JP2016086710A - 釣り竿用のグリップ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】装飾用リング体の装飾外周面と先側柔軟性グリップ体等の外周面の間に段差ができる等の不揃いを回避しながら、かつ、部品点数の削減等を達成できる釣り竿用のグリップを提供する。【解決手段】リア装飾用リング体4に、筒状の本体部4Aの先端部分に先側装飾面部4Bを立設するとともに、先側装飾面部4Bの元側に元側装飾面部4Cを立設する。筒状の本体部4Aにおける、先側装飾面部4Bと元側装飾面部4Cとの間の凹入状外周面4Dにリア側柔軟性グリップ体5を装着し、筒状の本体部4Aにおける、元側装飾面部4Cより更に元側に位置する元側端部4Eに、リアグリップ体6を装着している。【選択図】図4

Description

本発明は、装飾リングを有している釣り竿用のグリップ構造に関する。
図8に示すように、チタンやアルミニュウム又は樹脂に金属メッキ等を施した細い幅のリング10を柔軟性の高いグリップ体11の間に挟み込んで、手元側竿体1の竿素材1Cに直接外嵌していた。
しかし、上記構成においては、リング10自体が細い幅であり、かつ、その内径設定が難しく、使用が長期間に及ぶと、グリップ体11との間で径方向に出入りがあったり、細い幅である為に竿素材1Cの表面との接触面積が十分でないところから倒れが生じたりして、装飾構造として十分に機能していなかった。
そこで、グリップBに装飾を施す比較例として、図7に示すように、先側柔軟性グリップ体14を挟んで、先側に先側装飾面部13aを有する第1装飾用リング体13Aと、元側に元側装飾面部13eを有する第2装飾用リング体13Bを竿素材1Aに外嵌装着するものを考えた。
第1装飾用リング体13Aは、先側柔軟性グリップ体14を外嵌装着する筒状取付体部13bと、筒状取付体部13bより立設される先側装飾面部13aを一体的に形成してある。
一方、第2装飾用リング体13Bは、先側柔軟性グリップ体14とリアグリップ体15とを外嵌装着する筒状取付体部13cと筒状取付体部13cより円盤状の元側装飾面部13eを立設して、元側装飾面部13eの外周面を装飾面としている構成するものがある。
上記構成のものでは、手元側竿体1に第1、第2装飾用リング体13A、13Bを装着するのに、筒状取付体部13b、及び、筒状取付体部13cという軸芯長の長い筒状体を介して装着しているので、第1、第2装飾用リング体13A、13B自体の径方向への出入りを少なくでき、倒れが生じることも少ない。
その上に先側柔軟性グリップ体14の取付対象が竿体ではなく、第1装飾用リング体13A及び第2装飾用リング体13Bの筒状体であるので、先側柔軟性グリップ体14等を取り付ける為の取付面の管理を十分に行え、図8に示す従来構成のように、装飾用リング体10の装飾外周面と先側柔軟性グリップ体11等の外周面の間に段差ができる等の不揃い現象は起きにくい。
しかし、先側柔軟性グリップ体14を円盤状の先側装飾面部13aと円盤状の元側装飾面部13eとの間の空間に位置させる必要性から、第2装飾用リング体13Bに先側柔軟性グリップ体14を取付た状態から第1装飾用リング体13Aで先側柔軟性グリップ体14を挟み込む取付形態を採らざるを得ない。
そうすると、第1装飾用リング体13Aと第2装飾用リング体13Bとの二部品で構成する必要があり、その為に、部品点数が多く、組み付け作業工程も多工程になる欠点があった。
本発明の目的は、装飾用リング体の装飾外周面と先側柔軟性グリップ体等の外周面の間に段差ができる等の不揃いを回避しながら、かつ、部品点数の削減等を達成できる釣り竿用のグリップを提供する点にある。
〔構成〕
請求項1に記載の本願発明の特徴構成は、装飾用リング体と、前記装飾用リング体より柔軟性が高くその装飾用リング体に装着される柔軟性グリップ体とを備えた釣り竿用のグリップであって、
前記装飾用リング体に、筒状の本体部の先端部分に先側装飾面部を立設するとともに、先側装飾面部の元側に元側装飾面部を立設し、前記筒状の本体部における、前記先側装飾面部と前記元側装飾面部との間の凹入状外周面に前記柔軟性グリップ体を装着している
