入口連通部25と、チューブ中間部24と出口部22とを連通させる出口連通部26とを有している。
図1に示すように、熱交換チューブ12の入口部20はチューブ積層方向DRstへ積層され、それにより、チューブ中間部24内へ冷媒を流す入口ヘッダ部29(図1参照)を構成している。すなわち、その入口ヘッダ部29は複数の入口部20から構成され、入口ヘッダ部29には複数のチューブ中間部24の一端がそれぞれ連結されている。
詳細には図3に示すように、熱交換チューブ12は各々、チューブ積層方向DRstに隣り合う熱交換チューブ12の入口部20同士を相互に接続するための一対の入口部接続管21を有している。この一対の入口部接続管21はその中心軸C1(図2参照)がチューブ積層方向DRstを向いて配置された円筒形状を成しており、入口部20からチューブ積層方向DRstの両側へそれぞれ突き出るように成形されている。そして、隣り合う熱交換チューブ12の入口部接続管21同士が直列的に接続されることで、その隣り合う熱交換チューブ12の入口部20同士は相互に連通し、1つの入口ヘッダ部29が構成される。従って、入口ヘッダ部29は複数の入口部20だけでなく複数の入口部接続管21も含んで構成されている。
また、図1に示すように、チューブ積層方向DRstにおける入口ヘッダ部29の一端には冷媒導入パイプ31が接続されており、その冷媒導入パイプ31を介して冷媒が矢印FWinのように流入する。すなわち、冷媒は冷媒導入パイプ31を介して各熱交換チューブ12の入口部20へ流入する。
出口部22は、チューブ積層方向DRstへ積層され、それにより、チューブ中間部24内からへ排出された冷媒が流入する出口ヘッダ部30を構成している。すなわち、その出口ヘッダ部30は複数の出口部22から構成され、出口ヘッダ部30には、複数のチューブ中間部24(図3参照)の入口部20側とは逆側の他端がそれぞれ連結されている。
詳細には図3に示すように、熱交換チューブ12は各々、チューブ積層方向DRstに隣り合う熱交換チューブ12の出口部22同士を相互に接続するための一対の出口部接続管23を有している。この一対の出口部接続管23はその中心軸C2(図2参照)がチューブ積層方向DRstを向いて配置された円筒形状を成しており、出口部22からチューブ積層方向DRstの両側へそれぞれ突き出るように成形されている。そして、隣り合う熱交換チューブ12の出口部接続管23同士が直列的に接続されることで、その隣り合う熱交換チューブ12の出口部22同士は相互に連通し、1つの出口ヘッダ部30が構成される。従って、出口ヘッダ部30は複数の出口部22だけでなく複数の出口部接続管23も含んで構成されている。
また、図1に示すように、チューブ積層方向DRstにおける出口ヘッダ部30の一端には冷媒排出パイプ32が接続されており、その冷媒排出パイプ32を介して冷媒が矢印FWoutのように流出する。すなわち、冷媒は各熱交換チューブ12の出口部22から冷媒排出パイプ32を介して熱交換器10の外部へと流出する。
図2および図3に示すように、チューブ中間部24は、チューブ積層方向DRstを扁平形状の厚み方向として配置されている。チューブ中間部24は、その一方の扁平面241において電子部品14の一方の主平面に接し、他方の扁平面242において別の電子部品14の他方の主平面にも接している。すなわち、チューブ積層方向DRstにおいて、複数の電子部品14と複数のチューブ中間部24とが交互に積層配置されている。
このような積層配置により、チューブ中間部24は、チューブ中間部24内を流れる冷媒に電子部品14の熱を吸熱させ、複数の電子部品14を両面から冷却する。また、複数のチューブ中間部24は、その複数のチューブ中間部24の相互間に配置された電子部品14を挟持している。
熱交換チューブ12の構造に関して図4および図5を用いて説明する。図5は、熱交換チューブ12を各構成部品に分解して示した分解斜視図である。
図4および図5に示すように、熱交換チューブ12は、3つの部材123、124、125がチューブ積層方向DRstに積層されることで構成されている。具体的には、熱交換チューブ12は、第1チューブ部材123と第2チューブ部材124と中間プレート125とを有し、第1チューブ部材123と第2チューブ部材124とが中間プレート125を挟んで相互にロウ付けされることで構成されている。
