JP2016085091A - 原子炉建屋及びその水素蓄積防止方法 - Google Patents

原子炉建屋及びその水素蓄積防止方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016085091A
JP2016085091A JP2014217145A JP2014217145A JP2016085091A JP 2016085091 A JP2016085091 A JP 2016085091A JP 2014217145 A JP2014217145 A JP 2014217145A JP 2014217145 A JP2014217145 A JP 2014217145A JP 2016085091 A JP2016085091 A JP 2016085091A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrogen
hydrogen gas
leaked
reactor building
floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014217145A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6407658B2 (ja
Inventor
美香 田原
Mika Tawara
美香 田原
裕行 竹内
Hiroyuki Takeuchi
裕行 竹内
三男 小室
Mitsuo Komuro
三男 小室
山田 雅人
Masato Yamada
雅人 山田
直矢 亀井
Naoya Kamei
直矢 亀井
靖己 北島
Yasuki Kitajima
靖己 北島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2014217145A priority Critical patent/JP6407658B2/ja
Publication of JP2016085091A publication Critical patent/JP2016085091A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6407658B2 publication Critical patent/JP6407658B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Structure Of Emergency Protection For Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

【課題】原子炉建屋のフロアの天井部に漏洩水素ガスが蓄積するのを防止することで、水素爆轟を抑止する。【解決手段】複数のフロア10と、前記複数のフロア10のうちの少なくとも1つのフロア10の天井部11から前記フロア10の内部に向かって突出して設置された複数の障害物12と、前記複数の障害物12が設置された前記フロア10の前記天井部11に設置された連通口15と、前記障害物12により区画された領域であって、前記複数の障害物12が設置された前記フロア10内の機器20からの漏洩水素ガス18が蓄積される漏洩水素ガス蓄積領域16a−1、16b−1と、前記漏洩水素ガス蓄積領域16a−1、16b−1の下端面あるいは当該下端面よりも上方に位置する漏洩水素ガス18の吸込み口を有する水素再結合器13と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、原子力プラントにおいて漏洩水素による水素爆轟を防止するための原子炉建屋及びその水素蓄積防止方法に関する。
原子力プラントにおいて、原子炉に万が一事故が発生し、原子炉建屋に水素が漏洩した場合に備え、原子炉建屋の換気のために建屋ベント装置を設置することが進められている。
図4は従来の原子力プラント(沸騰水型原子炉)の模式図で、原子炉5は、原子炉格納容器4に収容され、原子炉格納容器4は、原子炉建屋1内に設置される。また、原子炉建屋1内には、水素濃度を検知する水素検知器3が設けられるとともに、原子炉建屋1の屋上には、建屋ベント装置2が設けられている。さらに、原子炉建屋1には、ブロア7、フィルタ8及び排気筒9からなる非常用ガス処理系6も付設されている。
このような原子力プラントにおいて、仮に、主蒸気管等の一次系配管が原子炉格納容器4内で破断したとすると、高温高圧の一次冷却材が放出され、原子炉格納容器4内部の圧力及び温度が急激に上昇することになる。このような事象の下において、原子炉5内で冷却材として使用される水は、放射線により水素と酸素に分解され水素が生成される。さらに、原子炉5内の燃料被覆管の温度が上昇する場合には、水蒸気と燃料被覆管材料のジルコニウムとの間で反応が起こり(Metal−Water反応)、短時間で水素が大量に発生する。
このようにして発生した水素は、破断した配管の破断口等から冷却材と共に原子炉格納容器4内に放出され、水素濃度を上昇させるとともに内部圧力も上昇させる。この原子炉格納容器4の高圧力状態が継続すると、原子炉格納容器4から原子炉建屋1へ水素と放射性物質を含むガスが放出される。
このような状況において、電源が使用できる場合は、非常用ガス処理系6が作動し、原子炉建屋1内の水素を含む漏洩ガスは、ブロア7によりフィルタ8に送られ、フィルタ8により放射性物質が除去された後に排気筒9から外部に排気される。
また、電源喪失時や電源復旧の遅れにより非常用ガス処理系6が作動しないか又は作動が遅れる場合は、水素検知器3が原子炉建屋1内の水素濃度の上昇を検知して、建屋ベント装置2を開放することで、原子炉建屋1内の水素を大気中に放出する。
しかしながら、建屋ベント装置2による水素の排気が十分でない場合、原子炉建屋1内に漏洩した水素は雰囲気中の酸素と混合し、水素濃度が12.5〜17vol%を超えたところで水素爆轟を生じる可能性がある。
