JP2016092778A - 画像投影装置、画像投影方法及びプログラム - Google Patents

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善成 宮崎
Yoshinari Miyazaki
善成 宮崎
健吾 御厨
Kengo Mikuriya
健吾 御厨
貴彦 井上
Takahiko Inoue
貴彦 井上
亮一 古川
Ryoichi Furukawa
亮一 古川
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Abstract

【課題】画像コンテンツに合わせて、スクリーンの角度を任意に可変可能としながら、傾斜したスクリーンに画像を正確に投影させる。【解決手段】入力される画像信号に応じた光像を形成して出射する投影系11,21〜25と、投影系11,21〜25の出射する光像を投影して画像を表示する面の傾斜角度が可変可能なスクリーン(SP)と、スクリーン(SP)の投影面の傾斜角度を検出する角度センサ36と、検出した傾斜角度に基づいて投影系11,21〜25で形成する光像を補正するCPU26とを備える。【選択図】図5

Description

本発明は、例えば商店の売り場に設置して各種商品の紹介を行なう装置などに好適な画像投影装置、画像投影方法及びプログラムに関する。
従来、閲覧者に対し、印象を高めることができる映像出力装置搭載機器等を提供するべく、画像コンテンツの輪郭の形状に形成されたスクリーンに投影するようにした技術が各種提案されている。(例えば、特許文献1)
特開2010−150221号公報
上記特許文献に記載された技術を含めて、画像コンテンツの輪郭の形状に形成されたスクリーンは平板状に構成されており、一般的な画像コンテンツはいずれも平面のスクリーンに表示あるいは投影することを前提として構成されている。
ところで、例えば胸像のような人物の輪郭の形状を有するスクリーンを考えると、スクリーンが平板状ではなく、その胸像の人物の画像に対応した凹凸を形成した立体形状を有するものであれば、対応する画像コンテンツを投影した場合の訴求力、表現力がより増すものと考えられる。
しかしながら、さらにアテンション効果を高めるため、例えば、人物の画像に対応した凹凸を形成した立体形状のスクリーンに、人がお辞儀をする動作を投影させると、スクリーンの凹凸に対し、お辞儀動作の画像が対応しなくなり視聴者に違和感を与えてしまうという問題があった。
本発明は上記のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、画像コンテンツに合わせて、スクリーンの取付け角度を任意に可変可能としながら、傾斜したスクリーンに画像を正確に投影させることが可能なことが可能な画像投影装置、画像投影方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の一態様は、入力される画像信号に応じた光像を形成して出射する投影部と、上記投影部の出射する光像を投影して画像を表示する面の傾斜角度が可変可能なスクリーンと、上記スクリーンの投影面の傾斜角度に基づいて上記投影部で形成する光像を補正する投影画像駆動部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、画像コンテンツに合わせて、角度を任意に可変可能としながら、傾斜したスクリーンに画像を正確に投影させることが可能となる。
本発明の一実施形態に係るサイネージ装置の外観構成を示す斜視図。 同実施形態に係る図1のII−II線に沿ったサイネージ装置の断面構成を示す斜視図。 同実施形態に係るスクリーンパネルの断面構成を示す図。 同実施形態に係るスクリーンパネルの傾斜状態に応じた投影光の照射状態を示す図。 同実施形態に係るサイネージ装置の機能回路構成を示すブロック図。 同実施形態に係る動画投影時のCPUによる一連の処理内容を示すフローチャート。
以下、本発明をサイネージ装置に適用した場合の一実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るサイネージ装置10の外観構成を示す斜視図である。サイネージ装置10はプロジェクタ技術を用いた電子マネキンであり、装置ケーシングCSに接続された電源ケーブルCVを介して給電することにより動作する。装置ケーシングCS上面のトップボードTB前端側に、回動軸部RTに取付けられたパネルベースPBを介して、スクリーンパネル(スクリーン)SPが立設される。
