JP2016082514A - 画像形成装置、画像形成制御方法及び画像形成制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成制御方法及び画像形成制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、画像データのページ毎の画像出力設定を、容易に行う。
【解決手段】画像形成装置1は、スキャナ部12で読み取った原稿の画像データに対して、画像毎に、該画像の種別を判別し、画像毎の該画像種別判別結果に基づいて、該画像データの頁毎の画像種別を原稿種別として判別して、操作表示部17のディスプレイ42に表示する。画像形成装置1は、ディスプレイ42の原稿種別判別結果の表示に対して操作表示部17で画像出力モードが入力操作されると、該画像データに対して該画像出力モードに基づいて画像処理を施し、画像処理後の画像データに基づいて、画像形成部で用紙に画像を形成出力する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成制御方法及び画像形成制御プログラムに関し、詳細には、処理対象の画像データに対する画像出力設定に関する画像形成装置、画像形成制御方法及び画像形成制御プログラムに関する。
画像データに基づいて、画像を用紙、フィルム等の被記録媒体(以下、単に、用紙という。)に記録する画像形成装置は、用紙に合わせて自動的に倍率を調整する倍率調整機能、用紙を選択する用紙選択機能、複数頁の画像データを1枚の用紙へ出力する集約機能(nin1:2in1等)、用紙の両面に出力する両面選択機能等を適宜選択に応じて実行する。
例えば、従来、複数の項目からなる複写モードを有する複写機であって、原稿群の画像を読み取る読み取り手段と、上記読み取り手段が読み取った各原稿の画像データを記憶する記憶手段と、上記画像データのページ毎にそれぞれ複写モードを設定して、上記原稿群全体に対して1組のモードデータセットを得るためのモード設定手段と、上記モードデータセットの内容を変更して、前記1組のモードデータセットとは異なるモードデータセットを得るためのモード変更手段と、上記記憶手段に記憶された画像データを読み出して画像形成を行う画像形成手段と、上記モード設定手段及びモード変更手段でセットされたモードデータセット毎に、各ページ毎の複写モードに応じて各ページの複写動作を順次上記画像形成手段に実行させる制御手段を備えた複写機が提案されている(特許文献1参照)。
すなわち、この従来技術は、画像データの頁毎に複写モードを設定して、原稿群全体に対して1組のモードデータセットを取得し、また、このモードデータセットの内容を変更して、異なるモードデータセットを取得して、最終的なモードデータ設定に基づいて、頁毎の複写モードに応じて各頁の複写を行う。
しかしながら、上記従来技術にあっては、出力対象の画像データの頁毎に、ユーザが画像データを確認してモードデータセットを行うとともに、モードデータセットの内容を必要に応じて変更操作する必要があり、操作性が悪く、利用性を向上させる上で、改良の必要があった。
そこで、本発明は、画像データの頁毎の画像出力設定を、容易に行うことを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像形成装置は、出力対象の画像データに対して、画像毎に、該画像の種別を判別する画像種別判別手段と、前記画像毎の該画像種別判別結果に基づいて、前記画像データの頁毎の画像種別を頁種別として判別する頁種別判別手段と、情報を出力する情報出力手段と、各種操作が行われる操作手段と、前記画像データの前記頁種別判別結果を前記情報出力手段に出力させる出力制御手段と、前記情報出力手段に出力される前記頁種別判別結果に基づいて前記操作手段から操作入力される画像出力モードを取得する出力モード取得手段と、前記画像データに対して前記画像出力モードに基づいて画像処理を施す画像処理手段と、前記画像処理後の画像データに基づいて、被記録媒体に画像を記録出力する画像出力手段と、を備えていることを特徴としている。
本発明によれば、画像データの頁毎の画像出力設定を、容易に行うことができる。
本発明の第1実施例を適用した画像形成装置の外観斜視図。 操作表示部の平面図。 画像形成装置のブロック構成図。 画像処理部の詳細なブロック図。 原稿種識別部のブロック図。 原稿の一例と読取ラインを示す図。 カウント部におけるカウント処理の説明図。 濃度ヒストグラム部における濃度ヒストグラム作成処理の説明図。 白・黒・単色連続性部による連続性カウント処理の説明図。 原稿の画像種別の一例を示す図。 原稿種別判別処理の説明図。 画像形成装置の機能ブロック図。 画像形成制御処理を示すフローチャート。 データ−原稿種対応表の一例を示す図。 原稿種一覧表の一例を示す図。 原稿種一覧表表示画面を表示している状態の操作表示部の平面図。 頁指定画面を表示している状態の操作表示部の平面図。 処理設定画面の要部を示す図。 処理設定画面の処理設定の説明図。 処理設定画面の一例を示す図。 処理設定確認画面の一例を示す図。 設定適用画面の一例を示す図。 レイアウト表示画面の一例を示す図。 修正・確認処理を示すフローチャート。 原稿種選択画面の一例を示す図。 修正選択欄の表示例を示す図。 修正・確認対象頁を複数頁選択している状態の処理設定画面の一例を示す図。 複数頁に対する修正処理を指定する処理設定画面の一例を示す図。 第2実施例の修正・確認処理を示すフローチャート。 第2実施例の画像形成装置の頁選択画面の一例を示す図。 原稿種追加の説明図。 出力形態画面の一例を示す図。 セット処理追加画面の一例を示す図。 図33(a)に対応する出力形態画面の一例を示す図。 図33(b)に対応する出力形態画面の一例を示す図。 第3実施例の画像形成装置における原稿種識別部のブロック構成図。 マーク登録原稿の一例を示す図。 オプション項目を表示するディスプレイの一例を示す図。 マーク登録処理を示すフローチャート。 第3実施例の画像形成制御処理を示すフローチャート。 マークが付与されている原稿の一例を示す図。 マークによる原稿種判定の原稿種一覧表の一例を示す図。 第4実施例の画像形成制御処理を示すフローチャート。 第4実施例の修正・確認処理を示すフローチャート。 第4実施例の頁指定画面の一例を示す図。 頁指定範囲毎の修正処理の説明図。 原稿種修正設定項目の一例を示す図。 設定禁止の項目を有する場合の原稿種修正設定の説明図。 頁範囲毎原稿種修正処理対象の原稿種情報の一例を示す図。 頁範囲毎の原稿種修正処理結果の一例を示す図。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
図1〜図28は、本発明の画像形成装置、画像形成制御方法及び画像形成制御プログラムの第1実施例を示す図であり、図1は、本発明の画像形成装置、画像形成制御方法及び画像形成制御プログラムの第1実施例を適用した画像形成装置1の構成図である。
図1において、画像形成装置1は、画像形成装置本体部10に、大容量給紙部20と後処理部30が接続されている。
画像形成装置本体部10は、本体筐体11の上部に、スキャナ部12のコンタクトガラス13が配設されており、コンタクトガラス13を開閉可能に、ADF(Auto Document Feeder)14が取り付けられている。ADF14は、コンタクトガラス13の表面を覆うように閉じられて、上部に形成されている原稿台に複数枚の原稿がセットされて、原稿読取開始が指示操作されると、1枚ずつ、原稿をコンタクトガラス13上に搬送する。
スキャナ部12は、CCD(Charge Coupled Device )、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor )等を利用したイメージスキャナ等が利用されており、コンタクトガラス13上の原稿を主走査及び副走査して、該原稿の画像を読み取る。スキャナ部12は、読み取った原稿の画像を、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の画像信号(画像データ)として、読取制御部(図3参照)73へ出力する。
ADF14は、コンタクトガラス13の下方に配設されているスキャナ部12によってコンタクトガラス13上の原稿の画像が読み取られると、読取の完了した原稿を排紙トレイ15上に排出する。なお、ADF14は、コンタクトガラス13上に手操作でセットされた原稿をコンタクトガラス13に押しつける圧板としての機能も有している。
大容量給紙部20は、複数の給紙トレイを備え、各給紙トレイには、それぞれ用紙サイズ、用紙厚等の用紙種別の異なる複数枚の用紙(被記録媒体)を収納可能である。大容量給紙部20は、画像形成に際して指定された給紙トレイ内の用紙を1枚ずつ画像形成装置本体部10に搬送する。
画像形成装置本体部10は、上記本体筐体11内に、上記スキャナ部12、画像形成部、用紙搬送部等を備えており、給紙部16及び操作表示部17等を備えている。
給紙部16は、複数の給紙トレイを備え、各給紙トレイには、それぞれ用紙サイズ、用紙厚等の用紙種別の異なる複数枚の用紙を収納可能である。給紙部16は、画像形成に際して指定された給紙トレイ内の用紙を1枚ずつ送り出し、画像形成装置本体部10の用紙搬送部が画像形成部へ搬送する。
操作表示部17は、図2に示すように、ハードキー41、ディスプレイ42及びモードキー43等が設けられている。
操作表示部17は、ハードキー41として、テンキー、クリアストップキー、スタートキー、リセットキー、プログラムキー等が設けられている。また、操作表示部17は、モードキー43として、コピー、プリンタ、FAX、スキャナ等が設けられている。ディスプレイ42は、耐え、LCD(Liquid Crystal Display)の上面にタッチ操作を検出するタッチパネルが設けられているタッチパネル付きLCD(Liquid Crystal Display)等が用いられている。ディスプレイ42は、画像形成装置1からユーザに通知する各種情報やハードキー41、モードキー43の操作内容等の各種情報、特に、本発明の画像データの頁毎の画像出力設定に関する各種情報を表示出力する。また、ディスプレイ42は、機能ボタンを表示し、該機能ボタンのタッチ操作をタッチパネルで検出して操作内容を取得する。
画像形成部は、図示しないが、給紙部16から搬送されてきた被記録媒体としての用紙に、例えば、電子写真方式で画像データに応じたトナー画像(現像剤像)を転写して形成する。なお、画像形成部は、その画像形成方式としては、電子写真方式に限るものではなく、例えば、インク吐出方式であってもよいが、本実施例においては、電子写真方式が用いられているものとして説明する。
