JP2012247928A - ネットワークシステム、制御方法、およびコントローラ - Google Patents
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Abstract
【課題】自動的に新たなユーザを登録することができるネットワークシステム、制御方法、およびコントローラを提供する。
【解決手段】コントローラ100は、カメラと第1の家電と通信するための通信インターフェイス105と、人物を特定するための情報と制御命令とを対応付けて記憶するメモリ101と、プロセッサ110とを含む。プロセッサ110は、通信インターフェイス105を介してカメラから人物を含む画像を受信し、人物を特定するための情報がメモリ101に記憶されている場合に、通信インターフェイス105を介して人物を特定するための情報に対応する制御命令を第1の家電に送信し、人物を特定するための情報がメモリ101に記憶されていない場合に、人物を特定するための情報をメモリ101に記憶する。
【選択図】図2
【解決手段】コントローラ100は、カメラと第1の家電と通信するための通信インターフェイス105と、人物を特定するための情報と制御命令とを対応付けて記憶するメモリ101と、プロセッサ110とを含む。プロセッサ110は、通信インターフェイス105を介してカメラから人物を含む画像を受信し、人物を特定するための情報がメモリ101に記憶されている場合に、通信インターフェイス105を介して人物を特定するための情報に対応する制御命令を第1の家電に送信し、人物を特定するための情報がメモリ101に記憶されていない場合に、人物を特定するための情報をメモリ101に記憶する。
【選択図】図2
Description
本発明は、カメラと少なくとも1つの家電とそれらと通信可能なコントローラとを含むネットワークシステム、制御方法、およびコントローラに関する。
エアコンなどの家電を制御するためのコントローラが知られている。そのようなコントローラの中には、ユーザ毎の環境設定に応じて家電を制御するものがある。
たとえば、特開2000−347970号公報(特許文献1)には、ホームネットワークシステム及びホストコンピュータが開示されている。特開2000−347970号公報(特許文献1)によると、ホームネットワークシステムのホストコンピュータは、住戸に配置された家庭内機器とネットワークを通じて通信する通信装置と、家庭内機器の動作環境データがユーザ毎に設定される機器設定データを格納する記憶装置と、家庭内機器を操作可能なユーザ情報を記憶する個人データテーブルと、入力された個人情報と個人データテーブルの個人情報とを基にユーザを認証する個人認証部と、個人認証部による認証結果、認証されたユーザが設定した個々の家庭内機器の動作環境データをユーザ毎に機器設定データとして環境設定部と、設定されている機器設定データに基づいて家庭内機器の動作を制御する制御装置とを具備する。
しかしながら、従来のネットワークシステムでは、新たなユーザを自動的に追加することはできない。本発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、自動的に新たなユーザを登録することができるネットワークシステム、制御方法、およびコントローラを提供することである。
この発明のある局面に従うと、カメラと、制御命令を実行する第1の家電と、コントローラとを備えるネットワークシステムが提供される。コントローラは、カメラと第1の家電と通信するための通信インターフェイスと、人物を特定するための情報と制御命令とを対応付けて記憶するメモリと、プロセッサとを含む。プロセッサは、通信インターフェイスを介してカメラから人物を含む画像を受信し、人物を特定するための情報がメモリに記憶されている場合に、通信インターフェイスを介して人物を特定するための情報に対応する制御命令を第1の家電に送信し、人物を特定するための情報がメモリに記憶されていない場合に、人物を特定するための情報をメモリに記憶する。
好ましくは、プロセッサは、人物を特定するための情報がメモリに記憶されていない場合に、人物を特定するための情報に対応付けて第1の家電が実行中の制御命令をメモリに記憶する。
好ましくは、プロセッサは、人物を特定するための情報がメモリに記憶されている場合に、第1の家電に対する制御命令を取得したときに、人物を特定するための情報に対応する第1の家電の制御命令を更新する。
好ましくは、コントローラは、現在の時刻を取得するための時計をさらに含む。メモリは、人物を特定するための情報と制御命令と時間帯とを対応付けて記憶する。プロセッサは、人物を特定するための情報がメモリに記憶されている場合に、通信インターフェイスを介して人物を特定するための情報と現在の時刻が含まれる時間帯とに対応する制御命令を第1の家電に送信する。プロセッサは、第1の家電に対する制御命令を取得したときに、メモリの人物を特定するための情報と現在の時刻が含まれる時間帯とに対応する第1の家電の制御命令を更新する。
