JP2016097120A - ショーケース - Google Patents

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JP2016097120A
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後藤 幹生
Mikio Goto
幹生 後藤
紀之 武
Noriyuki Take
紀之 武
剛信 石橋
Takenobu Ishibashi
剛信 石橋
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Abstract

【課題】商品載置棚に載置された商品の冷却に要する時間の短縮化を図ること。
【解決手段】収納室11と機械室12とに区画された箱状のケース本体10と、ケース本体10の後面に形成された開口15を開閉するための扉体30と、収納室11に上下方向に沿って複数段設けられた商品載置棚16とを備えたショーケースにおいて、収納室11の内部の空気を収納室11と機械室12との間で循環させる循環ファン53と、循環ファン53により循環させられる空気を冷却する冷却器51と、扉体30の前面に配設され、かつ循環ファン53により機械室12から収納室11に送出された空気を導入して扉体30の前面に沿って通過させるとともに、自身に形成された噴出孔322より前方に向けて噴出させる背面ダクト32とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ショーケースに関するものである。
例えばコンビニエンスストア等の店舗のカウンタ上に設置され、かつ商品を外部から視認可能に載置するショーケースが特許文献1に提案されている。
かかるショーケースは、ケース本体を備えている。ケース本体は、箱状の形態を成しており、内部が収納室と機械室とに区画されている。このケース本体は、収納室を構成する前面が接客面を構成し、かつ該収納室を構成する後面に開口が形成されている。
上記ケース本体の収納室には、商品載置棚が上下方向に沿って複数段設けられている。商品載置棚は、収納対象となる商品を載置するものである。また、ケース本体の後面に形成された開口は、複数のガラス扉が左右にスライド移動することで開閉される。
このようなショーケースは、ケース本体における収納室を構成する前面(接客面)等が透明な樹脂材等で形成されており、これにより接客面を通じて商品載置棚に載置された商品を視認させるようにしている。
特開2008−167927号公報
ところで、上述した特許文献1に提案されているショーケースは、各商品載置棚の下面等にヒータを設けることにより、該商品載置棚に載置された商品を加熱する加温専用のショーケースであり、収納対象となる商品を冷却することは考えられていなかった。
そこで、特許文献1に提案されているショーケースにおいて、商品載置棚に載置された商品を冷却する場合には、ケース本体の内部に冷却器を配設して、該冷却器により収納室の内部空気を冷却することが考えられる。
しかしながら、収納室には上下方向に沿って商品載置棚が複数段設けられているため、ケース本体に冷却器を配設するだけでは、冷気の特性上、下方側の商品載置棚に載置された商品だけが冷却されてしまい、全ての商品載置棚の商品が冷却されるのに必要な時間の長大化を招来することとなる。
本発明は、上記実情に鑑みて、商品載置棚に載置された商品の冷却に要する時間の短縮化を図ることができるショーケースを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るショーケースは、内部が収納室と機械室とに区画され、かつ前記収納室が少なくとも前面を通じて視認可能な箱状のケース本体と、前記ケース本体の後面に形成された開口を開閉するための扉体と、前記収納室に上下方向に沿って複数段設けられ、かつ収納対象となる商品を載置する商品載置棚とを備え、前記前面を通じて前記商品載置棚に載置された商品を視認させるショーケースにおいて、前記収納室の内部の空気を該収納室と前記機械室との間で循環させる循環手段と、前記機械室に配設され、かつ前記循環手段により循環させられる空気を冷却する冷却器と、前記扉体の前面に配設され、かつ前記循環手段により前記機械室から前記収納室に送出された空気を導入して前記扉体の前面に沿って通過させるとともに、自身に形成された噴出孔より前方に向けて噴出させるダクトとを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記ダクトは、前記扉体の前面に着脱可能に配設してあることを特徴とする。
