JP2016094232A - 米麦等包装用紙袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】 米麦等包装用紙袋の開口部を閉じる結び紐を容易に剥離できるようにすることにより、偽装流通を効果的に防止できるようにした米麦等包装用紙袋を得る。【解決手段】 紙筒2の下端を閉じて底部3を形成し、上端を開口部4とした包装袋本体5を平坦に折り潰し、平坦に折り潰した包装袋本体5の一方の面6の上端に、開口部4の幅より長い結び紐7を、その両端部7aが包装袋本体5の両側に突出するように開口部4に沿って接着してなり、米麦等の充填後、結び紐7を中心として開口部4が閉じるように巻き込み、巻き込み部の両側に突出している結び紐7の両端部7aを結ぶことにより開口部4を封緘する米麦包装用紙袋1であって、包装袋本体5の一方の面6の上端に接着した結び紐7は、剥離可能に疑似接着した。【選択図】 図1
Description
本発明は、生産農家において玄米等を包装し、玄米等の品質検査を経て保管から精米段階に至る物流に使用される米麦等包装用紙袋に関する。
農家において生産された米麦等は、生産農家で玄米等にされて規格された米麦等包装用紙袋で包装され、そして、玄米等の品質検査を受けた後、精米段階で米麦等包装用紙袋から玄米等が取り出され、精米等がなされて消費者に渡る。
玄米等の包装から、玄米等の品質検査を経て保管から精米段階に至る物流に使用される米麦等包装用紙袋は、品質検査時や流通の過程で開口部は閉じられているが、精米の段階で必ず開封される。このため、米麦等包装用紙袋の開口部は容易に開閉できることが求められている。
玄米等の包装から、玄米等の品質検査を経て保管から精米段階に至る物流に使用される米麦等包装用紙袋は、品質検査時や流通の過程で開口部は閉じられているが、精米の段階で必ず開封される。このため、米麦等包装用紙袋の開口部は容易に開閉できることが求められている。
従来、開口部を容易に開閉できるようにした米麦等包装用紙袋として、紙筒の下端を閉じて底部を形成し、上端を開口部とした包装袋本体を平坦に折り潰し、平坦に折り潰した包装袋本体の一方の面の上端に、開口部の幅より長い結び紐を開口部に沿って接着してなり、米麦等の充填後、前記結び紐を中心として開口部が閉じるように巻き込み、巻き込み部から両側に突出している前記結び紐の両端部を結ぶことにより開口部を封緘する米麦包装用紙袋(第一種紙袋)が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
上記米麦等包装用紙袋は、玄米等の品質検査を受けたときの品質表示は米麦等包装用紙袋に直接表記されており、品質表示されている米麦等包装用紙袋が包装されている米麦等の品質を保証する役割を果たしている。このため、精米段階で玄米等を取り出した後の米麦等包装用紙袋は偽装流通(再使用)を防止するため、廃棄処分といった処置が取られている。しかし、玄米等を取り出した後の米麦等包装用紙袋を完全な形で残しておくと、廃棄されずに偽装に使用されるといった懸念がある。
かかる懸念を解消するものとして、玄米等を取り出した直後、米麦等包装用紙袋から開口部を閉じる結び紐を取り去り、再封緘できないようにすることが考えられる。しかし、従来の米麦等包装用紙袋の開口部を閉じる結び紐は、包装袋本体の一方の面の上端に接着により固定されているため、包装袋本体の面からの紐を剥離するには、紙を破壊する強い力を要することになり、このため紐の剥離作業に大変な労力と手間がかかり、これが剥離作業を妨げる要因となって、玄米等を取り出した後、米麦等包装用紙袋をそのまま廃棄業者に渡してしまうこともあり得る。したがって、従来の米麦等包装用紙袋では偽装流通を効果的に防止することができないといった問題があった。
本発明の目的は、米麦等包装用紙袋の開口部を閉じる結び紐を容易に剥離できるようにすることにより、偽装流通を効果的に防止できるようにした米麦等包装用紙袋を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、紙筒の下端を閉じて底部を形成し、上端を開口部とした包装袋本体を平坦に折り潰し、平坦に折り潰した包装袋本体の一方の面の上端に、開口部の幅より長い結び紐を、その両端部が包装袋本体の両側に突出するように開口部に沿って接着してなり、米麦等の充填後、前記結び紐を中心として開口部が閉じるように巻き込み、巻き込み部の両側に突出している前記結び紐の両端部を結ぶことにより開口部を封緘する米麦等包装用紙袋であって、前記包装袋本体の一方の面の上端に接着した前記結び紐は、剥離可能に疑似接着されていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の、前記包装袋本体の一方の面の上端に剥離可能に疑似接着されている前記結び紐の接着強度は、0.7N〜2.5Nであることを特徴としている。
請求項1に記載の米麦包装用紙袋は、前記包装袋本体の一方の面の上端に接着した結び紐は剥離可能に疑似接着されているので、前記包装袋本体から結び紐を軽い力で容易に剥離することができ、作業者の過度の負担にならないことから、精米段階で玄米等を取り出した後における前記包装袋本体から結び紐を取り去る作業を無理なく実行することができることになり、玄米等を取り出した後の米麦等包装用紙袋の偽装流通を効果的に防止することができる。
請求項2に記載の米麦包装用紙袋は、請求項1に記載の、前記包装袋本体の一方の面の上端に剥離可能に疑似接着されている結び紐の接着強度は、0.7N〜2.5Nであるので、米麦包装用紙袋の搬送中、開口部の封緘作業中、包装後の輸送中に、前記結び紐が前記包装袋本体から剥がれるおそれがなく、また、前記包装袋本体から結び紐を軽い力で容易に剥離することができる。
以下、本発明に係る米麦包装用紙袋の実施の形態の一例を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る米麦包装用紙袋の実施の形態の一例を示す正面図である。
図1は本発明に係る米麦包装用紙袋の実施の形態の一例を示す正面図である。
本例の米麦包装用紙袋1は、紙筒2の下端を閉じて底部3を形成し、上端を開口部4とした包装袋本体5を平坦に折り潰し、平坦に折り潰した包装袋本体5の一方の面6の上端に、開口部の幅より長い結び紐7が、その両端部7aが包装袋本体5の両側に突出するように開口部4に沿って接着されている。