すなわち、電子写真方式の画像形成部は、図示しないが、電子写真方式の場合、例えば、一定速度で回転駆動される感光体の周囲に、帯電部、光書込部、現像部、転写部、定着部、クリーニング部、除電部等が配設されており、帯電部で感光体を一様に帯電させる。画像形成部は、一様に帯電させた感光体に光書込部から画像データに基づいて変調した書込光(レーザビーム)を照射することで静電潜像を形成する。画像形成部は、静電潜像の形成された感光体に現像部からトナーを供給して静電潜像を現像させてトナー画像を形成させ、該トナー画像を給紙部16または大容量給紙部20から用紙搬送部によってタイミング調整されて搬送されてきた用紙に転写部で転写させる。そして、画像形成部は、転写の完了した感光体をクリーニング部で該感光体上に残留する残留トナーを除去させた後、除電部で除電させ、帯電部で一様に帯電させて、再度、画像形成に供する。
用紙搬送部は、画像形成部でトナー画像の転写された用紙を、定着部に搬送する。定着部は、画像形成部でトナー画像が転写された用紙を加熱・加圧しつつ搬送してトナー画像を用紙に定着させ、定着の完了した用紙を後処理部30へ送り出す。
後処理部30は、例えば、画像形成装置本体部10から送り込まれてくる画像形成済みの用紙に対して、ソート、穴あけ、ステイプル等の後処理を行って、排紙トレイTL1、TL2に排出する。
そして、画像形成装置1は、図3に示すようにブロック構成されており、制御系統部50と画像処理系統部60等を備えている。なお、図3においては、大容量給紙部20及び後処理部30については、省略している。
制御系統部50は、CPU(Central Processing Unit)51、メモリ52、コントローラASIC(Application Specific Integrated Circuit)53、操作表示部17及びハードディスク(HDD)54等を備えている。
画像処理系統部60は、CPU61、ASIC62、メモリ63、エンジン64、画像処理制御部65、読取ユニット66、書込ユニット67及びメモリ68等を備えている。画像処理制御部65は、画像処理部71、I/F(インターフェイス)72、読取制御部73及び書込制御部74等を備えている。
画像処理制御部65とコントローラASIC53は、バスB1で接続され、画像処理制御部65とCPU61及びASIC62とは、バスB2によって接続されていて、それぞれ相互にアクセス可能となっている。
メモリ52は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等で構成されている。メモリ52は、画像形成装置1としての基本プログラム、本発明の画像形成制御プログラム及び必要なシステムデータや該画像形成制御プログラムの実行に必要なデータを記憶している。また、メモリ52は、CPU51のワークメモリとしても利用される。
CPU51は、コントローラASIC53を介して、メモリ52内のプログラムに基づいて、画像形成装置1の各部を制御して、画像形成装置1としての基本処理を実行するとともに、本発明の画像形成制御方法を実行する。
コントローラASIC53は、CPU51、メモリ52、操作表示部17及びハードディスク54に接続されているとともに、ネットワークNWに接続されている。コントローラASIC53は、ハードディスク54との接続を行うとともに、ユーザが操作指示するための入力やユーザへのメッセージ表示等を行うためのインタフェース部となる操作表示部17とデータ処理のための一時記憶部であるメモリ52との間のデータの授受を行う。また、コントローラASIC53は、ネットワークNWを介してコンピュータ等の情報処理装置と通信して、印刷ジョブの受信や印刷結果の送信等を行う。
ハードディスク54は、所定の大容量を有したメモリであり、CPU51や画像処理制御部65の一時記憶メモリ、各種データの記憶メモリとして利用される。
画像処理系統部60は、その画像処理制御部65が、画像データの取り込み及び出力に必要な各種画像処理、特に、本発明の画像形成制御方法に基づく画像データの頁毎の画像出力設定に応じた画像処理を行う。
読取ユニット66は、上記スキャナ部12のCCD等の読取部であり、画像処理制御部65の読取制御部73の制御下で、読み取った原稿の画像データを読取制御部73へ出力する。
書込ユニット67は、上記画像形成部の光書込部等を総称したものであり、画像処理制御部65の書込制御部74から渡される画像データに基づいて書込光を感光体へ出射して、感光体表面に静電潜像を形成する。
I/F72は、画像処理部71における画像データの処理・加工等の画像編集処理における画像データを一時記憶する補助記憶装置としてのメモリ68やハードディスク54とのデータの授受を行う。
また、I/F72は、I/F部は、画像処理制御部65の制御、各種設定を行うためのCPU61との信号の授受も行う。
CPU61は、CPU51と連携して、ASIC62を介してメモリ63を利用して、画像処理における各種処理を実行し、特に、画像処理部71における画像処理の各種処理の設定や制御を行う。
エンジン64は、画像形成部及びスキャナ部12とADF14等の画像形成を行うエンジン及び画像読取を行うエンジンを総称したものであり、ASIC62に接続されている。
ASIC62は、CPU61、メモリ63及びエンジン64に接続されており、CPU61の制御下で、画像処理制御部65とメモリ63とのデータの授受、エンジン64の動作制御を行う。
画像処理制御部65の画像処理部71は、読取ユニット66から読取制御部73を介して入力された画像データを、指定された出力形態に合わせてデータの処理・加工等の画像編集処理を行う。
上記画像処理部71は、詳細には、図4のように示される。画像処理部71は、図4に示すように、スキャナ補正処理部81、I/F82、フィルタ83、地肌除去部84、色補正部85、変倍部86、カラー判定部87、像域分離部88、原稿種識別部89、階調補正部90、地紋合成部91及びプリンタ補正処理部92等を備えている。また、図4では、画像処理部71が、上記I/F72を介して、上記メモリ68に接続され、バスB1を介して制御系統部50のコントローラASIC53に、バスB2を介して画像処理系統部60のCPU61に、それぞれ接続されていることが示されている。
スキャナ補正処理部81は、読取制御部73とI/F82に接続されており、読取制御部73から送られてくる原稿の反射リニアな読取画像データに対して、濃度リニアな画像データに変換して、I/F82へ出力する。
I/F82は、スキャナ補正処理部81から送られてくる画像データをフィルタ83及びカラー判定部87、像域分離部88、原稿種識別部89へ出力する。
フィルタ83は、I/F82から入力される画像データに対して、ノイズ除去等のフィルタ処理を行ない、処理済みの画像データを地肌除去部84へ出力する。
地肌除去部84は、フィルタ83からの画像データに対して、地肌の汚れ等を除去する地肌除去処理を行ない、色補正部85へ出力する。
色補正部85は、濃度リニアなRGBの画像データをCMYK(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、K:ブラック)の画像データに変換して、変倍部86に出力する。
変倍部86は、所定ライン分のラインメモリを備え、該ラインメモリを利用して画像データの変倍処理を行って、I/F72へ出力する。
I/F72は、変倍部86からの画像データを、コントローラASIC53を介して、ハードディスク54へ一時保管する。
一方、画像処理部71は、I/F82から画像データをカラー判定部87及び像域分離部88へ渡す。
像域分離部88は、画像データが文字であるか、写真であるかの判定を行う機能を有し、文字、白背景、エッジ、網点、文字なか、色等を検知して、検知結果を原稿種識別部89へ出力する。この像域分離部88による文字、白背景、エッジ、網点、文字なか、の検知結果は、排他結果であり、像域分離部88の検知結果は、これらのいずれかとなるが、色の検知は、排他ではない。例えば、像域分離部88による検知結果は、文字と色、エッジと色、文字なかと色なし等である。
カラー判定部87は、I/F82からの画像データに対して、カラーであるか、モノクロであるかの判定を行ない、判定結果を原稿種識別部89へ出力する。
原稿種識別部89は、図5に示すようにブロック構成されており、カウント部101、濃度ヒストグラム部102、前処理部103、白・黒・単色連続性部104、原稿種候補部105及び原稿種判定部106等を備えている。
カウント部101は、上記像域分離部88の検知結果が入力され、像域分離部88からの信号(検知結果)における文字や白背景、エッジ、網点、文字なか、色のそれぞれの信号を区別して、それぞれについて画素毎にカウントする。カウント部101は、カウント結果を原稿種候補部105へ出力する。
濃度ヒストグラム部102は、I/F82からスキャナ補正処理部81でスキャナ補正された画像データが入力され、該画像データの主走査方向のライン単位における濃度ヒストグラム作成して、原稿種候補部105へ出力する。
前処理部103は、I/F82からスキャナ補正処理部81でスキャナ補正された画像データが入力され、白色画素の連続性と、黒色あるいは単色の連続性と、をカウントするための前処理を行って、白・黒・単色連続性部104へ出力する。
具体的には、前処理部103は、前処理として、画像データに対して、地肌の汚れ等を除去する地肌除去処理、スキャナ部12における原稿の読み取りにおける色むらを無くすため平滑化処理、白、黒、単色を区別するため階調を減らすN値化処理を行う。また、前処理部103は、N値化による細線の途切れをなくすための膨張処理等を施す。ここで、N値化処理におけるN値は、パラメータにより設定可能であり、最適な色数(N値)が設定される。前処理部103は、前処理を施した画像データを、白・黒・単色連続性部104にて、白、黒、単色のそれぞれが連続している数をカウントする。
例えば、前処理部103は、図6に示すような原稿Gの画像をスキャナ部12で読み取った場合、原稿Gの読取ラインL1の主走査1ライン毎のデータについて、白、黒、単色のそれぞれが連続している数をカウントする。
いま、図7(a)に示すような像域分離結果が像域分離部88から入力されると、カウント部101は、1ラインのデータのそれぞれの画素の像域分離結果として、網点、文字、文字なか、エッジ、色、白をカウントする。
図7において、1ライン分の像域分離結果データが、図7(a)に各画素を四角で示すような場合に、像域分離部88による像域分離の結果が、「空欄」が、白背景、「×」が、文字、「〇」が、エッジ、「△」が、網点とする。この場合、白背景が、9画素、文字が、7画素、エッジが、6画素、網点が、2画素、文字なが、0画素であり、カウント部101は、図7(b)に示すように、これら各要素を、それぞれカウントする。なお、カウント部101は、色については、図7には図示しないが、上記各要素とは別に、「色」と「色なし」としてカウントする。
