JP2016091572A - ホログラム再生装置、ホログラム再生方法 - Google Patents

ホログラム再生装置、ホログラム再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】2つの光学素子を組み合わせて参照光角度を変更するホログラム光情報再生装置において、両光学素子に取付け誤差などに起因する直交角度のずれが生じていても、高い転送速度を維持しつつ、かつ高品質な再生を実現する。
【解決手段】信号光の光軸と記録媒体の法線を含む面内で参照光の記録媒体への照射角度を変更する第一の光角度変更部と、信号光の光軸と記録媒体の法線を含む面に対して略垂直方向の面内で参照光の照射角度を変更する第二の光角度変更部と、第一の光角度制御部の制御目標値に対して補間処理を行い、補間処理した制御目標値を第二の光角度制御部へ出力することで、第二の光角度制御部の制御目標値を制御する光角度補間処理部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホログラフィを用いて記録媒体から情報を再生する装置に関する。
ホログラムの再生では温度や吸湿によりホログラム記録媒体は膨張および収縮し、記録された回折格子の角度や間隔が変化するため、再生光の信号品質が劣化する。これを補償するためには記録媒体へと照射する参照光の入射角度を調整する必要がある。特許文献1には「本発明によれば、再生された情報光から特徴抽出量を検出して、参照光の波長及び照射角度をフィードバック制御する情報再生装置が提供される。」と記載されている。
WO2011/018836号公報
ホログラム光情報再生装置では再生光の信号品質を確保するためには多重記録した複数のページデータ全てにおいて再生可能な範囲内までに参照光の角度を調整しなくてはならない。1つのホログラムにおける記録の多重数を増やし、記録容量をテラバイト級に増加させることを鑑みると該参照光の入射角度の調整は数ミリ度という非常に高精度な静定精度での制御技術が必要となる。また、ホログラム光情報再生装置として再生時の転送速度の低下を防ぐためには参照光の入射角度の調整に要する時間は出来る限り短縮しなくてはならない。すなわち、ホログラム光情報再生装置では参照光の入射角度の調整を高精度かつ短時間に実施する必要がある。
ここで、参照光の記録媒体への入射角度において、図4のように参照光のページデータの多重角度を担う入射角度をブラッグ角度θ、信号光の光軸と記録媒体の法線を含む面に対して略垂直方向の面での参照光の入射角度をピッチ角度φとする。特許文献1に記載されているように、入射角度の変更をθおよびφ方向の角度にそれぞれ可動する2つの光学素子を組み合わせて実現する場合、ホログラム光情報再生装置の量産を鑑みると両光学素子の幾何学的配置に起因する直交角度のずれが生じる。例えば、図5に示すように参照光角度θを変更する光学素子の回転中心の軸が直交角度のずれがない理想的な状態の(a)に比較して直交角度としてΔφだけ角度ずれをもった状態の(b)になった場合、図6に示すようにブラッグ角度θに応じて理想状態である状態(a)に対してピッチ角度φの角度ずれ量は幾何学的配置により線形的に変化することが分かっている。先述のように再生光の信号品質を確保するためには参照光の入射角度を最適な角度へと調整する必要がある。特許文献1に記載された参照光の入射角度の調整方法では入射した参照光の光記録媒体での回折により得られる再生光をCCDなどの光検出器で再生画像として検出した後に輝度信号へと変換して誤差検出が行われる。解析可能な再生画像を得るためには十分な露光時間が必要となるため、転送速度を鑑みるとCCDによる画像取得の回数は出来る限り少なければならない。しかし、多重記録箇所においてページごとにブラッグ角度θを変化させる度に特許文献1に記載された光検出器による調整を行う場合、転送速度が著しく低下してしまう。
そこで、本発明の目的は、2つの光学素子を組み合わせて参照光角度を変更するホログラム光情報再生装置において、両光学素子に取付け誤差などに起因する直交角度のずれがある場合であっても、高い転送速度を維持しつつ、かつ高品質な再生品質を実現することにある。
上記課題は、例えば請求項の範囲に記載の発明により解決される。本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、信号光と参照光を干渉させることで情報の記録が行われた記録媒体から情報を再生するホログラム再生装置であって、前記信号光の光軸と前記記録媒体の法線を含む面内で前記参照光の前記記録媒体への照射角度を変更する第一の光角度変更部と、前記信号光の光軸と前記記録媒体の法線を含む面に対して略垂直方向の面内で前記参照光の照射角度を変更する第二の光角度変更部と、前記記録情報媒体からの再生光を検出する光検出器と、前記第一の光角度変更部の駆動信号を出力する第一の光角度駆動信号出力部と、前記光検出器の出力に基づいて前記光角度駆動信号出力部を介して前記第一の光角度変更部を制御する第一の光角度制御部と、前記第二の光角度変更部の駆動信号を出力する第二の光角度駆動信号出力部と、前記第二の光角度駆動信号出力部を介して前記第二の光角度変更部を制御する第二の光角度制御部と、前記第一の光角度制御部の制御目標値に対して補間処理を行い、該補間処理した制御目標値を第二の光角度制御部へ出力することで、前記第二の光角度制御部の制御目標値を制御する光角度補間処理部と、を備える。
