JP2016082404A - ネットワークシステム、ネットワーク処理方法、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

ネットワークシステム、ネットワーク処理方法、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な処理により通信データの信頼度を判定する。
【解決手段】ネットワークシステムであって、情報処理装置からのコマンドに従い応答情報を複数経路を介して前記情報処理装置に送信する通信端末と、前記通信端末の応答情報の信頼度を判定する情報処理装置と、を備え、前記情報処理装置は、前記通信端末から複数経路を経て送信された前記応答情報を受信する受信手段と、前記複数経路の応答情報に基づいて、前記信頼度を判定する信頼度判定手段と、を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワークシステム、ネットワーク処理方法、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
ネットワーク接続されたセンサシステムは、M2M(Machine to Machine:機器間通信)市場の立ち上がりと相まって、交通量監視、インフラ劣化監視、災害監視等への普及が進んでいる。センサシステムは、監視対象物の状態を把握する目的で、状態把握に有効な数値データを計測するセンシングデバイスと計測データをネットワーク経由で送信するネットワークインタフェースとを具備したセンサ端末を複数台設置している。監視センターに設置されるセンサネットワークサーバが決められた手法に基づき各センサ端末から計測データをネットワーク経由で取得して必要な分析等を行って監視を行う。センサシステムの大規模化、普及の進行にともない使用されるセンサ端末の数も増大し通信量も増大している。
上記技術分野において、特許文献1には、非同期通信モードと同期通信モードとを持つアドホック・ネットワークにおいて、ヘッダとペイロードとを含むパケットを受信した際、ヘッダに基づいて計算されるヘッダ誤りチェックを使う誤り制御技術が開示されている。特許文献2には、通信経路情報の違いに基づいて、マルチホップ通信を中継する通信ノードに異常が発生したか否かを判定する技術が開示されている。
特表2007−529950号公報 国際公開第2014/073098号
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、誤りチェックのための計算が必要である。また、特許文献2に記載の技術では、通信ノードの異常発生の判定をするが、通信データの信頼度は判定していない。従って、簡易な処理により通信データの信頼度を判定することができなかった。
本発明の目的は、上述の課題を解決する技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係るネットワークシステムは、
情報処理装置からのコマンドに従い応答情報を複数経路を介して前記情報処理装置に送信する通信端末と、
前記通信端末の応答情報の信頼度を判定する情報処理装置と、
を備え、
前記情報処理装置は、
前記通信端末から複数経路を経て送信された前記応答情報を受信する受信手段と、
前記複数経路の応答情報に基づいて、前記信頼度を判定する信頼度判定手段と、
を含む。
上記目的を達成するため、本発明に係るネットワーク処理方法は、
通信端末が、情報処理装置からのコマンド指示に従い応答情報を複数経路を介して前記情報処理装置に送信する送信ステップと、
前記情報処理装置が、
前記通信端末から複数経路を経て送信された前記応答情報を受信する受信ステップと、
前記複数経路の応答情報に基づいて、前記通信端末の応答情報の信頼度を判定する信頼度判定ステップと、
を含む。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、
通信端末から複数経路を経て送信された応答情報を受信する受信手段と、
前記複数経路の応答情報に基づいて、前記通信端末の応答情報の信頼度を判定する信頼度判定手段と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理方法は、
通信端末から複数経路を経て送信された応答情報を受信する受信ステップと、
前記複数経路の応答情報に基づいて、前記通信端末の応答情報の信頼度を判定する信頼度判定ステップと、
を含む。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理プログラムは、
