JP2016100469A - 発光装置及び車両用灯具 - Google Patents
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Abstract
【課題】波長変換部材及び/又はレーザー出力の異常を判定することができる発光装置を提供する。【解決手段】第1波長のレーザー光を伝搬する第1光ファイバと、前記第1光ファイバによって伝搬されるレーザー光を受けて当該レーザー光の少なくとも一部を異なる第2波長の光に変換する波長変換部材と、を備えた発光装置において、光検出手段と、前記波長変換部材からの光を前記光検出手段まで伝搬する第2光ファイバと、前記光検出手段の検出結果に基づいて前記波長変換部材及び/又はレーザー出力の異常を判定する異常判定手段と、を備えており、前記光検出手段は、前記第2光ファイバによって伝搬される前記波長変換部材からの光に含まれている前記第1波長のレーザー光及び前記第2波長の光のうち少なくとも一方の強度を検出することを特徴とする。【選択図】図4
Description
本発明は、発光装置及び車両用灯具に係り、特に、レーザー光を用いた発光装置及びこれを備えた車両用灯具に関する。
従来、レーザー光を用いた発光装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図21は、特許文献1に記載の発光装置200の概略構成図である。
図21に示すように、特許文献1に記載の発光装置200は、レーザー光源220、波長変換部材210、受光素子245、レーザー光源220からのレーザー光を波長変換部材210まで伝搬する第1光ファイバ230a、波長変換部材210からの光を受光素子245まで伝搬する第2光ファイバ230b等を備えており、受光素子245が波長変換部材210からの光を検出するか否かに応じて第1光ファイバ230aの断線を検出するように構成されている。
しかしながら、上記構成の発光装置200によれば、第1光ファイバ230aの断線を検出することができるものの、波長変換部材210及び/又はレーザー出力の異常を判定することができないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、波長変換部材及び/又はレーザー出力の異常を判定することができる発光装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、第1波長のレーザー光を伝搬する第1光ファイバと、前記第1光ファイバによって伝搬されるレーザー光を受けて当該レーザー光の少なくとも一部を異なる第2波長の光に変換する波長変換部材と、を備えた発光装置において、光検出手段と、前記波長変換部材からの光を前記光検出手段まで伝搬する第2光ファイバと、前記光検出手段の検出結果に基づいて前記波長変換部材及び/又はレーザー出力の異常を判定する異常判定手段と、を備えており、前記光検出手段は、前記第2光ファイバによって伝搬される前記波長変換部材からの光に含まれている前記第1波長のレーザー光及び前記第2波長の光のうち少なくとも一方の強度を検出することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、波長変換部材及び/又はレーザー出力の異常を判定することができる発光装置を提供することができる。
これは、光検出手段の検出結果に基づいて前記波長変換部材及び/又はレーザー出力の異常を判定する異常判定手段を備えていることによるものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記異常判定手段は、前記光検出手段の検出結果を比較し、その比較結果に応じて前記波長変換部材及び/又はレーザー出力の異常を判定することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、光検出手段の検出結果を比較し、その比較結果に応じて波長変換部材及び/又はレーザー出力の異常を判定することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、少なくとも3本の前記第1光ファイバと、少なくとも2本の前記第2光ファイバと、前記少なくとも2本の第2光ファイバに対応して設けられた少なくとも2つの前記光検出手段と、を備えており、前記波長変換部材は、第1の面とその反対側の第2の面とを含む板状又は層状の波長変換部材として構成されており、前記少なくとも3本の第1光ファイバの出射端面は、前記第1の面に対向した状態で、かつ、一列に配置されており、前記少なくとも2本の第2光ファイバの入射端面のうち、一方の第2光ファイバの入射端面は、前記第1の面に対向した状態で、かつ、前記少なくとも3本の第1光ファイバの出射端面のうち相互に隣接する2本の第1光ファイバの出射端面からの距離が均等となる箇所に配置されており、他方の第2光ファイバの入射端面は、前記第1の面に対向した状態で、かつ、前記少なくとも3本の第1光ファイバの出射端面のうち相互に隣接する他の2本の第1光ファイバの出射端面からの距離が均等となる箇所に配置されており、前記異常判定手段は、前記光検出手段の検出結果を比較し、その比較結果に応じて前記波長変換部材のうち異常がある箇所及び/又は前記少なくとも3本の第1光ファイバのうちレーザー出力の異常がある第1光ファイバを判定することができる。
請求項3に記載の発明によれば、波長変換部材のうち異常がある箇所及び/又は少なくとも3本の第1光ファイバのうちレーザー出力の異常がある第1光ファイバを判定することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、少なくとも3本の前記第1光ファイバと、少なくとも2本の前記第2光ファイバと、前記少なくとも2本の第2光ファイバに対応して設けられた少なくとも2つの前記光検出手段と、を備えており、前記波長変換部材は、第1の面とその反対側の第2の面とを含む板状又は層状の波長変換部材として構成されており、前記少なくとも3本の第1光ファイバの出射端面は、前記第1の面に対向した状態で、かつ、一列に配置されており、前記少なくとも2本の第2光ファイバの入射端面のうち、一方の第2光ファイバの入射端面は、前記第1の面に対向した状態で、かつ、前記少なくとも3本の第1光ファイバの出射端面のうち相互に隣接する2本の第1光ファイバの出射端面からの距離が不均等となる箇所に配置されており、他方の第2光ファイバの入射端面は、前記第1の面に対向した状態で、かつ、前記少なくとも3本の第1光ファイバの出射端面のうち相互に隣接する他の2本の第1光ファイバの出射端面からの距離が不均等となる箇所に配置されており、前記異常判定手段は、前記光検出手段の検出結果を比較し、その比較結果に応じて前記波長変換部材のうち異常がある箇所及び/又は前記少なくとも3本の第1光ファイバのうちレーザー出力の異常がある第1光ファイバを判定することを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、波長変換部材のうち異常がある箇所及び/又は少なくとも3本の第1光ファイバのうちレーザー出力の異常がある第1光ファイバを判定することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、少なくとも2本の前記第1光ファイバと、少なくとも2本の前記第2光ファイバと、前記少なくとも2本の第2光ファイバに対応して設けられた少なくとも2つの前記光検出手段と、を備えており、前記波長変換部材は、第1の面とその反対側の第2の面とを含む板状又は層状の波長変換部材として構成されており、前記少なくとも2本の第1光ファイバの出射端面は、前記第1の面に対向した状態で、かつ、一列に配置されており、前記少なくとも2本の第2光ファイバの入射端面のうち、一方の第2光ファイバの入射端面は、前記第1の面に対向した状態で、かつ、前記少なくとも2本の第1光ファイバの出射端面からの距離が不均等となる箇所に配置されており、他方の第2光ファイバの入射端面は、前記第1の面に対向した状態で、かつ、前記少なくとも2本の第1光ファイバの出射端面からの距離が不均等となる箇所に配置されており、前記異常判定手段は、前記光検出手段の検出結果を比較し、その比較結果に応じて前記波長変換部材のうち異常がある箇所及び/又は前記少なくとも2本の第1光ファイバのうちレーザー出力の異常がある第1光ファイバを判定することを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、波長変換部材のうち異常がある箇所及び/又は少なくとも2本の第1光ファイバのうちレーザー出力の異常がある第1光ファイバを判定することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、少なくとも3本の前記第1光ファイバと、少なくとも4本の前記第2光ファイバと、前記少なくとも4本の第2光ファイバに対応して設けられた少なくとも4つの前記光検出手段と、を備えており、前記波長変換部材は、第1の面とその反対側の第2の面とを含む板状又は層状の波長変換部材として構成されており、前記少なくとも3本の第1光ファイバの出射端面は、前記第1の面に対向した状態で、かつ、一列に配置されており、前記少なくとも4本の第2光ファイバの入射端面を第1入射端面、第2入射端面、第3入射端面、第4入射端面として、前記第1入射端面及び前記第2入射端面は、前記第1の面に対向した状態で、かつ、前記少なくとも3本の第1光ファイバの出射端面のうち相互に隣接する2本の第1光ファイバの出射端面からの距離が均等となる箇所に配置されており、前記第3入射端面及び前記第4入射端面は、前記第1の面に対向した状態で、かつ、前記少なくとも3本の第1光ファイバの出射端面のうち相互に隣接する他の2本の第1光ファイバの出射端面からの距離が均等となる箇所に配置されており、前記少なくとも4つの前記光検出手段のうち、2つの光検出手段は、前記第2光ファイバによって伝搬される前記波長変換部材からの光に含まれている前記第1波長のレーザー光の強度を検出し、他の2つの光検出手段は、前記第2光ファイバによって伝搬される前記波長変換部材からの光に含まれている前記第2波長の光の強度を検出し、前記異常判定手段は、前記光検出手段の検出結果を比較し、その比較結果に応じて前記波長変換部材のうち異常がある箇所及び/又は前記少なくとも3本の第1光ファイバのうちレーザー出力の異常がある第1光ファイバを判定することを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、波長変換部材のうち異常がある箇所及び/又は前記少なくとも3本の第1光ファイバのうちレーザー出力の異常がある第1光ファイバを判定することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか1項に記載の発明において、前記第2光ファイバの径は、前記第1光ファイバの径より小さいことを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、第2光ファイバの配置自由度が向上する。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか1項に記載の発明において、前記第1波長のレーザー光は青色域のレーザー光であり、前記第2波長の光は黄色域の光であることを特徴とする。
