JP2016083740A - 電子機器、制御システム、制御方法、および制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電子機器の一例であるロボット100Aは、制御対象の機器の一例であるエアコン101の状態を変更する前に、当該状態を変更することに対する了承をロボット100Aの周囲にいる人物から得て、当該了承を得たことに基づいてエアコン101の状態を変更する。
【選択図】図2
Description
図1を参照して、制御システム200のシステム構成について説明する。図1は、制御システム200が制御する機器の一例を示した図である。
図2を参照して、第1の実施の形態に従うロボット100Aの概要について説明する。図2は、ロボット100Aの動作を概略的に示した概念図である。
図3を参照して、ロボット100Aの変形例について説明する。図3は、変形例に従うロボット100Aの動作を概略的に示した概念図である。
図4を参照して、第1の実施の形態に従うロボット100Aの機能について説明する。図4は、ロボット100Aの機能構成を示すブロック図である。図4に示されるように、ロボット100Aの後述のCPU2は、受信部210と、音声制御部220と、受付部230と、送信部240とを含む。
図5を参照して、スマートフォン50と、ロボット100Aと、エアコン101との間のデータの流れについて説明する。図5は、スマートフォン50と、ロボット100Aと、エアコン101との間のデータの流れを時系列に示したシーケンス図である。
図6を参照して、第1の実施の形態に従うロボット100Aの制御構造について説明する。図6は、ロボット100Aが実行する処理を表わすフローチャートである。図6の処理は、ロボット100Aの後述のCPU2がプログラムを実行することにより実現される。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子、その他のハードウェアによって実行されてもよい。
図7を参照して、第1の実施の形態に従うロボット100Aのハードウェア構成の一例について説明する。図7は、ロボット100Aの主要なハードウェア構成を示すブロック図である。
以上のようにして、本実施の形態に従うロボット100Aは、エアコン101などの宅内の家電が遠隔操作されたときには、家電の状態を変更する前に宅内の人物80から了承を得る。これにより、宅内の人物80は、家電の状態が急に変わることにより驚くことが無くなる。その結果、ロボット100Aは、宅内の人物80に与える不快感を減らすことができる。
[概要]
図8を参照して、第2の実施の形態に従うロボット100Bについて説明する。図8は、第2の実施の形態に従うロボット100Bの動作を概略的に示した概念図である。
図9を参照して、第2の実施の形態に従うロボット100Bの機能について説明する。図9は、ロボット100Bの機能構成を示すブロック図である。図9に示されるように、ロボット100BのCPU2(図7参照)は、受信部210と、音声制御部220と、受付部230と、送信部240とを含む。送信部240は、第1送信部240Aと、第2送信部240Bとを含む。受信部210および音声制御部220については、図4で説明した通りであるので説明を繰り返さない。
図10を参照して、第2の実施の形態に従うロボット100Bの制御構造について説明する。図10は、ロボット100Bが実行する処理を表わすフローチャートである。図10の処理は、ロボット100BのCPU2(図7参照)がプログラムを実行することにより実現される。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子、その他のハードウェアによって実行されてもよい。なお、図10のステップS100,S110,S130の処理は、図6に示される処理と同じであるので説明を繰り返さない。
以上のようにして、本実施の形態に従うロボット100Bは、状態変更指示に対する宅内の人物80の応答を宅外の人物90にフィードバックする。その結果、宅外の人物90は、宅内の人物80がロボット100Bの状態確認メッセージに応答したことを確認でき、要介護者などの宅内の人物80が危険な状態にないことを把握することができる。これにより、宅外の人物90は、要介護者などの宅内の人物を見守ることができる。
[概要]
図11を参照して、第3の実施の形態に従うロボット100Cについて説明する。第3の実施の形態に従うロボット100Cは、宅外の人物90から状態変更指示を受け付けたことに基づいて自走しながら宅内の人物を探索する点で第1の実施の形態に従うロボット100Aと異なる。ロボット100Cのハードウェア構成などその他の点については第1の実施の形態に従うロボット100Aと同じであるので、それらの説明は繰り返さない。