このスクリーンパネルSPは、上記パネルベースPBと共に構成され、サイネージ装置10の回動軸部RTに対して着脱自在に装着されるもので、サイネージ装置10の本来は矩形の投影可能領域内に収まるように設置された、任意形状を有する半透過板状の部材である。ここでスクリーンパネルSPは、表面が立体的な凹凸を有する立体部SP1と、凹凸のない平板部SP2と、が上記パネルベースPBと一体となって構成されるものとする。
スクリーンパネルSPの一例として、例えば人型形状の立体部SP1において商品の説明員等の画像を投影する一方で、平板部SP2において当該商品自体の説明内容に関する各種画像を投影することが考えられる。
このスクリーンパネルSPに対し、上記装置ケーシングCSのトップボードTBの一部である透明部TB1を介して、後述するリアプロジェクション方式の投影光が背面下方側から投影されることで、画像を表示する。
上記パネルベースPBには複数の操作ボタンを合わせて投影するものとし、当該ボタン中のいずれかを閲覧者がタッチ操作した場合、装置ケーシングCS側のボード取付け基部に配列された、それぞれが指向性を有するライン状の赤外線センサアレイにより当該操作位置が検知可能となっている。
上記回動軸部RTは、図中に矢印A1で示すように回動自在な構造を有し、これに連れてスクリーンパネルSP全体を矢印A2で示すようにトップボードTB上に直立した状態から前後いずれの方向にも傾斜させることが可能であるものとする。
図2は、上記図1のII−II線に沿った、上記サイネージ装置10に設けられた主として投影光学系の構成を側面側から見た断面構成を示す図である。
投影部11から斜め上後方に向けて出射した投影光束LFは、凹曲面状の第1の全反射ミラー12Aで前下方に反射された後に、水平な第2の全反射ミラー12Bでさらに反射された後、斜め前上方に向かい、スクリーンパネルSP背面側の平板状のフレネルレンズ13に投射され、サイネージ装置10の接地面と平行な光束に偏向される。
フレネルレンズ13により偏向された投影光束LFは、スクリーンパネルSP前面側に位置し半透明で乳白色状の拡散性を有する拡散透過部14に投影される。
図3は、このスクリーンパネルSPの断面構成を上から見た図である。同図に示すように拡散透過部14が、立体部SP1ではその形状に従ってフレネルレンズ13と離間して空気層を有する一方で、平板部SP2では上記図2に示した如くフレネルレンズ13と近接した状態で形成される。
図4は、スクリーンパネルSPの傾斜状態に応じた投影光の照射状態を例示する図である。同図中に破線で示す、スクリーンパネルSPがトップボードTB上に直立した状態を仮に基準状態とする。
人型形状の立体部SP1を含むスクリーンパネルSPに投影する動画コンテンツは、画像データ、音声データ及び傾斜情報を含んでいる。
上記基準状態に比して、同図中に実線で示す如くスクリーンパネルSPを前傾させる動作をさせる場合、具体的には、動画コンテンツを、人型形状の立体部SP1を含むスクリーンパネルSPに投影する際、この動画コンテンツに含まれる画像データ中のお辞儀動作は、傾斜情報と関連づけて記憶されているため、スクリーンパネルSPに投影された人物のお辞儀動作が投影されると、このお辞儀動作に合わせて、人型のスクリーンパネルSPが、回動軸部RTを基準に所定角度回転して傾斜し、また基準状態に戻る。このように、人型のスクリーンパネルSPへのお辞儀画像の投影だけでなく、人型のスクリーンパネルSPの傾斜動作も連動して行うことで、なお一層アテンション効果を得ることができる。
その上記基準状態に比して、同図中に実線で示す如くスクリーンパネルSPを前傾させ、スクリーンパネルSPの正対方向を水平よりも下方に向けた(俯角を付した)動作をさせる場合には、スクリーンパネルSPの投影範囲が投影部11からより離れることになる。
より具体的には、スクリーンパネルSPの下辺に比して、同上辺の方がより投影部11から離れることになるため、投影光束LFが上記基準状態に比して上辺が下辺より小さくなるような台形補正を表示素子において施す必要がある。さらに、投影形状も上記基準状態に比して下辺側に圧縮されるような画像補正を表示素子において施す必要がある。
なお図4のお辞儀動作とは反対方向となる、スクリーンパネルSPが後傾した動作をする場合には、上記基準状態に比してスクリーンパネルSPの投影範囲が投影部11からより近付くことになるため、全体に投影形状を広げる必要がある。
より具体的には、スクリーンパネルSPの下辺に比して、同上辺の方がより投影部11に近付くことになるため、投影光束LFは上記基準状態に比して上辺が下辺より大きくなるような台形補正表示素子においてを施す必要がある。さらに、投影形状も上記基準状態に比して上辺側に伸長するような画像補正を表示素子において施す必要がある。