そのため、事故時に原子炉建屋内に不活性ガスを噴出し水素を希釈すると共に、原子炉建屋天井部に設けた外気への建屋ベント装置を開放して、水素を含む漏洩ガスを外部へ放出することにより水素爆轟を防止する手段(特許文献1)、及び電源喪失時に原子炉建屋内の水素を除去するために、原子炉建屋内の各室に静的な触媒式の可燃性ガス処理装置を設置する手段(特許文献2)が提案されている。
さらに、水素を含む漏洩ガスが周辺空気との密度差により上方へ移行しやすい性質を利用して、原子炉建屋の各フロア間に設けられたハッチ等の連通口に、触媒式の可燃性ガス処理装置を設置し、原子炉建屋1内に漏洩した水素を除去する手段が提案されている(特許文献3)。
特開2012−225823号公報 特開2009−69121号公報 特開2013−246098号公報
ところで、原子炉建屋1は各種機器、配管等が配置される複数のフロア10を有するが、例えば、原子炉建屋の下層のフロア10で水素の漏洩が生じた場合、水素を含む漏洩ガス18(以下、「漏洩水素ガス」という。)は原子炉建屋内の空気と比較して密度が小さいため、当該フロア10の上部空間へ移行しやすい。
例えば、図5(a)に示すように、フロア10に配管や弁等の漏洩水素ガスを放出する可能性がある機器20が設置され、当該機器20から水素が漏洩する場合を想定すると、機器20からの放出された漏洩水素ガス18は直上の上部空間に移行し、当該フロア10の天井部11に沿って移動し、天井部11に設けられた機器ハッチなどの連通口15を通って上部のフロア10へと移行することとなる。
しかしながら、例えば、図5(b)に示すように、漏洩水素ガスを放出する可能性がある機器20が設置されているフロア10の天井部11に梁などの障害物12が突出している場合、当該障害物12で区画された領域に漏洩水素ガス18が蓄積し、局所的に水素濃度が高い漏洩水素ガス蓄積領域16が形成される可能性がある。
この場合、上部のフロア10との連通口15に触媒式の可燃性ガス処理装置を設置していたとしても、漏洩水素ガス18が可燃性ガス処理装置に到達する前に、漏洩水素ガス蓄積領域16で水素爆轟が生じる可能性があるという課題がある。
一方、漏洩水素ガス18がフロア10の天井部11に蓄積するのを防止するために、連通口15の設置箇所を増やしたり、障害物12を覆うパネル等を天井に設置することが考えられるが、大規模な工事が必要となるほか、原子炉建屋1の強度維持や他の構造物との干渉等で施工が困難となる場合があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、原子炉建屋のフロアの天井部に梁などの障害物が設置されている場合であっても、漏洩水素ガスの蓄積を防止することで、水素爆轟を抑止することができる原子炉建屋及びその水素蓄積防止方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の実施形態に係る原子炉建屋は、複数のフロアと、前記複数のフロアのうちの少なくとも1つのフロアの天井部から前記フロアの内部に向かって突出して設置された複数の障害物と、前記複数の障害物が設置された前記フロアの前記天井部に設置された連通口と、前記障害物により区画された領域であって、前記複数の障害物が設置された前記フロア内の機器からの漏洩水素ガスが蓄積される漏洩水素ガス蓄積領域と、前記漏洩水素ガス蓄積領域の下端面あるいは当該下端面よりも上方に位置する漏洩水素ガスの吸込み口を有する水素再結合器と、を備えたことを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、原子炉建屋のフロアの天井部に漏洩水素ガスが蓄積するのを防止することができる。
本発明の実施形態に係る水素蓄積防止システムを備える原子炉建屋の模式図。 本発明の実施形態に係る水素蓄積防止システムを備える原子炉建屋の作用効果を示す模式図。 触媒式水素再結合器の模式図。 従来の原子力プラントの模式図。 (a)はフロア天井部に障害物がない場合の漏洩水素ガスの挙動を示す図、(b)は障害物がある場合の漏洩水素ガスの挙動を示す図。
以下、本発明に係る原子炉建屋及びその水素蓄積防止方法の実施形態について、図面を参照して説明する。
なお、本実施形態に係る原子炉建屋の水素蓄積防止システムは、図1に示すように、フロアの天井部に梁、隔壁、仕切り板、等の障害物が天井部からフロア内に突出して設置されているフロアであって、当該フロアに漏洩水素ガスを放出する可能性がある機器(貫通孔、配管、弁、ポンプ、等)が設置されているフロアに適用される。
(構成)
本実施形態において、原子炉建屋1のフロア10の天井部11には、図1に示すように、その直下に複数の障害物12a〜12cが天井部11からフロア内部に向かって突出して設置されており、当該フロア10の内部には漏洩水素ガスを放出する可能性がある機器20(貫通孔、配管、弁、ポンプ、等)が設置され、フロア10の天井部11には、上部のフロア10と連通するハッチ等からなる連通口15が設けられている。
なお、本実施形態では、障害物12a〜12cが3つで、そのうち障害物12bの突出高さが最も大きい例について説明する。
ここで、機器20の直上にある天井部11aを上流、連通口15を下流とすると、事故時に機器20から放出された漏洩水素ガス18は、上流と下流との間の障害物12a〜12cにより区画された領域(以下、「漏洩水素ガス蓄積領域」という。)16a−1、16b−1に蓄積する。
本実施形態では、漏洩水素ガス蓄積領域16a−1、16b−1に例えば触媒式の水素再結合器13を設置する。その際、漏洩水素ガス蓄積領域16a−1の上流側の障害物12aの突出高さが下流側の障害物12bの突出高さよりも低い場合、障害物12aの先端部に邪魔板14を延設し、障害物12bの突出高さと同等以上とすることで、漏洩水素ガス18を上流から下流(連通口15)にスムースに移行させるようにする。
このように、複数の障害物12(12a〜12c)の突出高さが種々異なる場合は、上流から下流に向けて障害物12の突出高さが順次低くなるように、適宜、邪魔板14を障害物12の先端部に延設する。
