JP2016086670A - 苗移植機 - Google Patents

苗移植機 Download PDF

Info

Publication number
JP2016086670A
JP2016086670A JP2014221703A JP2014221703A JP2016086670A JP 2016086670 A JP2016086670 A JP 2016086670A JP 2014221703 A JP2014221703 A JP 2014221703A JP 2014221703 A JP2014221703 A JP 2014221703A JP 2016086670 A JP2016086670 A JP 2016086670A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
planting
seedling
vehicle body
detection mechanism
traveling vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014221703A
Other languages
English (en)
Inventor
山崎 仁史
Hitoshi Yamazaki
仁史 山崎
名本 学
Manabu Namoto
学 名本
靖浩 林
Yasuhiro Hayashi
靖浩 林
龍之 鳥津
Tatsuyuki Toritsu
龍之 鳥津
奥村 仁
Hitoshi Okumura
仁 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP2014221703A priority Critical patent/JP2016086670A/ja
Publication of JP2016086670A publication Critical patent/JP2016086670A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Transplanting Machines (AREA)

Abstract

【課題】 従来の苗移植機においては、その場植えを行うためのマニュアル操作が比較的に面倒であり、その場植えを簡単に行うことが必ずしもできなかった。
【解決手段】 苗植付部50のセンターフロート51の接地を検出する苗植付部接地検出機構85と、走行せずにその場で苗を苗植付部50に植付けさせるその場植え制御を実行するコントローラー70と、HST20の出力状態切替に関する指示をコントローラー70に行うHSTレバー71と、走行車体10の後進および停止を検出する走行車体移動検出機構82と、を備える苗移植機において、走行車体10の後進後の停止が走行車体移動検出機構82により検出された後で、センターフロート51の接地が苗植付部接地検出機構85により検出された場合には、HSTレバー71の位置が中立位置であるにもかかわらず、コントローラー70はHST20に出力させてその場植え制御を実行する田植機である。
【選択図】 図4

Description

本発明は、田植機などの苗移植機に関する。
その場植えを行うことができる苗移植機が、知られている(たとえば、特許文献1参照)。
なお、その場植えは、植付走行をともなう植付が行われる前に、圃場の端において行われるが、このような苗植付は、手作業で行われなければならないことが多かった。
特開2014−155462号公報
しかしながら、前述された従来の苗移植機においては、その場植えを行うためのマニュアル操作が比較的に面倒であり、その場植えを簡単に行うことが必ずしもできなかった。
本発明は、前述された従来の課題を考慮し、その場植えをより簡単に行うことが可能な苗移植機を提供することを目的とする。
第1の本発明は、圃場に苗を植付ける、昇降自在な苗植付部(50)と、
前記苗植付部(50)の所定箇所(51)の接地を検出する接地検出機構(85)と、
走行せずにその場で前記苗を前記苗植付部(50)に植付けさせるその場植え制御を実行するコントローラー(70)と、
前記主変速装置(20)の出力状態切替に関する指示を前記コントローラー(70)に行う主変速装置レバー(71)と、
前記走行車体(10)の後進および停止を検出する移動検出機構(82)と、
を備える苗移植機において、
前記走行車体(10)の後進後の停止が前記移動検出機構(82)により検出された後で、前記所定箇所(51)の接地が前記接地検出機構(85)により検出された場合には、前記主変速装置レバー(71)の位置が中立位置であるにもかかわらず、前記コントローラー(70)は前記主変速装置(20)に出力させて前記その場植え制御を実行することを特徴とする苗移植機である。
第2の本発明は、圃場に苗を植付ける、昇降自在な苗植付部(50)と、
前記苗植付部(50)の所定箇所(51)の接地を検出する接地検出機構(85)と、
走行せずにその場で前記苗を前記苗植付部(50)に植付けさせるその場植え制御を実行するコントローラー(70)と、
前記主変速装置(20)の出力状態切替に関する指示を前記コントローラー(70)に行う主変速装置レバー(71)と、
前記走行車体(10)の後進および停止を検出する移動検出機構(82)と、
前記主変速装置(20)の出力の、前記苗植付部(50)への伝達状態切替を行う植付クラッチ機構(40)と、
を備える苗移植機において、
前記走行車体(10)の後進後の停止が前記移動検出機構(82)により検出された後で、前記所定箇所(51)の接地が前記接地検出機構(85)により検出され、さらに、前記主変速装置(20)の出力の、前記苗植付部(50)への伝達状態が入状態である場合には、前記主変速装置レバー(71)の位置が中立位置であるにもかかわらず、前記コントローラー(70)は前記主変速装置(20)に出力させて前記その場植え制御を実行することを特徴とする苗移植機である。
第3の本発明は、前記移動検出機構(82)は、前記走行車体(10)の前進を検出する機能を有し、
前記走行車体(10)の後進後の停止が前記移動検出機構(82)により検出された後で、前記走行車体(10)の前進が前記移動検出機構(82)により検出された場合には、前記所定箇所(51)の接地が前記接地検出機構(85)により検出されても、前記コントローラー(70)は前記その場植え制御を実行しないことを特徴とする、第1または第2の本発明の苗移植機である。
第4の本発明は、前記その場植え制御を実行するための、その場植えモードの設定状態切替を行うその場植えモードスイッチ(74)を備えることを特徴とする、第1または第2の本発明の苗移植機である。
第5の本発明は、前記移動検出機構(82)は、前記走行車体(10)の前進を検出する機能を有し、
前記走行車体(10)の前進が前記移動検出機構(82)により検出された場合には、前記コントローラー(70)は前記その場植えモードの設定状態を切状態にすることを特徴とする、第4の本発明の苗移植機である。
第6の本発明は、前記走行車体(10)に設けられたエンジン(13)と、
前記主変速装置(20)の出力を利用して前記走行車体(10)を移動させる、車輪(14)と、
前記主変速装置(20)の出力の、前記車輪(14)への伝達状態切替を行う副変速機構(30)と、
前記走行車体(10)の旋回を行う操舵機構(12)と、
を備え、
前記コントローラー(70)は、前記エンジン(13)の回転数を変更させるための、エンジン回転数制御を実行する機能を有し、
前記所定箇所(51)の接地が前記接地検出機構(85)により検出され、前記主変速装置(20)の出力の、前記車輪(14)への伝達状態が植付走行状態であり、前記走行車体(10)の旋回が行われた場合には、前記コントローラー(70)は、前記エンジン(13)の回転数が増大するように、前記エンジン回転数制御を実行することを特徴とする、第1から第5の何れかの本発明の苗移植機である。
第1の本発明によって、走行車体(10)の後進後の停止が移動検出機構(82)により検出された後で、所定箇所(51)の接地が接地検出機構(85)により検出された場合には、主変速装置レバー(71)の位置が中立位置であるにもかかわらず、コントローラー(70)は主変速装置(20)に出力させてその場植え制御を実行するので、その場植えをより簡単に行うことが可能である。
第2の本発明によって、走行車体(10)の後進後の停止が移動検出機構(82)により検出された後で、所定箇所(51)の接地が接地検出機構(85)により検出され、さらに、主変速装置(20)の出力の、苗植付部(50)への伝達状態が入状態である場合には、主変速装置レバー(71)の位置が中立位置であるにもかかわらず、コントローラー(70)は主変速装置(20)に出力させてその場植え制御を実行するので、作業者の意図に応じていると考えられるその場植えをより簡単に行うことが可能である。
第3の本発明によって、第1または第2の本発明の効果に加えて、走行車体(10)の後進後の停止が移動検出機構(82)により検出された後で、走行車体(10)の前進が移動検出機構(82)により検出された場合には、所定箇所(51)の接地が接地検出機構(85)により検出されても、コントローラー(70)はその場植え制御を実行しないので、苗が不必要に植付けられることを抑制することが可能である。
第4の本発明によって、第1または第2の本発明の効果に加えて、その場植え制御を実行するための、その場植えモードの設定状態切替を行うその場植えモードスイッチ(74)を備えるので、苗が不必要に植付けられることを抑制することが可能である。
第5の本発明によって、第4の本発明の効果に加えて、走行車体(10)の前進が移動検出機構(82)により検出された場合には、コントローラー(70)はその場植えモードの設定状態を切状態にするので、マニュアル操作の回数増大を抑制することが可能である。
第6の本発明によって、第1から第5の何れかの本発明の効果に加えて、所定箇所(51)の接地が接地検出機構(85)により検出され、主変速装置(20)の出力の、車輪(14)への伝達状態が植付走行状態であり、走行車体(10)の旋回が行われた場合には、コントローラー(70)は、エンジン(13)の回転数が増大するように、エンジン回転数制御を実行するので、走行車体耐久性を向上することが可能である。
本発明における実施の形態の田植機の左側面図 本発明における実施の形態の田植機の平面図 本発明における実施の形態の田植機の正面図 本発明における実施の形態の田植機の、動力伝達系および制御系のブロック図 本発明における実施の形態の田植機のHSTレバーのレバー操作位置の説明図 本発明における実施の形態の田植機の植付レバーのレバー操作位置の説明図 本発明における実施の形態の田植機の副変速レバーのレバー操作位置の説明図 本発明における実施の形態の田植機の、HSTの出力状態、苗植付部の昇降状態、および植付クラッチ機構の接続状態を説明するタイミング図 本発明における実施の形態の田植機の苗植付部近傍の模式的な平面図 本発明における実施の形態の田植機の苗植付部近傍の模式的な左側面図 本発明における実施の形態の田植機の電動リアマーカーの収納展開の模式的な説明図 本発明における実施の形態の田植機のサイドフロートの平面図(その一) 本発明における実施の形態の田植機のサイドフロートの模式的な断面図 本発明における実施の形態の田植機のサイドフロートの平面図(その二) 本発明における実施の形態の田植機の苗植付部オートリフト制御入切レバー近傍の斜視図 本発明における実施の形態の田植機の苗植付部オートリフト制御入切レバー近傍の部分拡大斜視図 本発明における実施の形態の田植機の苗植付部オートリフト制御入位置固定突部の模式的な左側面図(その一) 本発明における実施の形態の田植機の苗植付部オートリフト制御入位置固定突部の模式的な左側面図(その二) (a)本発明における実施の形態の田植機のHSTレバー近傍の模式的な右側面図、(b)本発明における実施の形態の田植機のHSTレバー近傍の模式的な背面図
以下、図面を参照しながら、本発明における実施の形態について詳細に説明する。
はじめに、図1〜3を参照しながら、本実施の形態の田植機の構成および動作について具体的に説明する。
ここに、図1は、本発明における実施の形態の田植機の左側面図であり、図2は、本発明における実施の形態の田植機の平面図であり、図3は、本発明における実施の形態の田植機の正面図である。
なお、たとえば、図2においては、左右の前輪11および左右の後輪14の図示が省略されている。
苗移植機としての本実施の形態の田植機は、走行車体10、前輪11、操縦ハンドル12、エンジン13、後輪14、HST(Hydro Static Transmission)20、苗植付部50、および苗植付部昇降機構60などを備える。
操縦ハンドル12は、走行車体10の旋回を行う操舵機構である。
エンジン13は、走行車体10に設けられている。
後輪14は、主変速装置としてのHST20の出力を利用して走行車体10を移動させる、車輪である。
苗植付部50は、エンジン13からHST20を介して伝達される出力を利用して圃場に苗を植付ける、昇降自在な植付部である。
苗植付部接地検出機構85は、苗植付部50の所定箇所としてのセンターフロート51の接地を検出する接地検出機構である。より具体的には、苗植付部接地検出機構85は、センターフロート51の回動角度が接地に対応する所定値に達したことを検出するフロートセンサーである。
本実施の形態においては、走行せずにその場で苗を苗植付部50に植付けさせるその場植え制御が、自動的に実行される。
そこで、図4を主として参照しながら、その場植え制御に関する、本実施の形態の田植機の構成および動作について具体的に説明する。
ここに、図4は、本発明における実施の形態の田植機の、動力伝達系および制御系のブロック図である。
なお、図4においては、動力伝達系が実線を利用して図示されるとともに、制御系が点線を利用して図示されている。
ステアリング検出機構81は、走行車体10の旋回を検出する機構である。より具体的には、ステアリング検出機構81は、操縦ハンドル12の操舵量を検出するハンドルポテンショメーターである。
HSTレバー71は、HST20の出力状態切替に関する指示をコントローラー70に行う主変速装置レバーである。HSTレバー71のレバー操作位置は、本発明における実施の形態の田植機のHSTレバー71のレバー操作位置の説明図である図5に示されているように、前進、中立、および後進の何れかに対応する位置である。
走行車体移動検出機構82は、走行車体10の前進、後進および停止を検出する移動検出機構である。より具体的には、走行車体10の後進は、HSTレバー71のレバー操作位置が後進に対応する位置から中立に対応する位置に変化するとき、またはHSTレバー71のレバー操作位置が中立に対応する位置から後進に対応する位置に変化するときに、HSTレバー71が当接するバック感知スイッチ82aを利用して検出される。なお、走行車体移動検出機構82は、少なくとも走行車体10の後進および停止を検出すればよい。
植付クラッチ機構40は、HST20の出力の、苗植付部50への伝達状態切替を行う機構である。
植付レバー73は、HST20の出力の、苗植付部50への伝達状態切替に関する指示をコントローラー70に行うレバーである。植付レバー73のレバー操作位置は、本発明における実施の形態の田植機の植付レバー73のレバー操作位置の説明図である図6に示されているように、苗植付部上昇、苗植付部昇降停止、苗植付部下降、および苗植付の何れかに対応する位置である。
植付検出機構84は、HST20の出力の、苗植付部50への伝達状態を検出する機構である。より具体的には、植付検出機構84は、現行機に搭載されている植付レバーの位置を検出するレバー位置センサーである。
その場植えモードスイッチ74は、その場植え制御を実行するための、その場植えモードの設定状態切替を行うスイッチである。
その場植えモードフラグ76は、メモリー75に格納されているフラグである。エラーなどが発生していなければ、その場植えモードフラグ76は、その場植えモードの設定状態が入状態である場合には入状態であり、その場植えモードの設定状態が切状態である場合には切状態である。
副変速機構30は、HST20の出力の、後輪14への伝達状態切替を行う機構である。
副変速レバー72は、HST20の出力の、後輪14への伝達状態切替に関する指示をコントローラー70に行うレバーである。副変速レバー72のレバー操作位置は、本発明における実施の形態の田植機の副変速レバー72のレバー操作位置の説明図である図7に示されているように、植付走行、中立、および路上走行の何れかに対応する位置である。
副変速検出機構83は、HST20の出力の、後輪14への伝達状態を検出する機構である。
さて、本実施の形態においては、走行車体10の後進後の停止が走行車体移動検出機構82により検出された後で、センターフロート51の接地が苗植付部接地検出機構85により検出された場合には、HSTレバー71の位置が中立位置であるにもかかわらず、コントローラー70はHST20に出力させてその場植え制御を実行する。
そこで、図8を主として参照しながら、その場植え制御に関する、本実施の形態の田植機の構成および動作についてより具体的に説明する。
ここに、図8は、本発明における実施の形態の田植機の、HST20の出力状態、苗植付部50の昇降状態、および植付クラッチ機構40の接続状態を説明するタイミング図である。
その場植えは、植付走行をともなう植付が行われる前に、圃場の端において行われる。
したがって、その場植えが始められようとするときには、通常、田植機は、その場植えが行われようとする圃場の端よりも僅かに圃場の内部に入った地点で停止している。
このとき、HSTレバー71のレバー操作位置は中立に対応する位置であり、植付レバー73のレバー操作位置は苗植付部昇降停止に対応する位置であるので、HST20の出力状態は中立状態であり、苗植付部50の昇降状態は昇降停止状態であり、植付クラッチ機構40の接続状態は切断状態である。
そして、副変速レバー72のレバー操作位置は、植付走行、または路上走行に対応する位置である。
(ステップ1)作業者はその場植えモードスイッチ74を押し、その場植えモードの設定状態は入状態になる。
(ステップ2)作業者は、HSTレバー71のレバー操作位置が後進に対応する位置になるように、HSTレバー71のレバー操作を行う。
すると、HST20の出力状態は後進状態になり、田植機はその場植えが行われようとする圃場の端に向かって後進する。
このとき、苗植付部50が走行車体後進にともなって圃場に衝突して破損することを防止するために、通常、バック感知スイッチ82aを利用するバックリフト制御が自動的に行われる。
したがって、苗植付部50は、速やかに上昇して停止する。
植付レバー73のレバー操作位置は、苗植付部50の昇降状態に追随して自動的に変化してもよいし変化しなくてもよいが、何れにせよ、苗植付部50が上昇後に停止したときには苗植付部昇降停止に対応する位置である。
(ステップ3)田植機がそのまま後進してその場植えが行われようとする圃場の端に達すると、作業者は、HSTレバー71のレバー操作位置が中立に対応する位置になるように、HSTレバー71のレバー操作を行う。
すると、HST20の出力状態は中立状態になり、後進していた田植機は停止する。
かくして、走行車体10の後進後の停止が走行車体移動検出機構82により検出されたという条件が、満足される。
(ステップ4)作業者は、植付レバー73のレバー操作位置が苗植付部下降に対応する位置になるように、植付レバー73のレバー操作を行う。
すると、苗植付部50は、下降する。
このとき、苗植付部50が苗植付部下降にともなって圃場に衝突して破損することを防止するために、通常、苗植付部接地検出機構85を利用する下降停止制御が自動的に行われる。
したがって、苗植付部50は、下降して接地後に停止する。
植付レバー73のレバー操作位置は、苗植付部50の昇降状態に追随して自動的に変化してもよいし変化しなくてもよいが、何れにせよ、苗植付部50が下降後に停止したときには苗植付部昇降停止に対応する位置である。
かくして、走行車体10の後進後の停止が走行車体移動検出機構82により検出された後で、センターフロート51の接地が苗植付部接地検出機構85により検出されたという条件が、満足される。
(ステップ5)その場植え制御が、いよいよ実行される。
すなわち、HST20の出力状態は自動的に前進状態になり、植付クラッチ機構40の接続状態は自動的に接続状態になり、その場植えが自動的に行われる。
そして、その場植えが終わると、HST20の出力状態は自動的に中立状態になり、植付クラッチ機構40の接続状態は自動的に切断状態になる。
HSTレバー71のレバー操作位置は、HST20の出力状態に追随して自動的に変化してもよいし変化しなくてもよいが、何れにせよ、その場植えが終わったときには中立に対応する位置である。
植付レバー73のレバー操作位置は、植付クラッチ機構40の接続状態に追随して自動的に変化してもよいし変化しなくてもよいが、何れにせよ、その場植えが終わったときには苗植付部昇降停止に対応する位置である。
このようにして、所定角度の植込杆回転をともなうその場植えが自動的に行われるが、その場植えが終わったときには、苗植付部50が下降して接地後に停止している。
したがって、植付走行をともなう植付を、圃場の端における欠株が発生する恐れなく、これまでと同様の手順で始めることが可能である。
ところで、その場植え制御が実行されるときには、HST20の出力状態は自動的に前進状態になるので、副変速レバー72のレバー操作位置が植付走行、または路上走行に対応する位置であると、走行車体前進が行われてしまうことがある。しかしながら、その場植えは短時間で終わるので、このような走行車体前進はほぼ無視することができる。もちろん、その場植えにともなって走行車体前進が行われてしまうことを抑制するために、HST20の出力が後輪14に伝動されないよう、副変速検出機構83が中立状態を検知するように副変速機構30を自動的に中立に切り替える制御を行なう構成としてもよい。
なお、走行車体10の後進後の停止が走行車体移動検出機構82により検出された後で、走行車体10の前進が走行車体移動検出機構82により検出された場合には、センターフロート51の接地が苗植付部接地検出機構85により検出されても、コントローラー70はその場植え制御を実行しない、といった実施例も考えられる。
その場植えは、何回かの前後進を経た最後の後進後の停止が行われた後に行われることが多い。さらに、苗が手作業によってすでに植付けられている場合などには、センターフロート51の接地が検出される前に、走行車体10の前進が植付走行のために行われることがある。したがって、このような実施例によれば、苗が不必要に植付けられることを抑制することができる。
また、走行車体10の前進が走行車体移動検出機構82により検出された場合には、コントローラー70はその場植えモードの設定状態を切状態にする、といった実施例も考えられる。
その場植えは連続して行われることはほとんどなく、走行車体10の前進がその場植えの後の植付走行のために行われた場合などには、その場植えモードの設定状態が自動的に切状態になり、その場植えモードスイッチ74が押し戻されることが望ましい。したがって、このような実施例によれば、マニュアル操作の回数増大を抑制することができる。
また、走行車体10の後進後の停止が走行車体移動検出機構82により検出された後で、センターフロート51の接地が苗植付部接地検出機構85により検出され、さらに、HST20の出力の、苗植付部50への伝達状態が入状態である場合には、HSTレバー71の位置が中立位置であるにもかかわらず、コントローラー70はHST20に出力させてその場植え制御を実行する、といった実施例も考えられる。
作業者がその場植えが行われる地点を見極めたい場合などには、その場植えが行われるタイミングを作業者の判断で調節するための、(1)植付レバー73のレバー操作位置が苗植付に対応する位置になるように、植付レバー73のレバー操作を行う、または(2)専用の苗植付スイッチを押す、といったマニュアル操作が行われないと、その場植えが始められないことが望ましい。したがって、このような実施例によれば、作業者の意図に応じていると考えられるその場植えをより簡単に行うことができる。
また、センターフロート51の接地が苗植付部接地検出機構85により検出され、HST20の出力の、後輪14への伝達状態が植付走行状態であり、走行車体10の旋回が行われた場合には、コントローラー70は、エンジン13の回転数が増大するように、エンジン回転数制御を実行する、といった実施例も考えられる。
走行車体10のオートクルーズ旋回などが行われるときには、圃場面の抵抗に起因する負荷が発生しやすいので、走行車体負荷の発生を走行トルクの増大によって抑制するために、エンジン13の回転数がエンジンスロットルモーターを利用する伝動アクセル制御によって自動的に増大させられることが望ましい。したがって、このような実施例によれば、走行車体耐久性を向上することができる。
(A)図9および10を主として参照しながら、苗植付部50に関する、本実施の形態の田植機の構成および動作についてより具体的に説明する。
ここに、図9は、本発明における実施の形態の田植機の苗植付部50近傍の模式的な平面図であり、図10は、本発明における実施の形態の田植機の苗植付部50近傍の模式的な左側面図である。
苗を載置する苗タンク100には、外部から供給される駆動力によって駆動される上側苗送りベルト110および下側苗送りベルト120が、苗植付条に対応して設けられている。
下側苗送りベルト120とは独立して設けられている上側苗送りベルト110は、外部から供給される駆動力によって駆動されず、重量等の負荷がかかると回転する簡易な苗送りローラーであってもよい。苗マット140uを載せると、この苗送りローラーが回転する。
何れにせよ、苗タンク100に挿入された苗マット140uをよりスムーズに下側へ送ることができる。したがって、苗マット140uの床土の滑りが悪い場合においても、作業者が手作業で苗マット140uを下側へ押して落とす必要はほとんどない。
なお、苗マット140uの苗タンク100への挿入は、苗マットセンサー130を利用して検出されてもよい。苗マット140uの苗タンク100への挿入が検出されると、上側の苗マット140uが下側の苗マット140dに押付けられるように、初めは上側苗送りベルト110のみが駆動される。このように上側苗送りベルト110のみを駆動する駆動時間は、たとえば数秒であるが、十分に大きく設定されていることが望ましい。そして、苗マット140uが苗マット140dに押付けられると、上側苗送りベルト110のみならず下側苗送りベルト120も駆動され、苗マット140uおよび140dが両方ともスムーズに下側へ送られる。すると、苗タンク100の状態を運転席1001から確認することが難しい場合においても、苗マット140uはスムーズに下側へ送られるので、大きな隙間が苗マット140uと苗マット140dとの間に発生しにくく、欠株が惹起される恐れが低減される。
また、上側苗送りベルト110の送り量は、下側苗送りベルト120の送り量よりも大きくてもよい。たとえば、上側苗送りベルト110の駆動時間が1.2秒であり、下側苗送りベルト120の駆動時間が1.0秒であるような間欠的な駆動が行われると、たとえ大きな隙間が苗マット140uと苗マット140dとの間に何らかの原因で発生しても、上側の苗マット140uが下側の苗マット140dと比べてより大きく下側へ送られるので、苗マット140uは苗マット140dにやがて押付けられ、発生した大きな隙間がそのまま存続する恐れが低減される。
(B)図11を主として参照しながら、電動リアマーカー200Lおよび200Rに関する、本実施の形態の田植機の構成および動作についてより具体的に説明する。
ここに、図11は、本発明における実施の形態の田植機の電動リアマーカー200Lおよび200Rの収納展開の模式的な説明図である。
なお、図11においては、後述される中割りを利用して行われる苗植付に関する説明が図示されている。
電動リアマーカー200Lおよび200Rは、本来、つぎの苗植付列の目安となる直線状のマークを圃場面に形成するマーカーである。したがって、電動リアマーカー200Lおよび200Rの内、一方の圃場端部において展開される電動リアマーカーは、(L)他方の圃場端部において左旋回が行われる予定である場合には、左側の電動リアマーカー200Lであり、(R)他方の圃場端部において右旋回が行われる予定である場合には、右側の電動リアマーカー200Rである。
そこで、電動リアマーカー200Lおよび200Rの内、展開された片方の電動リアマーカーの先端部のGPS(Global Positioning System)位置が記憶され、他方の圃場端部において旋回を行った後には、一方の圃場端部の側にある、記憶されているGPS位置の地点が目標地点として設定されてもよい。すると、自動直進が目標地点の方向に向かって行われるので、経路途中における横ずれなどの影響が発生する恐れが低減され、隣接する苗植付列の間の距離がほとんど変化しない、正確な苗植付を行うことができる。
なお、苗植付は、丸い形状の圃場においては、いわゆる中割りを利用して行われることが多い。すなわち、丸い形状の圃場における苗植付は、(1)まず、基準径路Dに沿って行われ、(2)つぎに、基準径路Dによって分割された圃場の一方の半分について行われ、(3)そして、基準径路Dによって分割された圃場の他方の半分について行われる。そこで、苗植付がまず基準径路Dに沿って行われるようとするときには、電動リアマーカー200Lおよび200Rが両方とも展開され、両方の電動リアマーカーの先端部のGPS位置が記憶されてもよい。たとえば、電動リアマーカー200Lの先端部のGPS位置が、苗植付が圃場の一方の半分について行われるときに利用された場合には、電動リアマーカー200Rの先端部のGPS位置が、苗植付が圃場の他方の半分について行われるときに利用される。かくして、丸い形状の圃場における正確な苗植付を行うことができる。
もちろん、丸い形状の圃場における苗植付をこのようにして行うためには、記憶されている両方の電動リアマーカーの先端部のGPS位置の内、何れの電動リアマーカーの先端部のGPS位置がまず利用されるべきであるのかが、決定されなければならない。そこで、まず利用される電動リアマーカーの先端部のGPS位置を自動的に決定するための三つの実施例を説明する。
(B1)はじめに、ステアリング検出機構81を利用する実施例が考えられる。
より具体的には、基準径路Dに沿って行われる苗植付が終わった後に、左旋回または右旋回の内、何れの旋回が行われたのかが、操縦ハンドル12のハンドル切れ角を検出する角度ポテンショメーターを利用して判定される。基準径路Dに沿って行われる苗植付が終わった後に、たとえば、左旋回が行われたと判定された場合には、電動リアマーカー200Lの先端部のGPS位置がまず利用されるべきであると決定することができる。
(B2)つぎに、左右の後輪14の回転数を検出する左右後輪回転数検出機構(図示省略)を利用する実施例が考えられる。
より具体的には、基準径路Dに沿って行われる苗植付が終わった後に、左旋回または右旋回の内、何れの旋回が行われたのかが、左右の後輪14の回転数をそれぞれ検出する左右の回転数センサーを利用して判定される。基準径路Dに沿って行われる苗植付が終わった後に、たとえば、検出された左の後輪14の回転数が検出された右の後輪14の回転数よりも小さく、左旋回が行われたと判定された場合には、電動リアマーカー200Lの先端部のGPS位置がまず利用されるべきであると決定することができる。
(B3)そして、電動リアマーカー200Lおよび200Rの収納展開を検出する左右電動リアマーカー収納展開検出機構(図示省略)を利用する実施例が考えられる。
より具体的には、基準径路Dに沿って行われる苗植付が終わった後に、左旋回または右旋回の内、何れの旋回が行われたのかが、電動リアマーカー200Lおよび200Rの収納展開をそれぞれ検出する左右の電動リアマーカー収納展開センサーを利用して判定される。基準径路Dに沿って行われる苗植付が終わった後に、たとえば、電動リアマーカー200Lが収納されているにもかかわらず電動リアマーカー200Rが展開されており、左旋回が行われたと判定された場合には、電動リアマーカー200Lの先端部のGPS位置がまず利用されるべきであると決定することができる。
なお、苗植付がまず基準径路Dに沿って行われるようとするときに、電動リアマーカー200Lおよび200Rが両方とも展開され、両方の電動リアマーカーの先端部のGPS位置が記憶された後に、電動リアマーカー200Lおよび200Rの内、本来のマーカーとして不必要な電動リアマーカーがマニュアル操作に応じたスイッチ変更などによって収納されることが多い。したがって、両方の電動リアマーカーの先端部のGPS位置が記憶された後に、たとえば、電動リアマーカー200Lが展開されているにもかかわらず電動リアマーカー200Rが収納され、左旋回が行われる予定であると判定された場合には、電動リアマーカー200Lの先端部のGPS位置がまず利用されるべきであると決定することができる。
(C)図12および13を主として参照しながら、サイドフロート300に関する、本実施の形態の田植機の構成および動作についてより具体的に説明する。
ここに、図12は、本発明における実施の形態の田植機のサイドフロート300の平面図(その一)であり、図13は、本発明における実施の形態の田植機のサイドフロート300の模式的なA−A´断面図である。
サイドフロート300の前部には、下部における孔径が上部における孔径よりも大きくなるように、サイドフロート300の前部の形状に応じた三つのサイドフロート孔301が設けられている。
したがって、苗植付時および洗車後においても、泥および泥水などがサイドフロート300の前部に溜まりにくい。そして、泥および泥水などが洗車後の走行時に滴り落ちることは、ほとんどなくなる。
なお、サイドフロート300の前部には、本発明における実施の形態の田植機のサイドフロート300の平面図(その二)である図14に示されているように、サイドフロート300の前部の形状に応じた一つのサイドフロート孔301が設けられていてもよい。これにより、上記の泥および泥水などの溜りがいっそう防止される。
(D)図15〜17を主として参照しながら、苗植付部オートリフト制御入切レバー400に関する、本実施の形態の田植機の構成および動作についてより具体的に説明する。
ここに、図15は、本発明における実施の形態の田植機の苗植付部オートリフト制御入切レバー400近傍の斜視図であり、図16は、本発明における実施の形態の田植機の苗植付部オートリフト制御入切レバー400近傍の部分拡大斜視図であり、図17は、本発明における実施の形態の田植機の苗植付部オートリフト制御入位置固定突部401の模式的な左側面図(その一)である。
なお、図15においては、作業者が苗植付部オートリフト制御入位置固定孔400aに苗植付部オートリフト制御入位置固定突部401を嵌めた苗植付部オートリフト制御入状態が図示されており、図16においては、作業者が苗植付部オートリフト制御入位置固定孔400aに苗植付部オートリフト制御入位置固定突部401を嵌めていない苗植付部オートリフト制御切状態が図示されている。
苗植付部オートリフト制御入状態においては、苗植付部50が走行車体旋回にともなって圃場に衝突して破損することを防止するための苗植付部オートリフト制御が、自動的に行われる。
さて、オートリフト制御入位置固定孔400aが穿孔された苗植付部オートリフト制御入切レバー400は、ボンネット1002の中に設けられており、苗植付部オートリフト制御入位置固定突部401は、走行車体10の側に設けられている。そして、苗植付部オートリフト制御入状態においては、苗植付部オートリフト制御入位置固定突部401が苗植付部オートリフト制御入位置固定孔400aに嵌っており、車両倉庫格納時などの、苗植付部オートリフト制御切状態においては、苗植付部オートリフト制御入位置固定突部401が苗植付部オートリフト制御入位置固定孔400aに嵌っていない。
苗植付部オートリフト制御入位置固定突部401の先端部に穿孔されたスナップピン孔401aには、苗植付部オートリフト制御入切レバー400が苗植付部オートリフト制御入位置固定突部401から外れ落ちることを防止するための、スナップピン402が挿入される。スナップピン402は、苗植付部オートリフト制御入切レバー400に係止する頭部を有する、着脱可能な二股ピンであり、スナップピン孔401aには、スナップピン402の両端部が挿入される。
したがって、操縦ハンドル12の操作が行われる走行車体旋回時などにおいても、苗植付部オートリフト制御入切レバー400が、振動などに起因する苗植付部オートリフト制御入切レバーアーム上下動によって苗植付部オートリフト制御入位置固定突部401から外れ落ちる恐れが、低減される。
なお、スナップピン孔401aには、本発明における実施の形態の田植機の苗植付部オートリフト制御入位置固定突部401の模式的な左側面図(その二)である図18に示されているように、スナップピン402の下端部のみが挿入されてもよい。
(E)図19を主として参照しながら、HSTレバー71に関する、本実施の形態の田植機の構成および動作についてより具体的に説明する。
ここに、図19(a)は、本発明における実施の形態の田植機のHSTレバー71近傍の模式的な右側面図であり、図19(b)は、本発明における実施の形態の田植機のHSTレバー71近傍の模式的な背面図である。
HSTレバーグリップ501は、HSTレバーアームピン502aを回動支軸としてHSTレバーアーム502の上部に連結されており、HSTレバーロッドピン503aを回動支軸としてHSTレバーロッド503の上部に連結されている。
HSTレバーアーム502の下部は、HSTレバーアーム回動シャフト502bを回動支軸として走行車体10の側に連結されている。
HSTレバーロッド503の下部は、HSTレバーロッド回動シャフト503bを回動支軸として走行車体10の側に連結されている。
HSTレバー71のレバー操作位置が前進に対応する位置である状態においては、HSTレバーアーム502がほぼ直立しており、HSTレバーグリップ501がHSTレバーアーム502に対してほぼ真っ直ぐである。
HSTレバー71のレバー操作位置が後進に対応する位置である状態においては、HSTレバーアーム502が後方に向かって倒されており、HSTレバーグリップ501が、HSTレバーロッド503によって牽引されるので、HSTレバーアーム502に対して上向きに回動されている。
HSTレバー71のレバー操作位置が中立に対応する位置である状態は、これらの状態の中間的な状態である。
このように、HSTレバーグリップ501、HSTレバーアーム502、およびHSTレバーロッド503の寸法関係、およびHSTレバーアームピン502a、HSTレバーロッドピン503a、HSTレバーアーム回動シャフト502b、およびHSTレバーロッド回動シャフト503bの位置関係などは、HSTレバー71のレバー操作位置の状態が変化しても、HSTレバーグリップ501を把持する作業者の手首の曲がり角度がほとんど変化しないように、設計されている。
したがって、作業者の手首に対する負担が低減されるので、長時間の運転にともなう作業者の疲労が発生しにくい。そして、植付クラッチスイッチ、フィンガップレバー、苗植付部微小下降ボタン、苗植付部上昇ボタン、および苗植付部下降ボタンなどのHSTレバーグリップ付属操作具504の操作は、HSTレバー71のレバー操作位置が何れの位置である状態においても容易である。
本発明における苗移植機は、その場植えをより簡単に行うことが可能であり、田植機などの苗移植機に利用する目的に有用である。
10 走行車体
11 前輪
12 操縦ハンドル
13 エンジン
14 後輪
20 HST
30 副変速機構
40 植付クラッチ機構
50 苗植付部
51 センターフロート
60 苗植付部昇降機構
70 コントローラー
71 HSTレバー
72 副変速レバー
73 植付レバー
74 その場植えモードスイッチ
75 メモリー
76 その場植えモードフラグ
81 ステアリング検出機構
82 走行車体移動検出機構
82a バック感知スイッチ
83 副変速検出機構
84 植付検出機構
85 苗植付部接地検出機構
100 苗タンク
110 上側苗送りベルト
120 下側苗送りベルト
130 苗マットセンサー
140u、140d 苗マット
200L、200R 電動リアマーカー
300 サイドフロート
301 サイドフロート孔
400 苗植付部オートリフト制御入切レバー
400a 苗植付部オートリフト制御入位置固定孔
401a スナップピン孔
401 苗植付部オートリフト制御入位置固定突部
402
501 HSTレバーグリップ
502 HSTレバーアーム
503 HSTレバーロッド
502a HSTレバーアームピン
502b HSTレバーアーム回動シャフト
503a HSTレバーロッドピン
503b HSTレバーロッド回動シャフト
504 HSTレバーグリップ付属操作具
1001 運転席
1002 ボンネット

Claims (6)

  1. 圃場に苗を植付ける、昇降自在な苗植付部(50)と、
    前記苗植付部(50)の所定箇所(51)の接地を検出する接地検出機構(85)と、
    走行せずにその場で前記苗を前記苗植付部(50)に植付けさせるその場植え制御を実行するコントローラー(70)と、
    前記主変速装置(20)の出力状態切替に関する指示を前記コントローラー(70)に行う主変速装置レバー(71)と、
    前記走行車体(10)の後進および停止を検出する移動検出機構(82)と、
    を備える苗移植機において、
    前記走行車体(10)の後進後の停止が前記移動検出機構(82)により検出された後で、前記所定箇所(51)の接地が前記接地検出機構(85)により検出された場合には、前記主変速装置レバー(71)の位置が中立位置であるにもかかわらず、前記コントローラー(70)は前記主変速装置(20)に出力させて前記その場植え制御を実行することを特徴とする苗移植機。
  2. 圃場に苗を植付ける、昇降自在な苗植付部(50)と、
    前記苗植付部(50)の所定箇所(51)の接地を検出する接地検出機構(85)と、
    走行せずにその場で前記苗を前記苗植付部(50)に植付けさせるその場植え制御を実行するコントローラー(70)と、
    前記主変速装置(20)の出力状態切替に関する指示を前記コントローラー(70)に行う主変速装置レバー(71)と、
    前記走行車体(10)の後進および停止を検出する移動検出機構(82)と、
    前記主変速装置(20)の出力の、前記苗植付部(50)への伝達状態切替を行う植付クラッチ機構(40)と、
    を備える苗移植機において、
    前記走行車体(10)の後進後の停止が前記移動検出機構(82)により検出された後で、前記所定箇所(51)の接地が前記接地検出機構(85)により検出され、さらに、前記主変速装置(20)の出力の、前記苗植付部(50)への伝達状態が入状態である場合には、前記主変速装置レバー(71)の位置が中立位置であるにもかかわらず、前記コントローラー(70)は前記主変速装置(20)に出力させて前記その場植え制御を実行することを特徴とする苗移植機。
  3. 前記移動検出機構(82)は、前記走行車体(10)の前進を検出する機能を有し、
    前記走行車体(10)の後進後の停止が前記移動検出機構(82)により検出された後で、前記走行車体(10)の前進が前記移動検出機構(82)により検出された場合には、前記所定箇所(51)の接地が前記接地検出機構(85)により検出されても、前記コントローラー(70)は前記その場植え制御を実行しないことを特徴とする、請求項1または2に記載の苗移植機。
  4. 前記その場植え制御を実行するための、その場植えモードの設定状態切替を行うその場植えモードスイッチ(74)を備えることを特徴とする、請求項1または2に記載の苗移植機。
  5. 前記移動検出機構(82)は、前記走行車体(10)の前進を検出する機能を有し、
    前記走行車体(10)の前進が前記移動検出機構(82)により検出された場合には、前記コントローラー(70)は前記その場植えモードの設定状態を切状態にすることを特徴とする、請求項4に記載の苗移植機。
  6. 前記走行車体(10)に設けられたエンジン(13)と、
    前記主変速装置(20)の出力を利用して前記走行車体(10)を移動させる、車輪(14)と、
    前記主変速装置(20)の出力の、前記車輪(14)への伝達状態切替を行う副変速機構(30)と、
    前記走行車体(10)の旋回を行う操舵機構(12)と、
    を備え、
    前記コントローラー(70)は、前記エンジン(13)の回転数を変更させるための、エンジン回転数制御を実行する機能を有し、
    前記所定箇所(51)の接地が前記接地検出機構(85)により検出され、前記主変速装置(20)の出力の、前記車輪(14)への伝達状態が植付走行状態であり、前記走行車体(10)の旋回が行われた場合には、前記コントローラー(70)は、前記エンジン(13)の回転数が増大するように、前記エンジン回転数制御を実行することを特徴とする、請求項1から5の何れかに記載の苗移植機。
JP2014221703A 2014-10-30 2014-10-30 苗移植機 Pending JP2016086670A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014221703A JP2016086670A (ja) 2014-10-30 2014-10-30 苗移植機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014221703A JP2016086670A (ja) 2014-10-30 2014-10-30 苗移植機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016086670A true JP2016086670A (ja) 2016-05-23

Family

ID=56015319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014221703A Pending JP2016086670A (ja) 2014-10-30 2014-10-30 苗移植機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016086670A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114342615A (zh) * 2021-12-13 2022-04-15 广州极飞科技股份有限公司 插秧机自动控制方法、装置、设备和存储介质

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114342615A (zh) * 2021-12-13 2022-04-15 广州极飞科技股份有限公司 插秧机自动控制方法、装置、设备和存储介质
CN114342615B (zh) * 2021-12-13 2023-08-18 广州极飞科技股份有限公司 插秧机自动控制方法、装置、设备和存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4948098B2 (ja) 農用作業車
JP6281436B2 (ja) 作業車両
JP2008072963A (ja) 農用作業車
JP6938303B2 (ja) 作業機
JP2008131880A (ja) 農用作業車
CN109716903B (zh) 作业车辆
JP5673575B2 (ja) 苗移植機
JP6690518B2 (ja) 作業車両
JP2021069293A (ja) 移植機
JP2018093793A5 (ja)
JP6477812B2 (ja) 作業車両
JP2021166528A (ja) 作業車両
JP2012070663A (ja) 苗移植機
JP2016086670A (ja) 苗移植機
JP4569530B2 (ja) 田植作業機
JP2015159735A (ja) 苗移植機
JP2006304805A5 (ja)
JP2013005770A (ja) 苗移植機
JP7044477B2 (ja) 自動操舵制御装置
JP5668723B2 (ja) 苗移植機
JP5874807B2 (ja) 苗移植機
JP5991204B2 (ja) 苗移植機
JP2013243949A5 (ja)
JP4388835B2 (ja) 田植機
JP6900300B2 (ja) 自動操舵システム