本実施形態では、回動軸部RTに例えばロータリエンコーダ等の傾斜角度センサを設けることで、スクリーンパネルSPの傾斜角度の方向と大きさを検出し、投影部11から出射する投影光束LFの画像補正と台形補正とを制御するものとする。
加えて本実施形態では、サイネージ装置10を設置する店舗等のオペレータが手動でスクリーンパネルSPの傾斜角度を設定できると共に、後述する如く投影すべき動画コンテンツに付帯された制御データに基づいて、さらに電動制御により、投影動作中のお辞儀動作を含むコンテンツのお辞儀動作に合わせてスクリーンパネルSPの傾斜角度を随時可変できるものとする。
次に図5によりサイネージ装置10の主として電子回路の機能構成を説明する。コンテンツメモリ20には予め動画コンテンツのデータ及びそれらコンテンツデータに対応したスクリーンパネルSPの傾斜角度等が記憶される。このコンテンツメモリ20に記憶される動画コンテンツのデータは、後述するCPU26により読出され、システムバスBSを介して投影画像駆動部21に送られる。また、傾斜角度は、スクリーン傾斜駆動部30に送られる。さらに、投影画像駆動部21により、スクリーンパネルSPの傾斜角度に応じて施された台形補正に対応して明るさ補正が行なわれる。
投影画像駆動部21は、送られてきた画像データに応じて、所定のフォーマットに従ったフレームレート、例えば120[フレーム/秒]と色成分の分割数、及び表示階調数を乗算した、より高速な時分割駆動により、表示素子であるマイクロミラー素子22を表示駆動する。
このマイクロミラー素子22は、アレイ状に配列された複数個、例えばWXGA(横1280画素×縦768画素)分の微小ミラーの各傾斜角度を個々に高速でオン/オフ動作して表示動作することで、その反射光により光像を形成する。
一方で、光源部23から時分割でR,G,Bの原色光が循環的に出射される。光源部23は、半導体発光素子であるLEDを有し、R,G,Bの原色光を時分割で繰返し出射する。光源部23が有するLEDは、広義でのLEDとして、LD(半導体レーザ)や有機EL素子を含むものとしても良い。
また、LEDから出射された光を蛍光体に照射することで励起される、元の光とは波長が異なる原色光を用いるものとしても良い。この光源部23からの原色光が、ミラー24で反射して上記マイクロミラー素子22に照射される。
そして、マイクロミラー素子22での反射光で光像が形成され、形成された光像が上記投影部11を介して、ここでは図示しない上記スクリーンパネルSPの背面側から投射される。
投影部11は、そのレンズ光学系中に合焦位置を可変するフォーカスレンズ、及び投影画角を可変するズームレンズを含む。これらフォーカスレンズ及びズームレンズは、レンズモータ(M)25の回動駆動によりレンズ光軸に沿ってそれぞれ移動することで、投影部11の出射する光像の合焦位置、投影画角がそれぞれ変化する。
人型形状を含むスクリーンパネルSPの傾斜角度に基づいて画像補正と台形補正と制御する投影画像駆動部21を備える。また、投影画像駆動部21は、スクリーンパネルSPの傾斜角度に基づいて投影部11の投影画角を可変すると共に、スクリーンパネルSPの傾斜角度に基づいて合焦位置を人型形状の顔の領域に合わせる。
上記各回路の動作すべてをCPU26が制御する。このCPU26は、メインメモリ27及びプログラムメモリ28と直接接続される。メインメモリ27は、例えばSRAMで構成され、CPU26のワークメモリとして機能する。プログラムメモリ28は、電気的書換可能な不揮発性メモリ、例えばフラッシュROMで構成され、上記CPU26が実行する動作プログラムや各種定型データ等を記憶する。
CPU26は、上記プログラムメモリ28に記憶されている動作プログラムや定型データ等を読出し、メインメモリ27に展開して記憶させた上で当該プログラムを実行することにより、このサイネージ装置10を統括して制御する。
上記CPU26は、操作部29からの操作信号に応じて各種投影動作を実行する。この操作部29は、サイネージ10の本体に備える、電源キーを含むいくつかの操作キーのキー操作信号、または上記パネルベースPBの一部に仮想的に投影するボタンへの操作を検出する、上記赤外線センサアレイからの検出信号を受付け、受付けた操作に応じた信号を上記CPU26へ送出する。
上記CPU26はさらに、上記システムバスBSを介してスクリーン傾斜駆動部30、音処理部31、無線LANインタフェース(I/F)32と接続される。
音処理部31は、PCM音源等の音源回路を備え、投影動作時に上記コンテンツメモリ20から読出されるコンテンツデータ中の音データをアナログ化し、スピーカ部33を駆動して放音させ、あるいは必要によりビープ音等を発生させる。
