JP2016096247A - 半導体基板およびその製造方法 - Google Patents

半導体基板およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】エピタキシャル成長によるSiC膜中の積層欠陥を抑制する。
【解決手段】SiC膜の形成初期時に混合ガスにIII族元素を含むガスを含有させる。これにより、ClがIII族元素と結合し、Clによるエッチング効果が抑制される。したがって、螺旋転位10bなどの先端位置でSiC基板が部分的に除去されることが抑制され、表面の平坦性が確保される。そして、III族元素が含まれた被覆層がSiC基板の表面に形成される。また、被覆層が形成されることでSiC基板の表面が覆われたら、その後はIII族元素を含むガスを導入しなくても、螺旋転位などの線状欠陥の先端においてSiC膜が部分的に除去されることを抑制できる。よって、被覆層の表面においては、III族元素をほとんど含まずにV族元素が含まれたn型SiCによってSiC膜が構成され、SiC基板の表面に積層欠陥が抑制されたSiC膜を形成した半導体基板を製造できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、炭化珪素(以下、SiCという)にて構成されるSiC基板上にSiC層をエピタキシャル成長させた半導体基板およびその製造方法に関するものである。
SiCを材料に用いた半導体素子は、Siの次世代の半導体素子として期待されている。例えば、縦型のSiCデバイスとしては、ショットキーバリアダイオード(以下、SBDという)やプレーナ型の縦型MOSFETなどが製品化されている。このようなSiCデバイスは、主に、表面が(0001)面または(000−1)面とされたSiC基板上にSiC膜をエピタキシャル成長させた所謂エピ基板と呼ばれる半導体基板を用いて製造されている。
SiCデバイスを製品化するにあたり、各プロセスでのコストダウンが重要であり、デバイス形成層となるSiC膜の成膜プロセスでは高スループット、高速成長可能なSiC膜の成膜技術が求められている。
エピタキシャル成長によるSiC膜の品質を落とさずに高速成長を実施する手段の1つに、エピタキシャル成長時の成長雰囲気中にHClを添加すること、もしくは、Clを含んだ原料ガス(例えば、トリクロロシラン(SiHCl3)など)を使用することが挙げられる。HClなどは、エッチング性が強いため、成長炉内に付着した堆積物のクリーニングにも有用であり、エピタキシャル成長を行うその場での同時クリーニングが可能となる。したがって、成長炉を構成する部材の寿命向上が図れると共にコストダウンが図れ、パーティクル源となるSiC系の付着物をエッチング除去することで半導体基板の品質向上も可能となる。
しかしながら、Cl系ガスはエッチング性が強いため、SiC膜の成長初期時に半導体基板の表面が荒れ、結果としてSiC膜中にSiC基板中に存在していた転位に起因する積層欠陥が発生してしまう。
一方、特許文献1に、電子移動度の異方性が小さく、かつ、SiC基板とSiC膜との格子不整合による歪みを緩和できるようにする方法が提案されている。具体的には、電子移動度の異方性が小さいSiC基板として、(11−20)面で4Hもしくは15Rの結晶多形のものを用いている。そして、SiC膜のうちのSiC基板側において、SiC膜中にドープする窒素以外の元素をコドープしたバッファ層を形成することで、SiC基板とSiC膜との格子不整合による歪みを緩和している。
また、(11−20)面を表面とするSiC基板を用いる場合、そのSiC基板上にSiC膜を成長させても、SiC膜の成長方向がマイクロパイプ欠陥や螺旋転位の伸張方向である<0001>と垂直となっているため、SiC膜中にこれらの欠陥が引き継がれない。このため、(11−20)面を表面とするSiC基板を用いている。
ところが、(11−20)面を表面とするSiC基板では、SiC膜との間に格子不整合による歪みが発生する。このため、バッファ層を形成することで、格子不整合による歪みを緩和し、欠陥低減を図っている。
特許第4185215号公報
J.Cryst.Growth 310(2008)4088 J.Cryst.Growth 311(2009)3364