通信端末から複数経路を経て送信された応答情報を受信する受信ステップと、
前記複数経路の応答情報に基づいて、前記通信端末の応答情報の信頼度を判定する信頼度判定ステップと、
をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、簡易な処理により通信データの信頼度を判定することができる。
本発明の第1実施形態に係るネットワークシステムの構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るネットワークシステムの構成の概略を示す図である。 本発明の第2実施形態に係るネットワークシステムの動作の概略を示すシーケンス図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るデータ信頼度判定部の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るルックアップテーブルの構成を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る情報処理装置の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るセンサ端末(遠端)の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るセンサ端末(遠端)の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るセンサ端末(中継)の構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係るデータ信頼度判定部の構成を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係るルックアップテーブルの構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る情報処理装置の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係るデータ信頼度判定部の構成を示すブロック図である。 本発明の第4実施形態に係るデータ照合結果の構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係るヒストグラム分布情報およびヒストグラム分析結果の構成を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る信頼度判定結果の構成を示す図である。 本発明の第5実施形態に係るセンサ応答のデータ構成を示す図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を参照して、例示的に詳しく説明記載する。ただし、以下の実施の形態に記載されている、構成、数値、処理の流れ、機能要素などは一例に過ぎず、その変形や変更は自由であって、本発明の技術範囲を以下の記載に限定する趣旨のものではない。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態としてのネットワークシステム100について、図1を用いて説明する。ネットワークシステム100は、通信端末が、応答情報を複数経路を介して送信し、情報処理装置が応答情報の信頼度を判定するネットワークシステムである。
図1に示すように、ネットワークシステム100は、通信端末101と情報処理装置102とを含む。さらに、通信端末101は、送信部111と受信部112とを備える。通信端末101は、情報処理装置102からのコマンドを受信部112で受信する。送信部111は、受信したコマンドに従い応答情報を複数経路を介して情報処理装置102へ送信する。
情報処理装置102は、受信部121と信頼度判定部122と送信部123とを備える。送信部123は、通信端末101に対するコマンドを送信する。受信部121は、通信端末101から複数経路を経て送信された応答情報を受信する。信頼度判定部122は、受信した応答情報の信頼度を判定する。本実施形態によれば、簡易な処理により通信データの信頼度を判定することができる。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態に係るネットワークシステムについて、図2〜図10を用いて説明する。図2は、本実施形態に係るネットワークシステム200の動作の概略を説明するための図である。なお、以下で説明するセンサ端末はいずれも通信機能を有し通信端末としても動作する。