すなわち、カウント部101は、主走査1ライン毎について、各々のラインの像域分離結果毎に画素数をカウントする。したがって、図7(b)に示すように、1ラインについての像域分離結果から、網点、文字、文字なか、エッジ、色、白背景に対してのドット数のヒストグラムを生成することができる。なお、図7(b)に示すヒストグラムは、一例であり、図7(a)の正確な結果を示すものではない。
濃度ヒストグラム部102は、上述のように、画像データの主走査方向のライン単位における濃度ヒストグラムを作成するが、濃度ヒストグラム部102は、RGB毎の濃度を、「0」〜「255」のレベルで各色の各濃度毎に画素をカウントする。
例えば、図8(a)に示すように、1ラインの画像データとして、4つのレベル(N1、N2、N3、N4)の濃度があるものとする。この場合、濃度ヒストグラム部102は、N1の濃度が、6画素、N2の濃度が、3画素、N3の濃度が、4画素、N4の濃度が、11画素のようにカウントする。
濃度ヒストグラム部102は、主走査1ライン毎について、各々のラインの濃度毎の画素数をカウントし、1ラインについてのカウント結果について、図8(b)に示すように、濃度0〜255に対して各ドット数をカウントした結果のヒストグラムを生成する。なお、図8(b)に示すヒストグラムは、一例であり、図8(a)の正確な結果を示すものではない。また、濃度ヒストグラム部102は、白・黒・単色の連続性ヒストグラムについては、各画素が白、黒、単色として、隣の画素と同色である場合の連続数をカウントする。
前処理部103は、白・黒・単色連続性部104による白・黒・単色の連続性化と後続の処理の前処理として、地肌除去によりゴミを除去し、平滑化、N値化、膨張の各処理により、濃度差の少ない画素を連続として判断できるようにする。
白・黒・単色連続性部104は、前処理部103で前処理された画像データに対して、白・黒・単色の連続数をカウントする。
いま、例として、図9(a)に示す3つの異なるラインLa、Lb、Lcにおいて、「白」が、白色、「黒」が、黒色、「斜線」が、単色を示しており、また、「斜線」の形状の違う斜線は、異なる色(濃度)とする。
図9(a)において、ラインLaでは、黒の3連続が「6」、ラインLbでは、白の11連続が「1」、白の10連続が「1」、黒の3連続が「1」、ラインLcでは、白の2連続が「3」、単色の8連続が「2」、単色の2連続が「1」である。ここで、白・黒・単色連続性部104は、単色については、同色(隣の画素とのRGB毎全て同濃度)の連続をカウントする。
連続数に対する画素数は、例えば、図9(a)のラインLaでは、黒の3連続が18画素となり、ラインLcでは、白の2連続が6画素、単色の8連続が16画素、単色の2連続が2画素となる。ただし、連続数とする値は、適宜設定可能であり、例えば、設定が「5」に設定されると、白・黒・単色連続性部104は、5連続未満については、連続としてカウントしない。
白・黒・単色連続性部104による連続性のカウント結果から、ヒストグラムとしては、例えば、図9(b)、(c)(d)に示すように、黒の連続性、白の連続性及び単色の連続性の3種類を作成する。
すなわち、白・黒・単色連続性部104は、主走査1ラインについて、白、黒、単色の連続性の画素数をカウントする。その結果、例えば、図9(b)〜(d)に示すように、1ラインについての結果に基づいて、連続数に対して画素数のヒストグラムを生成することができる。なお、図9(b)は、黒連続性ヒストグラム、図9(c)は、白連続性ヒストグラム、図9(d)は、単色連続性ヒストグラムである。なお、図9(b)〜(d)のヒストグラムは、一例であり、図9(a)の正確な結果を示すものではない。
原稿種識別部89は、カウント部101、濃度ヒストグラム部102及び白・黒・単色連続性部104によるそれぞれのヒストグラム生成の結果を、原稿種候補部105に入力させる。
原稿種候補部105は、これらカウント部101、濃度ヒストグラム部102、白・黒・単色連続性部104の結果から原稿種の候補を管理する。
例えば、原稿の画像種別として、図10(a)〜(d)に示すような写真Ga、文書Gb、線画(表)Gc、線画(図形)Gdがあるものとして、原稿種識別部89による原稿種候補の判定方法について、以下、説明する。
図10(a)の写真Gaの場合、カラーあるいは濃淡がある。また、図10(b)の文書Gbの場合、濃淡がなく、黒あるいは単色であり、領域毎に行間や文字間となる白(地肌色)のみのデータが定期的に存在する。ただし、縦書きと横書きで、定期的に白(地肌色)のみのデータとなる領域が異なる。図10(c)(d)に示すように、線画の場合は、表と図形がある。図10(c)の表の線画Gcの場合は、黒あるいは単色で、ライン毎でのヒストグラムとしては、極端に画素が多くなる箇所が定期的に存在し、また、数ライン連続している。図10(d)の図形の線画Gdの場合は、単色で輪郭と塗りつぶされている部分が存在し、画素が多くなる箇所が存在、あるいは、画素が少なくなる箇所が存在、また、連続している。
そこで、原稿種候補部105は、上記画像種別Ga〜Gdの特徴を考慮して、カウント部101、濃度ヒストグラム部102及び白・黒・単色連続性部104からの3種類のヒストグラムからライン読取毎の画像種類を判断し、原稿種候補とする。
原稿種候補部105は、具体的には、以下のような条件により、写真、文書、線画、白紙及びそれら以外の5候補とする。
原稿種候補部105は、以下の特徴による閾値を設けて、文書原稿候補を判断する。
文書原稿候補条件J1
J1−1:像域分離ヒストグラムの結果において、文字、文字なか、白、エッジの数が多いこと。
J1−2:濃度ヒストグラムの結果において、黒、単色、白などのように濃度の範囲が狭くドットが多いこと。
J1−3:白・黒・単色連続性ヒストグラムの結果において、連続数の小さいものが多くなること。
また、原稿種候補部105は、以下の特徴による閾値を設けて、写真原稿候補を判断する。
写真原稿候補条件J2
J2−1:像域分離ヒストグラムの結果において、色、網点の数が多いこと。
J2−2:濃度ヒストグラムの結果において、広範囲の濃度が存在すること。
J2−3:白・黒・単色連続性ヒストグラムの結果において、連続性の数が大きいものが存在しないこと。
さらに、原稿種候補部105は、以下の特徴による閾値を設けて、線画原稿候補を判断する。
線画原稿候補条件J3
J3−1:像域分離ヒストグラムの結果において、エッジが多いこと。
J3−2:濃度ヒストグラムの結果において、黒、単色、白の濃度のように濃度の範囲が狭くドットが極端に多い場合。
J3−3:白・黒・単色連続性ヒストグラムの結果において、連続性の大きいものがあること。
また、原稿種候補部105は、以下の特徴による閾値を設けて、白紙原稿候補を判断する。
白紙原稿候補条件J4
J4−1:像域分離ヒストグラムの結果において、色なし、白背景となること。
J4−2:濃度ヒストグラムの結果において、低濃度のみとなっていること。
J4−3:白・黒・単色連続ヒストグラムの結果において、白連続のみで連続性の大きいものとなること。
J4−4:いずれのヒストグラムにおいても、画素がほとんど存在しないこと。
そして、原稿種候補部105は、上記候補条件に基づいて、画像データのライン毎に原稿種候補を求めて、原稿種判定部106へ原稿種候補を出力する。
原稿種判定部106は、原稿種候補部105のライン毎の原稿種候補情報に基づいて、頁毎に、該頁の原稿種を判断する。
原稿種判定部106は、原稿種候補部105からのライン毎の候補の結果に対して、判断基準を設けて、文書、写真、線画、白紙、それ以外の原稿種を判定する。ここで、それ以外とは、写真、文書、線画が混在する原稿種である。
いま、原稿種判定部106は、図11において、図11(a)に示す写真、図11(b)に示す文書、図11(c)に示す線画、図11(d)に示す写真+文書、図11(e)に示す線画+文書、図11(f)に示す写真+線画、図11(g)に示す写真+線画+文書とこれらのカラー/モノクロの組み合わせを判断し、図11(h)に示すように、14種類を判断することになる。
また、原稿種判定部106は、カラー判定部87からカラー/モノクロの判定結果が入力され、カラー判定部307からのカラー判定結果に基づいて、頁毎にカラーであるか、モノクロであるかを判定する。
原稿種判定部106は、原稿種候補部105からの原稿種候補情報に基づいて、以下のように、文書原稿、写真原稿、線画原稿及びそれ以外(組み合わせ4種)の原稿である7種類の原稿種(頁種別)の判定とカラー/モノクロの判定である合計14種類の判定を行う。
すなわち、原稿種判定部106は、具体的には、以下のような原稿種判定条件により、文書、写真、線画及びそれら以外の7種の原稿種を判定する。
原稿種判定部106は、以下の特徴から閾値を設けて、文書原稿を判定する。
文書原稿条件J11
J11−1:ライン毎の候補として文書候補が多いこと。
J11−2:ライン毎の候補として文書候補が連続すること。
J11−3:ライン毎の候補として文書候補と白紙が繰り返されること。
J11−4:ライン毎の候補と線画候補が繰り返されること。
原稿種判定部106は、以下の特徴から閾値を設けて、写真原稿を判定する。
写真原稿条件J12
J12−1:ライン毎の候補として写真候補が多いこと。
J12−2:ライン毎の候補として写真候補が連続すること。
J12−3:ライン毎の候補として白紙候補がまちまち(数十〜数百)に表れないこと。
原稿種判定部106は、以下の特徴から閾値を設けて、線画原稿を判定する。
線画原稿条件J13
J13−1:ライン毎の候補として線画候補が多いこと。
J13−2:ライン毎の候補として線画候補が連続すること。
J13−3:ライン毎の候補として白候補がまちまち(数十〜数百)に合わられないこと。
そして、原稿種判定部106は、上記の各特徴からなる原稿(原稿種:頁種別)以外の原稿を、それ以外の原稿(混在する原稿)であると判定する。
例えば、図11(d)に示す原稿の場合、文書原稿と写真原稿が副走査方向で分かれているおり、文書原稿と写真原稿の判定となる部分が領域毎に存在する。この場合、原稿種判定部106は、原稿種判定部106は、線画候補がないこと、黒連続性、白連続性の小さい値が多く存在することから、文字+写真の混在する原稿(それ以外の原稿)であると判定する。
また、図11(e)に示す原稿の場合、文書原稿と線画原稿が副走査方向で分かれており、文書原稿と線画原稿の判定となる部分が領域毎に存在する。この場合、原稿種判定部106は、写真候補がないこと、濃度ヒストグラムの分布が広範囲連続して存在しないことから、文字+線画の混在する原稿(それ以外の原稿)であると判定する。
さらに、図11(f)に示す原稿の場合、写真原稿と線画原稿が副走査方向で分かれており、写真原稿と線画原稿の判定となる部分が領域毎に存在する。この場合、原稿種判定部106は、文字候補がないこと、黒連続性、白連続性の小さい値が多く存在しないことから、写真+線画の混在する原稿(それ以外の原稿)であると判定する。
