JP2016086254A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像形成装置(10)は、画像領域において、少なくとも1つのドット単位の面積を有するドットを複数分散した分散画像を生成する。また、画像形成装置(10)は画像情報に分散画像を合成した合成画像を生成し、合成画像に基づき画像を形成する。また、分散画像は、画像領域における各ドットのドット位置が規則的な配列にならないように決定される。
【選択図】図6
Description
そして、この複数の画像形成部が感光体上にそれぞれ色の違ったトナー像を形成し、中間転写体上に多重転写した後に転写材に一括して転写する方法によってカラー画像を形成する画像形成装置が提案されている。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。まず、図1を用いて、画像形成装置10を構成するカラー画像読み取り装置(以下、カラースキャナと称す)100及びカラー画像記録装置(以下、カラープリンタと称す)101について説明する。
次に、図1に示すカラープリンタ101の概略について説明する。
上記それぞれの作像系における各現像器は、像坦持体上に形成された静電潜像を現像するために現像剤の穂を感光体の表面に接触させて回転する現像スリーブと、現像剤を汲み上げ・撹拌するために回転する現像パドルなどを含んで構成されている。また、第2転写バイアスローラ116は、中間転写ベルト111の従動ローラ114に対向する位置に配置され、中間転写ベルト111に対して離接可能に駆動する離接機構が設けられている。
以下、4ドラムの代表例としてマゼンタドラムを取り上げて画像形成の説明を進める。
中央画像処理部133は、CPU(Central Processing Unit)202、ROM(Read Only Memory)203、RAM(Random Access Memory)204、PWM(パルス幅変調)回路205を含んで構成される。中央画像処理部133は、カラースキャナ100、レーザスキャナユニット107、レジセンサ120、濃度センサ121、操作パネル201、外部インターフェース206それぞれと電気的に接続される。
CPU202は、操作パネル201、ROM203、RAM204、PWM回路205、レジセンサ120、濃度センサ121、レーザスキャナユニット107などを含む画像形成装置10全体の動作を制御する。CPU202は、また、カラースキャナ100または外部インターフェース206を介して入力された画像データの処理、後述する画像領域において、少なくとも1つのドット単位の面積を有するドットを複数分散した分散画像(ドット分散画像)の生成などを行う。
以下、感光体と中間転写ベルト間の摩擦係数変動による画像スジ発生の原理について説明する。
図4(a)に示すように、マゼンタの露光位置300Mでは時刻400Mにおいてマゼンタの露光が開始される。マゼンタの一次転写位置301Mでは、時刻400Mから時間Tetが経過した時刻401Mにおいてマゼンタのトナーが到達し、マゼンタの一次転写が開始される。このため、時刻401Mより前の時間で感光体108Mと中間転写ベルト111の間に生じていた摩擦係数は、マゼンタのトナーの影響を受けて時刻401Mを境に変化することになる。この摩擦係数の変化に伴い、感光体108Mの回転速度が変動する。
一方、時刻401Mでは、露光位置300Mでマゼンタの露光が継続されている。このため、感光体108Mの回転速度変動により感光体108M上に形成される画像の副走査間隔が変動して画像スジが発生する。ここではマゼンタを例に挙げて説明したが、シアン、イエロー、ブラックでも同様の現象が発生する。
以下、2つ目の隣接色のトナーの有無によって生じる摩擦係数変動について説明する。
一方、マゼンタの一次転写位置301Mで時刻401Mに中間転写ベルト111上に転写されたマゼンタの画像は、時間Tddが経過した後の時刻401Cにおいてシアンの一次転写位置301Cに到達する。このため、時刻401Cより前の時間において感光体108Cと中間転写ベルト111の間に生じていた摩擦係数は、マゼンタのトナーの影響を受けて時刻401Cを境に変化する。この摩擦係数の変化に伴い、感光体108Cの回転速度が変動する。
以下、ドット分散画像の形成による画像スジ回避方法について、図4(b)を用いて説明する。
以下、画像形成装置10が行うドット分散画像形成について説明する。