本発明は、請求項1から8のいずれか1項に記載の発光装置と、前記発光装置からの光を制御する光学系と、を備えた車両用灯具として特定することもできる。
本発明によれば、波長変換部材及び/又はレーザー出力の異常を判定することができる発光装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の第1実施形態である車両用灯具について、図面を参照しながら説明する。
図1は、第1実施形態の車両用灯具10(10L、10R)が搭載された車両Vの正面図である。
図1に示すように、本実施形態の車両用灯具10は、車両前部左側に配置される車両用灯具10L、及び、車両前部右側に配置される車両用灯具10Rを備えている。
車両用灯具10Rは車両用灯具10Lの左右が反転したものに相当し、両者は実質的に同一の構成である。
そこで、以下、車両用灯具10Lを中心に説明する。
図2は、車両用灯具10Lの縦断面図である。
図1、図2に示すように、車両用灯具10Lは、ハウジング12とこれに組み付けられたアウターレンズ14との間に構成された灯室16内に配置されたロービーム用灯具ユニット20、ハイビーム用灯具ユニット30等を備えている。なお、符号18が示すのは光軸調整機構であり、符号22が示すのは電源・信号線であり、符号24が示すのはエクステンションであり、符号28が示すのは制御回路であり、符号38、46が示すのは光ファイバである。
ロービーム用灯具ユニット20は、図3(a)に示すように、上端縁にカットオフラインを含むロービーム用配光パターンP20を形成する灯具ユニットとして構成されている。
ハイビーム用灯具ユニット30は、図3(b)に示すように、ハイビーム用配光パターンP30を形成する灯具ユニットとして構成されている。
図2に示すように、ハイビーム用灯具ユニット30は、投影レンズ32、発光装置34等を備えている。もちろん、これに限らず、発光装置34は、ハイビーム用灯具ユニット30又はそれ以外の灯具の光源としても用いることができる。
図4は、発光装置34の縦断面図である。
図4に示すように、発光装置34は、3つのレーザー光源L1、L2、L3、3つのレーザー光源L1、L2、L3に対応して設けられた3本の第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)、3つの集光レンズ40(40L1、40L2、40L3)、波長変換部材42、拡散部材44、2本の第2光ファイバ46(46D1、46D2)、2本の第2光ファイバ46(46D1、46D2)に対応して設けられた2つの光検出手段50(50D1、50D2)等を備えている。なお、拡散部材44は省略してもよい。
レーザー光源L1、L2、L3は、例えば、第1波長(例えば、445nm)のレーザー光(青色域のレーザー光)を放出するレーザーダイオード等の半導体レーザー光源で、灯室16外に配置されている。
波長変換部材42は、第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)によって伝搬されて当該第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)の出射端面38b(38bL1、38bL2、38bL3)から出射するレーザー光(拡散部材44を用いる場合、当該拡散部材44によって拡散されたレーザー光)を受けて当該レーザー光の少なくとも一部を異なる第2波長(例えば、500nm以上)の光(黄色域の光)に変換する波長変換部材で、フランジ等の保持部材52に形成された貫通穴52a内に配置された状態で当該保持部材52に保持されている。
具体的には、波長変換部材42は、レーザー光が入射する第1の面42aとその反対側の第2の面42bとを含み、第1の面42aに入射するレーザー光を波長変換して第2の面42bから出射する板状又は層状の波長変換部材(例えば、0.8×0.4mmの矩形板状又は矩形層状の蛍光体(YAG:Ce+アルミナ焼結体))として構成されている。
拡散部材44は、第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)によって伝搬されて当該第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)の出射端面38b(38bL1、38bL2、38bL3)から出射するレーザー光を拡散させる拡散部材で、波長変換部材42に固定(接合)されている。
具体的には、拡散部材44は、レーザー光が局所的(スポット的)に入射する第3の面44aとその反対側の第4の面44bとを含み、第3の面44aに局所的(スポット的)に入射するレーザー光を拡散して第4の面44bから拡散光(かつ、位相ズレによるインコヒーレントな光)として出射する板状又は層状の拡散部材(例えば、0.8×0.4mmの矩形板状又は矩形層状の拡散部材)として構成されている。
拡散部材44は、第3の面44aに局所的(スポット的)に入射するレーザー光を拡散して第4の面44bから拡散光として出射する板状又は層状の拡散部材であればよく、その材料は特に限定されない。例えば、セリウムCe等の付活剤(発光中心とも称される)が導入されていないYAG(例えば25%)とアルミナAl2O3(例えば75%)との複合体(例えば、光拡散性アルミナ焼結体)であってもよいし、YAGとガラスとの複合体であってもよいし、気泡を分散させたアルミナAl2O3(又はガラス)であってもよい。
拡散部材44(第4の面44b)は、波長変換部材42(第1の面42a)に略面接触した状態で固定(接合)されている。例えば、拡散部材44、波長変換部材42がいずれもセラミック製である場合には、拡散部材44(第4の面44b)と波長変換部材42(第1の面42a)とが略面接触した状態で高温硬化させることで、両者を接合することができる。
第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)は、入射端面38a(38aL1、38aL2、38aL3)と入射端面から導入されるレーザー光が出射する出射端面38b(38bL1、38bL2、38bL3)とを含むコアと、コアの周囲を取り囲むクラッドと、を含む光ファイバで、クラッドの周囲は、被覆で覆われている。なお、コア及びクラッドの材質は、石英ガラスであってもよいし、合成樹脂であってもよいし、それ以外の材質であってもよい。第2光ファイバ46(46D1、46D2)も同様である。
第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)は、その出射端部がフェルール54(保持部材)に形成された第1光ファイバ挿入穴H1(H1L1、H1L2、H1L3)に挿入された状態で当該フェルール54に保持されている。
第2光ファイバ46(46D1、46D2)は、その入射端部がフェルール54に形成された第2光ファイバ挿入穴H2(H2D1、H2D2)に挿入された状態で当該フェルール54に保持されている。
第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)の出射端面38b(38bL1、38bL2、38bL3)、第2光ファイバ46(46D1、46D2)の入射端面46a(46aD1、46aD2)及びフェルール54の端面は、同一平面上に配置されており(図4参照)、拡散部材44(第3の面44a)に略面接触している。
フェルール54は、第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)の出射端面38b(38bL1、38bL2、38bL3)及び第2光ファイバ46(46D1、46D2)の入射端面46a(46aD1、46aD2)が拡散部材44(第3の面44a)に略面接触した状態でフランジ等の保持部材52に固定されている。
図5は、図4中左側から波長変換部材42(及び保持部材52)を透視した場合のフェルール54の端面の正面図である。図5中、直線Lは、波長変換部材42の短手方向の中心を通り、かつ、長手方向に延びている。
図4、図5に示すように、第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)の出射端面38b(38bL1、38bL2、38bL3)は、波長変換部材42の第1の面42aに対向した状態で、かつ、直線Lに沿って等間隔で一列に配置されている。
第2光ファイバ46(46D1、46D2)の入射端面46a(46aD1、46aD2)のうち、一方の第2光ファイバ46D1の入射端面46aD1は、波長変換部材42の第1の面42aに対向した状態で、直線Lに対して一方の側(図5中、右側)かつ第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)の出射端面のうち相互に隣接する2本の第1光ファイバ38L1、38L2の出射端面38bL1、38bL2からの距離La、Lbが均等となる箇所に配置されている。