中間プレート125が熱交換チューブ12の全体にわたって第1チューブ部材123と第2チューブ部材124との間に介装されているので、熱交換チューブ12内の冷媒流れは、第1チューブ部材123と中間プレート125との間と、第2チューブ部材124と中間プレート125との間との両方に形成されるが、その両方の冷媒流れは互いに同様の流れとなる。
図5に示すように、第1チューブ部材123は、チューブ長手方向DRtbにおける一端部分に設けられた入口構成部123aと、他端部分に設けられた出口構成部123bと、その入口構成部123aと出口構成部123bとの間に設けられた中間構成部123cと、入口構成部123aと中間構成部123cとをつなぐ入口側連結部123dと、出口構成部123bと中間構成部123cとをつなぐ出口側連結部123eと、上記一対の入口部接続管21の一方と、上記一対の出口部接続管23の一方とから構成されている。
この第1チューブ部材123と同様に、第2チューブ部材124は、チューブ長手方向DRtbにおける一端部分に設けられた入口構成部124aと、他端部分に設けられた出口構成部124bと、その入口構成部124aと出口構成部124bとの間に設けられた中間構成部124cと、入口構成部124aと中間構成部124cとをつなぐ入口側連結部124dと、出口構成部124bと中間構成部124cとをつなぐ出口側連結部124eと、上記一対の入口部接続管21のうち上記一方とは逆の他方と、上記一対の出口部接続管23のうち上記一方とは逆の他方とから構成されている。
熱交換チューブ12の入口部20(図3参照)は、互いに接合された第1チューブ部材123の入口構成部123aと第2チューブ部材124の入口構成部124aとから構成されている。それらの入口構成部123a、124aの間には、入口部20の内部空間としての入口空間20aが形成されている。その入口空間20aは、上述した一対の入口部接続管21(図3参照)内へ連通し、例えばその入口部接続管21の中心軸C1(図2参照)を中心とした回転体形状を成している。
また、入口部20内に位置する中間プレート125の部位には入口部貫通孔125aが形成されている。一対の入口部接続管21の各々および入口部貫通孔125aは互いに同軸になるように配置されている。
熱交換チューブ12の出口部22(図3参照)も入口部20と同様である。すなわち、出口部22は、互いに接合された第1チューブ部材123の出口構成部123bと第2チューブ部材124の出口構成部124bとから構成されている。それらの出口構成部123b、124bの間には、出口部22の内部空間としての出口空間22aが形成されている。その出口空間22aは、上述した一対の出口部接続管23(図3参照)内へ連通し、例えばその出口部接続管23の中心軸C2(図2参照)を中心とした回転体形状を成している。
また、出口部22内に位置する中間プレート125の部位には出口部貫通孔125bが形成されている。一対の出口部接続管23の各々および出口部貫通孔125bは互いに同軸になるように配置されている。
チューブ中間部24(図3参照)は、中間プレート125のうち各チューブ部材123、124の中間構成部123c、124cの相互間に位置する部位を挟んでその中間構成部123c、124c同士が互いに接合されることで構成されている。
図4に示すように、チューブ中間部24は、一方側側縁部244と他方側側縁部245と熱交換部246とから構成されている。その一方側側縁部244は、チューブ中間部24のうち、チューブ中間部24の幅方向であるチューブ幅方向DRwにおける一方側の側縁部分となっており、他方側側縁部245はチューブ幅方向DRwにおける他方側の側縁部分となっている。その一方側側縁部244および他方側側縁部245は、チューブ長手方向DRtbに沿って延びるように形成されている。そして、熱交換部246は、チューブ幅方向DRwにおいて一方側側縁部244と他方側側縁部245との間に設けられている。