情報処理装置(センサネットワークサーバ)210は、(N+1)個の複数のセンサ端末(センサ端末(A#1)220、センサ端末(A#2)220、・・・センサ端末(A#N)220、センサ端末(遠端)240)と同一ネットワークに接続されている。情報処理装置210は、これらのセンサ端末220、240とセンサネットワークシステムを構成している。
情報処理装置210からマルチホップ通信の最も遠い位置に存在するセンサ端末が遠端のセンサ端末240である。情報処理装置210とセンサ端末240との間の位置に存在して、マルチホップ通信の中継を行なうセンサ端末(A#1)、センサ端末(A#2)、・・・センサ端末(A#N)は、中継するセンサ端末220である。これらのセンサ端末220を経由する経路を経路Aとする。経路Aを通過する経路A通過データ260は、例えば、図示したようなデータ構成となっている。Cseqは、シーケンス番号を表わしている。
経路Bは、経路Aとは別の中継するセンサ端末221により構成されるマルチホップ通信を行なう経路である。情報処理装置210は、(M+1)個の複数のセンサ端末(センサ端末(B#1)221、センサ端末(B#2)221、・・・センサ端末(B#M)221、センサ端末(遠端)240)と同一ネットワークに接続されている。
情報処理装置210は、これらのセンサ端末221、240とセンサネットワークシステムを構成している。情報処理装置210とセンサ端末240との間の位置に存在して、マルチホップ通信の中継を行なうセンサ端末(B#1)、センサ端末(B#2)、・・・センサ端末(B#M)は、中継するセンサ端末221である。経路Bを通過する経路B通過データ270は、例えば、図示したようなデータ構成となっている。Cseqは、シーケンス番号を表わしている。
情報処理装置210は、個々のセンサ端末220、221、240からセンサ情報を収集するために、個々のセンサ端末220、221、240が実行するコマンド250を例えば、経路Aの下り経路に送信する。情報処理装置210がコマンド250を送信する経路は経路Aに限られず、経路Bやその他の経路に送信してもよい。なお、情報処理装置210は、センサ端末220、221、240に情報送信を要求する毎にコマンド250を送信してもよいが、情報送信を要求するコマンド250の送信のタイミングはこれに限定されない。例えば、「所定の時間毎に情報を送信しなさい」などの包括的な指示を含むコマンド250を送信してもよい。
コマンド250には経路制御情報が含まれており、これは、中継するセンサ端末220がマルチホップ通信の通信経路を決定するために用いる。情報処理装置210が送信したコマンド250は、マルチホップ通信により中継するセンサ端末220を経由して遠端のセンサ端末240に到達する。
センサ端末240は、自センサ端末宛のコマンド250に従ってセンサ情報を収集して、収集したセンサ情報に基づいてセンサ応答情報を生成して、情報処理装置210に送信する。センサ端末240は、2つの経路、つまり、経路Aおよび経路Bの上り経路にセンサ応答情報を送信する。センサ応答情報は、経路Aおよび経路Bの上り経路においてもマルチホップ通信により、下り経路とは逆の経路を辿って情報処理装置210に到達する。
センサ端末220、221は、自センサ端末宛のコマンドに従って処理を行なうと共に、上り下り両方向のマルチホップ通信の中継動作を行なう。センサ端末220、221は、下り経路のコマンド250を受信して自センサ端末宛のコマンドを実行すると共に、下り方向後段のセンサ端末220、221に対してコマンド250を送信する。
また、センサ端末220、221は、上り方向前段のセンサ端末220、221から供給されるセンサ応答情報を受信する。そして、自センサ端末宛のコマンドに従って処理した自センサ端末のセンサ応答情報を供給されたセンサ応答情報に多重して、上り方向後段のセンサ端末220、221にセンサ応答情報を送信する。
情報処理装置210は、マルチホップ通信の複数経路を経て送信されてきたセンサ応答情報を受信して、どの経路を経て情報処理装置210まで到達したかを判定する。そして、例えば、2つの経路(経路Aおよび経路B)を経て独立に到達したセンサ応答情報を比較し、2つのセンサ応答情報が合致するか否かを照合する。情報処理装置210は、2つの経路を経て独立に到達したセンサ応答情報が合致した場合、センサ応答情報が正常に到達したと判断する。そして、この結果は、2つの経路を経て到達したセンサ応答情報のデータ分析に際して、分析結果の信頼度の確証付けに寄与する。
