JP2016099376A - 定着ユニットを備える画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ローラ駆動と定着ニップ圧変更とを1つの入力ギアの回転方向の違いで使い分ける機構を有する定着ユニットにおいて、駆動力により発生し易くなる入力ギアの逃げを抑制する画像形成装置を提供する。
【解決手段】定着ユニットと収納部とを備える画像形成装置であって、定着ユニットは、定着ニップ部形成用の2本のローラと、ニップ圧変更用の圧調整機構と、2本のローラ駆動用の第1方向の回転動力と圧調整機構用の第2方向の回転動力とを受ける1つのギア51と、ギアの回転軸51aを支持する軸受51bを挿入方向Xに対して垂直な方向Yに可動とする長穴81において支持するギアカバー80とを含み、ギアカバー80は方向Yに突出する凸部82を有し、収納部は定着ユニットの挿入時にギアの軸受51bを支持する受け部を含み、受け部は定着ユニットの挿入時にギアの軸受51bに対して可動するギアカバー80の凸部82と嵌合する凹部を有する。
【選択図】図13

Description

本発明は、定着ユニットを備える画像形成装置に関し、特に、ローラの駆動と定着ニップ圧の変更とを1つの入力ギアの回転方向の違いで使い分ける機構を有する定着ユニットにおいて、入力ギアがいずれかの回転方向に回転する際の駆動力によって発生し易くなる定着ユニットの逃げを抑制する技術に関する。
近年、電子写真式や静電記録方式の画像形成装置においては、定着ユニットを画像形成装置本体の収納部に挿入するものが一般的である。
定着ユニットは、定着に関わる機構の大部分をユニット化したものであり、前工程においてトナー像が形成された用紙を、加熱ローラと加圧ローラの2本のローラの間(以下「定着ニップ部」とする。)に挟んで通過させることにより、当該用紙を加圧及び加熱してトナー像を定着させることができる。
上記画像形成装置において、封筒や薄紙等の比較的丈夫ではない用紙(薄い用紙)に画像を形成する場合に、定着ユニットの2本のローラ間における圧接力(以下「定着ニップ圧」とする。)が強すぎて皺が発生することがある。
このような皺の発生を、定着ニップ圧を可変とする加圧力調整手段を備えることにより防止することができる定着装置が特許文献1に開示されている。特許文献1には、本構成の定着装置によれば、記録媒体の種類や厚みに応じて、加圧力および定着速度を最適条件に設定できるため、十分定着性を確保し、皺の発生を防止することができると記載されている。
特開2001−201976号公報
しかしながら、上記特許文献1の定着装置では、駆動源が正転する時にローラが駆動され、駆動源が逆転する時に加圧力調整手段が駆動されるため、駆動源の正転時及び逆転時のいずれかの回転方向の駆動力によって、定着ユニットの逃げが発生し易くなるという問題がある。
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたものであって、ローラの駆動と定着ニップ圧の変更とを、1つの入力ギアの回転方向の違いで使い分ける機構を有する定着ユニットにおいて、入力ギアがいずれかの回転方向に回転する際の駆動力によって発生し易くなる、定着ユニットの逃げを抑制することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、定着ユニットと当該定着ユニットが挿入される収納部とを備える画像形成装置であって、前記定着ユニットは、定着ニップ部を形成する2本のローラと、前記2本のローラ間における定着ニップ圧を変更する圧調整機構と、前記2本のローラを駆動する第1方向の回転動力と、当該第1方向とは逆方向の前記圧調整機構を作動させる第2方向の回転動力とを、前記定着ユニットの外部より受ける1つのギアと、前記ギアの回転軸を支持する軸受を、前記定着ユニットの挿入方向に対して垂直な方向に可動とする長穴において支持するギアカバーとを含み、前記ギアカバーは、前記垂直な方向に突出する凸部又は凹部を有し、前記収納部は、前記定着ユニットの挿入時に、前記ギアの軸受を支持する受け部を含み、前記受け部は、前記定着ユニットの挿入時に、前記ギアの軸受に対して可動する前記ギアカバーの前記凸部又は凹部と嵌合する凹部又は凸部を有することを特徴とする。
上記構成の画像形成装置によれば、ローラの駆動と定着ニップ圧の変更とを1つの入力ギアの回転方向の違いで使い分ける機構を有する定着ユニットにおいて、いずれかの回転方向の駆動力によって発生し易くなる定着ユニットの逃げを抑制することができる。また、凸部又は凹部は、ギアの軸受に対して可動するギアカバーに設けられているため、定着ユニット挿入時にギアカバーの凸部又は凹部が受け部の凹部又は凸部に容易に嵌合できる。