熱交換部246には複数の熱交換流路246aが形成されている。具体的には、図5に示すように、第1チューブ部材123の中間構成部123cは、熱交換部246の内側へ突き出ると共にチューブ長手方向DRtbに並んだ複数の流路形成突起123fを有している。そして、第2チューブ部材124の中間構成部124cは、第1チューブ部材123の流路形成突起123fに対向するように熱交換部246の内側へ突き出ると共にチューブ長手方向DRtbに並んだ複数の流路形成突起124fを有している。これらの流路形成突起123f、124fはチューブ幅方向DRwへ延びるように形成されており、流路形成突起123f、124fは互いに中間プレート125を挟んで接合され、それにより、熱交換部246(図4参照)の内部空間を分割している。すなわち、熱交換部246において流路形成突起123f、124fにより相互に隔てられた複数の熱交換流路246aが、チューブ長手方向DRtbに並ぶようにして互いに並列に形成されている。本実施形態では、6本の熱交換流路246aが形成されている。
この熱交換流路246aは、図4および図5に示すように、一方側側縁部244と他方側側縁部245(図4参照)とをつなぐ冷媒流路であり、熱交換流路246aでは、矢印FL1のように一方側側縁部244から他方側側縁部245へと冷媒が流れる。言い換えれば、その熱交換流路246a内の冷媒流れ方向は、チューブ長手方向DRtbに直交もしくは略直交する向き(交差する向き)になっている。要するに、熱交換流路246a内の冷媒流れ方向はチューブ幅方向DRwである。そして、熱交換部246は、その熱交換流路246aを流れる冷媒と、各チューブ部材123、124の中間構成部123c、124cに接触して配置された電子部品14(図2参照)とを熱交換させる。
熱交換チューブ12の入口連通部25は、中間プレート125のうち各チューブ部材123、124の入口側連結部123d、124dの相互間に位置する部位を挟んでその入口側連結部123d、124d同士が互いに接合されることで構成されている。入口連通部25内には、入口部20からチューブ中間部24の一方側側縁部244へ冷媒を流す冷媒流路25aすなわち媒体通路25aが形成されている。
詳細には、入口連通部25の冷媒流路25aの上流端としての入口端部25bは入口空間20aの径方向側方に接続され、冷媒流路25aの下流端は、一方側側縁部244の入口部20側を構成する入口端部244aに接続されている。従って、入口部20内の冷媒は、入口部20から入口連通部25を介してチューブ中間部24の一方側側縁部244へと流れる。また、入口連通部25の入口端部25bは回転体形状の入口空間20aの径方向側方に接続されているので、チューブ積層方向DRstから見ると、円弧形状を成している。
この入口連通部25から一方側側縁部244へ流入した冷媒は、複数の熱交換流路246aへそれぞれ分配される。すなわち、一方側側縁部244は、冷媒を複数の熱交換流路246aの各々へ分配する分配部として機能する。
熱交換チューブ12の出口連通部26は上述した入口連通部25と同様の構成である。詳細に言うと、出口連通部26は、中間プレート125のうち各チューブ部材123、124の出口側連結部123e、124eの相互間に位置する部位を挟んでその出口側連結部123e、124e同士が互いに接合されることで構成されている。出口連通部26内には、チューブ中間部24の他方側側縁部245から出口部22へ冷媒を流す冷媒流路26aが形成されている。
詳細には、出口連通部26の冷媒流路26aの上流端は、他方側側縁部245の出口部22側を構成する出口端部245aに接続され、冷媒流路26aの下流端としての出口端部26bは出口空間22aの径方向側方に接続されている。従って、他方側側縁部245内の冷媒は、他方側側縁部245から出口連通部26を介して出口部22へと流れる。また、出口連通部26の出口端部26bは回転体形状の出口空間22aの径方向側方に接続されているので、チューブ積層方向DRstから見ると、円弧形状を成している。
他方側側縁部245には複数の熱交換流路246aから冷媒が並列的に流入する。すなわち、他方側側縁部245は、複数の熱交換流路246aのそれぞれから流出する冷媒を集合させると共に出口部22へ流す集合部として機能する。