好ましくは、コントローラは、現在の日付を取得するための時計をさらに含む。メモリは、人物を特定するための情報と制御命令と期間とを対応付けて記憶する。プロセッサは、人物を特定するための情報がメモリに記憶されている場合に、通信インターフェイスを介して人物を特定するための情報と現在の日付が含まれる期間とに対応する制御命令を第1の家電に送信する。プロセッサは、第1の家電に対する制御命令を取得したときに、メモリの人物を特定するための情報と現在の日付が含まれる期間とに対応する第1の家電の制御命令を更新する。
好ましくは、ネットワークシステムは、制御命令を実行する第2の家電をさらに備える。コントローラは、現在の日付と時刻とを取得するための時計をさらに含む。メモリは、人物を特定するための情報と第1の家電に対する制御命令と時間帯とを対応付けて記憶し、人物を特定するための情報と第2の家電に対する制御命令と期間とを対応付けて記憶する。プロセッサは、人物を特定するための情報がメモリに記憶されている場合に、通信インターフェイスを介して、人物を特定するための情報と現在の時刻が含まれる時間帯とに対応する制御命令を第1の家電に送信するとともに、人物を特定するための情報と現在の日付が含まれる期間とに対応する制御命令を第2の家電に送信する。プロセッサは、第1の家電に対する制御命令を取得したときに、メモリの人物を特定するための情報と現在の時刻が含まれる時間帯とに対応する制御命令を更新する。プロセッサは、第2の家電に対する制御命令を取得したときに、メモリの人物を特定するための情報と現在の日付が含まれる期間とに対応する制御命令を更新する。
好ましくは、メモリは、複数の人物を特定するための情報と制御命令とを対応付けて記憶する。プロセッサは、通信インターフェイスを介してカメラから複数の人物を含む画像を受信し、複数の人物を特定するための情報がメモリに記憶されている場合に、通信インターフェイスを介して複数の人物を特定するための情報に対応する制御命令を第1の家電に送信し、複数の人物を特定するための情報がメモリに記憶されていない場合に、複数の人物を特定するための情報をメモリに記憶する。
この発明の別の局面に従うと、カメラと、制御命令を実行する第1の家電と、人物を特定するための情報と制御命令とを対応付けて記憶するコントローラとを含むネットワークシステムにおける制御方法が提供される。制御方法は、コントローラが、カメラから人物を含む画像を受信するステップと、人物を特定するための情報が記憶されている場合に、コントローラが、人物を特定するための情報に対応する制御命令を第1の家電に送信するステップと、人物を特定するための情報が記憶されていない場合に、コントローラが、人物を特定するための情報を記憶するためのステップとを備える。
この発明の別の局面に従うと、制御命令を実行する第1の家電とカメラと通信するための通信インターフェイスと、人物を特定するための情報と制御命令とを対応付けて記憶するメモリと、プロセッサとを備えるコントローラが提供される。プロセッサは、通信インターフェイスを介してカメラから人物を含む画像を受信し、人物を特定するための情報がメモリに記憶されている場合に、通信インターフェイスを介して人物を特定するための情報に対応する制御命令を第1の家電に送信し、人物を特定するための情報がメモリに記憶されていない場合に、人物を特定するための情報をメモリに記憶する。
以上のように、本発明によって、自動的に新たなユーザを登録することができるネットワークシステム、制御方法、およびコントローラが提供される。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<ネットワークシステムの動作概要>
まず、本実施の形態に係るネットワークシステムの動作概要について説明する。図1は、本実施の形態に係るネットワークシステム1の全体構成を示すイメージ図である。
まず、本実施の形態に係るネットワークシステムの動作概要について説明する。図1は、本実施の形態に係るネットワークシステム1の全体構成を示すイメージ図である。
図1を参照して、本実施の形態に係るネットワークシステム1は、たとえば、住宅やオフィスなどに設置される。ネットワークシステム1は、1つの部屋に配置される、テレビ200Aと、エアコン200Bと、照明200Cと、カメラ300とを含む。なお、以下では、テレビ200Aと、エアコン200Bと、照明200Cを総称して、家電200ともいう。ネットワークシステム1は、家電200として、テレビ200Aと、エアコン200Bと、照明200C以外を含んでもよい。
