JP2016086356A - 特番付与機能を有する無線端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ローミング機能に対応している無線端末において、サービスエリア毎に異なっている発信特番を自動的に変更し、ユーザによる発信特番のダイヤル操作を必要としない無線端末を提供する。【解決手段】 無線端末の利用者は、電話帳機能部103に電話帳登録情報毎に電話番号グループを、発信特番管理部106に電話番号グループ毎とサービスエリア毎の発信特番を登録しておく。また、基地局に対して無線端末100が在圏していることを構内交換機に通知する位置登録を実施した時に、位置登録を実施した基地局のIDを基地局ID記憶部105に記憶しておく。電話帳機能部103に記憶している電話番号に発信する操作が為されると、電話帳機能部103と基地局ID記憶部105と発信特番管理部106に予め記憶されている情報から発信特番を特定し、特定した発信特番を電話番号に付与して発信する。【選択図】 図2
Description
本発明はローミング機能を有する無線端末の発信特番を自動で付与する事が可能な無線端末に関する。
従来、ローミングサービスが提供されている無線端末を収容する複数の構内交換機から構成されるシステムにおいて、所定の構内交換機に属する無線端末を他の構内交換機が提供するサービスエリアに移動させた場合に、元の構内交換機で使用していた発信特番で発信できないという問題が発生する。そのため、ユーザは移動した先の構内交換機の発信特番を付与して発信操作しなければならず、使い勝手が悪いものとなっている。
これを改善するために、無線端末を他の構内交換機が提供するサービスエリアに移動させた場合に、当該他の構内交換機が提供するサービスエリアに在圏していることを無線端末から通知されると、ユーザがダイヤル操作により入力した元の構内交換機における発信特番を当該他の構内交換機の発信特番に変換して発信する方法がある(例えば、特許文献1)。
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、前記ビジタ局構内交換機のサービスエリア内で発信操作を行う場合であっても、前記ホーム局の発信特番をダイヤル操作しなければならないため、発信操作が煩わしいという欠点があった。
そこで、本発明の課題は、ローミング機能に対応している無線端末において、サービスエリア毎に発信特番を自動変更し、発信特番のダイヤル操作を不要とする無線端末を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、基地局を収容する構内交換機と通信回線により接続し、所定の発信特番を付与して発信が可能なホーム局構内交換機のサービスエリアから前記ホーム局構内交換機とは発信特番が異なるビジタ局構内交換機のサービスエリアへ移動した場合に発着呼の自動接続を行うローミング機能を有する無線端末であって、前記ホーム局構内交換機と前記ビジタ局構内交換機とを識別する為の基地局IDを記憶する基地局ID記憶手段と、自端末が有する電話帳内の電話番号をサービスエリア毎のグループに分けて管理する電話番号グループ管理手段と、発信時に電話番号に付与する発信特番と前記電話番号グループを対応付けて管理する発信特番管理手段と、を有し、前記ビジタ局構内交換機が分担するサービスエリア内で発信操作が為されたときに、前記発信特番管理手段から、電話番号に付与すべき発信特番を決定し、当該電話番号に付与して発信することを特徴とする。
本発明によれば、ローミング機能に対応している無線端末において、サービスエリア毎に発信特番を自動変更し、発信特番のダイヤル操作を必要としない無線端末を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
図1に、本発明の全体構成例を示す。この構成例では、構内交換機と基地局と無線端末とで構成され、2台の構内交換機のそれぞれがそれぞれ異なるサービスエリアを持ってシステムを構成しており、構内交換機間は通信回線で接続されている。
無線端末100が元々接続されている構内交換機をホーム局構内交換機200という。無線端末100がホーム局から他の交換機(移動先の構内交換機をビジタ局構内交換機201という)へ移動した場合、無線端末100はビジタ局構内交換機201に接続されたビジタ局の基地局301を検索する。基地局301を検出すると、基地局301に対して無線端末100が在圏していることを構内交換機に通知する位置登録を行うことで、ビジタ局サービスエリアでの使用が可能となる。
移動先で携帯端末100に着信が生じたときは、ホーム局構内交換機200とビジタ局構内交換機201は、互いに無線端末100の所在を把握しており、通信回線を介してホーム局構内交換機200からビジタ局構内交換機201へ着信を転送することにより移動先での着信が可能となる。そのため、発信相手が同じ無線端末であれば、発信相手の無線端末が何れの構内交換機に従属していたとしても、他の無線端末が元々接続されている構内交換機に応じた発信特番を付加することで、他の無線端末への発信は可能である。
無線端末100は、ビジタ局の基地局301を検出すると、予め記憶されたビジタ局の基地局301が接続されているビジタ局構内交換機201のサービスエリアにて使用する発信特番を発信時に自動付加する。ビジタ局のサービスエリアから発信操作を行うと、無線端末100はビジタ局用の発信特番を電話番号に自動付加し、ビジタ局の基地局301を介してビジタ局構内交換機201に送信する。ビジタ局構内交換機201は受信した発信特番に基づいて処理を行う。