また、図4に示すように、熱交換チューブ12の入口連通部25は、冷媒流路25aの冷媒流れを絞る絞り部251を有している。その絞り部251は、入口部20からの冷媒の流れを絞ってからその冷媒をチューブ中間部24の一方側側縁部244へ流す。
詳細には、その絞り部251における冷媒流路25aの通路断面積An(図7参照)が入口連通部25の入口端部25bにおける冷媒流路25aの通路断面積A0(図6参照)よりも小さくなっている。これにより、入口連通部25の絞り部251は、入口部20からの冷媒の流れを絞る。なお、図6は、入口端部25bにおける冷媒流れ方向に直交し且つ入口部接続管21の中心軸C1を含むVI−VI断面(図4参照)で切断した断面図である。また、図7は、絞り部251において冷媒流れ方向に直交するVII−VII断面(図4参照)で切断した断面図である。
上記入口端部25bの通路断面積A0は図6に示されており、図6で点ハッチングにより表された総面積に該当する。詳細に言うと、入口端部25bの通路断面積A0は、その入口端部25bにおける冷媒流れ方向に直交する仮想平面としてのVI−VI断面に投影された入口端部25bでの冷媒流路25aの断面積である。
また、絞り部251の通路断面積Anは図7に示されており、図7で点ハッチングにより表された総面積に該当する。詳細に言うと、絞り部251の通路断面積Anは、絞り部251における冷媒流れ方向に直交する仮想平面としてのVII−VII断面に投影された絞り部251での冷媒流路25aの断面積である。
このように形成された熱交換器10では、図1に示すように冷媒導入パイプ31から入口ヘッダ部29へ入った冷媒は、その入口ヘッダ部29の一部を構成する各熱交換チューブ12の入口部20から入口連通部25へ流入し、入口連通部25からチューブ中間部24の一方側側縁部244へと流れる。一方側側縁部244へ入った冷媒は、熱交換部246に複数形成された熱交換流路246aの各々へ図4の矢印FL1のように流れると共に、熱交換部246に接する電子部品14と熱交換させられる。そして、各熱交換流路246aから流出する冷媒は他方側側縁部245で集合し、他方側側縁部245から出口連通部26を経て、出口ヘッダ部30の一部を構成する各熱交換チューブ12の出口部22へと流れる。出口部22に入った冷媒は冷媒排出パイプ32へと流れ、冷媒排出パイプ32から熱交換器10の外部へと流出する。
上述したように、本実施形態によれば、熱交換チューブ12の熱交換流路246aでは、冷媒が一方側側縁部244から他方側側縁部245へと流れる。従って、上記特許文献1の積層型冷却器のような熱交換器、すなわち単にチューブ長手方向DRtbに沿って冷媒を流す熱交換器と比較して、複数の熱交換流路246a全体の流路断面積が拡大し、それにより、チューブ中間部24において熱交換流路246aの流路抵抗を低減する向きに冷媒を流すことができる。
また、入口連通部25の絞り部251は、入口部20からの冷媒の流れを絞ってからその冷媒をチューブ中間部24の一方側側縁部244へ流すので、低減された熱交換流路246aの流路抵抗に合わせて熱交換流路246aへの流入側に流路抵抗を容易に与えることができる。そのため、熱交換チューブ12の入口部20から出口部22にわたる全体の流路抵抗を適切な大きさにして複数の熱交換チューブ12に満遍なく冷媒を流すことができる。言い換えれば、複数の熱交換チューブ12それぞれに冷媒を均等に分配することができる。
また、本実施形態によれば、入口部20からの冷媒はチューブ中間部24の一方側側縁部244にて複数の熱交換流路246aの各々へ分配され、その熱交換流路246aでは、冷媒が一方側側縁部244から他方側側縁部245へと流れる。すなわち、入口部20の冷媒は、チューブ長手方向DRtbに沿って分散されてから複数の熱交換流路246aへ流入して電子部品14と熱交換させられる。従って、単に入口部20から出口部22へチューブ長手方向DRtbに沿って冷媒を流す熱交換器を想定した場合に、その想定した熱交換器と比較して、チューブ長手方向DRtbに沿った温度分布において、チューブ中間部24の熱交換部246内を流れる冷媒の温度ばらつきを低減することが可能である。要するに、熱交換部246の温度分布の均一化を図ることが可能である。
