JP2016099409A - 表示装置 - Google Patents

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Taketoshi Masamoto
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Abstract

【課題】狭額縁化と表示品質の低下抑制を両立させる、表示装置の提供。【解決手段】発光領域を有し、前記発光領域から光を出射する光源部と、表示領域を有し、前記光源部が出射する光の透過を制御することにより、前記表示領域にて画像表示を行う表示パネル部と、平面視して前記表示領域を含む領域を囲うとともに、前記光源部を収納する、筐体部と、を備え、平面視して前記表示領域の周縁における散乱性が、前記表示領域の中心の散乱性より高い、ことを特徴とする、表示装置。【選択図】図2

Description

本発明は、光源を備える表示装置に関する。
例えば液晶表示装置のように、光源と、表示パネルと、を備える表示装置が用いられている。かかる表示装置は、表示パネルが光源からの光の透過を制御することによって、表示パネルの表示領域にて、画像表示を行っている。
特開平10−170919号公報 特開2005−49764号公報
光源は発光領域を有し、発光領域から光を出射する。また、表示装置において、平面視して表示領域を囲う領域が額縁領域である。表示領域における表示品質という観点では、表示パネルの光源側にある入射面へ入射する光の分布は、表示領域においてより均一であるのが望ましい。そのためには、発光領域の周縁は平面視して表示領域の周縁よりも外側へ大きく広がっているのが望ましい。発光領域の周縁及びその付近から出射する不均一な光(迷光)が表示領域の周縁部分に入射するのが抑制されるからである。しかしながら、発光領域が表示領域の周縁よりも外側へ大きく広がる場合、それに伴って額縁領域も広がってしまう。
ここで、表示装置がさらに筐体を備え、光源が筐体に収納される場合について考える。この場合、光源は筐体の側壁部分の内側に収納される。また、筐体は平面視して表示領域を含む領域を囲っている。近年、表示装置の狭額縁化が望まれている。表示装置の狭額縁化に伴って、筐体に対する表示領域の寸法マージンも、筐体に対する発光領域の寸法マージンも十分に取ることができなくなる。これらの寸法マージンを十分に取ることが出来ないと、表示パネルの入射面へ入射する光の均一性が低下し、表示領域の表示品質が低下してしまう。発光領域の周縁又はその付近から出射する不均一な光が、表示パネルの表示領域の周縁部分を通過し、観測者に到達してしまうからである。
特許文献1に液晶パネルの表示エリアに発生する「ぎらつき」状の輝線を抑制する技術が開示されている。特許文献1の図1に示すように、レンズシート3と導光体5に挟まれた拡散板4の、バックライト光源8に近い側の面に、光量制御部4aをドット状に印刷等で形成している。光量制御部4aのドットは若干の透過性があり、光量制御部4aは、バックライト光源8の光を、一部は反射させて、残りの光を透過させる。その結果、液晶パネル1の表示エリア1a全面を、背後から輝線のない均一でムラのない明るい照光が確保できる。
光源の構成部品のうち、例えば、光学シートに特許文献1に対応する技術を適用することを考える。すなわち、光学シートの端部にインク印刷加工を施すと、光源の発光領域のうち端部における透過率を低下させる。しかしながら、光学シートの位置ずれや、表示パネルと光源との間に位置ずれが生じると、新たな表示品質の低下を招くことにもなり得る。
本発明は、かかる課題を鑑みてなされたものであり、狭額縁化と表示品質の低下抑制を両立させる、表示装置の提供を目的とする。
(1)本発明に係る表示装置は、発光領域を有し、前記発光領域から光を出射する光源部と、表示領域を有し、前記光源部が出射する光の透過を制御することにより、前記表示領域にて画像表示を行う表示パネル部と、平面視して前記表示領域を含む領域を囲うとともに、前記光源部を収納する、筐体部と、を備え、平面視して前記表示領域の周縁における散乱性が、前記表示領域の中心の散乱性より高い、ことを特徴とする。