一方、他方の第2光ファイバ46D2の入射端面46aD2は、波長変換部材42の第1の面42aに対向した状態で、直線Lに対して他方の側(図5中、左側)かつ第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)の出射端面のうち相互に隣接する他の2本の第1光ファイバ38L2、38L3の出射端面38bL2、38bL3からの距離Lc、Ldが均等となる箇所に配置されている。なお、距離La、Lbと距離Lc、Ldとは同一距離である。
第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)、第2光ファイバ46(46D1、46D2)の種類は、特に問わないが、波長変換部材42で拡散反射されたレーザー光及び波長変換部材42で波長変換された光(蛍光)を検出するため、ステップインデックスのマルチモードファイバを用いるのが望ましい。片側の取り込み角は10°前後であれば充分であるため、NA値は0.2程度でよい。
第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)の断面形状及び第2光ファイバ46(46D1、46D2)の断面形状は、円形であってもよいし、矩形であってもよいし、それ以外の形状であってもよい。
第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)及び第2光ファイバ46(46D1、46D2)のファイバ径(直径)は、特に問わないが、第2光ファイバ46(46D1、46D2)を第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)の間に配置することを考慮すると、第2光ファイバ46(46D1、46D2)のファイバ径は、第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)より小径である方が配置自由度が高くなるため望ましい。ファイバ径を例示すると、第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)が200μm、第2光ファイバ46(46D1、46D2)が100μmである。
光検出手段50(50D1、50D2)は、第2光ファイバ46(46D1、46D2)によって伝搬されて当該第2光ファイバ46(46D1、46D2)の出射端面46b(46bD1、46bD2)から出射した波長変換部材42からの光(戻り光)に含まれている第1波長のレーザー光及び第2波長の光の強度を検出する手段で、例えば、図4に示すように、集光レンズ56(56D1、56D2)、分光手段58(58D1、58D2)、青色受光センサD1B、D2B、黄色受光センサD1Y、D2Y等により構成されている。
分光手段58(58D1、58D2)は、第2光ファイバ46(46D1、46D2)によって伝搬されて当該第2光ファイバ46(46D1、46D2)の出射端面46b(46bD1、46bD2)から出射した波長変換部材42からの光(戻り光)を、第1波長のレーザー光及び第2波長の光に分光する手段で、第2光ファイバ46(46D1、46D2)の出射端面46b(46bD1、46bD2)近傍に配置されている。例えば、分光手段58(58D1、58D2)は、分光用ダイクロックプリズムである。
青色受光センサD1B、D2Bは、分光手段58(58D1、58D2)によって分光された第1波長のレーザー光の強度を検出する光検出手段で、分光手段58(58D1、58D2)によって分光された第1波長のレーザー光を受光できるように、当該分光手段58(58D1、58D2)によって分光された第1波長のレーザー光の光路上に配置されている。例えば、青色受光センサD1B、D2Bは、これに入射する光の強度に応じた電流を出力するフォトダイオードである。なお、青色受光センサD1B、D2Bは、これに入射する光の強度に応じた電流を出力するものであればよく、回折格子と受光センサアレイで構成されたセンサであってもよいし、多色フィルタを備えたCCDやCMOSセンサであってもよいし、それ以外のセンサであってもよい。
黄色受光センサD1Y、D2Yは、分光手段58(58D1、58D2)によって分光された第2波長の光の強度を検出する光検出手段で、分光手段58(58D1、58D2)によって分光された第2波長の光を受光できるように、当該分光手段58(58D1、58D2)によって分光された第2波長の光の光路上に配置されている。例えば、黄色受光センサD1Y、D2Yは、これに入射する光の強度に応じた電流を出力するフォトダイオードである。なお、黄色受光センサD1Y、D2Yは、これに入射する光の強度に応じた電流を出力するものであればよく、回折格子と受光センサアレイで構成されたセンサであってもよいし、多色フィルタを備えたCCDやCMOSセンサであってもよいし、それ以外のセンサであってもよい。
次に、波長変換部材42及び/又はレーザー出力の異常を判定するためのシステム構成例について図を参照しながら説明する。
図6は、波長変換部材42及び/又はレーザー出力の異常を判定するためのシステム構成例である。
図6に示すように、本システムは、その全体の動作を司るCPU70を備えている。CPU70には、バスを介して、ヘッドランプ点灯スイッチ72、第1青色受光センサD1B、第2青色受光センサD2B、第1黄色受光センサD1Y、第2黄色受光センサD2Y、第1レーザー点灯回路74L1、第2レーザー点灯回路74L2、第3レーザー点灯回路74L3、CPU70が実行する各種プログラムが格納されたプログラム格納部76a、判定評価値76b(後述の判定評価条件等)、異常記録部76c等を含むROM等の記憶部76、作業領域等として用いられるRAM(図示せず)等が接続されている。
CPU70は、プログラム格納部76aからRAM等に読み込まれた所定プログラムを実行することにより、異常判定手段70a、異常記録手段70b、異常報知手段70c等として機能する。
次に、上記構成の車両用灯具10L(ハイビーム用灯具ユニット30)の動作例について、図7を参照しながら説明する。
図7は、車両用灯具10L(ハイビーム用灯具ユニット30)の動作例を示すフローチャートである。
以下の処理は、CPU70がプログラム格納部76aからRAM等に読み込まれた所定プログラムを実行することにより実現される。
まず、ヘッドランプ点灯スイッチ72がオンされると(ステップS10:Yes)、レーザー点灯回路74L1、74L2、74L3が、CPU70からの指示に従って、レーザー光源L1、L2、L3に対して電流を供給する。これにより、レーザー光源L1、L2、L3が点灯する(ステップS12)。
レーザー光源L1、L2、L3からのレーザー光は、集光レンズ40(40L1、40L2、40L3)で集光され、第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)の入射端面38a(38aL1、38aL2、38aL3)から当該第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)内部に導入され、出射端面38b(38bL1、38bL2、38bL3)まで伝搬されて当該出射端面38b(38bL1、38bL2、38bL3)から出射し、拡散部材44(第3の面44a)に局所的(スポット的)に入射する。この拡散部材44(第3の面44a)に局所的(スポット的)に入射するレーザー光は、拡散部材44内部で拡散されて拡散部材44の第4の面44bから輝度分布が均一(又は略均一)の拡散光として出射し、波長変換部材42の第1の面42aに入射する。
レーザー光源L1、L2、L3からのレーザー光を受けた(レーザー光が入射した)波長変換部材42は、これを透過する青色域のレーザー光と青色域のレーザー光による発光(黄色光)との混色による白色光(疑似白色光)を放出する。
波長変換部材42からの光は主に第2の面42bから放出されて図4中左側に向かい、投影レンズ32を透過して前方に照射されてハイビーム用配光パターンP30(図3(b)参照)の形成に用いられるが、一部は第1の面42aから放出されて図4中右側に向かう。
この図4中右側に向かう光(戻り光)は、第2光ファイバ46(46D1、46D2)の入射端面46a(46aD1、46aD2)から当該第2光ファイバ46(46D1、46D2)内部に導入され、出射端面46b(46bD1、46bD2)まで伝搬されて当該出射端面46b(46bD1、46bD2)から出射し、集光レンズ56(56D1、56D2)で集光され、分光手段58(58D1、58D2)で第1波長のレーザー光及び第2波長の光に分光され、第1波長のレーザー光については青色受光センサD1B、D2Bに入射し、第2波長の光については黄色受光センサD1Y、D2Yに入射する。
受光センサD1B、D2B、D1Y、D2Yは、各々に入射する光の受光強度を検出する(ステップS14)。この受光センサD1B、D2B、D1Y、D2Yが検出した受光強度は、次の表1の各行に示す変数に初期値として格納される。なお、これに代えて、予め初期値を記憶部76等に格納しておき、この初期値を次の表1の各行に示す変数に読み込むようにしてもよい。
次に、次の表2の各行に示す演算式に基づき色強度比演算が実行されて(ステップS16)、その演算結果が表2の各行に示す変数に格納される。但し、DDV1YBstは第2光ファイバ46L1の色比を表し、DDV2YBstは第2光ファイバ46L2の色比を表している。
次に、次の表3の各行に示す2つの値(比較対象欄に記載の2つの変数)が比較され、その比較結果が表3の各行に示す判定評価条件を満たすか否かが判定される(ステップS18)。なお、表3中、「≒」と判定する範囲は、予め定められている。
ここでは、受光センサD1B、D2B、D1Y、D2Yが図8にハッチング入りの四角及び丸で示すようにプロットされる受光強度を検出し、上記表3の各行に示す判定評価条件を全て満たすと判定されたとする(ステップS18:正常)。
この場合、受光センサD1B、D2B、D1Y、D2Yは、各々に入射する光の受光強度を継続して検出する(ステップS20)。この受光センサD1B、D2B、D1Y、D2Yが検出した受光強度は、次の表4に示す変数に測定値として格納される。