ネットワークシステム1は、テレビ200A、エアコン200B、照明200C、カメラ300、その他の家電を制御するためのコントローラ100を含む。コントローラ100は、有線あるいは無線のネットワーク400を介して、テレビ200A、エアコン200B、照明200C、カメラ300、その他の家電とデータ通信が可能である。コントローラ100は、ネットワーク400として、たとえば、有線LAN(Local Area Network)や無線LANやPLC(Power Line Communications)やBluetooth(登録商標)などを利用する。
コントローラ100は、予めユーザ毎に、ユーザを特定するためのデータを記憶している。なお、ユーザを特定するためのデータは、ユーザの顔画像そのもののデータあるいはユーザの顔画像から得られる特徴量データなどを含む。以下、ユーザを特定するためのデータを画像データという。
また、コントローラ100は、予めユーザ毎に、各家電200に対する制御命令を記憶している。たとえば、コントローラ100は、ユーザ毎に、以前ユーザが在室しているときに入力された、テレビ200Aへの制御命令や、エアコン200Bへの制御命令や、照明200Cへの制御命令を記憶している。
コントローラ100は、カメラ300から在室している少なくとも1人のユーザの画像を受信する。コントローラ100は、ユーザの画像に基づいて、在室しているユーザを特定する。コントローラ100は、ユーザに対応する、各家電200に対する制御命令を読み出す。コントローラ100は、各家電200に制御命令を送信する。これによって、本実施の形態に係るネットワークシステム1では、ユーザが部屋に入室すると、自動的にユーザに適した制御命令に従って家電200が動作する。好ましくは、在室しているユーザグループが変化すると、自動的に在室するユーザグループに適した制御命令に従って家電200が動作する。
特に、本実施の形態に係るネットワークシステム1は、在室しているユーザが未だコントローラ100に登録されていない場合にも、対応することができる。より詳細には、コントローラ100は、カメラ300から在室している少なくとも1人の人物の画像を受信する。コントローラ100は、カメラ300から在室している人物の画像に基づいて、当該人物が既に登録されているか否かを判断する。コントローラ100は、当該人物が既に登録されている場合には、ユーザの画像に基づいて、在室しているユーザを特定する。
一方、当該人物が未だ登録されていない場合、コントローラ100は、当該人物の画像データを記憶する。そして、コントローラ100は、当該人物の画像データを取得した際における家電200各々の動作状態(家電200が実行している制御命令)を、当該人物の画像データに対応付けて記憶する。これによって、以後、コントローラ100は、当該人物の画像に基づいて在室している人物を特定したり、各家電200に当該人物に適した制御命令を送信したりすることができる。
なお、コントローラ100は、家電200に制御命令が入力された際に、当該制御命令を在室している少なくとも1人のユーザの画像データに対応付けて登録(更新)することができる。コントローラ100は、制御命令を、人物の画像データと、時間帯および/または季節に対応付けて記憶することができる。
以下、このような機能を実現するためのネットワークシステム1の具体的な構成について詳述する。
<コントローラ100のハードウェア構成>
次に、本実施の形態に係るコントローラ100のハードウェア構成の一態様について説明する。図2は、本実施の形態に係るコントローラ100のハードウェア構成を表わすブロック図である。
次に、本実施の形態に係るコントローラ100のハードウェア構成の一態様について説明する。図2は、本実施の形態に係るコントローラ100のハードウェア構成を表わすブロック図である。
コントローラ100は、メモリ101と、ディスプレイ102と、タブレット103と、ボタン104と、通信インターフェイス105と、スピーカ107と、時計108と、CPU(Central Processing Unit)110とを含む。
メモリ101は、各種のRAM(Random Access Memory)や、ROM(Read-Only Memory)や、ハードディスクなどである。メモリ101は、CPU110によって実行される制御プログラム、家電データベース101Aなどを記憶する。
図3は、本実施の形態に係る家電データベース101Aのデータ構造を示すイメージ図である。図3を参照して、家電データベース101Aは、ユーザ(人物)毎に、ユーザID、ユーザ名、画像データ(画像データの格納場所)、テレビ200Aに対する制御命令、エアコン200Bに対する制御命令、照明200Cに対する制御命令を互いに対応付けて格納する。特に、本実施の形態に係る、家電データベース101Aは、少なくとも1人を含むユーザグループ毎に、制御命令を格納する。