(2)上記(1)に記載の表示装置であって、前記表示領域の周縁と前記発光領域の周縁との平面視による相対的な位置により、前記表示パネル部へ入射する光の分布が、平面視して前記表示領域の周縁の一部と、前記表示領域の周縁の前記一部に隣接する部分とで、異なっていてもよい。
(3)上記(1)又は(2)に記載の表示装置であって、平面視して前記表示領域の周縁から中心にかけて、散乱性が単調減少してもよい。
(4)上記(1)又は(2)に記載の表示装置であって、前記表示パネル部は、ガラス板を備え、前記ガラス板の表面又は内部に散乱性を高める処理がなされた領域が、前記表示領域の周縁より内側へ3mm以下にある領域であってもよい。
(5)上記(1)乃至(4)のいずれかに記載の表示装置であって、前記発光領域の周縁は、平面視して前記表示領域の周縁より内側に位置する部分を有してもよい。
(6)上記(1)乃至(4)のいずれかに記載の表示装置であって、前記光源部は、1又は複数の突出部を有し、前記筐体部は、前記1又は複数の突出部それぞれと嵌合するように、1又は複数の切欠け部を有し、前記発光領域の周縁は、前記突出部に位置する部分を有してもよい。
本発明の実施形態に係る表示装置の斜視図である。 本発明の実施形態に係る表示装置の断面図である。 本発明の実施形態に係るガラス基板の平面図である。 本発明の実施形態に係るガラス基板の散乱性を示す図である。 本発明の実施形態に係る光源部の構造を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る光源部の構造を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る光源部の構造を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る光源部の構造を示す平面図である。 光源部のフレームに対する位置ずれの状態を示す図である。 遮光両面テープのフレームに対する位置ずれの状態を示す図である。 本発明の実施形態の他の例に係る表示装置の断面図である。
以下に、本発明の各実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更について容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。
図1は、本発明の実施形態に係る表示装置の斜視図である。当該実施形態に係る表示装置は液晶表示装置1である。図1に示すように、液晶表示装置1は、内部に光源部6(図示せず)が収納されるフレーム4と、フレーム4に重ねて配置される表示パネル部5と、表示パネル部5の表面に配置されるカバーガラス13と、を備えている。なお、ここでは便宜上、表示パネル部5とカバーガラス13とを区別しているが、カバーガラス13が表示パネル部5に含まれるとしてもよい。
図2は、当該実施形態に係る表示装置の断面図である。図2に示す断面は、図1にII−II線で示す断面を表しており、液晶表示装置1の端部の断面である。図2に示す通り、反射シート20の上側に、プラスチックで形成されるフレーム4が配置される。反射シート20が底面であり、フレーム4が側面(側壁部分)であり、反射シート20とフレーム4とで、上面のない箱形状の筐体部を構成する。筐体部の中に、光源部6が収納される。また、フレーム4の上面に、遮光両面テープ16が貼付され、遮光両面テープ16により、フレーム4は表示パネル部5と物理的に接続される。
表示パネル部5は、液晶パネルと、タッチパネル12と、を含んでいる。液晶パネルは、2枚のガラス基板10A,10B、2枚の偏光板11A,11B、及び液晶21を含んでいる。2枚のガラス基板10A,10Bが、液晶21を封入するよう貼り合わされる。ガラス基板10Aの下面及びガラス基板10Bの上面に、偏光板11A,11Bがそれぞれ配置される。下側のガラス基板10Aは、TFT基板であり、ガラス基板上にTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)などが形成されている。上側のガラス基板10Bは、CF基板であり、ガラス基板10B上(図の下面側)にカラーフィルタ22が形成されている。
