JP2016093438A - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016093438A JP2016093438A JP2014233071A JP2014233071A JP2016093438A JP 2016093438 A JP2016093438 A JP 2016093438A JP 2014233071 A JP2014233071 A JP 2014233071A JP 2014233071 A JP2014233071 A JP 2014233071A JP 2016093438 A JP2016093438 A JP 2016093438A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lottery
- game
- unit
- advantageous
- given
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)
- Game Rules And Presentations Of Slot Machines (AREA)
Abstract
Description
これにより、当該演出において遊技者に上乗せ抽選が段階的に行われている様を感得させることができる。
本実施形態の説明において示す方向は、特に断りのない限り、遊技者が遊技機10に正対して視たときの方向、すなわち図1に示す遊技機10の正面図における方向とする。
また、以下の説明においては、特に断りのない限り、遊技機10には電源が投入され正常に動作していることを前提として説明する。
まず、本実施形態における遊技機10の概要について、図4を用いて説明する。
なお、図4は、遊技機10の機能ブロック図である。
また、遊技機10は、図柄表示手段(リールユニット50)と、遊技状態制御手段(遊技管理部110および報知制御部180)と、特典制御手段(特典付与部160)と、要素付与手段(要素付与部183)と、第一抽選手段(第一抽選部181)と、を備えている。
リールユニット50は、複数列に図柄を表示し、遊技の開始に応じて図柄の変動表示を始動し、当該遊技の終了までに変動表示を停止し、図柄の組合せから構成される停止パターンを停止表示する。
遊技管理部110および報知制御部180は、メイン基板100およびサブ基板200によって実行される遊技を、通常遊技状態または通常遊技状態より有利な有利遊技状態のいずれかに滞在させる。
特典付与部160は、有利遊技状態の延長または有利遊技状態への移行の少なくとも一方を特典として実行させる。
要素付与部183は、一の遊技において一または複数の要素を付与する。
第一抽選部181は、要素付与部183によって付与されている要素を消費し、消費するごとに抽選を行い、当該抽選の結果として特典の実行に用いられる値である有利値または要素の付与数のいずれかを決定する。
遊技機10は、第一抽選部181によって要素の付与数が決定されたとき、要素付与部183が当該付与数に相当する要素を新たに付与し、第一抽選部181が新たに付与された要素を消費して、さらに有利値または要素の付与数の抽選を行うことを特徴としている。
「有利遊技状態」および「有利値」は様々な態様を採りうるが、本実施形態においては「有利遊技状態」とはARTであり、「有利値」とはARTの遊技数をいう。すなわち、特典付与部160によって実行される特典である「有利遊技状態への移行」とはARTへの移行であり、「有利遊技状態の延長」とはいわゆるARTの上乗せである。
(i)「ART」と「ARTのセット数」
(ii)「ART」と「ARTのナビストック数」
(iii)「ART」と「ARTの獲得上限数」
(iv)「チャンスゾーン」と「チャンスゾーンの遊技数」
(v)「チャンスゾーン」と「チャンスゾーンに用いられる要素数(例えば、いわゆるバトル演出において敵キャラクターに与えるダメージ量)」
ここで、「チャンスゾーン」とは、ARTまたはボーナス遊技への移行確率が通常遊技より高確率となる遊技状態をいう。なお、「チャンスゾーン」は、ARTまたはボーナス遊技の移行確率が直接的に高くなる態様に限られない。例えば、ARTまたはボーナス遊技への契機となる入賞役の抽選確率が高くなる態様や、通常とは異なる方式でARTやボーナス遊技への移行が行われる態様(例えば、いわゆるバトル演出において敵キャラクターを倒した場合にARTまたはボーナス遊技が付与される)等の間接的な高確率状態も「チャンスゾーン」に含まれる。
すなわち、「有利遊技状態」を、獲得可能となる遊技媒体の数が、通常遊技状態において獲得可能となる遊技媒体の数より多くなるように設定されているARTとし、第一抽選部181(第一抽選手段)によって抽選される「有利値」には、ARTの遊技数が含まれていることが好ましい。
なぜならば、一般的に「ARTの遊技数」の増加と「チャンスゾーンの遊技数」の増加とを比べたときに、前者の方が遊技者の興趣を高める処理であり、この処理を好適に演出するために本発明を適用することが望ましいからである。
次に、遊技機10の外観について、図1〜図4を用いて説明する。
図1は、遊技機10の正面図である。図2は、リールユニット50の斜視図である。図3は、各リール52の外周に描かれている図柄の配列を示す図である。図4は、遊技機10の機能ブロック図である。
遊技機10は、前面を開口した直方体状の本体(図示せず)と、当該本体の左側縁側に対して回動開閉可能に軸支された前面扉12と、を備えている。
前面扉12には、中央パネル14と、BETボタン20と、MAXBETボタン22と、メダル投入口24と、スタートレバー26と、ストップボタン28と、精算スイッチ30と、メダル排出口32と、スピーカ34と、装飾ランプ36と、下皿38と、が配設されている。
また、ここで回動開始条件とはスタートレバー26が始動操作を受け付けるための前提条件であり、回動開始条件が成立する要件は種々想定される。
例えば、当該要件の一つは、メダル投入口24から所定のベット数だけメダルを投入することである。ここで所定のベット数とは、遊技機10が行う1回の遊技において、投入可能なメダル数の上限値をいう。本実施形態の遊技機10においては、所定のベット数が3枚に設定されている。
また、当該要件の一つは、遊技機10に貯留されているメダル枚数(いわゆるクレジット)をBETボタン20およびMAXBETボタン22の押下によって減算させ、減算させた値を所定のベット数に到達させることである。本実施形態において、BETボタン20は1回の押下でクレジットを最大で1つ減算させることができ、MAXBETボタン22は1回の押下でクレジットを最大で3つ減算させることができる。なお、BETボタン20およびMAXBETボタン22を押下しても、当該遊技におけるクレジットの減算値が所定のベット数に達している場合には、それを超えてクレジットを減算させることができない。
また、当該要件の一つは、メダル投入口24から投入したメダル数と、BETボタン20またはMAXBETボタン22の押下で減算したクレジット数と、の合算値が所定のベット数に到達することである。
また、当該要件の一つは、前回の遊技において再遊技が作動した場合においては、当該再遊技の作動に起因して遊技機10が再遊技処理を行うことである。この場合、遊技者がメダル投入やクレジット減算を行わずとも、自動的に回動開始条件が成立する。ここで述べた再遊技については、後に詳述する。