また本発明は、上記ショーケースにおいて、前記ダクトは、前記扉体とともに透明な材料から構成され、かつ扉体及び自身を通じて前記収納室を視認可能にさせることを特徴とする。
本発明によれば、循環手段により冷却器にて冷却された空気をダクトに導入させ、扉体の前面に沿って通過させるとともに、噴出孔より前方に向けて噴出させることで、各商品載置棚に載置された商品の近傍を通過させることができ、収納室の全体に亘って内部空気を早期に冷却することができる。これにより、商品載置棚に載置された商品の冷却に要する時間の短縮化を図ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態であるショーケースの内部構造を左側から見た場合を模式的に示す断面側面図である。 図2は、収納室における複数の商品載置棚を右側上方より見た場合を示す斜視図である。 図3は、収納室における複数の商品載置棚を右側下方より見た場合を示す斜視図である。 図4は、ブラケット部材を示す斜視図である。 図5は、右側のブラケット部材が右側の棚柱に支持される状態を示す左側側面図である。 図6は、右側のブラケット部材が右側の棚柱に支持される状態を示す平面図である。 図7は、受部材を示す斜視図である。 図8は、商品載置棚の要部を示す斜視図である。 図9は、レール部材の要部を示す右側面図である。 図10は、レール部材の要部を示す左側面図である。 図11は、商品載置棚の要部を示す斜視図である。 図12は、断熱底板を示す斜視図である。 図13は、断熱底板を構成する断熱ボードを示す斜視図である。 図14は、扉体の前面を右側前方上方域から見た場合を示す斜視図である。 図15は、扉体の前面を右側前方下方域から見た場合を示す斜視図である。 図16は、扉体の前面の正面図である。 図17は、図1に示したショーケースにおけるケース本体の後面側を拡大して模式的に示す拡大平面図である。 図18は、図1に示したショーケースにおけるケース本体の後面側を拡大して模式的に示す拡大平面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るショーケースの好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態であるショーケースの内部構造を左側から見た場合を模式的に示す断面側面図である。ここで例示するショーケースは、例えばコンビニエンスストア等の店舗のカウンタ上に設置されてドーナツ等の商品を陳列するものであり、ケース本体10及び扉体30を備えて構成してある。
ケース本体10は、箱状の形態を成しており、内部が収納室11と機械室12とに上下に区画されている。このケース本体10は、収納室11を構成する前面13が接客面を構成し、かつ該収納室11を構成する後面14に開口(以下、後面開口ともいう)15が形成されている。かかるケース本体10では、収納室11を構成する前面13及び左右両側面は、断熱構造を有する透明なガラス材や樹脂材により構成されており、収納室11が外部から視認可能である。
上記ケース本体10における収納室11には、複数の商品載置棚16が上下方向に沿って複数段並べて配設してある。
図2及び図3は、それぞれ収納室11における複数の商品載置棚16を示すものであり、図2は右側上方より見た場合を示す斜視図、図3は右側下方より見た場合を示す斜視図である。これら図2及び図3に示すように、商品載置棚16は、ブラケット部材17、受部材18及び棚板19を備えて構成してある。
ブラケット部材17は、図4に示すように左右一対のものである。このようなブラケット部材17は、互いの内面が対向する態様で棚柱20に支持されている。尚、ここでいう「内面」とは、右側のブラケット部材17では左面をさし、左側のブラケット部材17では右面をさすものとする。また、左側のブラケット部材17は、右側のブラケット部材17に対して左右方向の構成が異なるだけであるので、以下においては右側のブラケット部材17について説明し、左側のブラケット部材17の説明は割愛する。
棚柱20は、収納室11の後方側において互いの内面が対向する態様で立設された左右一対のものである。これら棚柱20は、第1係止孔201及び第2係止孔202が形成されている。尚、ここでいう「内面」とは、右側の棚柱20では左面をさし、左側の棚柱20では右面をさすものとする。
第1係止孔201は、各棚柱20の内面に上下方向に沿って所定間隔毎に形成された矩形状のものである。つまり各棚柱20の内面においてそれぞれの高さレベルに形成された第1係止孔201同士が左右一対となる態様で互いに対向して形成されている。
