JP2016086898A - コーヒードリッパー - Google Patents

Abstract

【課題】何種類か存在するペーパーフィルターの形を選ばず使用でき、かつそれぞれのペーパーフィルターの個性を生かした抽出が可能なコーヒードリッパーを提供する。
【解決手段】内側が下方に縮小する楕円錐台形のコーヒードリッパー１の底部４の中心に大きな穴２を設け、それ以外に小さな穴３を何個か設ける。円錐形ペーパーの使用時は、大きな穴がペーパーを支えるとともに抽出口の役目を果たし、小さな穴が通気口の役割を果たす。それ以外のペーパーの使用時は、大きな穴、小さな穴すべてが抽出口と通気口の役割を果たす。また、底部に設けた起伏ないし凸部５により、通気がしやすくなる。
【選択図】図１

Description

この発明は、ペーパードリップにてコーヒーを抽出する際使用するコーヒードリッパーに関する。

従来から、コーヒーを抽出する方法のひとつとして、ペーパードリップは広く親しまれている。コーヒードリッパーの形によって抽出できるコーヒーの表現が変わってくることから、円錐形、台形など何種類もの形が存在する。円錐形のコーヒードリッパーを使い浅煎りのコーヒー豆をドリップすると、コーヒー豆が持っている個性をしっかり表現されたさわやかなコーヒーを抽出でき、台形のコーヒードリッパーを使い深煎りのコーヒー豆をドリップすると、しっかりとコクとうまみが感じられる重厚なコーヒーを抽出することができる。どちらが優れているということではなく、個々人の嗜好、そのときの気分によりコーヒードリッパーは使い分けられ、楽しまれている。

それに伴い、市販されているペーパーフィルターもそれぞれのコーヒードリッパーの形に合わせた何種類かが存在する。そのため、自身の嗜好、気分に合ったコーヒー楽しむために、ペーパーフィルターに合わせて必ずコーヒードリッパーを用意しなければならず、何個もコーヒードリッパーを所有する必要があった。

堀内隆志著 「コーヒーを楽しむ。ペーパードリップで淹れるおいしいコーヒー」主婦と生活社 ２０１３年 狩野知代 藤原ゆきえ共著 「新版 休みの日には、コーヒーを淹れよう。」書肆侃侃房 ２００８年

本案は、何種類か存在するペーパーフィルターの形を選ばず使用でき、かつそれぞれの形が有している個性をそのまま生かした抽出ができるコーヒードリッパーの提供を目的とする。

このコーヒードリッパーがひとつあれば、そのときの気分で気軽にペーパーフィルターだけを変更することにより、好みのコーヒーを楽しむことができるようになる。

本方式では、陶磁器、ガラス、金属または樹脂でできた内側が下方に縮小する楕円錐台形のコーヒードリッパーの底部の中心に直径11〜30mmの穴を有し、その穴の周囲に直径1〜10mmの穴を1〜12個有する。また、底部に起伏ないしは凸部を1〜12個有する。

円錐形フィルター、台形フィルター、ウェーブフィルターをすべて使用でき、それぞれのペーパーフィルターの個性を生かした抽出が可能なので、そのときの気分で気軽にペーパーフィルターだけを変更することにより、それぞれの美味しさのコーヒーを楽しむことができる。

本発明の一実施形態のコーヒードリッパーを示す縦断面図である。 コーヒードリッパーを示す正面図である。 円錐形ペーパーフィルターを使用したときの縦断面図である。 台形ペーパーフィルターを使用したときの縦断面図である。 本発明の一実施形態のコーヒードリッパーを示す斜視図である。 本発明の一実施形態のコーヒードリッパーを示す斜視図である。

この発明の一実施形態を、図面に示す。

円錐形ペーパーフィルターの使用時（図３）は、底部の中心の穴がペーパーフィルターを支えるとともに抽出口の役目を果たし、その穴の周囲の穴が通気口の役割を果たす。

それ以外のペーパーフィルターの使用時（図４）は、穴すべてが抽出口と通気口の役割を果たす。また、ウェーブフィルター使用時は、底部に設けた起伏により、通気がしやすくなる。

１ コーヒードリッパー本体
２ 中心の穴
３ 抽出口と通気口
４ 底部
５ 凸部
６ 円錐形ペーパーフィルター
７ 台形ペーパーフィルター

Claims (2)

1. 陶磁器、ガラス、金属または樹脂からなり、内側が下方に縮小する楕円錐台形のドリッパーの底部の中心に直径11〜30mmの穴を有し、その穴の周囲に直径1〜10mmの穴を1〜12個有することを特徴とするコーヒードリッパー。
2. 底部に起伏ないしは凸部を1〜12個有することを特徴とする請求項１記載のコーヒードリッパー。

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