また、図11(g)の原稿の場合、文書原稿と写真原稿と線画原稿が副走査方向で分かれており、文書原稿と写真原稿と線画原稿の判定となる部分が領域毎に存在する。この場合、原稿種判定部106は、濃度ヒストグラムの分布が広範囲連続して存在すること、黒連続性、白連続性の小さい値が多く存在することから、上記図11(d)、(e)、(f)に当てはまらないため、文書+写真+線画の混在する原稿(それ以外の原稿)であると判定する。
図4に戻って、画像処理部71は、画像データに対して原稿種識別部89で識別された頁毎の原稿種の情報をI/F72に出力し、I/F72は、変倍部86から入力される画像データと関連付けて、バスB1を介してコントローラASIC53に渡す。コントローラASIC53は、画像データと原稿種情報を、CPU51の制御下で、ハードディスク54へ格納する。
CPU51は、ハードディスク54に格納した画像データの原稿種情報を、コントローラASIC53を介して、操作表示部17に表示させる。
操作表示部17のディスプレイ42への画像データの原稿種情報(頁種別判別結果)の表示に応じて、ユーザによって、操作表示部17の出力モードの指定操作が行われると、該出力モード指定情報をコントローラASIC53がCPU53に渡す。
CPU53は、該操作表示部17における出力モード指定に応じて頁毎に、画像データの出力モードを設定する。
CPU53は、画像データの頁毎の出力モードの設定が完了すると、該画像データを、コントローラASIC53を介してハードディスク54から読み出して、I/F72を介して階調補正部90へ出力する。
画像処理部71の階調補正部90は、I/F72を介してハードディスク54またはメモリ68から入力されるC、M、Y、Kの画像データに対して、画像形成部の特性に合わせて濃度補正を行い、地紋合成部91に出力する。
地紋合成部91は、階調補正部90からの画像データに対して、印刷物では目立たないが複写物において顕在化する地紋画像を付加する地紋付加処理を必要に応じて行って、プリンタ補正処理部92へ出力する。
プリンタ補正処理部92は、地紋合成部91からの画像データに対してγ補正処理、中間調処理等の補正処理を施して書込制御部74へ出力する。
書込制御部74は、プリンタ補正処理部92から渡される画像データを書込ユニット67に渡して、書込ユニット67を駆動制御し、書込光を感光体へ出射させる。
そして、画像形成装置1は、ROM、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている本発明の画像形成制御方法を実行する画像形成制御プログラムを読み込んでメモリ52やハードディスク54等に導入することで、後述する画像データの頁毎の画像出力設定を、容易に行う画像形成制御方法を実行する画像形成装置として構築されている。この画像形成制御プログラムは、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向プログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、上記記録媒体に格納して頒布することができる。
画像形成装置1は、上記画像形成制御プログラムが導入されることで、図12に示す機能ブロックが構築される。すなわち、画像形成装置1は、画像形成制御プログラムが導入されると、図12に示すように、画像種別判別機能部111、頁種別判別機能部112、情報出力機能部113、操作機能部114、出力制御機能部115、出力モード取得機能部116、画像処理機能部117、画像出力機能部118及び画像読取機能部119等が構築される。
画像種別判別機能部111は、カウント部101、濃度ヒストグラム部102、前処理部103、白・黒・単色連続性部104及び原稿種候補部105により構築され、出力対象の画像データに対して、画像毎に、該画像の種別(画像種別)を判別する。したがって、画像種別判別機能部111は、画像種別判別手段として機能している。
頁種別判別機能部112は、原稿種判定部106により構築され、画像毎の該画像種別判別結果に基づいて、前記画像データの頁毎の画像種別を頁種別(原稿種別)として判別する。頁種別判別機能部112は、頁画像種別判別手段として機能している。
情報出力機能部113は、操作表示部17のディスプレイ42により構築され、情報を出力(表示出力)する。したがって、情報出力機能部113は、情報出力手段として機能している。
操作機能部114は、操作表示部17のタッチパネル、ハードキー41等で構築され、各種操作が行われる。したがって、操作機能部114は、操作手段として機能している。
出力制御機能部115は、CPU51及びコントローラASIC53により構築され、画像データの原稿種判別結果(頁種別判別結果)を操作表示部17のディスプレイ(情報出力手段)42に出力(表示出力)させる。したがって、出力制御機能部115は、出力制御手段として機能している。
出力モード取得機能部116は、CPU51及びコントローラASIC53により構築され、情報出力手段である操作表示部17のディスプレイに出力される原稿種判別結果に基づいて操作表示部17から操作入力される画像出力モードを取得する。したがって、出力モード取得機能部116は、出力モード取得手段として機能している。
画像処理機能部117は、CPU51、画像処理部71の階調補正部90、地紋合成部91、プリンタ補正処理部92等で構築され、画像データに対して画像出力モードに基づいて画像処理を施す。画像処理機能部117は、画像処理手段として機能している。
画像出力機能部118は、画像形成部で構築され、画像処理後の画像データに基づいて、被記録媒体である用紙に画像記録出力する。したがって、画像出力機能部118は、画像出力手段として機能している。
画像読取機能部119は、スキャナ部12により構築され、原稿の画像を読み取って該原稿の画像データを出力する。したがって、画像読取機能部119は、画像読取手段として機能している。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の画像形成装置1は、画像データの頁毎の画像出力設定を、容易に行う。
画像形成装置1は、スキャナ部12で読み取った原稿の画像データやネットワークNWを介して受信した画像データを、処理対象の画像データとして、頁毎の画像種別を判定して、操作表示部17のディスプレイ42に提示する。ユーザがこの提示を見て、操作表示部17で出力モードを指示すると、該指示に応じて画像処理して画像形成出力する。
なお、以下の説明では、説明を明確にするために、原稿をスキャナ部12で読み取った読取画像データを処理対象画像データとして説明する。
画像形成装置1は、例えば、ADF14に原稿がセットされて、操作表示部17で、モードキー43のコピーキーが操作され、ディスプレイ42で出力モードが指定されると、指定された出力モードに合わせて画像データに対して画像処理する。画像形成装置1は、画像処理した画像データに基づいて、画像形成部で画像形成出力する。なお、以下の説明では、この原稿の種類を識別して、原稿種毎に処理設定を行い、処理させる動作モードを、適宜、原稿毎設定モードという。
すなわち、画像形成装置1は、図13に示すように、複数枚の原稿がADF14にセットされ、操作表示部17の操作で、原稿毎設定キー(図2のディスプレイ42に、機能キーとして表示)が操作されると、原稿毎設定モードへ移行する(ステップS101)。
画像形成装置1は、原稿毎設定モードへ移行して、操作表示部17でスタートキー(図2のハードキーのスタートキー)が操作されると、ADF14を駆動させて原稿を1枚ずつ、コンタクトガラス13上に搬送して、スキャナ部12に原稿の画像を読み取らせる。画像形成装置1は、スキャナ部12の画像データを、画像処理部71のスキャナ補正処理部81から変倍部86において必要な画像処理を行って、ハードディスク54またはメモリ68に保管する(ステップS102)。
一方、画像形成装置1は、読み取った原稿の画像データを、カラー判定部87、像域分離部88及び原稿種識別部89で、上述のようにして頁毎に原稿種とカラーまたはモノクロを判定する(ステップS103)。
画像形成装置1は、原稿の頁と判定結果の原稿種及び記憶している画像データとを対応付けて、例えば、図14に示すデータ−原稿種対応表H1として、ハードディスク54またはメモリ68に記憶して管理する(ステップS104)。なお、図14のデータ−原稿種対応表H1では、1頁目が、線画原稿(図)と文書原稿が混在するそれ以外の原稿で、カラーであること及び格納アドレスが対応付けて登録されている。また、データ−原稿種対応表H1は、最後の6頁目が、文書原稿で、カラーであること及び格納アドレスが対応付けて登録されている。
画像形成装置1は、1頁分の原稿について読取処理及び原稿種判定処理が完了すると、全ての原稿について処理が完了したかチェックする(ステップS105)。
ステップS105で、全ての原稿について処理が完了していないとき(ステップS105で、NOのとき)、画像形成装置1は、ステップS102に戻って、上記同様に処理する(ステップS102〜S105)。
ステップS105で、全ての原稿について処理が完了すると(ステップS105で、YESのとき)、画像形成装置1は、データ−原稿種対応表H1を読み出して、一覧データとして編集した後、操作表示部17のディスプレイ42へ表示する(ステップS106)。画像形成装置1は、データ−原稿種対応表H1を、例えば、図15に示すような原稿種一覧表H2に編集する。図15の原稿種一覧表H2では、原稿種に対して、色、原稿の枚数及びその原稿種の頁が、それぞれ登録されている。例えば、図15では、図14のデータ−原稿種対応表H1に基づいて、No.1には、原稿種として、「文書」が、色として、「モノクロ」が、枚数として、「2」枚が、頁として、「2、5」が登録されている。
画像形成装置1は、この原稿種一覧表H2を、例えば、図16に示すように、操作表示部17のディスプレイ42へ、原稿一覧表表示画面G1として表示する。この場合、画像形成装置1は、図16に示すように、原稿一覧表表示画面G1に、原稿種一覧表H2とともに、確認機能ボタンKB1をディスプレイ42に表示する。
次に、画像形成装置1は、ユーザがディスプレイ42の原稿種一覧表表示画面G1を見て、操作表示部17のディスプレイ42に原稿種一覧表H2とともに表示している確認機能ボタンB1が操作されると、図17に示すような頁指定画面G2を表示する。画像形成装置1は、この頁指定画面G2では、図17に示すように、原稿種一覧表H2とともに修正選択欄SL1の確認機能ボタンB1、頁指定機能ボタンKB2及び原稿種追加機能ボタンKB3を表示する。