本発明によれば、多重記録箇所において高い転送速度を維持しつつ、かつ高品質な再生品質を実現することができる。
ホログラム光情報再生装置を示すブロック図 ホログラム光情報再生装置の記録時のピックアップを表す概略図 ホログラム光情報再生装置の再生時のピックアップを表す概略図 ホログラム記録媒体に対する参照光角度の入射角度を示す概略図 理想状態および直交角度ずれをもった場合のアクチュエータの平面図および正面図 直交角度ずれをもった場合のブラッグ角度に対するピッチ角度ずれ量を示す概略図 アクチュエータにプリズムを取り付けた場合の平面図および正面図 最適ピッチ角度調整処理を示したフローチャート 図8のステップS803におけるブラッグ角度の駆動量を示した概略図 図8のステップS804におけるブラッグ角度駆動時の光量の分布を示した概略図 図8のステップS807における最適ピッチ角度導出のためのピッチ角度に対するImaxの分布を示した概略図 ピッチ角度補正量の導出処理を示したフローチャート 図12のステップS1206における近似直線を導出するためのブラッグ角度に対する最適ピッチ角度の分布を示した概略図 ピッチ角度離散駆動量の導出処理を示したフローチャート 図14のステップS1407における近似曲線を導出するためのピッチ角度に対するSNRの分布を示す概略図 φmarginを基にした離散駆動時の駆動目標角度を表した概略図 媒体がピッチ方向に対する面振れをもつ場合の面振れ量を示した概略図 実施例2における媒体面振れ中心角度の導出処理を示したフローチャート 図18のステップS1806およびステップS1807でφdmax、φdminおよびφdcenterを導出するための媒体回転角度に対する媒体ピッチ方向面振れ検出量の分布を示す概略図 φdcenterへチルト角度を設定した理想状態におけるピッチ角度調整範囲を示した概略図 φdcenter以外へチルト角度を設定した状態におけるピッチ角度調整範囲を示した概略図 ピッチ角度補正量の導出処理の契機を示したフローチャート
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
本発明の実施形態を添付図面にしたがって説明する。図1はホログラフィを利用してデジタル情報を再生するホログラム記録媒体の光情報再生装置を示すブロック図である。
ホログラム光情報再生装置10は、入出力制御回路90を介して外部制御装置91と接続されている。ホログラム記録媒体1に情報を記録する場合には、ホログラム再生装置10は外部制御装置91から記録する情報信号を入出力制御回路90により受信する。ホログラム記録媒体1から情報を再生する場合には、ホログラム再生装置10は再生した情報信号を入出力制御回路90により外部制御装置91に送信する。
ホログラム光情報再生装置10は、ピックアップ11、再生用参照光光学系12、キュア光学系13、ディスク回転角度検出センサ14、半径位置検出センサ15及びスピンドルモータ50、半径方向搬送部51を備えている。
スピンドルモータ50は、その回転軸に対してホログラム記録媒体1を着脱可能な媒体着脱部(図示しない)を有しており、ホログラム記録媒体1はスピンドルモータ50によって回転可能な構成となっている。同時にホログラム記録媒体1は半径方向搬送部51によって、ピックアップ11の位置を基準として、半径方向に移動可能な構成となっている。
信号光及び/または参照光が照射される位置は後述するピックアップ11の位置によって決まり、装置に固定された位置である。本実施例においては、スピンドルモータ50及び半径方向搬送部51の可動部及び移動ステージ51が、信号光及び/または参照光が照射されるホログラム記録媒体1上の位置を変更する手段として機能する。
回転角度検出センサ14は、ホログラム記録媒体1の回転角度を検出するために用いられる。回転角度検出センサ14は例えばホログラム記録媒体1に設けられた角度検出用マークを用いて、ホログラム記録媒体1の回転角度を検出する。回転角度検出センサ14の出力信号は回転角度制御回路21に入力される。信号光及び参照光の照射される回転角度を変更する場合には、回転角度制御回路21が回転角度検出センサ14の出力信号及びコントローラ80からの指令信号に基づいて駆動信号を生成し、スピンドル駆動回路22を介してスピンドルモータ50を駆動する。これにより、ホログラム記録媒体1の回転角度を制御する事が出来る。
また、半径位置検出センサ15は、半径方向搬送部51の可動部の位置を検出するために用いられる。半径位置検出センサ15は例えば所定パターンを有するスケールが固定されている位置検出パターンを用いて半径方向搬送部51の可動部の位置を検出する。半径位置検出センサ15の出力信号は半径位置制御回路23に入力される。信号光及び参照光の照射される半径位置を変更する場合は、半径位置制御回路23が半径位置検出センサ15の出力信号及びコントローラ80からの指令信号に基づいて駆動信号を生成し、半径位置駆動回路24を介して半径方向搬送部51を駆動する。これにより、ホログラム記録媒体1が半径方向に搬送され、信号光及び参照光の照射される半径位置を制御する事が出来る。