また、家電データベース101Aは、時間帯毎に、テレビ200Aや照明200C(時刻型家電)に対する制御命令を格納する。家電データベース101Aは、季節毎に、エアコン200B(季節型家電)に対する制御命令を格納する。これによって、CPU110は、家電200毎に、より細やかな制御命令を取得することができる。
図2に戻って、ディスプレイ102は、CPU110によって制御されることによって、各種の情報を表示する。タブレット103は、ユーザの指によるタッチ操作を検出して、タッチ座標などをCPU110に入力する。CPU110は、タブレット103を介して、ユーザからの命令を受け付ける。
本実施の形態においては、ディスプレイ102の表面にタブレット103が敷設されている。すなわち、本実施の形態においては、ディスプレイ102とタブレット103とがタッチパネル106を構成する。
ボタン104は、コントローラ100の表面に配置される。テンキーなどの複数のボタンがコントローラ100に配置されても良い。ボタン104は、ユーザからの命令を受け付ける。ボタン104は、ユーザからの命令をCPU110に入力する。
通信インターフェイス105は、CPU110によって制御されることによって、ネットワーク400を介して、テレビ200A、エアコン200B、照明200C、カメラ300、その他の家電とデータを送受信する。
スピーカ107は、CPU110によって制御されることによって、音声を出力する。たとえば、CPU110は、家電データベース101Aの制御命令が更新されたときや、家電データベース101Aに新たなユーザグループが追加されたときなどに、その旨を通知する。
時計108は、現在時刻や現在日付を計測する。CPU110は、時計108からのデータに基づいて、現在の季節(期間)や時間帯を取得することができる。
CPU110は、メモリ101に記憶されている各種のプログラムを実行することによって、図6に示す処理を実現する。コントローラ100における処理は、各ハードウェアおよびCPU110により実行されるソフトウェアによって実現される。このようなソフトウェアは、メモリ101に予め記憶されている場合がある。また、ソフトウェアは、記憶媒体に格納されて、プログラム製品として流通している場合もある。あるいは、ソフトウェアは、いわゆるインターネットに接続されている情報提供事業者によってダウンロード可能なプログラム製品として提供される場合もある。
このようなソフトウェアは、図示しない読取装置を利用することによってその記憶媒体から読み取られて、あるいは、通信インターフェイス105を利用することによってダウンロードされて、メモリ101に一旦格納される。CPU110は、ソフトウェアを実行可能なプログラムの形式でメモリ101に格納してから、当該プログラムを実行する。
なお、記憶媒体としては、CD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk - Read Only Memory)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード、FD(Flexible Disk)、ハードディスク、磁気テープ、カセットテープ、MO(Magnetic Optical Disc)、MD(Mini Disc)、IC(Integrated Circuit)カード(メモリカードを除く)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROM(Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)などの、不揮発的にプログラムを格納する媒体が挙げられる。
ここでいうプログラムとは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
CPU110は、タッチパネル106やボタン104を介してユーザによる家電200に対する制御命令が入力された際に、通信インターフェイス105を介して当該制御命令を家電200に送信する。CPU110は、タッチパネル106やボタン104を介して家電200に対する制御命令が入力された際、および、通信インターフェイス105を介して家電200から制御命令を取得した際に、当該制御命令をメモリ101に記憶する。すなわち、メモリ101には、後述する新たなユーザグループの登録のために、家電200毎に最新の制御命令を記憶する。ただし、CPU110は、家電200の電源がOFFである旨も、最新の制御命令として家電200に対応付けて家電データベース101Aに登録する。