CPU202は、外部インターフェース206又はカラースキャナ100を介して画像データを取り込み、RAM204内の入力画像領域に格納する(S501)。この際、先端側に図3及び図4で示した時間Tetに相当する分の余白を設ける。この余白領域は、後述するステップS503の処理においてドット分散画像と合成した際にドット分散画像のみが出力される領域となる。このようにして、通常画像の前にドット分散画像のみが形成される領域を設ける。
ここで合成画像とは、RAM204内の入力画像領域とドット分散画像領域の互いに対応する画素を読み出し、入力画像の画素が白、つまり濃度としては0の場合、ドット分散画像領域の対応する画素の値を出力画像領域の対応する画素と等価のアドレスに格納する。入力画像領域の画素が白以外、つまり濃度として0(ゼロ)より大きい値である場合、その値を出力画像領域の対応する画素と等価のアドレスに格納する。なお、画像の合成の方法はこれに限るものではない。
以下、ステップS502の処理におけるドット分散画像生成について説明する。
ここでは、画像領域内に設けた複数の基本エリア(ここでは、主走査方向に8画素(H=8)、副走査方向に8画素(V=8)の領域)毎に基本エリア内から1画素をランダムで選択し、選択された画素にドットを形成する。画像領域内を複数の基本エリアとして分割し、この基本エリアを画像領域内で主走査方向及び副走査方向に繰り返し設け、画像領域全体にランダムなドットが形成されるようにする。このようにして、ドット分散画像の周期性を有する繰り返し、つまり隣接する各ドット間の間隔が規則的な配列にならないように決定してモアレの発生を防ぐ。
CPU202は、乱数、主走査カウンタ、副走査カウンタ、位置カウンタを初期化する(S701)。CPU202は、RAM204内のドット分散画像領域全体に白データを格納する(S702)。CPU202は、乱数を生成する(S703)。乱数の生成では、予めテーブル(表)として例えばROM203にその値を格納しておき、テーブルを順次参照する。また、乱数の範囲は、0から基本エリア内の画素数から1を引いたものの範囲とする。つまり、ここでは、H=8、V=8であるため、乱数値は0から63の範囲となるようにROM203に格納しておく。
CPU202は、ドット生成を行う(S705)。具体的には、乱数を基本エリアの主走査画素数Hで割った商を副走査カウンタに加算し、余りを主走査カウンタに加算した座標で表わされるRAM204のアドレスに所定のドット濃度を格納する。ドット濃度は画像スジが発生しなくなる程度で、且つ、画像として目立たないものが好ましい。
CPU202は、位置カウンタの値が基本エリアの主走査画素数Hと副走査画素数Vを掛けたものから1を引いた値(H=8、V=8であることから63が該当、以降この値をNとする)より大きいか否かを比較する(S707)。位置カウンタの値がN以下であると判定した場合(S707:No)、ステップS704の処理へ戻る。つまりこの動作は、基本エリアの中をスキャンしている動作に相当する。また、位置カウンタの値がNより大きいと判定した場合(S707:Yes)、ステップS708の処理へ進む。
CPU202は、主走査カウンタの値が画像の主走査画素数よりも大きいか否かを判定する(S710)。主走査カウンタの値が画像の主走査画素数以下であると判定した場合(S710:No)、ステップS703の処理へ戻る。主走査カウンタの値が画像の主走査画素数より大きいと判定した場合(S710:Yes)、ステップS711の処理へ進む。
第1実施形態では、ステップS703の処理において発生させる乱数は予めテーブルとしてROM203に格納する場合を例に挙げて説明した。この他、疑似乱数を用いて生成するように構成することもできる。疑似乱数を用いて生成する場合、画像形成装置10に搭載するROM203の容量を小さくすることができる。
本実施形態では、機器の構成、画像形成動作、感光体と中間転写ベルト間の摩擦係数変動による画像スジ発生の原理等は第1実施形態の場合と同様であり、ステップS502(図5)の処理におけるドット分散画像生成が異なる画像形成装置について説明する。なお、本実施形態ではドット分散画像生成を中心に説明を進める。また、第1、第2実施形態において既に説明した構成と同じ構成については、同一の符号を付すとともにその説明を省略する。
図8(a)は、第1実施形態におけるドット分散画像生成で生成されたドット分散画像の一部を表した図である。第1実施形態では、基本エリア内でドット位置をランダムに決定している。そのため、場合によっては、図8(a)に示すような基本エリア4個のドット位置が隣接する4画素分のドットサイズになるケースがある。この場合、ドットが連結して一つの大きなドットとなり、その結果、画質が劣化してしまうことになる。