画像形成装置1は、この頁指定画面G2では、ユーザが出力モードとして選択する原稿の頁が、テンキーによって指定操作されるのを待って、確認する修正・確認処理を行う(ステップS107)。修正・確認処理については、後で詳細に説明する。
この修正・確認処理において、原稿種、色、頁の修正が行われ、あるいは、修正が行われることなく、修正・確認処理が完了すると、画像形成装置1は、原稿種対応処理の入力を待つ(ステップS108)。画像形成装置1は、原稿種対応処理入力待ちでは、例えば、図18に示すような処理設定入力画面G3をディスプレイ42に表示する。すなわち、処理設定入力画面G3は、図18に示すように、原稿種毎に対する処理設定入力を行う画面表示であり、処理設定の入力は、例えば、処理1、処理2、処理3がある。処理1は、図19(a)に示すように、集約、拡大、縮小の設定であり、集約は、n頁(例えば、2頁、4頁等)を1枚の用紙に収まるようにサイズを縮小して出力するnin1である。拡大は、例えば、100%〜400%で画像の拡大を指定する設定であり、縮小は、100%〜25%で画像の縮小を指定する設定である。処理2は、図19(b)に示すように、カラー、モノクロ、2色、単色の設定であり、2色及び単色が選択された場合には、さらに、色の選択を可能にする。また、処理3は、図19(c)に示すように、片面、両面の設定であり、用紙への片面印刷と両面印刷のいずれかを指定する設定である。
画像形成装置1は、原稿種対応処理入力が行われると、図20に示すように、処理設定画面G4を操作表示部17のディスプレイ42に表示する。
この処理設定画面G4で、確認機能キーKB1が操作されると、画像形成装置1は、原稿種対応処理入力で設定された内容に基づく処理判断と処理の設定を行う(ステップS109)。
具体的には、ステップS108で、原稿種毎の処理方法が設定されると、画像形成装置1は、例えば、図21に示すように、読み取った原稿の頁順に原稿種と処理を処理設定確認画面G5をディスプレイ42に表示する。画像形成装置1は、処理設定確認画面G5で、「確認」が操作されると、例えば、図22に示すように、集約や両面による印刷頁毎の設定適用画面G6をディスプレイ42に表示する。図22の設定適用画面G6では、2in1、両面が指定されている頁4〜頁6が、4頁の1枚に集約されることが表示されており、確認することがでる。また、図22の設定適用画面G6では、補正機能キーK3とレイアウト機能キーKB5が表示されている。画像形成装置1は、設定適用画面G6でレイアウト機能キーKB5が操作されると、例えば、図23に示すように、設定適用画面G6の設定に基づいた出力画像のレイアウトを示すレイアウト表示画面G7をディスプレイ42に表示する。このレイアウト表示画面G7には、レイアウトともに、戻る機能キーKB6が表示されており、画像形成装置1は、戻る機能キーKB6が操作されると、図22の設定適用画面G6または図21の処理設定確認画面G5の表示に戻る。
また、図22の設定適用画面G6で、補正機能キーKB4が操作されると、画像形成装置1は、図20の処理設定画面G4の表示に戻って、処理設定を可能とする。
そして、図22の設定適用画面G6を表示している状態で、ハードキー41のスタートキーが操作されると、画像形成装置1は、複写動作を実行して、画像形成制御処理を終了する(ステップS110)。
そして、画像形成装置1は、図13のステップS107の修正・確認処理を、図24に示すように実行する。なお、図12に示したように、修正項目は、原稿種、色、頁である。
そこで、画像形成装置1は、修正・確認処理に入ると、まず、原稿種の修正があったかチェックし(ステップS201)、修正があると(ステップS201で、YESのとき)、図17に示した頁指定画面G2の表示を行って、頁指定を待つ(ステップS202)。頁指定画面G2における頁の指定は、操作表示部17のテンキーによって行われる。
画像形成装置1は、ステップS202で、頁が指定されると、例えば、図25に示すような原稿種選択画面G8をディスプレイ42に表示し、原稿種が選択されるのを待つ(ステップS203)。図25の原稿種選択画面G8では、修正選択欄SL1と確認機能ボタンKB1も表示されており、修正選択欄SL1には、原稿種が表示される。
原稿種選択画面G8で原稿種の選択が行われると、画像形成装置1は、処理情報修正・管理処理を行う(ステップS204)。この場合、画像形成装置1は、例えば、図25に示すように、選択された原稿種(図25のNo.3の写真)に対応させて、修正選択欄SL1に、選択されている原稿種を明示する。なお、図25では、修正選択欄SL1に、写真の選択に対して、原稿種を表示して、ハッチングを施さない状態で示す写真が選択されていることが示されている。
画像形成装置1は、処理情報修正・管理を行うと、修正後の一覧表示をディスプレイ42に行ない(ステップS205)、修正が終了したかチェックする(ステップS206)。画像形成装置1は、この修正が終了したか否かを、確認機能ボタンKB1が操作されたか否かで判断する。
ステップS206で、修正が終了していないとき(ステップS206で、NOのとき)、画像形成装置1は、ステップS201に戻って、上記同様に処理する。
ステップS201で、原稿種の修正がないと(ステップS201で、NOのとき)、画像形成装置1は、色の修正があったかチェックする(ステップS207)。
ステップS207で、色について修正があると(ステップS207で、YESのとき)、図17に示した頁指定画面G2の表示を行って、頁指定を待つ(ステップS208)。 画像形成装置1は、ステップS208で、頁が指定されると、例えば、図25に示したような原稿種選択画面G8のうち、修正選択欄SL1として、図26(a)に示すような色の修正選択欄としてディスプレイ42に表示し、色が選択されるのを待つ(ステップS209)。
原稿種選択画面G8で色の選択が行われると、画像形成装置1は、処理情報修正・管理処理を行う(ステップS204)。この場合、画像形成装置1は、選択された色に対応させて、修正選択欄SL1に、選択されている色を明示する。
画像形成装置1は、処理情報修正・管理を行うと、修正後の一覧表示をディスプレイ42に行ない(ステップS205)、修正が終了したかチェックする(ステップS206)。
ステップS206で、修正が終了していないと、画像形成装置1は、ステップS201に戻って、上記同様に処理する。
ステップS201で、原稿種の修正がなく、ステップS207でも、色の修正がないと(ステップS207で、NOのとき)、画像形成装置1は、頁の修正があるかチェックする(ステップS210)。
ステップS210で、図25の原稿種選択画面G8の頁項目が操作されて、頁について修正があると(ステップS210で、YESのとき)、画像形成装置1は、頁指定表示を行って、頁指定を待つ(ステップS211)。すなわち、画像形成装置1は、ステップS211で、頁が指定されると、例えば、図25の原稿種選択画面G8のうち、修正選択欄SL1に、図17に示した頁指定画面G2の頁指定機能ボタンKB2をディスプレイ42に表示し、頁が選択されるのを待つ。
頁指定が行われると、画像形成装置1は、修正選択欄SL1として、例えば、図26(b)に示すような原稿種と色の選択欄を表示し、原稿種と色が選択されるのを待つ(ステップS212)。
原稿種選択画面G8で原稿種と色の選択が行われると、画像形成装置1は、処理情報修正・管理処理を行う(ステップS204)。この場合、画像形成装置1は、選択された原稿種と色に対応させて、修正選択欄SL1に、選択されている色を明示する。
画像形成装置1は、処理情報修正・管理を行うと、修正後の一覧表示をディスプレイ42に行ない(ステップS205)、修正が終了したかチェックする(ステップS206)。
ステップS206で、修正が終了していないと、画像形成装置1は、ステップS201に戻って、上記同様に処理する。
ステップS201で、原稿種の修正がなく、ステップS207でも、色の修正がなく、さらに、ステップS210で、頁の修正がないと(ステップS210で、NOのとき)、画像形成装置1は、任意の修正があるかチェックする(ステップS213)。すなわち、画像形成装置1は、原稿種選択画面G8で、原稿種、色、頁以外の項目が選択操作されるかチェックする。
ステップS213で、原稿種選択画面G8で任意の項目が選択されると(ステップS213で、YESのとき)、画像形成装置1は、修正選択欄SL1として、例えば、図26(b)に示したような原稿種・色の修正選択欄を表示する(ステップS214)。
原稿種と色が選択されるのを待つ(ステップS212)。
原稿種選択画面G8で原稿種と色の選択が行われると、画像形成装置1は、処理情報修正・管理処理を行う(ステップS204)。この場合、画像形成装置1は、選択された原稿種と色に対応させて、修正選択欄SL1に、選択されている色を明示する。
画像形成装置1は、処理情報修正・管理を行うと、修正後の一覧表示をディスプレイ42に行ない(ステップS205)、修正が終了したかチェックする(ステップS206)。
ステップS206で、修正が終了していないと、画像形成装置1は、ステップS201に戻って、上記同様に処理する。
ステップS206で、修正が終了すると(ステップS206で、YESのとき)、画像形成装置1は、修正・確認処理を終了して、図13のステップS108へ戻る戻り処理を行う。
なお、上記説明においては、原稿種の修正・確認処理を頁毎に実行しているが、複数頁を纏めて実行してもよい。
この場合、画像形成装置1は、図13に示した画像形成制御処理において、ステップS107の修正・確認処理までは、上記同様に処理する。そして、ステップS108の原稿種対応処理入力処理に移行すると、画像形成装置1は、ステップS108の原稿種対応処理へ移行して、図27に示すように、図18と同様の処理設定画面G3aをディスプレイ42に表示する。そして、画像形成装置1は、この処理設定画面G3aにおいて、例えば、図27にハッチングで示すように、複数頁に対する処理の同時指定を許可する。図27の場合、片面、両面を設定する処理3において、No.1の原稿種が文書で、色がモノクロの原稿、No.2の原稿種が文書で、色がカラーの原稿、No.4の原稿種が線画(図)で、色がモノクロの原稿の複数頁の原稿が選択指定されている。
画像形成装置1は、原稿種対応入力処理の処理3の片面、両面処理で、複数原稿が選択されると、図28に示すように、片面、両面を選択する処理設定画面G4aをディスプレイ42に表示する。なお、図28では、選択された3頁に対して、両面が選択されている状態を示している。
画像形成装置1は、処理設定画面G4aでの選択結果に基づいて、選択されている複数頁の原稿に対して、修正処理を一括して実行する。
画像形成装置1は、修正後の処理については、上記同様に実行する。
したがって、同じ処理内容に修正したい頁が複数頁存在するときには、纏めて修正することができ、利用性を向上させることができる。