チルト角度検出センサ16は、ホログラム記録媒体1のピッチ方向の傾きを検出するために用いられる。チルト角度検出センサ16は例えばチルト角度検出センサの照射部からホログラム記録媒体1に光を照射してそれを検出部で受光することでホログラム記録媒体1のピッチ方向の傾きを検出する。チルト角度検出センサ16の出力信号はチルト角度制御回路25に入力される。ピックアップ11に対するホログラム記録媒体1のピッチ角度を変更する場合にはチルト角度制御回路25がチルト角度検出センサ16の出力信号及びコントローラ80からの指令信号に基づいて駆動信号を生成し、チルト角度駆動回路26を介してチルト角度変更部52を駆動する。これにより、ホログラム記録媒体のピックアップ11に対するホログラム記録媒体1のピッチ角度を変更することが出来る。
ピックアップ11は、参照光と信号光をホログラム記録媒体1に照射してホログラフィを利用してデジタル情報を記録媒体に記録する役割を果たす。この際、記録する情報信号はコントローラ80によって信号生成回路81を介してピックアップ11内の後述する空間光変調器に送られ、信号光は空間光変調器によって変調される。
ホログラム記録媒体1に記録した情報を再生する場合は、ピックアップ11から出射された参照光を記録時とは逆の向きにホログラム記録媒体1に入射させる光波を再生用参照光光学系12にて生成する。再生用参照光によって再生される再生光をピックアップ11内の後述する光検出器によって検出し、信号処理回路82によって信号を再生する。
参照光の角度は、参照光のページデータの多重角度を担う入射角度をブラッグ角度θについてはブラッグ角度制御回路32により駆動信号を生成し、ブラッグ角度駆動回路33を介してピックアップ11内の後述するアクチュエータ222を、信号光の光軸と記録媒体の法線を含む面に対して略垂直方向の面での参照光の入射角度をピッチ角度φについてはピッチ角度制御回路35により駆動信号を生成し、ピッチ角度駆動回路36を介してピックアップ11内の後述するアクチュエータ220を、そして再生用参照光光学系12内の後述するアクチュエータ225を駆動することで制御される。ブラッグ角度制御信号生成回路31ではピックアップ11及び再生用参照光光学系12の少なくとも一方の出力信号からブラッグ角度の制御に用いるための信号を生成する。ブラッグ角度制御回路32は、コントローラ80からの指示に従ってブラッグ角度制御信号生成回路31の出力信号を用いて制御を行う。同様にピッチ角度制御信号生成回路34ではピックアップ11及び再生用参照光光学系12の少なくとも一方の出力信号からピッチ角度の制御に用いるための信号を生成する。ピッチ角度制御回路34は、コントローラ80からの指示に従ってブラッグ角度制御信号生成回路31の出力信号を用いて制御を行う。
ホログラム記録媒体1に照射する参照光と信号光の照射時間は、ピックアップ11内のシャッタ203の開閉時間をコントローラ80によってシャッタ制御回路37を介して制御することで調整できる。
キュア光学系13は、ホログラム記録媒体1のプリキュア及びポストキュアに用いる光ビームを生成する役割を果たす。プリキュアとは、ホログラム記録媒体1内の所望の位置に情報を記録する際、所望位置に参照光と信号光を照射する前に予め所定の光ビームを照射する前工程である。ポストキュアとは、ホログラム記録媒体1内の所望の位置に情報を記録した後、該所望の位置に追記不可能とするために所定の光ビームを照射する後工程である。プリキュア及びポストキュアに用いる光ビームは、インコヒーレントな光、即ち可干渉性(コヒーレンス)の低い光である必要があることが好ましい。
光源駆動回路38からは所定の光源駆動電流がピックアップ11、キュア光学系13内の光源に供給され、各々の光源からは所定の光量で光ビームを発光することができる。
また、ピックアップ11、キュア光学系13は、いくつかの光学系構成または全ての光学系構成をひとつに纏めて簡素化しても構わない。
図2は、ホログラム再生装置10におけるピックアップ11及び再生用参照光光学系12の、基本的な光学系構成の一例における記録原理を示したものである。再生用参照光光学系12は、アクチュエータ225とミラー226から成る。アクチュエータ225は例えばガルバノメータを用いることができる。
光源201を出射した光ビームはコリメートレンズ202を透過し、シャッタ203に入射する。シャッタ203が開いている時は、光ビームはシャッタ203を通過した後、例えば2分の1波長板などで構成される光学素子204によってp偏光とs偏光の光量比が所望の比になるようになど偏光方向が制御された後、PBS(Polarization Beam Splitter)プリズム205に入射する。
PBSプリズム205を透過した光ビームは、信号光206として働き、ビームエキスパンダ208によって光ビーム径が拡大された後、位相マスク209、リレーレンズ210、PBSプリズム211を透過して空間光変調器212に入射する。