しかしながら、SBDやプレーナ型の縦型MOSFETでは、単一結晶多形(ポリタイプ)で品質が良いSiC基板にできることや、衝突イオン係数の異方性によりa面よりもc面に作製した方が絶縁破壊電圧を高くできることから、a面である(11−20)面ではなく、c面である(0001)面または(000−1)面を使用する方が良い。このような(0001)面または(000−1)面を表面とするSiC基板を用いる場合において、HClを添加したり、Clを含んだ原料ガスを用いると、SiC膜に積層欠陥が形成されることが確認された。図6を参照して、この現象について説明する。
図6(a)に示すように、品質向上を目的として一般的に用いられるステップフロー成長を促すために(0001)面もしくは(000−1)面に対してオフ角を有する表面としたSiC基板J10には、(0001)面もしくは(000−1)面内に線状欠陥である基底面転位J10aが形成されている。また、SiC基板J10には、基板厚み方向に伸びるマイクロパイプ欠陥や螺旋転位J10bなどの線状欠陥も形成されている。このため、この上にSiC膜をエピタキシャル成長させようとすると、図6(b)に示すように、ガス中に含有させたClによるエッチング作用により、基底面転位J10aや螺旋転位J10bなどの線状欠陥の先端位置においてSiC基板J10の表面が部分的に除去される。したがって、図6(c)に示すように、SiC基板J10上に形成されるSiC膜J11に積層欠陥J11aおよび積層欠陥J11bが形成されてしまう。この積層欠陥J11aおよび積層欠陥J11bは、広範囲に形成される面欠陥であることから、SiC膜J11中に存在するとデバイス性能を悪化させてしまう。
なお、特許文献1に示すように(11−20)面を用いる場合には、マイクロパイプ欠陥や螺旋転位などの欠陥がSiC基板の表面からあまり露出していないし、Clを含有するガスを用いていないため、上記の問題は発生しない。しかしながら、(0001)面または(000−1)面のSiC基板を用いつつ、高速成長可能とするためにClを含有するガスを用いる場合には、上記の問題が発生する。特に、(0001)面または(000−1)面のSiC基板は、最稠密面であるため、積層欠陥ができ易い。
本発明は上記点に鑑みて、エピタキシャル成長によるSiC膜中の積層欠陥を抑制できる構造を有する半導体基板およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、表面がc面のフラット面となるオン基板もしくはc面に対して所定のオフ角を有するオフ基板とされたSiC基板(10)を用意する工程と、該SiC基板の表面にn型SiCをエピタキシャル成長させることでSiC膜(11)を形成する工程とを含む半導体基板の製造方法において、SiC膜を形成する工程は、エピタキシャル成長を行う成長炉内にSiC基板を配置したのち、炉内に、SiC原料となるSi原料およびC原料に加えてエッチングガス原料となるClを含む混合ガスとn型のドーパント源となるV族元素に加えてp型のドーパント源となるIII族元素を含むガスを導入し、SiC基板の表面におけるSiC基板との境界位置に、V族元素に加えてIII族元素を含みつつn型とされた被覆層(11a)を形成する工程と、被覆層を形成したのち、III族元素を含むガスの供給をやめてSiC膜の残部を形成する工程と、を含んでいることを特徴としている。
このように、SiC膜の形成初期時に混合ガスにIII族元素を含むガスを含有させている。このため、非特許文献1、2のようにClがIII族元素と結合し、Clによるエッチング効果が抑制される。これにより、螺旋転位(10b)などの欠陥の先端位置でSiC基板が部分的に除去されることが抑制され、表面の平坦性が確保される。そして、III族元素が含まれた被覆層がSiC基板の表面に形成される。
また、被覆層が形成されることでSiC基板の表面が覆われたら、その後はIII族元素を含むガスを導入しなくても、螺旋転位などの線状欠陥の先端においてSiC膜が部分的に除去されることを抑制できる。したがって、被覆層の表面においては、III族元素をほとんど含まずにV族元素が含まれたn型SiCによってSiC膜が構成され、SiC基板の表面に積層欠陥が抑制されたSiC膜を形成した半導体基板を製造することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
