JP2016088045A - 再生インクカートリッジ包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】インクカートリッジとしての品質を落とすことなくコストを低減することが可能な再生インクカートリッジ包装体を提供する。【解決手段】再生インクカートリッジ包装体1は、インクが再充填される再生インクカートリッジ10と、再生インクカートリッジ10を収容する袋状の収容部材20と、自身を貫通する窓部36を有し、収容部材20の開口部22から収容部材20内に少なくとも一部が挿入される栓部材30と、を備え、収容部材20と栓部材30は、収容部材20の互いに対向する面が窓部36内で接着されることで結合される。【選択図】図1

Description

本発明は、再生したインクカートリッジを包装した再生インクカートリッジ包装体に関する。
従来、紙等の記録媒体に文字や画像を記録する各種記録装置(プリンタ)等においては、インクカートリッジが広く使用されている。このインクカートリッジは、インクを収容するインクタンクを備えると共に、記録装置に対して容易に着脱可能に構成されており、インクの補充をきわめて簡便に行えるように構成されている。
記録装置から取り外された使用済みのインクカートリッジは、そのまま廃棄される場合もあるが、近年では環境意識の高まりと共に、使用済みのインクカートリッジを回収してインクを再充填し、再生インクカートリッジとして再利用する手法が一般化してきている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3667750号公報
しかしながら、インクカートリッジの再生には、使用済みインクカートリッジの回収、選別、洗浄およびインクの再充填等にコストを要するだけでなく、再生品であることを表示した態様で再包装を行う必要があり、それなりのコストを要するものとなっていた。このため、再生後もインクカートリッジとしての品質を維持するようにした場合、新品のインクカートリッジに対する価格的優位性が下がることとなり、顧客訴求力が低下してしまうという問題があった。
一方、例えばインク等の品質を落とすことで新品に対する価格的優位性を高めるようにした場合、動作不良や印刷不良等の生じる可能性が高まることとなってしまう。また、安価だが低品質な再生品が市場に増えた場合、再生インクカートリッジ全体に対する信頼性が損なわれ、環境問題を解消すべく普及してきたインクカートリッジのリサイクルが停滞してしまう結果となることが懸念される。
本発明は、斯かる実情に鑑み、インクカートリッジとしての品質を落とすことなくコストを低減することが可能な再生インクカートリッジ包装体を提供しようとするものである。
(1)本発明は、インクが再充填される再生インクカートリッジと、前記再生インクカートリッジを収容する袋状の収容部材と、自身を貫通する窓部を有し、前記収容部材の開口部から前記収容部材内に少なくとも一部が挿入される栓部材と、を備え、前記収容部材と前記栓部材は、前記収容部材の互いに対向する面が前記窓部内で接着されることで結合されることを特徴とする、再生インクカートリッジ包装体である。
(2)本発明はまた、前記栓部材は、使用者に対する情報を表示する第1の表示部を有することを特徴とする、上記(1)に記載の再生インクカートリッジ包装体である。
(3)本発明はまた、前記栓部材は、前記収容部材内に挿入される挿入部と、前記収容部材の前記開口部の端縁と当接することで位置決めを行う位置決め部と、を備え、前記挿入部は、前記収容部材に対して前記窓部の貫通方向と略直交する方向に張力を付与する形状に構成されることを特徴とする、上記(1)または(2)に記載の再生インクカートリッジ包装体である。
(4)本発明はまた、前記再生インクカートリッジは、使用者に対する情報を表示する第2の表示部および第3の表示部を有する使用済みインクカートリッジと、前記インクの再充填に関する情報を表示する第4の表示部を有し、前記使用済みインクカートリッジの前記第2の表示部の少なくとも一部を被覆して前記第3の表示部の少なくとも一部を被覆しない位置に貼付されるラベルと、を備え、前記収容部材は、少なくとも前記第3の表示部および前記第4の表示部に対応する部分が透明または半透明に構成されることを特徴とする、上記(1)乃至(3)のいずれかに記載の再生インクカートリッジ包装体である。
(5)本発明はまた、前記第3の表示部は、少なくとも前記インクの色または前記使用済みインクカートリッジの型式に関する情報を表示し、前記第4の表示部は、前記インクの色および前記使用済みインクカートリッジの型式に関する情報を表示しないことを特徴とする、上記(4)に記載の再生インクカートリッジ包装体である。
(6)本発明はまた、前記使用済みインクカートリッジは、前記第2の表示部を複数有し、前記ラベルは、複数の前記第2の表示部に跨がるように貼付されることを特徴とする、上記(4)または(5)に記載の再生インクカートリッジ包装体である。