ここで、前記定着ユニットは、さらに、前記ギアに第1方向の回転動力が与えられた場合には、前記圧調整機構を作動させることなく当該第1方向の回転動力を前記2本のローラに伝達し、前記ギアに当該第1方向とは逆方向の第2方向の回転動力が与えられた場合には、前記圧調整機構を作動させつつ当該第2方向の回転動力を前記2本のローラに伝達しない伝達機構を含むこともできる。
これにより、2本のローラを駆動する機構と定着ニップ圧を変更する機構とを1つの駆動モータにて独立に制御することができるので、それぞれの機構を別々のモータを用いて制御する場合と比較して、部品代が少なくて済みコストダウンすることができる。
ここで、前記ギアカバーの前記凸部又は凹部を、前記長穴の挿入方向側に隣接させることもできる。
これにより、ギアの軸受に最も近い位置を固定することができるので、定着ユニットの逃げを効率的に抑制することができる。
ここで、前記定着ユニットは、固定用ビス、及びビス穴を含み、前記収納部は、さらに、前記凸部と前記凹部とが嵌合する状態となるように、前記ビス穴を介して前記固定用ビスをビス留めする固定部を有することもできる。
これにより、挿入方向に逃げないように定着ユニットを確実に固定することができる。
本実施形態に係る画像形成装置の概要を示す図である。 定着ユニットの外観を示す図である。 図2に示す定着ユニットの左右方向の断面を示す図である。 圧調整機構の説明のために、一部を分解した状態の定着ユニットを示す図である。 (A)は常圧状態の定着ニップ部N1の様子を模式的に示す図である。(B)は減圧状態の定着ニップ部N2の様子を模式的に示す図である。 伝達機構の説明のために、一部を分解した状態の定着ユニットを示す図である。 ラチェット機構を説明するために、一部を分解した状態の定着ユニットを示す図である。 ラチェット機構、駆動入力ギア、及びその近辺を回転軸方向に切断した際の断面を示す図である。 ラチェット機構、駆動入力ギア、及びその近辺を分解した状態を示す図である(その1)。 ラチェット機構、駆動入力ギア、及びその近辺を分解した状態を示す図である(その2)。 定着ユニットを画像形成装置本体の定着ユニット収納部へ挿入する際の様子を示す図である(その1)。 定着ユニットを画像形成装置本体の定着ユニット収納部へ挿入する際の様子を示す図である(その2)。 ギアカバーを内側から見た図である。 定着ユニット受け部を拡大した図である。 定着ユニットを挿入し固定が完了した状態のギアカバーと駆動入力ギア受け部とを示す図である。
[実施形態]
<概要>
本実施形態の画像形成装置は、ローラの駆動と定着ニップ圧の変更とを、1つの入力ギアの回転方向の違いで使い分ける機構を有する定着ユニットを備える画像形成装置において、定着ユニット側に入力ギアの回転軸を支持する軸受を、長穴において支持するギアカバーを設け、当該ギアカバーに凸部を設け、本体側にギアの軸受を支持する受け部を設け、当該受け部に凸部と嵌合する凹部を設けることにより、入力ギアがいずれかの回転方向に回転する際の駆動力によって発生し易くなる、定着ユニットの逃げを抑制するものである。
<全体構成>
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の概要を示す図である。画像形成装置1は、複写機能付きのモノクロプリンタであり、本体ハウジング部11、スキャナハウジング部12、連結ハウジング部13及び胴内排紙部14を含む。
本体ハウジング部11は、画像形成装置1の下方に位置し、給紙カセット15、手差しトレイ16、画像形成ユニット20、ピックアップローラ151、給紙ローラ対152及びレジストローラ対153を備える。
給紙カセット15は、原稿シートSを収容する。ピックアップローラ151は、給紙カセット15内の原稿シートSを上から1枚ずつ繰り出す。給紙ローラ対152は、原稿シートSをメイン搬送路P1の上流端へ送り出す。レジストローラ対153は、原稿シートSを画像形成ユニット20へ送り出す。
手差しトレイ16は、手差し給紙の際に手差し原稿シートを供給する。手差しトレイ16に載置された手差し原稿シートは、メイン搬送路P1の上流端に送り出される。ここでメイン搬送路P1は、給紙ローラ対152から胴内排紙部14に至るまでの原稿シートS及び手差し原稿シートの搬送路であり、また反転搬送路P2は、両面印刷の際にシートを反転させるために用いる搬送路である。
画像形成ユニット20は、感光体ドラム21、帯電装置22、露光装置23、現像装置24、トナーコンテナ25、転写ローラ26、クリーニング装置27及び除電器28を含み、原稿シートS上や手差し原稿シート上にトナー像を形成する。