信号光206は位相マスク209を通過することによって位相情報が付加される。空間光変調器212によって情報が付加された信号光は、PBSプリズム211を反射し、リレーレンズ213ならびに空間フィルタ214を伝播する。その後、信号光は対物レンズ215によってホログラム記録媒体1に集光する。
一方、PBSプリズム205を反射した光ビームは参照光207として働き、偏光方向変換素子216によって記録時または再生時に応じて所定の偏光方向に設定された後、ミラー217ならびにミラー218を経由して光学素子219に入射する。光学素子219はアクチュエータ220によってピッチ角度方向に反射角度を調整可能である。光学素子219により反射された光ビームは光学素子221に入射する。光学素子221はアクチュエータ222によってブラッグ角度方向に反射角度を調整可能である。光学素子221により反射された光ビームは、レンズ221とレンズ222を通過した後にホログラム記録媒体1に入射する。例えば光学素子221は反射型プリズムを用いる。
なお、参照光の角度を変更する光学素子としてはミラーが一般的であるが、静定精度の向上を狙ってミラーの代わりに例えば図7のようなプリズムを用いる方法が知られている。ミラーでは全反射を利用するため、ミラー駆動部の駆動量の倍の角度の光軸角度が変化するが、プリズムでは光学設計次第で同一駆動量においてミラーよりも少ない光軸変化量とすることができる。先述のように参照光の入射角度の調整では高精度な静定精度が求められるため、静定精度の向上のためにはミラーではなくプリズムによる制御を行うことが望ましい。しかし、プリズムは厚みをもつため、その駆動を考えた場合、駆動軸周りの慣性モーメントはミラーに比較して大きくなる。一般的に慣性モーメントが大きくなるほど静定までに要する時間は長くなるので、参照光角度の調整に要する時間が長時間化し、再生時の転送速度が低下してしまう。そのため、本実施例は、光学素子221にプリズムを用いる場合に、とりわけ効果が大きくなる。但し、光学素子221にミラーを用いても構わない。
アクチュエータ220およびアクチュエータ222はガルバノメータを用いることができる。なお、参照光の入射角度を設定する目的である光学素子およびアクチュエータは参照光の波面を変換する素子を代わりに用いても構わない。
このように信号光と参照光とをホログラム記録媒体1において、互いに重ね合うように入射させることで、記録媒体内には干渉縞パターンが形成され、このパターンを記録媒体に書き込むことで情報を記録する。また、アクチュエータ222によってホログラム記録媒体1に入射する参照光のブラッグ角度を変化させることができるため、角度多重による記録が可能である。
以降、同じ領域に参照光角度を変えて記録されたホログラムにおいて、1つ1つのブラッグ角度に対応したホログラムをページと呼び、同領域に角度多重されたページの集合をブックと呼ぶことにする。
図3は、ホログラム光情報再生装置10におけるピックアップ11及び再生用参照光光学系12の、基本的な光学系構成の一例における再生原理を示したものである。記録した情報を再生する場合は、前述したように参照光をホログラム記録媒体1に入射し、ホログラム記録媒体1を透過した光ビームを、アクチュエータ225によって角度調整可能な光学素子226にて反射させることで、その再生用参照光を生成する。一方でホログラム記録媒体1に入射し、再生用参照光とは逆側に回折した光ビームは光検出器227によって検出される。光検出器227は再生用参照光を検出する光検出器228の光量が最大となるブラッグ角度のときに光検出器227で検出する光量も最大となるように位置付けされている。検出器227としては例えばフォトダイオードなどの光検出素子を用いることができるが、光検出器227側に回折した光量を検出可能であればどのような素子であっても構わない。
この再生用参照光によって再生された再生光は、対物レンズ215、リレーレンズ213ならびに空間フィルタ214を伝播する。その後、再生光はPBSプリズム211を透過して光検出器228に入射し、記録した信号を再生することができる。光検出器228としては例えばCMOSイメージセンサーやCCDイメージセンサーなどの撮像素子を用いることができるが、ページデータを再生可能であれば、どのような素子であっても構わない。
なお本実施例において、ブラッグ角度制御信号生成回路32はアクチュエータ220に備え付けられた角度検出センサ(図示しない)の出力信号を入力として、光学素子219で反射したブラッグ角度を検出し、ブラッグ角度の制御に用いるための信号を生成する。同様にピッチ角度制御信号生成回路34はアクチュエータ222に備え付けられた角度検出センサ(図示しない)の出力信号を入力として、光学素子221反射したピッチ角度を検出し、ピッチ角度の制御に用いるための信号を生成する。再生用参照光光学系12に関しては、ブラッグ角度制御信号生成回路31はアクチュエータ225に備え付けられた角度検出センサ(図示しない)の出力信号を入力として、光学素子226が反射した参照光の角度を検出し、参照光角度の制御に用いるための信号を生成する。アクチュエータ220、アクチュエータ222およびアクチュエータ225に備え付けられた角度検出センサは、例えば、光学式エンコーダを用いることができる。