ここで遊技不能である場合としては、(i)前面扉12が開扉している場合、(ii)遊技機10に内蔵されているメダル払出装置70(図4参照)の中にメダルが無い場合、(iii)貯留されているクレジットに相当するメダルを、精算スイッチ30の押下に起因してメダル排出口32からメダルを排出する処理が行われている場合、等が挙げられる。
なお、本実施形態においてクレジットの上限は「50」に設定されており、クレジットが上限値を超えるメダル投入またはメダル付与がなされる場合、上限値を超えた分に相当するメダルがメダル排出口32から下皿38に払い出される。より詳細には、クレジットが上限値に到達するとメダルブロッカ(図示せず)が作動し、当該メダルブロッカが作動しているときにメダル投入口24からメダルが投入された場合、投入されたメダルがそのままメダル排出口32から排出される。また、クレジットの上限値を超えてメダルが付与された場合、付与されたメダル数に相当するメダルがメダル払出装置70から取り出され、メダル排出口32から排出される。
また、ここで回動停止条件とはリールユニット50の停止操作を受け付けるための前提条件であり、回動停止条件が成立する要件は種々想定される。
例えば、(i)回動停止条件のすべてのリール52の速度が所定の回動速度に到達する、(ii)回動開始から当該回動速度の到達に十分な時間が経過する、(iii)回動開始位置を基準として当該回動速度の到達に十分な回動角度に到達する、等が挙げられる。
ここで挙げたストップボタン28は遊技者の任意の順番で押すことも可能であるが、多くの遊技においてストップボタン28Lを最初に押下しないと特典が受けられない等のペナルティが付与される。従って、ART等の特定の遊技状態を除いて、遊技者はストップボタン28Lを最初に押下して遊技を進行させる。
回動停止条件は以上のように成立するので、遊技者はストップボタン28の停止操作を当該時間未満の間隔で行えない。
なお、本実施形態におけるストップボタン28は、LEDランプ(図示せず)を内包し、その周囲を透過性の部材で覆う構成となっている。そして、ストップボタン28は、LEDランプの点灯色で回動停止条件の成立の可否を遊技者に報知する仕様となっている。
ここでコマとは、リール52の外周(帯58)に示されている図柄の一つに対して与えられている領域をいい、1コマとは、一つの当該領域、または、一つの当該領域の上下方向の寸法をいう。本実施形態において、リール52の外周は21コマに等分されており、各コマにそれぞれ一つずつ図柄が配列されている(図3参照)。
なお、本実施形態においてリール52の停止とは、所定のコマを基準に1コマ未満の変動幅でリール52が揺動している状態も含むものとする。
演出表示装置16で表示される演出は、スピーカ34からの音声出力や装飾ランプ36の発光と連動しており、遊技者の興趣を好適に喚起させることができる。
また、演出表示装置16は、指令生成部170(図4参照)から通知される情報を表示出力することによって、特定の遊技を遊技者にとって有利な状態に遷移させることができる。当該機能については後に詳述する。
視認窓18の内部領域は透明部材で形成することによって、当該内部領域を介してリールユニット50の一部が視認可能にすると共に、リールユニット50を保護している。
また、視認窓18の外部領域は不透明部材(半透明部材や透明部材を着色した部材を含む)で形成されており、外部領域を介したリールユニット50の視認を困難としている。
リール52は、ドラム56の外周に帯58が貼られたものである。ドラム56は、その内側に内包されたステッピングモータ(図示せず)によって駆動されて回動する構成となっている。なお、当該ステッピングモータは、図4に図示するリール駆動部511、リール駆動部512、およびリール駆動部513の主要構成部品であり、図4に図示するメイン基板100(回動制御部150)からの制御信号に応じて動作する。
より詳細には、視認窓18の内部領域は縦方向に三コマ分の寸法となっている。また、各リール52は視認窓18の内部領域の縦方向に3個の図柄が収まるように停止制御され、遊技者は当該3個の図柄を視認窓18の内部領域を介して視認できるようになっている。すなわち、リール52が横方向に3つ配置されているので、各リール52が停止している場合において、遊技者が3個の図柄×3リール=9個の図柄を視認可能になっている。
また、リール52Lの上段と、リール52Cの中段と、リール52Rの下段に停止する図柄が形成する略直線(図1等において一点鎖線で示す)をラインL4と称す。リール52Lの下段と、リール52Cの中段と、リール52Rの上段に停止する図柄が形成する略直線(図1等において一点鎖線で示す)をラインL5と称す。
次に、本実施形態の遊技機10における遊技状態と内部抽選について図3〜図6を用いて説明する。
図3は、各リール52の外周に描かれている図柄の配列を示す図である。
図4は、遊技機10の機能ブロック図である。
図5は、遊技機10における遊技状態の遷移図である。
図6は、内部抽選部120が用いる抽選テーブルである。
なお、ここで述べる遊技状態や入賞役(条件装置130)は一例であり、必ずしも図示したものに限られない。
ここで入賞とは、入賞役が内部抽選部120によって抽選され、その入賞役に対応している図柄の組み合わせが入賞ライン上に停止することをいう。
ここで再遊技とは、次の遊技をメダル投入に因らずに行うことができる特典に対応している入賞役が内部抽選部120によって抽選され、その特典に対応している図柄の組み合わせが入賞ライン上に停止することをいう。
ここで入賞ラインとは、リールユニット50の回動方向に対して交差する略直線方向のいずれかであって遊技者に視認可能な位置に設けられているラインL1からラインL5のうち一又は複数に対して設定される。なお、本実施形態における入賞ラインは、ラインL1のみである。
上記のような構成になっているので、内部抽選部120によって入賞役が抽選されることは、その入賞役が入賞されることが許容される状態になると換言することができる。
なお、以下の説明において、内部抽選部120によって入賞役が抽選されることを「入賞役の当選」と表現する場合があるが、この表現は「入賞」の前提条件の少なくとも一部が満たされ、その入賞役に入賞されることが許容されていることを意味する。
メインモードM1〜M4には、それぞれ異なる抽選テーブルRT0〜RT3が割り当てられている。また、内部抽選部120は、その遊技において滞在しているメインモードに割り当てられた抽選テーブルを参照して各入賞役を抽選する。
また、サブモードS1〜S5は、サブ基板200によって実行される演出内容と密接に関わっており、それぞれ異なる態様の演出が割り当てられている。なお、本実施形態における各サブモードについて、メイン基板100(遊技管理部110)が各サブモードS1〜S5のいずれに滞在するかを管理する実施例で説明するが、この態様に限られない。例えば、後述する移行条件の成立をメイン基板100で制御し、当該移行条件の成立を契機として生成される制御信号に応じてサブ基板200が各サブモードを制御してもよい。
なお、図6に示す「条件番号」とは、各入賞役に対応して割り当てられている条件装置130の種別を示す番号であり、本実施形態における条件装置130には「00」〜「18」の19通りの種別が含まれる。