光源部6は、LED発光部30(図示せず)と、導光板17と、拡散シート18と、2枚のプリズムシート19A,19Bを含んでいる。なお、拡散シート18やプリズムシート19A,19Bなど、導光板17の上に配置するシートを総称して、光学シートと呼んでいる。
表示パネル部5は、平面視して表示領域DAを有する。表示領域DAは、規則的に並ぶ複数の表示ドット(表示画素)が配置される領域であり、表示領域DAの周縁は、かかる複数の表示ドットのうち外縁に配置される表示ドット(の外縁)によって定義される。表示パネル部5は、光源部6が出射する光の透過を、液晶21に印加する電界によって制御することにより、表示領域DAにて画像表示を行っている。また、光源部6は、平面視して発光領域を有する。光源部6の発光領域から光が出射される。発光領域は、平面視して導光板17または複数の光学シートが配置される領域である。発光領域の周縁又はその付近から出射する不均一な光の一例が、図2に矢印で模式的に示されている。かかる光が表示パネル部5を通過して観測者側へ進行している。
本発明の主な特徴は、平面視して表示領域DAの周縁における散乱性が、表示領域DAの中心の散乱性より高いことにある。散乱性の程度は、ヘイズという指標を用いて表すことが出来る。ここで、ヘイズは、フィルムや平面版の濁度(曇度)を表し、拡散透過光の全光線透過光に対する割合(%)で定義される。当該実施形態では、表示領域DAの周縁から内側へ所定の領域が高ヘイズ領域HHとなっている。ガラス基板10Aは、表示パネル部5が備えるガラス板であり、図2に示す通り、表示パネル部5のガラス基板10Aの内部又は表面に散乱性を高める処理がなされている。なお、特許文献2に、画面の中心と周辺部で異なる散乱性を有する光散乱フィルムと、それを備える液晶表示装置が開示されている。しかしながら、特許文献2に係る発明は、光散乱フィルムに関する発明であり、焦点距離及び角度のズレを補正している。よって、筐体部に収納される光源部との位置関係により発生する表示領域の周縁部分の表示品質低下を抑制する本発明と異なっている。
図3は、当該実施形態に係るガラス基板10Aの平面図である。図3は、ガラス基板10Aを観測者側(光源部6とは反対側)から見た上面を模式的に示している。図3に示す通り、ガラス基板10Aにおいて平面視して表示領域となる領域が表示領域DAとして示されている。表示領域DAの周縁から内側へ所定の領域が高ヘイズ領域HHとなっている。
最も簡単な例として、ここでは、高ヘイズ領域HHにおいてヘイズ値が所定の値(第1ヘイズ値)で一定であり、表示領域DAのそれ以外の領域においてヘイズ値が0である。表示領域DAは矩形状を有している。高ヘイズ領域HHは、矩形状の各辺から内側に所定の距離となる領域で、図3に示す通り額縁形状となっている。また、矩形状を有する表示領域DAの中心は、2本の縦辺(長辺)の中心線と、2本の横辺(短辺)の中心線と、の交点で定義できる。また、表示領域DAが厳密に矩形状を有していない場合であっても、長手方向の中心線(長手方向における幅の中心を貫く線)と、短手方向の中心線(短手方向における幅の中心を貫く線)と、の交点で定義できる。
なお、ここでは、表示領域DAのうち、高ヘイズ領域HHにおいてヘイズ値が第1ヘイズ値で一定であり、それ以外の領域においてヘイズ値が0としている。それにより、表示領域DAの中心付近の輝度低下がないという格別の効果を奏する。なお、本発明は、これに限定されることはなく、それ以外の領域において、ヘイズ値を第1ヘイズ値より小さい所定の値(第2ヘイズ値)としてもよいが、第2ヘイズ値は0に近い方が望ましい。
詳細は後述するが、発光領域の周縁又はその付近から出射する不均一な光は、表示領域DAの周縁部分に影響を及ぼす。それゆえ、高ヘイズ領域HHがかかる部分に設けられるのが望ましい。よって、高ヘイズ領域HHは、表示領域DAの周縁よりも内側へ5mm以下にある領域であるのが望ましく、3mm以下にある領域であるのがさらに望ましい。当実施形態において、高ヘイズ領域HHは、ガラス基板10Aの内部又は表面に散乱性を高める処理がなされた領域である。
