JP2016092670A - 送信装置 - Google Patents
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(1)道路や店舗などといった複数のユーザが居る場所に設置された送信装置から、それぞれのユーザが利用するスマートホン、タブレット或いはウェアラブル端末などの受信装置に対して、例えば商品・サービスを宣伝するための情報を送信する。
(2)宅内のテレビジョン装置が送信装置として機能し、このテレビジョン装置からユーザが利用するスマートホン、タブレット、ウェアラブル端末或いはパーソナルコンピュータなどの受信装置に対して、例えばテレビ番組やコマーシャルに関する情報を送信する。
(3)複数のユーザがそれぞれ所持するスマートホン、タブレット或いはウェアラブル端末などの機器のうち一方が送信装置として他方が受信装置として機能し、その送信装置からその受信装置に対して例えばユーザの連絡先などの各種情報を送信する。さらに、送信装置及び受信装置の機能を兼ね備えた送受信装置間で各種の情報を次々と伝送してもよい。
図1は、本発明の第1実施形態に係る情報通信システムの構成を示すブロック図である。情報通信システムは、音及び光を媒体として、送信対象となる情報を送受信するシステムである。図1に示すように、情報通信システムは、情報が重畳された音の放音及び情報が重畳された光の発光を行う送信装置1と、その音を収音して上記情報を抽出し出力する第1受信装置2aと、その光を受光して上記情報を抽出し出力する第2受信装置2bと、その音を収音して上記情報を抽出、出力し且つその光を受光して上記情報を抽出、出力する第3受信装置2cとを備えている。図1では、送信装置1及び第1受信装置2a〜第3受信装置2cがそれぞれ備える最小限の構成を図示しているが、送信装置1及び第1受信装置2a〜第3受信装置2cはそれぞれ、図示したもの以外の構成を備えていてもよい(後述する第2実施形態以降においても同じ)。以下では、第1受信装置2a〜第3受信装置2cを総称する場合は、受信装置2と言う。なお、情報が重畳された音の放音や情報が重畳された光の発光は、情報の送信に相当するから、送信装置1が情報を送信する、と表現する。また、情報が重畳された音の収音や情報が重畳された光の受光は、情報の受信に相当するから、受信装置2が情報を受信する、と表現する。また、送信対象となる情報を送信情報と呼ぶ。
(2)また、第1実施形態では、1つの送信情報Dから光通信および音響通信に用いる変調信号を生成するから、例えば、光通信で用いる変調信号と音響通信で用いる変調信号とを、それぞれ別々の送信情報から個別に生成するような場合に比べて、構成や動作が簡易なものとなる。
図2は、本発明の第2実施形態に係る情報通信システムの構成を示すブロック図である。図2に示す情報通信システムは、第1実施形態と同様に、情報が重畳された音の放音及び情報が重畳された光の発光を行う送信装置1aのほか、その音や光から上記情報を抽出して出力する受信装置群を備えているが、受信装置群については第1実施形態と共通の構成であるので図示を省略している(図3以降においても同じ)。
(3)また、第2実施形態によれば、光通信で送信する送信情報と音響通信で送信する送信情報とで、その内容を変えることが可能である。光通信の単位時間当たりに送信可能なデータ量は、音響通信のそれよりも多いから、例えば大容量の送信情報を光通信で送信し、小容量の送信情報を音響通信で送信する、といった使い分けも可能である。
図3は、本発明の第3実施形態に係る情報通信システムの構成を示すブロック図である。第3実施形態では、送信装置1cとは別の信号生成装置20が、音響ソースSに送信情報Dを重畳し、通信線を介して送信装置1cに供給する。
(4)また、送信情報Dを音響ソースSに重畳した状態で送信装置1cに供給するから、送信装置1cは音響変調信号生成部を備える必要がない。
なお、音響ソースSに送信情報Dが重畳された音響信号を、通信線を介して取得するのではなく、音響信号を送信するための信号線(以下、音響信号線という)によって取得してもよい。この音響信号線は、PAシステムやAVシステムで用いられる信号線であってもよいし、また、伝送損失を減らすため通常のPAシステムやAVシステムよりも高電圧のものであってもよい。例えば、館内放送設備において、中央制御室で送信情報Dを重畳した音響信号を生成し、これを音響信号線を介して各室に設置された送信装置1cに送信するという例が考えられる。