本発明の第1実施形態にかかる半導体基板の製造に用いるCVD装置の断面構成を示す図である。 半導体基板の製造中の様子を示した断面図である。 製造した半導体基板を用いて作製したプレーナ型の縦型MOSFETの断面図である。 製造した半導体基板を用いて作製した縦型のSBDの断面図である。 製造した半導体基板を用いて作製したジャンクションバリアダイオード(以下、JBSという)の断面図である。 従来方法によって半導体基板を製造した場合の様子を示した断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。まず、図1を参照して、本実施形態にかかるSiC基板10の表面にSiC膜11を成膜してなる半導体基板の製造に用いられるCVD装置について説明する。
図1に示すCVD装置1は、容器を構成するフード2内にSiC単結晶で構成されたSiC基板10を設置し、SiC原料ガスを含む混合ガス3aをフード2内に導入することで、CVD法によりSiC基板10の表面にSiC膜11を成膜する装置である。
具体的には、CVD装置1は、フード2、ガス供給源3、サセプタ4、回転体5、外周ヒータ6および内部ヒータ7等を備え、混合ガス3aをフード2の上方から下方に向けて流す縦型の炉構造とされている。なお、成長炉の構成は縦型に限らず、横型の炉構造であっても良い。
フード2は、例えば中空円筒形状を成した炉であり、サセプタ4よりも上方位置には導入口2aが備えられ、この導入口2aを通じて、フード2の内部にガス供給源3より混合ガス3aを導入する。また、フード2のうちサセプタ4よりも下方位置には排出口2bが備えられており、この排出口2bを通じて混合ガス3aのうちの未反応ガスなどを排出する。
ガス供給源3は、混合ガス3aを導入口2aよりフード2内へ供給する。混合ガス3aは、SiおよびCを含有するSiC原料ガスにエッチングガスを混合したものであり、必要に応じてキャリアガスも混合される。例えば、SiC原料ガスとしては、シラン(SiH4)などのシラン系ガスとプロパン(C38)等の炭化水素系ガスに加えて、HClなどのClを含むエッチングガスを混合した混合ガスを用いている。また、混合ガス3aにおけるSi原料ガスおよびエッチングガスとして、Si原料に対してエッチングガス原料となるClを含んだガスを用いても良い。例えば、このようなガスとしては、トリクロロシラン(SiHCl3)、ジクロロシラン(SiH2Cl2)、トリクロロメチルシラン(Ch3SiCl3)、四塩化珪素(SiCl4)等のシラン系ガスが挙げられる。また、キャリアガスとしては、水素(H)、ヘリウム(He)、アルゴン(Ar)などが挙げられる。
さらに、混合ガス3aには、窒素(N)、アンモニア、ホスフィンなどのn型不純物のドーパント源となるV族元素を含むガス、および、ボロン(B)やアルミニウム(Al)などのp型不純物のドーパント源となるIII族元素を含むガスも含められる。例えば、nチャネル型のMOSFETを形成するための半導体基板を製造する場合、n型のSiC基板10の上にn型のドリフト層を構成するSiC膜11を形成することになる。この場合、基本的には、SiC膜11のドーパントとしてV族元素を含むガスを混合ガス3a中に含めることで、SiC膜11をn型SiCで構成する。更に、本実施形態の場合、SiC膜11の形成初期時にIII族元素を含むガスも混合ガスとして導入することで、SiC膜11の導電型をn型に維持しつつ、欠陥低減が図れるようにしている。この欠陥低減効果が得られる理由については後で詳細に説明する。
なお、ガス供給源3については、初めから混合ガス3aとしている必要はなく、供給経路の途中で混合ガス3aとされる構造であっても良い。例えば、ガス供給源3を複数種のガスが別々に導入されるものとし、そのそれぞれとフード2とをつなぐ導入管がフード2に至る前で連結されるようにすることで、フード2に導入される際に混合ガス3aが構成されるようにすることができる。