本発明に係る再生インクカートリッジ包装体によれば、インクカートリッジとしての品質を下げることなくコストを低減することが可能という優れた効果を奏し得る。
(a)本発明の実施の形態に係る再生インクカートリッジ包装体の概略正面図である。(b)図1(a)のA−A線断面図である。 (a)〜(c)再生インクカートリッジ包装体の製造方法の一例を示した概略斜視図である。 (a)〜(c)は、再生インクカートリッジ包装体の製造方法の一例を示した概略斜視図である。 (a)〜(c)再生インクカートリッジにおけるラベルの貼付方法の一例を示した概略斜視図である。 (a)および(b)ラベルのその他の形態の例を示した概略図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照して説明する。
図1(a)は、本実施形態に係る再生インクカートリッジ包装体1の概略正面図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A線断面図である。なお、以下の説明では、図1(a)における左右方向を幅方向とし、図1(b)における左右方向を厚さ方向とする。
図1(a)および(b)に示されるように、インクが再充填された再生インクカートリッジ10と、再生インクカートリッジ10を内部に収容した収容部材20と、収容部材20内に一部が挿入された状態で収容部材20と結合された栓部材30と、を備えている。なお、図1(b)では、収容部材20および栓部材30の厚みを誇張して記載している。
再生インクカートリッジ10は、インクが消費された使用済みのインクカートリッジにインクを再充填したものである。再生インクカートリッジ10の表面には、再生インクカートリッジが再生品(リサイクル品)であることを表示するラベル40が貼付けられると共に、このラベル40によって使用済みインクカートリッジに元々付されていた表示が部分的に被覆されるようになっている。なお、再生インクカートリッジ10における表示の詳細については、後述する。
収容部材20は、透明または半透明の樹脂から構成され、開口部22を有する袋状の部材である。本実施形態では、透明または半透明な素材から収容部材20を構成することで、内部に収容された再生インクカートリッジ10の表面における表示を外部から視認可能としている。すなわち、本実施形態では、再生インクカートリッジ10に付された表示を再生インクカートリッジ包装体1における表示として有効に活用するようにしている。
なお、本実施形態では、シート状の2枚の素材を重ねて三方をヒートシールした三方シール袋から収容部材20を構成しているが、例えばピロー袋やスタンディング袋等、その他の型式の袋から収容部材20を構成するようにしてもよい。また、収容部材20全体を透明または半透明に構成するのではなく、内部の再生インクカートリッジ10に付された表示のうち、外部から視認可能とする表示に対応する位置を部分的に透明または半透明とするようにしてもよい。
栓部材30は、略平板状の部材であり、収容部材20と結合されて収容部材20の開口部22を塞ぐためのものである。栓部材30は、開口部22から収容部材20内に挿入される挿入部32と、栓部材30を位置決めするための位置決め部34と、挿入部32に設けられた窓部36と、を備えている。挿入部32は、他の部分よりも幅方向寸法を小さくした部分である。従って、栓部材30は、正面視の形状が略T字状となっている。なお、本実施形態では、挿入部32の先端側の角部に丸みを設けることで、挿入部32の開口部22内への挿入が容易となるようにしている。
位置決め部34は、栓部材30において挿入部32よりも幅方向に張りだした部分(段差部分)から構成されており、収容部材20の開口部22の端縁と当接することで、栓部材30を位置決めするようになっている。すなわち、位置決め部34は、挿入部32を収容部材20の開口部22に挿入して位置決め部34をそのまま開口部22の端縁に当接させるだけで、収容部材20に対して栓部材30が適切な位置に位置決めされるように構成されている。
窓部36は、厚さ方向に貫通する貫通孔であり、収容部材20および栓部材30は、この窓部36内で収容部材20をヒートシールすることによって結合されるようになっている。すなわち、収容部材20は、図1(b)に示されるように、開口部22の近傍において互いに対向する面が窓部36を介して部分的に接着(溶着)され、この結果、収容部材20の一部が窓部36内を貫通した状態となることにより、両者が結合されるようになっている。また、この結果、栓部材30が収容部材20の開口部22を塞いだ状態が維持されることとなり、再生インクカートリッジ10の収容部材からの脱出が防止されるようになっている。