一方、照合の結果、2つのセンサ応答情報が合致しない場合、2つの経路の両方または一方にデータ誤りが発生したことを示し、受信データに誤りが発生した可能性を示すことが可能となる。また、受信データの相関比較を行なった統計情報に基づいて、受信データに誤りが発生した可能性の確率的な高低の情報を示すことも可能となる。よって、これらのデータ誤りが発生した可能性の情報は、センサ応答情報の分析に際して分析結果の信頼度の判断付けに寄与する。
このように、マルチホップ通信により、センサ端末240からセンサ端末220、221を経由して情報処理装置210へ到達したセンサ応答情報の到達確認や受信データの信頼度の確認を行なうので、データ分析をする際に、分析結果の信頼度が向上する。
また、全てのセンサ端末のセンサ応答情報を複数経路で伝送するのではなく、遠端のセンサ端末240のセンサ応答情報のみを複数経路で伝送することで通信負荷の増大も抑制している。
以上の説明では、(N+1)個または(M+1)個の複数のセンサ端末間は隣接するセンサ端末間で無線ネットワークを介してマルチホップ通信して接続される例で説明した。しかしながら、有線ネットワークまたはバス型ネットワークなど様々な接続形態を採用することができる。
図3は、本実施形態に係るネットワークシステム200の動作の概略を示すシーケンス図である。情報処理装置210は、ステップS301において、センサ端末220、221、240に宛てて経路制御情報を含むコマンドを送信する。中継するセンサ端末220は、ステップS311において、送信されたコマンドを中継すると共に、自センサ端末宛のコマンドを実行する。遠端のセンサ端末240は、ステップS321において、自センサ端末宛のコマンドを実行してセンサ情報を収集する。
センサ端末240は、ステップS323において、収集したセンサ情報に基づいてセンサ応答情報を生成して、生成したセンサ応答情報を複数の経路を介して送信するために、センサ端末240は、センサ端末220、221にセンサ応答情報を送信する。また、センサ端末240は、センサ応答情報の送信経路を情報処理装置210から送信されたコマンドに含まれる経路制御情報に従って決定する。
センサ端末220は、ステップ313において、センサ端末240から送信されたセンサ応答情報を中継すると共に、自センサ端末のセンサ応答情報も情報処理装置210に送信する。センサ端末221は、ステップS331において、センサ端末240から送信されたセンサ応答情報を中継すると共に、自センサ端末のセンサ応答情報も情報処理装置210に送信する。
情報処理装置210は、ステップS303において、センサ端末220、240から送信されたセンサ応答情報を受信する。また、情報処理装置210は、ステップS305において、センサ端末221、240から送信されたセンサ応答情報を受信する。情報処理装置210は、ステップS307において、センサ端末240から送信されたセンサ応答情報の信頼度を判定する。信頼度の判定は、センサ端末240から複数経路を介して到達したセンサ応答情報をそれぞれ照合して検証することにより行なう。照合の結果、例えば、それぞれのセンサ応答情報が合致した場合は、受信したセンサ応答情報は正常に到達したものと判断し、合致しない場合は、受信したセンサ応答情報に誤りの可能性があるものと判断する。
図4は、本実施形態に係る情報処理装置210の構成を示すブロック図である。情報処理装置210は、センサネットワークインタフェース部401とセンサ応答受信部402と受信経路判定部403と経路Aデータ蓄積部404と経路Bデータ蓄積部405と経路A遠端センサ端末応答データ抽出部406とを備える。情報処理装置210は、さらに、経路B遠端センサ端末応答データ抽出部407とデータ照合部408とデータ信頼度判定部409と経路Aデータ分析部410と経路Bデータ分析部411とコマンド生成部412とコマンド送信部413とを備える。
コマンド生成部412は、マルチホップ通信により接続されるセンサ端末220、221、240に対するコマンド442を生成してコマンド送信部413に供給する。センサ端末220、221、240は、コマンド442に従ってセンサ情報の収集などを実行する。
コマンド送信部413は、コマンド生成部412から供給されたコマンド442にマルチホップ通信の経路を決定する経路制御情報を多重したコマンド443を生成して、センサネットワークインターフェース部401に供給する。遠端のセンサ端末240は、経路制御情報に基づいて、センサ応答情報を情報処理装置210へ送信する際の、複数の送信経路を決定する。