無線LANインタフェース32は、無線LANアンテナ34を介して図示しない最寄りの無線LANルータと接続し、データの送受を行なうもので、必要により上記コンテンツメモリ20に記憶すべきコンテンツデータ等を取得する。
スクリーン傾斜駆動部30は、ステッピングモータ(M)35及び角度センサ36と接続される。ステッピングモータ35は、上記回動軸部RTと連結されて、その回動角度を例えば1°単位で可変する。角度センサ36は、上述した如く回動軸部RTと連結されたロータリエンコーダ等の傾斜角度を検出するためのセンサである。
次に上記実施形態の動作について説明する。
なお以下に示す動作は、サイネージ装置10のオペレータの操作に対し、CPU26がプログラムメモリ28に記憶されている動作プログラムや定形データ等を読出し、メインメモリ27上に展開記憶させた上で実行するものである。プログラムメモリ28に記憶されている動作プログラム等は、このサイネージ装置10の工場出荷当時にプログラムメモリ28に記憶されていたものに限らず、適時オペレータの操作により上記無線LANインタフェース32を介して外部からバージョンアップ等のデータをインストールしたもの等も含むものとする。
また、説明を容易にするために、コンテンツメモリ20に記憶されている各動画コンテンツのファイルデータは、モーションJPEGのファイルデータのように、時間的に連続した複数の独立した静止画コンテンツから構成されているものとする。
図6は、サイネージ装置10で実行される、動画コンテンツの再生に係る動作を示すフローチャートである。
その動作当初にCPU26は、このサイネージ装置10のオペレータに対し、コンテンツメモリ20に記憶されている複数の動画コンテンツのデータファイル中から、その時点で装着されているスクリーンパネルSPの形状に合致したものを選択させることを促し、操作部29でその選択に関する操作を受付ける(ステップS101)。
この選択動作に対してCPU26は、選択された動画コンテンツに1:1に対応付けて記憶されているスクリーンタイプ形状の情報に基づき、同コンテンツメモリ20から明るさ補正のためのフィルタデータを読出す(ステップS102)。
ここでコンテンツメモリ20から読出すフィルタデータは、投影で用いる動画コンテンツを構成する個々の静止画コンテンツに対応し、スクリーンパネルSPの特に立体部SP1に該当するエリアにおいて、その凹凸形状の度合いに応じて各画素位置にある階調値を増減させる割合を記したファイルデータである。
こうしてコンテンツメモリ20からスクリーンパネルSPのタイプに対応したフィルタデータを読出した上で、CPU26は投影開始当初のスクリーンパネルSPの傾斜角度θs を、スクリーン傾斜駆動部30を介して角度センサ36により取得する(ステップS103)。
合わせてCPU26は、選択した動画コンテンツ中の静止画像の番号を特定するための変数nに初期値「1」を設定する(ステップS104)。
その後、その時点の変数nの値に基づいて動画コンテンツ中の「n」番目の静止画像をコンテンツメモリ20から読出して取得し(ステップS105)、取得した静止画像にさらにスクリーンパネルSPを傾斜させるための傾斜情報が付帯設定されているか否かを確認し(ステップS105)、付帯されていたか否かを判断する(ステップS106)。
ここで傾斜情報が付帯設定されていたと判断した場合(ステップS106のYes)、CPU26はその傾斜情報で示される角度θp 分だけスクリーン傾斜駆動部30を介してステッピングモータ35によりスクリーンパネルSPの傾斜角度を可変させる(ステップS107)。
合わせて、それまでの現行のスクリーンパネルSPの傾斜角度であったθs に、この可変角度θp を加算した結果を、新たなスクリーンパネルSPの傾斜角度θs として設定し直す(ステップS108)。
また上記ステップS106において取得した静止画像に傾斜情報が付帯設定されていなかったと判断した場合(ステップS106のNo)、CPU26は上記ステップS107,S108の処理を省略して、不要にスクリーンパネルSPをさらに傾斜させることはせず、その時点のスクリーンパネルSPの傾斜角度θs を維持する。
その後、直前の上記ステップS105で取得した画像を上記取得したフィルタデータを画像の対応する画素の階調値毎に乗算することで明るさに対する補正処理を実行した上で、この時点で設定されているスクリーンパネルSPの傾斜角度θs に基づいて画像の投影範囲を可変設定して、投影画像駆動部21、光源部23他の投影系を用いて投影させる(ステップS109)。