本実施形態では、栓部材30の挿入部32の幅方向寸法W1を収容部材20の開口部22の幅方向寸法W2と略同一または幅方向寸法W2よりもやや小さくすると共に、栓部材30の厚さT1を適宜に設定することで、挿入部32を開口部22内に挿入した場合に、収容部材20の開口部22近傍に幅方向の張力が加わるようにしている。このようにすることで、収容部材20の開口部22近傍を栓部材30の表面30aおよび裏面30bに沿わせた略平面的な状態とすることができる。これにより、窓部36を介した収容部材20の接着を一般的な挟み込みタイプのヒートシーラによって容易に行うことが可能となる。
栓部材30の表面30aおよび裏面30bは、使用者に対する各種情報を表示する第1の表示部50となっている。図示は省略しているが、この第1の表示部50には、例えば表面30a側にインクの再充填を行ったメーカの名称、再生インクカートリッジ10の型式、再生インクカートリッジ10に充填されたインクの色、および再生インクカートリッジ10の適合機種等が表示され、裏面30b側に再生インクカートリッジ10の取扱説明、再生インクカートリッジ10の使用上の注意、および再生インクカートリッジ10に関する相談窓口の連絡先等が表示されている。
なお、栓部材30の材質は、上述のように窓部36を介してヒートシールを行うこと、およびコストの観点からは、紙が好適であるが、その他の適宜の材質であってもよい。また、図示は省略するが、栓部材30に吊下げ用の孔やフック等を設けるようにしてもよい。
次に、再生インクカートリッジ包装体1の製造方法(包装方法)について説明する。図2(a)〜(c)および図3(a)〜(c)は、再生インクカートリッジ包装体1の製造方法の一例を示した概略斜視図である。本実施形態の再生インクカートリッジ包装体1の製造では、まず図2(a)に示されるように、三方シール袋からなる収容部材20を用意する。図2(a)に示されるように、内部に何も収容していない状態では略平面的な状態となる袋を収容部材20として使用することで、収容部材20のコストを低減すると共に、収容部材20の輸送や取り扱いを容易にすることができる。
次に、図2(b)に示されるように、収容部材20の開口部22を広げ、再生インクカートリッジ10を内部に挿入する。なお、再生インクカートリッジ10には、予めインクが再充填されると共に、ラベル40(図示省略)が貼付されている。内部に再生インクカートリッジ10を収容した状態では、図2(c)に示されるように、収容部材20は厚さ方向に膨出することとなり、開口部22は厚さ方向に撓んで開いた状態を維持することとなる。また、この結果、開口部22の幅方向寸法W2'は、図2(a)に示す状態における幅方向寸法W2よりも小さいものとなる。
次に、図3(a)に示されるように、栓部材30の挿入部32を開口部22内に挿入する。このとき、上述のように開口部22は開いた状態に維持されており、また挿入部32の先端側には丸みが設けられているため、きわめて容易に挿入部32を挿入することができる。そして、図3(b)に示されるように、位置決め部34を開口部22の端縁に当接させることにより、栓部材30が適切な位置に位置決めされる。
このとき、挿入部32の挿入に伴い、収容部材20の開口部22近傍には幅方向の張力が付与されることとなるため、収容部材20の開口部22近傍が略平面的な状態に戻ることとなる。さらに、この幅方向の張力によって収容部材20と栓部材30の間に適宜の摩擦力が発生するため、栓部材30の位置ずれが適宜に防止されることとなる。
最後に、図3(c)に示されるように、挿入部32に対応する位置をヒートシーラ100によって挟み込むことで、窓部36を介して収容部材20の互いに対向する面同士を接着する。このとき、ヒートシーラ100によって挟まれる部分は、上述の幅方向の張力によって略平面状となっているため、ヒートシール直前に開口部22近傍を幅方向に引っ張って形状を整えるといった作業は不要となっている。また、摩擦力によって栓部材30の位置ずれが防止されるため、仮止め等の措置も不要となっている。
窓部36内で収容部材20が接着されることにより、収容部材20と栓部材30が結合された状態となり、また、再生インクカートリッジ10が収容部材20から脱出しない状態となる。すなわち、再生インクカートリッジ包装体1が完成する。
このように、本実施形態の再生インクカートリッジ包装体1は、きわめて簡素且つ安価な構成でありながらも、容易且つ効率的に製造することが可能となっている。これにより、製造コスト(包装コスト)を削減することができるため、再生インクカートリッジ10の価格競争力を高めることが可能となる。さらに本実施形態では、栓部材30に第1の表示部50を設けることで、例えば取扱説明書等、使用者に対する各種情報を記載した用紙等の添付を省略することができるため、より一層コストを削減することが可能となっている。