なお、図1の例では、邪魔板14が障害物12aの先端に延設される例を説明したが、これに限定されず複数の障害物12のそれぞれの突出高さに応じて、突出高さを大きくする必要がある障害物の先端に邪魔板が延設される。したがって、複数の障害物12のそれぞれの突出高さが上流から下流に向けて順次低くなっている場合等、邪魔板14を設ける必要がない場合もある。
水素再結合器13としては、例えば、図3に示すように、触媒111を内蔵し、排出口113aと吸込み口113bが設けられた筐体112により構成されるものを採用することができる。この場合、漏洩水素ガス18は吸込み口113bから流入し、触媒111で酸素と結合することにより、水蒸気を発生させ、排出口113aから排出される。
本実施形態では、水素再結合器13は、その吸込み口113bが漏洩水素ガス蓄積領域16a−1、16b−1の下端面(図1の破線a、b)あるいは下端面よりも内側(天井部側)に配置されるように設置される。なお、図3の水素再結合器13は、吸込み口113bを下側、排出口113aを上側として示しているが、水素再結合器13を漏洩水素ガス蓄積領域16a−1、16b−1に設置するにあたって、必ずしも吸込み口113bを下側(フロア内側)とする必要はない。すなわち、本実施形態において、その吸込み口113bが漏洩水素ガス蓄積領域16a−1、16b−1の下端面(図1の破線a、b)あるいは下端面よりも内側(天井部側)に配置されてさえいれば、図3の水素再結合器13を横に倒した配置としたり、あるいは吸込み口113bを上側(天井部側)とすることもできる。特に、水素再結合器13の吸込み口を上側(天井部側)とする場合、水素再結合器13の吸込み口を漏洩水素ガス蓄積領域16a−1、16b−1の下端面に一致させ、排出口113aを含めた水素再結合器13のほぼ全てが漏洩水素ガス蓄積領域16a−1、16b−1の下端面よりも下側(フロア内側)となるように配置しても構わない。このようにする場合、漏洩水素ガス蓄積領域16a−1、16b−1内の漏洩水素ガスの流れによって効率よく漏洩水素ガス蓄積領域16a−1、16b−1内の漏洩水素ガスを処理することができる。
なお、本実施形態では、漏洩水素ガス蓄積領域16a−1、16b−1に、一の水素再結合器13をそれぞれ設ける例について説明しているが、これに限られるものではなく、想定されうる蓄積量等に応じて、複数の水素再結合器13を設けることとしてもよい。
また、水素再結合器13は、障害物12a〜12c又はフロア10の壁面に固定支持するか、あるいは天井部11に吊り下げ支持するようにしてもよい。
(作用)
上記のように構成された水素蓄積防止システムにおいて、機器20から漏洩水素ガス18が放出されると、周辺空気との密度差によって天井部11に向かって上昇し、天井部11に沿って漏洩水素ガス蓄積領域16a−1、16b−1を経て下流(連通口15)へ移動する。
その際、漏洩水素ガス18の一部は漏洩水素ガス蓄積領域16a−1、16b−1に徐々に蓄積されるが、蓄積された漏洩水素ガス18は水素再結合器13により酸素と結合することで水素濃度が低下する。そして、再結合の反応熱で昇温された低水素濃度のガスは周辺空気よりも温度が高く密度が小さいために天井部11付近に成層化し、成層化領域16a―2、16b−2を形成する(図2参照)。
この成層化領域16a―2、16b−2によって、機器20から放出される漏洩水素ガス18は当該領域に侵入するのが防止される。そして、侵入を防止された漏洩水素ガス18は、漏洩ガス蓄積領域16a−1の上流側の邪魔板14により、その上流側への移行を阻止され、成層化領域16a―2、16b−2を経て下流側にスムースに移行し、連通口15から上部のフロア10に移行し拡散希釈される。
その際、水素再結合器13は、漏洩ガス蓄積領域16a−1、16b−1の下端面a、bの内側近傍に配置されているため、漏洩ガス蓄積領域16a−1、16b−1に蓄積された漏洩水素ガス18を効率的に除去することができるとともに、当該領域の全体にわたって成層化領域16a―2、16b−2を形成することができる。これにより、水素漏洩ガス18が当該領域に侵入することを効率的に防止することができる。
(効果)
以上、説明したように、本実施形態によれば、原子炉建屋1の天井部11に梁等の障害物12によって漏洩水素ガス蓄積領域16a−1、16b−1が形成される場合、当該漏洩水素ガス蓄積領域に水素再結合器13を設置することで、当該領域に蓄積された水素ガスを除去するとともに、成層化領域16a−2、16b−2が形成されることで、漏洩水素ガス18の侵入、蓄積を防止し、これにより、水素爆轟の発生を抑止することができる。
また、水素再結合器13を漏洩水素ガス蓄積領域16a−1、16b−1の下端面の上方近傍に設けたことで、漏洩水素ガス蓄積領域16a−1、16b−1に蓄積された漏洩水素ガス18を効率的に除去することができるとともに、当該領域の全体にわたって成層化領域16a−2、16b−2を形成することができる。
さらに、複数の障害物12(12a〜12c)の突出高さが異なる場合は、機器20の直上に形成された漏洩水素ガス蓄積領域16a−1から連通口15に向けて障害物12の突出高さが順次低くなるように、必要な障害物12に突出高さ調整用の邪魔板14を延設することで、漏洩水素ガス18を上流側から連通口15にスムースに移行させることができる。
これにより、大規模な工事を必要とすることなく、簡易な付帯工事のみでフロア10の天井部11における水素爆轟を抑止することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、組み合わせ、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…原子炉建屋、2…建屋ベント装置、3…水素検知器、4…原子炉格納容器、5…原子炉、6…非常用ガス処理系、7…ブロア、8…フィルタ、9…排気筒、10…フロア、11、11a…天井部、12、12a〜12c…障害物、13…水素再結合器、14…邪魔板、15…連通口、16a−1、16b−1…漏洩水素ガス蓄積領域、16a−2、16b−2…成層化領域、18…漏洩水素ガス、20…機器