また、各抽選テーブルRT0〜RT3に割り振られている数値は、各入賞役に対応している抽選用乱数の基数であり、各抽選テーブルに割り振られている基数の合計はそれぞれ65536になっている。
(i)ストップボタン28Lを第1停止と規定している条件番号「11」の「押し順ベル」が当選しており、規定されたその押し順で押下されない場合
(ii)ストップボタン28Cを第1停止と規定している条件番号「12」の「押し順ベル」が当選しており、規定されたその押し順で押下されない場合
(iii)ストップボタン28Rを第1停止と規定している条件番号「13」の「押し順ベル」が当選しており、規定されたその押し順で押下されない場合
(i)ストップボタン28Cを第1停止、ストップボタン28Rを第2停止として規定している条件番号「02」の「移行リプレイ」が当選しており、規定されたその押し順で押下される場合
(ii)ストップボタン28Cを第1停止、ストップボタン28Lを第2停止として規定している条件番号「03」の「移行リプレイ」が当選しており、規定されたその押し順で押下される場合
(iii)ストップボタン28Rを第1停止として規定している条件番号「04」の「移行リプレイ」が当選しており、規定されたその押し順で押下される場合
(i)ストップボタン28Rを第1停止として規定している条件番号「09」の「赤7揃い」が当選しており、規定されたその押し順で押下される場合
(ii)ストップボタン28Rを第1停止として規定している条件番号「10」の「赤7揃い」が当選しており、規定されたその押し順で押下される場合
なお、上記のいずれかの場合において、各ストップボタン28を適切なタイミングで押下することにより、ラインL1〜L5のいずれかに「赤7」図柄が揃うようになっている。ここで「赤7」図柄とは、リール52Lにおける「LZ04」であり、リール52Cにおける「CZ04」であり、リール52Rにおける「RZ04」である。また、「赤7」図柄が揃ったときの停止パターンによって、遊技者は(i)の場合か(ii)の場合かを判別できるようになっている。
(i)ストップボタン28Lを第1停止として規定している条件番号「05」の「維持リプレイ」が当選しており、規定されたその押し順で押下されない場合
(ii)ストップボタン28Cを第1停止、ストップボタン28Lを第2停止として規定している条件番号「06」の「維持リプレイ」が当選しており、規定されたその押し順で押下されない場合
(iii)ストップボタン28Cを第1停止、ストップボタン28Rを第2停止として規定している条件番号「07」の「維持リプレイ」が当選しており、規定されたその押し順で押下されない場合
(iv)ストップボタン28Rを第1停止として規定している条件番号「08」の「維持リプレイ」が当選しており、規定されたその押し順で押下されない場合
従って、例えば「ベル溢し」については、その成立に対応している停止パターンが存在し、当該停止パターンの停止表示を契機として「ベル溢し」が判定される構成になっている。また、「維持リプレイ溢し」についても、その成立に対応している停止パターンが存在し、当該停止パターンの停止表示を契機として「維持リプレイ溢し」が判定されると共に、当該停止パターンも再遊技の作動の契機となっており、次回の遊技にて再遊技処理が実行される。
(i)内部抽選部120によって押し順が規定される入賞役に当選する。
(ii)規定された押し順で停止操作された場合に対応している条件装置130および当該押し順で停止操作されない場合に対応している条件装置130が重複して作動する。
(iii−a)規定された押し順で停止操作された場合、それに対応している停止パターン(一の停止パターン)を他方(他の停止パターン)より優先して視認窓18の内部領域に停止表示させるように、通常回動制御部151が各リール52を制御する。
(iii−b)規定された押し順で停止操作されない場合、それに対応している停止パターン(他の停止パターン)を他方(一の停止パターン)より優先して視認窓18の内部領域に停止表示させるように、通常回動制御部151が各リール52を制御する。
(iv)表示図柄判定部153が、(iii−a)または(iii−b)にて停止表示された停止パターンを判定する。
ただし、上述したように、変形例によっては「チャンスゾーン」であるサブモードS2が有利遊技状態となる態様も採りうる。すなわち、サブモードS1に比べてARTへの移行確率が高確率であるという点に着目すれば、サブモードS2は有利遊技状態ともいえる。
ここで「ART確定画面」とは、サブモードS4への移行を確定的にする表示演出である。より具体的には、「ART確定画面」が演出表示装置16に表示されている間には、以下の報知が行われることによって、メインモードM4への移行(サブモードS4への移行)を担保している。
(i)「移行リプレイ」が抽選されたとき、対応しているストップボタン28の押し順を報知して、メインモードM2からメインモードM3への移行(昇格)を促す。
(ii)「維持リプレイ」が抽選されたとき、その「維持リプレイ」に対応しているストップボタン28の押し順を報知して、メインモードM3からメインモードM2への移行(転落)を防止する。
(iii)「赤7揃い」が抽選されたとき、第1停止をストップボタン28Rとするように報知して、メインモードM3からメインモードM4への移行(昇格)を促す。
(iv)「押し順ベル」が抽選されたとき、その「押し順ベル」に対応しているストップボタン28の押し順を報知して、メインモードM3からメインモードM2への移行(転落)を防止する。
また、(i)から(iv)の報知に従う限りにおいて、サブモードS3において獲得可能となる遊技媒体の数は、サブモードS1またはサブモードS2(通常遊技状態)において獲得可能となる遊技媒体の数より多くなる。
なお、(i)から(iv)の報知は、報知制御部180によって制御される。報知制御部180の詳細については、後に詳述する。
なお、上述のように設定されているので、サブモードS4において獲得可能となる遊技媒体の数は、サブモードS1またはサブモードS2(通常遊技状態)において獲得可能となる遊技媒体の数より多くなる。
ただし、サブモードS4に滞在している最中に「ベル溢し」または「維持リプレイ溢し」が成立した場合には、メインモードM4からメインモードM2に移行(転落)するが、サブモードS4は規定の遊技数が消化されるまでサブモードS1に転落しないように設定されている。従って、サブモードS4に滞在している最中に、メインモードM4からメインモードM2に転落して、メインモードM3を経由してメインモードM4に再び昇格する場合もありうる。
(i)「維持リプレイ」が抽選されたとき、その「維持リプレイ」に対応しているストップボタン28の押し順を報知して、メインモードM4からメインモードM2への移行(転落)を防止する。
(ii)「赤7揃い」が抽選されたとき、第1停止をストップボタン28Rとするように報知する。
(iii)「押し順ベル」が抽選されたとき、その「押し順ベル」に対応しているストップボタン28の押し順を報知して、メインモードM4からメインモードM2への移行(転落)を防止する。
なお、(i)から(iii)の報知は、報知制御部180によって制御される。報知制御部180の詳細については、後に詳述する。