図2は本発明の無線端末の機能ブロック図である。図2において、無線端末100は無線通信の制御を行う無線制御部102と、名前と電話番号とを関連付けた電話帳登録情報をサービスエリア毎のグループに分けて記憶する電話帳機能部103と、位置登録を実施した基地局のIDを記憶する基地局ID記憶部105と、電話番号グループと電話番号に付与する発信特番とをテーブルとして記憶し管理する発信特番管理部106と、発信操作等のため入力されるキー入力部107と、LCDなどを備えた表示部108と、音声通話を司る音声入出力処理部109と、送話器110と、受話器111と、スピーカ112と、上記各部および無線端末全体の制御を行う本体制御部101から構成されている。
尚、位置登録とは無線端末100がサービスエリア内に移動し、構内交換機に接続された基地局に対して自端末が在圏していることを通知するものである。
図3は、電話帳機能部103に登録されている内容の一例である。列1041は電話帳登録情報の名前と電話番号が関連付けられて予め登録されている。列1042には電話番号グループが電話帳登録情報の名前と電話番号に関連付けられて予め登録されている。
無線端末の利用者は、予め、無線端末を操作して、電話帳登録情報(列1041)毎に記憶させる電話番号グループ(列1042)を登録しておく。例えば、電話帳登録情報の名前がAさん、電話番号が100の場合(列1041)、電話番号グループはA工場内線(列1042)であることが登録されている。
基地局ID記憶部105はサービスエリア内に移動し、ローミング機能により構内交換機に接続された基地局に対して無線端末100が在圏していることを構内交換機に通知する位置登録を実施した時に、位置登録を実施した基地局のIDを記憶する。また電話帳発信操作が為されると本体制御部101の指示により発信特番管理部106へ記憶した基地局IDを出力する。
発信特番管理部106は基地局ID記憶部105から受け取った基地局IDと、電話帳機能部103から受け取った電話番号グループとから記憶されている発信特番を検索し、発信特番を本体制御部101へ出力する。
図4は、発信特番管理部106に登録されている内容の一例である。列1061は電話番号グループ、列1062にはホーム局サービスエリア(基地局300接続時)の発信特番、列1063にはビジタ局サービスエリア(基地局301接続時)の発信特番が関連付けられて予め登録されている。
無線端末の利用者は、予め、無線端末を操作して、電話番号グループ(列1061)毎に記憶させるサービスエリア毎の発信特番(列1062、列1063)を登録しておく。例えば、A工場内線の場合、ホーム局サービスエリア(基地局300接続時)内で無線端末を電話帳発信操作したときは電話番号には発信特番を付与しないことが登録されており、ビジタ局サービスエリア(基地局301接続時)内で無線端末を電話帳発信操作したときは電話番号に発信特番10を付与することが登録されている。
表示部108はLCDなどを備え本体制御部101から送られてきたデータを表示する。音声入出力処理部109は送話器110から入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換して本体制御部101へ出力し、また本体制御部101から入力されるデジタル信号はアナログ信号に変換して受話器112またはスピーカ113より外部へ出力する。
本体制御部101は発信特番管理部106から受け取った発信特番を電話番号に付与し、無線制御部102へ出力する。
図5は、無線端末100が何れかのサービスエリア内から、特番を付与し発信する動作を説明するフローチャートである。
本体制御部101は、キー入力部107からの信号により、電話帳への電話番号登録操作を検出すると(S200:Yes)、電話帳機能部103に名前、電話番号、電話番号グループを記憶し、発信特番管理部106にサービスエリア毎の発信特番を記憶し(S201)、ステップ202に移行する。電話帳への電話番号登録操作がない場合は、ステップ202に移行する(S200:No)。
本体制御部101は、無線端末100がサービスエリアの圏外に位置し、何れかのサービスエリアを探索している状態にあるとき、無線制御部102からの信号により何れかのサービスエリアの圏内に移動したこと、あるいは無線端末100が何れかのサービスエリア内に在圏していることを構内交換機に通知する位置登録を行った後、位置登録を行った構内交換機のサービスエリア圏内のままであることを判断すると(S202:Yes)、ステップ203に移行する。サービスエリアの圏内であることが判断できない場合は、ステップ200に移行する。(S202:No)。
本体制御部101は、無線制御部102からの信号によりサービスエリアの基地局IDが基地局ID記憶部105に記憶している基地局IDと同一であるか判断する(S203)。基地局IDが同一の場合は(S203:Yes)、ステップ207に移行する。
サービスエリアの基地局IDが基地局ID記憶部105に記憶した基地局IDと異なる場合(S203:No)、本体制御部101はサービスエリアがホーム局のサービスエリア内か判断する(S204)。
ホーム局のサービスエリア内の場合は(S204:Yes)、本体制御部101はホーム局の基地局300を介してホーム局構内交換機200に対して、無線端末100が在圏していることを構内交換機に通知する位置登録を行い、位置登録を行ったホーム局構内交換機200に接続されている基地局300の基地局IDを基地局ID記憶部105に記憶し(S205)、ステップ207に移行する。
移動先のサービスエリアがホーム局のサービスエリア内では無い場合(S204:No)、本体制御部101はビジタ局のサービスエリアと判断し、ビジタ局の基地局301を介してビジタ局構内交換機201に対して、無線端末100が在圏していることを構内交換機に通知する位置登録を行い、位置登録を行ったビジタ局構内交換機201に接続されている基地局301の基地局IDを基地局ID記憶部105に記憶し(S206)、ステップ207に移行する。