次に、次の表5の「色強度比演算」欄に記載の演算式に基づき色強度比演算が実行されて(ステップS22)、その演算結果が表5の「変数」欄に記載の変数に格納される。但し、DDV1YBmrは第2光ファイバ46L1の色比を表し、DDV2YBmrは第2光ファイバ46L2の色比を表している。
次に、異常判定手段70aが、光検出手段50(青色受光センサD1B、D2B、黄色受光センサD1Y、D2Y)の検出結果に基づいて波長変換部材42及び/又はレーザー出力の異常を判定する(ステップS24)。
具体的には、異常判定手段70aは、次の表6、表7の「比較対象」欄に記載の2つの変数を比較し、その比較結果に応じて波長変換部材42及びレーザー出力が正常か、又は、波長変換部材42及び/又はレーザー出力が異常かを判定する。なお、表6、表7中、「≒」と判定する範囲は、予め定められている。
まず、異常判定手段70aが、波長変換部材42及びレーザー出力が正常と判定する例について説明する。
例えば、受光センサD1B、D2B、D1Y、D2Yが図9に白抜きの四角及び丸で示すようにプロットされる受光強度を検出し、異常判定手段70aが、表6、表7の「比較対象」欄に記載の2つの変数を比較し、さらに、その比較結果が表6、表7の「判定評価条件」欄に記載の条件を満たすか否かを判定した結果、表6、表7の「判定評価条件」欄に記載の条件を全て満たすと判定したとする。
この場合、異常判定手段70aは、波長変換部材42及びレーザー出力が正常と判定する(ステップS24:正常)。
上記ステップS20〜S24の処理は、ヘッドランプ点灯スイッチ72がオフされる(ステップS26:No)まで繰り返し実行される。
次に、異常判定手段70aが、レーザー出力が異常と判定する例(異常検知パターン)について説明する。
<異常検知パターン1−1>
異常検知パターン1−1は、第1光ファイバ38L1(又はレーザー光源L1)のレーザー出力の異常(減衰)を検知するパターンである。
異常検知パターン1−1は、第1光ファイバ38L1(又はレーザー光源L1)のレーザー出力の異常(減衰)を検知するパターンである。
上記ステップS20〜S24の処理が繰り返し実行されている間、受光センサD1B、D2B、D1Y、D2Yが図10に白抜きの四角及び丸で示すようにプロットされる受光強度を検出し、異常判定手段70aが、次の表8、表9の「比較対象」欄に記載の2つの変数を比較し、さらに、その比較結果が表6、表7の「判定評価条件」欄に記載の条件を満たすか否かを判定した結果、表6、表7の「判定評価条件」欄に記載の条件のうち条件1、条件2、条件4及び条件5を満たさないと判定したとする(表8、表9の最右側に記載の「×」参照)。
この場合、異常判定手段70aは、第1光ファイバ38L1(又はレーザー光源L1)のレーザー出力が異常(減衰)と判定する(ステップS24:異常)。すなわち、第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)のうちレーザー出力の異常があるのは第1光ファイバ38L1(又はレーザー光源L1)であると判定する。そして、その旨が異常記録手段70bによって異常記録部76cに記録される(ステップS28)。例えば、第1光ファイバ38L1(又はレーザー光源L1)の識別情報と異常内容(減衰)の識別情報とが対応づけられて異常記録部76cに記録される。これとともに、第1光ファイバ38L1(又はレーザー光源L1)のレーザー出力が異常(減衰)である旨が異常報知手段70cによってインパネ等に設けられた警告灯、車室内に設けられたスピーカーから出力される音声又は車室内に設けられたディスプレイに表示される画像等の形態で報知される(ステップS30)。
そして、レーザー光源L1、L2、L3が消灯されて(ステップS32)処理が終了する。
<異常検知パターン1−2>
異常検知パターン1−2は、第1光ファイバ38L1、38L2(又はレーザー光源L1、L2)のレーザー出力の異常(減衰)を検知するパターンである。
異常検知パターン1−2は、第1光ファイバ38L1、38L2(又はレーザー光源L1、L2)のレーザー出力の異常(減衰)を検知するパターンである。
上記ステップS20〜S24の処理が繰り返し実行されている間、受光センサD1B、D2B、D1Y、D2Yが図11に白抜きの四角及び丸で示すようにプロットされる受光強度を検出し、異常判定手段70aが、次の表10、表11の「比較対象」欄に記載の2つの変数を比較し、さらに、その比較結果が表6、表7の「判定評価条件」欄に記載の条件を満たすか否かを判定した結果、表6、表7の「判定評価条件」欄に記載の条件のうち条件1、条件2及び条件4〜条件7を満たさないと判定したとする(表10、表11の最右側に記載の「×」参照)。
この場合、異常判定手段70aは第1光ファイバ38L1、38L2(又はレーザー光源L1、L2)のレーザー出力が異常(減衰)と判定する(ステップS24:異常)。すなわち、第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)のうちレーザー出力の異常があるのは第1光ファイバ38L1、38L2(又はレーザー光源L1、L2)であると判定する。そして、その旨が異常記録手段70bによって異常記録部76cに記録される(ステップS28)。例えば、第1光ファイバ38L1、38L2(又はレーザー光源L1、L2)の識別情報と異常内容(減衰)の識別情報とが対応づけられて異常記録部76cに記録される。これとともに、第1光ファイバ38L1、38L2(又はレーザー光源L1、L2)のレーザー出力が異常(減衰)である旨が異常報知手段70cによってインパネ等に設けられた警告灯、車室内に設けられたスピーカーから出力される音声又は車室内に設けられたディスプレイに表示される画像等の形態で報知される(ステップS30)。
そして、レーザー光源L1、L2、L3が消灯されて(ステップS32)処理が終了する。
<異常検知パターン1−3>
異常検知パターン1−3は、第1光ファイバ38L1、38L3(又はレーザー光源L1、L3)のレーザー出力の異常(減衰)、又は、第2光ファイバ38L2(レーザー光源L2)のレーザー出力の異常(減衰)を検知するパターンである。
異常検知パターン1−3は、第1光ファイバ38L1、38L3(又はレーザー光源L1、L3)のレーザー出力の異常(減衰)、又は、第2光ファイバ38L2(レーザー光源L2)のレーザー出力の異常(減衰)を検知するパターンである。
上記ステップS20〜S24の処理が繰り返し実行されている間、受光センサD1B、D2B、D1Y、D2Yが図12に白抜きの四角及び丸で示すようにプロットされる受光強度を検出し、異常判定手段70aが、次の表12、表13の「比較対象」欄に記載の2つの変数を比較し、さらに、その比較結果が表6、表7の「判定評価条件」欄に記載の条件を満たすか否かを判定した結果、表6、表7の「判定評価条件」欄に記載の条件のうち条件4〜条件7を満たさないと判定したとする(表12、表13の最右側に記載の「×」参照)。
この場合、異常判定手段70aは第1光ファイバ38L1、38L3(又はレーザー光源L1、L3)のレーザー出力が異常(減衰)、又は、第2光ファイバ38L2(レーザー光源L2)のレーザー出力が異常(減衰)と判定する(ステップS24:異常)。すなわち、第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)のうちレーザー出力の異常があるのは第1光ファイバ38L1、38L3(又はレーザー光源L1、L3)、又は、第2光ファイバ38L2(レーザー光源L2)であると判定する。そして、その旨が異常記録手段70bによって異常記録部76cに記録される(ステップS28)。例えば、第1光ファイバ38L1、38L3(又はレーザー光源L1、L3)、又は、第2光ファイバ38L2(レーザー光源L2)の識別情報と異常内容(減衰)の識別情報とが対応づけられて異常記録部76cに記録される。これとともに、第1光ファイバ38L1、38L3(又はレーザー光源L1、L3)のレーザー出力の異常(減衰)、又は、第2光ファイバ38L2(レーザー光源L2)のレーザー出力の異常(減衰)のレーザー出力が異常(減衰)である旨が異常報知手段70cによってインパネ等に設けられた警告灯、車室内に設けられたスピーカーから出力される音声又は車室内に設けられたディスプレイに表示される画像等の形態で報知される(ステップS30)。
そして、レーザー光源L1、L2、L3が消灯されて(ステップS32)処理が終了する。
次に、異常判定手段70aが、波長変換部材42が異常と判定する例(異常検知パターン)について説明する。
<異常検知パターン1−4>
異常検知パターン1−4は、波長変換部材42(第1光ファイバ38L1(出射端面38bL1)側)の異常(劣化及び/又はクラック)を検知するパターンである。
異常検知パターン1−4は、波長変換部材42(第1光ファイバ38L1(出射端面38bL1)側)の異常(劣化及び/又はクラック)を検知するパターンである。
上記ステップS20〜S24の処理が繰り返し実行されている間、受光センサD1B、D2B、D1Y、D2Yが図13に白抜きの四角及び丸で示すようにプロットされる受光強度を検出し、異常判定手段70aが、次の表14、表15の「比較対象」欄に記載の2つの変数を比較し、さらに、その比較結果が表6、表7の「判定評価条件」欄に記載の条件を満たすか否かを判定した結果、表6、表7の「判定評価条件」欄に記載の条件のうち条件2、条件3、条件5及び条件8を満たさないと判定したとする(表14、表15の最右側に記載の「×」参照)。
この場合、異常判定手段70aは、波長変換部材42が異常(劣化及び/又はクラック)と判定する(ステップS24:異常)。すなわち、波長変換部材42のうち異常(劣化及び/又はクラック)があるのは第1光ファイバ38L1(出射端面38bL1)側であると判定する。そして、その旨が異常記録手段70bによって異常記録部76cに記録される(ステップS28)。例えば、異常箇所(第1光ファイバ38L1(出射端面38bL1)側)の識別情報と異常内容(劣化及び/又はクラック)の識別情報とが対応づけられて異常記録部76cに記録される。これとともに、波長変換部材42が異常(劣化及び/又はクラック)である旨が異常報知手段70cによってインパネ等に設けられた警告灯、車室内に設けられたスピーカーから出力される音声又は車室内に設けられたディスプレイに表示される画像等の形態で報知される(ステップS30)。