また、上記の(ii)の報知に従ってARTにて「赤7揃い」が成立した場合、その時点で滞在しているARTの遊技数を延長させる、いわゆる上乗せ処理の契機となる。
ただし、このような場合はサブモードS1に滞在しており、サブモードS4で行われる報知が行われないので、「押し順ベル」や「維持リプレイ」に当選した場合に、遊技者はその入賞役に対して規定されている押し順で停止操作しがたい。従って、サブモードS1に移行した後はメインモードM4に滞在していたとしてもそれを維持しがたく、数回程度の遊技が実行される間に「ベル溢し」「維持リプレイ溢し」が成立してメインモードM2に移行される。
例えば、「移行条件」の実施例としては(i)昇格に対応する入賞役に当選する(ii)特定の演出で成功する等が挙げられる。
また、「終了条件」としては(i)付与された遊技数を消化する(ii)転落に対応する入賞役に当選する等が挙げられる。
本実施形態では、サブモードS4またはサブモードS5において遊技媒体(メダル)の払出を多く受けることが遊技者の最大の関心事であり、サブモードS4に移行するプロセスにおいて遊技者の興趣を喚起させることが遊技機10の主な遊技性となる。
なお、本実施形態における特別演出は、いわゆるフリーズ中のリール回動演出を伴う演出である。ここでフリーズ中のリール回動演出とは、ストップボタン28(停止操作受付手段)の押下を許容しない状態(回動停止条件が不成立である状態)においてリール52が回動する演出をいう。この特別演出については、後に詳述する。
次に、遊技機10の機能構成について、主に図4を用いて説明する。ただし、先に説明した図1や図2に図示される構成要素についても言及するので適宜参照されたい。
なお、図4は、遊技機10の機能ブロック図である。
メイン基板100は、CPU(図示せず)、ROM(図示せず)またはRAM(図示せず)等の電子部品が実装されており、これらの電子部品や各種センサ等の間で授受するデータや制御信号の処理を実行することによって、遊技に関する各種機能を実現している。また、メイン基板100はリールユニット50やメダル払出装置70も制御している。
一方で、サブ基板200も、CPU(図示せず)、ROM(図示せず)またはRAM(図示せず)等の電子部品が実装され、情報処理によって各種機能を実現している点においてはメイン基板100と同様である。しかし、サブ基板200は、メイン基板100(指令生成部170)からの制御信号(サブ送信コマンド)によって制御されている点、および、演出表示装置16、スピーカ34または装飾ランプ36等の主に遊技に関する演出に用いられる周辺機器がその制御対象である点においてメイン基板100とは異なる。
(i)遊技不能である場合に、遊技を停止(中断)させる
(ii)前回の遊技において再遊技が成立している場合に、再遊技処理を行って回動開始条件を成立させる
(iii)回動開始条件が成立している場合に、始動操作センサ326を作動させて遊技者の始動操作を待機する
(iv)上述したメインモードの移行条件が成立した場合に、該当するメインモードに移行させる
(v)サブモードの移行条件が成立した場合に、該当するサブモードに移行させる
また、メダル処理部140は、特典付与部160によって付与されたメダル数に相当する値を、記憶しているクレジットに加算する。
記憶しているクレジットが上限値であるときに特典付与部160から特典としてメダルが付与された場合、メダル処理部140は、メダル払出部370を介してメダル払出装置70に働きかけて、超過したメダル数に相当するメダルを払い出させる。
また、メダル処理部140は、精算スイッチセンサ330が精算スイッチ30の押下を検知したとき、メダル処理部140はメダル払出部370を制御し、メダル払出装置70に蓄えられているメダルを払い出させる。
通常回動制御部151による通常回動制御および特別回動制御部152による特別回動制御については、後に詳述する。
なお、リール52の回動角度(移動コマ数)は、通常回動制御部151が出力したパルス信号の長さに比例して増大する。また、リール52の回動速度は、通常回動制御部151が出力したパルス信号の周波数に比例して増大する。
ここで特典とは、遊技者にとって好まれる遊技機10の遊技に関する恩恵をいう。より具体的には、以下の態様等が挙げられる。
(i)クレジットまたはメダルの増加処理
(ii)有利遊技状態への移行処理
(iii)有利遊技状態の延長処理
(iv)希少な確率の演出(いわゆるプレミアム演出)、または通常は秘匿されている遊技状態または遊技設定値を示唆する演出処理
(v)遊技機10で行う遊技と外部システム(例えばウェブサイト)とを連携させるために必要な種々のデータの付与処理
先に述べたサブモードS3、サブモードS4またはサブモードS5への移行は、ここでは(ii)に該当する特典である。すなわち、所定の条件を満たすとき、特典付与部160は遊技管理部110を制御してサブモードS3、サブモードS4またはサブモードS5に移行させることができる。
ランプ制御部220は、装飾ランプ36を制御する機能を有し、メイン基板100によって制御される遊技と連動して発光出力による演出を装飾ランプ36に実行させる。
スピーカ制御部230は、スピーカ34を制御する機能を有し、メイン基板100によって制御される遊技と連動して音声出力による演出をスピーカ34に実行させる。
また、指令生成部170は、その時点で滞在している遊技状態(サブモードS1〜S5)および報知制御部180からの制御信号に応じてストップボタン28の停止操作を報知する報知処理を演出表示装置16、装飾ランプ36、スピーカ34等に実行させる。
また変形例としては、指令生成部170はメイン基板100で成立した各条件に関する情報を制御信号に含めてサブ基板200に伝送する機能のみを有し、演出処理に関する抽選はサブ基板200が担う態様を採ってもよい。
より具体的には、報知制御部180は、サブモードS3やサブモードS4に滞在しており、かつ内部抽選部120によって押し順が定められている入賞役が抽選されたとき、その入賞役に対応する押し順を示す報知処理を、指令生成部170を介してサブ基板200を制御して各出力手段に実行させる。
なお、本実施形態においてはメイン基板100(報知制御部180)がサブ基板200を介して上記の各出力手段を制御して報知処理を実行させるように述べたが、この態様に限られない。例えば、メイン基板100が各出力手段を直接に制御して報知処理を実行させてもよい。
また、本実施形態においてはメイン基板100に報知制御部180が含まれる実施例で説明したが、この態様に限られない。例えば、メイン基板100ではARTへの移行契機(例えば「赤7揃い」の成立)とARTからの転落契機(例えば、ARTの遊技数が零となる)を管理しており、ART中の報知処理についてはサブ基板200が報知制御部180に相当する制御を実行する態様であってもよい。この場合、メイン基板100は、内部抽選部120によって抽選された入賞役を情報として含んでいる制御信号を指令生成部170からサブ基板200に伝送してもよい。
また、報知制御部180は、ARTが実行されている遊技(サブモードS4またはサブモードS5に滞在している遊技)において「赤7揃い」が成立し、かつストップボタン28Rを第1停止した場合、ARTの延長処理(ARTの遊技数の上乗せ処理)を実行する。より具体的には、報知制御部180は、当該遊技において、その時点で滞在している遊技状態に対して上乗せする遊技数を抽選で決定する。例えば、サブモードS4に滞在している場合にはサブモードS4の遊技数について、サブモードS5に滞在している場合にはサブモードS5の遊技数について、報知制御部180は上乗せ抽選を実行する。
