JP2016092332A - 電子部品ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量でかつ防水性に優れた電子部品ユニットを提供すること。【解決手段】プリント基板20と、この上に搭載された電子部品2と、電子部品2及びプリント基板20を被覆する樹脂封止部材3とを有する電子部品ユニット1である。樹脂封止部材3は、熱硬化性樹脂を発泡させてなる発泡倍率が4倍以上の発泡樹脂からなる。発泡樹脂の発泡セル間をつなぐ連結穴の長径サイズ分布において、長径サイズの平均値αμmと標準偏差σμmとが、α+3σ≦800の関係を満足する。【選択図】図1

Description

本発明は、熱硬化性樹脂の発泡体よりなる樹脂封止部材により電子部品が搭載されたプリント基板を被覆してなる電子部品ユニットに関する。
近年、電子部品が搭載されたプリント基板は、各種電子機器のみならず、携帯端末、自動車等の様々な技術分野で使用されている。このようなプリント基板には、その用途に応じて適した防水性が要求されるため、例えば電子部品を含むプリント基板全体を樹脂封止してなる電子部品ユニットが開発されている。具体的には、例えば低圧トランスファーモールド法により、プリント基板と電子部品とコネクタの一部とを熱硬化性樹脂組成物で封止する技術が開発されている(特許文献1参照)。
特開2010−40992号公報
上述のように熱硬化性樹脂組成物で封止を行うと、防水性を高めることできる反面、電子部品ユニットの重量が大きくなるという問題点がある。そのため、軽量化が要求される車載用や携帯端末用の電子部品ユニットとしては、更なる改良が求められている。したがって、例えば樹脂封止部材として、ポリウレタン等の熱硬化性樹脂を発泡剤等により発泡させてなる発泡樹脂を用いることにより、軽量化を図ることが想定される。
しかしながら、発泡樹脂を用いると、発泡剤のガス化、ガスの放出等が原因となって、発泡樹脂の発泡セル間をつなぐ連結穴が増大してしまう傾向がある。その結果、樹脂封止部材の防水性が低下してしまうという問題がある。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、軽量でかつ防水性に優れた電子部品ユニットを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、プリント基板と、
該プリント基板上に搭載された電子部品と、
該電子部品及び上記プリント基板を被覆する樹脂封止部材とを有し、
該樹脂封止部材は、熱硬化性樹脂を発泡させてなる発泡倍率4倍以上の発泡樹脂からなり、
該発泡樹脂の発泡セル間をつなぐ連結穴(301、302、303、304)の長径サイズ分布において、長径サイズの平均値αμmと標準偏差σμmとが、α+3σ≦800の関係を満足することを特徴とする電子部品ユニットにある。
上記電子部品ユニットにおいては、樹脂封止部材として上記所定の発泡倍率の発泡樹脂を用いているため、単位体積当たりの熱硬化性樹脂の使用量を下げ、樹脂封止部材の重量を小さくすることができる。そのため、電子部品ユニットの軽量化を図ることができる。
また、発泡樹脂においては、発泡セル間をつなぐ連結穴の長径サイズにばらつきが存在する。連結穴の長径サイズ分布においては、α±3σの範囲内に大部分のデータが存在する。そこで、上記のようにα+3σ≦800という関係を満足させることにより、連結穴の長径サイズの大部分を800μm以下にすることができる。α+3σが大きくなるにつれて、樹脂封止部材の防水性が低下する傾向にあり、α+3σの上昇につれて防水性の低下度合いも大きくなる傾向にある。上記のようにα+3σ≦800を満足させることにより、電子部品ユニットの防水性を十分に高めることができる。特に、発泡倍率とα+3σとの両方を上記所定の範囲にすることにより、相反する傾向にある2つの特性である軽量性と防水性とをバランス良く兼ね備えた電子部品ユニットの実現が可能になる。
以上のように、本発明によれば、軽量で防水性に優れた電子部品ユニットを提供することができる。