次に、再生インクカートリッジ10における表示について説明する。図4(a)〜(c)は、再生インクカートリッジ10におけるラベル40の貼付方法の一例を示した概略斜視図である。図4(a)に示されるように、使用済みインクカートリッジ12の表面には、再生後に表示すべきでない情報が表示された第2の表示部60と、再生後も表示すべきである情報が表示された第3の表示部70と、が設けられている。
このうち、第2の表示部60としては、例えばインクカートリッジが新品であることを示す表示や、先にインクを充填したメーカの名称等が表示された部分が挙げられる。また、第3の表示部70としては、例えばインクカートリッジ内に収容されるインクの色や、インクカートリッジの型式等が表示された部分が挙げられる。また、第2の表示部60および第3の表示部70は、通常、使用済みインクカートリッジ12の正面12aおよび上面12bの2つの面にそれぞれ設けられている。
ラベル40の表面は、インクの再充填に関する情報、例えばインクの再充填を行ったメーカの名称およびインクカートリッジが再生品であることを示す表示等が表示された第4の表示部80となっている。すなわち、ラベル40は、貼付されることにより、再生インクカートリッジ10がインクが再充填された再生品であることを使用者に対して明示するように機能するものとなっている。そして、本実施形態では、ラベル40は、使用済みインクカートリッジ12の正面12aの第2の表示部60を被覆する正面被覆領域42と、使用済みインクカートリッジ12の上面12bを被覆する上面被覆領域44からなる略L字状に構成されている。
ラベル40の貼付では、まず図4(a)に示されるように、正面被覆領域42を使用済みインクカートリッジ12の正面12aに貼付し、正面12aに設けられた第2の表示部60を被覆する。次に、図4(b)に示されるように、ラベル40を曲折するようにして、上面被覆領域44を使用済みインクカートリッジ12の上面12bに貼付し、上面12bに設けられた第2の表示部60を被覆する。これにより、図4(c)に示されるように、第2の表示部60は、ラベル40に被覆されて視認不可能となり、第3の表示部70および第4の表示部80のみが視認可能な状態となる。
本実施形態では、ラベル40をこのように構成することで、第2の表示部60に代えて表示される第4の表示部80によって再生インクカートリッジ10が再生品であることを使用者に対して明確に表示すると共に、使用済みインクカートリッジ12に元々付されていた第3の表示部70を有効活用して、インクの色やインクカートリッジの型式等の情報を表示することを可能としている。
このように、第3の表示部70を有効活用することで、インクの色やインクカートリッジの型式等の情報を使用者に確実に把握させることが可能となる。特に本実施形態では、図1(a)に示されるように、第3の表示部70およびラベル40における第4の表示部80を再生インクカートリッジ10が収容部材20内に収容された状態で外部から視認可能に構成しているため、再生インクカートリッジ包装体1として、インクの色やインクカートリッジの型式等の情報を使用者に確実に把握させることが可能となっている。
さらに、第4の表示部80においてインクの色やインクカートリッジの型式等の情報の表示を省略することができるため、ラベル40をインクの色やインクカートリッジの型式によらず使用可能な汎用部品として構成することが可能となる。すなわち、本実施形態によれば、再生インクカートリッジ10に適切な表示を付しながらも、ラベル40のコストを削減することが可能となっている。
また、ラベル40を汎用部品とすることで、貼付されたラベル40に表示された色や型式が使用済みインクカートリッジ12のそれと一致しないといった製造ミスが発生しないこととなるため、検査工程の簡略化等により、製造コストを削減することが可能となる。さらに、本実施形態では、ラベル40に正面被覆領域42および上面被覆領域44を設け、1枚のラベル40の貼付によって全ての第2の表示部60を被覆するようにしているため、貼付工程の簡略化による製造コストの削減も可能となっている。
なお、ラベル40は、図4(c)に示されるように第2の表示部60を完全に覆って隠蔽するものに限定されず、第2の表示部60の一部が視認可能な状態で貼付されるものであってもよい。すなわち、ラベル40は、第2の表示部60における表示内容を使用者が把握できない程度に第2の表示部60の少なくとも一部を被覆するものであればよい。
また、ラベル40は、図4(c)に示されるように、第3の表示部70を完全に露出させるものに限定されず、第3の表示部70の一部を被覆するように貼付されるものであってもよい。すなわち、ラベル40は、第3の表示部70における表示内容を使用者が把握できる程度に第3の表示部70の少なくとも一部を被覆しないものであればよい。