センサネットワークインターフェース部401は、コマンド送信部413から供給されるコマンド443をセンサネットワーク上に送信する。また、センサネットワークを経由してセンサ端末220、221、240から送信されたセンサ応答431を受信して、センサ応答受信部402へ供給する。このように、センサネットワークインターフェース部401は、センサネットワークとのインタフェース機能を実現する。
センサ応答受信部402は、センサ端末220、221、240がマルチホップ通信を介して送信したセンサ応答431を受信して、センサ応答受信情報432として受信経路判定部403へ供給する。
受信経路判定部403は、センサ応答受信部402で受信したセンサ応答受信情報432が情報処理装置210に到達するまでに経由したマルチホップ通信の経路を判定して、経路ごとに受信したセンサ応答受信情報432を振り分ける。受信経路判定部403は、センサ応答受信情報432のうち、経路Aを経て到達した受信情報を経路Aセンサ応答受信情報433として、経路Aデータ蓄積部404に供給する。同様に、受信経路判定部403は、経路Aと異なる経路である経路Bを経て到達した受信情報を経路Bセンサ応答受信情報434として、経路Bデータ蓄積部405に供給する。
経路Aデータ蓄積部404は、経路Aを経て到達した経路Aセンサ応答受信情報433を蓄積する。経路Aデータ蓄積部404は、蓄積した経路Aセンサ応答受信情報435を経路A遠端センサ端末応答データ抽出部406と経路Aデータ分析部410とに供給する。
経路Bデータ蓄積部405は、経路Aとは異なる経路である経路Bを経て到達した経路Bセンサ応答受信情報434を蓄積する。経路Bデータ蓄積部405は、蓄積した経路Bセンサ応答受信情報436を経路B遠端センサ端末応答データ抽出部407と経路Bデータ分析部411とに供給する。
経路A遠端センサ端末応答データ抽出部406は、経路Aを経て到達した複数のセンサ端末のセンサ応答受信情報435から遠端のセンサ端末240のセンサ応答受信情報437を抽出してデータ照合部408へ供給する。
経路B遠端センサ端末応答データ抽出部407は、経路Bを経て到達した複数のセンサ端末のセンサ応答受信情報436から遠端のセンサ端末240のセンサ応答受信情報438を抽出してデータ照合部408へ供給する。
データ照合部408は、センサ応答受信情報437とセンサ応答受信情報438とのデータが合致するか否かの照合を行ない、データ照合結果439をデータ信頼度判定部409へ供給する。
データ信頼度判定部409は、データ照合結果439に基づいて、経路Aおよび経路Bのマルチホップ通信におけるアップリンクのデータ到達信頼度を判定する。データ信頼度判定部409は、判定結果を信頼度判定結果440、441としてそれぞれ経路Aデータ分析部410と経路Bデータ分析部411とに供給する。
経路Aデータ分析部410は、信頼度判定結果440を用いて、経路Aデータ蓄積部404に蓄積されたセンサ応答受信情報435のセンサデータ分析を行なう。同様に、経路Bデータ分析部411は、信頼度判定結果441を用いて、経路Bデータ蓄積部405に蓄積されたセンサ応答受信情報436のセンサデータ分析を行なう。
図5は、本実施形態に係るデータ信頼度判定部409の構成を示すブロック図である。データ信頼度判定部409は、ルックアップテーブル501を備える。データ信頼度判定部409は、ルックアップテーブル501に基づいて、信頼度判定結果440、441を出力する。
図6は、本実施形態に係るルックアップテーブル501の構成を示す図である。ルックアップテーブルは、データ照合結果439と信頼度判定結果440、441とを記憶する。データ信頼度判定部409は、ルックアップテーブル501に基づいて信頼度判定結果440、441を出力する。
データ信頼度判定部409は、例えば、データ照合部408から供給されるデータ照合結果439の値が「一致」の場合、経路A信頼度判定結果440および経路B信頼度判定結果441の値として「受信データ正常」を出力する。
また、データ信頼度判定部409は、データ照合結果439の値が「不一致」の場合、経路A信頼度判定結果440および経路B信頼度判定結果441の値として「受信データ誤りの可能性」を出力する。
図7は、本実施形態に係る情報処理装置210の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、CPU(Central Processing Unit)がRAM(Random Access Memory)を使用して実行し、情報処理装置210の機能構成部を実現する。情報処理装置210は、ステップS701において、センサ端末220、221、240へ送信するコマンドを生成し、生成したコマンドを送信する。