第2係止孔202は、各棚柱20の前面に上下方向に沿って所定間隔毎に形成されている。これら第2係止孔202は、棚柱20の内面に連続する態様で形成された長孔である。また、第2係止孔202では、棚柱20の内面に開口する部分の上下寸法が棚柱20の前面に開口する部分の上下寸法よりも大きくしてある。
上記ブラケット部材17は、内面に2つのブラケットローラ171が回転可能に配設してあり、係止片172、当接片173及び係合片174が形成してある。
係止片172は、複数(図示の例では2つ)あり、それぞれブラケット部材17の後端部の舌片状部位を他のブラケット部材17とは反対側の方向、すなわち右方に屈曲させて形成してある。
当接片173は、ブラケット部材17における後端部であって係止片172よりも前方側となる個所を切り欠くことにより形成された矩形状部位を上記係止片172と同一の方向に屈曲させて形成したものである。この当接片173の中央部分には、後方に向けて突出する態様で係止ピン175(図6参照)が配設してある。係止ピン175は、その最大径が上記第2係止孔202における棚柱20の内面に開口する部分の上下寸法よりも小さく、かつ上記第2係止孔202における棚柱20の前面に開口する部分の上下寸法よりも大きいものである。
係合片174は、ブラケット部材17の後端部であって2つの係止片172の間に後方に向けて突出する態様で形成した平板状部位である。この係合片174には、その中央部分に矩形状開口174aが形成してある。
図5及び図6は、それぞれ右側のブラケット部材17が右側の棚柱20に支持される状態を示すもので、図5は左側側面図、図6は平面図である。
右側のブラケット部材17を右側の棚柱20に対して左方側から近接させて、係止片172を第1係止孔201に進入させるとともに係止ピン175を第2係止孔202に進入させることで、当接片173が棚柱20の前面に接するとともに係合片174が棚柱20の内面に接して右側のブラケット部材17が右側の棚柱20に支持される。この場合において、係止ピン175の最大径が第2係止孔202における棚柱20の前面に開口する部分よりも大きいことで、ブラケット部材17が前方に向けて引き抜かれることが防止される。しかも当接片173が棚柱20の前面に接することで、ブラケット部材17が上下に揺動することが抑制され、更に係合片174が棚柱20の内面に接することで、ブラケット部材17が左右に揺動することが抑制される。
受部材18は、図7に示すように左右一対のものである。尚、左側の受部材18は、右側の受部材18に対して左右方向の構成が異なるだけであるので、以下においては右側の受部材18について説明し、左側の受部材18の説明は割愛する。
受部材18は、前後方向が長手方向となる長尺状のものであり、上下方向に沿って延在する基部181と、基部181の上端縁部より左方に向けて延在する上面部182とを有している。基部181の左面には、2つの受部ローラ183が回転可能に配設してある。上面部182には、前後方向が長手方向となる長孔184が形成してある。この長孔184は、長手方向の中央部分の幅が、前方部分及び後方部分の幅よりも大きくなるように形成してある。また、上面部182の後端部にはストッパ部185が形成してある。ストッパ部185は、上面部182の後端部において後方に向けて突出する矩形状部位を上方に向けて屈曲させた後に前方に向けて屈曲させることにより形成されたものである。
このような受部材18は、図8に示すように、レール部材21を介してブラケット部材17の内面に配設してある。ここでレール部材21は、ブラケットレール部21aと棚レール部21bとが互いに接合されて構成したものである。
ブラケットレール部21aは、縦断面が略コ字状を成し、前後方向が長手方向となる長尺棒状体である。このブラケットレール部21aは、図9に示すように、ブラケットローラ171の進入を許容し、かつブラケットローラ171を転動させるものである。この図9中の符号211は、レール部材21の抜け防止用の規制部材である。
棚レール部21bは、縦断面が略コ字状を成し、前後方向が長手方向となる長尺棒状体である。この棚レール部21bは、図10に示すように、受部ローラ183の進入を許容し、かつ受部ローラ183を転動させるものである。この図10中の符号212は、受部材18の抜け防止用の規制部材である。
このようにレール部材21は、ブラケットレール部21aにブラケットローラ171が進入して転動することで、ブラケット部材17に対して前後方向に沿ってスライド移動可能なものである。また、受部材18は、受部ローラ183がレール部材21の棚レール部21bに進入して転動することで、レール部材21に対して前後方向に対してスライド移動可能なものである。つまり、受部材18は、レール部材21を介することで、ブラケット部材17に内面に対して前後方向に沿って移動可能に配設してある。