図5(a)および(b)は、ラベル40のその他の形態の例を示した概略図である。なお、図5(a)はラベル40の概略平面図であり、図5(b)は再生インクカートリッジ10の概略斜視図である。図5(a)に示されるように、ラベル40は、正面被覆領域42および上面被覆領域44の間に境界線46が表示されるものであってもよい。
このように、境界線46を表示することによって、境界線46をラベル40貼付時の位置決めのための目印として利用することが可能となる。すなわち、使用済みインクカートリッジ12の正面12aおよび上面12bの間の角部の輪郭線に境界線46を一致させるようにして貼付することで、ラベル40を容易に位置決めすることができる。なお、境界線46は、図5(a)に示されるように破線から構成されるものであってもよいし、その他の線から構成されるものであってもよい。また、正面被覆領域42および上面被覆領域44の色を異ならせることによって境界線46を構成するようにしてもよい。
また、ラベル40は、図5(b)に示されるように、周縁の少なくとも一部が使用済みインクカートリッジ12において互いに直交する2つの輪郭線に沿った形状に構成されるものであることが好ましい。例えば図5(b)では、使用済みインクカートリッジ12の正面12aの輪郭線12a1に沿う第1の周縁部40aと、使用済みインクカートリッジ12の正面12aおよび左側面12cに跨がるように設けられた凹部12dの輪郭線12d1に沿う第2の周縁部40bと、を有する形状に構成した場合の一例を示している。
ラベル40をこのように構成することで、使用済みインクカートリッジ12に対してラベル40を正確に位置決めして貼付することができるため、例えば第2の表示部60の被覆漏れといった不具合を防止することが可能となる。なお、使用済みインクカートリッジ12の互いに直交する2つの輪郭線に沿わせた第1の周縁部40aおよび第2の周縁部40bは、図5(b)に示される例のように、正面被覆領域42および上面被覆領域44のうち面積が広い方に設けることが好ましいが、使用済みインクカートリッジ12の形状や第2の表示部60の配置構成等によっては狭い方に設けるようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る再生インクカートリッジ包装体1は、インクが再充填される再生インクカートリッジ10と、再生インクカートリッジ10を収容する袋状の収容部材20と、自身を貫通する窓部36を有し、収容部材20の開口部22から収容部材20内に少なくとも一部が挿入される栓部材30と、を備え、収容部材20と栓部材30は、収容部材20の互いに対向する面が窓部36内で接着されることで結合される。
このような構成とすることで、再生インクカートリッジ10のインクカートリッジとしての品質を下げることなく、コストを低減することができる。すなわち、きわめて容易且つ効率的に再生インクカートリッジ10を包装することが可能となるため、インクカートリッジとしての品質に影響する部分(例えばインクの品質等)のコストを削減することなく、製造コストを削減することができる。
また、栓部材30は、使用者に対する情報を表示する第1の表示部50を有している。このようにすることで、例えば取扱説明書等の添付を省略することが可能となるため、より一層製造コストを削減することができる。
また、栓部材30は、収容部材20内に挿入される挿入部32と、収容部材20の開口部22の端縁と当接することで位置決めを行う位置決め部34と、を備え、挿入部32は、収容部材20に対して窓部36の貫通方向と略直交する方向に張力を付与する形状に構成されている。このようにすることで、栓部材30の配置、ならびに収容部材20および栓部材30の結合をきわめて容易且つ迅速に行うことが可能となるため、製造コストを低減することができる。
また、再生インクカートリッジ10は、使用者に対する情報を表示する第2の表示部60および第3の表示部70を有する使用済みインクカートリッジ12と、インクの再充填に関する情報を表示する第4の表示部80を有し、使用済みインクカートリッジ12の第2の表示部60の少なくとも一部を被覆して第3の表示部70の少なくとも一部を被覆しない位置に貼付されるラベル40と、を備え、収容部材20は、少なくとも第3の表示部70および第4の表示部80に対応する部分が透明または半透明に構成されている。このようにすることで、使用済みインクカートリッジ12に元々付されていた第3の表示部70を有効活用し、低コストで再生インクカートリッジ10および再生インクカートリッジ包装体1に適切な表示を付すことができる。
また、第3の表示部70は、少なくともインクの色または使用済みインクカートリッジ12の型式に関する情報を表示し、第4の表示部80は、インクの色および使用済みインクカートリッジ12の型式に関する情報を表示しないようになっている。このようにすることで、ラベル40をインクの色や使用済みインクカートリッジ12の型式によらず使用可能な汎用部品とすることが可能となるため、ラベル40のコストを削減すると共に、間違ったラベル40を貼付するといった製造ミスを無くすことができる。