そして、報知制御部180は、この抽選の結果を示す特別演出に関する制御信号を、指令生成部170を介して特別回動制御部152、演出表示制御部210、ランプ制御部220およびスピーカ制御部230に伝送し、リールユニット50、演出表示装置16、装飾ランプ36およびスピーカ34に特別演出を実行させる。
第一抽選部181は、演出表示装置16に表示される保証弾丸(要素)を消費し、消費するごとに抽選を行い、当該抽選の結果としてARTの遊技数または保証弾丸の追加数のいずれかを決定する。
第二抽選部182は、所定の条件を満たすとき、保証弾丸を消費せずにARTの遊技数または保証弾丸の追加数を抽選して決定する。
要素付与部183は、ARTが開始されるとき、または第一抽選部181もしくは第二抽選部182による抽選で保証弾丸の追加数が決定されたとき、保証弾丸を付与する。
また、要素付与部183によって付与される保証弾丸は、その遊技で全て消費するように以下説明するが、一部を後の遊技に持ち越して消費する態様であってもよい。
次に、遊技機10における遊技のメインフローについて、主に図7を用いて説明する。ただし、先に説明した図1または図4に図示される構成要素についても言及するので適宜参照されたい。
図7は、遊技機10における遊技のメインフローを示すフローチャートである。なお、図7における遊技開始処理(ステップS102)から遊技終了処理(ステップS136)までの一連の処理を実行することをもって一回の遊技とする。
また、本実施形態において「遊技に関連する演出」とは、図7に示すメインフローに含まれる処理(遊技のために実行される一連の処理)と連動して、またはこれらの処理を契機として実行され、遊技者が感得可能に出力される演出をいう。「遊技に関連する演出」に用いられる出力手段としては、例えば、演出表示装置16やスピーカ34や装飾ランプ36等が挙げられる。
ここで、当該遊技の前回遊技において「再遊技」が作動している場合(ステップS104のYES)、遊技管理部110は再遊技処理を実行し(ステップS110)、回動開始条件を成立させる(ステップS112)。ここで再遊技処理とは、メダルをベットすることなく回動開始条件を成立させることをいう。
ウェイト時間が経過するのを待ち(ステップS120のNO)、ウェイト時間が経過した後に(ステップS120のYES)、フリーズ中のリール回動演出を行う条件が成立しているか否かの判定を行う(ステップS122)。なお、本実施形態においてステップS122の判定が肯定される条件は、以下のとおりである。
(i)サブモードS3において「赤7揃い」に入賞し、サブモードS4が開始される
(ii)サブモードS4において「「赤7揃い」に入賞する
(iii)サブモードS5において「「赤7揃い」に入賞する
また、ステップS122の判定がNOの場合、またはステップS124の特別回動制御が終了した後、通常回動制御部151は通常回動態様でリールユニット50を制御する(ステップS126)。
ステップS128の判定において入賞している旨が判定された場合(ステップS130のYES)、特典付与部160は判定された入賞に対応している特典を付与し(ステップS132)、メダル処理部140は当該入賞に対するメダル処理を実行する(ステップS134)。
当該遊技を終了させて次回の遊技に移行する(ステップS136)。
次に、通常回動制御について、主に図8のフローチャートを用いて説明する。ただし、先に説明した図1または図4に図示される構成要素についても言及するので適宜参照されたい。
なお、図8は、通常回動制御の処理手順を示すフローチャートである。
ここで到達速度とは、通常回動制御部151または特別回動制御部152がリール駆動部511、512、513に与える制御上のパラメータであり、当該制御における所望の回動速度をいう。また、本実施形態における到達速度は、通常回動制御部151または特別回動制御部152がリール駆動部511、512、513に出力するパルス信号の周波数に依存して決まる。
なお、ステップS204の回動速度の定速判定は、既述のとおり、様々な態様を採ることができ、ここで示す態様は一例である。
また、ステップS206における回動停止条件の成立は、リールユニット50に含まれるすべてのリール52R、52C、52Lについて同時に行われる。
ここでステップS210の停止処理において、最大4コマまでリールが移動しうる制御(すべり制御)を行うため、停止操作センサ328の検知からリール52の停止までにはタイムラグが生じうる。なお、当該タイムラグは190ms以下となるように設定されている。
通常回動制御部151は、回動停止条件を成立させた状態で、停止操作センサ328が最後の停止操作(第3停止操作)を検知するまで(ステップS216の判定がNOであるとき)待機する。停止操作センサ328が第3停止操作を検知して通知されたとき(ステップS216の判定がYESであるとき)、通常回動制御部151は、第3停止操作に対応しているリール52を停止させる(ステップS218)
ステップS214またはステップS218の停止処理において、すべり制御が行われるのは、第1停止操作のときと同様である。
次に、特別回動制御とフリーズ中のリール回動演出について、図9および図10を用いて説明する。ただし、先に説明した図1または図4に図示される構成要素についても言及するので適宜参照されたい。
なお、図9は、特別回動制御の処理手順を示すフローチャートである。また、図10は、特別回動制御(フリーズ中のリール回動演出)と共に行われる表示演出を示す図である。
なお、本実施形態においては、当該演出が行われる前の遊技において成立した「赤7揃い」の入賞役の種別(条件番号「09」であるか条件番号「10」であるか)に起因して保証弾丸の初期の付与数が異なるようになっている。上述したように条件番号「09」である場合と条件番号「10」である場合とで異なる停止パターンとなる。すなわち、要素付与部183(要素付与手段)は、ARTが開始される遊技(一の遊技)の以前の遊技におけるリールユニット50(図柄表示手段)の停止パターンに起因して要素の付与数を決定するようになっている。
より具体的には、要素付与部183は、前回遊技で条件番号「09」の「赤7揃い」が成立した場合には30個の保証弾丸を付与し、前回遊技で条件番号「10」の「赤7揃い」が成立した場合には100個の保証弾丸を付与するようになっている。
なお、図10(a)は、ステップS304における演出表示装置16の表示態様を示しており、30個の保証弾丸が付与された旨を演出表示装置16の下段に表示している。
まず、無限抽選中であるか否かを判定する(ステップ308)。ここで無限抽選とは保証弾丸を消費せずに有利値または保証弾丸の追加を抽選する第二抽選部182による抽選をいい、第二抽選部182は無限抽選である限り繰り返し抽選を行うことができる。
無限抽選の開始条件は、様々な態様を採りうる。例えば、ARTの開始を開始条件としてもよいし、前回遊技の停止パターンが所定の停止パターンである旨を開始条件としてもよいし、それ専用の抽選に当選することを開始条件としてもよい。また、専用の抽選を行うタイミングは、フリーズ中のリール回動の事前であってもその最中であってもよい。なお、本実施形態における無限抽選の開始条件は、ここで挙げた何れの態様も採りうる。