このように、本実施例の画像形成装置1は、出力対象の画像データに対して、画像毎に、該画像の種別を判別する画像種別判別機能部(画像種別判別手段)111と、前記画像毎の該画像種別判別結果に基づいて、前記画像データの頁毎の画像種別を頁種別として判別する頁種別判別機能部(頁種別判別手段)112と、情報を出力する情報出力機能部(情報出力手段)113と、各種操作が行われる操作機能部(操作手段)114と、前記画像データの前記頁種別判別結果を前記情報出力機能部113に出力させる出力制御機能部(出力制御手段)115と、前記情報出力機能部113に出力される前記頁種別判別結果に基づいて前記操作機能部114から操作入力される画像出力モードを取得する出力モード取得機能部(出力モード取得手段)116と、前記画像データに対して前記画像出力モードに基づいて画像処理を施す画像処理機能部(画像処理手段)117と、前記画像処理後の画像データに基づいて、用紙(被記録媒体)に画像を記録出力する画像出力機能部(画像出力手段)118と、を備えている。
したがって、自動解析された画像種別に基づく頁種別に基づいて、容易かつ適切に画像出力設定を設定することができ、画像データの頁毎の画像出力設定を、容易に行うことができる。
また、本実施例の画像形成装置1は、出力対象の画像データに対して、画像毎に、該画像の種別を判別する画像種別判別処理ステップと、前記画像毎の該画像種別判別結果に基づいて、前記画像データの頁毎の画像種別を頁種別として判別する頁種別判別処理ステップと、情報出力機能部(情報出力手段)113へ情報を出力する情報出力処理ステップと、前記画像データの前記頁種別判別結果を情報出力処理ステップで前記情報出力機能部113に出力させる出力制御処理ステップと、前記情報出力機能部113に出力される前記頁種別判別結果に基づいて、操作機能部114から操作入力される画像出力モードを取得する出力モード取得処理ステップと、前記画像データに対して前記画像出力モードに基づいて画像処理を施す画像処理ステップと、前記画像処理後の画像データに基づいて、用紙(被記録媒体)に画像を記録出力する画像出力処理ステップと、を有する画像形成制御方法を実行している。
したがって、自動解析された画像種別に基づく頁種別に基づいて、容易かつ適切に画像出力設定を設定することができ、画像データの頁毎の画像出力設定を、容易に行うことができる。
さらに、本実施例の画像形成装置1は、CPU51等の制御プロセッサに、出力対象の画像データに対して、画像毎に、該画像の種別を判別する画像種別判別処理と、前記画像毎の該画像種別判別結果に基づいて、前記画像データの頁毎の画像種別を頁種別として判別する頁種別判別処理と、情報出力機能部(情報出力手段)113へ情報を出力する情報出力処理と、前記画像データの前記頁種別判別結果を情報出力処理で前記情報出力機能部113に出力させる出力制御処理と、前記情報出力機能部113に出力される前記頁種別判別結果に基づいて、操作機能部114から操作入力される画像出力モードを取得する出力モード取得処理と、前記画像データに対して前記画像出力モードに基づいて施す画像処理と、前記画像処理後の画像データに基づいて、用紙(被記録媒体)に画像を記録出力する画像出力処理と、を実行させる画像形成制御プログラムを搭載している。
したがって、自動解析された画像種別に基づく頁種別に基づいて、容易かつ適切に画像出力設定を設定することができ、画像データの頁毎の画像出力設定を、容易に行うことができる。
また、本実施例の画像形成装置1は、原稿Gの画像を読み取って該原稿Gの画像データを出力する画像読取機能部(画像読取手段)119を、さらに備え、前記画像種別判別機能部111が、前記画像読取機能部119の読み取った前記画像データを、前記出力対象の画像データとして、画像毎に、該画像の種別を判別する。
したがって、原稿の画像を複写する際においても、画像データの頁毎の画像出力設定を、容易に行うことができる。
さらに、本実施例の画像形成装置1は、前記操作機能部114が、前記情報出力機能部113に出力される前記頁種別判別結果に基づいて、異なる頁種別に対して、一括して前記画像出力モードを設定可能である。
したがって、部数の追加と、部毎の原稿種の修正を可能とすることができ、より一層利用性を向上させることができる。
図29〜図31は、本発明の画像形成装置、画像形成制御方法及び画像形成制御プログラムの第2実施例を示す図であり、図29は、本発明の画像形成装置、画像形成制御方法及び画像形成制御プログラムの第2実施例を適用した画像形成装置による修正・確認処理を示すフローチャートである。
なお、本実施例は、上記第1実施例の画像形成装置1と同様の画像形成装置に適用したものであり、本実施例の説明においては、必要に応じて、第1実施例の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
本実施例の画像形成装置1は、原稿種毎に修正処理の指定を行っている第1実施例とは異なり、原稿の指定頁毎に、修正処理の指定を可能としている。
本実施例の画像形成装置1は、第1実施例の図13に示した画像形成制御処理と同様の画像形成制御処理を、ステップS101からステップS106まで、実行する。
そして、画像形成装置1は、画像形成制御処理において、ステップS107の修正・確認処理へ移行すると、図29に示す修正・確認処理を実行する。なお、図29において、図24の処理ステップと同様の処理ステップには、同一のステップナンバを付与して、その説明を省略または簡略化する。
画像形成装置1は、修正・確認処理へ移行すると、図24の修正・確認処理と同様に、原稿種の修正の有無に基づく処理(ステップS201〜S206)、色修正の有無に基づく処理(ステップS207〜S209、S204〜S206)を実行する。
そして、ステップS210で、頁の修正があるかチェックし(ステップS210)、頁について修正があると、画像形成装置1は、頁指定表示を行って、頁の指定と処理指示を待つ(ステップS301)。
ステップS301では、画像形成装置1は、図30に示すような頁選択画面G9をディスプレイ42に表示し、頁選択画面G9には、修正選択欄SL1と確認機能ボタンKB2も表示する。そして、画像形成装置1は、修正選択欄SL1に、頁指定項目と原稿種追加項目を表示する。
頁選択画面G9では、操作表示部17のテンキーにより頁指定が行われ、続けて、「原稿種追加」の操作が可能となっている。
そこで、画像形成装置1は、ステップS301で、頁指定が行われると、原稿種、色の変更指定が行われたかチェックする(ステップS302)。
ステップS302で、原稿種、色の変更指示があると(ステップS302で、YESのとき)、画像形成装置1は、変更指定指示に応じて原稿種、色の変更を行い(ステップS303)、ステップS204へ移行する。
ステップS302で、原稿種、色の変更指定がないと(ステップS302で、NOのとき)、画像形成装置1は、原稿種の追加が指定されたかチェックする(ステップS304)。
ステップS304で、原稿種の追加が指定されると(ステップS304で、YESのとき)、画像形成装置1は、例えば、図31(a)に示すような頁選択画面G9をディスプレイ42に表示する。図31(a)の頁選択画面G9では、頁として「6」頁が指定され、原稿種追加が操作されることで、原稿種欄に、「追加1」が追加され、色として、「カラー」が、枚数として、「1」が、そして、頁として、「6」頁が、修正されたことが示されている。
画像形成装置1は、原稿種、色の変更が指定されると、ステップS204に移行して、上記同様に処理する(ステップS204〜S206)。
ステップS304で、原稿種の追加が指定されないと(ステップS304で、NOのとき)、画像形成装置1は、「頁」指定された頁に対して、同じ原稿種を追加する(ステップS306)。例えば、先に、図31(a)に示した処理が行われた後、次の処理で、頁「5」が指定されて、ステップS304で、NOのとき、図31(b)に示すように、追加1の原稿種に対して、指定された頁「5」を、頁項目欄に追加する。
そして、ステップS210で、頁の修正がないと(ステップS210で、NOのとき)、画像形成装置1は、図24と同様に処理する(ステップS213〜S215、S204〜S206)。
そして、ステップS206で、修正が終了すると(ステップS206で、YESのとき)、画像形成装置1は、図13のステップS108へ戻る戻り処理を行う。
このように、本実施例の画像形成装置1は、前記操作機能部114が、前記情報出力機能部113に出力される前記頁種別判別結果に基づいて、頁を特定して該頁の頁種別を指定し、前記画像出力モードを設定可能である。
したがって、出力設定を修正したい頁を指定してその頁の出力設定を修正することができ、画像データの頁毎の画像出力設定を、より一層容易に行うことができる。
また、同じ画像データ(原稿)に基づいて複数部を出力する場合、部毎に、出力形態を異ならせるようにしてもよい。
この場合、画像形成装置1は、図13に示した画像形成制御処理において、ステップS108までは、上記同様にステップS101からステップS108まで順次処理する。そして、画像形成装置1は、ステップS109の処理判断と処理設定において、処理設定を確定すると、図32に示すような出力形態画面G10をディスプレイ42に表示する。この出力形態画面G10では、処理設定画面の他に、セット数(図32では、4セット)、補正機能キーKB4、レイアウト機能キーKB5の他に、セット追加機能キーKB7が表示されている。
画像形成装置1は、出力形態画面G10において、セット追加キーKB7が操作されると、画像形成装置1は、図33(a)に示すようなセット処理追加画面G11をディスプレイ42に表示する。画像形成装置1は、セット処理追加画面G11では、原稿種一覧、出力枚数とセット数の出力情報及びセット追加機能キーKB7と補正機能キーKB4を表示する。図33(a)のセット処理追加画面G11では、セット数が「4」で、5枚の原稿が両面と片面の出力で、1部当たりの出力枚数が、「4」であることが表示されている。
さらに、設置追加キーKB7が操作されて、追加のセット数「3」が入力され、さらに、図33(b)にハッチングで示すように、片面が、両面に修正されると、画像形成装置1は、該セット追加と修正に基づいて出力形態を設定する。図33(b)では、追加操作されたセット数「3」が、追加表示されているとともに、片面が両面に修正されていることと、該修正にともなって、1部当たりの出力枚数が、「3」となっている。
上記図33(a)及び図33(b)の場合の出力形態画面10は、図34に示すように、セット1が、1部当たり4頁の出力形態となり、また、図35に示すように、セット2が、1部当たり3頁の出力形態となる。