サセプタ4は、SiC基板10の表面にSiC膜11を成膜する際に、SiC基板10を搭載して支持する部材であり、本実施形態では円盤状部材によって構成されている。
回転体5は、中央が円形状に開口させられた開口部5aを有する円形部材で構成されており、中心軸を回転中心として回転可能に構成されている。例えば、回転体5は図示しないモータに連結されており、モータによって回転体5が回転させられるようになっている。サセプタ4は、この回転体5の開口部5a内に嵌め込まれることで回転体5と一体化され、SiC膜11の成膜時には回転体5と共に回転させられる。これにより、サセプタ4の上に搭載されたSiC基板10が基板表面に対する法線方向を回転軸として回転させられ、混合ガス3aが偏り無く基板表面全面に供給されるようになる。
外周ヒータ6は、フード2の外周に配置され、誘導加熱によってフード2内を加熱する。これにより、混合ガス3aを加熱分解した状態でSiC基板10に供給することができる。
内部ヒータ7は、サセプタ4の裏面、つまりサセプタ4のうちSiC基板10の搭載面と反対側の面に対向するように配置され、サセプタ4の裏面側からサセプタ4、SiC基板10およびフード2内を加熱する。
このような構成により、CVD装置1が構成されている。次に、図1〜図2を参照してCVD装置1を用いた半導体基板の製造方法について説明する。
まず、サセプタ4の表面を搭載面として、搭載面上にSiC基板10を搭載する。SiC基板10としては、主表面がc面、つまり面方位が(0001)面もしくは(000−1)面とされた単結晶SiCで、結晶多形が六方晶(4H、6H)、菱面体(15R)のいずれかで構成されたものを用いている。SiC基板10には、表面が(0001)面もしくは(000−1)面に平行なフラット面とされたオン基板を用いても良いが、表面がこれらの面に対してオフ角を有したオフ基板を用いれば、SiC膜11をステップフロー成長させ易くなる。
続いて、外周ヒータ6を用いてフード2内を加熱しつつ、ガス供給源3からSiC原料ガスにエッチングガスおよびn型不純物のドーパント源となるIII族元素を含むガスを含む混合ガス3aをフード2内に供給し、必要に応じてキャリヤガスも同時に導入する。また、回転体5を回転させることでサセプタ4を回転させる。
これにより、導入口2aよりフード2内に混合ガス3aなどが導入されたのち、外周ヒータ6および内部ヒータ7によって加熱分解された状態でサセプタ4上のSiC基板10に供給され、その後、混合ガス3aのうちの未反応ガスが排出口2bを通じて排出される。そして、このようにして混合ガス3aがSiC基板10の表面に供給されると、それに基づいてCVD法によりSiC膜11がエピタキシャル成長させられる。そして、サセプタ4を回転させていることから、SiC膜11中における不純物濃度が均一化されたSiC膜11が成長させられる。
このとき、混合ガス3aの導入初期時、つまりSiC膜11の形成初期時には、混合ガス3aにIII族元素を含むガス、例えばトリメチルアルミニウム(TMA)やジボランを含有させている。混合ガス3a中におけるIII族元素を含むガスの含有率は、V族元素を含むガスの含有率と比較して、V族元素の方がIII族元素よりも格子位置置換割合が高くなるように調整している。また、炉内の温度を1500〜1700℃、雰囲気圧力を1.33×102〜9.3×104Pa(1〜700Torr)としている。そして、SiC膜11中のn型不純物が1×1018cm-3以下、SiC膜11をドリフト層とする場合には好ましくは1×1018cm-3以下となり、p型不純物が1×1013〜1×1018cm-3となるように、III族元素やV族元素を含むガスの含有量を調整している。
SiC基板10の表面が(0001)面もしくは(000−1)面もしくはこれらの面に対しオフ角を有するとされていることから、図2(a)に示すように、SiC基板10には基底面転位10aや螺旋転位10bなどの欠陥が存在した状態になっている。図2(a)はオフ角を有する場合を図示しており、この場合、基底面転位10aや螺旋転位10bの先端位置がSiC基板10の表面で終端した状態になっている。