表示領域DAにおける散乱性の分布は上記例に限定されることはない。他の例として、表示領域DAの周縁から中心にかけて、散乱性が単調減少している。散乱性が単調減少していることにより、観測者に表示領域において散乱性が均一でないことが視認されにくいという格別な効果を奏する。
特許文献1に開示の技術を応用して、光源部の光学シートの端部にインク印刷加工を施す場合と比較する。かかる場合では、表示装置の落下や振動によるインク割れにより異物が発生し得る。それゆえ、かかる印刷部分が他の部品と貼り付き、光学シートのたわみなどの問題が発生する可能性がある。しかしながら、当該実施形態に係る表示装置は、表示パネル部5に散乱性を高める処理をしており、そのような可能性はない。また、表示パネル部5にかかる処理を施すことにより、表示パネル部5と、光源部6が収納された筐体部とを組み立てる際に生じる位置ずれに起因する表示品質低下のばらつきが抑制される。
図4は、当該実施形態に係るガラス基板10Aの散乱性を示す図である。図4の縦軸は、ガラス基板10Aにおけるヘイズ値の相対値Hを表しており、横軸は、図3に示す表示領域DAの周縁上の点Aから中心Oにかけての位置(position)を表している。ヘイズ値の相対値Hとは、表示領域DAの周縁上の点Aのヘイズ値(第1ヘイズ値)を1とし、中心Oのヘイズ値(第2ヘイズ値)を0として、各位置のヘイズ値を相対的に示したものである。すなわち、第1ヘイズ値をh1と、第2ヘイズ値h2とし、任意の位置のヘイズ値をhとするとき、ヘイズ値の相対値Hは、H=(h−h2)/(h1−h2)で表される。なお、中心Oのヘイズ値(第2ヘイズ値)が0である場合、ヘイズ値の相対値Hは、H=h/h1である。
図4には、ヘイズ値(相対値H)の分布の3つの例が曲線L1,L2,L3として示されている。曲線L1は、周縁上の点Aから所定の距離まで周縁上の一定の値(H=1)であり、さらに中心Oに進むにつれて中心Oのヘイズ値(H=0)まで徐々に減少し、さらに中心Oまで一定の値(H=0)となる。曲線L2は、周縁上の点Aから減少を始め中心Oに進むにつれて中心Oのヘイズ値まで徐々に減少し、さらに中心Oまで一定の値(H=0)となる。曲線L3は、周縁上の点Aから中心Oのヘイズ値(H=0)まで直線的に減少し、さらに中心Oまで一定の値(H=0)となる。なお、本明細書において、単調減少をするとは、微分係数が0か負であることを意味しており、曲線L1のように、一定の値となる領域があることを含んでいる。また、表示領域DAの周縁から外側へ広がる隣接領域も、周縁と同程度の散乱性があるのが望ましい。まず、図4には示していないが、ヘイズ値の分布は、周縁上の点Aから中心Oへ進むにつれて階段状に減少していてもよいが、観測者に視認されにくいという観点では、連続的に(グラデーション状に)減少しているのが望ましい。なお、ヘイズ値が単調減少している場合、高ヘイズ領域HHは、ヘイズ値の相対値Hが0.5以上の領域であると定義することが出来る。図4に示す通り、曲線L1,L2,L3それぞれにおいて、高ヘイズ領域HHは、表示領域DAの周縁よりも内側へ距離d1,d2,d3までにある領域である。
表示パネル部5の表示領域DAの周縁部分の散乱性を高めるために、表示パネル部5が備えるガラス板の内部又は表面に散乱性を高める処理について説明する。ここで、そのいくつかの例をガラス基板10Aに対する処理として示す。第1には、光拡散性樹脂の塗布がある。ガラス基板10Aの下側表面(すなわち、ガラス基板10Aと偏光板11Aとの間)に、光拡散性樹脂を塗布する。特に、単位面積当たり塗布する樹脂の量を制御することにより、表示領域DAの周縁から中心にかけて、所望のヘイズ値変化を実現できる。
第2には、ガラス基板10A内部へのレーザ照射がある。例えば、パルスレーザを用いて、ガラスの透明材料に非線形吸収を誘導することが出来る。ガラス基板10A内部に焦点(集束点)となるようにレーザ光を照射する。焦点で生じる吸収によりガラス内部を曇らせる(高ヘイズ値とする)ことが出来る。レーザ照射量を制御することにより、所望のヘイズ値変化を実現できる。なお、パルスレーザは、ナノ秒パルスレーザであってもよいが、フェムト秒パルスレーザを用いることにより、より微細な加工を行うことが出来る。