そして、レーザー光源L1、L2、L3が消灯されて(ステップS32)処理が終了する。
<異常検知パターン1−5>
異常検知パターン1−5は、波長変換部材42全体の異常(劣化及び/又はクラック。例えば、波長変換部材42全体の網目状クラック)を検知するパターンである。
異常検知パターン1−5は、波長変換部材42全体の異常(劣化及び/又はクラック。例えば、波長変換部材42全体の網目状クラック)を検知するパターンである。
上記ステップS20〜S24の処理が繰り返し実行されている間、受光センサD1B、D2B、D1Y、D2Yが図14に白抜きの四角及び丸で示すようにプロットされる受光強度を検出し、異常判定手段70aが、次の表16、表17の「比較対象」欄に記載の2つの変数を比較し、さらに、その比較結果が表6、表7の「判定評価条件」欄に記載の条件を満たすか否かを判定した結果、表6、表7の「判定評価条件」欄に記載の条件のうち条件3、条件5及び条件7〜条件9を満たさないと判定したとする(表16、表17の最右側に記載の「×」参照)。
この場合、異常判定手段70aは、波長変換部材42が異常(劣化及び/又はクラック)と判定する(ステップS24:異常)。すなわち、波長変換部材42のうち異常(劣化及び/又はクラック)があるのは波長変換部材42全体であると判定する。そして、その旨が異常記録手段70bによって異常記録部76cに記録される(ステップS28)。例えば、異常箇所(波長変換部材42全体)の識別情報と異常内容(劣化及び/又はクラック)の識別情報とが対応づけられて異常記録部76cに記録される。これとともに、波長変換部材42が異常(劣化及び/又はクラック)である旨が異常報知手段70cによってインパネ等に設けられた警告灯、車室内に設けられたスピーカーから出力される音声又は車室内に設けられたディスプレイに表示される画像等の形態で報知される(ステップS30)。
そして、レーザー光源L1、L2、L3が消灯されて(ステップS32)処理が終了する。
次に、異常判定手段70aが、波長変換部材42及び/又はレーザー出力が異常と判定する他の例(異常検知パターン)について説明する。
<異常検知パターンその他>
異常判定手段70aは、次の表18の「Y比較」欄、「B比較」欄及び「Y+B比較」欄に記載の比較を実行し、その比較結果に応じて波長変換部材42及びレーザー出力が正常か、又は、波長変換部材42及び/又はレーザー出力が異常かを判定する。なお、表18中、「≒」と判定する範囲は、予め定められている。
異常判定手段70aは、次の表18の「Y比較」欄、「B比較」欄及び「Y+B比較」欄に記載の比較を実行し、その比較結果に応じて波長変換部材42及びレーザー出力が正常か、又は、波長変換部材42及び/又はレーザー出力が異常かを判定する。なお、表18中、「≒」と判定する範囲は、予め定められている。
なお、表18中の「正」は、図15に示すように、受光センサD1B、D2B、D1Y、D2Yが検出した受光強度が正常値(予め定め判明している)であることを意味し、表18中の「弱」は、受光センサD1B、D2B、D1Y、D2Yが検出した受光強度が予め定められたしきい値(例えば、正常値の60%)を下回ったことを意味し、「無」は、受光センサD1B、D2B、D1Y、D2Yが検出した受光強度が略0であることを意味する。
また、表18中の「Y比較」は、受光センサD1Yが検出した受光強度と受光センサD2Yが検出した受光強度との比較を意味し、表18中の「B比較」は、受光センサD1Bが検出した受光強度と受光センサD2Bが検出した受光強度との比較を意味し、表18中の「Y+B比較」は、受光センサD1Y及びD1Bが検出した受光強度と受光センサD2Y及びD2Bが検出した受光強度との比較を意味する。
まず、異常判定手段70aが、波長変換部材42及びレーザー出力が正常と判定する例について説明する。
例えば、異常判定手段70aが、表18の「Y比較」、「B比較」及び「Y+B比較」等を実行し、さらに、その比較結果が表18のNo.1の行に示す条件を満たすか否かを判定した結果、当該条件を全て満たすと判定したとする。
この場合、異常判定手段70aは、波長変換部材42及びレーザー出力が正常と判定する(ステップS24:正常)。この場合、レーザー光源L1、L2、L3が継続して点灯される(表18中の「判定」欄に記載の「継続」参照)。
次に、異常判定手段70aが、波長変換部材42及び/又はレーザー出力が異常と判定する例(異常検知パターン)について説明する。
例えば、異常判定手段70aが、表18の「Y比較」、「B比較」及び「Y+B比較」等を実行し、さらに、その比較結果が表18のNo.1の行に示す条件を満たすか否かを判定した結果、表18のNo.2の行に示すとおり、受光センサD1B、D2B、D1Y、D2Yに関する条件を満たさない、すなわち、受光センサD1B、D2B、D1Y、D2Yの受光強度が「無」であると判定したとする。
この場合、異常判定手段70aは波長変換部材42が異常「蛍光体脱落」と判定する(ステップS24:異常)。そして、その旨が異常記録手段70bによって異常記録部76cに記録される(ステップS28)とともに、その旨が異常報知手段70cによって報知され(ステップS30)、レーザー光源L1、L2、L3が消灯されて(ステップS32)処理が終了する。
また例えば、異常判定手段70aが、表18の「Y比較」、「B比較」及び「Y+B比較」等を実行し、さらに、その比較結果が表18のNo.1の行に示す条件を満たすか否かを判定した結果、表18のNo.3の行に示すとおり、受光センサD1Y、「Y比較」及び「Y+B比較」に関する条件を満たさないと判定したとする。
この場合、異常判定手段70aは波長変換部材42が異常「L1蛍光体出力低下」と判定する(ステップS24:異常)。そして、その旨が異常記録手段70bによって異常記録部76cに記録される(ステップS28)とともに、その旨が異常報知手段70cによって報知され(ステップS30)、レーザー光源L1、L2、L3が消灯されて(ステップS32)処理が終了する。
また例えば、異常判定手段70aが、表18の「Y比較」、「B比較」及び「Y+B比較」等を実行し、さらに、その比較結果が表18のNo.1の行に示す条件を満たすか否かを判定した結果、表18のNo.4の行に示すとおり、受光センサD1Y、D2Yに関する条件を満たさないと判定したとする。
この場合、異常判定手段70aは波長変換部材42が異常「L2蛍光体出力低下」、「L1、L3蛍光体出力低下」又は「L1、L2、L3蛍光体出力低下」と判定する(ステップS24:異常)。そして、その旨が異常記録手段70bによって異常記録部76cに記録される(ステップS28)とともに、その旨が異常報知手段70cによって報知され(ステップS30)、レーザー光源L1、L2、L3が消灯されて(ステップS32)処理が終了する。
また例えば、異常判定手段70aが、表18の「Y比較」、「B比較」及び「Y+B比較」等を実行し、さらに、その比較結果が表18のNo.1の行に示す条件を満たすか否かを判定した結果、表18のNo.8の行に示すとおり、受光センサD1Y、D1B、「Y比較」、「B比較」及び「Y+B比較」に関する条件を満たさないと判定したとする。
この場合、異常判定手段70aは波長変換部材42が異常「L1LD出力低下」と判定する(ステップS24:異常)。そして、その旨が異常記録手段70bによって異常記録部76cに記録される(ステップS28)とともに、その旨が異常報知手段70cによって報知され(ステップS30)、レーザー光源L1、L2、L3が消灯されて(ステップS32)処理が終了する。
表18中の他のNo.についても同様である。
本実施形態によれば、波長変換部材42及び/又はレーザー出力の異常を判定することができる発光装置34及びこれを用いた車両用灯具10(ハイビーム用灯具ユニット30等)を提供することができる。
これは、光検出手段の検出結果に基づいて前記波長変換部材及び/又はレーザー出力の異常を判定する異常判定手段を備えていることによるものである。
次に、第2実施形態について説明する。
図16は、本実施形態の第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)の出射端面38b(38bL1、38bL2、38bL3)及び第2光ファイバ46(46D1、46D2)の入射端面46a(46aD1、46aD2)の配置を表している。
本実施形態は、第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)の出射端面38b(38bL1、38bL2、38bL3)及び第2光ファイバ46(46D1、46D2)の入射端面46a(46aD1、46aD2)の配置が異なる点以外、上記第1実施形態と同様の構成である。
図16に示すように、本実施形態では、第2光ファイバ46(46D1、46D2)の入射端面46a(46aD1、46aD2)のうち、一方の第2光ファイバ46D1の入射端面46aD1は、波長変換部材42の第1の面42aに対向した状態で、直線Lに対して一方の側(図5中、右側)かつ第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)の出射端面のうち相互に隣接する2本の第1光ファイバ38L1、38L2の出射端面38bL1、38bL2からの距離Le、Lfが不均等となる箇所に配置されている。
一方、他方の第2光ファイバ46D2の入射端面46aD2は、波長変換部材42の第1の面42aに対向した状態で、直線Lに対して他方の側(図5中、左側)かつ第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)の出射端面のうち相互に隣接する他の2本の第1光ファイバ38L2、38L3の出射端面38bL2、38bL3からの距離Lg、Lhが不均等となる箇所に配置されている。なお、距離Leと距離Lhは同一距離で、距離Lfと距離Lgとは同一距離である。