この際、上記図4で説明したスクリーンパネルSPがトップボードTB上に直立した基準状態から、傾斜角度θs により、スクリーンパネルSPが前傾し、スクリーンパネルSPの表示面となる拡散透過部14をフレンルレンズ13よりも下方に向けて設置している場合、投影部11からの投影光束LFはスクリーンパネルSPを構成するフレネルレンズ13で略平行な光束に変換されるものの、このフレネルレンズ13を出射する光束はフレネルレンズ13の面とは略垂直とはならず、上記基準位置から前傾している傾斜角分程度だけ上記基準状態に比してスクリーンパネルSPの上方にずれた光束となる。
したがってCPU26は、その角度のずれ量に応じてスクリーンパネルSPで投影させる画像を下方側に圧縮するよう上記投影画像駆動部21にて補正した投影動作を実行する。
また反対に、上記図4で説明したスクリーンパネルSPがトップボードTB上に直立した基準状態から、傾斜角度θs により、スクリーンパネルSPが後傾し、スクリーンパネルSPの表示面となる拡散透過部14をフレンルレンズ13よりも上方に向けて設置している場合、投影部11からの投影光束LFはスクリーンパネルSPを構成するフレネルレンズ13で略平行な光束に変換されるものの、このフレネルレンズ13を出射する光束はフレネルレンズ13の面とは略垂直とはならず、上記基準位置から後傾している傾斜角分程度だけ上記基準状態に比してスクリーンパネルSPの下方にずれた光束となる。
したがってCPU26は、その角度のずれ量に応じてスクリーンパネルSPで投影させる画像を上方側に伸長するよう上記投影画像駆動部21にて補正した投影動作を実行する。
加えてCPU26は、上述した如く投影部11とスクリーンパネルSPとの相対位置関係及び相対距離に応じて、投影部11のフォーカスレンズ及びズームレンズをレンズモータ25により調整して、スクリーンパネルSPで投影される画像がスクリーンパネルSPの形状、面積を最大限に活用し、且つスクリーンパネルSPを外れる漏れ光が生じないような、投影画像に対する制御動作を実行する。
次いでCPU26は、上記変数nの値を「+1」更新設定した上で(ステップS110)、この更新した変数nにしたがって次に投影すべきn番目の静止画像があるか否かを判断する(ステップS111)。
ここで次の静止画があると判断した場合は(ステップS111のYes)、再び上記ステップS105からの処理を実行することで、動画像の投影動作を続行する。
こうして上記ステップS105〜S111の処理を繰返し、選択した一連の動画コンテンツの投影動作を継続して実行して、動画コンテンツを構成する最後の静止画の投影を行なった後、「n」番目の静止画がないと判断すると(ステップS111のNo)、CPU26は以上でこの図6の一連の処理を終了する。
なお、スクリーンパネルSPの立体部SP1と平板部SP2の両方が、回動軸部RTを基準に所定角度回転して傾斜する構成に限らない。例えば、平板部SP2は固定で、立体部SP1のみが傾斜する構成であっても良い。
上記実施形態においては、スクリーンパネルSPの一例として人型形状の立体部SP1が、コンテンツのお辞儀動作に合わせて回動軸部RTを基準に所定角度回転する構成とし、回転する動きに合わせて、お辞儀をする画像を投影して表示することができるとしたが、立体部SP1は一つの回動軸部RTのみを基準に回転する構成に限らない。
例えば、立体部SP1の上側と下側との間にも他の回動軸部を設ける構成にしても良い。この場合、立体部SP1の下側は直立して立設するか、所定の角度回転させ、立体部SP1の上側は上記他の回転軸部を基準に下側よりも大きな回転角度とすることで、なお一層お辞儀をする動作をリアルに表現するようにしても良い。
以上詳述した如く本実施形態によれば、画像コンテンツに合わせて、スクリーンパネルSPの角度を任意に可変可能としながら、傾斜したスクリーンパネルSPに画像を正確に投影させることが可能となる。
また上記実施形態では、スクリーンパネルSPの少なくとも一部が表面に凹凸を形成したものとし、コンテンツメモリ20から当該凹凸形状に対応してスクリーンパネルSPで投影させる画像を階調補正して明暗を調整するフィルタデータを投影画像に重畳した上で投影させるものとしたので、画像の位置ずれと合わせて明るさのずれも考慮して画像を正確に投影させることが可能となる。
さらに本実施形態では、リアプロジェクション方式によりフレネルレンズ13と拡散透過部14とを有するスクリーンパネルSPを用いて、フレネルレンズ13が拡散光を平行光に変換する角度を考慮した上でスクリーンパネルSPの傾斜角度を勘案して投影画像の補正を行なうものとしたので、投影光路が短く、且つ投影光軸の屈曲が大きいリアプロジェクション方式の投影装置でも、画像を正確に投影させることが可能となる。