ところで、ホログラフィの角度多重の原理を利用した記録技術は、参照光角度のずれに対する許容誤差が極めて小さくなる傾向がある。そのため、アクチュエータ220に備え付けられた角度検出センサを用いずに、ピックアップ11内に参照光角度のずれ量を検出する機構を別に設けて、ブラッグ角度制御信号生成回路85が該機構の出力信号を入力として参照光角度の制御に用いるための信号を生成する構成としても構わない。
図6で示した、量産による光学素子219と光学素子221の両光学素子の幾何学的配置に起因する回転軸の直交角度のずれにより生じるブラッグ角度変化に応じたピッチ角度ずれの線形的な変化の感度を調べるために、ホログラム光情報再生装置10は記録済みのホログラム記録媒体1がローディングされると再生の前に最適ピッチ角度の調整を行う。
本実施例における最適ピッチ角度の調整方法について図8を用いて詳細に説明する。図8は最適ピッチ角度の調整方法のフローチャートを示したものである。最適ピッチ角度調整を開始すると(ステップS901)、ホログラム光情報再生装置10はアクチュエータ220を駆動してピッチ角度を調整レンジのピッチ角度の1つであるφ(i)に設定する。次に図9に示すようにアクチュエータ222を駆動してブラッグ角度を調整レンジの最小角度から調整レンジの最大角度まで一定の角速度で駆動させる(ステップS803)。該ブラッグ角度の駆動時に光検出器227の検出光量を一定のサンプリング周期で取得すると、ブラッグ角度θに対して図10における白丸のようなグラフになる。該グラフをもとにピッチ角度φ(i)においてブラッグ角度を駆動させた際の光量の最大値をImax(i)が取得できる(ステップS804)。ステップS803におけるブラッグ角度の駆動時の角速度は必ずしも一定でなくてよいが、光検出器227のサンプリング周期を鑑みて、十分にImax(i)が取得可能な速度とする。また、ステップS803において取得する値は必ずしも光量最大値でなくてもよく、例えば半値幅の値等のブラッグ角度に対して光検出器が相関をもつ値であればよい。また、Imax(i)の値は実際のサンプリング値を基に導出した多項式等による補間から算出した値でもよい。なお、ステップS803でImax(i)に相当するブラッグ角度θpeakは光量を最大とする最適ブラック゛角度を意味し、iの値に依らず、ほぼ同じ値となる。次にステップS805では現在のiの値が最適ピッチ角度調整レンジにおける最終値のNimaxかどうか判定する。iがNimaxと等しくない場合(S805におけるNo)はステップS806に移行し、iの値は1だけインクリメントされ、再度ステップS802が実施され、iがNimaxと等しくなるまでステップS802からステップS805が繰り返される。iがNimaxと等しい場合(S805におけるYes)は、ステップS807に移行する。ステップS807移行時までに行ったImax(i)の値を各ピッチ角度φ(i)に対してプロットすると、図11の白丸のようなグラフになる。ステップS807では該プロット点を二次関数近似し、導出した関数から二次関数の頂点におけるピッチ角度φpeakを導出する。次にステップS808ではステップS808で導出した最適ピッチ角度φpeakにアクチュエータ220を設定し、最適ピッチ角度調整の処理は終了する(ステップS809)。なお、最適ピッチ角度の調整は図8を用いて説明した方法に限定されるものではなく、例えば特許文献1に記載されている再生光の特徴を基にした調整方法を行っても構わない。
次に本実施例におけるピッチ角度補正量の導出処理について図12を用いて詳細に説明する。図12はピッチ角度補正量の導出方法のフローチャートを示したものである。ピッチ角度補正量の導出処理が開始すると(ステップS1201)、ホログラム光情報再生装置10はアクチュエータ222を駆動してブラッグ角度を調整レンジのブラッグ角度の1つであるθ(j)に設定する(ステップS1202)。次に図8で示した最適ピッチ角度調整処理を該ブラッグ角度θ(j)において実施する(ステップS1203)。次にステップS1204では現在のjの値がピッチ角度補正量導出処理レンジにおける最終値のNjmaxかどうか判定する。jがNjmaxと等しくない場合(S1204におけるNo)はステップS1205に移行し、jの値は1だけインクリメントされ、再度ステップS1202が実施され、jがNjmaxと等しくなるまでステップS1202からステップS1204が繰り返される。jがNjmaxと等しい場合(S1204におけるYes)は、ステップS1206に移行する。ステップS1204における判定基準であるNjmaxは少なくとも2以上の値であり、各jの値では対応するブラッグ角度θの最小角度から最大角度の複数の角度の値が設定される。これらステップS1206移行時までに行った複数の最適ピッチ角度φpeakの調整結果を各ブラッグ角度θ(j)に対してプロットすると、例えば図13の白丸に示す分布が得られる。ステップS1206では該白丸の分布結果から線形近似する。導出した近似直線の傾きaおよび切片bがブラッグ角度を変更させたときのピッチ角度補正量の設定パラメータを表す。ステップS1207では傾きaおよび切片bをコントローラ80に設定し、ピッチ角度補正量導出の処理は完了する(ステップS1208)。
図12で示したピッチ角度補正量の導出処理は、例えばホログラム記録媒体1をホログラム光情報再生装置10にローディングした契機で行われる。該処理について図22を用いて説明する。記録媒体ローディング時調整が開始されると(ステップS2201)、ホログラム光情報再生装置10にホログラム記録媒体1がローディングされる(ステップS2202)、次に図12で示したピッチ角度補正量導出処理が実施され(ステップS2203)、記録媒体ローディング時調整は終了する(ステップS2204)。なお、ピッチ角度補正量導出処理の契機は必ずしも図22のフローチャートに限定されるものではなく、例えばホログラム光情報再生装置10の出荷時に実施し、導出した傾きaおよび切片bの値をコントローラ80に保持してもよい。
上述のようにホログラム光情報再生装置10では再生光の信号品質を確保するためには多重記録した複数のページデータ全てにおいて再生可能な範囲内までに参照光の角度を調整しなくてはならない。再生可能な範囲とはホログラム光情報再生装置10におけるメカ的な位置付け精度、媒体の温度変化や吸湿特性および再生ページデータの信号処理等で決定される装置固有の値である。ホログラム光情報再生装置における再生可能な最低のSNRをSNRminとする。ここでSNRとは記録品質を表す指標であり、値が大きいほど高い記録品質であることを表す。
ピッチ角度の制御は数ミリ度という微小な静定精度が要求されるので、本実施例におけるピッチ角度を偏光する光学素子219はプリズムを用いる。プリズムの駆動軸周りの慣性モーメントはミラーに比べて大きいため、ピッチ角度の調整に要する時間が長時間化し、再生時の転送速度が低下してしまう。
そこで、本実施例では図12に基づいて導出したピッチ角度補正量φ=aθ+bに対して常に補正は行わず、離散的に駆動することで再生時の転送速度の低下を抑える。
本実施例におけるピッチ角度の離散駆動量の導出処理について図14を用いて詳細に説明する。図14はピッチ角度離散駆動量の導出方法のフローチャートを示したものである。ピッチ角度離散駆動量の導出処理が開始されると(ステップS1401)、ホログラム光情報再生装置10はアクチュエータ222を駆動してブラッグ角度を再生ページの最適ブラッグ角度θpeakに設定する(ステップS1402)。次にアクチュエータ220を駆動してピッチ角度を調整レンジのピッチ角度の1つであるφ(k)に設定する(ステップS1403)。ステップS1404では該参照光角度におけるカメラ画像を光検出器228により取得し、該カメラ画像をコントローラ80により信号処理し、解析結果からSNRを取得する。次にステップS1405では現在のkの値がピッチ角度離散駆動量導出処理レンジにおける最終値のNkmaxかどうか判定する。kがNkmaxと等しくない場合(S1405におけるNo)はステップS1406に移行し、kの値は1だけインクリメントされ、再度ステップS1403が実施され、kがNkmaxと等しくなるまでステップS1403からステップS1405が繰り返される。kがNkmaxと等しい場合(S1405におけるYes)は、ステップS1407に移行する。ステップS1407移行時までに行った複数のSNRの導出結果を各ピッチ角度φ(k)に対してプロットすると、例えば図15の白丸に示す分布が得られる。ステップS1407では該分布をもとに該プロット点を二次関数近似し、関数を導出する。次にステップS1408ではSNRminと該二次関数の交点からピッチ角度離散駆動量φmarginを計算する。ここでφmarginは図15に示すように二次関数の頂点におけるピッチ角度からSNRminの交点におけるピッチ角度の差を表す。次にステップS1409ではφmarginをコントローラ80に設定し、ピッチ角度離散駆動量導出の処理は完了する(ステップS1410)。
導出したピッチ角度離散駆動量φmarginを基に本実施例ではピッチ角度を図16に示すような離散駆動を行う。すなわち、図12に基づいて導出したピッチ角度補正量φ=aθ+bに対して±φmargin以上ピッチ角度がずれるブラッグ角度になった場合にのみ、アクチュエータ222を駆動してブラッグ角度を変更する。
以上本実施例によれば、高い転送速度を維持しつつ、かつ高品質な再生品質を実現出来る。
実施例1では、最適ピッチ角度の調整はピッチ角度とブラッグ角度を二次元的に変更させながら光検出器227の検出光量が最大となるピッチ角度を探すことで行った。しかし、該最適ピッチ角度の調整は調整時に変更するピッチ角度の最少から最大までの角度範囲に最適ピッチ角度が入っていない場合、図11で示す近似曲線が本来の正しい形状と異なり、図8のステップS807で導出されるφpeakの値が本当に最適なピッチ角度と乖離してしまう可能性がある。この場合、最適ピッチ角度の調整角度範囲を広げることで最適ピッチ角度を調整範囲内に入れることも可能だが、なんの指標もなくただ大幅に調整角度を広げてしまうと最適ピッチ角度調整に必要とする時間が長くなり、転送速度の低下につながってしまう。
最適ピッチ角度の調整に必要な調整範囲が大きくなる原因として、図17に示すようなホログラム記録媒体1の回転角度に対する媒体のピッチ方向の面振れ量が考えられる。図17の横軸はホログラム記録媒体1のスピンドル軸を中心とした媒体回転角度を、縦軸は媒体回転角度に対するホログラム記録媒体1の面振れ量のピッチ方向成分をそれぞれ表す。媒体の平面性は理想的にはゼロであることが望ましいがホログラム記録媒体の製造工程上、該面振れは少なからず生じてしまう。ホログラム記録媒体1の量産を鑑みた場合、該面振れ量を製造仕様として規定することで面振れ量を制限することができる。
本実施例ではホログラム記録媒体1の面振れ量を製造仕様としてφdmargin以内として規定しているものとする。本実施例では最適ピッチ角度の調整範囲φadを、少なくともφdmarginの値以上、かつ転送速度が維持できる最小値とする、あるいは(ホログラム記録媒体1の量産を鑑みた上で可能ならば)φdmarginの値を最適ピッチ角度の調整範囲φad以下の値とすることで最適ピッチ角度調整に必要とする時間を短縮し、転送速度をできる限り維持することを前提とする。
本実施例における媒体面振れ中心角度の導出処理について図18を用いて詳細に説明する。図18は媒体面振れ中心角度の導出方法のフローチャートを示したものである。媒体面振れ中心角度の導出処理が開始すると(ステップS1801)、ホログラム光情報再生装置10はスピンドルモータ50を駆動して媒体回転角度を測定角度の1つであるω(l)に設定する(ステップS1802)。ステップS1803では該媒体回転角度におけるピッチ角度検出センサ16の出力を取得する。次にステップS1804では現在のlの値が媒体面振れ中心角度導出処理レンジにおける最終値のNlmaxかどうか判定する。lがNlmaxと等しくない場合(S1804におけるNo)はステップS1805に移行し、lの値は1だけインクリメントされ、再度ステップS1802が実施され、lがNlmaxと等しくなるまでステップS1802からステップS1804が繰り返される。lがNlmaxと等しい場合(S1804におけるYes)は、ステップS1806に移行する。ステップS1806移行時までに行った複数のピッチ角度検出センサ16の出力値を各媒体回転角度ω(l)に対してプロットすると、例えば図19の白丸に示す分布が得られる。該分布におけるピッチ角度検出センサ16の出力値の最大値をφdmax、最小値をφdminとして、ステップS1806ではφdmaxおよびφdminを導出する。次にステップS1807では媒体面振れ中心角度φdcenterをφdcenter=(φdmax+φdmin)/2として算出する。ステップS1808では導出したφdcenterをチルト角度変更部52に設定し、媒体面振れ中心角度導出処理は終了する(ステップS1809)。
図18で示した処理で導出したφdcenterにチルト角度 が設定されている場合、ピッチ角度調整範囲は図20の斜線で示した範囲になり、媒体回転角度がどの角度でもピッチ角度調整範囲内に収まっており、図8で示した最適ピッチ角度の調整を行うことが可能である。一方で、図21に示すように設定チルト角度が媒体面振れ中心角度φdcenterと異なる場合、図中の二重丸で囲った一部の媒体回転角度においてはピッチ角度調整範囲外になる。
以上本実施例によれば、記録媒体に面振れがある場合であっても高い転送速度を維持しつつ、かつ高品質な再生品質を実現出来る。
なお、上述した実施例は、本発明を分り易くするために詳細に説明したものであり、そのため、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれ、例えば、必ずしも上記で説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。更に、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1・・・ホログラム記録媒体
10・・・ホログラム光情報再生装置
11・・・ピックアップ
12・・・再生用参照光光学系
13・・・ディスクCure光学系
14・・・ディスク回転角度検出用光学系
15・・・半径位置検出光学系
16・・・ディスクチルト角度検出用光学系
21・・・回転角度制御回路
22・・・スピンドル駆動回路
23・・・半径位置制御回路
24・・・半径位置駆動回路
25・・・チルト角度制御回路
26・・・チルト角度駆動回路
31・・・ブラッグ角度制御信号生成回路
32・・・ブラッグ角度制御回路
33・・・ブラッグ角度駆動回路
34・・・ピッチ角度制御信号生成回路
35・・・ピッチ角度制御回路
36・・・ピッチ角度駆動回路
37・・・シャッタ制御回路
38・・・光源駆動回路
80・・・コントローラ
81・・・信号生成回路
82・・・信号処理回路
90・・・入出力制御回路
91・・・外部制御装置

Claims (12)

  1. 信号光と参照光を干渉させることで情報の記録が行われた記録媒体から情報を再生するホログラム再生装置であって、
    前記信号光の光軸と前記記録媒体の法線を含む面内で前記参照光の前記記録媒体への照射角度を変更する第一の光角度変更部と、
    前記信号光の光軸と前記記録媒体の法線を含む面に対して略垂直方向の面内で前記参照光の照射角度を変更する第二の光角度変更部と、
    前記記録情報媒体からの再生光を検出する光検出器と、
    前記第一の光角度変更部の駆動信号を出力する第一の光角度駆動信号出力部と、
    前記光検出器の出力に基づいて前記光角度駆動信号出力部を介して前記第一の光角度変更部を制御する第一の光角度制御部と、
    前記第二の光角度変更部の駆動信号を出力する第二の光角度駆動信号出力部と、
    前記第二の光角度駆動信号出力部を介して前記第二の光角度変更部を制御する第二の光角度制御部と、
    前記第一の光角度制御部の制御目標値に対して補間処理を行い、該補間処理した制御目標値を第二の光角度制御部へ出力することで、前記第二の光角度制御部の制御目標値を制御する光角度補間処理部と、を備えることを特徴とするホログラム再生装置。
  2. 請求項1に記載のホログラム再生装置であって、
    前記補間処理とは、前記第一の光角度制御部の制御目標値に対して多項式近似で補間する処理であることを特徴とするホログラム再生装置。
  3. 請求項2に記載のホログラム再生装置であって、
    前記多項式近似とは一次関数近似であることを特徴とするホログラム再生装置。
  4. 請求項1に記載のホログラム再生装置であって、
    前記補間処理は、前記光検出器の出力に基づいて決定した前記第一の光角度制御部の制御目標値および前記第二の光角度制御部の制御目標値で指定可能な少なくとも2点以上の分布を基に行うことを特徴とするホログラム再生装置。
  5. 請求項1に記載のホログラム再生装置であって、
    前記光角度補間処理部は、前記補間した制御目標値に対して離散的な角度間隔で前記第二の光角度制御部の制御目標値を制御することを特徴とするホログラム再生装置。
  6. 請求項4に記載のホログラム再生装置であって、
    前記記録媒体を回転させる第一の媒体角度変更部と、
    前記第一の媒体角度変更部の駆動信号を出力する第一の媒体角度駆動信号出力部と、
    前記第一の媒体角度駆動信号出力部を介して前記第一の媒体角度変更部を制御する第一の媒体角度制御部と、
    前記第一の光角度変更部および前記第二の光角度変更部とは独立して固定され、前記信号光の光軸と前記記録媒体の法線を含む面に対して略垂直方向の面内で前記記録媒体の角度を変更する第二の媒体角度変更部と、
    前記第二の媒体角度変更部の駆動信号を出力する第二の媒体角度駆動信号出力部と、
    前記信号光の光軸と前記記録媒体の法線を含む面に対して略垂直方向の面内で前記記録媒体の角度を検出する第二の媒体角度検出部と、
    前記第二の媒体角度検出部の出力に基づいて前記第二の媒体角度駆動信号出力部を介して前記第二の媒体角度変更部を制御する第二の媒体角度制御部と、
    前記記録媒体を前記第一の媒体角度変更部により少なくとも一回転以上回転させた際の前記第二の媒体角度検出部の出力の最大角度と最小角度を基に中心角度を算出し、該中心角度へと前記記録媒体の第二の媒体角度変更部を制御する制御部と、を備えることを特徴とするホログラム再生装置。
  7. 請求項6に記載のホログラム再生装置であって、
    前記制御部は、前記補間処理の前に、前記中心角度へと前記記録媒体の角度を制御することを特徴とするホログラム再生装置。
  8. 信号光と参照光を干渉させることで情報の記録が行われた記録媒体から情報を再生するホログラム再生方法であって、
    前記記録情報媒体からの再生光を検出する光検出ステップと、
    前記信号光の光軸と前記記録媒体の法線を含む面内で前記参照光の前記記録媒体への照射角度である第一の光角度を、前記光検出ステップで検出した再生光に基づいて変更する第一の光角度変更ステップと、
    前記信号光の光軸と前記記録媒体の法線を含む面に対して略垂直方向の面内で前記参照光の照射角度である第二の光角度を変更する第二の光角度変更ステップと、
    前記第一の光角度変更ステップの制御目標値に対して補間処理を行い、該補間処理した際の前記第二の光角度変更ステップの制御目標値を用いて、前記第二の光角度を変更する光角度補間処理ステップと、
    を備えることを特徴とするホログラム再生方法。
  9. 請求項8に記載のホログラム再生方法であって、
    前記補間処理とは、前記第一の光角度制御部の制御目標値に対して多項式近似で補間する処理であることを特徴とするホログラム再生方法。
  10. 請求項9に記載のホログラム再生方法であって、
    前記多項式近似とは一次関数近似であることを特徴とするホログラム再生方法。
  11. 請求項8に記載のホログラム再生方法であって、
    前記補間処理は、前記光検出器の出力に基づいて決定した前記第一の光角度制御部の制御目標値および前記第二の光角度制御部の制御目標値で指定可能な少なくとも2点以上の分布を基に行うことを特徴とするホログラム再生方法。
  12. 請求項8に記載のホログラム再生方法であって、
    前記光角度補間処理ステップでは、前記補間した前記第一の光角度変更ステップの制御目標値に対して離散的な角度間隔で前記第二の光角度制御ステップの制御目標値を制御することを特徴とするホログラム再生方法。
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