また、無限抽選の停止条件も、様々な態様を採りうる。例えば、第二抽選部182による抽選がはずれ(抽選されたARTの遊技数が零)となることを停止条件としてもよいし、第二抽選部182による抽選結果が所定の結果となることを停止条件としてもよい。なお、本実施形態における無限抽選の停止条件は、要素付与部183によって保証弾丸の追加数が抽選されることとしている。
また、ステップS308の判定がNOの場合であって、保証弾丸が有るとき(ステップS312のYES)、保証弾丸を消費して(ステップS314)、第一抽選部181による抽選を行う(ステップS316)。
なお、本実施形態におけるステップS314で消費する保証弾丸の数は1つずつとして説明するが、これに限られなくてもよい。
なお、第一抽選部181(第一抽選手段)による抽選と第二抽選部182(第二抽選手段)による抽選とで決定されるARTの遊技数(有利値)の期待値が異なる場合、それぞれ個別の表示演出を伴うので、遊技者の興趣を段階的(断続的)に喚起させることができる。
第一抽選部181による継続抽選に当選した場合(ステップS330のYES)、要素付与部183は新たに保証弾丸を1つ付与し(ステップS332)、第一抽選部181は付与された保証弾丸を消費して抽選する(ステップS314およびステップS316)。
なお、ステップS332で付与される保証弾丸と、ステップS304で付与される保証弾丸と、を区別するために、演出表示装置16に表示させる際にそれぞれ異なる表示態様(例えば、色を変える等)としてもよい。
(i)複数とおり定められているリールユニット50(図柄表示手段)の変動表示パターンのいずれかを抽選によって決定する(変動表示抽選処理)
なお、本実施形態における変動表示抽選処理では、変動表示パターンA、変動表示パターンB、変動表示パターンCの3通りの変動表示パターンが抽選されうる。
(ii)変動表示抽選処理によって変動表示パターンC(一の変動表示パターン)が決定されたとき、保証弾丸の追加数(要素の付与数)を抽選して決定する(要素抽選処理)
(iii)変動表示抽選処理によって変動表示パターンAまたは変動表示パターンB(他の変動表示パターン)が決定されたとき、ARTの遊技数(有利値)を抽選によって決定する(有利値決定処理)
例えば、変動表示パターンAはリール回動なし(動作量が0コマ)、変動表示パターンBは逆方向に1コマ移動(動作量が1コマ)、変動表示パターンCは逆方向に1回転以上のリール回動を行って「赤7揃い」とする(動作量が21コマ以上)ように設定されている。
例えば、ラインL2に「赤7」が停止する停止パターンの場合には保証弾丸の追加数の期待値が小さく、ラインL5に「赤7」が停止する停止パターンの場合には保証弾丸の追加数の期待値が大きくなるような抽選を、第一抽選部181は実行してもよい。
これにより、各リール52の動作量に加えてその停止パターンによっても遊技者の興趣を喚起させることができる。
なお、ここでは図示しないが、ステップS320を経由して行われるステップS304において第二抽選部182による抽選で保証弾丸が追加された旨を演出表示装置16に表示する場合、図10(c)と同様に、下段で無限抽選中である旨を表示する。
また、ステップS310またはステップS316において変動表示パターンAが抽選された場合(ステップS322のNO)、各リール52を回動させずに、ステップS310またはステップS316において抽選されたARTの遊技数をさらに付与する(ステップS326)。
図10(d)は、ステップS326において第一抽選部181の抽選結果を表示する演出表示装置16の表示態様を示しており、保証弾丸が1個消費されて29個になった旨を演出表示装置16の下段に表示し、第一抽選部181による1回の抽選でARTの遊技数が「+1」された旨を演出表示装置16の上段に表示している。
換言すれば、ステップS306の判定が肯定される度に、第一抽選部181または第二抽選部182による抽選が繰り返し行われる。
上記の操作受付手段として、図1に図示しているMAXBETボタン22、BETボタン20またはスタートレバー26等を採用してもよいし、図示しない他の操作受付手段を別に設けてもよい。
上記の報知手段として、本実施形態においては演出表示装置16が用いられる態様で説明したが(図10(d)参照)、演出表示装置16と共に、または演出表示装置16に代わってスピーカ34や装飾ランプ36が用いられる態様を採ってもよい。
なお、上述の操作受付手段と報知手段は、第二抽選部182による抽選に対しても同様の処理を実行するので、第二抽選部182による抽選に対しても同じ効果を奏する。
要素付与部183(要素付与手段)は、第二抽選部182によって抽選された当該付与数に相当する保証弾丸を新たに付与し、第一抽選部181(第一抽選手段)は、第二抽選部182による抽選が終了した後に、付与された保証弾丸を消費してARTの遊技数を抽選して決定する。
特典付与部160(特典制御手段)は、第二抽選部182によって抽選されたARTの遊技数と第一抽選部181によって抽選されたARTの遊技数とを用いて特典を実行させる。
ここで第一抽選部181が抽選を止めるとは、特別演出が行われる遊技(一の遊技)における第一抽選部181の抽選が終了することをいう。すなわち、再び特別演出が行われるまで第一抽選部181が待機状態となることをいう。
(1)遊技または前記遊技に関連する演出を繰り返し実行させる制御手段と、複数列に図柄を表示し、前記遊技の開始に応じて前記図柄の変動表示を始動し、当該遊技の終了までに前記変動表示を停止し、前記図柄の組合せから構成される停止パターンを停止表示する図柄表示手段と、前記制御手段によって実行される前記遊技を、通常遊技状態または前記通常遊技状態より有利な有利遊技状態のいずれかに滞在させる遊技状態制御手段と、前記有利遊技状態の延長または前記有利遊技状態への移行の少なくとも一方を特典として実行させる特典制御手段と、一の前記遊技において一または複数の要素を付与する要素付与手段と、前記要素付与手段によって付与されている前記要素を消費し、消費するごとに抽選を行い、当該抽選の結果として前記特典の実行に用いられる値である有利値または前記要素の付与数のいずれかを決定する第一抽選手段と、を備え、前記第一抽選手段によって前記要素の前記付与数が決定されたとき、前記要素付与手段が当該付与数に相当する前記要素を新たに付与し、前記第一抽選手段が新たに付与された前記要素を消費して、さらに前記有利値または前記要素の前記付与数の抽選を行う遊技機。
(2)前記第一抽選手段による抽選の結果を遊技者に報知する報知手段と、前記遊技者の操作を受け付ける操作受付手段と、を備え、前記第一抽選手段は、前記要素付与手段によって付与された前記要素を、前記操作受付手段によって操作が受け付けられるごとに消費して抽選を行い、前記報知手段は、前記第一抽選手段による抽選の結果が生じるごとに当該抽選の結果を報知する(1)に記載の遊技機。