他には、例えば、ガラス基板10Aと偏光板11Aとを貼り合わせる偏光板粘着剤に光拡散性材料を用いてもよい。光拡散性材料の割合を制御することにより、所望のヘイズ値変化を実現できる。また、ガラス基板10Aの表面を紙やすりなどにより粗面化することにより、ガラス表面を曇らせてもよい。
以下に、表示領域DAの周縁部分に発生し得る表示品質の低下について説明する。表示領域DAの周縁と発光領域の周縁との平面視による相対的な位置によって、光源部6から出射され表示パネル部5の入射面へ入射する光の分布が不均一となり、これにより周縁部分における表示品質の低下が生じてしまう。光源部6の発光領域には、導光板17や光学シート(拡散シート18やプリズムシート19A,19Bなど)が配置されており、発光領域の周縁やその付近に、導光板17や光学シートの側面が位置している。そして、発光領域の周縁やその付近には、発光領域に垂直な方向の光のみならず、導光板17や光学シートの側面から出射する光が回り込んで、又は、フレーム4の内側の側面などで乱反射(照り返し)して、表示パネル部5の入射面へ入射する。それゆえ、かかる光が表示パネル部5の表示領域の周縁を通過しないように、前述の通り、光源部6の発光領域の周縁は表示パネル部5の表示領域の周縁よりも外側へ大きく広がっているのが望ましく、少なくとも光源部6の発光領域の周縁が平面視して表示パネル部5の表示領域の周縁と一致しているのが望ましい。しかし、かかる場合であっても、表示領域の周縁部分に表示品質の低下は生じ得る。最初にこれについて説明する。
図5A、図5B、図6A、及び図6Bは、当該実施形態に係る光源部6の構造を示す平面図である。図5Aは、光源部6が筐体部に収納され、フレーム4の上面に遮光両面テープ16が貼付された状態を示している。図5Bは、図5Aの領域X1の拡大図である。図6Aは、図5Aに示す構造から遮光両面テープ16を除去した状態を示している。図6Bは、図6Aの領域X2の拡大図である。なお、光源部6はLED発光部30が配置されたフレキシブル基板25(Flexible Printed Circuits:FPC)を備えており、外部よりフレキシブル基板25を介してLED発光部30に電源電圧が供給される。
これら図に示す通り、光源部6は4つの突出部を有している。すなわち、光源部6の発光領域は、縦辺の頂点近くにそれぞれ耳部(合計で4つの耳部)を有している。筐体部(フレーム4)は、光源部6の4つの突出部(発光領域の4つの耳部)それぞれと嵌合するように、4つの切欠け部を有している。光源部6(導光板17や発光シート)が筐体部(フレーム4)に収納される際に位置合わせとするために、かかる構造となっている。なお、ここでは、突出部や切欠け部の数はそれぞれ4となっているが、これらに限定されることはなく、光源部6は1又は複数の突出部を有し、1又は複数の突出部それぞれと嵌合するよう、筐体部は1又は複数の切欠け部を有していてもよい。
表示領域DAとフレーム4の内側の側面(側壁部分)との間にも空間(寸法マージン)があり、また、発光領域とフレーム4の内側の側面との間にも空間(寸法マージン)がある。表示領域DAの周縁のうち、光源部6の突出部(発光領域の耳部)がある部分は、耳部からも発光領域に垂直な方向へ光が出射されている。また、発光領域の耳部の先端は遮光両面テープ16によって覆われているものの、耳部から出射した光がフレーム4の内側の側面などにおける乱反射などによって表示パネル部5の入射面へ入射する。かかる光が、表示領域DAの周辺部分を通過し、表示品質に影響を与える。すなわち、図6Bに示す表示領域DAの周縁のうち、発光領域の耳部が位置する部分(周縁の一部)と、その両側の部分(周縁の該一部に隣接する周縁の部分)とで、表示パネル部5の入射面へ入射する光の分布が異なっている。それにより、周縁のうち耳部が位置する部分の近傍において、部分的に明部や暗部、輝線などが発生してしまう。また、光学シートの組み立てにおける位置ずれにより、発光領域の周縁や耳部の付け根が表示領域DAの周縁よりも内側に及ぶと、斜視した場合はもちろん、正面視においても、光学シートの端部や耳部の付け根部分が視認され得る。