紙筒2の下端を閉じる底部3の形成にあっては、特に限定されるものではなく、従来の米麦包装用紙袋の底部の形状と変わるものではない。
また、平坦に折り潰した包装袋本体5の一方の面6の上端に接着した結び紐7は、剥離可能に疑似接着されている。この結び紐7の接着強度は、0.7N〜2.5Nであることが好ましく、1.0N〜2.0Nであることが特に好ましい。
接着強度が1.0N〜2.0Nであると、例えば、米麦包装用紙袋1の搬送中、開口部4の封緘作業中、包装後の輸送中に、通常の取り扱いでは結び紐7が包装袋本体5から簡単に剥がれるおそれがなく、また、結び紐7の剥離に際し、包装袋本体5の紙層の破壊を伴うことなく、包装袋本体5から結び紐7を軽い力で剥離できる
包装袋本体5の一方の面6に結び紐7を疑似接着する剥離性のある接着剤としては、ホットメルト接着剤、変性アクリル共重合体水性エマルジョン形接着剤、酢酸ビニル樹脂系エマルジョン形接着剤などが用いられる。
接着強度が1.0N〜2.0Nであると、例えば、米麦包装用紙袋1の搬送中、開口部4の封緘作業中、包装後の輸送中に、通常の取り扱いでは結び紐7が包装袋本体5から簡単に剥がれるおそれがなく、また、結び紐7の剥離に際し、包装袋本体5の紙層の破壊を伴うことなく、包装袋本体5から結び紐7を軽い力で剥離できる
包装袋本体5の一方の面6に結び紐7を疑似接着する剥離性のある接着剤としては、ホットメルト接着剤、変性アクリル共重合体水性エマルジョン形接着剤、酢酸ビニル樹脂系エマルジョン形接着剤などが用いられる。
また、包装袋本体5の一方の面6の開口部4の付近には、開封時に包装袋本体5から結び紐7を取り去ることを促す注意書8が表示されている。
このようにして構成された本例の米麦包装用紙袋1は、米麦等を充填した後、包装袋本体5の一方の面6の上端に疑似接着されている結び紐7を中心として開口部4が閉じるように巻き込み、巻き込み部の両側に突出している結び紐7の両端部7aを結ぶことにより開口部4を封緘する。そして、開封時には結んだ結び紐7を解くことにより開口部4を開封する。
そして、精米段階で玄米等を取り出した後に、包装袋本体5から結び紐7を取り去る際、結び紐7は包装袋本体5の一方の面6剥離可能に疑似接着されているので、包装袋本体5から結び紐7を軽い力で容易に剥離することができることになり、玄米等を取り出した後の米麦等包装用紙袋1の偽装流通を効果的に防止することができる。
また、本例では、包装袋本体5の一方の面6の開口部4の付近には、開封時に包装袋本体5から結び紐7を取り去ることを促す注意書8が表示されているので、開封時に、作業者に結び紐7を取り去ることを意識させ、結び紐7の取り忘れを防ぐことにより、米麦等包装用紙袋1の偽装流通を一層効果的に防止することができる。
1 米麦等包装用紙袋
2 紙筒
3 底部
4 開口部
5 包装袋本体
6 一方の面
7 結び紐
7a 両端部
8 注意書
2 紙筒
3 底部
4 開口部
5 包装袋本体
6 一方の面
7 結び紐
7a 両端部
8 注意書
Claims (2)
- 紙筒の下端を閉じて底部を形成し、上端を開口部とした包装袋本体を平坦に折り潰し、平坦に折り潰した包装袋本体の一方の面の上端に、開口部の幅より長い結び紐を、その両端部が包装袋本体の両側に突出するように開口部に沿って接着してなり、米麦等の充填後、前記結び紐を中心として開口部が閉じるように巻き込み、巻き込み部の両側に突出している前記結び紐の両端部を結ぶことにより開口部を封緘する米麦包装用紙袋であって、
前記包装袋本体の一方の面の上端に接着した前記結び紐は、剥離可能に疑似接着されていることを特徴とする米麦等包装用紙袋。 - 前記包装袋本体の一方の面の上端に剥離可能に疑似接着されている前記結び紐の接着強度は、0.7N〜2.5Nであることを特徴とする請求項1に記載の米麦包装用紙袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014231829A JP2016094232A (ja) | 2014-11-14 | 2014-11-14 | 米麦等包装用紙袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014231829A JP2016094232A (ja) | 2014-11-14 | 2014-11-14 | 米麦等包装用紙袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016094232A true JP2016094232A (ja) | 2016-05-26 |
Family
ID=56070518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014231829A Pending JP2016094232A (ja) | 2014-11-14 | 2014-11-14 | 米麦等包装用紙袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016094232A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20180343667A1 (en) * | 2016-02-02 | 2018-11-29 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Downlink control information detection method, downlink control information sending method, and apparatus |
-
2014
- 2014-11-14 JP JP2014231829A patent/JP2016094232A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20180343667A1 (en) * | 2016-02-02 | 2018-11-29 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Downlink control information detection method, downlink control information sending method, and apparatus |
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