本実施形態によれば、上記異常検知パターン1−1、上記異常検知パターン1−2、上記異常検知パターン1−4、上記異常検知パターン1−5に加え、さらに、次の異常検知パターンを実現することができる。
<異常検知パターン2−1>
異常検知パターン2−1は、第1光ファイバ38L1、38L3(又はレーザー光源L1、L3)のレーザー出力の異常(減衰)を検知するパターンで、上記第1実施形態では検知できなかったパターンである。
異常検知パターン2−1は、第1光ファイバ38L1、38L3(又はレーザー光源L1、L3)のレーザー出力の異常(減衰)を検知するパターンで、上記第1実施形態では検知できなかったパターンである。
本実施形態でこの検知ができるのは、第2光ファイバ46(46D1、46D2)の入射端面46a(46aD1、46aD2)が図16に示すように配置されていることによるものである。
上記ステップS20〜S24の処理が繰り返し実行されている間、受光センサD1B、D2B、D1Y、D2Yが図17に白抜きの四角及び丸で示すようにプロットされる受光強度を検出し、異常判定手段70aが、次の表19、表20の「比較対象」欄に記載の2つの変数を比較し、さらに、その比較結果が表6、表7の「判定評価条件」欄に記載の条件を満たすか否かを判定した結果、表6、表7の「判定評価条件」欄に記載の条件のうち条件1、条件2、条件4〜条件7を満たさないと判定したとする(表19、表20の最右側に記載の「×」参照)。
この場合、異常判定手段70aは第1光ファイバ38L1、38L3(又はレーザー光源L1、L3)のレーザー出力が異常(減衰)と判定する(ステップS24:異常)。すなわち、第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)のうちレーザー出力の異常があるのは第1光ファイバ38L1、38L3(又はレーザー光源L1、L3)であると判定する。そして、その旨が異常記録手段70bによって異常記録部76cに記録される(ステップS28)。例えば、第1光ファイバ38L1、38L3(又はレーザー光源L1、L3)の識別情報と異常内容(減衰)の識別情報とが対応づけられて異常記録部76cに記録される。これとともに、第1光ファイバ38L1、38L3(又はレーザー光源L1、L3)のレーザー出力が異常(減衰)である旨が異常報知手段70cによってインパネ等に設けられた警告灯、車室内に設けられたスピーカーから出力される音声又は車室内に設けられたディスプレイに表示される画像等の形態で報知される(ステップS30)。
そして、レーザー光源L1、L2、L3が消灯されて(ステップS32)処理が終了する。
<異常検知パターン2−2>
異常検知パターン2−2は、第2光ファイバ38L2(又はレーザー光源L2)のレーザー出力の異常(減衰)を検知するパターンで、上記第1実施形態では検知できなかったパターンである。
異常検知パターン2−2は、第2光ファイバ38L2(又はレーザー光源L2)のレーザー出力の異常(減衰)を検知するパターンで、上記第1実施形態では検知できなかったパターンである。
本実施形態でこの検知ができるのは、第2光ファイバ46(46D1、46D2)の入射端面46a(46aD1、46aD2)が図16に示すように配置されていることによるものである。
上記ステップS20〜S24の処理が繰り返し実行されている間、受光センサD1B、D2B、D1Y、D2Yが図18に白抜きの四角及び丸で示すようにプロットされる受光強度を検出し、異常判定手段70aが、次の表21、表22の「比較対象」欄に記載の2つの変数を比較し、さらに、その比較結果が表6、表7の「判定評価条件」欄に記載の条件を満たすか否かを判定した結果、表6、表7の「判定評価条件」欄に記載の条件のうち条件1、条件2及び条件4〜条件7を満たさないと判定したとする(表21、表22の最右側に記載の「×」参照)。
この場合、異常判定手段70aは、第2光ファイバ38L2(又はレーザー光源L2)のレーザー出力が異常(減衰)と判定する(ステップS24:異常)。すなわち、第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)のうちレーザー出力の異常があるのは、第2光ファイバ38L2(又はレーザー光源L2)であると判定する。そして、その旨が異常記録手段70bによって異常記録部76cに記録される(ステップS28)。例えば、第2光ファイバ38L2(又はレーザー光源L2)の識別情報と異常内容(減衰)の識別情報とが対応づけられて異常記録部76cに記録される。これとともに、第2光ファイバ38L2(又はレーザー光源L2)のレーザー出力が異常(減衰)である旨が異常報知手段70cによってインパネ等に設けられた警告灯、車室内に設けられたスピーカーから出力される音声又は車室内に設けられたディスプレイに表示される画像等の形態で報知される(ステップS30)。
そして、レーザー光源L1、L2、L3が消灯されて(ステップS32)処理が終了する。
次に、異常判定手段70aが、波長変換部材42及び/又はレーザー出力が異常と判定する他の例(異常検知パターン)について説明する。
<異常検知パターンその他>
異常判定手段70aは、次の表23の「Y比較」欄、「B比較」欄及び「Y+B比較」欄に記載の比較を実行し、その比較結果に応じて波長変換部材42及びレーザー出力が正常か、又は、波長変換部材42及び/又はレーザー出力が異常かを判定する。なお、表23中、「≒」と判定する範囲は、予め定められている。
異常判定手段70aは、次の表23の「Y比較」欄、「B比較」欄及び「Y+B比較」欄に記載の比較を実行し、その比較結果に応じて波長変換部材42及びレーザー出力が正常か、又は、波長変換部材42及び/又はレーザー出力が異常かを判定する。なお、表23中、「≒」と判定する範囲は、予め定められている。
まず、異常判定手段70aが、波長変換部材42及びレーザー出力が正常と判定する例について説明する。
例えば、異常判定手段70aが、表23の「Y比較」、「B比較」及び「Y+B比較」等を実行し、さらに、その比較結果が表23のNo.1の行に示す条件を満たすか否かを判定した結果、当該条件を全て満たすと判定したとする。
この場合、異常判定手段70aは、波長変換部材42及びレーザー出力が正常と判定する(ステップS24:正常)。この場合、レーザー光源L1、L2、L3が継続して点灯される(表23中の「判定」欄に記載の「継続」参照)。
次に、異常判定手段70aが、波長変換部材42及び/又はレーザー出力が異常と判定する例(異常検知パターン)について説明する。
例えば、異常判定手段70aが、表23の「Y比較」、「B比較」及び「Y+B比較」等を実行し、さらに、その比較結果が表23のNo.1の行に示す条件を満たすか否かを判定した結果、表23のNo.2の行に示すとおり、受光センサD1B、D2B、D1Y、D2Yに関する条件を満たさない、すなわち、受光センサD1B、D2B、D1Y、D2Yの受光強度が「無」であると判定したとする。
この場合、異常判定手段70aは波長変換部材42が異常「蛍光体脱落」と判定する(ステップS24:異常)。そして、その旨が異常記録手段70bによって異常記録部76cに記録される(ステップS28)とともに、その旨が異常報知手段70cによって報知され(ステップS30)、レーザー光源L1、L2、L3が消灯されて(ステップS32)処理が終了する。
また例えば、異常判定手段70aが、表23の「Y比較」、「B比較」及び「Y+B比較」等を実行し、さらに、その比較結果が表23のNo.1の行に示す条件を満たすか否かを判定した結果、表23のNo.3の行に示すとおり、受光センサD1Y、「Y比較」及び「Y+B比較」に関する条件を満たさないと判定したとする。
この場合、異常判定手段70aは波長変換部材42が異常「L1蛍光体出力低下」と判定する(ステップS24:異常)。そして、その旨が異常記録手段70bによって異常記録部76cに記録される(ステップS28)とともに、その旨が異常報知手段70cによって報知され(ステップS30)、レーザー光源L1、L2、L3が消灯されて(ステップS32)処理が終了する。
また例えば、異常判定手段70aが、表23の「Y比較」、「B比較」及び「Y+B比較」等を実行し、さらに、その比較結果が表23のNo.1の行に示す条件を満たすか否かを判定した結果、表23のNo.9の行に示すとおり、受光センサD1Y、D1B、「Y比較」、「B比較」及び「Y+B比較」に関する条件を満たさないと判定したとする。
この場合、異常判定手段70aは波長変換部材42が異常「L1LD出力低下」と判定する(ステップS24:異常)。そして、その旨が異常記録手段70bによって異常記録部76cに記録される(ステップS28)とともに、その旨が異常報知手段70cによって報知され(ステップS30)、レーザー光源L1、L2、L3が消灯されて(ステップS32)処理が終了する。
表23中の他のNo.についても同様である。
本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様、波長変換部材42及び/又はレーザー出力の異常を判定することができる発光装置34及びこれを用いた車両用灯具10(ハイビーム用灯具ユニット30等)を提供することができる。
次に、第3実施形態について説明する。
図19は、本実施形態の第1光ファイバ38(38L1、38L2)の出射端面38b(38bL1、38bL2)及び第2光ファイバ46(46D1、46D2)の入射端面46a(46aD1、46aD2)の配置を表している。
本実施形態は、上記第1実施形態から第1光ファイバ38L3を省略した点、及び、第1光ファイバ38(38L1、38L2)の出射端面38b(38bL1、38bL2)及び第2光ファイバ46(46D1、46D2)の入射端面46a(46aD1、46aD2)の配置が異なる点以外、上記第1実施形態と同様の構成である。