図12を参照して、第3の実施の形態に従うロボット100Cの機能について説明する。図12は、ロボット100Cの機能構成を示すブロック図である。図12に示されるように、ロボット100CのCPU2(図7参照)は、受信部210と、検出部215と、音声制御部220と、受付部230と、送信部240と、探索部245とを含む。音声制御部220は、第1音声制御部220Aと、第2音声制御部220Bとを含む。受信部210および受付部230については、図4で説明した通りであるので説明を繰り返さない。
図13を参照して、第3の実施の形態に従うロボット100Cの制御構造について説明する。図13は、ロボット100Cが実行する処理を表わすフローチャートである。図13の処理は、ロボット100CのCPU2(図7参照)がプログラムを実行することにより実現される。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子、その他のハードウェアによって実行されてもよい。なお、図13のステップS100,S110,S120,およびS130の処理は、図6に示される処理と同じであるので説明を繰り返さない。
以上のようにして、本実施の形態に従うロボット100Cは、状態変更指示を受け付けたことに基づいて周囲の人物を探索する。これにより、ロボット100Cは、エアコン101の状態を変更することを周囲の人物に確実に伝えることが可能になる。
[概要]
図14を参照して、第4の実施の形態に従うロボット100Dについて説明する。第4の実施の形態に従うロボット100Dは、宅外の人物90から状態変更指示を受け付けたことに基づいて、当該人物を表わす画像を上述のディスプレイ8(図7参照)に表示する点で第1の実施の形態に従うロボット100Aと異なる。ロボット100Dのハードウェア構成などその他の点については第1の実施の形態に従うロボット100Aと同じであるので、それらの説明は繰り返さない。
図15を参照して、第4の実施の形態に従うロボット100Dの機能について説明する。図15は、ロボット100Dの機能構成を示すブロック図である。図15に示されるように、ロボット100DのCPU2(図7参照)は、受信部210Aと、音声制御部220と、受付部230と、送信部240と、表示制御部250とを含む。音声制御部220、受付部230、および送信部240については、図4で説明した通りであるので説明を繰り返さない。
図16を参照して、第4の実施の形態に従うロボット100Dの制御構造について説明する。図16は、ロボット100Dが実行する処理を表わすフローチャートである。図16の処理は、ロボット100DのCPU2(図7参照)がプログラムを実行することにより実現される。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子、その他のハードウェアによって実行されてもよい。なお、図16のステップS100,S110,S120,およびS130の処理は、図6に示される処理と同じであるので説明を繰り返さない。
以上のようにして、本実施の形態に従うロボット100Dは、状態変更指示を入力した宅外の人物90を表わす画像を表示する。これにより、宅内の人物80は、状態変更指示が誰からの指示であるかを一見して理解することが可能になる。
[概要]
第5の実施の形態においては、上述の各実施の形態に従うロボットの機能を上述のエアコン101などの電子機器100Eが有する。すなわち、宅外の人物90は、ロボットを介さずに直接的に電子機器100Eを遠隔操作することができる。
以上のようにして、本実施の形態に従う電子機器100Eは、自身の状態を変更する前に当該電子機器100Eの周囲にいる人物から了承を得て、当該了承を得たことに基づいて状態を変更する。これにより、宅内の人物80は、意図していない電子機器100Eの動作で驚くことが無くなる。
図18を参照して、第6の実施の形態に従うロボット100Fについて説明する。図18は、ロボット100Fを含む制御システム200の構成を示した図である。本実施の形態においては、上述の各実施の形態に従うロボットの機能の一部または全部が、少なくとも1つのサーバ上で実行される。すなわち、ロボット100Fの機能の一部または全部は、クラウドサービスの形態で提供される。ロボット100Fのハードウェア構成などその他の点については第1の実施の形態に従うロボット100Aと同じであるので、それらの説明は繰り返さない。
図19を参照して、上述の制御システム200(図18参照)の制御構造について説明する。図19は、制御システム200が実行する処理を表わすフローチャートである。図19の処理は、スマートフォン50のCPU、ロボット100FのCPU、エアコン101のCPU、およびサーバ150のCPUがプログラムを実行することにより実現される。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子、その他のハードウェアによって実行されてもよい。