Claims (5)

  1. 複数のフロアと、
    前記複数のフロアのうちの少なくとも1つのフロアの天井部から前記フロアの内部に向かって突出して設置された複数の障害物と、
    前記複数の障害物が設置された前記フロアの前記天井部に設置された連通口と、
    前記障害物により区画された領域であって、前記複数の障害物が設置された前記フロア内の機器からの漏洩水素ガスが蓄積される漏洩水素ガス蓄積領域と、
    前記漏洩水素ガス蓄積領域の下端面あるいは当該下端面よりも上方に位置する漏洩水素ガスの吸込み口を有する水素再結合器と、
    を備えることを特徴とする原子炉建屋。
  2. 前記水素再結合器を、少なくとも前記機器の直上に形成された漏洩水素ガス蓄積領域に設置したことを特徴とする請求項1記載の原子炉建屋。
  3. 前記機器の直上から連通口に向けて形成された複数の漏洩水素ガス蓄積領域にそれぞれ少なくとも1つの水素再結合器を設置したことを特徴とする請求項1又は2記載の原子炉建屋。
  4. 前記複数の障害物の突出高さが、前記機器の直上に形成された漏洩水素ガス蓄積領域から前記連通口に向けて順次低くなるように、前記障害物の突出高さを前記障害物の先端部に延設する邪魔板によって調整可能としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の原子炉建屋。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の原子炉建屋の水素蓄積防止方法において、
    前記水素再結合器により水素を再結合することを特徴とする原子炉建屋の水素蓄積防止方法。