このため、混合ガス3aに単にHClなどのClを含むエッチングガスを混合しただけであれば、上記した図6(b)に示したようにSiC基板J10の表面が部分的に除去される。つまり、ガス中に含有させたClによるエッチング作用により、基底面転位10aや螺旋転位J10bなどの線状欠陥の先端位置においてSiC基板J10の表面が除去される。
具体的には、混合ガス3aの導入初期には、ガス導入が安定するまでSiC原料ガスの導入量が十分でないため、SiCの構成元素のデポジション量よりもClによるエッチング量の方が優位となる。したがって、欠陥の先端においてSiC基板の表面が部分的に除去されて凹み、これが起点となってSiC膜に積層欠陥が形成されることになる。
これに対して、本実施形態では、SiC膜11の形成初期時に混合ガスにIII族元素を含むガスを含有させている。このため、図2(b)に示したように、ClがIII族元素(混合ガスにTMAを含ませる場合にはAl)と結合し、Clによるエッチング効果が抑制される。これにより、基底面転位10aや螺旋転位10bなどの欠陥の先端位置でSiC基板10が部分的に除去されることが抑制され、表面の平坦性が確保される。そして、図2(c)に示すように、III族元素が含まれた被覆層11aがSiC基板10の表面に形成される。この被覆層11aは、p型不純物が含まれているものの、p型不純物よりもn型不純物の方の濃度が高いため、n型SiCとなっている。被覆層11aの厚さについては特に制限は無いが、表面の平坦性が確保され、かつ、デバイス特性の影響を少なくできるように、できるだけ薄い方が良く、例えば0.1μm以下の厚さ(ただし、原子層分の厚み以上)とすると好ましい。被覆層11a中におけるIII族元素の不純物濃度については一定でなくても良く、SiC基板10から離れるに従って徐々に低下させても良い。
また、被覆層11aを含むSiC膜11中においては、SiC基板10に存在していた螺旋転位10bが引き継がれることで螺旋転位11bが形成されたり、基底面転位10aが変換されて刃状転位11cとなった欠陥が形成されるだけになる。
これら螺旋転位10bや刃状転位11cは、線状欠陥であり、部分的にデバイス特性を劣化させる可能性があるものの、積層欠陥のような広範囲に形成される面欠陥ではないため、デバイス特性に大きな影響を与えるものではない。特に、螺旋転位10bなどはSiC基板10の製造用のインゴット作製時に形成されるものであり、その欠陥密度はインゴットを成長させる際の種結晶の影響が大きいが、近年では種結晶の欠陥密度の大幅な低減が図られている。したがって、SiC基板10に存在している螺旋転位10bなどの欠陥が少なく、尚更にデバイス特性への影響は少ないため、(0001)面もしくは(000−1)面を用いる場合の効果の方が大きい。すなわち、単一結晶多形で品質が良いSiC基板10が得られるし、c面である(0001)面もしくは(000−1)面をデバイス形成に用いると絶縁破壊電圧を高くできる。
また、被覆層11aが形成されることでSiC基板10の表面が覆われたら、その後はIII族元素を含むガスを導入しなくても、螺旋転位11bなどの先端においてSiC膜11が部分的に除去されることを抑制できる。つまり、被覆層11aが形成された後には、ガス導入が安定しており、SiC原料ガスの導入量も十分となって、SiCの構成元素のデポジション量の方がClによるエッチング量よりも優位となり、SiC膜11が欠陥の先端位置において部分的に除去されなくなる。したがって、被覆層11aの表面においては、図2(d)に示すように、III族元素をほとんど含まずにV族元素が含まれたn型SiCによってSiC膜11が構成されることになる。
以上のようにして、SiC基板10の表面に積層欠陥が抑制されたSiC膜11を形成した半導体基板を製造することができる。このような半導体基板、つまりSiC基板10の表面を受け継いで表面がc面である(0001)面もしくは(000−1)面とされたSiC膜11に対して、SiC膜11にSBDやプレーナ型の縦型デバイスを形成することで、絶縁破壊電圧を高くできる。そして、SiC膜11中に存在する欠陥も、デバイス特性に大きな影響を与える積層欠陥ではなく、螺旋転位11bなどの線状欠陥であるため、特性が良好なSiCデバイスを製造することが可能となる。
次に、上記のようにして形成した半導体基板の適用例について説明する。
(第1適用例)