点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用〕
柔軟性グリップ体の柔軟性に着目した構成を採用した。つまり、柔軟性グリップ体を前記先側装飾面部と前記元側装飾面部との間の凹入状外周面に装着するのに、柔軟性グリップ体を拡径し、その拡径した状態で装飾用リング体の先側装飾面部を乗り越えさせる装着方法を採用した。
このことによって、装飾用リング体を二つに分割する必要はなく、先側装飾面部と元側装飾面部とを単一の装飾用リング体に形成することができた。
〔効果〕
上記のような装着方法の改善によって、部品点数の削減ができ、組み付け作業性の向上を図ることができた。
〔構成〕
請求項2に記載の本願発明の特徴構成は、リール脚取付部より竿元側にリアグリップ部を備え、前記リアグリップ部を、リア装飾用リング体とそのリア装飾用リング体より柔軟性の高いリアグリップ体とで構成し、
前記リア装飾用リング体に、筒状の本体部の先端部分に先側装飾面部を立設するとともに、先側装飾面部の元側に元側装飾面部を立設し、前記筒状の本体部における、前記先側装飾面部と前記元側装飾面部との間の凹入状外周面に前記リア側柔軟性グリップ体を装着し、
前記リア装飾用リング体における元側装飾面部より更に元側に前記リアグリップ体を装着する元側端部を延出している、
点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用〕
リア側柔軟性グリップ体の柔軟性に着目した構成を採用した。つまり、リア側柔軟性グリップ体を前記先側装飾面部と前記元側装飾面部との間の凹入状外周面に装着するのに、リア側柔軟性グリップ体を拡径し、その拡径した状態でリア装飾用リング体の先側装飾面部を乗り越えさせる装着方法を採用した。
このことによって、リア装飾用リング体を二つに分割する必要はなく、先側装飾面部と元側装飾面部とを単一のリア装飾用リング体に形成することができた。
しかも、リア装飾用リング体における元側装飾面部より更に元側に元側端部を延出しているので、この部分を利用してリアグリップ体を装着することができる。このことによって、リア装飾用リング体を十分に活用できる。
〔効果〕
上記のような装着方法の改善によって、部品点数の削減ができ、組み付け作業性の向上を図ることができた。
しかも、リア装飾用リング体を単にリア側柔軟性グリップ体を取り付ける為だけに使用するのではなく、リアグリップ体をも取り付けるものにも兼用した。
〔構成〕
請求項3に記載の本願発明の特徴構成は、リール脚取付部より竿先側にフロントグリップ部を備え、前記フロントグリップ部を、可動フードを連係動作させるナット体と、そのナット体に外嵌したフロント装飾用リング体とで構成し、
前記フロント装飾用リング体に、筒状の本体部の先端部分に先側装飾面部を立設するとともに、先側装飾面部の元側に元側装飾面部を立設し、前記筒状の本体部における、前記先側装飾面部と前記元側装飾面部との間の凹入状外周面にフロント側柔軟性グリップ体を装着ししてある、
点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用〕
フロント側柔軟性グリップ体の柔軟性に着目した構成を採用した。つまり、フロント側柔軟性グリップ体を前記先側装飾面部と前記元側装飾面部との間の凹入状外周面に装着するのに、フロント側柔軟性グリップ体を拡径し、その拡径した状態でフロント装飾用リング体の先側装飾面部を乗り越えさせる装着方法を採用した。
このことによって、フロント装飾用リング体を二つに分割する必要はなく、先側装飾面部と元側装飾面部とを単一のフロント装飾用リング体に形成することができた。
しかも、フロント装飾用リング体を、可動フードを連係動作させるナット体に外嵌しているので、フロント装飾用リング体を、ナット体を保護しかつ装飾し、更に、ナット体を回転操作する際の操作具に兼用できる。
〔効果〕