(3)所定の条件を満たすとき、前記要素を消費せずに前記有利値または前記要素の前記付与数を抽選して決定する第二抽選手段を備え、前記第二抽選手段は、前記要素の前記付与数が一回または複数回抽選されるまで抽選を繰り返し行い、前記要素付与手段は、前記第二抽選手段によって抽選された当該付与数に相当する前記要素を新たに付与し、前記第一抽選手段は、前記第二抽選手段による抽選が終了した後に、付与された前記要素を消費して前記有利値を抽選して決定し、前記特典制御手段は、前記第二抽選手段によって抽選された前記有利値と前記第一抽選手段によって抽選された前記有利値とを用いて前記特典を実行させる(1)または(2)に記載の遊技機。
(4)前記第一抽選手段は、前記一の遊技において、残存している前記要素が零であるとき継続抽選を行い、前記継続抽選に落選したとき、前記第一抽選手段は抽選を止め、前記継続抽選に当選したとき、前記要素付与手段は一または複数の前記要素を付与し、前記第一抽選手段は、前記要素付与手段によって付与された前記要素を消費して、さらに前記有利値または前記要素の前記付与数を抽選する(1)から(3)のいずれか一つに記載の遊技機。
(5)前記第一抽選手段による抽選と前記第二抽選手段による抽選とでは、決定される前記有利値の期待値が異なる(3)または(3)に従属している(4)に記載の遊技機。
(6)前記第一抽選手段は、複数とおり定められている前記図柄表示手段の変動表示パターンのいずれかを抽選によって決定する変動表示抽選手段と、前記変動表示抽選手段によって一の前記変動表示パターンが決定されたとき、前記要素の前記付与数を抽選して決定する要素抽選手段と、前記変動表示抽選手段によって他の前記変動表示パターンが決定されたとき、前記有利値を抽選によって決定する有利値決定手段と、を含んでいる(1)から(5)のいずれか一つに記載の遊技機。
(7)前記有利遊技状態において獲得可能となる遊技媒体の数が、前記通常遊技状態において獲得可能となる前記遊技媒体の数より多くなるように設定されており、前記第一抽選手段によって抽選される前記有利値には、前記有利遊技状態の遊技数が含まれている(1)から(6)のいずれか一つに記載の遊技機。
(a)前記要素付与手段は、前記一の遊技の以前の前記遊技における前記図柄表示手段の前記停止パターンに起因して前記要素の前記付与数を決定する(1)から(7)のいずれか一つに記載の遊技機。
12 前面扉
14 中央パネル
16 演出表示装置
18 視認窓
20 BETボタン
22 MAXBETボタン
24 メダル投入口
26 スタートレバー
28(28L、28C、28R) ストップボタン
30 精算スイッチ
32 メダル排出口
34 スピーカ
36 装飾ランプ
38 下皿
50 リールユニット
52(52L、52C、52R) リール
54 フレーム
56 ドラム
58 帯
70 メダル払出装置
L1、L2、L3、L4、L5 ライン
100 メイン基板
110 遊技管理部
120 内部抽選部
130 条件装置
140 メダル処理部
150 回動制御部
151 通常回動制御部
152 特別回動制御部
153 表示図柄判定部
160 特典付与部
170 指令生成部
180 報知制御部
181 第一抽選部
182 第二抽選部
183 要素付与部
200 サブ基板
210 演出表示制御部
220 ランプ制御部
230 スピーカ制御部
320 BETボタンセンサ
322 MAXBETボタンセンサ
324 メダル通過センサ
326 始動操作センサ
328 停止操作センサ
330 精算スイッチセンサ
370 メダル払出部
511、512、513 リール駆動部
Claims (7)
- 遊技または前記遊技に関連する演出を繰り返し実行させる制御手段と、
複数列に図柄を表示し、前記遊技の開始に応じて前記図柄の変動表示を始動し、当該遊技の終了までに前記変動表示を停止し、前記図柄の組合せから構成される停止パターンを停止表示する図柄表示手段と、
前記制御手段によって実行される前記遊技を、通常遊技状態または前記通常遊技状態より有利な有利遊技状態のいずれかに滞在させる遊技状態制御手段と、
前記有利遊技状態の延長または前記有利遊技状態への移行の少なくとも一方を特典として実行させる特典制御手段と、
一の前記遊技において一または複数の要素を付与する要素付与手段と、
前記要素付与手段によって付与されている前記要素を消費し、消費するごとに抽選を行い、当該抽選の結果として前記特典の実行に用いられる値である有利値または前記要素の付与数のいずれかを決定する第一抽選手段と、を備え、
前記第一抽選手段によって前記要素の前記付与数が決定されたとき、前記要素付与手段が当該付与数に相当する前記要素を新たに付与し、前記第一抽選手段が新たに付与された前記要素を消費して、さらに前記有利値または前記要素の前記付与数の抽選を行う遊技機。 - 前記第一抽選手段による抽選の結果を遊技者に報知する報知手段と、
前記遊技者の操作を受け付ける操作受付手段と、を備え、
前記第一抽選手段は、前記要素付与手段によって付与された前記要素を、前記操作受付手段によって操作が受け付けられるごとに消費して抽選を行い、
前記報知手段は、前記第一抽選手段による抽選の結果が生じるごとに当該抽選の結果を報知する請求項1に記載の遊技機。 - 所定の条件を満たすとき、前記要素を消費せずに前記有利値または前記要素の前記付与数を抽選して決定する第二抽選手段を備え、
前記第二抽選手段は、前記要素の前記付与数が一回または複数回抽選されるまで抽選を繰り返し行い、
前記要素付与手段は、前記第二抽選手段によって抽選された当該付与数に相当する前記要素を新たに付与し、
前記第一抽選手段は、前記第二抽選手段による抽選が終了した後に、付与された前記要素を消費して前記有利値を抽選して決定し、
前記特典制御手段は、前記第二抽選手段によって抽選された前記有利値と前記第一抽選手段によって抽選された前記有利値とを用いて前記特典を実行させる請求項1または2に記載の遊技機。 - 前記第一抽選手段は、前記一の遊技において、残存している前記要素が零であるとき継続抽選を行い、
前記継続抽選に落選したとき、前記第一抽選手段は抽選を止め、
前記継続抽選に当選したとき、
前記要素付与手段は一または複数の前記要素を付与し、
前記第一抽選手段は、前記要素付与手段によって付与された前記要素を消費して、さらに前記有利値または前記要素の前記付与数を抽選する請求項1から3のいずれか一項に記載の遊技機。 - 前記第一抽選手段による抽選と前記第二抽選手段による抽選とでは、決定される前記有利値の期待値が異なる請求項3または請求項3に従属している請求項4に記載の遊技機。
- 前記第一抽選手段は、
複数とおり定められている前記図柄表示手段の変動表示パターンのいずれかを抽選によって決定する変動表示抽選手段と、
前記変動表示抽選手段によって一の前記変動表示パターンが決定されたとき、前記要素の前記付与数を抽選して決定する要素抽選手段と、
前記変動表示抽選手段によって他の前記変動表示パターンが決定されたとき、前記有利値を抽選によって決定する有利値決定手段と、を含んでいる請求項1から5のいずれか一項に記載の遊技機。 - 前記有利遊技状態において獲得可能となる遊技媒体の数が、前記通常遊技状態において獲得可能となる前記遊技媒体の数より多くなるように設定されており、