感光体ドラム21は、回転軸を中心に回転し、静電潜像及びトナー像が形成される周面を備える。帯電装置22は、感光体ドラム21の周面を均一に帯電させる。露光装置23は、感光体ドラム21の周面にレーザー光を照射して静電潜像を形成する。現像装置24は、感光体ドラム21の周面にトナーを供給する現像ローラ24Aを含み、感光体ドラム21上に形成された静電潜像を現像する。トナーコンテナ25は、現像装置24に補給されるトナーを貯蔵する。転写ローラ26は、感光体ドラム21との間に転写ニップ部を形成し、感光体ドラム21上に形成されたトナー像を原稿シートSや手差し原稿シートに転写する。クリーニング装置27は、トナー像転写後の感光体ドラム21の周面を清掃する。除電器28は、トナー像転写後の感光体ドラム21の周面に除電光を照射して除電する。
スキャナハウジング部12は、画像形成装置1の上方に位置し、スキャナユニット17を収容しており、スキャナユニット17の上面に嵌め込まれているコンタクトガラス(図示せず)、押さえカバー18及び操作パネル19を備える。
スキャナユニット17は、撮像素子、光源、ミラー及びレンズ(いずれも図示せず)等を含み、コンタクトガラス上に置かれた読み取り対象物(以下「原稿」とする。)上の画像に当該光源の光を照射し、反射光をミラー及びレンズにより撮像素子に導くことによって光学的に読み取り、画像データを生成する。
押さえカバー18は、コンタクトガラス上に置かれた原稿の浮き上がりを抑えるとともに、余計な外光が入らないように原稿及びコンタクトガラスを覆う。
操作パネル19は、スキャナハウジング部12の前方に露出しており、LCDタッチパネル及びテンキーを含み、画像形成装置1に対する各種の操作をユーザから受け付ける。
連結ハウジング部13は、本体ハウジング部11とスキャナハウジング部12との間に配置されており、定着ユニット30を収容しており、第1シート排出口155及び第2シート排出口156を備える。
定着ユニット30は、定着ローラ31、加圧ローラ32及びシート搬送ローラ154を含み、画像形成ユニット20においてトナー像が形成されたシートを、定着ローラ31と加圧ローラ32の2本のローラ間(以下「定着ニップ部N」とする。)に挟んで通過させることにより加圧及び加熱し、トナーをシートに溶着させてトナー像を定着させる。
定着ローラ31は、金属製の円筒ローラであり、ハロゲンヒーター等の発熱体を内部に備える。
加圧ローラ32は、定着ローラ31へ押し付けて、定着ローラ31との間に定着ニップ部Nを確保するように設けられた弾性層を有するローラであり、円筒形の鋼鉄やアルミニウムのパイプ等の芯軸の外周にシリコンゴム等の弾性断熱層とフッ素樹脂等による離型層等が積層されている。本実施形態では、定着ローラ31に回転駆動力を与え、加圧ローラ32は定着ローラ31の回転によって従動回転している。定着ユニット30の詳細については後述する。
胴内排紙部14は、画像形成後のシートが排出される胴内空間であり、本体ハウジング部11の上面、スキャナハウジング部12の下面、及び連結ハウジング部13の左面で囲まれており、第1シート排出口155から排出される画像形成済みのシートが蓄積される胴内排紙トレイ141と、第2シート排出口156から排出される画像形成済みのシートが蓄積されるサブ排紙トレイ142とを有する。
<定着ユニットの詳細>
図2は、定着ユニット30の外観を示す図である。図3は、図2に示す定着ユニット30の左右方向の断面を示す図である。
図2に示すように、定着ユニット30は、さらに、定着ハウジング300、圧調整機構40(図2中に記載なし)、駆動入力ギア51及び伝達機構50を含む。
図3に示すように、定着ハウジング300は、画像形成ユニット20においてトナー像が形成されたシートを入口開口301から受け入れ、定着処理済みのシートを出口開口302から送り出す。また入口開口301の下流に上流ガイド板303が配置されており、上流ガイド板303はトナー像が形成されたシートを定着ニップ部Nに向けて誘導する。また出口開口302の上流に下流ガイド板304が配置されており、下流ガイド板304は定着ニップ部Nを通過した定着処理済みのシートを案内する。さらに出口開口302近傍にシート搬送ローラ154と可動ガイド部材305とが配置されており、シート搬送ローラ154は定着処理済みのシートを次工程へ送り出し、可動ガイド部材305は次工程へ送り出された定着処理済みのシートを案内する。
定着ローラ31の外周沿いの定着ニップ部Nより回転方向下流側に、シート分離部材33が配置されており、シート分離部材33は定着ニップ部Nを通過したシートが、定着ローラ31の周面に巻き付くことを防止する。