図19に示すように、本実施形態では、第2光ファイバ46(46D1、46D2)の入射端面46a(46aD1、46aD2)のうち、一方の第2光ファイバ46D1の入射端面46aD1は、波長変換部材42の第1の面42aに対向した状態で、直線Lに対して一方の側(図19中、右側)かつ第1光ファイバ38L1、38L2の出射端面38bL1、38bL2からの距離Li、Ljが不均等となる箇所に配置されている。
一方、他方の第2光ファイバ46D2の入射端面46aD2は、波長変換部材42の第1の面42aに対向した状態で、直線Lに対して他方の側(図19中、左側)かつ第1光ファイバ38L1、38L2の出射端面38bL1、38bL2からの距離Lk、Lmが不均等となる箇所に配置されている。なお、距離Liと距離Lkは同一距離で、距離Ljと距離Lmとは同一距離である。
次に、異常判定手段70aが、波長変換部材42及び/又はレーザー出力が異常と判定する例(異常検知パターン)について説明する。
異常判定手段70aは、次の表24の「Y比較」欄、「B比較」欄及び「Y+B比較」欄に記載の比較を実行し、その比較結果に応じて波長変換部材42及びレーザー出力が正常か、又は、波長変換部材42及び/又はレーザー出力が異常かを判定する。なお、表24中、「≒」と判定する範囲は、予め定められている。
まず、異常判定手段70aが、波長変換部材42及びレーザー出力が正常と判定する例について説明する。
例えば、異常判定手段70aが、表24の「Y比較」、「B比較」及び「Y+B比較」等を実行し、さらに、その比較結果が表24のNo.1の行に示す条件を満たすか否かを判定した結果、当該条件を全て満たすと判定したとする。
この場合、異常判定手段70aは、波長変換部材42及びレーザー出力が正常と判定する(ステップS24:正常)。この場合、レーザー光源L1、L2が継続して点灯される(表24中の「判定」欄に記載の「継続」参照)。
次に、異常判定手段70aが、波長変換部材42及び/又はレーザー出力が異常と判定する例(異常検知パターン)について説明する。
例えば、異常判定手段70aが、表24の「Y比較」、「B比較」及び「Y+B比較」等を実行し、さらに、その比較結果が表24のNo.1の行に示す条件を満たすか否かを判定した結果、表24のNo.2の行に示すとおり、受光センサD1B、D2B、D1Y、D2Yに関する条件を満たさない、すなわち、受光センサD1B、D2B、D1Y、D2Yの受光強度が「無」であると判定したとする。
この場合、異常判定手段70aは波長変換部材42が異常「蛍光体脱落」と判定する(ステップS24:異常)。そして、その旨が異常記録手段70bによって異常記録部76cに記録される(ステップS28)とともに、その旨が異常報知手段70cによって報知され(ステップS30)、レーザー光源L1、L2が消灯されて(ステップS32)処理が終了する。
また例えば、異常判定手段70aが、表24の「Y比較」、「B比較」及び「Y+B比較」等を実行し、さらに、その比較結果が表24のNo.1の行に示す条件を満たすか否かを判定した結果、表24のNo.3の行に示すとおり、受光センサD1Y、D2Y、「Y比較」及び「Y+B比較」に関する条件を満たさないと判定したとする。
この場合、異常判定手段70aは波長変換部材42が異常「L1蛍光体出力低下」と判定する(ステップS24:異常)。そして、その旨が異常記録手段70bによって異常記録部76cに記録される(ステップS28)とともに、その旨が異常報知手段70cによって報知され(ステップS30)、レーザー光源L1、L2が消灯されて(ステップS32)処理が終了する。
また例えば、異常判定手段70aが、表24の「Y比較」、「B比較」及び「Y+B比較」等を実行し、さらに、その比較結果が表24のNo.1の行に示す条件を満たすか否かを判定した結果、表24のNo.6の行に示すとおり、受光センサD1Y、D1B、「Y比較」、「B比較」及び「Y+B比較」に関する条件を満たさないと判定したとする。
この場合、異常判定手段70aは波長変換部材42が異常「L1LD出力低下」と判定する(ステップS24:異常)。そして、その旨が異常記録手段70bによって異常記録部76cに記録される(ステップS28)とともに、その旨が異常報知手段70cによって報知され(ステップS30)、レーザー光源L1、L2が消灯されて(ステップS32)処理が終了する。
表24中の他のNo.についても同様である。
本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様、波長変換部材42及び/又はレーザー出力の異常を判定することができる発光装置34及びこれを用いた車両用灯具10(ハイビーム用灯具ユニット30等)を提供することができる。
次に、第4実施形態について説明する。
図20(a)は、本実施形態の第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)の出射端面38b(38bL1、38bL2、38bL3)及び第2光ファイバ46(46D1、46D2、46D3、46D4)の入射端面46a(46aD1、46aD2、46aD3、46aD4)の配置を表している。
本実施形態は、上記第1実施形態と比べ、第2光ファイバ46D3、46D4を追加した点が異なる他、第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)の出射端面38b(38bL1、38bL2、38bL3)及び第2光ファイバ46(46D1、46D2、46D3、46D4)の入射端面(46aD1、46aD2、46aD3、46aD4)の配置が異なる。
本実施形態は、上記第1実施形態と比べ、さらに、次の点が異なる。
すなわち、図20(b)に示すように、青色受光センサD1Bは、第2光ファイバ46D1によって伝搬されて当該第2光ファイバ46D1の出射端面46bD1から出射した波長変換部材42からの光(戻り光)のうち光学フィルタ(図示せず)を通過した第1波長のレーザー光の強度を検出するように、第2光ファイバ46D1の出射端面46bD1近傍に配置されている。
また、青色受光センサD2Bは、第2光ファイバ46D2によって伝搬されて当該第2光ファイバ46D2の出射端面46bD2から出射した波長変換部材42からの光(戻り光)のうち光学フィルタ(図示せず)を通過した第1波長のレーザー光の強度を検出するように、第2光ファイバ46D2の出射端面46bD2近傍に配置されている。
また、黄色受光センサD1Yは、第2光ファイバ46D3によって伝搬されて当該第2光ファイバ46D3の出射端面46bD3から出射した波長変換部材42からの光(戻り光)のうち光学フィルタ(図示せず)を通過した第2波長の光の強度を検出するように、第2光ファイバ46D3の出射端面46bD3近傍に配置されている。
また、黄色受光センサD2Yは、第2光ファイバ46D4によって伝搬されて当該第2光ファイバ46D4の出射端面46bD4から出射した波長変換部材42からの光(戻り光)のうち光学フィルタ(図示せず)を通過した第2波長の光の強度を検出するように、第2光ファイバ46D4の出射端面46bD4近傍に配置されている。
本実施形態は、上記点以外、上記第1実施形態と同様の構成である。
なお、第1光ファイバ38(38L1、38L2、38L3)の出射端面38b(38bL1、38bL2、38bL3)、第2光ファイバ46(46D1、46D2、46D1、46D2)の入射端面46a(46aD1、46aD2、46aD1、46aD2)及びフェルール54の端面は、同一平面上に配置されており、拡散部材44(第3の面44a)に略面接触している。
第2光ファイバ46D1の入射端面46aD1は、波長変換部材42の第1の面42aに対向した状態で、直線Lに対して一方の側(図20(a)中、右側)かつ第1光ファイバ38L1、38L2の出射端面38bL1、38bL2からの距離La、Lbが均等となる箇所に配置されている。同様に、第2光ファイバ46D4の入射端面46aD4は、波長変換部材42の第1の面42aに対向した状態で、直線Lに対して一方の側(図20(a)中、右側)かつ第1光ファイバ38L2、38L3の出射端面38bL2、38bL3からの距離が均等となる箇所に配置されている。
一方、第2光ファイバ46D2の入射端面46aD2は、波長変換部材42の第1の面42aに対向した状態で、直線Lに対して他方の側(図20(a)中、左側)かつ第1光ファイバ38L2、38L3の出射端面38bL2、38bL3からの距離Lc、Ldが均等となる箇所に配置されている。同様に、第2光ファイバ46D3の入射端面46aD3は、波長変換部材42の第1の面42aに対向した状態で、直線Lに対して他方の側(図20(a)中、左側)かつ第1光ファイバ38L1、38L2の出射端面38bL1、38bL2からの距離が均等となる箇所に配置されている。なお、距離La、Lbと距離Lc、Ldとは同一距離である。
次に、異常判定手段70aが、波長変換部材42及び/又はレーザー出力が異常と判定する例(異常検知パターン)について説明する。
異常判定手段70aは、次の表25の「Y比較」欄、「B比較」欄及び「Y+B比較」欄に記載の比較を実行し、その比較結果に応じて波長変換部材42及びレーザー出力が正常か、又は、波長変換部材42及び/又はレーザー出力が異常かを判定する。なお、表25中、「≒」と判定する範囲は、予め定められている。
まず、異常判定手段70aが、波長変換部材42及びレーザー出力が正常と判定する例について説明する。
例えば、異常判定手段70aが、表25の「Y比較」、「B比較」及び「Y+B比較」等を実行し、さらに、その比較結果が表25のNo.1の行に示す条件を満たすか否かを判定した結果、当該条件を全て満たすと判定したとする。
この場合、異常判定手段70aは、波長変換部材42及びレーザー出力が正常と判定する(ステップS24:正常)。この場合、レーザー光源L1、L2、L3が継続して点灯される(表25中の「判定」欄に記載の「継続」参照)。
次に、異常判定手段70aが、波長変換部材42及び/又はレーザー出力が異常と判定する例(異常検知パターン)について説明する。
例えば、異常判定手段70aが、表25の「Y比較」、「B比較」及び「Y+B比較」等を実行し、さらに、その比較結果が表25のNo.1の行に示す条件を満たすか否かを判定した結果、表25のNo.2の行に示すとおり、受光センサD1B、D2B、D1Y、D2Yに関する条件を満たさない、すなわち、受光センサD1B、D2B、D1Y、D2Yの受光強度が「無」であると判定したとする。