上記のような装着方法の改善によって、部品点数の削減ができ、組み付け作業性の向上を図ることができた。
しかも、フロント装飾用リング体を単にフロント側柔軟性グリップ体を取り付ける為だけに使用するのではなく、可動フードの移動を司る操作具へ兼用できた。
〔構成〕
請求項4に記載の本願発明の特徴構成は、先側装飾面部を、先側に傾斜面、元側に軸芯長の短い第1円周装飾面を有する鍔状に形成している、
点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用効果〕
傾斜面と第1円周装飾面との形成によって、釣り人の眼に変化を与え装飾性の向上を図ることができるとともに、前記したように、柔軟性グリップ体を拡径させて第1円周装飾面を乗り越えさせる場合に、その傾斜面を利用して容易に乗り越えさせることができる。
〔構成〕
請求項5に係る本願発明の特徴構成は、リアグリップ部において、元側装飾面部に、軸芯長の短い、かつ、先側装飾面部における第1円周装飾面の外径より大径の第2円周装飾面を形成している点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用効果〕
第1円周装飾面の外径と第2円周装飾面との外径に差を設けることによって、リア側柔軟性グリップ体の乗り越えを可能にする第1円周装飾面の外径を小さくし、かつ、第2円周装飾面の外径を大きくして、釣り人の眼に付きやすいように、装飾性を向上させている。
また、第1円周装飾面の外径を小さくすることによって、先側装飾面部の傾斜面の形状と相俟って、リアグリップの構造を先側程先細くなる形状に形成でき、装飾性の向上を図ることができる。
〔構成〕
請求項6に係る本願発明の特徴構成は、フロントグリップ部において、先側装飾面部に軸芯長の短い第3円周装飾面を形成するとともに、元側装飾面部に軸芯長の長い第4円周装飾面を形成し、前記第3円周装飾面の外径を前記第4円周装飾面より小径に形成している点にあり、その作用効果は次の通りである。
〔作用効果〕
第3円周装飾面の外径と第4円周装飾面との外径に差を設けることによって、フロント側柔軟性グリップ体の乗り越えを可能にする第3円周装飾面の外径を小さくし、かつ、第4円周装飾面の外径を大きくして、釣り人の眼に付きやすいように、装飾性を向上させている。
また、第3円周装飾面の外径を小さくすることによって、先側装飾面部の傾斜面の形状と相俟って、フロントグリップ部の構造を先側程先細くなる形状に形成でき、装飾性の向上を図ることができる。
更に、第4円周装飾面を第3円周装飾面より軸芯長を長くしているので、装飾効果を高めると同時に、可動フードを動かす際に、手指で第4円周装飾面を摘み易く、操作が容易である。
図1は、主として手元側竿体を示す側面図である。 図2(a)は、リア側柔軟性グリップ体、リア装飾用リング体、リアグリップ体の手元側竿体に取り付ける前の状態を示す分解縦断側面図、(b)は先側装飾面部の拡大縦断側面である。 図3は、リア側柔軟性グリップ体、リア装飾用リング体、リアグリップ体の手元側竿体に取り付ける前の分解斜視図である。 図4は、リア側柔軟性グリップ体、リア装飾用リング体、リアグリップ体の手元側竿体に取り付けた状態を示す縦断側面図である。 図5は、フロントグリップ部の構成を示し、フロント側柔軟性グリップ体、フロント装飾用リング体、ナット体をリール取付部の筒状本体に取り付けた状態を示す縦断側面図である。 図6は、フロントグリップ部の構成を示し、フロント側柔軟性グリップ体、フロント装飾用リング体、ナット体をリール取付部の筒状本体に取り付ける前の状態を示す縦断側面図である。 図7は、比較例を示し、先側柔軟性グリップ体、装飾用リング体、リアグリップ体の手元側竿体に取り付けた状態を示す縦断側面図である。 図8は、従来例を示し、先側柔軟性グリップ体、装飾用リング体、リアグリップ体の手元側竿体に取り付けた状態を示す縦断側面図である。
船竿である釣り竿Aについて説明する。
図1に示すように、釣り竿Aは、グリップ部B及びリール取付部3を有する手元側竿体1と、手元側竿体1に並継式に連結される穂先側竿体2とを備えて、構成されている。