また上記実施形態は、投影部11が投影画角を可変するズーム機能を有するものとして、投影画角も合わせて制御するものとしたので、スクリーンパネルSPの投影範囲を最大限活用して常に画面前面を用い、且つ漏れ光を生じずに画像を正確に投影させることができる。
なお上記実施形態では、スクリーンパネルSPがその基部側の回動軸部RTを中心に回動して傾斜し、画面全体を上下方向に沿って傾斜角度が可変するような場合について説明したが、本発明はこれに限らず、画面の一部の傾斜角度が可変可能となる場合、画面が水平面に沿って左右方向に傾斜するような場合などにも同様に対処することが可能となる。
また本発明はマイクロミラー素子を用いたDLP(Digital Light Processing)(登録商標)方式の投影装置に適用した場合について説明したが、他に画像を表示して光像を形成する素子としてカラー液晶パネルを用いるもの、光源として高圧白色放電ランプを用いるものなど、投影装置を構成する各素子、投影方式等を限定するものでもない。
その他、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、上述した実施形態で実行される機能は可能な限り適宜組み合わせて実施しても良い。上述した実施形態には種々の段階が含まれており、開示される複数の構成要件による適宜の組み合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、効果が得られるのであれば、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
請求項1記載の発明は、入力される画像信号に応じた光像を形成して出射する投影部と、上記投影部の出射する光像を投影して画像を表示する面の傾斜角度が可変可能なスクリーンと、上記スクリーンの投影面の傾斜角度に基づいて上記投影部で形成する光像を補正する投影画像駆動部と、を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、上記スクリーンの傾斜情報を含んだコンテンツを読み出して上記コンテンツを取得するコンテンツ取得部と、読み出した上記コンテンツの前記傾斜情報に基づいて上記スクリーンの傾斜角度を可変するスクリーン傾斜駆動部と、をさらに備えることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、上記請求項1または2記載の発明において、上記スクリーンは、投影面に凹凸が形成され、上記スクリーンの凹凸の形状に対応した階調補正情報を記憶する記憶部をさらに備え、上記投影画像駆動部は、傾斜角度と上記記憶部が記憶する階調補正情報とに基づいて上記投影部で形成する光像を補正することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、上記請求項3記載の発明において、上記スクリーンは、拡散光である光像を平行光に変換するフレネルレンズと、上記フレネルレンズで平行光となった光像を表示する面を構成する拡散透過部と、を有し、上記投影画像駆動部は、傾斜角度、上記記憶部が記憶する階調補正情報、及び上記フレネルレンズが拡散光を平行光に変換する角度に基づいて上記投影部で形成する光像を補正することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、上記請求項1乃至3の何れか一項記載の発明において、上記スクリーンは人型形状を含み、上記スクリーンの投影面の傾斜角度に基づいて上記投影部の投影画角を可変すると共に、上記スクリーンの投影面の傾斜角度に基づいて合焦位置を調整し、合焦位置を上記人型形状の顔の領域に合わせる投影制御部をさらに備え、上記投影部は、投影画角を可変するズーム機能を有し、上記投影画像駆動部は、上記コンテンツに対応付けて記憶されている上記スクリーンの投影面の形状に基づき明るさ補正を行なうと共に、上記スクリーンの投影面の傾斜角度に基づいて明るさ補正を行なうことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、入力される画像信号に応じた光像を形成して出射する投影部と、上記投影部の出射する光像を投影して画像を表示する面の傾斜角度が可変可能なスクリーンと、を備えた装置での画像投影方法であって、上記スクリーンの投影面の傾斜角度に基づいて上記投影部で形成する光像を補正する制御工程と、を有することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、入力される画像信号に応じた光像を形成して出射する投影部と、上記投影部の出射する光像を投影して画像を表示する面の傾斜角度が可変可能なスクリーンと、を備えた装置が内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、上記コンピュータを、上記スクリーンの投影面の傾斜角度に基づいて上記投影部で形成する光像を補正する制御部