また、図3に示すように、チューブ長手方向DRtbにおけるチューブ中間部24の長さである熱交換チューブ有効長をLとし、チューブ幅方向DRwにおけるチューブ中間部24の幅である熱交換チューブ有効幅をWとすれば、本実施形態の熱交換器10は、一般的な積層型熱交換器と同様に「L>W」の関係になっている。本実施形態の熱交換器10では、特許文献1の積層型冷却器のように冷媒を流す熱交換器と比較して、複数の熱交換流路246aの冷媒流れに直交する流路断面の面積を合計した総流路断面積を拡大すると共に、熱交換流路246aを流れる冷媒の流速を低減し、かつ、熱交換流路246aの各々の流路長さを縮小することができ、入口部20から出口部22までの冷媒の流路抵抗の低減を図ることができる。
なぜなら、本実施形態の冷媒流れでは、熱交換流路246aの総流路断面積は「L/W」の比が大きいほど略比例して大きくなり、熱交換流路246aを流れる冷媒の流速は「W/L」の比が小さいほど略比例して小さくなり、熱交換流路246aの流路長さは「W/L」の比が小さいほど略比例して小さくなるからである。また、入口部20から出口部22までの冷媒の流路抵抗は、その殆どが熱交換流路246aにて生じ、「W/L」の比が小さいほどその「W/L」の3乗に略比例して小さくなるからである。
また、本実施形態によれば、熱交換チューブ12の入口部20に入った冷媒を複数の熱交換流路246aへ並行して流すことにより、チューブ長手方向DRtbに並ぶ複数の電子部品14を冷却もしくは加熱する冷媒の温度を均一化することができる。
また、本実施形態によれば、熱交換チューブ12は積層されて複数設けられている。すなわち、複数のチューブ中間部24はチューブ積層方向DRstに積層配置され、その複数のチューブ中間部24の相互間に配置された電子部品14を挟持する。従って、電子部品14をその両面から冷却することが可能である。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明し、第1実施形態と同一または均等な部分については省略または簡略化して説明する。
図8は、本実施形態の熱交換器10(図1参照)において熱交換チューブ12単体を矢印IV(図2参照)の方向から見た平面図であって、熱交換チューブ12内の冷媒流路を模式的に表した図である。図8に示すように、本実施形態の熱交換器10では、熱交換チューブ12内の冷媒流れが第1実施形態に対して異なっている。
具体的には、熱交換チューブ12のチューブ中間部24は、チューブ長手方向DRtbに直列に並んだ一方側側縁部244、249を2つ有すると共に、チューブ長手方向DRtbに直列に並んだ他方側側縁部245、248を2つ有している。この2つの他方側側縁部245、248は互いに連通している。
また、チューブ中間部24は、熱交換部246、247も2つ有しており、その熱交換部246、247はチューブ長手方向DRtbに並んで配置されている。
詳細には、2つの一方側側縁部244、249のうちの第1の一方側側縁部244、2つの他方側側縁部245、248のうちの第1の他方側側縁部245、および、2つの熱交換部246、247のうちの第1の熱交換部246は、チューブ長手方向DRtbにおいて入口部20側に配置されている。
その一方で、2つの一方側側縁部244、249のうちの第2の一方側側縁部249、2つの他方側側縁部245、248のうちの第2の他方側側縁部248、および、2つの熱交換部246、247のうちの第2の熱交換部247は、チューブ長手方向DRtbにおいて出口部22側に配置されている。
そして、第1実施形態の熱交換部246と同様に、第1および第2の熱交換部246、247には、チューブ幅方向DRwへ冷媒を流す熱交換流路246a、247aが形成されている。この第1の熱交換部246の熱交換流路246aは、矢印FL2のように第1の一方側側縁部244から第1の他方側側縁部245へと冷媒を流す。また、第2の熱交換部247の熱交換流路247aは、矢印FL3のように第2の他方側側縁部248から第2の一方側側縁部249へと冷媒を流す。