フレーム4の側壁部分の幅は、強度確保のために出来る限り厚くするのが望ましい。しかし、発光領域の周縁とフレーム4の内側の側面との間の空間は、組み立てのために必要である。それゆえ、狭額縁化をさらに進めると、表示領域DAの周縁とフレーム4の内側の側面との空間を狭めることとなり、発光領域の周縁は、平面視して表示領域DAの周縁より内側へ及ぶこととなる。図5B及び図6Bに、平面視して表示領域DAの周縁を重ねて示している。図5B及び図6Bに示す通り、発光領域の耳部を除いて、発光領域の周縁は表示領域DAの周縁より内側に位置している。すなわち、発光領域の周縁は、平面視して表示領域DAの周縁より内側に位置する部分を有する。
発光領域の周縁が表示領域DAの周縁より内側に位置することにより、表示品質に影響を与える。すなわち、図5Bに示す表示領域DAの周縁のうち、発光領域の耳部が位置する部分以外の部分(周縁の一部)と、周縁よりも内側に位置する部分(周縁の該一部に隣接する部分)とで、表示パネル部5の入射面へ入射する光の分布が異なっている。斜視で発光領域の周縁(端部)が視認されてしまう。
図7は、光源部6のフレーム4に対する位置ずれの状態を示す図である。図7は、図6Bに示す構造から、発光領域(光学シート)に組み立て時に左側へ位置ずれ発生した状態を示している。かかる位置ずれにより、表示領域DAの周縁の縦辺部分における表示品質の低下はより大きくなる。図8は、遮光両面テープ16のフレーム4に対する位置ずれの状態を示す図である。図8は、図6Bの構造から、遮光両面テープ16に左側へ位置ずれが発生した状態を示している。表示領域DAの周縁と遮光両面テープ16の内縁との間の空間が狭まり、斜視で遮光両面テープ16の内縁が視認されてしまう。また、遮光両面テープ16の位置ずれにより、正面視においても遮光両面テープ16の内縁が視認されうる。
また、フレーム4の側壁部分の幅を狭くすることも考えられる。この場合、光学シートの耳部の長さ(付け根から先端までの距離)には加工限界があるので、加工限界(現状では0.5mm程度)より短い耳部を作製することが出来ない。フレーム4の側壁部分の幅を狭くすると、光学シートの耳部を遮光両面テープ16で固定することになる。この場合、斜視で遮光両面テープ16の内縁が視認されてしまう。さらに、遮光両面テープ16の幅を狭くするのにも加工限界(現状では0.5mm程度)がある。表示領域DAの周縁と遮光両面テープ16との間の空間(寸法マージン)を狭くすることにより、斜視で遮光両面テープ16の内縁が視認されてしまう。
以上説明した通り、表示領域DAの周縁と発光領域の周縁との平面視して相対的な位置によって、表示領域DAの周縁部分に表示品質が生じ得るところ、本発明により、かかる表示品質の低下が抑制される。上述の通り、狭学額縁化により寸法マージンを狭くしなければならず、特に、発光領域の周縁が平面視して表示領域DAの周縁より内側に位置する場合に、本発明の効果はさらに高まる。
図9は、当該実施形態の他の例に係る表示装置の断面図である。図9に示す表示装置の断面は、図2に示す表示装置の断面に対応している。図9に示す通り、ガラス基板10Aの高ヘイズ領域HHは、表示領域DAの周縁の外側(図の左側)へ広がっており、表示パネル部5と光源部6との間の位置ずれが生じた場合であっても、表示領域DAの周縁部分の表示品質の低下を抑制することが出来る。また、光源部6の導光板17の端部(周縁)が光学シートの端部(周縁)と一致するよう、表示領域DAの周縁より内側へ及んでいる。それ以外については、図9に示す表示装置は、図2に示す表示装置と同じ構造をしている。
図2及び図9に示す通り、光源部6の発光領域の周縁は、表示領域DAの周縁よりも内側にある。かかる場合であれば、発光領域の周縁が表示領域DAの周縁より外側にある場合と比較して、表示領域DAの周縁部分に発生する表示品質はより低下してしまうが、かかる場合であっても、本発明により表示品質の低下が抑制される。光源部6の発光領域には、導光板17や光学シートが配置されている。導光板17端部の側面や、光学シート端部の側面から出射する光が、不均一な光となって表示パネル部5の下面へ入射し得る。それゆえ、本発明は、導光板17端部(周縁)が表示領域DAの周縁より内側にある場合であっても、光学シート端部(周縁)が表示領域DAの周縁より内側にある場合であっても、本発明は格別の効果を奏する。