以上のようにして、本実施の形態においては、ロボット100Fの一部または全部の機能をサーバ150が担う。たとえば、サーバ150が時間を要する処理などを担うことにより、ロボット100Fは、処理負荷を削減することが可能になる。また、ロボット100Fの一部または全部の機能をサーバ150上で実現することで、ロボット100Fは、当該機能を実現するためのプログラムをダウンロードする必要が無くなる。その結果、ロボット100Fにダウンロードされているプログラムを更新する必要が無くなる。
(1)ロボット100Aは、当該ロボット100Aとは異なる第1機器(たとえば、エアコン101)の状態を変更する前に、当該状態を変更することに対する了承を電子機器の周囲にいる第1人物(たとえば、人物80)から得て、当該了承を得たことに基づいて第1機器の状態を変更する。これにより、第1人物は、第1機器の状態が急に変更されて驚くことが無くなる。その結果、ロボット100Aは、第1機器の状態を変更する際に周囲の人物に与える不快感を減らすことができる。
Claims (16)
- 電子機器であって、
前記電子機器とは異なる第1機器の状態を変更する前に、当該状態を変更することに対する了承を前記電子機器の周囲にいる第1人物から得て、当該了承を得たことに基づいて前記第1機器の状態を変更する、電子機器。 - 前記電子機器は、前記第1機器の状態を変更するための指示を、前記第1機器とは異なる第2機器から受け付ける、請求項1に記載の電子機器。
- 前記電子機器は、前記指示を受け付けたことに基づいて、前記了承を得るためのメッセージを発話する、請求項2に記載の電子機器。
- 前記メッセージには、前記指示を入力した人物の名前および前記指示の内容の少なくとも一方が含まれる、請求項3に記載の電子機器。
- 前記電子機器は、
スピーカと、
前記指示を前記第2機器から受信するための受信部と、
前記指示を受け付けたことに基づいて、前記メッセージを前記スピーカに発話させるための音声制御部とを備える、請求項3または4に記載の電子機器。 - 前記音声制御部は、前記第2機器に対して前記指示を入力した第2人物の声質に合わせて前記メッセージを前記スピーカから発話させる、請求項5に記載の電子機器。
- 前記電子機器は、対話機能を有し、前記第1人物と対話することにより前記了承を得る、請求項2〜6のいずれか1項に記載の電子機器。
- 前記電子機器は、前記了承を得た場合に、当該了承を得たことを示す情報を前記第2機器に送信する、請求項2〜7のいずれか1項に記載の電子機器。
- 前記電子機器は、前記状態を変更することに対して了承を得られなかった場合に、了承を得られなかったことを示す情報を前記第2機器に送信する、請求項2〜8のいずれか1項に記載の電子機器。
- 前記電子機器は、自走可能なロボットであり、
前記ロボットは、前記指示を受け付けたことに基づいて、自走しながら前記第1人物を探索する、請求項2〜7のいずれか1項に記載の電子機器。 - 前記ロボットは、
前記第1人物を探索した結果、当該第1人物を検出できなかった場合には、前記了承を得ることなしに前記第1機器の状態を変更し、
前記第1機器の状態を変更した後に前記第1人物を検出した場合には、前記第1機器の状態を変更したことを示すメッセージを発話する、請求項10に記載の電子機器。 - 前記電子機器は、
表示部と、
前記第2機器から前記指示を受け付けたことに基づいて、前記第2機器に対して前記指示を入力した第2人物を表わす画像を前記表示部に表示させるための表示制御部とをさらに備える、請求項2〜11のいずれか1項に記載の電子機器。 - 電子機器であって、
前記電子機器の状態を変更する前に、当該状態を変更することに対する了承を当該電子機器の周囲にいる人物から得て、当該了承を得たことに基づいて前記状態を変更する、電子機器。 - 電子機器の制御システムであって、
前記電子機器とは異なる機器の状態を変更する前に、当該状態を変更することに対する了承を前記電子機器の周囲にいる人物から得て、当該了承を得たことに基づいて前記機器の状態を変更させる、制御システム。 - 電子機器の制御方法であって、
前記電子機器とは異なる機器の状態を変更する前に、当該状態を変更することに対する了承を前記電子機器の周囲にいる人物から得て、当該了承を得たことに基づいて前記機器の状態を変更させる、制御方法。 - コンピュータの制御プログラムであって、
前記制御プログラムは、前記コンピュータとは異なる機器の状態を変更する前に、当該状態を変更することに対する了承を前記コンピュータの周囲にいる人物から得て、当該了承を得たことに基づいて前記機器の状態を変更させる処理を前記コンピュータに実行させる、制御プログラム。
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