CPU202は、乱数、主走査カウンタ、副走査カウンタ、位置カウンタを初期化する(S801)。CPU202は、RAM204内のドット分散画像領域全体を白データで埋める(S802)。CPU202は、乱数を生成する(S803)。乱数は実施例2と同様の生成方法とし、その範囲は下記の式(1)を満たすものとする。
CPU202は、ドット位置を設定する(S804)。なお、ドット位置は、以下の場合分けで設定される。
CPU202は、位置カウンタの値とドット位置とが一致しているか否かを判定する(S805)。一致している場合(S805:Yes)、ステップS806の処理に進む。また、そうでない場合(S805:No)、ステップS807の処理へ進む。
本実施形態では、機器の構成、画像形成動作、感光体と中間転写ベルト間の摩擦係数変動による画像スジ発生の原理等は第1〜3の各実施形態の場合と同様であり、ステップS502(図5)のドット分散画像生成が異なる画像形成装置について説明する。なお、本実施形態ではドット分散画像生成を中心に説明を進める。また、第1、第2及び第3実施形態において既に説明した構成と同じ構成については、同一の符号を付すとともにその説明を省略する。
ここでは、画像領域内に設けた基本エリアの左上1画素にドットを形成する。基本エリアの大きさはドットの密度に応じて決定する。この基本エリアを画像領域内で主走査及び副走査方向に繰り返し設け、画像領域全体にドットが形成されるようにする。また、基本エリアを副走査方向に繰り返し設ける際には、主走査方向にランダムなオフセットを設け、ドットが所定方向(ここでは、副走査方向)において揃わないように制御する。このようにして、ドット分散画像の周期性を有する繰り返しによるモアレの発生を防止する。
CPU202は、オフセットの基準となる乱数と副走査カウンタを初期化する(S601)。CPU202は、RAM204内のドット分散画像領域全体に白データを格納する(S602)。CPU202は、乱数を生成する(S603)。生成する乱数は、副走査方向の画像サイズより大きな周期を持つものであれば良い。
上記説明した実施形態は、本発明をより具体的に説明するためのものであり、本発明の範囲が、これらの例に限定されるものではない。
Claims (7)
- 像坦持体上に現像画像を形成する画像形成装置であって、
画像領域において、少なくとも1つのドット単位の面積を有するドットを複数分散した分散画像を生成する分散画像生成手段と、
画像情報に前記分散画像を合成した合成画像を生成する画像合成手段と、
前記合成画像に基づき前記像坦持体上に形成した潜像画像を現像して現像画像を形成する画像形成手段と、を有し、
前記分散画像生成手段は、前記画像領域における各ドットのドット位置が規則的な配列にならないように決定することを特徴とする、
画像形成装置。 - 前記分散画像生成手段は、生成する前記分散画像のドット位置を疑似乱数に基づき決定することを特徴とする、
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記分散画像生成手段が生成する前記分散画像のドット位置は、隣接するドット間の間隔が所定距離以上となるように決定されることを特徴とする、
請求項1、2に記載の画像形成装置。 - 前記分散画像生成手段は、前記画像領域を複数の基本エリアとして分割し、その各基本エリアの中にさらに当該基本エリアより小さい領域のドットエリアを設けて当該ドットエリア毎に1つのドット位置を決定することを特徴とする、
請求項1、2又は3に記載の画像形成装置。 - 前記ドットエリアは、前記基本エリアより小さい矩形領域として設けられることを特徴とする、
請求項4に記載の画像形成装置。 - 前記分散画像生成手段は、前記基本エリア内の所定位置をドット位置として決定し、且つ、前記画像領域を複数の基本エリアとして分割する際に当該ドット位置が所定方向において揃わないように分割することを特徴とする、
請求項4に記載の画像形成装置。 - 前記分散画像生成手段は、前記画像領域を複数の基本エリアとして分割する際に、前記ドット位置が副走査方向において揃わないように各基本エリアの主走査方向における境界を前記疑似乱数に基づき決定された量だけシフトして分割することを特徴とする、
請求項6に記載の画像形成装置。
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