また、入口連通部25は第1実施形態と同様に構成されており、入口部20と第1の一方側側縁部244とを連通させている。出口連通部26も第1実施形態と同様に構成されており、出口部22と第2の一方側側縁部249とを連通させている。但し、入口連通部25における冷媒流路25aの通路断面積は下流端で最も小さくなっている。すなわち、絞り部251は入口連通部25の下流端に設けられている。
このように形成された熱交換器10では、冷媒導入パイプ31(図1参照)から入口ヘッダ部29へ入った冷媒は、各熱交換チューブ12の入口部20から入口連通部25へ流入し、入口連通部25からチューブ中間部24の第1の一方側側縁部244へと流れる。この第1の一方側側縁部244へ入った冷媒は、第1の熱交換部246に複数形成された熱交換流路246aの各々へ流れると共に、第1の熱交換部246に接する電子部品14と熱交換させられる。すなわち、第1の一方側側縁部244は、複数の熱交換流路246aへ冷媒を分配する第1分配部として機能する。
そして、第1の熱交換部246の各熱交換流路246aから流出する冷媒は第1の他方側側縁部245で集合し、第1の他方側側縁部245から第2の他方側側縁部248へと流れる。すなわち、第1の他方側側縁部245は、複数の熱交換流路246aから流出する冷媒を集合させる第1集合部として機能する。
第2の他方側側縁部248へ入った冷媒は、第2の熱交換部247に複数形成された熱交換流路247aの各々へ流れると共に、第2の熱交換部247に接する電子部品14と熱交換させられる。すなわち、第2の他方側側縁部248は、複数の熱交換流路247aへ冷媒を分配する第2分配部として機能する。
そして、第2の熱交換部247の各熱交換流路247aから流出する冷媒は第2の一方側側縁部249で集合する。すなわち、第2の一方側側縁部249は、複数の熱交換流路247aから流出する冷媒を集合させる第2集合部として機能する。
第2の一方側側縁部249に集合した冷媒は、第2の一方側側縁部249から出口連通部26を経て出口部22へと流れる。出口部22に入った冷媒は冷媒排出パイプ32(図1参照)へと流れ、冷媒排出パイプ32から熱交換器10の外部へと流出する。
前述した第1実施形態では、熱交換チューブ12は、図4に示すように、6本の熱交換流路246aに並行して冷媒が流れる「6パス」であるが、本実施形態では、図8に示すように、3本の熱交換流路246a、247aに並行して冷媒が流れる「3パス」となっている。そのため、チューブ中間部24において熱交換流路246a、247aの流路抵抗を低減する内部流路抵抗低減効果、およびチューブ長手方向DRtbに並ぶ6つの電子部品14(図4参照)を冷却もしくは加熱する冷媒の温度の均一性は、第1実施形態には劣るが、単にチューブ長手方向DRtbに沿って冷媒を流す熱交換器よりも優れている。
また、本実施形態では、前述の第1実施形態と共通の構成から奏される効果を第1実施形態と同様に得ることができる。
(他の実施形態)
(1)上述の各実施形態において、熱交換チューブ12は複数積層されているが、その熱交換チューブ12の積層数に限定はない。
(2)上述の各実施形態において、電子部品14は、熱交換器10の熱交換チューブ12に挟持され、それにより熱交換チューブ12内の冷媒が電子部品14と熱交換可能になっているが、その電子部品14は、熱交換チューブ12に直接接触させた状態で配設されてもよいし、必要に応じて、電子部品14と熱交換チューブ12との間に、セラミック等の絶縁板を介在させてもよいし、熱伝導性グリス等を介在させてもよい。
(3)上述の各実施形態において、熱交換部246、247内に、例えば特許文献1に記載のインナフィンは設けられていないが、インナフィンが熱交換部246、247内に設けられていても差し支えない。
(4)上述の第1実施形態において、熱交換部246には複数の熱交換流路246aが形成されているが、熱交換流路246aは1本であっても差し支えない。第2実施形態の第1および第2の熱交換部246、247に関しても同様である。
(5)上述の各実施形態において、複数の熱交換流路246aは互いに並列に形成されているが、熱交換流路246aの相互間が完全に遮断されている必要はなく、一方側側縁部244から他方側側縁部245へと冷媒が流れれば、熱交換流路246aの相互間に連通があっても差し支えない。