この場合、異常判定手段70aは波長変換部材42が異常「蛍光体脱落」と判定する(ステップS24:異常)。そして、その旨が異常記録手段70bによって異常記録部76cに記録される(ステップS28)とともに、その旨が異常報知手段70cによって報知され(ステップS30)、レーザー光源L1、L2、L3が消灯されて(ステップS32)処理が終了する。
また例えば、異常判定手段70aが、表25の「Y比較」、「B比較」及び「Y+B比較」等を実行し、さらに、その比較結果が表25のNo.1の行に示す条件を満たすか否かを判定した結果、表25のNo.3の行に示すとおり、受光センサD1Y、「Y比較」及び「Y+B比較」に関する条件を満たさないと判定したとする。
この場合、異常判定手段70aは波長変換部材42が異常「L1蛍光体出力低下」と判定する(ステップS24:異常)。そして、その旨が異常記録手段70bによって異常記録部76cに記録される(ステップS28)とともに、その旨が異常報知手段70cによって報知され(ステップS30)、レーザー光源L1、L2、L3が消灯されて(ステップS32)処理が終了する。
また例えば、異常判定手段70aが、表25の「Y比較」、「B比較」及び「Y+B比較」等を実行し、さらに、その比較結果が表25のNo.1の行に示す条件を満たすか否かを判定した結果、表25のNo.8の行に示すとおり、受光センサD1Y、D1B、「Y比較」、「B比較」及び「Y+B比較」に関する条件を満たさないと判定したとする。
この場合、異常判定手段70aは波長変換部材42が異常「L1LD出力低下」と判定する(ステップS24:異常)。そして、その旨が異常記録手段70bによって異常記録部76cに記録される(ステップS28)とともに、その旨が異常報知手段70cによって報知され(ステップS30)、レーザー光源L1、L2、L3が消灯されて(ステップS32)処理が終了する。
表25中の他のNo.についても同様である。
本実施形態によっても、上記第1実施形態と同様、波長変換部材42及び/又はレーザー出力の異常を判定することができる発光装置34及びこれを用いた車両用灯具10(ハイビーム用灯具ユニット30等)を提供することができる。
上記実施形態及び各変形例で示した各数値は全て例示であり、これと異なる適宜の数値を用いることができる。
上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎない。これらの記載によって本発明は限定的に解釈されるものではない。本発明はその精神または主要な特徴から逸脱することなく他の様々な形で実施することができる。
10、10L、10R…車両用灯具、30…ハイビーム用灯具ユニット、32…投影レンズ、34…発光装置、38…第1光ファイバ、38a…入射端面、38b…出射端面、40…集光レンズ、42…波長変換部材、44…拡散部材、46…第2光ファイバ、46a…入射端面、46b…出射端面、50…光検出手段、52…保持部材、54…フェルール、56…集光レンズ、58…分光手段、D1B、D2B…青色受光センサ、D1Y、D2Y…黄色受光センサ、L1、L2、L3…レーザー光源
Claims (9)
- 第1波長のレーザー光を伝搬する第1光ファイバと、
前記第1光ファイバによって伝搬されるレーザー光を受けて当該レーザー光の少なくとも一部を異なる第2波長の光に変換する波長変換部材と、を備えた発光装置において、
光検出手段と、
前記波長変換部材からの光を前記光検出手段まで伝搬する第2光ファイバと、
前記光検出手段の検出結果に基づいて前記波長変換部材及び/又はレーザー出力の異常を判定する異常判定手段と、を備えており、
前記光検出手段は、前記第2光ファイバによって伝搬される前記波長変換部材からの光に含まれている前記第1波長のレーザー光及び前記第2波長の光のうち少なくとも一方の強度を検出する発光装置。 - 前記異常判定手段は、前記光検出手段の検出結果を比較し、その比較結果に応じて前記波長変換部材及び/又はレーザー出力の異常を判定する請求項1に記載の発光装置。
- 少なくとも3本の前記第1光ファイバと、
少なくとも2本の前記第2光ファイバと、
前記少なくとも2本の第2光ファイバに対応して設けられた少なくとも2つの前記光検出手段と、を備えており、
前記波長変換部材は、第1の面とその反対側の第2の面とを含む板状又は層状の波長変換部材として構成されており、
前記少なくとも3本の第1光ファイバの出射端面は、前記第1の面に対向した状態で、かつ、一列に配置されており、
前記少なくとも2本の第2光ファイバの入射端面のうち、一方の第2光ファイバの入射端面は、前記第1の面に対向した状態で、かつ、前記少なくとも3本の第1光ファイバの出射端面のうち相互に隣接する2本の第1光ファイバの出射端面からの距離が均等となる箇所に配置されており、他方の第2光ファイバの入射端面は、前記第1の面に対向した状態で、かつ、前記少なくとも3本の第1光ファイバの出射端面のうち相互に隣接する他の2本の第1光ファイバの出射端面からの距離が均等となる箇所に配置されており、
前記異常判定手段は、前記光検出手段の検出結果を比較し、その比較結果に応じて前記波長変換部材のうち異常がある箇所及び/又は前記少なくとも3本の第1光ファイバのうちレーザー出力の異常がある第1光ファイバを判定する請求項1又は2に記載の発光装置。 - 少なくとも3本の前記第1光ファイバと、
少なくとも2本の前記第2光ファイバと、
前記少なくとも2本の第2光ファイバに対応して設けられた少なくとも2つの前記光検出手段と、を備えており、
前記波長変換部材は、第1の面とその反対側の第2の面とを含む板状又は層状の波長変換部材として構成されており、
前記少なくとも3本の第1光ファイバの出射端面は、前記第1の面に対向した状態で、かつ、一列に配置されており、
前記少なくとも2本の第2光ファイバの入射端面のうち、一方の第2光ファイバの入射端面は、前記第1の面に対向した状態で、かつ、前記少なくとも3本の第1光ファイバの出射端面のうち相互に隣接する2本の第1光ファイバの出射端面からの距離が不均等となる箇所に配置されており、他方の第2光ファイバの入射端面は、前記第1の面に対向した状態で、かつ、前記少なくとも3本の第1光ファイバの出射端面のうち相互に隣接する他の2本の第1光ファイバの出射端面からの距離が不均等となる箇所に配置されており、
前記異常判定手段は、前記光検出手段の検出結果を比較し、その比較結果に応じて前記波長変換部材のうち異常がある箇所及び/又は前記少なくとも3本の第1光ファイバのうちレーザー出力の異常がある第1光ファイバを判定する請求項1又は2に記載の発光装置。 - 少なくとも2本の前記第1光ファイバと、
少なくとも2本の前記第2光ファイバと、
前記少なくとも2本の第2光ファイバに対応して設けられた少なくとも2つの前記光検出手段と、を備えており、
前記波長変換部材は、第1の面とその反対側の第2の面とを含む板状又は層状の波長変換部材として構成されており、
前記少なくとも2本の第1光ファイバの出射端面は、前記第1の面に対向した状態で、かつ、一列に配置されており、
前記少なくとも2本の第2光ファイバの入射端面のうち、一方の第2光ファイバの入射端面は、前記第1の面に対向した状態で、かつ、前記少なくとも2本の第1光ファイバの出射端面からの距離が不均等となる箇所に配置されており、他方の第2光ファイバの入射端面は、前記第1の面に対向した状態で、かつ、前記少なくとも2本の第1光ファイバの出射端面からの距離が不均等となる箇所に配置されており、
前記異常判定手段は、前記光検出手段の検出結果を比較し、その比較結果に応じて前記波長変換部材のうち異常がある箇所及び/又は前記少なくとも2本の第1光ファイバのうちレーザー出力の異常がある第1光ファイバを判定する請求項1又は2に記載の発光装置。 - 少なくとも3本の前記第1光ファイバと、
少なくとも4本の前記第2光ファイバと、
前記少なくとも4本の第2光ファイバに対応して設けられた少なくとも4つの前記光検出手段と、を備えており、
前記波長変換部材は、第1の面とその反対側の第2の面とを含む板状又は層状の波長変換部材として構成されており、
前記少なくとも3本の第1光ファイバの出射端面は、前記第1の面に対向した状態で、かつ、一列に配置されており、
前記少なくとも4本の第2光ファイバの入射端面を第1入射端面、第2入射端面、第3入射端面、第4入射端面として、前記第1入射端面及び前記第2入射端面は、前記第1の面に対向した状態で、かつ、前記少なくとも3本の第1光ファイバの出射端面のうち相互に隣接する2本の第1光ファイバの出射端面からの距離が均等となる箇所に配置されており、前記第3入射端面及び前記第4入射端面は、前記第1の面に対向した状態で、かつ、前記少なくとも3本の第1光ファイバの出射端面のうち相互に隣接する他の2本の第1光ファイバの出射端面からの距離が均等となる箇所に配置されており、
前記少なくとも4つの前記光検出手段のうち、2つの光検出手段は、前記第2光ファイバによって伝搬される前記波長変換部材からの光に含まれている前記第1波長のレーザー光の強度を検出し、他の2つの光検出手段は、前記第2光ファイバによって伝搬される前記波長変換部材からの光に含まれている前記第2波長の光の強度を検出し、
前記異常判定手段は、前記光検出手段の検出結果を比較し、その比較結果に応じて前記波長変換部材のうち異常がある箇所及び/又は前記少なくとも3本の第1光ファイバのうちレーザー出力の異常がある第1光ファイバを判定する請求項1又は2に記載の発光装置。 - 前記第2光ファイバの径は、前記第1光ファイバの径より小さい請求項1から6のいずれか1項に記載の発光装置。
- 前記第1波長のレーザー光は青色域のレーザー光であり、前記第2波長の光は黄色域の光である請求項1から7のいずれか1項に記載の発光装置。
- 請求項1から8のいずれか1項に記載の発光装置と、
前記発光装置からの光を制御する光学系と、
を備えた車両用灯具。
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