として機能させることを特徴とする。
10…サイネージ装置、
11…投影部、
12A,12B…全反射ミラー、
13…フレネルレンズ、
14…拡散透過部、
20…コンテンツメモリ、
21…投影画像駆動部、
22…マイクロミラー素子、
23…光源部、
24…ミラー、
25…レンズモータ(M)、
26…CPU、
27…メインメモリ、
28…プログラムメモリ、
29…操作部、
30…スクリーン傾斜駆動部、
31…音処理部、
32…無線LANインタフェース(I/F)、
33…スピーカ部、
34…無線LANアンテナ、
35…ステッピングモータ(M)、
36…角度センサ、
BS…システムバス、
CS…装置ケーシング、
CV…電源ケーブル、
LF…投影光束、
RT…回動軸部、
SP…スクリーンパネル(スクリーン)、
SP1…立体部、
SP2…平板部
TB…トップボード、
TB1…透明部。

Claims (7)

  1. 入力される画像信号に応じた光像を形成して出射する投影部と、
    上記投影部の出射する光像を投影して画像を表示する面の傾斜角度が可変可能なスクリーンと、
    上記スクリーンの投影面の傾斜角度に基づいて上記投影部で形成する光像を補正する投影画像駆動部と、
    を備えることを特徴とする画像投影装置。
  2. 上記スクリーンの傾斜情報を含んだコンテンツを読み出して上記コンテンツを取得するコンテンツ取得部と、
    読み出した上記コンテンツの前記傾斜情報に基づいて上記スクリーンの傾斜角度を可変するスクリーン傾斜駆動部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の画像投影装置。
  3. 上記スクリーンは、投影面に凹凸が形成され、
    上記スクリーンの凹凸の形状に対応した階調補正情報を記憶する記憶部をさらに備え、
    上記投影画像駆動部は、傾斜角度と上記記憶部が記憶する階調補正情報とに基づいて上記投影部で形成する光像を補正する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の画像投影装置。
  4. 上記スクリーンは、拡散光である光像を平行光に変換するフレネルレンズと、上記フレネルレンズで平行光となった光像を表示する面を構成する拡散透過部と、を有し、
    上記投影画像駆動部は、傾斜角度、上記記憶部が記憶する階調補正情報、及び上記フレネルレンズが拡散光を平行光に変換する角度に基づいて上記投影部で形成する光像を補正する
    ことを特徴とする請求項3記載の画像投影装置。
  5. 上記スクリーンは人型形状を含み、
    上記スクリーンの投影面の傾斜角度に基づいて上記投影部の投影画角を可変すると共に、上記スクリーンの投影面の傾斜角度に基づいて合焦位置を調整し、合焦位置を上記人型形状の顔の領域に合わせる投影制御部をさらに備え、
    上記投影部は、投影画角を可変するズーム機能を有し、
    上記投影画像駆動部は、上記コンテンツに対応付けて記憶されている上記スクリーンの投影面の形状に基づき明るさ補正を行なうと共に、上記スクリーンの投影面の傾斜角度に基づいて明るさ補正を行なうことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項記載の画像投影装置。
  6. 入力される画像信号に応じた光像を形成して出射する投影部と、上記投影部の出射する光像を投影して画像を表示する面の傾斜角度が可変可能なスクリーンと、を備えた装置での画像投影方法であって、
    上記スクリーンの投影面の傾斜角度に基づいて上記投影部で形成する光像を補正する制御工程と、
    を有することを特徴とする画像投影方法。
  7. 入力される画像信号に応じた光像を形成して出射する投影部と、上記投影部の出射する光像を投影して画像を表示する面の傾斜角度が可変可能なスクリーンと、を備えた装置が内蔵するコンピュータが実行するプログラムであって、上記コンピュータを、
    上記スクリーンの投影面の傾斜角度に基づいて上記投影部で形成する光像を補正する制御部
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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