棚板19は、平板状の形態を成すものであり、その上面が商品を載置するための商品載置面を構成している。この棚板19の下面における左右両端部には、係合部材191が設けてある。係合部材191は、前後方向が長手方向となり、かつ下方に向けて突出する長尺状突部192を有している。この長尺状突部192の前後長さ及び左右方向の長さは、上記長孔184に進入可能な大きさである。また、係合部材191は、長尺状突部192の前端部にフック部193が設けられている。
このような棚板19は、それぞれの係合部材191における長尺状突部192を各受部材18の長孔184に進入させるようにし、図2、図3及び図11に示すように、フック部193を受部材18における長孔184の前縁部に係止させ、かつストッパ部185により後方への移動を規制されることでこれら受部材18を跨るようにして該受部材18に係合している。
そして、棚板19には、把手部194が形成してある。把手部194は、棚板19の後端部における左右方向の中央部分にて上方に向けて延在する態様で形成してある。
かかる棚板19は、各受部材18に係合することで、ブラケット部材17に対して前後方向にスライド移動可能である。つまり、棚板19は、引出操作された場合には、後面開口15を通じて後方に向けてスライド移動することが可能であり、押出操作された場合には、後面開口15を通じて前方に向けてスライド移動することが可能である。そして、このような棚板19の上面には、商品ガイド22に支持された状態でドーナツ等の商品が前後方向及び左右方向に並ぶよう載置されている。
冷却ユニット50は、ケース本体10における機械室12に配設してある。この冷却ユニット50は、冷却器51、放熱器52、循環ファン(循環手段)53及び放熱ファン54を備えて構成してある。
冷却器51は、収納室11と機械室12とを区画する断熱底板23の下面、すなわち機械室12を臨む面に形成された第2吸込口232の下方側に配設してある。
ここで断熱底板23について先に説明する。断熱底板23は、図12及び図13に示すように、デッキパン23aと断熱ボード23bとを備えて構成してある。
デッキパン23aは、例えば鋼板等により構成された板状部材で、断熱ボード23bの上面を覆う態様で配設してある。これにより、デッキパン23aの上面が断熱底板23の収納室11を臨む面を形成している。このようなデッキパン23aの上面における左右両端側には矩形状の第1吸込口231が形成してある。また、デッキパン23aの後方側の中央領域には第1吹出口233が形成してある。
断熱ボード23bは、断熱材により形成された板状部材である。この断熱ボード23bの下面が断熱底板23の機械室12を臨む面を形成している。そして、断熱ボード23bの中央部分には、第2吸込口232が形成してあるとともに、この第2吸込口232に連通する吸込流路235が切り抜きにより形成してある。かかる吸込流路235は、デッキパン23aに形成された第1吸込口231と第2吸込口232とを連通するものである。また、断熱ボード23bにおける第2吸込口232の後方側であって、第1吹出口233の下方側となる個所には、第2吹出口234が形成している。かかる第2吹出口234は第1吹出口233と連通している。
このように断熱底板23においては、第1吸込口231と第2吸込口232とが互いに上下方向において重ならない個所に形成されており、断熱ボード23bに形成された吸込流路235を介して第1吸込口231と第2吸込口232とが連通している。また、第1吹出口233と第2吹出口234とは互いに上下に重なる個所に形成されており、互いに連通している。
上記冷却器51は、ペルチェ素子55の冷温部分に熱的に接続してある。ここで、ペルチェ素子55は、従来公知のものであり、p型半導体とn型半導体とを電極板によって交互に直列に接続し、これら半導体の表裏に絶縁板を配設したものである。このようなペルチェ素子55は、直流電流が電極板に与えられることにより、一方の絶縁板は吸熱し(冷温部分となり)、他方の絶縁板が発熱する(高温部分となる)ものである。
上記冷却器51は、熱伝導性に優れた材料により構成されており、図には明示していないが、複数のフィンが設けられ、これらフィン間が空気が通過するための空気通路を構成している。かかる冷却器51は、ペルチェ素子55から与えられる冷熱により、空気通路を通過する空気を冷却するものである。