上記第1実施形態に示した半導体基板を図3に示すようなプレーナ型の縦型MOSFET20に適用することができる。図3に示されるように、SiC基板10によって構成されるn+型基板21の主表面上にSiC膜11によって構成されるn型ドリフト層22が形成されている。n型ドリフト層22の表層部には、図3に示す断面において複数に分離するようにp型ベース領域23が形成されている。このp型ベース領域23内における該p型ベース領域23の表層部にはp+型のコンタクト領域25が形成されていると共に、n+型ソース領域26、27が備えられている。コンタクト領域25およびn+型ソース領域26、27は、p型ベース領域23内において終端させられている。p型ベース領域23のうちn型ドリフト層22とn+型ソース領域26、27との間に位置する部分の表面をチャネル領域として、コンタクト領域25はn+型ソース領域26、27を挟んでチャネル領域と反対側に配置されている。
p型ベース領域23のうちのチャネル領域が形成される部分を含めてn型ドリフト層22などの表面にはゲート酸化膜28が形成されている。ゲート酸化膜28の表面には、例えば、n型不純物(例えばPやN)をドーピングしたポリシリコンからなるゲート電極29が配置されている。

また、ゲート電極29およびゲート酸化膜28を覆うように、例えばBPSGからなる層間絶縁膜30が形成されている。この層間絶縁膜30およびゲート酸化膜28には、n+型ソース領域26、27に繋がるコンタクトホール30aや図示しないがゲート電極29に繋がるコンタクトホールなどが形成されている。そして、コンタクトホール30aを通じてn+型ソース領域26、27に電気的に接続されたソース電極31や別段面においてゲート電極29に電気的に接続されたゲート配線が備えられている。さらに、n+型基板21の裏面側には、ドレイン電極32が形成されている。
このようにして、プレーナ型の縦型MOSFET20が構成されている。このようなプレーナ型の縦型MOSFET20におけるn+型基板21およびn型ドリフト層22をSiC基板10およびSiC膜11で構成することができ、積層欠陥が抑制されたエピ基板を用いて、絶縁耐圧が高くデバイス特性の良好な縦型MOSFET20とすることが可能となる。
(第2適用例)
上記第1実施形態に示した半導体基板を図4に示すようなSBD40に適用することができる。図4に示すように、SiC基板10によって構成されるn+型基板41の主表面上にn+型基板41よりも低い不純物濃度とされたSiC膜11で構成されるn型ドリフト層42が形成されている。これらn+型基板41およびn型ドリフト層42のセル部にSBD40が形成されている。
具体的には、n型ドリフト層42の表面には、セル部において部分的に開口部43aが形成されたシリコン酸化膜などで構成された絶縁膜43が形成されている。この絶縁膜43の開口部43aにおいてn型ドリフト層42と接触するようにショットキー電極44が形成されている。絶縁膜43に形成された開口部43aは、例えば円形状とされており、ショットキー電極44はこの円形状の開口部43aにおいてn型ドリフト層42にショットキー接続されている。そして、n+型基板41の裏面と接触するようにオーミック電極45が形成されている。これにより、SBD40が構成されている。
このようにして、SBD40が構成されている。このようなSBD40におけるn+型基板41およびn型ドリフト層42をSiC基板10およびSiC膜11で構成することができ、積層欠陥が抑制されたエピ基板を用いてデバイス特性の良好なSBD40とすることが可能となる。
(第3適用例)
上記第1実施形態に示した半導体基板を図5に示すようなJBS50に適用することができる。図5に示すように、SiC基板10によって構成されるn+型基板51の主表面上にn+型基板51よりも低い不純物濃度とされたSiC膜11で構成されるn型ドリフト層52が形成されている。これらn+型基板51およびn型ドリフト層52のセル部にJBS50が形成されている。
具体的には、n型ドリフト層52の表面に、開口部53aが形成された絶縁膜53が形成され、この絶縁膜53の開口部53aにおいてn型ドリフト層52と接触するようにショットキー電極54が形成されている。そして、n+型基板51の裏面と接触するようにオーミック電極55が形成されている。これらは、上記したSBD40に備えられた絶縁膜43、ショットキー電極44およびオーミック電極45と同様の構成とされている。