駆動入力ギア51は、定着ニップ部Nを形成する2本のローラを駆動する第1方向の回転動力と、当該第1方向とは逆方向の圧調整機構40を作動させる第2方向の回転動力とを、定着ユニット30の外部より受ける。
伝達機構50は、複数のギアが組み合わされて構成されており、駆動入力ギア51に与えられた回転駆動力を定着ローラ31に伝達すると共に、当該回転駆動力を圧調整機構40に伝達する。なお、伝達機構50は、駆動入力ギア51に第1方向の回転動力が与えられた場合には、圧調整機構40を作動させることなく当該第1方向の回転動力を定着ニップ部Nを形成する2本のローラに伝達し、駆動入力ギア51に当該第1方向とは逆方向の第2方向の回転動力が与えられた場合には、圧調整機構40を作動させつつ当該第2方向の回転動力を当該2本のローラに伝達しないことが好ましい。駆動入力ギア51及び伝達機構50の詳細については後述する。
圧調整機構40は、定着ニップ部Nを形成する2本のローラ間の定着ニップ圧を変更するものであり、詳細には、当該2本のローラを汎用の用紙に適した第1の圧力で圧接させる(常圧状態を形成する)第1姿勢と、当該2本のローラを第1の圧力よりも低圧の第2の圧力で圧接させる(減圧状態を形成する)第2姿勢とを切り替える機構である。本実施形態では、駆動させている定着ローラ31の方を固定し、従動させている加圧ローラ32の方のみの位置を変更することによって姿勢を切り替えているので、駆動系の構造が複雑化しない。
<圧調整機構の説明>
図4は、圧調整機構40の説明のために、一部を分解した状態の定着ユニット30を示す図である。
図4に示すように、圧調整機構40は、第1可動部材41、第1弾性体44、第2弾性体45、第2可動部材46、カム47、カム軸48及びベアリング322を含み、これらの部材により加圧ローラ32の位置変更機構を構成している。なお、これらの位置変更機構を構成する各部材は定着ニップ部Nを形成する2本のローラの両端に配されており(図4では前端側のみを示している)、当該位置変更機構が加圧ローラ32を両端から支え、前端側の位置変更機構と後端側の位置変更機構とを連動させることにより姿勢切り替えを円滑に行えるようにしている。
第1可動部材41は、加圧ローラ32を回転自在に保持すると共に、姿勢を切り替える際に可動する部材であり、本体部42及び脚部43を含む。本体部42は、可動する際の支点となる係止部421を有し、作用点となる加圧ローラ32の回転軸321をベアリング322を介して保持する。脚部43は、可動する際の力点となる部分であり、本体部42から係止部421の位置とは逆の方向へ延びた形状とすることにより、支点から力点までの距離を伸ばし、比較的弱い力で強い定着ニップ圧を得ている。
第1弾性体44及び第2弾性体45は例えばコイルバネであり、定着ハウジング300の一部であるベースフレーム306に固定されており、第1弾性体44は、脚部43の端部付近に位置する第1受圧部431とベースフレーム306との間に配置され、第2弾性体45は、脚部43の第1受圧部431よりも支点側に位置する第2受圧部432とベースフレーム306との間に配置されている。ここで、第2受圧部432が第1受圧部431よりも支点側に位置する分だけ、第2弾性体45の弾性力による脚部43への作用は、第1弾性体44の弾性力による脚部43への作用よりも弱くなる。
なお、第2受圧部432を第1受圧部431よりもベースフレーム306側へ突出させて、第2弾性体45の長さを第1弾性体44の長さよりも短くするなどして、第2弾性体45の弾性力を第1弾性体44の弾性力よりも弱く設定することが望ましい。
第2可動部材46は、カム受け板461及び嵌合片462を含み、カム47の回転に応じて第1弾性体44及び第2弾性体45のいずれか一方を、脚部43に作用を及ぼさないように選択的に無効化する。
カム受け板461は、上方に支点が有り、右面でカム47の周面を受けて可動する。
嵌合片462は、カム受け板461から第1弾性体44に向けて突出しており、脚部43の下端部43Tが嵌り込んで可動可能なように、図4中の左右方向に長い孔を有している。
カム47は、長径部471と短径部472とを有する周面を有し、当該周面がカム受け板461に接触する位置(図4中ではカム受け板461の右隣)に設けられ、第2可動部材46を可動させる カム軸48は、カム47の回転軸であり、カム軸48とカム47とは一体化しているため、カム軸48が回転するとカム47も連動する。
図5(A)は、常圧状態の定着ニップ部N1の様子を模式的に示す図である。
図5(B)は、減圧状態の定着ニップ部N2の様子を模式的に示す図である。