(6)上述の各実施形態において、熱交換器10は、被熱交換物体としての電子部品14を冷却する装置であるが、被熱交換物体は電子部品14である必要はなく、例えば、熱交換器10は、被熱交換物体を暖める機能を備えた加熱装置であっても差し支えない。
(7)上述の各実施形態において、熱交換器10の冷媒と熱交換させられる被熱交換物体は電子部品14すなわち固体であるが、その被熱交換物体は気体または液体であっても差し支えない。
(8)上述の各実施形態の熱交換チューブ12において、入口連通部25には絞り部251が1箇所設けられているが、2箇所以上設けられていても差し支えない。
(9)上述の各実施形態において、熱交換チューブ12は、第1チューブ部材123と第2チューブ部材124と中間プレート125とから構成されているが、その中間プレート125が無く、熱交換チューブ12は、第1チューブ部材123と第2チューブ部材124とが積層されることで構成されていても差し支えない。熱交換チューブ12は、各部材123、124、125の積層以外の方法で構成されても差し支えない。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
12 熱交換チューブ
14 電子部品(被熱交換物体)
20 入口部
22 出口部
24 チューブ中間部(中間部)
244 一方側側縁部
245 他方側側縁部
246a 熱交換流路
25 入口連通部
251 絞り部

Claims (4)

  1. 被熱交換物体(14)を挟んでチューブ積層方向(DRst)へ複数積層された熱交換チューブ(12)を有し、該熱交換チューブ内の熱交換媒体と前記被熱交換物体とを熱交換させる熱交換器であって、
    前記熱交換チューブは、前記チューブ積層方向に交差するチューブ長手方向(DRtb)における一方側に配置され前記熱交換媒体が流入する入口部(20)と、前記チューブ長手方向における他方側に配置され前記熱交換媒体が流出する出口部(22)と、前記入口部と前記出口部との間に設けられた中間部(24)と、前記入口部と前記中間部とを連通させる入口連通部(25)とを有し、
    前記中間部は、前記チューブ積層方向と前記チューブ長手方向との各々に対して交差するチューブ幅方向(DRw)における一方側の側縁部分として設けられ前記熱交換媒体が前記入口部から前記入口連通部を介して流入する一方側側縁部(244)と、前記チューブ幅方向における他方側の側縁部分として設けられ前記出口部へ前記熱交換媒体を流出させる他方側側縁部(245)と、前記一方側側縁部から前記他方側側縁部へと前記熱交換媒体が流れる熱交換流路(246a)が形成され前記熱交換媒体と前記被熱交換物体とを熱交換させる熱交換部(246)とを有し、
    前記入口連通部は、前記入口部からの前記熱交換媒体の流れを絞ってから該熱交換媒体を前記中間部の一方側側縁部へ流す絞り部(251)を有していることを特徴とする熱交換器。
  2. 前記入口連通部は、前記入口部に接続された入口端部(25b)を有し、前記入口連通部内には、前記入口部から前記中間部へ前記熱交換媒体を流す媒体通路(25a)が形成されており、
    前記絞り部は、該絞り部における前記媒体通路の通路断面積(An)が前記入口端部における前記媒体通路の通路断面積(A0)よりも小さくなっていることにより、前記熱交換媒体の流れを絞ることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記入口端部の通路断面積は、前記入口端部における前記熱交換媒体の流れ方向に直交する仮想平面に投影された前記入口端部での前記媒体通路の断面積であり、
    前記絞り部の通路断面積は、前記絞り部における前記熱交換媒体の流れ方向に直交する仮想平面に投影された前記絞り部での前記媒体通路の断面積であることを特徴とする請求項2に記載の熱交換器。
  4. 前記熱交換流路は複数設けられ、互いに並列に形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の熱交換器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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