放熱器52は、冷却器51の前方側に配設してあり、ペルチェ素子55の高温部分に熱的に接続してある。この放熱器52は、熱伝導性に優れた材料により構成されており、図には明示していないが、複数のフィンが設けられ、これらフィン間が空気が通過するための空気通路を構成している。かかる放熱器52は、ペルチェ素子55から与えられる高温排熱により、空気通路を通過する空気を加熱して放熱するものである。
循環ファン53は、上記第2吸込口232と上記第2吹出口234とを連通するよう形成された風洞56の内部において、冷却器51の後方側に配設してある。この循環ファン53は、駆動することにより上記第1吸込口231及び上記第2吸込口232を通じて収納室11の内部の空気を吸引し、冷却器51の空気通路に吸引した空気を通過させる。
そして、循環ファン53は、冷却器51の空気通路を通過した空気を、上記第2吹出口234及び上記第1吹出口233を通じて収納室11に吹き出すことで、収納室11の内部の空気を収納室11と機械室12との間で循環させるものである。
放熱ファン54は、上記放熱器52の前方側に配設してある。この放熱ファン54は、駆動することにより機械室12の底面に形成された吸引口63を通じて外気を吸引して放熱器52の空気通路を通過させる。そして、放熱ファン54は、放熱器52の空気通路を通過した外気を、機械室12の底面に形成された吐出口64を通じて外部に吐出させるものである。
このような機械室12の底面、すなわちケース本体10の底面には、上記吸引口63及び上記吐出口64の他、ドレン水排出口65が形成されるとともに、ドレン皿71及びガイド部材75が設けてある。
ドレン水排出口65は、吐出口64よりも後方側に形成されており、ケース本体10の内部(例えば冷却器51等)で発生して樋部材66を通じて移動したドレン水を外部に排出するための開口である。
ドレン皿71は、ドレン水排出口65の下方域に配設されており、ドレン水排出口65を通じて排出されたドレン水を貯留するためのものである。このドレン皿71は、上部に形成された鍔部分72が機械室12の底面より下方に突出する態様で形成された左右一対のドレン支持部材73に支持されている。
ガイド部材75は、平板状部材を屈曲して形成したものであり、吸引口63と吐出口64との間において機械室12の底面より下方に突出する態様で配設してある。このガイド部材75は、ガイド基部751と、ガイド下延部752と、ガイド後延部753とを有している。
ガイド基部751は、機械室12の底面に取り付けられる部位である。ガイド下延部752は、ガイド基部751の後端縁部より下方に向けて延在する部位である。ガイド後延部753は、ガイド下延部752の延在端部である下端部より後方に向けて延在する部位である。
上記ガイド部材75は、左右方向の長さは、吸引口63や吐出口64よりも大きく形成してあり、吐出口64から吹き出された空気が前方側の吸引口63に向けて通過することを規制しつつ、後方側のドレン皿71の周囲を通過するよう案内するものである。図1中の符号24は、ケース本体10の脚部である。
扉体30は、後面開口15を開閉するためのものであり、後面開口15を閉塞するのに十分な大きさを有した平板状部材である。この扉体30は、断熱性能を有する透明な樹脂材等から構成されるものである。
上記扉体30の前面の周縁部、すなわち後面開口15を閉塞する場合に該後面開口15の周縁部を形成するケース本体10の金属製フレームに対向する部分にガスケット部材31が配設してある。かかるガスケット部材31としては、扉体30が後面開口15を閉塞する際に、磁力の作用により後面開口15の周縁部に吸着することが可能なマグネットガスケットであることが好ましい。
図14〜図16は、扉体30の前面を示すもので、図14は右側前方上方域から見た場合を示す斜視図であり、図15は右側前方下方域から見た場合を示す斜視図であり、図16は正面図である。
これら図14〜図16に示すように、扉体30の前面には背面ダクト32が配設してある。背面ダクト32は、扉体30の前面との間に上下方向に沿って延在する空気通路32aを形成しており、導入口321及び噴出孔322を有している。
導入口321は、下方に形成された開口であり、後述するように循環ファン53が駆動する場合に、空気を導入するための開口である。導入口321を通じて導入された空気は空気通路32aを通過することとなる。この導入口321は、扉体30が後面開口15を閉塞する場合に、第1吹出口233の上方側に位置するものである。
噴出孔322は、背面ダクト32の前面に多数形成されており、上記循環ファン53が駆動する場合に、空気通路32aを通過する空気を前方に向けて噴出させるための孔である。