図5(A)に示すように、常圧状態では、カム47の短径部472が第2可動部材46のカム受け板461と対向しており、カム47とカム受け板461との間にはギャップg1が存在しているため、第2可動部材46は第1弾性体44に作用を及ぼさない。また、第2弾性体45と第2受圧部432との間にはギャップg2が存在しており、第2弾性体45は第1可動部材41に作用を及ぼさない。よって、第1弾性体44が嵌合片462を介して第1受圧部431に弾性力を及ぼし、係止部421を支点にして反時計方向に第1可動部材41を押すことで、定着ニップ部N1が形成される。ここで第1弾性体44の弾性力は、定着ニップ圧が汎用の用紙に適した第1の圧力となるように適宜設定する必要がある。
一方、図5(B)に示すように、減圧状態では、カム47の長径部471が第2可動部材46のカム受け板461と接触しており、第2可動部材46は左方に押され、嵌合片462の左端が第1弾性体44を圧縮する。よって、第1弾性体44は第1可動部材41に作用を及ぼさない。また、第2弾性体45と第2受圧部432との間にはギャップが存在しておらず、第2弾性体45は第1可動部材41に作用を及ぼしている。よって、第2弾性体45が嵌合片462を介さずに第2受圧部432に弾性力を及ぼし、係止部421を支点にして反時計方向に第1可動部材41を押すことで、定着ニップ部N2が形成される。ここで第2弾性体45の弾性力は、定着ニップ圧が比較的丈夫ではない用紙に適した第2の圧力となるように適宜設定する必要がある。
<伝達機構の説明>
図6は、伝達機構50の説明のために、一部を分解した状態の定着ユニット30を示す図である。
伝達機構50の構成要素は、定着ユニット30の外部に有る駆動モータ(図示せず)の回転駆動力を、駆動入力ギア51を介して定着ローラ31に伝達する定着ローラ駆動系と、当該回転駆動力を駆動入力ギア51を介して圧調整機構40のカム軸48に伝達するニップ圧調整駆動系とに分類される。定着ローラ駆動系の構成要素にはラチェット機構60が含まれる。ニップ圧調整駆動系の構成要素には、第1伝達ギア52、第2伝達ギア53及び移動ギア54が含まれる。
<定着ローラ駆動系の説明>
本実施形態では、定着ローラ駆動系を動作させたいときには駆動モータを正転させる。これにより、駆動入力ギア51が反時計回り(図6の矢印A1の方向)に回転する。一方、ニップ圧調整駆動系を動作させたいときには駆動モータを逆転させる。これにより、駆動入力ギア51が時計回り(図6の矢印A1の逆方向)に回転する。
定着ローラ31の端部にはローラギア31Gが取り付けられている。このローラギア31Gに対して、ラチェット機構60を介して、駆動入力ギア51から回転駆動力が伝達されることにより、定着ローラ31が回転する。
シート搬送ローラ154の端部には、ローラギア154Gが取り付けられている。このローラギア154Gに対して、第3アイドルギア55及び第4アイドルギア56を介して、ローラギア31Gから回転駆動力が伝達されることにより、シート搬送ローラ154が回転する。従って、定着ローラ31が回転すると、シート搬送ローラ154も同時に回転し、定着ハウジング300から定着処理済みのシートが送り出される。
<ラチェット機構の詳細>
図7は、ラチェット機構60を説明するために、一部を分解した状態の定着ユニット30を示す図である。図8は、ラチェット機構60、駆動入力ギア51、及びその近辺を回転軸方向に切断した際の断面を示す図である。図9、図10は、一部を分解した状態のラチェット機構60、駆動入力ギア51、及びその近辺を示す図である。
ラチェット機構60は、駆動入力ギア51の同軸上に組み付けられており、ラチェットジョイント61、ラチェットギア62及びラチェットバネ63を備え、駆動入力ギア51が反時計回り(図6の矢印A1の方向)に回転する際には動力をローラギア31Gに伝達し、時計回り(図6の矢印A1の逆方向)に回転する際には動力をローラギア31Gに伝達しない機能を有する。
ラチェットジョイント61は、胴部611及びベース部612を含む。胴部611は、円筒形の部分であり、外周面に回転軸方向に延びる複数のスリット614が設けられている。ここで、胴部611の一端付近の内周側613において、ラチェットバネ63の一端を受け止める。ベース部612は円板状の部分であり、一方の面に複数個のラチェット片が円環状に配列されてなる第1ラチェット歯61Tが形成され、他方の面に胴部611の他端が取り付けられている。