JP2014217145A 2014-10-24 2014-10-24 原子炉建屋及びその水素蓄積防止方法 Active JP6407658B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014217145A JP6407658B2 (ja) 2014-10-24 2014-10-24 原子炉建屋及びその水素蓄積防止方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014217145A JP6407658B2 (ja) 2014-10-24 2014-10-24 原子炉建屋及びその水素蓄積防止方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016085091A true JP2016085091A (ja) 2016-05-19
JP6407658B2 JP6407658B2 (ja) 2018-10-17

Family

ID=55973600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014217145A Active JP6407658B2 (ja) 2014-10-24 2014-10-24 原子炉建屋及びその水素蓄積防止方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6407658B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020161785A1 (ja) * 2019-02-05 2020-08-13 日揮グローバル株式会社 処理プラント

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4369048A (en) * 1980-01-28 1983-01-18 Dallas T. Pence Method for treating gaseous effluents emitted from a nuclear reactor
JPS61250600A (ja) * 1985-04-27 1986-11-07 清水建設株式会社 原子炉の廃炉方法
JP2009069121A (ja) * 2007-09-18 2009-04-02 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 原子力プラント
JP2012233729A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 原子力発電プラント及びその運転方法
JP2013228218A (ja) * 2012-04-24 2013-11-07 Toshiba Corp 水素除去システム
JP2013246098A (ja) * 2012-05-28 2013-12-09 Toshiba Corp 原子炉建屋の可燃性ガス処理システム及び方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4369048A (en) * 1980-01-28 1983-01-18 Dallas T. Pence Method for treating gaseous effluents emitted from a nuclear reactor
JPS61250600A (ja) * 1985-04-27 1986-11-07 清水建設株式会社 原子炉の廃炉方法
JP2009069121A (ja) * 2007-09-18 2009-04-02 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 原子力プラント
JP2012233729A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 原子力発電プラント及びその運転方法
JP2013228218A (ja) * 2012-04-24 2013-11-07 Toshiba Corp 水素除去システム
JP2013246098A (ja) * 2012-05-28 2013-12-09 Toshiba Corp 原子炉建屋の可燃性ガス処理システム及び方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020161785A1 (ja) * 2019-02-05 2020-08-13 日揮グローバル株式会社 処理プラント

Also Published As

Publication number Publication date
JP6407658B2 (ja) 2018-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9697914B2 (en) Nuclear power plant and passive containment cooling system
JP5006178B2 (ja) 原子炉格納容器およびそれを用いた原子力プラント
JP2012233729A (ja) 原子力発電プラント及びその運転方法
JP6309746B2 (ja) 水素除去装置
US11011279B2 (en) Alternative circulation cooling method for emergency core cooling system, and nuclear power plant
JP2011058895A (ja) 原子炉格納設備
JP6407658B2 (ja) 原子炉建屋及びその水素蓄積防止方法
EP2955719B1 (en) Nuclear power plant and reactor building gas treatment system
JP6479409B2 (ja) 原子炉施設および事故時処理方法
JP2015203565A (ja) 静的原子炉格納容器冷却系および原子力発電プラント
JP2009069121A (ja) 原子力プラント
JP2013246098A (ja) 原子炉建屋の可燃性ガス処理システム及び方法
KR101479001B1 (ko) 피동잔열제거계통의 배기설비
JP2005043131A (ja) 原子炉建屋の排気処理設備
JP6386930B2 (ja) 換気装置およびこれを備える原子炉建屋、ならびに換気方法
JP2006322768A (ja) 原子炉格納容器の水素除去装置及びその除去方法
JP6210907B2 (ja) 原子炉格納容器用pH調整システム
KR102561992B1 (ko) 이중 격납에 의해 안전성이 향상된 원자력발전소
JP6178249B2 (ja) ベントフィルタシステム設備
JP7293166B2 (ja) 原子力発電設備
JP2021096200A (ja) 原子力発電プラント
JP2017219436A (ja) pH制御システム
JP2015031684A (ja) 原子力プラント
JP2013152150A (ja) 原子炉の残留熱除去装置
JP2024005497A (ja) 原子炉建屋内の水素対策用パージシステム

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170106

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170317

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20171122

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20171127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180123

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180821

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6407658

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150