このような背面ダクト32は、上記扉体30とともに透明な樹脂材等から構成されるものである。そして、背面ダクト32は、右端部が扉体30の前面に取り付けられた右側ダクトカバー33により右方への移動及び下方への移動が規制されるよう保持されるとともに、左端部の下方側が扉体30の前面に取り付けられた左側ダクトカバー34により下方への移動及び左方への移動が規制されるよう保持され、更に左端部に取り付けられた磁石36が扉体30の前面に配設された磁性板37に磁力により吸着することで配設されている。つまり、背面ダクト32は、磁石36を磁性板37から離脱させて上方に受けて移動させることで扉体30から離脱することができ、これにより、背面ダクト32は、扉体30の前面に着脱可能に配設してある。
このような扉体30は、図17に示すように、扉体支持部材40により支持されている。扉体支持部材40は、上下に例えば2つ設けてある。これら扉体支持部材40は、それぞれケース本体10の後面14を構成する後面開口15の右側縁部(金属製フレーム)に配設してあり、取付部41と軸保持部42とを備えている。
取付部41は、上方から見た場合にL字状を成す板状部材であり、上記右側縁部にビス等で取り付けられる取付基部411と、この取付基部411の右端部より後方側に向けて延在する取付後延部412とを有している。
軸保持部42は、前端部が上記取付後延部412にビス等で取り付けられるとともに、上下方向に沿って所定間隔毎に形成された舌片状の後端部が上下方向に沿って延在する軸部38を貫通させる中空孔を形成するようカール状に形成されて構成されている。この軸保持部42は、基端部が扉体30の後面14に取り付けられるとともに先端部が該軸部38を巻回する扉体用軸保持部39と蝶番を構成している。つまり、軸保持部42は、扉体用軸保持部39との間では、互いに軸部38の中心軸回りに回転可能となっている。これにより、扉体30は軸部38の中心軸回りに揺動する態様で開閉移動するものである。
従って、扉体支持部材40は、軸保持部42を通じて保持する軸部38の中心軸回りに揺動する態様で扉体30を開閉可能に支持するものである。また扉体支持部材40は、軸部38をケース本体10の後面14から後方側に離隔させつつ後面開口15の右側縁部よりも右方側で保持している。
このような扉体支持部材40は、図18に示すように、扉体30が開操作された場合には、図18中の二点鎖線で示すように、棚板19の後方へのスライド移動可能な領域Sからガスケット部材31だけでなく該扉体30の前面に取り付けられた背面ダクト32や右側ダクトカバー33が退避するように扉体30が開移動することを許容するものである。尚、図1中の符号30aは、扉体30の後面14に設けられた把手部である。
以上のような構成を有するショーケースにおいては、扉体30が後面開口15を閉塞した状態で循環ファン53が駆動することにより、収納室11の内部空気が第1吸込口231を通じて吸込流路235を通過し、その後に第2吸込口232を通じて冷却器51に至る。冷却器51に至った空気は、空気通路を通過して冷却されて風洞56を通過し、第2吹出口234及び第1吹出口233を通じて収納室11に吹き出される。
第1吹出口233より吹き出された空気は、導入口321を通じて背面ダクト32に導入されて空気通路32aを通過しつつ、噴出孔322より前方に噴出され、各商品載置棚16の商品の近傍を通過し、その後に第1吸込口231に吸い込まれることで上述した循環を繰り返す。この結果、収納室11の内部空気が冷却され、これにより商品載置棚16に載置された商品が冷却される。
その一方、放熱ファン54が駆動することにより、外気が吸引口63を通じて放熱器52の空気通路を通過して加熱されてその後に吐出口64より外部に吐出される。外部に吐出された空気は、ガイド部材75によって、後方に向けて移動し、ドレン皿71の周囲を通過して排出される。
またショーケースは、商品載置棚16に載置された商品の取り出し作業を行う場合には、扉体30が開操作されて開移動することで後面開口15を開放させる。その後に所望の商品を載置する商品載置棚16の棚板19が後方に向けて引き出される引出操作が行われることで、該棚板19が後方に向けてスライド移動して、商品の取り出し作業が行われる。
商品の取り出しが行われた後、引出操作された棚板19が前方に向けて押し込まれる押出操作が行われることで、該棚板19が前方に向けてスライド移動する。その後に扉体30が閉操作されて閉移動することでガスケット部材31がケース本体10の後面14における後面開口15の周縁部に吸着して該後面開口15が閉塞される。