前記第一抽選手段によって抽選される前記有利値には、前記有利遊技状態の遊技数が含まれている請求項1から6のいずれか一項に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014233071A JP6463089B2 (ja) | 2014-11-17 | 2014-11-17 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014233071A JP6463089B2 (ja) | 2014-11-17 | 2014-11-17 | 遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016093438A true JP2016093438A (ja) | 2016-05-26 |
JP6463089B2 JP6463089B2 (ja) | 2019-01-30 |
Family
ID=56070026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014233071A Active JP6463089B2 (ja) | 2014-11-17 | 2014-11-17 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6463089B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008295944A (ja) * | 2007-06-04 | 2008-12-11 | Sophia Co Ltd | スロットマシン |
JP2009172135A (ja) * | 2008-01-24 | 2009-08-06 | Abilit Corp | スロットマシン |
JP2013099402A (ja) * | 2011-11-08 | 2013-05-23 | Yamasa Kk | 遊技機 |
JP5500533B1 (ja) * | 2013-07-30 | 2014-05-21 | ネット株式会社 | 遊技機 |
JP5515103B1 (ja) * | 2013-03-26 | 2014-06-11 | 山佐株式会社 | 遊技機 |
-
2014
- 2014-11-17 JP JP2014233071A patent/JP6463089B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008295944A (ja) * | 2007-06-04 | 2008-12-11 | Sophia Co Ltd | スロットマシン |
JP2009172135A (ja) * | 2008-01-24 | 2009-08-06 | Abilit Corp | スロットマシン |
JP2013099402A (ja) * | 2011-11-08 | 2013-05-23 | Yamasa Kk | 遊技機 |
JP5515103B1 (ja) * | 2013-03-26 | 2014-06-11 | 山佐株式会社 | 遊技機 |
JP5500533B1 (ja) * | 2013-07-30 | 2014-05-21 | ネット株式会社 | 遊技機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6463089B2 (ja) | 2019-01-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6473603B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5236512B2 (ja) | スロットマシン | |
JP5476454B1 (ja) | 回胴式遊技機 | |
JP4773265B2 (ja) | 遊技台 | |
JP5461054B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6392262B2 (ja) | スロットマシン | |
JP6364324B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6362519B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6392261B2 (ja) | スロットマシン | |
JP6463089B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6364326B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6251211B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6358931B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6364327B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6364325B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6228528B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6283962B2 (ja) | スロットマシン | |
JP5341840B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6454092B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6480370B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6480372B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2022185975A (ja) | 遊技機 | |
JP2022179225A (ja) | 遊技機 | |
JP2022181127A (ja) | 遊技機 | |
JP4787375B2 (ja) | 遊技台 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20161129 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171023 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171031 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180529 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180724 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20181211 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20181228 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6463089 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |