JP2015204121A - 光情報装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ホログラフィによる光情報装置において、信号光に対する開口フィルタの位置誤差によるS/N低下を補正し高品質な記録信号品質を保証する。【解決手段】信号光206による開口フィルタ214の位置調整が可能な光学検出系230,83,89,84,226を設け、開口フィルタ214を高精度に位置決めする。【選択図】図2

Description

本発明はホログラフィによる光情報装置に関する発明である。
ホログラフィによる光情報記録再生装置に関する文献として、特許文献1が公開されている。特許文献1には、例えば、その課題に「絞りに対するホログラム記録媒体の位置ずれを補正できることができても、開口径を調整することができないため、本来、再生に必要な再生信号光を遮断してしまったり、再生に悪影響を与える再生参照光を通過させてしまったりする不具合が生じるという問題があった。本発明は再生に必要な再生信号光のみを撮像することができるホログラム装置を提供する」との開示がある。また、その解決手段として「空間光変調器を介してホログラム記録媒体に照射参照光を照射し、得られた再生光を集光レンズを介して撮像素子で撮像し、画像データを取得するホログラム装置において、上記集光レンズと上記撮像素子の間に配置され、非開口部により上記再生光の外縁部分を遮断しつつ、開口部により同再生光を通過させる遮光手段と、上記再生光の光路断面における所定位置に基準マークを生成させるとともに、上記画像データにおける上記基準マークが結像された位置、および、上記画像データにおける上記開口部の縁が結像された位置を特定する境界特定手段と上記画像データにおける上記基準マークが結像された位置に基づいて上記遮光手段の位置ずれを特定するとともに、当該位置ずれを解消するように上記遮光手段の位置を調整する位置調整手段を具備する構成としてある」との開示がある。
特開2008−197575号公報
ホログラフィによる光情報記録再生装置の課題は従来の上記特許文献のように再生するときの信号品質を向上させる技術は考えられているが記録するときに発生する信号光と開口フィルタとの位置誤差によるS/N低下による記録品質低下は考えられていない。また、ホログラフィによる光情報記録再生装置は、開口部と信号光との位置関係が少しでもずれると正しく記録できなくなるため、厳密に設定しなければならない。本発明は前記課題を解決し、好適な光情報装置を提供するものである。
上記の目的は、以下に示す構成によって達成される。例えば、ホログラフィを利用した光情報装置であって、レーザを射出する射出部と、前記射出部で射出したレーザが通過する開口部と、前記開口部の周囲に前記レーザの偏光を変える偏光部と、を備えた開口フィルタ部と、前記開口フィルタ部の前記偏光部で偏光されたレーザの光量を検出する光検出部と、前記光検出部で検出された光量に応じて前記開口フィルタ部の移動量を算出する移動量算出部と、前記開口フィルタ部の現在位置を検出して記憶する現在位置検出部と、前記移動量算出部で算出された前記開口フィルタ部の移動量、前記現在位置検出部で記憶した前記開口フィルタの現在位置、いずれかまたは両方の値を用いて前記開口フィルタ部を移動する制御部と、を備えることを特徴とする光情報装置である。
本発明によると、好適な光情報装置を提供することが可能となる。
光情報記録再生装置の構成図 ピックアップの光学系構成図 ピックアップの光学系構成図 記録再生動作フロー 開口フィルタ構成図 光検出器構成図 光検出器の受光部 位置誤差信号説明図 開口フィルタ構成図 位置検出センサ設置図 開口フィルタ位置制御フローチャート 開口フィルタ位置制御フローチャート 位置保持用アクチェータ設置開口フィルタの構成図 位置保持用アクチェータ設置開口フィルタの位置保持方法 位置保持用アクチェータ設置開口フィルタの構成図 開口フィルタ位置制御フローチャート 位置誤差信号説明図 開口フィルタ位置制御フローチャート
以下、実施例について図を用いて説明する。
図1はホログラフィによる光情報記録再生装置の構成図である。光情報記録再生装置10は、入出力制御回路90を介して外部制御装置91と接続されている。記録する場合には、光情報記録再生装置10は外部制御装置91から記録する情報信号を入出力制御回路90により受信する。再生する場合には、光情報記録再生装置10は再生した情報信号を入出力制御回路90により外部制御装置91に送信する。
光情報記録再生装置10は、ピックアップ11、再生用参照光光学系12、キュア光学系13、ディスク回転角度検出用光学系14、及び回転モータ50を備えており、ディスク形状の光情報記録媒体1は回転モータ50によって回転可能な構成となっている。
ピックアップ11は、参照光と信号光を光情報記録媒体1に出射し、ホログラフィを利用してデジタル情報を記録媒体に記録または再生する役割を果たす。記録する情報信号はコントローラ89によって信号生成回路86を介してピックアップ11内の後述する空間光変調器に送り込まれ、信号光は空間光変調器によって変調される。光情報記録媒体1に記録した情報を再生する場合は、ピックアップ11から出射された参照光を記録するときとは逆の向きに光情報記録媒体に入射させる光波を再生用参照光光学系12にて生成する。再生用参照光によって再生される再生光をピックアップ11内の後述する撮像素子によって検出し、信号処理回路85によって信号を再生する。 光情報記録媒体1に照射する参照光と信号光の照射時間は、ピックアップ11内の後述するシャッタの開閉時間をコントローラ89によってシャッタ制御回路87を介して制御することで調整できる。
キュア光学系13は、光情報記録媒体1のプリキュアおよびポストキュアに用いる光ビームを生成する役割を果たす。プリキュアとは、光情報記録媒体1内の所望の位置に情報を記録する際、所望位置に参照光と信号光を照射する前に予め所定の光ビームを照射する前工程である。ポストキュアとは、光情報記録媒体1内の所望の位置に情報を記録した後、該所望の位置に追記不可能とするために所定の光ビームを照射する後工程である。
ディスク回転角度検出用光学系14は、光情報記録媒体1の回転角度を検出するために用いられる。光情報記録媒体1を所定の回転角度に調整する場合は、ディスク回転角度検出用光学系14によって回転角度に応じた信号を検出し、検出された信号を用いてコントローラ89によってディスク回転モータ制御回路88を介して光情報記録媒体1の回転角度を制御する事が出来る。
また、ピックアップ11、そして、キュア光学系13は、光情報記録媒体1の半径方向に位置をスライドできる機構が設けられており、アクセス制御回路81を介して位置制御が行われる。あるいは、光情報記録再生装置10は光情報記録媒体1を半径方向に位置をスライドする機構を設け、アクセス制御回路81を介して位置制御が行われる。
光源駆動回路82からは所定の光源駆動電流がピックアップ11、キュア光学系13、ディスク回転角度検出用光学系14内の光源に供給され、各々の光源からは所定の光量で光ビームを発光することができる。
ところで、ホログラフィの角度多重の原理を利用した記録技術は、参照光の光情報記憶媒体に対する入射角度(以下参照光角度)のずれに対する許容誤差が極めて小さくなる傾向がある。
したがって、ピックアップ11内に、参照光角度のずれ量を検出する機構を設けて、サーボ信号生成回路83にてサーボ制御用の信号を生成し、サーボ制御回路84を介して該ずれ量を補正するためのサーボ機構を光情報記録再生装置10内に備える。また、ピックアップ11、キュア光学系13、ディスク回転角度検出用光学系14は、いくつかの光学系構成または全ての光学系構成をひとつに纏めて簡素化しても構わない。
次にピックアップ11の構成について説明する。図2は、本実施例に係る光情報記録再生装置10におけるピックアップ11の基本的な光学系構成の一例を示す概略図であり、この図を用いて記録原理を説明する。光源201を出射した光ビームはコリメートレンズ202を透過し、シャッタ203に入射する。シャッタ203が開いている時は、光ビームはシャッタ203を通過した後、記録動作または再生動作に応じて例えば1/2波長板などで構成される光学素子204によってP偏光とS偏光の光量比が所望の比になるように偏光方向が制御された後、偏光ビームスプリッタ205に入射する。本実施例では記録するときにはP偏光とS偏光、再生するときにはS偏光に変換するものとする。
偏光ビームスプリッタ205を透過した光ビームは、信号光206として働き、ビームエキスパンダ208によって所望のビーム径に拡大された後、位相マスク209、リレーレンズ210、偏光ビームスプリッタ211を透過して空間光変調器212に入射する。空間光変調器212は信号光に2次元画像データなどの情報信号を付加する光学素子である。例えば偏光変換(P偏光→S偏光)する微小素子を2次元配列し、記録する情報信号に応じて各素子を駆動する構成とする。
空間光変調器212によって情報が付加された信号光206は、偏光ビームスプリッタ211を反射し、リレーレンズ213ならびにアクチュエータ226によって位置調整可能な開口フィルタ214を伝播する。さらに、信号光は対物レンズ215によって光情報記録媒体1に集光する。リレーレンズ213を経た信号光206は偏光ビームスプリッタ227によって、後述する開口フィルタ214の位置検出を行うための位置検出信号光228に分離される。信号光206から分離された位置検出信号光228は検出レンズ229によって集光され、光検出器230に照射される。光検出器230はサーボ信号生成回路83に接続され、サーボ信号生成回路83では光検出器230の出力信号に応じたサーボ信号を生成する。生成されたサーボ信号に応じてコントローラ89はサーボ制御回路84を制御し、アクチェータ226を駆動する。ここで、ホログラムを光記録媒体1に記録する場合、開口フィルタ214の位置(例えばx−z面における位置)を所定範囲内(例えば目標位置±1um以下)で位置制御するために、光検出器230の出力に応じてアクチュエータ226を駆動する。また、開口フィルタ226の近傍に温度センサ235が設置され、コントローラ89により開口フィルタ近傍の温度が検出可能である。
一方、偏光ビームスプリッタ205を反射した光ビームは参照光207として働き、偏光方向変換素子216によって記録するとき、または再生するときに応じて所定の偏光方向に設定される。本実施例では記録するときにはS偏光、再生するときにはP偏光に変換するものとする。この後、参照光207はミラー217ならびにミラー218を経由してガルバノミラー219に入射する。ガルバノミラー219はアクチュエータ220によって角度を調整可能のため、レンズ221とレンズ222を通過した後に光情報記録媒体1に入射する参照光の入射角度を、所望の角度に設定することができる。なお、参照光207の入射角度を設定するために、ガルバノミラーに代えて、参照光207の波面を変換する素子を用いても構わない。
このように信号光と参照光とを光情報記録媒体1において、互いに重ね合うように入射させることで、光情報記録媒体1内には干渉縞パターンが形成され、このパターンを光情報記録媒体1に書き込むことで情報を記録する。また、ガルバノミラー219によって光情報記録媒体1に入射する参照光207の入射角度を変化させることができるため、角度多重による記録が可能である。
以降、同じ領域に参照光角度を変えて記録されたホログラムにおいて、1つ1つの参照光角度に対応したホログラムを「ページ」と呼び、同領域に角度多重されたページの集合を「ブック」と呼ぶことにする。
光情報記録媒体1に所定量(ページ)の情報が記録された後、シャッタ203が閉じ、次に記録される所定量の情報が空間光変調器212によって表示される。同時に、ガルバノミラー219が微小量(例えば、0.1度)だけ回転して、光情報記録媒体1への参照光207の入射角度が変更される。その後シャッタ203が開くと、次に記録される所定量の情報が光情報記録媒体1の同一ブックの新たなページとして、先に記録されたページとは異なる角度で多重記録される。そしてページ数が所定の多重数(例えば、200ページ)に達すると、次のブックへの移動を行う。ブックの移動では対物レンズ215の位置に対し図示しない駆動手段により光情報記録媒体1を移動させる。なお、符号223と符号226はアクチュエータ、符号224はガルバノミラー、符号225は撮像素子を示す。
図3は、図2と同一構成のピックアップで、再生原理を説明するための概略図である。記録した情報を再生する場合は、前述したように参照光207を光情報記録媒体1に入射する。そして、光情報記録媒体1を透過した参照光207を、アクチュエータ223によって角度調整可能なガルバノミラー224に略垂直に入射し反対方向に反射させることで位相共役光とし、再生用参照光として再び光情報記録媒体1に入射する。なお、アクチュエータ223及びガルバノミラーは、再生用参照光光学系12を構成する。
この再生用参照光によって再生された再生光300は、対物レンズ215、リレーレンズ213ならびにアクチュエータ226によって位置調整可能な開口フィルタ214を伝播する。その後、再生光206は偏光ビームスプリッタ211を透過して撮像素子225に入射し、記録した信号を再生することができる。撮像素子225としては例えばCMOSイメージセンサーやCCDイメージセンサーなどの撮像素子を用いることができるが、ページデータを再生可能であれば、どのような素子であっても構わない。
次に、記録・再生の動作フローについて説明する。図4は、本実施例に係る光情報記録再生装置10における記録、再生の動作フローを示したものである。ここでは、特にホログラフィを利用した記録・再生の動作に関するフローを説明する。
図4(a)は、光情報記録再生装置10に光情報記録媒体1を挿入した後、記録または再生の準備が完了するまでの動作フローを示し、図4(b)は準備完了状態から光情報記録媒体1に情報を記録するまでの動作フロー、図4(c)は準備完了状態から光情報記録媒体1に記録した情報を再生するまでの動作フローを示したものである。
図4(a)に示すように光情報記録媒体1を挿入すると(S401)、光情報記録再生装置10は、例えば挿入された光情報記録媒体1がホログラフィを利用してデジタル情報を記録または再生する光情報記録媒体であるかどうか光情報記録媒体判別を行う(S402)。
光情報記録媒体判別の結果、ホログラフィを利用してデジタル情報を記録または再生する光情報記録媒体であると判断されると、光情報記録再生装置10は光情報記録媒体1に設けられたコントロールデータを読み出し(S403)、例えば光情報記録媒体1に関する情報や、例えば記録するときや再生するときにおける各種設定条件に関する情報を取得する。なお、ホログラフィ専用の光情報記録再生装置の場合には、この判別ステップ(S402)を省略してもよい。
コントロールデータの読み出し後は、コントロールデータに応じた各種調整やピックアップ11に関わる学習処理(S404)を行い、光情報記録再生装置10は、記録または再生の準備が完了する(S405)。
準備完了状態から情報を記録するまでの動作フローは図4(b)に示すように、まず記録するデータを受信して(S411)、該データに応じた情報をピックアップ11内の空間光変調器212に送り込む。
その後、光情報記録媒体1に高品質の情報を記録できるように、必要に応じて例えば光源201のパワー最適化やシャッタ203による露光時間の最適化や光検出器230の出力に応じてサーボ制御回路84でアクチュエータ226を駆動し開口フィルタ214の位置決め等の各種記録用学習処理を事前に行う(S412)。
その後、シーク動作(S413)ではアクセス制御回路81を制御して、ピックアップ11ならびにキュア光学系13の位置を光情報記録媒体1の所定の位置に位置づけする。その後、キュア光学系13から出射する光ビームを用いて所定の領域をプリキュアし(S414)、ピックアップ11から出射する参照光と信号光を用いてデータを記録する(S415)。データを記録した後は、キュア光学系13から出射する光ビームを用いてポストキュアを行う(S416)。必要に応じてデータをベリファイしても構わない。
準備完了状態から記録された情報を再生するまでの動作フローは図4(c)に示すように、まずシーク動作(S421)で、アクセス制御回路81を制御して、ピックアップ11ならびに再生用参照光光学系12の位置を光情報記録媒体の所定の位置に位置づけする。その後、ピックアップ11から参照光を出射し、光情報記録媒体に記録された情報を読み出し(S422)、再生データを送信する(S423)。
次に、開口フィルタ214の位置検出のための詳細構成について説明する。ここでの位置検出とは図2に示す信号光206に対する開口フィルタ214の相対的な位置のことである。以降、図2に示すように、光情報記録媒体1上のブックの記録/再生方向(ディスクの場合は例えば周方向)をx方向、光情報記録媒体1の面内でx方向と垂直な方向(半径方向)をy方向、開口フィルタ214の光軸方向(フォーカス方向)または光情報記録媒体1の垂直方向をz方向とし、各方向に対する位置誤差信号をそれぞれSX、SY、SZとする。図5に撮像素子225側からみた開口フィルタ214の構成を示す。開口フィルタ214の中央には信号光が通過する透過領域231があり、その周辺には分割波長板232a、232b、232c、232dが配置されている。この分割波長板には信号光に対し開口フィルタ214に位置誤差が発生している場合に光が照射されるように配置されている。
図2に示したように、信号光206は開口フィルタ214を通り、対物レンズ215により集光され光情報記録媒体1に照射される。ここで、図5に示す分割波長板232a、232b、232c、232dには先に説明したように信号光に対し開口フィルタ214に位置誤差が発生している場合にのみ光が照射される。分割波長板232a、232b、232c、232dは図5に示すような4分割形状に限ったものではなく、たとえば透過領域231の周囲を完全に取り囲むような一体形状でもかまわない。分割波長板232a、232b、232c、232dに照射された光は偏光ビームスプリッタ227によって、開口フィルタ214の位置検出を行うための位置検出信号光228に分離される。信号光206から分離された位置検出信号光228は検出レンズ229によって集光され、光検出器230に照射される。図6に光検出器230の構成図を示す。光検出器230は領域a,b,c,dに4分割され、それぞれの領域で光量に応じて信号が出力される。領域ごとに独立した信号出力が得られれば良いため、図6に示した単一の光検出器を4分割とする方法以外にも一例として、領域ごとに光検出器を1つずつ配置する方法でもかまわない。また、光検出器としてPD(Photo Ddetector)が利用可能であるが、光量に応じた出力が得られれば良く、PDに限らない。
図7に信号光216の位置関係とその際の光検出器での受光状態を示す。図7に示す(状態1)は信号光216が透過領域231を通過している状態を示す。この場合は信号光216に対し開口フィルタ214は位置誤差が所定範囲内になる位置にあり、位置検出信号光228は光検出器230に照射しておらず、光検出器の領域a、b、c、dいずれからも信号出力されない状態となる。(状態2)では、信号光216に対し開口フィルタ214がy方向に位置誤差が所定範囲を超える状態を示し、この状態では位置検出信号光228は光検出器230の領域aに照射される。(状態3)では、信号光216に対し開口フィルタ214がx方向に所定範囲を超える位置誤差が発生している状態を示し、この状態では位置検出信号光228は光検出器230の領域cに照射される。(状態4)では、信号光216に対し開口フィルタ214がz方向に所定範囲を超える位置誤差が発生している状態を示し、この状態では位置検出信号光228は光検出器230の全領域a、b、c、dに照射される。
ここで、光検出器230a、b、c、dから得られる信号をそれぞれA、B、C、Dとする。位置誤差信号SX、SY、SZは例えばそれぞれ以下の式で得られる。
(数1)SX=A−C
(数2)SY=B−D
(数3)SZ=A+B+C+D
位置誤差信号の演算は例えば光情報記録再生装置のサーボ信号生成回路83で行い、その算出した結果は例えば、図7の(状態2)はx方向(周方向)の位置誤差、(状態3)はy方向(半径)方向の位置誤差、(状態4)はz方向(フォーカス方向)の位置誤差を示す位置誤差信号となる。図8に位置誤差と位置誤差信号の関係図を示す。図8の(x、y方向)に示すようにx、y方向位置誤差信号233は位置誤差に対し直線となる。一方z方向位置誤差信号234は図8の(z方向)に示すように位置誤差に対しV字形となる。この算出した各位置誤差信号SX、SY、SZが0に近づくようにアクチュエータ226をサーボ制御回路84により駆動することで、開口フィルタ214の位置決め行う。
このように位置制御することで、先に述べたように開口フィルタ214の位置(例えばx−z面における位置)を、高精度に所定範囲内(例えば目標位置±1um以下)に制御可能とすることができる。ここで、例えば何らかの光学的な位置ずれが発生し信号光229に対し開口フィルタ214に所定範囲を超える位置誤差が発生すると、光検出器230の出力に応じてサーボ制御回路84でアクチュエータ226を駆動し開口フィルタ214の位置を高精度に、位置誤差が所定範囲内になるように位置制御する。この開口フィルタの高精度な位置制御により、記録するときの信号光のS/N低下が補正可能となる。ここで、例えばサーボ制御回路84にはコントローラ89の指示により位置誤差信号のデータ保存が可能とすることで、あらかじめ保存された位置誤差信号を読みだして、読みだした位置誤差信号を基に開口フィルタ226の位置制御も可能である。
アクチュエータとして一例としてボイスコイルモータが利用可能であるが、光検出器の出力に応じて開口フィルタを駆動することができればよいため、ボイスコイルモータに限られるものではなく、ステッピングモータやピエゾ素子なども利用可能である。また、必ずしもx軸、y軸、z軸の全軸において制御は必要なく、信号光と開口フィルタの位置誤差による影響が相対的に少ない軸に関してはたとえば構成の簡略化(小型化、低コスト化)のために省略可能である。
これまでは信号光に対する開口フィルタの位置制御に対して説明してきた。ここで、図3に示すような参照光216が光情報記録媒体1に照射され、再生用参照光光学系12により反射され対物レンズ215を通過した光に対して、これまで説明してきた信号光に対する開口フィルタ214の位置誤差検出光学系を設けることで光情報記録媒体1に対する開口フィルタ214の位置制御が可能となる。すなわち、リレーレンズ213を経た参照光216は偏光ビームスプリッタ236によって、開口フィルタ214の位置検出を行うための位置検出信号光237に分離される。参照光216から分離された位置検出信号光237は検出レンズ238によって集光され、光検出器239に照射される。光検出器239はサーボ信号生成回路83に接続され、サーボ信号生成回路83では光検出器230の出力信号に応じたサーボ信号を生成する。生成されたサーボ信号に応じてコントローラ89はサーボ制御回路84を制御し、アクチェータ226を駆動する。このような構成とすることにより、開口フィルタを信号光(撮像素子225からの光)/参照光(光情報記録媒体1からの光)で位置制御可能な構成となる。
以上本実施例によれば、信号光のS/N低下を補正可能な光情報記録装置を提供することができる。
位置検出信号光228で開口フィルタ214の位置誤差が所定範囲内(例えば5μm以下)になる位置に位置制御後、開口フィルタ214の位置を検出する位置検出センサ240の信号を利用する。図9に開口フィルタ214に位置検出センサ240を設置した構成図を示す。開口フィルタ214には透過部232の周辺領域に分割波長板233a、233b、233c、233dが設置してある。さらに開口フィルタ214の位置が検出できるように位置検出センサ240が設置される。位置検出センサ240はサーボ信号生成回路83に接続され、サーボ信号生成回路83では光検出器230の出力信号に応じたサーボ信号を生成する。生成されたサーボ信号に応じてコントローラ89はサーボ制御回路84を制御し、アクチェータ226を駆動する。本実施例における位置検出センサ240は開口フィルタ214のx、y、z軸の位置誤差が検出できればよく、例えばPosition Sensitive Detector(PSD)により実現することが可能であるが、開口フィルタ214の位置誤差を検出できるのであれば、たとえば磁気センサなどどのようなセンサや素子であっても構わない。
ここでは開口フィルタ214の位置を直接検出するように位置検出センサ240を設置したが以下に示すような構成でも構わない。図10にワイヤサスペンションに位置検出センサを設置した構成図を示す。開口フィルタ214のアクチェータを一例としてボイスコイルモータとし、開口フィルタ214はワイヤサスペンション241により吊られている。ここで、ワイヤサスペンション241の一部に位置検出用ミラー242を設け、位置検出センサ240により位置検出用ミラー242の位置を検出することにより開口フィルタ214の位置を等価的に検出可能となる。
続いて位置検出信号光を用いた位置検出と、位置検出センサを用いた位置検出と、を用いた制御手順についてフローチャートを用いて説明する。図11に開口フィルタの位置制御のフローチャートを示す。図11に示すように、光情報記録媒体1への記録前に、まず装置の電源On(S601)に引き続き、レーザ発光(S602)を行い信号光206により開口フィルタの位置誤差が所定範囲内となる位置調整の準備を行う。次に信号光206により開口フィルタの位置検出(S603)を光検出器230にて行う。さらに光検出器230は図2に示したようにサーボ信号生成回路83に接続され、サーボ信号生成回路83では光検出器230の出力信号に応じたサーボ信号を生成する。生成されたサーボ信号に応じてコントローラ89はサーボ制御回路84を制御し、図8に示したように光検出器230の出力が所定値以内となる位置にアクチェータ226を制御して位置の調整(S604)を行う。続いて、図9に示すように位置検出センサ240で開口フィルタ214の位置検出(S605)を行う。続いて、信号光による位置調整をOFFする。(S606)。位置検出センサ240はサーボ信号生成回路83に接続され、サーボ信号生成回路83では位置検出センサ240の出力信号に応じたサーボ信号を生成する。生成されたサーボ信号に応じてコントローラ89はサーボ制御回路84を制御し、アクチェータ226を制御して位置の調整(S604)を行う。以降は位置検出センサ240による位置誤差が所定範囲内になる位置調整の状態で光情報記録媒体1への記録を行う。(S607)。これまで説明してきた制御手順により、実施例1に比較してより高信頼な信号光のS/N低下を補正可能な光情報記録再生装置を提供することができる。
実施例2では、図2に示すように偏光ビームスプリッタ227によって、開口フィルタ214の位置検出を行うための位置検出信号光228を生成し、光検出器230の信号を用いて開口フィルタ214の位置制御をし、その後位置検出センサ240の信号を用いて開口フィルタ214の位置制御をしていた。ここで、以下の方法により、簡素な光学系とすることでより簡略化した光情報記録再生装置を提供できる。信号光228に対する開口フィルタ214の位置誤差は主に光学系の取り付け精度により発生するため、光情報記録媒体1の状態に応じて常に変化するものではない。
一方で記録するときに光情報記録再生装置10全体が振動、衝撃などを受けると信号光206に対する開口フィルタ214の位置誤差が発生する可能性がある。そこで、位置検出信号光228を用いて、あらかじめ開口フィルタ214の位置誤差が所定値以内となる位置を求め、開口フィルタ214の位置について位置検出センサ240の信号を取得し、これを用いて位置の調整を行う。位置検出センサ240を用いた位置検出の制御手順についてフローチャートを用いて説明する。図12の(光学系組立時)に示すように、まずレーザ発光(S701)を行い開口フィルタ214の位置誤差が所定範囲内となる位置調整の準備を行う。次に信号光206により開口フィルタ214の位置検出(S702)を光検出器230にて行う。さらに光検出器230は図2に示したようにサーボ信号生成回路83に接続され、サーボ信号生成回路83では光検出器230の出力信号に応じたサーボ信号を生成する。生成されたサーボ信号に応じてコントローラ89はサーボ制御回路84を制御し、図8に示したように光検出器230の出力が所定範囲内となる位置に開口フィルタ214がくるようにアクチェータ226を制御して位置の調整(S703)を行う。
この状態で図9に示すように位置検出センサ240で開口フィルタ214の位置検出を行う。(S704)。サーボ制御回路84はコントローラ89の指示により、位置誤差信号のデータ保存が可能であるため、位置検出センサ240の値の保存(S704)を実施する。この位置検出センサ240の値が、位置誤差が所定範囲内となる開口フィルタ214の位置となる。光学系組立が終了後、図2に示す偏光ビームスプリッタ227、検出レンズ229、光検出器230は不要となるため取り外すことで、光学系組立時のみに利用し光学系を簡略化(省スペース、低コスト)可能となる。記録するときは図12の(記録時)に示すように、装置の電源On(S706)後、光情報記録媒体1への記録(S707)の場合は(光学系組立時)コントローラ89は、サーボ制御回路84に指示しサーボ制御回路84に保存されている位置センサ240の値読み出し(S708)を行う。
そしてサーボ制御回路84は、読みだした位置情報を用いて、アクチェータ226を制御して開口フィルタ214の位置の調整制御(S709)を行う。以降一定周期で位置検出センサ240の位置情報をモニタリングすることで、光情報記録再生装置10全体が振動、衝撃が発生した場合にも位置検出センサ240の位置情報に応じて開口フィルタのアクチェータを制御することで開口フィルタ240を位置誤差が所定範囲内となる位置に制御することが可能となる。光情報記録媒体1への記録(S707)ではない場合は即処理終了となる。
これまで説明してきたフローにより簡略した光学系で信号光のS/N低下が調整可能な光情報記録再生装置を提供することができる。
実施例2もしくは3では光検出器もしくは位置検出センサの出力に応じて開口フィルタの位置制御を行うこととした。ここで、記録するときに信号光と開口フィルタの位置誤差が発生するのは主に光学組立時であり、記録するときに信号光に対する開口フィルタの位置誤差が発生するのは光情報記録再生装置全体が振動、衝撃などを受けた場合である。
ここで、一度開口フィルタを、位置誤差が所定範囲内の位置になるようにアクチュエータで位置制御した後は、光情報記録再生装置全体が振動、衝撃を受けても開口フィルタが移動しないように保持することも考えられる。図13に開口フィルタ214を保持するための位置保持用アクチュエータ250を設置した構成図を示す。
開口フィルタ214の周辺に、保持するための位置保持用アクチェータ250を配置する。位置保持用アクチェータ250は、固定部251と開口フィルタ214の間に配置される。位置保持用アクチェータ250は図中矢印で示す方向に駆動し、位置保持用アクチェータ250の駆動方向に応じて開口フィルタ214の位置制御が行われる。
図13では一例としてX軸方向に開口フィルタ214に対して挟み込む形で位置保持用アクチェータ250を2つ配置している。図14にX、Y、Z方向に開口フィルタ214が変位した場合の位置保持用アクチュエータ250の動作を示す。図14(x方向変位時)に示すようにx-z断面で開口フィルタ214がx方向に変位した位置で位置保持する場合には、2つある位置保持用アクチェータ250の1つがx方向に延びる方向に駆動し、もう一つが同じくx方向に縮む方向に駆動することで開口フィルタ214を保持する。
図14(y方向変位時)に示すようにy-z断面で開口フィルタ214が図示しないアクチェータでy方向に変位した位置で位置保持する場合には、位置保持用アクチェータ250は、図示しないx方向に開口フィルタ214を圧縮するように駆動することで開口フィルタ214を保持する。z方向の保持は、図14(z方向変位時)に示すようにx-z断面で開口フィルタ214が図示しないアクチェータでz方向に変位した位置で位置保持する場合には、位置保持用アクチェータ250はx方向に開口フィルタ214を圧縮するように駆動することで開口フィルタ214を保持する。開口フィルタ214に対し挟み込む形に位置保持用アクチュエータ250を設置することで、開口フィルタ214がX、Y、Z方向に保持可能となる。
一例としてx軸方向に対し開口フィルタに対し挟み込む形で位置保持用アクチェータを2つ配置した場合の形態を説明してきたが、たとえばy方向に開口フィルタに対し挟み込む形で位置保持用アクチェータを2つ配置することでも実現可能である。
また、開口フィルタの駆動方向であるX、Y、Z軸に対して位置保持用アクチェータを2つにする場合には、位置保持用アクチェータと開口フィルタとの保持のための接触面積が小さく保持安定性が低下する軸が発生するが、以下の形態により開口フィルタの可動全軸で保持安定性が保たれる構成となる。
図15に、開口フィルタを保持するための位置保持用アクチュエータを設置した構成図を示す。開口フィルタ214の、たとえばz方向に突起した開口フィルタ214の突起部2141周辺に、開口フィルタ214を保持するための位置保持用アクチェータ250を配置する。位置保持用アクチェータ250は固定部251と開口フィルタ214の間に配置される。位置保持用アクチェータ250は図中矢印で示す方向に駆動し、位置保持用アクチェータ250の駆動方向に応じて開口フィルタ214位置制御が行われる。
図15に示すような配置とすることで開口フィルタ214がz方向に変位した状態で位置保持する場合でも位置保持用アクチェータ250と開口フィルタ214の接触面積が十分確保可能となり、全可動軸で保持安定性が確保可能となる。ここで、z方向のみに対し位置保持用アクチェータ250を配置した場合には開口フィルタ214の突起部2141のみの保持となり、開口フィルタ214のx軸を中心とした回転方向への回転保持力が弱く、保持安定性が低下する。そのため先に説明したx方向の位置保持用アクチェータも用いた相互保持により全可動軸で保持安定性が確保可能となる。
ここで、位置保持用アクチェータは電気的もしくは機構的に位置調整が可能なアクチェータであればよく、さらに保持することができる機構であることが望ましい。たとえばピエゾ素子によるものが挙げられるがこれに限るものではない。このような構成とすることで、光検出器もしくは位置検出センサの信号を元に開口フィルタをアクチェータで位置誤差が所定範囲内の位置に位置制御し、その状態で位置保持用アクチェータにより記録するときの全軸を保持することで振動、衝撃による開口フィルタの位置誤差発生を防ぐことができる。
続いて制御手順についてフローチャートを用いて説明する。図16に保持機構を用いた開口フィルタの位置制御フローを示す。まず、実施例2で示した方法で開口フィルタの位置調整を行う(S801)。次に全軸に対し保持を行い開口フィルタの位置保持を行う(S802)。この状態で記録を続け、記録終了を確認し(S803)、保持を解除する(S804)。なお、再生するときは位置保持用アクチェータ250で再生するときの開口フィルタ位置制御が可能となる。
これまで説明してきた構成により実施例2もしくは3に比較して、より小型化が可能となり、位置補正の精度を落とすことなく簡略した制御で信号光のS/N低下を補正可能な光情報記録再生装置を提供することができる。
実施例4で実施していた位置制御を簡略化した状態で開口フィルタの位置調整を行うには、以下の方法で可能である。
図17に位置誤差と位置誤差信号の関係図を示す。x軸方向に位置誤差が発生した場合には光検出器もしくは位置検出センサ出力に図17に示す位置誤差信号270が発生する。図17に示すように位置誤差xが0から変化するほど位置誤差信号270も0から変化していく。先に説明したように位置誤差信号270が0から変化した場合は信号光に対する開口フィルタの位置誤差が大きくなり信号光のS/N低下を招く。ここで、光情報記録再生装置10として許容できるS/N低下から許容できる位置誤差信号270の位置誤差補正しきい値271を決定する。このしきい値は先に説明した光学系組立時にあらかじめ求めておいてもよい。ここで、光学系組立時と記録するときで大きく温度差があった場合にはたとえば位置誤差信号270が同一値であったとしても、位置検出センサの温度特性などにより実際の位置誤差が光学系組立時と記録するときとで乖離する場合がある。そこで、たとえばあらかじめ求めておいた位置誤差しきい値に対して、図2に示す温度センサ228で検出した温度に応じた補正を同じく図2に示すコントローラ89によって行い、実際の位置誤差が光学系組立時と、記録するときと、で乖離するのを防ぐようにしてもよい。ここで、開口フィルタ214は、位置誤差SXが所定範囲内になる位置に位置制御された後は、位置保持用アクチェータ250でその位置を保持されているが、振動、衝撃などでその位置に変化が生じる可能性がある。しかし、先に示したしき値以内であれば位置補正は必要ない。