情報処理装置210は、ステップS703において、センサ端末220、221、240から送信されたセンサ応答情報を受信する。センサ端末240から送信されたセンサ応答受信情報は、送信経路ごとに振り分けられる。情報処理装置210は、ステップS705において、経路Aおよび経路Bを経て送信されたセンサ端末240のセンサ応答情報を照合する。
情報処理装置210は、ステップS707において、照合結果が一致した場合、ステップS709において、受信データが正常に到達したと判断し、信頼度判定結果440、441として「受信データ正常」を出力する。また、情報処理装置210は、ステップS707において、照合結果が不一致の場合、受信データに異常があると判断し、信頼度判定結果440、441として「受信データ誤りの可能性」を出力する。
図8は、本実施形態に係る遠端のセンサ端末240の構成を示すブロック図である。センサ端末240は、通信インタフェース部801とサーバコマンド解析部802とコマンド実行部803とセンサデバイス804とセンサ情報収集部805とセンサ応答情報生成部806とを備える。センサ端末240は、さらにセンサ応答経路A送信部807とセンサ応答経路B送信部808とを備える。
通信インタフェース部801は、情報処理装置210から送信されたコマンド443をセンサ端末220、221、240のマルチホップ通信により構成されるセンサネットワークから受信する。通信インタフェース部801は、受信したコマンド443に応じて処理したセンサ応答情報811をセンサネットワークに送信する。
サーバコマンド解析部802は、通信インタフェース部801で受信したコマンド812を解析して自センサ端末宛てのコマンド813を抽出してコマンド実行部803に供給する。コマンド実行部803は、サーバコマンド解析部802から供給される自センサ端末宛のコマンド813を解釈して実行する。
センサデバイス804は、センサデータを計測取得してセンサ情報814を出力してセンサ情報収集部805に供給する。センサ情報収集部805は、コマンド実行部803の指示に基づいた条件に従ってセンサデバイス804より得られたセンサ情報814を収集して決められたデータ量を含むセンサ情報815をセンサ応答情報生成部806に供給する。
センサ応答情報生成部806は、経路Aを経由して情報処理装置210へ送信するセンサ応答情報816をセンサ応答経路A送信部807へ供給する。センサ応答情報生成部806は、経路Aとは別の経路Bを経由して情報処理装置210へ送信するセンサ応答情報818をセンサ応答経路B送信部808へ供給する。
センサ応答経路A送信部807は、センサ応答情報生成部806から供給されたセンサ応答情報816に経路制御情報を多重した経路Aセンサ応答情報817を通信インタフェース部801に供給する。センサ応答経路A送信部807は、経路情報871を有しており、これに基づいて経路制御情報を生成しセンサ応答情報816に多重する。当該経路情報871には、経路Aセンサ応答情報817を複数経路の中の一つであるマルチホップ通信の経路Aを経由して送信するための情報が含まれている。
センサ応答経路B送信部808は、センサ応答情報生成部806から供給されたセンサ応答情報818に経路制御情報を多重した経路Bセンサ応答情報819を通信インタフェース部801へ供給する。センサ応答経路B送信部808は、経路情報881を有しており、これに基づいて経路制御情報を生成しセンサ応答情報818に多重する。当該経路情報881には、経路Bセンサ応答情報819を経路Aとは別の経路Bを経由して送信するための情報が含まれている。
図9は、本実施形態に係る遠端のセンサ端末240の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、CPUがRAMを使用して実行し、センサ端末240の機能構成部を実現する。センサ端末240は、ステップS901において、情報処理装置210からのコマンドを受信する。センサ端末240は、ステップS903において、受信したコマンドに従ってセンサ情報の計測収集などを実行する。センサ端末240は、ステップS905において、収集したセンサ情報に基づいてセンサ応答情報を生成する。センサ端末240は、ステップS907において、マルチホップ通信の通信経路を決定する経路制御情報をセンサ応答情報に多重して各送信経路に送信するセンサ応答情報を生成する。センサ端末240は、生成したセンサ応答情報を情報処理装置210へ送信する。
図10は、本実施形態に係る中継するセンサ端末220(221)の構成を示すブロック図である。センサ端末220は、通信インタフェース部1001とサーバコマンド解析部1002とコマンド実行部1003とセンサデバイス1004とセンサ情報収集部1005とセンサ応答情報生成部1006とセンサ応答送信部1007とを備える。