実施例1における、電子部品ユニットの断面構造を示す説明図。 実施例1における、発泡成形装置の全体構成の概略図。 実施例1における、原料液を循環させる状態の混合注入機の部分断面構造を示す説明図。 実施例1における、混合注入機における第1シリンダの側壁の部分断面拡大図。 実施例1における、原料液を第1シリンダの内部に吐出する状態の混合注入機の部分断面構造を示す説明図。 実施例1における、樹脂混合液を第2シリンダの内部に送り込んだ状態の混合注入機の部分断面構造を示す説明図。 実施例1における、金型のキャビティ内に樹脂混合液を注入する状態を示す金型内部の断面図(a)、キャビティ内への樹脂混合液の注入が完了した状態を示す金型内部の断面図(b)、キャビティ内で熱硬化性樹脂を発泡及び硬化させた状態を示す金型内部の断面図(c)。 実施例1における、第1原料液の温度T(K)と粘度η(mPa・s)との関係を示す説明図。 実施例1における、発泡樹脂成形体(樹脂封止部材)の断面の走査型電子顕微鏡写真(倍率50倍)。 図9の走査型電子顕微鏡写真における領域Xの拡大図。 図10に示す連結穴の拡大図。 図11に示す楕円の方程式を示す説明図。 図11に示す楕円の中心座標(X0,Y0)の算出式を示す説明図。 図11に示す楕円の傾きθの算出式を示す説明図。 図11に示す楕円の長さaの算出式を示す説明図。 図11に示す楕円の長さbの算出式を示す説明図。 楕円の方程式から算出される係数A、B、C、Dの行列式を示す説明図。 実施例1における、発泡樹脂の発泡倍率と質量との関係を示す説明図。 実施例1における、発泡樹脂の発泡倍率と連結穴の長径サイズ(α+3σ)との関係を示す説明図。 実施例1における、実施例及び比較例における発泡樹脂の連結穴の長径サイズ(α+3σ)と水浸入距離との関係を示す説明図。
次に、上記電子部品ユニットの好ましい実施形態について説明する。
熱硬化性樹脂としては、2液混合型の熱硬化性樹脂を用いることができる。具体的には例えばウレタン樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、メラミン樹脂等を用いることができる。好ましくはウレタン樹脂がよい。この場合には、低弾性、高密着性、及び速硬化性という優れた特性を発揮することができると共に、比較的臭気が少ないという利点がある。
電子部品ユニットは、例えば原料液準備工程と混合工程と被覆発泡工程とを行うことによって製造することができる。原料液準備工程においては、第1原料液と、該第1原料液と混合することにより熱硬化性樹脂を生成し、かつ第1原料液よりも粘度の低い第2原料液とを準備する。混合工程においては、第1原料液を第1吐出ノズルから吐出すると共に、第2原料液を第2吐出ノズルから吐出し、吐出時に第1原料液と第2原料液とを衝突させて混合することにより、熱硬化性樹脂を含む樹脂混合液を作製する。このとき、第1吐出ノズルを少なくとも局所的に加熱することにより、第1原料液の粘度を低下させた後、第1原料液を第1吐出ノズルから吐出することが好ましい。この場合には、混合工程において、第1原料液と第2原料液とが混じり合い易くなり、第1原料液と第2原料液をより均一に混合させることができる。被覆発泡工程においては、内部に電子部品を配置した金型内に樹脂混合液を注入し、金型内で樹脂混合液中の熱硬化性樹脂を発泡させつつ硬化させることにより、電子部品ユニットを得る。第1原料液と第2原料液とが上述のように均一に混合された樹脂混合液を用いることにより、発泡倍率が4倍以上であり、α+3σ≦800の関係を満足する発泡樹脂からなる樹脂封止部材を備える電子部品ユニットの製造が可能になる。
第1原料液及び第2原料液は、熱硬化性樹脂の原料の他に、硬化触媒、発泡剤、整泡剤などを含有することができる。これらの硬化触媒、発泡剤、整泡剤などは、第1原料液と第2原料液のいずれか一方に添加してもよいし、両方に添加してもよい。硬化触媒及び整泡剤は、熱硬化性樹脂の種類に応じて適宜選択することができる。また、発泡剤としては、物理発泡剤、化学発泡剤等を用いることができる。
第1吐出ノズルの加熱により、第1吐出ノズルからの吐出時における第1混合液の粘度を第2混合液の粘度に近づけることにより、混合工程における第1原料液と第2原料液との混合液(樹脂混合液)の均一性をより高めることができる。そして、第1混合液と第2混合液との粘度をそれぞれ調整することにより、連結穴の長径サイズの調整が可能になる。その結果、発泡倍率及びα+3σが上述の所定の範囲にある発泡樹脂よりなる樹脂封止部材の形成が可能になる。