続いて制御手順についてフローチャートを用いて説明する。図18に保持機構を用いた開口フィルタ214の位置調整フローを示す。まず、実施例4で示した方法で開口フィルタ214の位置調整を行う(S901)。次に全軸に対し保持を行い開口フィルタ214の位置保持を行う(S902)。この状態で記録を続け、記録開始から所定の時間が経過するなど、位置誤差しきい値確認契機となったら(S903のY)、位置情報を確認する(S904)。そして図17で説明したように、確認した位置誤差信号が、位置誤差のしきい値を超えていないか判断(S905)する。
しきい値を超えている場合は(S905のY)保持を解除する(S906)。その後、記録終了を確認し(S907)、記録継続が必要な場合は(S907のN)再度開口フィルタの位置調整(S901)に戻る。記録が終了すると判断された場合は(S907のY)処理が終了する。なお説明はx軸を用いたがy、z軸とも同様の処理で制御可能である。すなわち、x軸、y軸、z軸それぞれ独立でしきい値を持ち、それぞれの軸で位置誤差信号としきい値との比較を行い必要な軸だけ位置調整をする。ここで、必ずしもx軸、y軸、z軸の全軸において位置調整の制御は必要なく、光学系の構成により、信号光と開口フィルタの位置誤差による影響が他の軸に対し相対的に少ない軸に関しては、たとえば高性能簡略化(小型化、低コスト化)のために省略可能である。
このようにすることで、実施例4で実施していた常時位置制御に比較して簡略化した制御で信号光のS/N低下を補正可能な光情報記録再生装置を提供することができる。
1・・・光情報記録媒体、10・・・光情報記録再生装置、
11・・・ピックアップ、12・・・再生用参照光光学系、13・・・キュア光学系、
14・・・ディスク回転角度検出用光学系、50・・・回転モータ、
81・・・アクセス制御回路、82・・・光源駆動回路、83・・・サーボ信号生成回路、
84・・・サーボ制御回路、85・・・信号処理回路、86・・・信号生成回路、
87・・・シャッタ制御回路、88・・・ディスク回転モータ制御回路、
89・・・コントローラ、90…入出力制御回路、91…外部制御装置、
201・・・光源、202・・・コリメートレンズ、203・・・シャッタ、
204・・・1/2波長板、205・・・偏光ビームスプリッタ、206・・・信号光(再生光)、207・・・参照光、208・・・ビームエキスパンダ、209・・・フェーズ(位相)マスク、
210・・・リレーレンズ、211・・・偏光ビームスプリッタ、
212・・・空間光変調器、213・・・リレーレンズ、214・・・開口フィルタ、
215・・・対物レンズ、216・・・偏光方向変換素子、217・・・ミラー、
218・・・ミラー、219・・・ガルバノミラー、220・・・アクチュエータ、
221・・・レンズ、222・・・レンズ、223・・・アクチュエータ、
224・・・ガルバノミラー、225・・・撮像素子、226・・・アクチュエータ、
227・・・偏光ビームスプリッタ、228・・・位置検出信号光、229・・・検出レンズ、
230・・・光検出器、231・・・透過領域、232a、b、c、d・・・分割波長板、
233・・・x、y方向位置誤差信号、234・・・z方向位置誤差信号、235・・・温度センサ、
236・・・偏光ビームスプリッタ、237・・・位置検出信号光、238・・・検出レンズ、
239・・・光検出器、
240・・・位置検出センサ、241・・・ワイヤサスペンション、242・・・位置検出用ミラー
250・・・位置保持用アクチェータ、251・・・固定部、
270・・・位置誤差信号、271・・・位置誤差補正しきい値、272・・・補正後のしきい値、
300・・・再生光
2141・・・開口フィルタの突起部

Claims (6)

  1. ホログラフィを利用した光情報装置であって、
    レーザを射出する射出部と、
    前記射出部で射出したレーザが通過する開口部と、前記開口部の周囲に前記レーザの偏光を変える偏光部と、を備えた開口フィルタ部と、
    前記開口フィルタ部の前記偏光部で偏光されたレーザの光量を検出する光検出部と、
    前記光検出部で検出された光量に応じて前記開口フィルタ部の移動量を算出する移動量算出部と、
    前記開口フィルタ部の現在位置を検出して記憶する現在位置検出部と、
    前記移動量算出部で算出された前記開口フィルタ部の移動量、前記現在位置検出部で記憶した前記開口フィルタの現在位置、のうち少なくとも1つの値を用いて前記開口フィルタ部を移動する制御部と、
    を備えることを特徴とする光情報装置。
  2. 請求項1に記載の光情報装置であって、
    前記開口フィルタ部の対向する辺に、前記開口フィルタ部を保持する保持部を設けることを特徴とする光情報装置。
  3. 請求項2に記載の光情報装置であって、
    前記保持部は、2軸方向に移動可能であることを特徴とする光情報装置。
  4. 請求項3に記載の光情報装置であって、
    前記制御部は、前記保持部を移動させる制御を行うことを特徴とする光情報装置。
  5. 請求項1に記載の光情報装置であって、
    前記開口フィルタ部の温度を検出する温度検部を備え、前記判定手段に温度による補正が可能であることを特徴とする光情報装置。
  6. 請求項1から4のいずれか1項に記載の光情報装置であって、
    前記保持部はアクチュエータであることを特徴とする光情報装置。
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