通信インタフェース部1001は、情報処理装置210またはマルチホップ通信の下り方向前段のセンサ端末220から送信されたコマンド443を中継して、マルチホップ通信の下り方向後段のセンサ端末220へ送信する。また、通信インタフェース部1001は、センサ端末240またはマルチホップ通信の上り方向前段のセンサ端末220から送信されたセンサ応答情報811を中継して、マルチホップ通信の上り方向後段のセンサ端末220へ送信する。
サーバコマンド解析部1002は、通信インタフェース部1001で受信したコマンド443を解析して自センサ端末宛のコマンド1013を抽出して、コマンド実行部1003に供給する。さらに、サーバコマンド解析部1002は、コマンド443を下り方向後段のマルチホップ通信を中継するセンサ端末220に対して送信するために、マルチホップ中継送信部1009に供給する。
コマンド実行部1003は、サーバコマンド解析部1002から供給される自センサ端末宛のコマンド1013を解釈して実行する。マルチホップ中継送信部1009は、サーバコマンド解析部1002から供給されたコマンド443を下り方向後段のマルチホップ通信を中継するセンサ端末220に対して送信するためにコマンド443を通信インタフェース部1001に供給する。
センサデバイス1004は、センサデータを計測取得してセンサ情報1014を出力して、センサ情報収集部1005に供給する。センサ情報収集部1005は、コマンド実行部1003の指示に基づいた条件に従ってセンサデバイス1004より得られたセンサ情報1014を収集して決められたデータ量を含むセンサ情報1015をセンサ応答情報生成部1006に供給する。
センサ応答情報生成部1006は、マルチホップ通信を中継する上り方向前段のセンサ端末220から送信されてきたセンサ応答情報811にセンサ情報収集部1005から供給されるセンサ情報1015を多重してセンサ応答情報1016を生成する。センサ応答情報生成部1006は、生成したセンサ応答情報1016をセンサ応答送信部1007に供給する。
センサ応答送信部1007は、供給されたセンサ応答情報1016から自センサ端末の経るマルチホップ通信の経路を経路制御情報から削除したセンサ応答情報1017を生成して通信インタフェース部1001に供給する。通信インタフェース部1001は、供給されたセンサ応答情報1011を上り方向後段のセンサ端末220へ送信する。
以上の説明では、データ蓄積部やデータ分析部の数が2個の場合について説明してきたが、本実施形態はこれらの数が3個以上の場合でも適用することができる。また、上述の説明では、遠端のセンサ端末240のセンサ応答のみを複数経路を介して送信する例で説明をしたが、中継するセンサ端末220、221のセンサ応答も複数経路を介して送信してもよい。
本実施形態によれば、情報処理装置210は、簡易な処理により到達データの信頼度を判定することができる。また、センサ端末240は、センサ応答情報を複数の経路を介して送信するだけなので、センサ端末240の処理負荷が大幅に軽減される。
[第3実施形態]
次に本発明の第3実施形態に係るデータ信頼度判定部について、図11を用いて説明する。図11は、本実施形態に係るデータ信頼度判定部409の構成を説明するためのブロック図である。本実施形態に係るデータ信頼度判定部409は、上記第2実施形態と比べると、相関計測部1101、1102および相関度比較判定部1103を有する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
相関計測部1101は、データ照合結果439の値が「不一致」の場合、経路Aを経て到達した遠端のセンサ端末240のセンサ応答受信情報437と過去の正常に到達したセンサ端末240のセンサ応答受信情報との相関度を計測する。相関計測部1101は、算出された相関度をA相関度1111として、相関度比較判定部1103へ供給する。
相関計測部1102は、データ照合結果439の値が「不一致」の場合、経路Bを経て到達した遠端のセンサ端末240のセンサ応答受信情報438と過去の正常に到達したセンサ端末240のセンサ応答受信情報との相関度を計測する。相関計測部1102は、算出された相関度をB相関度1121として、相関度比較判定部1103へ供給する。
相関度比較判定部1103は、データ照合結果439の値が「不一致」の場合に計測したA相関度1111とB相関度1121とを比較して、どちらの相関度が高いかまたは両者の相関度に有意差がないかを判定する。そして、相関度比較判定部1103は、判定結果をルックアップテーブル1104に供給する。