図4は、本発明の第4実施形態に係る情報通信システムの構成を示すブロック図である。第4実施形態では、送信装置1dとは別の信号生成装置20aが、音響ソースSに送信情報Dを重畳して電力線を介して送信装置1dに供給する。つまり、送信装置1dと信号生成装置20aは、電力線を用いた通信、いわゆる電力線搬送通信を行う。
(5)また、送信情報Dを電力線に重畳した状態で送信装置1dに供給するから、送信装置1dは電圧変調信号生成部を備える必要がない。
図5は、本発明の第5実施形態に係る情報通信システムの構成を示すブロック図である。第5実施形態では、送信装置1eと信号生成装置20bが、第4実施形態と同様に電力線を用いた通信(電力線搬送通信)を行うが、送信装置1eから音響ソースS及び送信情報Dを重畳して電力線経由で送信装置1eに供給する。
(6)また、音響ソースS及び送信情報Dを電力に重畳した状態で送信装置1eに供給するから、送信装置1eは電圧変調信号生成部を備える必要がない。
図6は、本発明の第6実施形態に係る情報通信システムの構成を示すブロック図である。第6実施形態では、送信装置1fと信号生成装置20cが、第4及び第5実施形態と同様に電力線を用いた通信(電力線搬送通信)を行うが、信号生成装置20cからは、音響ソースS及び送信情報Dに加えて、送信装置1fの制御を行うための装置制御情報を重畳して電力線経由で送信装置1fに供給する。送信装置1fの制御の一例としては、発光部15における輝度や色合いの変更とか点滅の期間や間隔に関する制御、音響アンプ12における音量調整や音色調整などの音響信号処理に関する制御、変調方式又は復調方式の切り替えや変調信号のレベルに関する制御などがある。
(7)また、音響ソースS、送信情報D及び装置制御情報Cを電力に重畳した状態で送信装置1fに供給するから、送信装置1fは電圧変調信号生成部を備える必要がない。
なお、自装置の制御を行う装置制御信号を送信装置に送信する経路は、電力線だけではなく、第1〜第5実施形態で説明した通信線や音響信号線であってもよい。つまり、送信装置は、情報が重畳された信号には、自装置の制御を行うための装置制御情報が重畳されており、復調された前記装置制御情報に基づき自装置の制御を行う制御手段を備えるものであってもよい。
図7は、本発明の第7実施形態に係る情報通信システムの構成を示すブロック図である。同図に示す構成は、送信装置及び受信装置として機能を備えた送受信装置1gの構成である。送受信装置1gは、音響通信及び/又は光通信を用いたデータ通信を行う。送受信装置1gは、第1実施形態の送信装置1と共通の音響アンプ12、放音部13及び発光部15のほか、収音部127、音響送信情報復調部128、光送信情報復調部129、受光部130、音響ソース復調部131、送信情報振分部132、音響変調信号生成部133、電圧変調信号生成部134及び電圧変調部135を備える。送受信装置1gと共通の構成を備えた他の送受信装置等から、所定の変調方式に従い音響通信用送信情報が重畳された音響ソースSに応じた音が放音されると、収音部127は、その音を収音する。音響送信情報復調部128は、上記の変調方式に対応した復調方式に従い、収音部127から供給される音響信号から音響通信用送信情報を復調して、送信情報振分部132に供給する。収音部127は、情報が重畳された音響信号に応じた音声を収音する収音手段である。
(8)また、この送受信装置1gを複数備えることにより、送受信装置間で送信情報を次々と伝送することが可能となる。
なお、この第7実施形態では、電圧変調信号生成部134(第1重畳手段)は、受光部130により受光された光から情報を復調して、当該情報を光信号に重畳し、音響変調信号生成部133(第2重畳手段)は、収音部127により収音された音から情報を復調して、当該情報を音響信号に重畳していたが、 これに代えて、電圧変調信号生成部134(第1重畳手段)は、収音部127により収音された音から情報を復調して、当該情報を音響信号に重畳し、音響変調信号生成部133(第2重畳手段)は、受光部130により受光された光から情報を復調して、当該情報を光信号に重畳してもよい。
図8は、本発明の第8実施形態に係る情報通信システムの構成を示すブロック図である。送受信装置1hは、第7実施形態の音響ソース復調部131を備えておらず、音響ソースSを内部の記憶手段に記憶するか又は外部にある記憶手段から取得する(図8では内部の記憶手段から取得する例を示している)。加算部136は、音響変調信号生成部133によって生成された音響変調信号を音響ソースSに加算する。この第8実施形態によれば、第7実施形態と同様の効果を奏する。
なお、この第8実施形態では、電圧変調信号生成部134(第1重畳手段)は、受光部130により受光された光から復調された情報を光信号に重畳し、音響変調信号生成部133(第2重畳手段)は、収音部127により収音された音から復調された情報を音響信号に重畳していたが、 これに代えて、電圧変調信号生成部134(第1重畳手段)は、収音部127により収音された音から復調された情報をを音響信号に重畳し、音響変調信号生成部133(第2重畳手段)は、受光部130により受光された光から復調された情報を光信号に重畳してもよい。
図9は、本発明の第9実施形態に係る情報通信システムの構成を示すブロック図である。送受信装置1iは、第7実施形態の音響ソース復調部131を備えておらず、音響ソース生成部137を備えている。音響ソース生成部137は、音響送信情報復調部から供給される音響通信用送信情報及び/または光送信情報復調部129から供給される光通信用送信情報を用いて、所定の楽音生成アルゴリズムに基づいて音響ソースSを生成して加算部136に供給する。加算部136は、音響変調信号生成部133によって生成された音響変調信号を音響ソースSに加算する。この第9実施形態によれば、第7実施形態と同様の効果を奏する。
なお、この第9実施形態では、電圧変調信号生成部134(第1重畳手段)は、受光部130により受光された光から情報を復調して、当該情報を光信号に重畳し、音響変調信号生成部133(第2重畳手段)は、収音部127により収音された音から情報を復調して、当該情報を音響信号に重畳していたが、 これに代えて、電圧変調信号生成部134(第1重畳手段)は、収音部127により収音された音から情報を復調して、当該情報を音響信号に重畳し、音響変調信号生成部133(第2重畳手段)は、受光部130により受光された光から情報を復調して、当該情報を光信号に重畳してもよい。
Claims (7)
- 発光を制御する光信号に情報を重畳する第1重畳手段と、
音を表す音響信号に情報を重畳する第2重畳手段と、
前記第1重畳手段により情報が重畳された光信号に応じた光を発する発光手段と、
前記第2重畳手段により情報が重畳された音響信号に応じた音を発する放音手段と
を備える送信装置。 - 光通信用送信情報と音響通信用送信情報とを含む情報のうち、前記光通信用送信情報を前記第1重畳手段に振り分け、前記音響通信用送信情報を前記第2重畳手段に振り分ける送信情報振分手段を備え、
前記第1重畳手段は、前記光信号に前記光通信用送信情報を重畳し、
前記第2重畳手段は、前記音響信号に前記音響通信用送信情報を重畳する
請求項1記載の送信装置。 - 情報が重畳された光信号に応じた光を受光する受光手段と、
情報が重畳された音響信号に応じた音を収音する収音手段とを備え、
前記第1重畳手段は、前記受光手段により受光された光から前記情報を復調して、当該情報を光信号に重畳し、
前記第2重畳手段は、前記収音手段により収音された音から前記情報を復調して、当該情報を音響信号に重畳する
請求項1記載の送信装置。 - 情報が重畳された光信号に応じた光を受光する受光手段と、
情報が重畳された音響信号に応じた音を収音する収音手段とを備え、
前記第1重畳手段は、前記収音手段により収音された音から前記情報を復調して、当該情報を光信号に重畳し、
前記第2重畳手段は、前記受光手段により受光された光から前記情報を復調して、当該情報を音響信号に重畳する
請求項1記載の送信装置。 - 情報が重畳された音響信号を取得する音響信号取得手段と、
前記音響信号取得手段によって取得された音響信号に重畳されている情報を復調する第1復調手段と、
前記第1復調手段によって復調された情報を、発光を制御する光信号に重畳する第3重畳手段と、
前記第3重畳手段により情報が重畳された光信号に応じた光を発する発光手段と、
前記音響信号取得手段によって取得された音響信号に応じた音を放音する放音手段と
を備える送信装置。 - 電力線搬送通信において情報が重畳された電気信号を取得する電気信号取得手段と、
前記電気信号取得手段によって取得された電気信号に重畳されている情報を復調する第2復調手段と、
前記第2復調手段によって復調された情報を、音を示す音響信号に重畳する第4重畳手段と、
前記第4重畳手段により情報が重畳された音響信号に応じた音を放音する放音手段と、
前記電力線搬送通信に用いられた電力線を介して供給される、情報が重畳された電力に基づき発光する発光手段と
を備える送信装置。 - 前記情報が重畳された信号には、自装置の制御を行うための装置制御情報が重畳されており、
復調された前記装置制御情報に基づき自装置の制御を行う制御手段を備える請求項1〜6のいずれか1項に記載の送信装置。
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