(実施例1)
次に、電子部品ユニットの実施例について、図面を用いて説明する。
図1に示すごとく、本例の電子部品ユニット1は、プリント基板20と、その上に搭載された電子部品2と、プリント基板20及び電子部品2を被覆する樹脂封止部材3とを有する。樹脂封止部材3は発泡ウレタン樹脂よりなる。電子部品ユニット1は、車載用の電子制御ユニット(ECU)であり、表面に電子回路(図示略)が形成されたプリント基板20を有している。プリント基板(プリント配線板ともいう)20は、縦60mm、横67mm、厚み1.6mmの板状であり、一般的なガラスエポキシ基板からなる。プリント基板20には、各種電子部品21、22、23、24が搭載されており、これらはプリント基板20の電子回路に電気的に接続されている。これらの電子部品21、22、23、24のうち、電子部品24は、プリント基板20の外部接続端子となるコネクタである。
電子部品21、22、23は、樹脂封止部材3により完全に被覆されている。一方、電子部品24は、その一部は樹脂封止部材3により被覆されてプリント基板20と一体的化しているが、一部は樹脂封止部材3の外部に露出している。即ち、電子部品ユニット1は、電子部品2(21、22、23)が樹脂封止部材3に被覆された封止部12と、電子部品2(24)が部分的に露出した露出部11とを有している。
本例の電子部品ユニット1は、図2に示すごとく、2つの原料タンク41、42と、混合注入機5と、金型6を備える発泡成形装置4を用いて製造することができる。具体的には、まず、ダウ・ケミカル社製のポリオール「SPECFLEX NC 630(平均分子量7400)」100質量部と、三洋化成社のポリオール「TP−400(平均分子量400)」40質量部と、水(発泡剤)3質量部と、東レ・ダウコーニング社製の整泡剤「SZ−1327(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)」1質量部、トリエチレンジアミン(硬化触媒A)0.3質量部と、テトラメチルヘキサンジアミン(硬化触媒B)0.5質量部とを第1原料タンク41内に投入した(図2参照)。ポリオールが2液混合型の熱硬化性樹脂(ウレタン樹脂)のための第1原料(ポリオール側原料)である。次いで、第1原料タンク41内の内容物を混合することにより、第1原料液31を得た。
第1原料液31の温度25℃における粘度は1240mPa・sである。この第1原料液31の温度T(K)と粘度η(mPa・s)との関係を図8に示す。同図において、横軸は1/Tであり、縦軸は粘度ηの自然対数ln(η)であり、これらは比例関係にある。なお、図8において、縦軸のln(η)は、所謂アンドレードの式からln(η)=lnA+(E/RT)という関係にあり、ηは粘度、Aは定数、Eは流動活性化エネルギー、Rは気体定数、Tは絶対温度である。
また、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)40質量部とトルエンジイソシアネート(TDI)25質量部とを第2原料タンク42内に投入した(図2参照)。これらのイソシアネートが2液混合型の熱硬化性樹脂(ウレタン樹脂)のための第2原料(イソシアネート側原料)である。次いで、第2原料タンク42内の内容物を混合することにより、第2原料液32を得た。
次いで、第1原料タンク41内の第1原料液31を温度40℃に保温しながら、第1原料31を第1原料タンク41と混合注入機5との間で循環させる。第1原料液31の温度40℃における粘度は505mPa・sである。また、第2原料タンク42内の第2原料液32についても、温度40℃に保温しながら第2原料タンク42と混合注入機5との間で循環させる。第2原料液32の温度40℃における粘度は110mPaである。第1原料タンク41と混合注入機5は、パイプ415、416により連結されており、第2原料タンク42と混合注入機5は、パイプ425、426により連結されている。