本体制御部101は、キー入力部107からの信号により、発信操作があったことを検出すると(S207:Yes)、基地局ID記憶部105にステップ205もしくはステップ206で記憶しておいた基地局IDを発信特番管理部106に送るよう指示し、ステップ208に移行する。発信操作がない場合は発信操作なしと判断し(S207:No)、ステップ200に移行する。
本体制御部101は、ステップ207での発信方法が電話帳機能部103から任意の電話番号を検索し、検索結果を表示部108に表示した状態から発信先の電話番号に発信する電話帳発信操作が為されたかを判断し(S208)、電話帳発信操作の場合は(S208:Yes)、ステップ209に移行する。電話帳発信操作からの発信では無い場合は、発信特番を付加せずに発信し(S213)、このフローチャートを終了する(S208:No)。
本体制御部101は、電話帳機能部103と連携し、発信先の電話帳登録情報に対して、電話番号グループの関連付けの有無を確認する(S209)。発信先の電話帳登録情報に対して、電話番号グループが関連付けされている場合は、発信特番管理部106へ電話番号グループ情報を送る(S209:Yes)。発信先の電話帳登録情報に対して、電話番号グループが関連付けされていない場合は、発信特番を付加せずに発信し(S213)、このフローチャートを終了する(S209:No)。
発信特番管理部106は、基地局ID記憶部105より受け取った基地局IDとステップ209にて電話番号グループ管理部より受け取った電話番号グループ情報に基づき、発信先の電話番号に付加する発信特番を検索し(S210)、発信先の電話番号に付加する発信特番が存在する場合は、本体制御部101へ付加する発信特番を送る(S211:Yes)。受け取った基地局IDが発信特番管理部106存在しない、もしくは受け取った電話番号グループ情報が発信特番管理部106に存在しない場合は、発信特番を付加せずに発信し(S213)、このフローチャートを終了する(S211:No)。
本体制御部101は、発信特番管理部106より送られてきた発信特番を発信先の電話番号に付加し、無線制御部102に送る。無線制御部102は受け取った発信特番を付加した発信先の電話番号を基地局に送る。
以上、本発明の実施形態について説明した。本発明によれば、ローミング機能に対応している無線端末において、サービスエリア毎に発信特番を自動変更することが可能となり、発信特番のダイヤル操作を必要としない無線端末を提供することができる。
100・・・無線端末
200・・・ホーム局構内交換機
201・・・ビジタ局構内交換機
300・・・ホーム局基地局
301・・・ビジタ局基地局
101・・・本体制御部
102・・・無線制御部
103・・・電話帳機能部
105・・・基地局ID記憶部
106・・・発信特番管理部
107・・・キー入力部
108・・・表示部
109・・・音声入出力処理部
110・・・送話器
111・・・受話器
112・・・スピーカ
200・・・ホーム局構内交換機
201・・・ビジタ局構内交換機
300・・・ホーム局基地局
301・・・ビジタ局基地局
101・・・本体制御部
102・・・無線制御部
103・・・電話帳機能部
105・・・基地局ID記憶部
106・・・発信特番管理部
107・・・キー入力部
108・・・表示部
109・・・音声入出力処理部
110・・・送話器
111・・・受話器
112・・・スピーカ
Claims (1)
- 基地局を収容する構内交換機と通信回線により接続し、所定の発信特番を付与して発信が可能なホーム局構内交換機のサービスエリアから前記ホーム局構内交換機とは発信特番が異なるビジタ局構内交換機のサービスエリアへ移動した場合に発着呼の自動接続を行うローミング機能を有する無線端末であって、
前記ホーム局構内交換機と前記ビジタ局構内交換機とを識別する為の基地局IDを記憶する基地局ID記憶手段と、自端末が有する電話帳内の電話番号をサービスエリア毎のグループに分けて管理する電話番号グループ管理手段と、発信時に電話番号に付与する発信特番と前記電話番号グループを対応付けて管理する発信特番管理手段と、を有し、
前記ビジタ局構内交換機が分担するサービスエリア内で発信操作が為されたときに、前記発信特番管理手段から、電話番号に付与すべき発信特番を決定し、当該電話番号に付与して発信することを特徴とする特番付与機能を有する無線端末。
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---|---|---|---|
JP2014219473A JP2016086356A (ja) | 2014-10-28 | 2014-10-28 | 特番付与機能を有する無線端末 |
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---|---|---|---|
JP2014219473A JP2016086356A (ja) | 2014-10-28 | 2014-10-28 | 特番付与機能を有する無線端末 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2016086356A true JP2016086356A (ja) | 2016-05-19 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014219473A Pending JP2016086356A (ja) | 2014-10-28 | 2014-10-28 | 特番付与機能を有する無線端末 |
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- 2014-10-28 JP JP2014219473A patent/JP2016086356A/ja active Pending
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