図36〜図42は、本発明の画像形成装置、画像形成制御方法及び画像形成制御プログラムの第3実施例を示す図であり、図36は、本発明の画像形成装置、画像形成制御方法及び画像形成制御プログラムの第3実施例を適用した画像形成装置の原稿種識別部のブロック図である。
なお、本実施例は、上記第1実施例の画像形成装置1と同様の画像形成装置に適用したものであり、本実施例の説明においては、第1実施例と同様の部分には、同一の符号を付与し、その説明を省略または簡略化する。また、本実施例の説明において、図示しない部分においても、第1実施例の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
本実施例の画像形成装置1は、予め登録したマークM(図37参照)に原稿種を割り当てて予め登録する。画像形成装置1は、原稿G(図41参照)に該マークMが付与されているかチェックして、該マークMが付与されていると、そのマークMに対して登録されている原稿種を適用する。
そこで、画像形成装置1は、図36に示すような原稿種識別部120を備えている。原稿種識別部120は、第1実施例の原稿種識別部89と同様のカウント部101、濃度ヒストグラム部102、前処理部103、白・黒・単色連続性部104及び原稿種判定部106を備えているとともに、パターンマッチング部121と原稿種候補部122を備えている。
パターンマッチング部121は、内部メモリを備えており、該内部メモリに、予め登録されるマークMの画像が格納されている。パターンマッチング部121は、I/F82を介して読み取り原稿の画像データが入力され、該画像データにマークMの画像と一致する画像が含まれているかのパターンマッチング処理を行って、処理結果を原稿種候補部122へ出力する。
原稿種候補部122は、上記カウント部101、濃度ヒストグラム部102、白・黒・単色連続性部104から上記結果が入力されるとともに、予めマークMに対応させて原稿種が登録されている。原稿種候補部122は、カウント部101、濃度ヒストグラム部102、白・黒・単色連続性部104からの結果から原稿種の候補を判定するとともに、マークMに基づいて、原稿種を判定して、判定結果を原稿種判定部106へ出力する。
原稿種判定部106は、上記同様に、文書原稿を判定する。
そして、画像形成装置1は、画像形成制御処理に先立って、例えば、図37に示すようなマーク登録原稿Gmをスキャナ部12で読み取って、マークMをパターンマッチング部121の内部メモリ(記憶手段)に登録する。
すなわち、画像形成装置1は、図38(a)に示すようなオプション機能キーKB10を表示する初期画面G21を操作表示部17のディスプレイ42に表示する。画像形成装置1は、オプション機能キーKB10が操作されると、図38(b)に示すようなマーク登録、削除、認識選択を選択する原稿毎設定オプション選択画面を表示する。
画像形成装置1は、原稿毎設定オプション選択画面でマーク登録が選択されると、図38に示すマーク登録処理を行う。
すなわち、画像形成装置1は、図37に示したようなマーク登録原稿GmがADF14またはコンタクトガラス13上にセットされて、初期画面G21の原稿毎設定オプション機能キーKB10が操作されると、上記原稿毎設定オプション選択画面を表示する。
画像形成装置1は、原稿毎設定オプション選択画面でマーク登録が指示操作されると(ステップS301)、スキャナ部12によるマーク登録原稿Gmのスキャンを実行させて、マークMを読み取らせる(ステップS302)。
画像形成装置1は、スキャナ部12の読み取ったマークMの画像を、例えば、パターンマッチング部121の内部メモリに登録して、マーク登録処理を終了する(ステップS303)。
なお、登録したマークMの画像の削除については、画像形成装置1は、図38(b)の原稿毎設定オプション選択画面でマーク削除が選択されると、登録されている全てのマークMの一覧を表示して、選択されたマークMを削除する。
画像形成装置1は、上述のようにして、マークMが登録されている状態で、複数枚の原稿がADF14にセットされ、操作表示部17の操作で、上記原稿毎設定キーが操作されると、図40の画像形成制御処理を行う。なお、図40において、図13の画像形成制御処理と同様の処理ステップには、同一のステップナンバを付与して、その詳細な説明を省略または簡略化する。
すなわち、画像形成装置1は、図40に示すように、原稿毎設定キーが操作されると、
原稿毎設定モードへ移行する(ステップS101)。
画像形成装置1は、原稿毎設定モードへ移行して、操作表示部17でスタートキーが操作されると、原稿の画像を、スキャナ部12で1枚ずつ読み取らせて、必要な画像処理を行って、ハードディスク54またはメモリ68に保管する(ステップS102)。
一方、画像形成装置1は、読み取った原稿の画像データを、カラー判定部87、像域分離部88及び原稿種識別部89で、上述のようにして頁毎に原稿種とカラーまたはモノクロを判定する(ステップS103)。
また、画像形成装置1は、原稿の画像データを、パターンマッチング部121へ送って、パターンマッチング部121に対して、原稿画像データに、登録されているマークMの画像と一致する画像があるか否かのマーク認識を行わせる(ステップS401)。パターンマッチング部121は、マーク認識結果を原稿種候補部122へ出力する。
パターンマッチング部121は、原稿Gが、例えば、図41に示すようにマークMが付与されているときには、このマークMの画像が、登録画像と一致するか否かのマーク認識を行う。なお、図41で、L1は、読み取りラインを示している。
原稿種候補部122は、パターンマッチング部121のマーク認識結果を優先して、原稿種の判定を行い、原稿の頁と判定結果の原稿種及び記憶している画像データとを対応付けて、ハードディスク54またはメモリ68に記憶して管理する(ステップS104)。
例えば、原稿種候補部122は、画像データに、マークMが含まれると、該マークMに対応して登録されている原稿種を、優先して原稿種判定を行い、マークMが含まれていないと、上記同様に、原稿種判定を行う。画像形成装置1は、このマークMに基づく原稿種の判定結果として、例えば、図42に示すように、原稿種一覧表H2mを作成する。
なお、マークMが複数登録されており、原稿種判定に用いるものとして設定されているときには、画像形成装置1は、同様にマークM1、マークM2等のように判定結果の一覧を作成して表示する。
画像形成装置1は、1頁分の原稿について読取処理及び原稿種判定処理が完了すると、全ての原稿について処理が完了したかチェックする(ステップS105)。
ステップS105で、全ての原稿について処理が完了していないとき、画像形成装置1は、ステップS102に戻って、上記同様に処理する(ステップS102〜S105、S401)。
ステップS105で、全ての原稿について処理が完了すると、画像形成装置1は、図13と同様に処理を行って、原稿種に応じた画像処理と画像形成出力処理を行う(ステップS106〜S110)。
このように、本実施例の画像形成装置1は、任意のマーク(識別情報)Mを前記頁種別のうちの1つの頁種別に割り当ててハードディスク(記憶手段)54に記憶して管理するCPU51、コントローラASIC53等からなる識別情報/頁種別管理機能部(識別情報/頁種別管理手段)を、さらに備え、前記頁種別判別機能部112が、前記処理対象の画像データから頁毎に前記マークMを取得し、該マークMに対応してハードディスク54に記憶されている前記頁種別を、該頁の頁種別として判別する。
したがって、マークMを登録して、頁種別の判定を行うことで、より一層ユーザの意図する原稿種判定を正確にかつ速やかに行うことができる。
図43〜図50は、本発明の画像形成装置、画像形成制御方法及び画像形成制御プログラムの第4実施例を示す図であり、図43は、本発明の画像形成装置、画像形成制御方法及び画像形成制御プログラムの第4実施例を適用した画像形成装置による画像形成制御処理を示すフローチャートである。
なお、本実施例は、上記第1実施例の画像形成装置1と同様の画像形成装置に適用したものであり、本実施例の説明においては、第1実施例と同様の部分には、同一の符号を付与し、その説明を省略または簡略化する。また、本実施例の説明において、図示しない部分においても、第1実施例の説明で用いた符号をそのまま用いて説明する。
本実施例の画像形成装置1は、複数枚の原稿に対する出力設定を、頁の範囲を指定して、範囲毎に行う。
すなわち、本実施例の画像形成装置1は、図43に示すように画像形成制御処理を行うが、修正・確認処理が、図13の画像形成制御処理と異なる。
そこで、図43においては、図13と同様の処理ステップについては、同一のステップナンバを付与して、その詳細な説明を省略、または、簡略化する。
図43において、本実施例の画像形成装置1は、第1実施例の図13に示した画像形成制御処理と同様の画像形成制御処理を、ステップS101からステップS106まで、実行する。
そして、画像形成装置1は、画像形成制御処理において、ステップS501の修正・確認処理へ移行すると、図44に示す修正・確認処理を実行する。なお、図29において、図24の処理ステップと同様の処理ステップには、同一のステップナンバを付与して、その説明を省略または簡略化する。
画像形成装置1は、修正・確認処理へ移行すると、図44の修正・確認処理と同様に、原稿種の修正の有無に基づく処理(ステップS201〜S206)、色修正の有無に基づく処理(ステップS207〜S209、S204〜S206)を実行する。
上記処理において、修正後の一覧表示を行うと、修正終了であるかを判断する前に、画像形成装置1は、読み込んだ原稿の全頁の範囲が指定されているかをチェックする(ステップS601)。
ステップS601で、全頁が指定されていると(ステップS601で、YESのとき)、画像形成装置1は、修正終了か否かを判断して(ステップS206)、修正が完了していないと、ステップS201へ戻る。
ステップS201で、原稿種の修正がなく、ステップS207でも、色の修正がないと、画像形成装置1は、頁の修正があるかチェックする(ステップS210)。
ステップS210で、図25に示した原稿種選択画面G8の頁項目が操作されて、頁について修正があると、画像形成装置1は、例えば、図45に示すような頁指定表示画面G31を表示して、頁指定を待つ(ステップS602)。すなわち、画像形成装置1は、図45に示すように、頁指定表示画面G31において、修正選択欄SL1に、頁指定を表示するとともに、頁分割機能キーKB11と確認キーKB1を表示する。
画像形成装置1は、頁指定操作が行われると、頁分割機能キーKB11が操作されたかチェックし(ステップS603)、頁分割機能キーKB11が操作されないと(ステップS603で、NOのとき)、上記同様に原稿種・色の選択を行う(ステップS212)。すなわち、画像形成装置1は、修正選択欄SL1として、例えば、図26(b)に示したような原稿種と色の選択欄を表示し、原稿種と色が選択されるのを待つ(ステップS212)。原稿種選択画面G8で原稿種と色の選択が行われると、画像形成装置1は、処理情報修正・管理処理を行う(ステップS204)。この場合、画像形成装置1は、選択された原稿種と色に対応させて、修正選択欄SL1に、選択されている色を明示する。