図3に示すごとく、混合注入機5は、水平方向に配置された筒状の第1シリンダ51とこの第1シリンダ52内を水平方向に摺動する第1ピストン52とを有する。また、混合注入機5は、鉛直方向に配置された筒状の第2シリンダ53と、この第2シリンダ53内を鉛直方向に摺動する第2ピストン54とを有する。
図3に示すごとく、第1シリンダ51の側壁510には、この側壁510を貫通する貫通孔511、512が形成されており、第1ピストン52の側面520には、窪み521が形成されている。第1ピストン52が第1シリンダ51の先端517側(図3における右方向)まで挿入された状態では、貫通孔511、512と窪み521とが、第1原料液31の流路を形成している。即ち、図2及び図3に示すごとく、パイプ415を通って第1原料タンク41から混合注入機5に送られてきた第1原料液31は、第1シリンダ51の側壁510に形成された入り口側の貫通孔511を通過し、第1ピストン52の窪み521を通って、さらに第1シリンダ52の側壁510に形成された出口側の貫通孔512からパイプ416を通って、再び第1原料タンク41へ戻る。このようにして第1原料液31は、第1原料タンク41と混合注入機5との間を循環する。
また、図3に示すごとく、第1シリンダ51の側壁510には、上記の貫通孔511、512とは別の貫通孔513、514が形成されており、第1ピストン52の側面520には、上記の窪み521とは別の窪み522が形成されている。第1ピストン52が第1シリンダ51の先端517側(図3における右方向)まで挿入された状態では、貫通孔513、514と窪み522とが、第2原料液32の流路を形成している。即ち、第1原料液の場合と同様に、パイプ425を通って第2原料タンク42から混合注入機5に送られてきた第2原料液32は、入り口側の貫通孔513を通過し、窪み522を通って、さらに出口側の貫通孔514からパイプ426を通って、再び第2原料タンク42へ戻る(図2及び図3参照)。このようにして、第2原料液32も第2原料タンク42と混合注入機5との間を循環する。
また、図3に示すごとく、入り口側の貫通孔511、513には、これらの貫通孔511、513から分岐して第1シリンダ51の内部519につながるバイパスライン515、516がそれぞれ形成されている。同図に示すごとく、第1ピストン52が第1シリンダ51の先端517側に挿入された状態においては、バイパスライン515、516の出口515a、516aは第1ピストン52の側面520によって塞がれている。したがって、第1原料液31及び第2原料液32は、シリンダ51内に吐出されることなく、上述のようにそれぞれ原料タンク41、42と混合注入機5との間を循環する。このとき、第1原料液側のバイパスライン515には第1原料液31が滞留し、第2原料液側のバイパスライン516には第2原料液32が滞留する。
また、図4に示すごとく、第1原料側のバイパスライン515の周囲には、ソレノイドタイプの高周波誘導加熱用コイル57が配設されている。このコイル57により、バイパスライン515内の第1原料液31が加熱される。この加熱により、第1原料液31の温度を調整し、第1原料液31の粘度を所望の値に制御することができる。なお、所定温度における第1原料液31の粘度は、上述の図8から得られる。
次に、図5に示すごとく、第1ピストン52を第1シリンダ51の後端518側(図5における左側)に移動させると、バイパスライン515、516の出口515a、516aが開口する。これにより、第1原料液側のバイパスライン515は、第1原料液31をシリンダの内部519に吐出するための第1吐出ノズル515となり、第2原料液側のバイパスライン516は、第2原料液32をシリンダの内部519に吐出するための第2吐出ノズル516となる。即ち、図5における矢印の方向に、第1原料液31及び第2原料液32がそれぞれ第1吐出ノズル515及び第2吐出ノズル516から第1シリンダ51の内部519に吐出される。吐出された第1原料液31と第2原料液32とは、第1シリンダ51の内部519で衝突することにより混合する。混合により、重合が進行し、ウレタン樹脂を含む樹脂混合液が得られる。この混合により10mlの樹脂混合液を得る。
本例において、バイパスライン515、516は、内径φ10mm、全長102mmで形成されている。バイパスライン515、516の容積は、原料液の吐出量に応じて適宜変更することができる。本例において、第1原料液31と第2原料液32との混合割合は、ポリオールとイソシアネートとの配合比が体積比で1:1となるように調整した。
次いで、図6に示すごとく、第2ピストン54を第2シリンダ53の後端538側(図6における上方向)に移動させた状態で、第1ピストン52を第1シリンダ51の先端517側(図6における右方向)に移動させる。これにより、第1シリンダ51の内部519の樹脂混合液33が第2シリンダ53の内部539へ送られる。
また、図7(a)に示すごとく、第2シリンダ53の先端537は、金型6に連結されている。金型6は上型61と下型62とからなり、内側にキャビティ63を有している。キャビティ63内には、各種電子部品21、22、23、24が搭載されたプリント基板20が配置されている。同図に示すごとく、コネクタである電子部品24は、金型6によりクランプされており、電子部品24の一部は、キャビティ63の外部に露出している。即ち、電子部品24の一部を金型6のキャビティ63の外部に露出させた状態で、キャビティ63内に、各種電子部品2を搭載したプリント基板20が配置されている。このような状態でプリント基板20を金型6内に配置することにより、後述のように樹脂混合液33をキャビティ63内に充填して硬化させた後に、露出部11を有する電子部品ユニット1を作製することができる(図1参照)。
図7(a)に示すごとく、金型6には、樹脂混合液33をキャビティ63内に導入するための導入口64が設けられており、この導入口64は、第2シリンダ53の先端537に連結されている。上述のように、第2シリンダ53の内部539へ送られた樹脂混合液33(図6参照)は、第2ピストン54を先端537側(図6における下側)に移動させることにより、予め所定温度に加熱された金型6の導入口64からキャビティ63内に注入される(図7(a)及び図7(b)参照)。なお、本例における金型の温度は80℃である。そして、キャビティ63内で樹脂混合液33中の熱硬化性樹脂を発泡させて硬化させる(図7(b)及び図7(c)参照)。これにより、各種電子部品2及びプリント基板20を被覆する、発泡ウレタン樹脂からなる樹脂封止部材3が形成される。本例においては、第1原料液中の水と第2原料液中のイソシアネートとが反応することによって発生する二酸化炭素が発泡剤としての役割を果たす。
このようにして、図1に示すごとく、プリント基板20と、この上に搭載された電子部品2と、これらを被覆する樹脂封止部材3とからなる電子部品ユニット1が得られる。
次に、電子部品ユニット1における樹脂封止部材3の特性を調べる評価試験を行った。具体的には、本例の電子部品ユニットにおける樹脂封止部材と同条件で、65×70×18mmの直方体形状の発泡樹脂成形体(樹脂封止部材)からなる試験片を別途作製し、この試験片について評価を行った。以下、各評価試験について説明する。
「発泡倍率」
試験片の発泡倍率及び質量を測定した。発泡倍率Mgは、質量M、体積V、及び比重Gに基づいて、下記の式(1)により算出される。本例においては、発泡倍率の異なる複数の試験片を作製し、発泡倍率と質量との関係を調べた。その結果を図18に示す。なお、図18は、比重が1.1の材料に関するものである。
Mg=V×G/M ・・・(1)
「連結穴の長径サイズ」
試験片を任意の箇所で切断し、切断面を倍率50倍の走査型電子顕微鏡(SEM)にて観察し、その写真を撮影する。得られたSEM写真の一例を図9に示す。同図において、濃い黒色部分が連結穴であり、その拡大図を図10に示す。連結穴は独立して形成された箇所もあれば、図10に示すごとく、複数の連結穴が重なって形成された箇所も存在する。この場合には、同図の破線により示すように、これら重なった連結穴を複数の連結穴301、302、303、304に分解し、各連結穴301、302、303、304についてその長径サイズを計測する。
長径サイズの計測にあたっては、図11に示すごとく、各連結穴について、その外周曲線上にある任意の5点を選択して、これら5点を座標として最小二乗法により図12に示す式で表される5点を通る楕円形状を決定する。図11においては、図10における連結穴303についてその楕円形状を決定する例を示す。この楕円形状について、図12に示す方程式で表される長径を連結穴303の長径サイズとして定義する。図12における中心座標(X0,Y0)は、図13に示す式によって表される。また図11における楕円の傾きθは、図14に示す式によって表される。また、図11における長さaは、図15に示す式によって表され、図11における長さbは、図16に示す式によって表される。なお、図13〜図16におけるA、B、C、Dは、図17に示す行列式から算出することができ、図17におけるXi、Yiは、図11における楕円上の任意の座標である。そして、50個の連結穴について、その長径サイズ(2×a)のデータを集計し長径サイズ分布を得た後、これらのデータのα+3σ(平均値αμm、標準偏差σμm)の値を算出した。測定には、日本アビオニクス(株)製の画像解析処理装置「SPICCA」を用いて、SEM写真画像の2値化を実施し、楕円形状を検出して上述の長径サイズを算出した。連結穴の長径サイズ(α+3σ)は、発泡倍率や高周波誘導加熱用コイルによる第1原料液の加熱温度等を適宜変更することにより、調整することができる。
「単体での水浸入距離」
上述の65×70×18mmの直方体形状の試験片から、10×70×18mmの直方体形状の試験片を作製した。次いで、試験片の10×18mmの面を底面とし、試験片を底面から深さ5mmの水溶性赤インク中に24時間浸漬した。次いで、赤インク中から取り出した試験片を温度90℃の恒温槽の中で3時間乾燥した。次いで、試験片を高さ方向に切断し、その切断面について、底面からの赤インクの最大浸入距離(mm)を測定した。最大浸入距離を4個の試験片について測定を行い、その平均値+3σ(σ:標準偏差)の値を求めた。これを樹脂封止材の単体での水浸入距離とした。そして、連結穴の長径サイズα+3σ:μm)が異なる複数の試験片について、水浸入距離の測定を行い、その関係をグラフにプロットした。その結果を図20に示す。
図20より知られるごとく、発泡樹脂の連結穴の長径サイズ(α+3σ)を小さくすることにより、水浸入距離が小さくなり、防水性を高めることができることがわかる。また、長径サイズが大きくなるにつれて水浸入距離の増大度合も大きくなり防水性が低下する。水浸入距離を4mm未満にまで低下させて防水性を十分に高めるという観点からは、発泡樹脂の連結穴の長径サイズ(α+3σ)が800μm以下の発泡樹脂を用いることが好ましい(図20参照)。この場合には、電子部品ユニット1において、例えば5mmの厚みの発泡樹脂からなる樹脂封止部材3が24時間の水没耐性を発揮することができ、例えば3mmの厚みの発泡樹脂からなる樹脂封止部材3が1時間の水没耐性を発揮することができる(図1参照)。このような水没耐性は、電子部品ユニット1が特に一般的な乗用車の車載用として十分な防水性を備えていることを意味する。なお、水没耐性は、電子部品ユニット1を水中に浸漬した際に、上述の所定の厚みで形成された樹脂封止部材3内に水が浸入して、電子部品2やプリント基板20まで到達するまでに要する時間で表される。
一方、図18より知られるように、発泡倍率を低くすると、軽量化効果が小さくなる傾向にある。そして、高い軽量化効果が得られるという観点から、発泡樹脂の発泡倍率は、4倍以上であることが好ましい。
したがって、軽量性と防水性とをバランス良く兼ね備えた電子部品ユニットの実現には、発泡樹脂からなる樹脂封止部材3の発泡倍率を4倍以上にし、かつ連結穴の長径サイズ(α+3σ)を800μm以下にすることが好ましい。
また、図19より知られるように、連結穴の長径サイズ(α+3σ)と発泡倍率との間にも相関がある。図19及び上述の図18に基づくと、軽量化の観点から、連結穴の長径サイズ(α+3σ)は、300μm以上であることが好ましく、500μmを超えることがより好ましいことがわかる。さらに、α+3σ≧300、α+3σ>500の場合においても、水浸入距離が4mm未満であるという上述の実用上十分な防水性を発揮することができる(図20参照)。なお、連結穴の長径サイズ(α+3σ)を十分に下げることが困難になるという観点から、発泡倍率は8倍以下が好ましい。
また、本例のように電子部品ユニット1における樹脂封止部材3は、発泡ウレタン樹脂からなることが好ましい(図1参照)。この場合には、電子部品ユニット1における樹脂封止部材3の強度を高め、耐衝撃性を向上させることができる。それ故、特に車両搭載用の電子部品ユニット1に好適である。
一般に、電子部品ユニット1が、電子部品2の一部が樹脂封止部材3から露出する露出部11を有する場合には、露出部11から樹脂封止部材3の内部に水が浸入し易くなる傾向にある(図1参照)。同図においては、コネクタである電子部品24が樹脂封止部材3から露出し、露出部11が形成された例が示されている。このような露出部11を有する電子部品ユニット1においては、防水性の向上の要求が高い。発泡倍率や連結穴の長径サイズを上述のように調整することにより、電子部品ユニット1が露出部11を有する場合であっても、樹脂封止部材3内への水の浸入を十分に抑制することが可能になり、軽量化も図ることができる。
本例の電子部品ユニットの製造方法においては、高周波誘導加熱用コイル57によって第1吐出ノズル515を少なくとも局所的に加熱している(図3〜図5参照)。これにより、第1原料液31の粘度を低下させた後に、第1原料液31と第2原料液32とを混合させている。そのため、第1原料液と第2原料液とが混じり合い易くなり、第1原料液と第2原料液をより均一に混合させることができる。それ故、発泡樹脂の発泡セル間をつなぐ連結穴を少なくしたり、連結穴の長径サイズを小さくしたりすることができる。その結果、上記のごとく、発泡倍率及びかつ連結穴の長径サイズ(α+3σ)が上述の好ましい範囲に調整された発泡樹脂からなる樹脂封止部材3の形成が可能になる。即ち、防水性と軽量性を兼ね備えた電子部品ユニット1を得ることができる。
また、本例のように高周波誘導加熱により、第1原料液31を加熱することが好ましい。この場合には、第1原料液31の急速な加熱が可能になり、第1原料液の粘度を所望の値にまで素早く低下させることができる。それ故、電子部品ユニット1の生産性を向上させることができる。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を損なわない範囲内で種々の変更が可能である。
1 電子部品ユニット
2 電子部品
20 プリント基板
3 封止部材

Claims (6)

  1. プリント基板(20)と、
    該プリント基板(20)上に搭載された電子部品(2)と、
    該電子部品(2)及び上記プリント基板(20)を被覆する樹脂封止部材(3)とを有し、
    該樹脂封止部材(3)は、熱硬化性樹脂を発泡させてなる発泡倍率が4倍以上の発泡樹脂からなり、
    該発泡樹脂の発泡セル間をつなぐ連結穴(301、302、303、304)の長径サイズ分布において、長径サイズの平均値αμmと標準偏差σμmとが、α+3σ≦800の関係を満足することを特徴とする電子部品ユニット(1)。
  2. 上記連結穴(301、302、303、304)の上記長径サイズ分布において、α+3σ≧300の関係を満足することを特徴とする請求項1に記載の電子部品ユニット(1)。
  3. 上記連結穴(301、302、303、304)の上記長径サイズ分布において、α+3σ>500の関係を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子部品ユニット(1)。
  4. 上記熱硬化性樹脂は、ウレタン樹脂であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子部品ユニット(1)。
  5. 上記電子部品ユニット(1)は、車載用であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子部品ユニット(1)。
  6. 上記電子部品ユニット(1)は、上記電子部品(2)の一部が上記樹脂封止部材(3)から露出する露出部(11)を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子部品ユニット(1)。
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