さらに、ショットキー電極54と接するように、n型ドリフト層52の表層部にはp型層56が形成されている。このp型層56により、p型層56およびn型ドリフト層52によるPN接合が構成され、JBS50が構成されている。例えば、p型層56は、セル部の外縁(ショットキー電極44の外縁)に沿うような円環状とされ、ショットキー電極54のうちn型ドリフト層52と接触する領域の中心に位置する円形状の中心部56aを中心として、同心円状に複数個(本実施形態では4個)の円環状部56b〜56eが配置された構成とされている。
このようにして、JBS50が構成されている。このようなJBS50におけるn+型基板51およびn型ドリフト層52をSiC基板10およびSiC膜11で構成することができ、積層欠陥が抑制されたエピ基板を用いてデバイス特性の良好なJBS50とすることが可能となる。
(他の実施形態)
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、SiC膜11の成長初期時において、混合ガス3a中にSiC原料やエッチング原料となるガスに加えて、III族元素やV族元素を含むガスをすべて同時にCVD装置1に導入している。しかしながら、基本的には、エッチング作用によってSiC基板10の表面において螺旋転位10bなどの欠陥の先端位置が部分的に除去されることを防げれば良い。このため、SiC原料およびエッチング原料となるガス、もしくは、これらのうちのいずれか一方の導入に先立ち、例えば1sec先行してIII族元素やV族元素を含むガスを導入するようにしても良い。
また、上記実施形態で示した被覆層11a中におけるn型不純物やp型不純物の濃度および被覆層11aの厚さ、さらには被覆層11aを形成する際のガスについては一例を示したに過ぎず、他の濃度、厚さおよびガスとしても良い。
また、c面である(0001)面や(000−1)面の半導体基板を用いて形成する素子として、プレーナ型の縦型MOSFET20、SBD40およびJBS50を例に挙げて説明した。これに対して、電流を基板厚み方向に対して流す縦型素子であれば、他の素子についても上記効果が得られる。例えば、縦型トレンチMOSFETや縦型IGBTについても上記効果が得られる。
また、SiC基板10およびSiC膜11を共にn型SiCとする場合について説明したが、SiC基板10をp型もしくはアンドープ、SiC膜11をn型とする場合においても、本発明を適用できる。例えば、縦型IGBTの場合、図3に示した縦型MOSFET20においてn+型基板21であった部分に代えて、コレクタ領域を構成するp+型基板とすればよい。この場合、n+型ソース領域26、27を構成するn型領域の部分は導電型は変わらず、エミッタ領域として機能することとなる。また、縦型MOSFET20における第1電極となるソース電極31や第2電極となるドレイン電極32がエミッタ電極やコレクタ電極となる。
なお、結晶の方位を示す場合、本来ならば所望の数字の上にバー(−)を付すべきであるが、電子出願に基づく表現上の制限が存在するため、本明細書においては、所望の数字の前にバーを付すものとする。
1 CVD装置
3 ガス供給源
3a 混合ガス
10 SiC基板
10a 基底面転位
10b 螺旋転位
11 SiC膜
11a 被覆層
11b 螺旋転位
11c 刃状転位

Claims (10)

  1. 表面がc面のフラット面となるオン基板もしくはc面に対して所定のオフ角を有するオフ基板とされた炭化珪素基板(10)を用意する工程と、該炭化珪素基板の表面にn型炭化珪素をエピタキシャル成長させることで炭化珪素膜(11)を形成する工程と、を含む半導体基板の製造方法において、
    前記炭化珪素膜を形成する工程は、
    前記エピタキシャル成長を行う成長炉内に前記炭化珪素基板を配置したのち、前記炉内に、SiC原料となるSi原料およびC原料に加えてエッチングガス原料となるClを含む混合ガスとn型のドーパント源となるV族元素に加えてp型のドーパント源となるIII族元素を含むガスを導入し、前記炭化珪素基板の表面における前記炭化珪素基板との境界位置に、V族元素に加えてIII族元素を含みつつn型とされた被覆層(11a)を形成する工程と、