ラチェットギア62は、ボス部621、リム部623及びウエブ部622を含む。ボス部621は円筒形の部分であり、支軸70の後端部73に嵌め込まれて固定されている。従って、支軸70はラチェットギア62と共に回転する。一方、ラチェットジョイント61及び駆動入力ギア51は、支軸70と共に回転しないこともある。リム部623は、ボス部621よりも大径の円筒形の部分である。リム部623の外周面にはギア歯624が刻まれており、ローラギア31Gと噛み合うように配置されている。ウエブ部622はボス部621とリム部623とを連結する部分であり、内面に複数個のラチェット片が円環状に配列されてなる第2ラチェット歯62Tが形成されている。本実施形態では、第2ラチェット歯62Tにおけるラチェット片のサイズ及び配列ピッチと、第1ラチェット歯61Tのラチェット片のサイズ及び配列ピッチとを同じにして、噛み合う力を強くし耐久性を上げている。
ラチェットバネ63は例えばコイルバネからなり、駆動入力ギア51とラチェットジョイント61との間に圧縮された状態で組み込まれており、ラチェットジョイント61をラチェットギア62に常時押し付ける。よって、第1ラチェット歯61Tと第2ラチェット歯62Tとがラチェットバネ63により押さえ付けられる。
駆動入力ギア51に反時計回りの回転駆動力が与えられた場合には、第1ラチェット歯61Tと第2ラチェット歯62Tとが噛み合い滑らないため、駆動入力ギア51の回転駆動力がラチェットギア62に伝達され、定着ローラ31が回転する。
一方、駆動入力ギア51に時計回りの回転駆動力が与えられた場合には、第1ラチェット歯61Tと第2ラチェット歯62Tとが滑るため、駆動入力ギア51の回転駆動力がラチェットギア62に伝達されず、定着ローラ31が回転しない。ただし、第1ラチェット歯61Tと第2ラチェット歯62Tとが滑る際には、駆動入力ギア51がラチェット歯の配列ピッチ分だけ回転する度に、ラチェットが作動する際のカチカチ音が発生して、ユーザに対して不快感を与えることが懸念される。しかしながら、本実施形態においては、第1ラチェット歯61Tと第2ラチェット歯62Tとが接触するのはラチェットギア62のキャビティ62C内であり、キャビティ62Cの開口の大部分をハウジング部51Hの端縁51E及び第2ギア歯512の端縁が塞いでいるので、ラチェットが作動する際のカチカチ音が外部へ漏れ出しにくい構造になっており、よって、ユーザに対して不快感を与えることが少ない。
<駆動入力ギアの詳細>
図8に示すように、駆動入力ギア51は、大径部510、大径部510よりも小径のハウジング部51H、ハウジング部51Hよりも小径のボス部513及び円板状のウエブ部514を備える。また、大径部510の外周面には平歯の第1ギア歯511が刻まれており、同様にハウジング部51Hの外周面には平歯の第2ギア歯512が刻まれている。なお、本実施形態の各図面においては個々のギア歯の記載を省略している。ボス部513は、支軸70の前端部71に回転自在に嵌め込まれている。ウエブ部514は、ボス部513と大径部510とを連結しており、ウエブ部514の側面にハウジング部51Hが連結されている。さらに、ハウジング部51Hの内周面には、回転軸方向に延びる突条515が設けられている。突条515は胴部611のスリット614に半分程度嵌り込み、ラチェットジョイント61と駆動入力ギア51とが一体となり回転する。
<ニップ圧調整駆動系の説明>
図6に示すように、第1伝達ギア52は、大径部52Lと小径部52Sとを備えており、第1伝達ギア52の大径部52Lのギア歯(図示せず)は、駆動入力ギア51の第2ギア歯512と噛み合っている。よって、駆動入力ギア51が反時計回り(図6の矢印A1の方向)に回転すると第1伝達ギア52は時計回りに回転し、駆動入力ギア51が時計回り(図6の矢印A1の逆方向)に回転すると第1伝達ギア52は反時計回りに回転する。
第2伝達ギア53のギア歯(図示せず)は、第1伝達ギア52の小径部52Sのギア歯(図示せず)と噛み合っている。よって、駆動入力ギア51が反時計回り(図6の矢印A1の方向)に回転することによって第1伝達ギア52が時計回りに回転すると、第2伝達ギア53は反時計回りに回転し、駆動入力ギア51が時計回り(図6の矢印A1の逆方向)に回転することによって第1伝達ギア52が反時計回りに回転すると、第2伝達ギア53は時計回りに回転する。
移動ギア54は、移動ボビン541、ピン542、支持ピン543及び回転ギア544とを含む。移動ボビン541は円柱形の部材であり、前面に突出するピン542及び中心軸方向に貫通する長孔を備える。ピン542は、定着ハウジング300に組み付けられるカバーフレーム(図示せず)により覆われる際に、当該カバーフレームに設けられた長孔に嵌め込まれる。支持ピン543は、定着ハウジング300より突出した円柱形の突起である。ここで移動ボビン541は、上記長孔の部分が支持ピン543により支持されることで、当該長孔の長手方向へ平行移動が可能となる。支持ピン543は、定着ハウジング300に組み付けられるカバーフレームにより覆われる際に、当該カバーフレームに設けられた孔に密に嵌め込まれる。
回転ギア544は、移動ボビン541の外周に回転自在に嵌め込まれている。移動ボビン541は平行移動はできるが回転することができない。回転ギア544は移動ボビン541を軸にして回転することができる。
カム軸48の軸端には、カム駆動ギア47Gが取り付けられている。このカム駆動ギア47Gに対して、伝達機構50を介して、駆動入力ギア51から回転駆動力が伝達されることにより、カム軸48が回転する。
駆動入力ギア51に反時計回り(図6の矢印A1の方向)の回転駆動力が与えられた場合には、上述のように第2伝達ギア53は反時計回りに回転するので、移動ギア54はカム駆動ギア47Gから離れる方向へと移動し、移動ギア54とカム駆動ギア47Gとの間にギャップg3が生じるので、移動ギア54はカム駆動ギア47Gと噛み合わない。よって、駆動入力ギア51の反時計回りの回転駆動力はカム駆動ギア47Gには伝達されず、カム47は回転しない。
一方、駆動入力ギア51に時計回り(図6の矢印A1の逆方向)の回転駆動力が与えられた場合には、上述のように第2伝達ギア53は時計回りに回転するので、移動ギア54はカム駆動ギア47Gに近づく方向へと移動し、移動ギア54はカム駆動ギア47Gと噛み合う。よって、駆動入力ギア51の時計回りの回転駆動力はカム駆動ギア47Gに伝達され、カム47が回転する。
<定着ユニットの逃げを抑制する仕組みの説明>
図11、図12は、定着ユニット30を画像形成装置1本体の定着ユニット収納部75へ挿入する際の様子を示す図である。
図13は、定着ユニット30側の定着ユニットの収納に関わる要部であるギアカバー80を拡大した図である。
図14は、画像形成装置1本体側の定着ユニット収納部75の要部である駆動入力ギア受け部76及び固定部72を内側から見た図である。
図15は、定着ユニット30を挿入し固定が完了した状態のギアカバー80と駆動入力ギア受け部76とを示す図である。
図11、図12に示すように、画像形成装置1は定着ユニット30、及び定着ユニット30が挿入される定着ユニット収納部75を備えている。
図11においては、画像形成装置1本体の定着ユニット収納部75へ、定着ユニット30を少し挿入した様子を示している。本実施形態では、定着ユニット30を略水平方向に押し込む。ここでは、定着ユニット30側の駆動入力ギア51と本体側の駆動ギア90とが上下に位置する状態で噛み合う。挿入方向は、駆動入力ギア51と駆動ギア90との位置出しの容易さ(ギアピッチの出し易さ)から、上下方向(垂直方向)と直交する方向としている。
図12においては、画像形成装置1本体の定着ユニット収納部75へ、定着ユニット30を最後の方まで挿入した様子を示している。
図13に示すように、ギアカバー80は、駆動入力ギア51を覆う樹脂製の保護部材であり、駆動入力ギア51の回転軸51aを支持する軸受51bを、定着ユニット30の挿入方向Xに対して垂直な方向Yに可動とする長穴81において支持する。ギアカバー80は、さらに、垂直な方向Yに突出する凸部82を有する。
図13に示すように、定着ユニット30の挿入前には、ギアカバー80に対して軸受51bが下がった状態になっている。つまり、軸受51bは、垂直な方向Yの下端に位置している。
図14に示すように、定着ユニット収納部75は、画像形成装置1本体内に挿入される定着ユニット30の位置を合わせ固定する枠であり、駆動入力ギア受け部76及び固定部72を有する。
駆動入力ギア受け部76は、駆動入力ギア51がいずれかの回転方向に回転する際の駆動力によって発生し易くなる定着ユニット30の逃げを抑制する金具であり、受け部76a及び凹部76bを有する。なお、ここでは、定着ユニット30の逃げが発生する方向は、定着ユニット30を定着ユニット収納部75に挿入する方向と逆方向である。
受け部76aは、定着ユニット30の挿入時に、駆動入力ギア51の軸受51bを支持する切り込みである。切り込みは、垂直な方向Yと直交する方向に延伸し、その上部側に凹部76bを有する。受け部76aの垂直な方向Yの寸法は、軸受51bの垂直な方向Yの寸法に略一致している。これにより、軸受51bと受け部76aとの間の遊びを少なくしている。
凹部76bは、定着ユニット30の固定時に凸部82と嵌合する。
固定部72は、ここでは、凹部により構成されている。固定部72は、定着ユニット30の固定時に、凸部82と固定部(凹部)72とが嵌合する状態となるように、ギアカバー80に対して軸受51bを持ち上げた状態で、定着ユニット30が備えるビス穴30a(図示せず)を介して固定用ビス30b(図11に記載)をビス留めする。嵌合する方向は、定着ユニット30の逃げが発生する方向と直交する垂直方向Yであり、凸部82と凹部72とが嵌合することで、定着ユニット30の逃げを確実に抑制できる。
なお、凸部82を、長穴81の挿入方向X側に隣接させることが好ましい。この位置に凸部82を配置すれば、駆動入力ギア51の軸受51bに最も近い位置を固定することができるので、定着ユニット30の逃げを効率的に抑制することができる。
図15に示すように、定着ユニット30の固定が完了した時には、ギアカバー80に対して軸受51bが持ち上がった状態になっている。
以上のように、上記構成の画像形成装置によれば、ローラの駆動と定着ニップ圧の変更とを1つの入力ギアの回転方向の違いで使い分ける機構を有する定着ユニットにおいて、いずれかの回転方向の駆動力によって発生し易くなる定着ユニットの逃げを抑制することができる。
なお、実施形態では、ギアカバー80は凸部82を有し、駆動入力ギア受け部76は凹部76bを有していたが、例えば、ギアカバーは凹部を有し、駆動入力ギア受け部は凸部を有してもよい。また、実施形態では、駆動入力ギア受け部76は、受け部76aの上部側に凹部76bを有していたが、例えば、受け部の下部側に有してもよい。この場合、凸部を下方に付勢する付勢手段(例えば、バネである。)を設けることで、嵌合が外れるのを防止できる。
本発明は、画像形成装置に適用することができる。本発明によって、定着ユニットの逃げを抑制することができ、その産業的利用価値は極めて高い。
1 画像形成装置
20 画像形成ユニット
30 定着ユニット
30b 固定用ビス
31 定着ローラ
31G ローラギア
32 加圧ローラ
40 圧調整機構
47 カム
47G カム駆動ギア
48 カム軸
50 伝達機構
51 駆動入力ギア
51a 回転軸
51b 軸受
51H ハウジング部
512 第2ギア歯
52 第1伝達ギア
53 第2伝達ギア
54 移動ギア
60 ラチェット機構
61 ラチェットジョイント
61T 第1ラチェット歯
611 胴部
62 ラチェットギア
62T 第2ラチェット歯
622 ウエブ部
623 リム部
624 ギア歯
63 ラチェットバネ
75 定着ユニット収納部
76 駆動入力ギア受け部
76a 受け部
76b 凹部
72 固定部(凹部)
80 ギアカバー
81 長穴
82 凸部

Claims (4)

  1. 定着ユニットと当該定着ユニットが挿入される収納部とを備える画像形成装置であって、
    前記定着ユニットは、
    定着ニップ部を形成する2本のローラと、
    前記2本のローラ間における定着ニップ圧を変更する圧調整機構と、
    前記2本のローラを駆動する第1方向の回転動力と、当該第1方向とは逆方向の前記圧調整機構を作動させる第2方向の回転動力とを、前記定着ユニットの外部より受ける1つのギアと、
    前記ギアの回転軸を支持する軸受を、前記定着ユニットの挿入方向に対して垂直な方向に可動とする長穴において支持するギアカバーとを含み、
    前記ギアカバーは、前記垂直な方向に突出する凸部又は凹部を有し、
    前記収納部は、前記定着ユニットの挿入時に、前記ギアの軸受を支持する受け部を含み、
    前記受け部は、前記定着ユニットの挿入時に、前記ギアの軸受に対して可動する前記ギアカバーの前記凸部又は凹部と嵌合する凹部又は凸部を有する
    画像形成装置。
  2. 前記定着ユニットは、さらに、
    前記ギアに第1方向の回転動力が与えられた場合には、前記圧調整機構を作動させることなく当該第1方向の回転動力を前記2本のローラに伝達し、前記ギアに当該第1方向とは逆方向の第2方向の回転動力が与えられた場合には、前記圧調整機構を作動させつつ当該第2方向の回転動力を前記2本のローラに伝達しない伝達機構を含む
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ギアカバーの前記凸部又は凹部を、前記長穴の前記挿入方向側に隣接させる
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記定着ユニットは、固定用ビス、及びビス穴を含み、
    前記収納部は、さらに、前記凸部と前記凹部とが嵌合する状態となるように、前記ビス穴を介して前記固定用ビスをビス留めする固定部を有する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。

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