手元側竿体1は、後記するようにプリプレグ製の筒状体であり、竿先端から竿元端までの単一の竿素材1Aで構成される。
グリップ部Bは、リール取付部3より竿先側に位置するフロントグリップ部B1と、リール取付部3より竿元側に配置された中間グリップ部B2と、竿元端部に配置されたリアグリップ部B3とでなる。
これらのグリップ部Bは、EVA、NBR等の軟質材で構成され、手元側竿体1を構成する単一竿素材1Aに外嵌装着されている。各グリップ部Bにおける軟質材は、同一材でもよく、または、設置位置によって異なる材質のものを使用してもよい。また、表面に対しても滑り難い梨地模様等を施してもよい。
図1に示すように、リール取付部3は、竿素材1Aに外嵌固定される筒状本体3Aと、筒状本体3Aに一体形成されているリール脚取付部3Bと、リール脚取付部3Bと竿軸線を挟んで反対側に延出されたトリガー3Cとを備えている。
リール脚取付部3Bは、竿元側に位置する固定フード3aと、固定フード3aに対向する可動フード3bと可動フード3bを竿軸線方向に沿ってスライド往復移動させるナット体12とで構成されている。図5、6にナット体12が示されている。
次に、リアグリップ部B3について説明する。図1〜図3に示すように、リアグリップ部B3は、手元側竿体1に外嵌するリア装飾用リング体4と、リア装飾用リング体4より柔軟性が高くその装飾用リング体に装着されるリア側柔軟性グリップ体5と、リア装飾用リング体4の後端部に連結固定されるリアグリップ体6とを備えて構成される。
リア装飾用リング体4は、図1〜図4に示すように、筒状の本体部4Aの先端部分に先側装飾面部4Bを立設するとともに、先側装飾面部4Bの元側に元側装飾面部4Cを立設して構成してある。筒状の本体部4Aにおける、先側装飾面部4Bと元側装飾面部4Cとの間の凹入状空間の外周面4Dにリア側柔軟性グリップ体5を装着する。筒状の本体部4Aにおける、元側装飾面部4Cより更に元側に装着用の筒状取付部4Eを延出し、その筒状取付部4Eにリアグリップ体6を装着している。
先側装飾面部4Bを、図2(a)(b)に示すように、先側に傾斜面4aを有する鍔部に形成し、鍔部の外周面を軸芯長の短い第1円周装飾面4bに形成してある。一方、元側装飾面部4Cは軸芯方向での厚みが小さな円盤状を呈しており、外周面を第1円周装飾面4bより大径の第2円周装飾面4cに形成している。
リア装飾用リング体4は、アルミニュウム、チタン等の軽量金属か、又は、ナイロン、PE、PET等のエンジニアリング樹脂等で形成される。これらについては、いずれも、装飾性を向上させる為に、光沢のある金属メッキ等が施されてもよい。
リア側柔軟性グリップ体5は、図1〜図3に示すように、リング状を呈しており、元側では軸線に直交する面5aに形成され、先側には、先側程小径となる丸みを帯びた傾斜面5bとなっている。内側には、軸線方向に沿った貫通孔5Aが形成され、この貫通孔5Aの内周面径D2が、凹入状の外周面4Dの外径D3と同一径か僅かに小径に形成してある。
このリア側柔軟性グリップ体5をリア装飾用リング体4の凹入状外周面4Dに装着するには、貫通孔5Aをその柔軟性を利用して押し広げ、リア装飾用リング体4の先側装飾面部4Bの傾斜面4aに沿って押込み、第1円周装飾面4bを乗り越えさせて、凹入状外周面4Dに装着する。
リアグリップ体6の構造について説明する。
リアグリップ体6は、図1〜図3に示すように、軸芯長の長い筒状体であり、軸芯長の中間位置に向けて僅かに凹入する形状に形成されている。内側に手元側竿体1の外周面に外嵌する内周面部6Aを形成してあり、その内周面部6Aの先端側にその内周面部6Aより大径に形成された装着座面6Bを形成してある。
装着座面6Bの内径Dは、リア装飾用リング体4の筒状取付部4Eの外周面の外径D1より僅かに小さく設定されている。これによって、リアグリップ体6をリア装飾用リング体4に装着する際に、リアグリップ体6の柔軟性を利用して僅かに装着座面6Bを拡径する状態にして装着する。
これによって、リアグリップ体6を装着した際に、装着座面6Bが筒状取付部4Eに強く圧着して取付状態が安定する。
以上のような構成になるリアグリップ体6を手元側竿体1の竿元側端部1Cに取り付けるには、次のように行われる。
(a)リア側柔軟性グリップ体5をリア装飾用リング体4の第1円周装飾面4bを乗り越えさせて、凹入状の外周面4D部分に装着する。
(b)次に、リア側柔軟性グリップ体5を取り付けたリア装飾用リング体4を手元側竿体1の竿元側端部1Cに外嵌装着する。リアグリップ体6を手元側竿体1の竿元側端部1Cに装着できるだけの長さを残す位置まで、リア装飾用リング体4を竿先側に位置させて固定する。
(c)リアグリップ体6を手元側竿体1の竿元側端部1Cに外嵌装着し、リアグリップ体6をリア装飾用リング体4の取付位置まで差し込み、その装着座面6Bを筒状取付部4Eに外嵌固定して、取付状態を確定する。
(d)以上で取付けを終えるが、各接着部位には接着剤を使用して、接着状態を強化する方がよい。
(e)また、リアグリップ体6を先行してリア装飾用リング体4に取り付けて、リア側柔軟性グリップ体5とともに、手元側竿体1の竿元側端部1Cに装着する手順をとってもよい。
次に、フロントグリップ部B1について説明する。図1、図5及び図6に示すように、フロントグリップ部B1は、リール取付部3を構成する筒状本体3Aに螺合するナット体12と、ナット体12に外嵌するフロント装飾用リング体10と、フロント装飾用リング体10より柔軟性が高くそのフロント装飾用リング体に装着されるフロント側柔軟性グリップ体11と、ナット体12の後端部に連結される可動フード3bとを備えて構成される。
図6に示すように、ナット体12は、筒状の本体部12Aの後端部に可動フード3bとの元側連結部12Bを形成するとともに、筒状の本体部12Aの内周面に、リール取付部3の筒状本体3Aに形成している雄ネジ3cに螺合する雌ネジ部12Cを形成してある。
フロント装飾用リング体10は、図1、5、6に示すように、筒状の本体部10Aの先端部分に先側装飾面部10Bを立設するとともに、先側装飾面部10Bの元側に元側装飾面部10Cを立設して構成してある。筒状の本体部10Aにおける、先側装飾面部10Bと元側装飾面部10Cとの間の凹入状空間の外周面10Dにフロント側柔軟性グリップ体11を装着する。
先側装飾面部10Bを、図5、6に示すように、先側に傾斜面10aを有する鍔部に形成し、鍔部の外周面を軸芯長の短い第3円周装飾面10bに形成してある。一方、元側装飾面部10Cは軸芯長の長い円筒状を呈しており、外周面を第3円周装飾面10bより大径の第4円周装飾面10cに形成している。
フロント装飾用リング体10は、アルミニュウム、チタン等の軽量金属か、又は、ナイロン、PE、PET等のエンジニアリング樹脂等で形成される。これらについては、いずれも、装飾性を向上させる為に、光沢のある金属メッキ等が施されてもよい。
ナット体12をフロント装飾用リング体10に装着するには、両者の嵌合公差を小さく設定して、両者12、10を緩みなく連結する構成を採り、その際に両者12、10の嵌合面に機械的な連係構造か又は接着剤を塗布してもよい。図示してはいないが、ナット体12で駆動される可動フード3bは、竿軸線方向にスライド移動できるように、手元側竿体1の外周面に形成した係合溝との係合連係構造を設けてある。
フロント側柔軟性グリップ体11は、図1、図6,7に示すように、リング状を呈しており、元側では軸線に直交する面11aに形成され、先側には、先側程小径となる丸みを帯びた傾斜面11bとなっている。内側には、軸線方向に沿った貫通孔11Aが形成され、この貫通孔11Aの内周面径が、凹入状の外周面10Dの外径と同一径か僅かに小径に形成してある。
このフロント側柔軟性グリップ体11をフロント装飾用リング体10の凹入状外周面10Dに装着するには、貫通孔11Aをその柔軟性を利用して押し広げ、装飾用リング体10の先側装飾面部10Bの傾斜面10aに沿って押込み、第1円周装飾面10bを乗り越えさせて、凹入状外周面10Dに装着する。
〔別実施形態〕
(1)リア装飾用リング体4、フロント装飾用リング体10の構造としては、先側装飾面部4B、10B及び元側装飾面部4C、10Cを有していれば、形状等の変更は問わない。
(2)リア装飾用リング体4、及び、フロント装飾用リング体10をリアグリップ部B3、フロントグリップ部B1に適用したが、中間グリップ部B2に適用してもよい。
本発明は、船竿等に使用され、手元のグリップ部分の装飾性を向上するものである。
A 釣り竿
B グリップ部
B1 フロントグリップ部
B2 中間グリップ部
B3 リアグリップ部
D 装着座面の内径
D1 筒状取付部の外周面径
D2 貫通孔の内周面径
D3 凹入状の外周面の外径
1 手元側竿体
1A 竿素材
2 穂先側竿体
3 リール取付部
3A 筒状本体
3B リール脚取付部
3C トリガー
3a 固定フード
3b 可動フード
4 リア装飾用リング体
4A 筒状の本体部
4B 先側装飾面部
4C 元側装飾面部
4D 凹入状の外周面
4E 筒状取付部
4a 傾斜面部
4b 第1円周装飾面
4c 第2円周装飾面
5 リア側柔軟性グリップ体
5A 貫通孔
5a 元側の直交する面
5b 傾斜面
6 リアグリップ体
6A 内周面部
6B 装着座面
10 フロント装飾用リング体
10A 筒状の本体部
10B 先側装飾面部
10C 元側装飾面部
10D 凹入状の外周面
10E 筒状取付部
10a 傾斜面部
10b 第3円周装飾面
10c 第4円周装飾面
11 フロント側柔軟性グリップ体
11A 貫通孔
11a 元側の直交する面
11b 傾斜面
12 ナット体

Claims (6)

  1. 装飾用リング体と、前記装飾用リング体より柔軟性が高くその装飾用リング体に装着される柔軟性グリップ体とを備えた釣り竿用のグリップ構造であって、
    前記装飾用リング体に、筒状の本体部の先端部分に先側装飾面部を立設するとともに、先側装飾面部の元側に元側装飾面部を立設し、前記筒状の本体部における、前記先側装飾面部と前記元側装飾面部との間の凹入状外周面に前記柔軟性グリップ体を装着している釣り竿用のグリップ構造。
  2. リール脚取付部より竿元側にリアグリップ部を備え、前記リアグリップ部を、リア装飾用リング体とそのリア装飾用リング体より柔軟性の高いリアグリップ体とで構成し、
    前記リア装飾用リング体に、筒状の本体部の先端部分に先側装飾面部を立設するとともに、先側装飾面部の元側に元側装飾面部を立設し、前記筒状の本体部における、前記先側装飾面部と前記元側装飾面部との間の凹入状外周面に前記リア側柔軟性グリップ体を装着し、
    前記リア装飾用リング体における元側装飾面部より更に元側に前記リアグリップ体を装着する元側端部を延出している釣り竿用のグリップ構造。
  3. リール脚取付部より竿先側にフロントグリップ部を備え、前記フロントグリップ部を、可動フードを連係動作させるナット体と、そのナット体に外嵌したフロント装飾用リング体とで構成し、
    前記フロント装飾用リング体に、筒状の本体部の先端部分に先側装飾面部を立設するとともに、先側装飾面部の元側に元側装飾面部を立設し、前記筒状の本体部における、前記先側装飾面部と前記元側装飾面部との間の凹入状外周面にフロント側柔軟性グリップ体を装着ししてある釣り竿用のグリップ構造。
  4. 先側装飾面部を、先側に傾斜面、元側に軸芯長の短い第1円周装飾面を有する鍔状に形成している請求項1〜3の内のいずれか一項に記載の釣り竿用のグリップ構造。
  5. リアグリップ部において、元側装飾面部に、軸芯長の短い、かつ、先側装飾面部における第1円周装飾面の外径より大径の第2円周装飾面を形成している請求項1、2、4記載の釣り竿用のグリップ構造。
  6. フロントグリップ部において、先側装飾面部に軸芯長の短い第3円周装飾面を形成するとともに、元側装飾面部に軸芯長の長い第4円周装飾面を形成し、前記第3円周装飾面の外径を前記第4円周装飾面より小径に形成している請求項1、3、4記載の釣り竿用のグリップ構造。
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