以上説明したような本実施の形態であるショーケースによれば、扉体30が開操作されて開移動することで後面開口15を開放し、所望の商品載置棚16の棚板19が引出操作されて該後面開口15を通じて棚板19をケース本体10の外部にスライド移動させることで、従来のようにケース本体の内部に店舗の従業員の手指を進入させなくても、ケース本体10の外部にスライド移動させた棚板19に対して商品の取り出し等の作業を行うことができる。よって、商品の取り出し等の作業を簡単に行うことができる。
特に棚板19の後端部における左右方向の中央部分にて上方に向けて延在する態様で把手部194が形成してあるので、店舗の従業員等は、かかる把手部194を把持して棚板19を良好に引き出すことができる。
しかも、商品載置棚16を構成する棚板19は、フック部193を受部材18の長孔184の前縁部から離脱させることで、受部材18から容易に取り外すことができ、該棚板19の清掃等を簡単に行うことができる。
更に、ブラケット部材17は、棚柱20に対して内方に移動させれば、係止片172を第1係止孔201から離脱させつつ係止ピン175を第2係止孔202から離脱させることができ、ブラケット部材17をレール部材21及び受部材18とともに容易に取り外すことができ、該ブラケット部材17等の清掃等を簡単に行うことができる。
上記ショーケースによれば、断熱底板23は、収納室11を臨む面に形成された第1吸込口231と、機械室12を臨む面に形成された第2吸込口232とが互いに上下に重ならない個所に形成され、かつ第1吸込口231と第2吸込口232とが吸込流路235により連通しているので、本来吸込口を形成することが望ましい位置に吸込口を形成することができない場合でも、ショーケース全体の高さ寸法や幅寸法等を維持した状態で収納室11の容積が低減することを抑制することができる。従って、高さ寸法等を大きくすることなく、収納商品数の低減化を抑制することができる。
上記ショーケースによれば、循環ファン53の駆動により冷却器51にて冷却された空気を背面ダクト32の空気通路32aに導入させることで、扉体30の前面に沿って上方に向けて移動させつつ、噴出孔322より前方に噴出させることで各商品載置棚16に載置された商品の近傍を通過させることができ、収納室11の全体に亘って内部空気を早期に冷却することができる。これにより、商品載置棚16に載置された商品の冷却に要する時間の短縮化を図ることができる。
また、上記ショーケースによれば、背面ダクト32は扉体30に着脱可能に配設されているので、背面ダクト32を扉体30から取り外すことで、該背面ダクト32の清掃等を簡単に行うことができる。
更に、上記ショーケースによれば、背面ダクト32は扉体30とともに透明な樹脂材等から構成されているので、後方からも収納室11を視認させることができる。
10 ケース本体
11 収納室
12 機械室
13 前面
14 後面
15 後面開口
16 商品載置棚
17 ブラケット部材
18 受部材
19 棚板
20 棚柱
21 レール部材
23 断熱底板
30 扉体
31 ガスケット部材
32 背面ダクト
50 冷却ユニット
51 冷却器
52 放熱器
53 循環ファン(循環手段)
54 放熱ファン
55 ペルチェ素子
S 領域

Claims (3)

  1. 内部が収納室と機械室とに区画され、かつ前記収納室が少なくとも前面を通じて視認可能な箱状のケース本体と、
    前記ケース本体の後面に形成された開口を開閉するための扉体と、
    前記収納室に上下方向に沿って複数段設けられ、かつ収納対象となる商品を載置する商品載置棚と
    を備え、
    前記前面を通じて前記商品載置棚に載置された商品を視認させるショーケースにおいて、
    前記収納室の内部の空気を該収納室と前記機械室との間で循環させる循環手段と、
    前記機械室に配設され、かつ前記循環手段により循環させられる空気を冷却する冷却器と、
    前記扉体の前面に配設され、かつ前記循環手段により前記機械室から前記収納室に送出された空気を導入して前記扉体の前面に沿って通過させるとともに、自身に形成された噴出孔より前方に向けて噴出させるダクトと
    を備えたことを特徴とするショーケース。
  2. 前記ダクトは、前記扉体の前面に着脱可能に配設してあることを特徴とする請求項1に記載のショーケース。
  3. 前記ダクトは、前記扉体とともに透明な材料から構成され、かつ扉体及び自身を通じて前記収納室を視認可能にさせることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のショーケース。
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