ステップS603で、頁分割機能キーKB11が操作されると(ステップS603で、YESのとき)、画像形成装置1は、確定機能キーKB1が操作されるのを待つ(ステップS604)。
画像形成装置1は、確定機能キーKB1が操作されると、頁を分割しての原稿種毎の処理モードへ移行し、修正選択欄SL1の頁指定に応じて、頁指定範囲毎に分割する(ステップS605)。すなわち、画像形成装置1は、図46(a)に示すように、頁指定表示画面G31aとして示すように、頁分割処理の頁範囲が指定されていて、頁分割機能キーKB11が操作されると、図46(b)に示すように、頁範囲を修正選択欄SL1に表示して確認機能キーKB1を表示する。なお、この場合、頁範囲が指定されていないときには、画像形成装置1は、ステップS602に戻る。
そして、画像形成装置1は、指定頁範囲毎に分割して、処理情報修正・管理処理に移行して、頁分割した頁範囲における修正処理を行ない(ステップS204)、修正後の一覧表示を行う(ステップS205)。
ステップS601で、原稿全範囲の指定でないと(ステップS601で、NOのとき)、画像形成装置1は、ステップS602に戻って、図46(c)に示すように、頁指定表示を行って、頁が指定されるのを待つ(ステップS602)。ステップS602で、頁指定が、例えば、図46(d)に示すように行われると、画像形成装置1は、上記同様に、該頁指定範囲に対して、処理情報修正・管理処理を行う(ステップS204)。
ステップS206で、全ての原稿に対する処理が終了すると、画像形成装置1は、修正・確認処理を終了して、図43のステップS108へ戻る戻り処理を行う。画像形成装置1は、以降、上記同様に処理を行って(ステップS108〜S110)、画像形成制御処理を終了する。
そして、上記修正・確認処理において、画像形成装置1は、例えば、図47に示すように、原稿種、色、両面・片面、追加の各処理を行う。例えば、画像形成装置1は、原稿種処理として、処理1では、図47(a)に示すように、集約、拡大、縮小の各処理を行ない、処理2では、図47(b)に示すように、カラー、モノクロ、2色、単色の色処理を行う。また、画像形成装置1は、処理3では、図47(c)に示すように、片面、両面の処理を行い、処理4では、図47(d)に示すように、地紋、削除、回転、白紙の各処理を行う。
また、原稿種の修正設定においては、図48に示すように、原稿種として判断することを禁止するようにしてもよい。図48にハッチングで示すように、原稿毎設定オプションにおいて、処理追加が選択されたときに、「識別禁止」の項目を設けることで、原稿種として判断することを禁止してもよい。
上記頁範囲毎の原稿種間の処理を、例えば、図49に示すうように、20頁の原稿に対して、図50に示すように、1頁〜10頁と、11頁〜20頁の2つに分けて行うと、1〜10頁までは、原稿種が2種類となり、11〜20頁は、原稿種が4種類となる。
このように、本実施例の画像形成装置1は、前記操作機能部114が、前記画像出力モードを入力する対象の頁範囲を指定して、該頁範囲毎に前記画像出力モードを操作入力可能であり、前記出力モード取得機能部116が、前記操作機能部114から操作入力される前記頁範囲毎に、前記画像出力モードを取得する。
したがって、ユーザの意図に応じた頁範囲を指定して、画像出力モードを修正することができ、より一層適切かつ容易に画像出力設定を行うことができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1 画像形成装置
10 画像形成装置本体部
11 本体筐体
12 スキャナ部
13 コンタクトガラス
14 ADF
15 排紙トレイ
16 給紙部
17 操作表示部
20 大容量給紙部
30 後処理部
TL1、TL2 排紙トレイ
41 ハードキー
42 ディスプレイ
43 モードキー
51 CPU
52 メモリ
53 コントローラASIC
54 ハードディスク
61 CPU
62 ASIC
63 メモリ
64 エンジン
65 画像処理制御部
66 読取ユニット
67 書込ユニット
68 メモリ
71 画像処理部
72 I/F
73 読取制御部
73 書込制御部
B1 バス
81 スキャナ補正処理部
82 I/F
83 フィルタ
84 地肌除去部
85 色補正部
86 変倍部
87 カラー判定部
88 像域分離部
89 原稿種識別部
90 階調補正部
91 地紋合成部
92 プリンタ補正処理部
B2 バス
101 カウント部
102 濃度ヒストグラム部
103 前処理部
104 白・黒・単色連続性部
105 原稿種候補部
106 原稿種判定部
111 画像種別判別機能部
112 頁種別判別機能部
113 情報出力機能部
114 操作機能部
115 出力制御機能部
116 出力モード取得機能部
117 画像処理機能部
118 画像出力機能部
119 画像読取機能部
120 原稿種識別部
121 パターンマッチング部
122 原稿種候補部
G1 原稿一覧表表示画面
G2 頁指定画面
G3 処理設定入力画面
G3a 処理設定画面
G4 処理設定画面
G4a 処理設定画面
G5 処理設定確認画面
G6 設定適用画面
G7 レイアウト表示画面
G8 原稿種選択画面
G9 頁選択画面
G10 出力形態画面
G11 セット処理追加画面
G21 初期画面
G31 頁指定表示画面
SL1 修正選択欄
KB1 確認機能ボタン
KB2 頁指定機能ボタン
KB3 原稿種追加機能ボタン
KB4 補正機能キー
KB5 レイアウト機能キー
KB7 セット追加機能キー
KB10 オプション機能キー
KB11 頁分割機能キー
M、M1、M2 マーク
G 原稿
Gm マーク登録原稿
H1 データ−原稿種対応表
H2 原稿種一覧表
特開2001−013825号公報

Claims (8)

  1. 出力対象の画像データに対して、画像毎に、該画像の種別を判別する画像種別判別手段と、
    前記画像毎の該画像種別判別結果に基づいて、前記画像データの頁毎の画像種別を頁種別として判別する頁種別判別手段と、
    情報を出力する情報出力手段と、
    各種操作が行われる操作手段と、
    前記画像データの前記頁種別判別結果を前記情報出力手段に出力させる出力制御手段と、
    前記情報出力手段に出力される前記頁種別判別結果に基づいて前記操作手段から操作入力される画像出力モードを取得する出力モード取得手段と、
    前記画像データに対して前記画像出力モードに基づいて画像処理を施す画像処理手段と、
    前記画像処理後の画像データに基づいて、被記録媒体に画像を記録出力する画像出力手段と、
    を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置は、
    原稿の画像を読み取って該原稿の画像データを出力する画像読取手段を、
    さらに備え、
    前記画像種別判別手段は、
    前記画像読取手段の読み取った前記画像データを、前記出力対象の画像データとして、画像毎に、該画像の種別を判別することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記操作手段は、
    前記情報出力手段に出力される前記頁種別判別結果に基づいて、異なる頁種別に対して、一括して前記画像出力モードを設定可能であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記操作手段は、
    前記情報出力手段に出力される前記頁種別判別結果に基づいて、頁を特定して該頁の頁種別を指定し、前記画像出力モードを設定可能であることを特徴とする請求項1または請求項2記載の画像形成装置。
  5. 前記画像形成装置は、
    任意の識別情報を前記頁種別のうちの1つの頁種別に割り当てて記憶手段に記憶して管理する識別情報/頁種別管理手段を、
    さらに備え、
    前記頁種別判別手段は、
    前記処理対象の画像データから頁毎に前記識別情報を取得し、該識別情報に対応して前記記憶手段に記憶されている前記頁種別を、該頁の頁種別として判別することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記操作手段は、
    前記画像出力モードを入力する対象の頁範囲を指定して、該頁範囲毎に前記画像出力モードを操作入力可能であり、
    前記出力モード取得手段は、
    前記操作手段から操作入力される前記頁範囲毎に、前記画像出力モードを取得することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 出力対象の画像データに対して、画像毎に、該画像の種別を判別する画像種別判別処理ステップと、
    前記画像毎の該画像種別判別結果に基づいて、前記画像データの頁毎の画像種別を頁種別として判別する頁種別判別処理ステップと、
    情報出力手段へ情報を出力する情報出力処理ステップと、
    前記画像データの前記頁種別判別結果を情報出力処理ステップで前記情報出力手段に出力させる出力制御処理ステップと、
    前記情報出力手段に出力される前記頁種別判別結果に基づいて、操作手段から操作入力される画像出力モードを取得する出力モード取得処理ステップと、
    前記画像データに対して前記画像出力モードに基づいて画像処理を施す画像処理ステップと、
    前記画像処理後の画像データに基づいて、被記録媒体に画像を記録出力する画像出力処理ステップと、
    を有することを特徴とする画像形成制御方法。
  8. 制御プロセッサに、
    出力対象の画像データに対して、画像毎に、該画像の種別を判別する画像種別判別処理と、
    前記画像毎の該画像種別判別結果に基づいて、前記画像データの頁毎の画像種別を頁種別として判別する頁種別判別処理と、
    情報出力手段へ情報を出力する情報出力処理と、
    前記画像データの前記頁種別判別結果を情報出力処理で前記情報出力手段に出力させる出力制御処理と、
    前記情報出力手段に出力される前記頁種別判別結果に基づいて、操作手段から操作入力される画像出力モードを取得する出力モード取得処理と、
    前記画像データに対して前記画像出力モードに基づいて施す画像処理と、
    前記画像処理後の画像データに基づいて、被記録媒体に画像を記録出力する画像出力処理と、
    を実行させることを特徴とする画像形成制御プログラム。
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