以上、本発明の実施形態に係る表示装置について説明したが、本発明に係る表示装置は、上記実施形態に限定されることはない。上記実施形態において、表示パネル部5が備えるガラス基板10Aの内部又は表面に散乱性を高める処理について説明した。本発明に係るガラス板は、ガラス基板10Aに限定されることはなく、ガラス基板10Bやカバーガラス13などであってもよい。また、上記実施形態において、表示装置は液晶表示装置1を例に説明したが、様々な方式の液晶表示装置に適用することが出来る。さらに、本発明は、液晶表示装置に限定されることはなく、光源と、表示パネルと、を備える表示装置であれば広く適用することが出来る。
本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。例えば、前述の各実施形態に対して、当業者が適宜、構成要素の追加、削除若しくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略若しくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
1 液晶表示装置、4 フレーム、5 表示パネル部、6 光源部、10A,10B ガラス基板、11A,11B 偏光板、12 タッチパネル、13 カバーガラス、16 遮光両面テープ、17 導光板、18 拡散シート、19A,19B プリズムシート、20 反射シート、21 液晶、22 カラーフィルタ、25 フレキシブル基板、30 LED発光部、DA 表示領域、HH 高ヘイズ領域。

Claims (6)

  1. 発光領域を有し、前記発光領域から光を出射する光源部と、
    表示領域を有し、前記光源部が出射する光の透過を制御することにより、前記表示領域にて画像表示を行う表示パネル部と、
    平面視して前記表示領域を含む領域を囲うとともに、前記光源部を収納する、筐体部と、
    を備え、
    平面視して前記表示領域の周縁における散乱性が、前記表示領域の中心の散乱性より高い、
    ことを特徴とする、表示装置。
  2. 前記表示領域の周縁と前記発光領域の周縁との平面視による相対的な位置により、前記表示パネル部へ入射する光の分布が、平面視して前記表示領域の周縁の一部と、前記表示領域の周縁の前記一部に隣接する部分とで、異なっている、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
  3. 平面視して前記表示領域の周縁から中心にかけて、散乱性が単調減少する、
    ことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記表示パネル部は、ガラス板を備え、
    前記ガラス板の表面又は内部に散乱性を高める処理がなされた領域が、前記表示領域の周縁より内側へ3mm以下にある領域である、
    ことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の表示装置。
  5. 前記発光領域の周縁は、平面視して前記表示領域の周縁より内側に位置する部分を有する、
    ことを特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の表示装置。
  6. 前記光源部は、1又は複数の突出部を有し、
    前記筐体部は、前記1又は複数の突出部それぞれと嵌合するように、1又は複数の切欠け部を有し、
    前記発光領域の周縁は、前記突出部に位置する部分を有する、
    ことを特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020126280A (ja) * 2018-10-01 2020-08-20 大日本印刷株式会社 調光部材、調光装置
CN111886444A (zh) * 2018-03-16 2020-11-03 株式会社日本显示器 显示装置

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