CPU110は、通信インターフェイス105を介して、カメラ300から在室しているユーザグループ(少なくとも1人のユーザまたは人物を含む)の画像を受信する。CPU110は、カメラ300から在室しているユーザグループの画像に基づいて、当該ユーザグループが家電データベース101Aに既に登録されているか否かを判断する。CPU110は、当該ユーザグループが既に登録されている場合には、ユーザグループの画像に基づいて、在室しているユーザグループを特定する。
CPU110は、時計108を参照して、現在の時間帯や季節とを取得する。CPU110は、家電データベース101Aから、ユーザグループと現在の時間帯や季節に対応する、各家電200に対する制御命令を読み出す。CPU110は、通信インターフェイス105を介して、各家電200に制御命令を送信する。
一方、当該ユーザグループが未だ登録されていない場合、CPU110は、カメラ300からのデータから画像データを取得する。CPU110は、当該ユーザグループの画像データを家電データベース101Aに登録する。すなわち、CPU110は、家電データベース101Aに新たなレコードを作成する。
CPU110は、当該ユーザグループの画像データを取得した際における家電200各々の動作状態(家電200が実行している最新の制御命令)を当該ユーザグループの画像データに対応付けて、家電データベース101Aに記憶する。これによって、以後、CPU110は、当該ユーザグループの画像に基づいて在室しているユーザグループを特定したり、通信インターフェイス105を介して各家電200に当該ユーザグループに適した制御命令を送信したりすることができる。
CPU110は、タッチパネル106やボタン104を介して家電200に対する制御命令が入力された際、および、通信インターフェイス105を介して家電200から制御命令を取得した際に、当該制御命令によって家電データベース101Aを更新する。すなわち、CPU110は、当該制御命令を在室しているユーザグループの画像データに対応付けて、家電データベース101Aに登録(更新)する。
特に、本実施の形態においては、CPU110は、時計108を参照して、制御命令を、ユーザグループの画像データと時間帯および/または季節に対応付けて、家電データベース101Aに記憶する。これによって、CPU110は、カメラ300から得られるユーザグループの画像データに基づいて、通信インターフェイス105を介して当該ユーザグループに適した最新の制御命令を家電200に送信することができる。
<テレビ200Aの構成>
本実施の形態に係る家電200の一例としてのテレビ200Aの構成について説明する。図4は、本実施の形態に係るテレビ200Aの構成を表わすブロック図である。
本実施の形態に係る家電200の一例としてのテレビ200Aの構成について説明する。図4は、本実施の形態に係るテレビ200Aの構成を表わすブロック図である。
図4を参照して、テレビ200Aは、メモリ201と、ディスプレイ202と、ボタン204と、通信インターフェイス205と、スピーカ207と、リモコン受信部209と、CPU210とを含む。
メモリ201は、コントローラ100のメモリ101と同様に実現され得る。メモリ201は、CPU210によって実行される制御プログラムや、コントローラ100から受信したデータなどを記憶する。
ディスプレイ202は、CPU210によって制御される。より詳細には、ディスプレイ202は、図示しないTVチューナやVRAM(Video RAM)からのデータに基づいて、静止画像や動画像を表示する。
ボタン204は、テレビ200Aの表面に配置される。テレビ200Aは、決定キー、方向キー、テンキーなどの複数のボタン204を有してもよい。ボタン204は、ユーザからの命令を受け付けて、当該命令をCPU210に入力する。
通信インターフェイス205は、CPU210によって制御されることによって、ネットワーク400を介して、コントローラ100とデータを送受信する。通信インターフェイス205は、無線LAN、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、有線LAN(Local Area Network)、またはPLC(Power Line Communications)などを利用することによって、コントローラ100とデータを送受信する。
たとえば、本実施の形態に係る通信インターフェイス205は、ボタン204やリモコン受信部209を介して入力された制御命令をコントローラ100へと送信する。また、コントローラ100から受信した制御命令をCPU210に入力する。
スピーカ207は、CPU210からの命令に基づいて、音声を出力する。たとえば、CPU210は、音声データに基づいて、スピーカ207に音声を出力させる。