    前記被覆層を形成したのち、前記III族元素を含むガスの供給をやめて前記炭化珪素膜の残部を形成する工程と、を含んでいることを特徴とする半導体基板の製造方法。
  2. 前記被覆層を形成する工程では、前記混合ガスに含まれる前記Si原料となるガスとしてシランを用いることを特徴とする請求項1に記載の半導体基板の製造方法。
  3. 前記被覆層を形成する工程では、前記混合ガスに含まれる前記Si原料となり、かつ、前記Clを含むガスとして、トリクロロシラン、ジクロロシラン、トリクロロメチルシラン、四塩化珪素のいずれかを用いることを特徴とする請求項1に記載の半導体基板の製造方法。
  4. 前記被覆層を形成する工程では、前記混合ガスに含まれる前記III族元素を含むガスとしてトリメチルアルミニウムまたはジボランを用いることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の半導体基板の製造方法。
  5. 表面がc面のフラット面となるオン基板もしくはc面に対して所定のオフ角を有するオフ基板とされた炭化珪素基板(10)と、
    前記炭化珪素基板の表面にエピタキシャル成長させられたn型炭化珪素にて構成される炭化珪素膜(11)と、を有し、
    前記炭化珪素膜における前記炭化珪素基板との境界位置には、n型のドーパントとなるV族元素に加えてIII族元素を含みつつ、n型とされた被覆層(11a)とされていることを特徴とする半導体基板。
  6. 前記被覆層は、厚みが0.1μm以下であることを特徴とする請求項5に記載の半導体基板。
  7. 前記III族元素はアルミニウムもしくはボロンであることを特徴とする請求項5または6に記載の半導体基板。
  8. 請求項5ないし7のいずれか1つに記載の半導体基板を用いて形成され、
    前記炭化珪素基板にて構成されるn型もしくはp型の基板(21)と、
    前記基板の表面に形成され、前記炭化珪素膜によって構成されたn型ドリフト層(22)と、
    前記n型ドリフト層内における該n型ドリフト層の表層部に形成されたp型ベース領域(23)と、
    前記p型ベース領域内における該p型ベース領域の表層部に形成されたn型領域(26、27)と、
    前記p型ベース領域のうち前記n型領域と前記n型ドリフト層との間に位置する部分の表面をチャネル領域として、前記チャネル領域の表面に形成されたゲート絶縁膜(28)と、
    前記ゲート絶縁膜の上に形成されたゲート電極(29)と、
    前記n型領域に電気的に接続された第1電極(31)と、
    前記基板の裏面側に形成された第2電極(32)と、を備えた縦型素子を有することを特徴とする炭化珪素半導体装置。
  9. 請求項5ないし7のいずれか1つに記載の半導体基板を用いて形成され、
    前記炭化珪素基板にて構成されるn型基板(41)と、
    前記n型基板の表面に形成され、前記炭化珪素膜によって構成されたn型ドリフト層(42)と、
    前記n型ドリフト層に電気的に接続されたショットキー電極(44)と、
    前記基板の裏面側に電気的に接続されたオーミック電極(45)と、を備えたショットキーバリアダイオードを有することを特徴とする炭化珪素半導体装置。
  10. 請求項5ないし7のいずれか1つに記載の半導体基板を用いて形成され、
    前記炭化珪素基板にて構成されるn型基板(51)と、
    前記n型基板の表面に形成され、前記炭化珪素膜によって構成されたn型ドリフト層(52)と、
    前記n型ドリフト層に電気的に接続されたショットキー電極(54)と、
    前記n型ドリフト層内において前記ショットキー電極と接触させられたp型層(56)と、
    前記基板の裏面側に電気的に接続されたオーミック電極(55)と、を備えたジャンクションバリアダイオードを有することを特徴とする炭化珪素半導体装置。
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