また、使用済みインクカートリッジ12は、第2の表示部60を複数有し、ラベル40は、複数の第2の表示部60に跨がるように貼付されている。このようにすることで、ラベル40の貼付工程を簡略化することが可能となるため、製造コストを削減することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の再生インクカートリッジ包装体は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、再生インクカートリッジ10、収容部材20、栓部材30およびラベル40の形状は、上記実施形態において示した形状に限定されるものではなく、その他の任意の形状を採用することができる。
また、栓部材30の窓部36の形状、個数および配置構成は、上記実施形態において示したものに限定されず、その他の形状、個数および配置構成を採用することができる。また、窓部36を介した収容部材20同士の接着は、ヒートシール(熱溶着)に限定されるものではなく、例えば超音波溶着やレーザ溶着等、既知の各種手法を採用することができる。
また、ラベル40は、予め粘着面を備えるものであってもよいし、別途接着剤等を塗布して貼付されるものであってもよい。また、使用済みインクカートリッジ12の形状や第2の表示部60および第3の表示部70の配置構成等によっては、複数のラベル40を貼付するようにしてもよい。また、ラベル40は、使用済みインクカートリッジ12の正面12aおよび上面12b以外の面を被覆する領域を備えるものであってもよいことはいうまでもない。
また、上記実施形態において示した作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したものに過ぎず、本発明による作用および効果は、これらに限定されるものではない。
本発明に係る再生インクカートリッジ包装体は、各種記録装置(プリンタ等)において使用される再生インクカートリッジの分野において利用することができる。
1 再生インクカートリッジ包装体
10 再生インクカートリッジ
12 使用済みインクカートリッジ
20 収容部材
30 栓部材
32 挿入部
34 位置決め部
36 窓部
40 ラベル
50 第1の表示部
60 第2の表示部
70 第3の表示部
80 第4の表示部

Claims (6)

  1. インクが再充填される再生インクカートリッジと、
    前記再生インクカートリッジを収容する袋状の収容部材と、
    自身を貫通する窓部を有し、前記収容部材の開口部から前記収容部材内に少なくとも一部が挿入される栓部材と、を備え、
    前記収容部材と前記栓部材は、前記収容部材の互いに対向する面が前記窓部内で接着されることで結合されることを特徴とする、
    再生インクカートリッジ包装体。
  2. 前記栓部材は、使用者に対する情報を表示する第1の表示部を有することを特徴とする、
    請求項1に記載の再生インクカートリッジ包装体。
  3. 前記栓部材は、
    前記収容部材内に挿入される挿入部と、
    前記収容部材の前記開口部の端縁と当接することで位置決めを行う位置決め部と、を備え、
    前記挿入部は、前記収容部材に対して前記窓部の貫通方向と略直交する方向に張力を付与する形状に構成されることを特徴とする、
    請求項1または2に記載の再生インクカートリッジ包装体。
  4. 前記再生インクカートリッジは、
    使用者に対する情報を表示する第2の表示部および第3の表示部を有する使用済みインクカートリッジと、
    前記インクの再充填に関する情報を表示する第4の表示部を有し、前記使用済みインクカートリッジの前記第2の表示部の少なくとも一部を被覆して前記第3の表示部の少なくとも一部を被覆しない位置に貼付されるラベルと、を備え、
    前記収容部材は、少なくとも前記第3の表示部および前記第4の表示部に対応する部分が透明または半透明に構成されることを特徴とする、
    請求項1乃至3のいずれかに記載の再生インクカートリッジ包装体。
  5. 前記第3の表示部は、少なくとも前記インクの色または前記使用済みインクカートリッジの型式に関する情報を表示し、
    前記第4の表示部は、前記インクの色および前記使用済みインクカートリッジの型式に関する情報を表示しないことを特徴とする、
    請求項4に記載の再生インクカートリッジ包装体。
  6. 前記使用済みインクカートリッジは、前記第2の表示部を複数有し、
    前記ラベルは、複数の前記第2の表示部に跨がるように貼付されることを特徴とする、
    請求項4または5に記載の再生インクカートリッジ包装体。
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