リモコン受信部209は、コントローラ100から制御信号を受信する。たとえば、リモコン受信部209は、赤外線、無線LAN、ZigBee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)などを利用することによって、コントローラ100から信号を受信する。
CPU210は、メモリ201に記憶されている各種のプログラムを実行することによって、各種の情報処理を実行する。CPU110は、ボタン204や通信インターフェイス205やリモコン受信部209を介して入力された制御命令に基づいて、テレビ200Aの各部を制御する。
<その他の家電200について>
本実施の形態に係るその他の家電も、図4に示すテレビ200Aと同様に、ユーザからの制御命令を受け付けるための入力部(ボタン204あるいはリモコン受信部209あるいはタッチパネル)と、入力された制御命令をコントローラ100に送信するとともにコントローラ100からの制御命令を受信するための通信インターフェイス205と、ボタン204やリモコン受信部209やコントローラ100からの制御命令を実行するためのCPU210とを有していればよい。
本実施の形態に係るその他の家電も、図4に示すテレビ200Aと同様に、ユーザからの制御命令を受け付けるための入力部(ボタン204あるいはリモコン受信部209あるいはタッチパネル)と、入力された制御命令をコントローラ100に送信するとともにコントローラ100からの制御命令を受信するための通信インターフェイス205と、ボタン204やリモコン受信部209やコントローラ100からの制御命令を実行するためのCPU210とを有していればよい。
<カメラ300の構成>
本実施の形態に係るカメラ300の構成の一態様について説明する。図5は、本実施の形態に係るカメラ300の構成を表わすブロック図である。
本実施の形態に係るカメラ300の構成の一態様について説明する。図5は、本実施の形態に係るカメラ300の構成を表わすブロック図である。
図5を参照して、カメラ300は、メモリ301と、センサ302と、通信インターフェイス305と、CPU310とを含む。CPU310は、定期的に、センサ302を利用して人を撮影する。CPU310は、通信インターフェイス305を介して、撮影画像を逐次コントローラ100に送信する。なお、CPU310は、通信インターフェイス305を介して、撮像画像そのもののデータをコントローラ100に送信しても良いし、撮影画像から顔画像データを抽出して当該顔画像データをコントローラ100へと送信してもよい。
また、カメラ300は、人感センサを搭載してもよい。この場合、CPU310は、人感センサによって人が検知されたときに、センサ302を動作(撮影)させる。CPU310は、撮影画像をメモリ301に一時的に格納することもできる。
<コントローラ100における制御処理>
次に、本実施の形態に係るコントローラ100における制御処理について説明する。図6は、本実施の形態に係るコントローラ100における制御処理の処理手順を示すフローチャートである。
次に、本実施の形態に係るコントローラ100における制御処理について説明する。図6は、本実施の形態に係るコントローラ100における制御処理の処理手順を示すフローチャートである。
図6を参照して、CPU110は、通信インターフェイス105を介して、カメラ300から撮影画像を受信したか否かを判断する(ステップS102)。CPU110は、撮影画像を受信していない場合(ステップS102においてNOである場合)、ステップS114からの処理を実行する。
CPU110は、撮影画像を受信した場合(ステップS102においてYESである場合)、撮影画像に少なくとも1つの顔が含まれているか否か(撮影画像から顔画像データを作成できるか否か)を判断する(ステップS104)。撮影画像に顔が含まれていない場合(ステップS104においてNOである場合)、ステップS114からの処理を実行する。
CPU110は、撮影画像に顔が含まれている場合(ステップS104においてYESである場合)、撮影画像から顔画像データを作成し、当該顔画像データに対応するユーザグループ(最新のユーザグループ)が家電データベース101Aに既に登録されているか否かを判断する(ステップS106)。最新のユーザグループが家電データベース101Aに既に登録されている場合(ステップS106においてYESである場合)、CPU110は、ユーザグループが変化したか否かを判断する(ステップS108)。すなわち、CPU110は、最新のユーザグループが前回に取得したユーザグループと異なるか否かを判断する。
ユーザグループが変化していない場合(ステップS108においてNOである場合)、CPU110は、ステップS114からの処理を繰り返す。ユーザグループが変化した場合(ステップS108においてYESである場合)、CPU110は、家電データベース101Aから、ユーザグループに対応する家電200毎の制御命令を読み出す。CPU110は、通信インターフェイス105を介して、家電200毎に制御命令を送信する(ステップS110)。CPU110は、ステップS114からの処理を実行する。
一方、最新のユーザグループが家電データベース101Aに未だ登録されていない場合(ステップS106においてNOである場合)、CPU110は、最新のユーザグループを家電データベース101Aに新たに登録する(ステップS112)。
このとき、CPU110は、メモリ101から家電200毎の最新の制御命令(現在実行中の制御命令)を読み出す。CPU110は、最新のユーザグループに対応付けて、家電200毎の最新の制御命令を家電データベース101Aに登録する。ただし、CPU110は、単に、家電データベース101Aに最新のユーザグループのためのレコードを作成してもよい。
CPU110は、家電200に対する制御命令が入力されたか否かを判断する(ステップS114)。より詳細には、CPU110は、通信インターフェイス105を介して、家電200から、家電200に対する制御命令を受信したか否かを判断する。また、CPU110は、ボタン104やタッチパネル106を介して、ユーザから家電200に対する制御命令を受け付けたか否かを判断する。CPU110は、家電200に対する制御命令が入力されていない場合(ステップS114においてNOである場合)、ステップS102からの処理を繰り返す。
家電200に対する制御命令が入力された場合、CPU110は、時計108を参照して、家電200に対する最新の制御命令を、最新のユーザグループと現在の時間帯と季節とに対応付けて、家電データベース101Aに登録(更新)する(ステップS116)。また、CPU110は、新たなユーザグループの登録のために、家電200に対する最新の制御命令をメモリ101に記憶する。CPU110は、ステップS102からの処理を繰り返す。
<その他の実施の形態>
本発明は、コントローラ100としての、携帯電話や家電制御専用の端末などにプログラムを供給することによって達成される場合にも適用できることはいうまでもない。そして、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、本発明の効果を享受することが可能となる。
本発明は、コントローラ100としての、携帯電話や家電制御専用の端末などにプログラムを供給することによって達成される場合にも適用できることはいうまでもない。そして、本発明を達成するためのソフトウェアによって表されるプログラムを格納した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、本発明の効果を享受することが可能となる。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 ネットワークシステム、100 コントローラ、101,201,301 メモリ、101A 家電データベース、102,202 ディスプレイ、103 タブレット、104,204 ボタン、105,205,305 通信インターフェイス、106 タッチパネル、107,207 スピーカ、108 時計、110,210,310 CPU、200 家電、200A テレビ、200B エアコン、200C 照明、209 リモコン受信部、300 カメラ、302 センサ、400 ネットワーク。
Claims (9)
- カメラと、
制御命令を実行する第1の家電と、
コントローラとを備え、
前記コントローラは、
前記カメラと前記第1の家電と通信するための通信インターフェイスと、
人物を特定するための情報と前記制御命令とを対応付けて記憶するメモリと、
プロセッサとを含み、前記プロセッサは、
前記通信インターフェイスを介して前記カメラから人物を含む画像を受信し、
前記人物を特定するための情報が前記メモリに記憶されている場合に、前記通信インターフェイスを介して前記人物を特定するための情報に対応する前記制御命令を前記第1の家電に送信し、
前記人物を特定するための情報が前記メモリに記憶されていない場合に、前記人物を特定するための情報を前記メモリに記憶する、ネットワークシステム。 - 前記プロセッサは、前記人物を特定するための情報が前記メモリに記憶されていない場合に、前記人物を特定するための情報に対応付けて前記第1の家電が実行中の制御命令を前記メモリに記憶する、請求項1に記載のネットワークシステム。
- 前記プロセッサは、前記人物を特定するための情報が前記メモリに記憶されている場合に、前記第1の家電に対する制御命令を取得したときに、前記人物を特定するための情報に対応する前記第1の家電の前記制御命令を更新する、請求項1または2に記載のネットワークシステム。
- 前記コントローラは、現在の時刻を取得するための時計をさらに含み、
前記メモリは、前記人物を特定するための情報と前記制御命令と時間帯とを対応付けて記憶し、
前記プロセッサは、
前記人物を特定するための情報が前記メモリに記憶されている場合に、前記通信インターフェイスを介して前記人物を特定するための情報と前記現在の時刻が含まれる時間帯とに対応する前記制御命令を前記第1の家電に送信し、
前記第1の家電に対する制御命令を取得したときに、前記メモリの前記人物を特定するための情報と前記現在の時刻が含まれる時間帯とに対応する前記第1の家電の前記制御命令を更新する、請求項3に記載のネットワークシステム。 - 前記コントローラは、現在の日付を取得するための時計をさらに含み、
前記メモリは、前記人物を特定するための情報と前記制御命令と期間とを対応付けて記憶し、
前記プロセッサは、
前記人物を特定するための情報が前記メモリに記憶されている場合に、前記通信インターフェイスを介して前記人物を特定するための情報と前記現在の日付が含まれる期間とに対応する前記制御命令を前記第1の家電に送信し、
前記第1の家電に対する制御命令を取得したときに、前記メモリの前記人物を特定するための情報と前記現在の日付が含まれる期間とに対応する前記第1の家電の前記制御命令を更新する、請求項3に記載のネットワークシステム。 - 制御命令を実行する第2の家電をさらに備え、
前記コントローラは、現在の日付と時刻とを取得するための時計をさらに含み、
前記メモリは、
前記人物を特定するための情報と前記第1の家電に対する前記制御命令と時間帯とを対応付けて記憶し、
前記人物を特定するための情報と前記第2の家電に対する前記制御命令と期間とを対応付けて記憶し、
前記プロセッサは、
前記人物を特定するための情報が前記メモリに記憶されている場合に、前記通信インターフェイスを介して、前記人物を特定するための情報と前記現在の時刻が含まれる時間帯とに対応する前記制御命令を前記第1の家電に送信するとともに、前記人物を特定するための情報と前記現在の日付が含まれる期間とに対応する前記制御命令を前記第2の家電に送信し、
前記第1の家電に対する制御命令を取得したときに、前記メモリの前記人物を特定するための情報と前記現在の時刻が含まれる時間帯とに対応する前記制御命令を更新し、
前記第2の家電に対する制御命令を取得したときに、前記メモリの前記人物を特定するための情報と前記現在の日付が含まれる期間とに対応する前記制御命令を更新する、請求項3に記載のネットワークシステム。 - 前記メモリは、複数の人物を特定するための情報と前記制御命令とを対応付けて記憶し、
前記プロセッサは、
前記通信インターフェイスを介して前記カメラから複数の人物を含む画像を受信し、
前記複数の人物を特定するための情報が前記メモリに記憶されている場合に、前記通信インターフェイスを介して前記複数の人物を特定するための情報に対応する前記制御命令を前記第1の家電に送信し、
前記複数の人物を特定するための情報が前記メモリに記憶されていない場合に、前記複数の人物を特定するための情報を前記メモリに記憶する、請求項1から6のいずれか1項に記載のネットワークシステム。 - カメラと、制御命令を実行する第1の家電と、人物を特定するための情報と前記制御命令とを対応付けて記憶するコントローラとを含むネットワークシステムにおける制御方法であって、
前記コントローラが、前記カメラから人物を含む画像を受信するステップと、
前記人物を特定するための情報が記憶されている場合に、前記コントローラが、前記人物を特定するための情報に対応する前記制御命令を前記第1の家電に送信するステップと、
前記人物を特定するための情報が記憶されていない場合に、前記コントローラが、前記人物を特定するための情報を記憶するためのステップとを備える、制御方法。 - 制御命令を実行する第1の家電とカメラと通信するための通信インターフェイスと、
人物を特定するための情報と前記制御命令とを対応付けて記憶するメモリと、
プロセッサとを備え、前記プロセッサは、
前記通信インターフェイスを介して前記カメラから人物を含む画像を受信し、
前記人物を特定するための情報が前記メモリに記憶されている場合に、前記通信インターフェイスを介して前記人物を特定するための情報に対応する前記制御命令を前記第1の家電に送信し、
前記人物を特定するための情報が前記メモリに記憶されていない場合に、前記人物を特定するための情報をメモリに記憶する、コントローラ。
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