図12は、本実施形態に係るルックアップテーブル1104の構成を示す図である。ルックアップテーブル1104は、データ照合結果439の値が「一致」の場合、信頼度判定結果440、441の値はいずれも「受信データ正常」を出力して、経路Aデータ分析部410および経路Bデータ分析部411に供給する。
一方、データ照合結果439の値が「不一致」の場合、相関比較情報1131の値に基づいて、信頼度判定結果440、441の値を決定して、決定した値をそれぞれ経路Aデータ分析部410および経路Bデータ分析部411に供給する。
相関比較情報1131の値が、経路B側受信データの相関が大きい場合、すなわち、経路Bを経て到達したセンサ応答受信情報の相関が、経路Aを経て到達したセンサ応答受信情報の相関よりも大きい場合、信頼度判定結果440、441として、次の値を供給する。つまり、この場合、経路Aを経て到達した受信データが誤っている可能性が高いので、信頼度判定結果440の値として「受信データ誤りの可能性高い」を出力し、信頼度判定結果441の値として「受信データ誤りの可能性低い」を出力する。
相関比較情報1131の値が、経路A側受信データの相関が大きい場合、すなわち、経路Aを経て到達したセンサ応答受信情報の相関が、経路Bを経て到達したセンサ応答受信情報の相関よりも大きい場合、信頼度判定結果440、441として、次の値を供給する。つまり、この場合、経路Bを経て到達した受信データが誤っている可能性が高いので、信頼度判定結果441の値として「受信データ誤りの可能性高い」を出力し、信頼度判定結果440の値として「受信データ誤りの可能性低い」を出力する。
また、経路A側受信データの相関と経路B側受信データの相関とで有意差が認められない場合、信頼度判定結果440、441の値として「受信データ誤りの可能性同等」を出力する。
図13は、本実施形態に係るデータ信頼度判定部409の処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、CPUがRAMを使用して実行し、データ信頼度判定部409の機能構成部を実現する。データ信頼度判定部409は、ステップS1301において、データ照合結果439の値が「一致」か否かを判定する。データ照合結果439の値が「一致」の場合、データ信頼度判定部409は、ステップS1311において、信頼度判定結果440、441の値として「受信データ正常」を出力する。
データ照合結果439の値が「不一致」の場合、データ信頼度判定部409は、ステップS1303において、A相関度1111およびB相関度1121を計測する。データ信頼度判定部409は、ステップS1305において、算出したA相関度1111とB相関度1121とを比較する。データ信頼度判定部409は、ステップS1307において、A相関度1111がB相関度1121よりも大きいか否かを判定する。A相関度1111が大きい場合、データ信頼度判定部409は、ステップS1309において、信頼度判定結果440の値として「受信データ誤りの可能性低い」を出力する。
A相関度1111が大きくない場合、データ信頼度判定部409は、ステップS1313において、A相関度1111とB相関度1121との間に有意差があるか否かを判定する。A相関度1111が大きくなく、有意差がある場合、すなわち、B相関度1121が大きい場合、データ信頼度判定部409は、ステップS1315において、信頼度判定結果441の値として「受信データ誤りの可能性低い」を出力する。
A相関度1111が大きくなく、有意差もない場合、データ信頼度判定部409は、ステップS1317において、信頼度判定結果440、441の値として「受信データ誤りの可能性同等」を出力する。
本実施形態によれば、データ照合結果439の値が「不一致」の場合、どちらの経路を経て到達した受信データに誤りが生じているかを解析して、経路Aデータ分析部410および経路Bデータ分析部411に示すので、分析結果の信頼度をより高めることができる。
[第4実施形態]
次に本発明の第4実施形態に係るデータ信頼度判定部について、図14を用いて説明する。図14は、本実施形態に係るデータ信頼度判定部409の構成を説明するためのブロック図である。本実施形態に係るデータ信頼度判定部409は、上記第2実施形態と比べると、ヒストグラム生成部1401、ヒストグラム分析部1402および信頼度判定決定部1403を有する点で異なる。その他の構成および動作は、第2実施形態と同様であるため、同じ構成および動作については同じ符号を付してその詳しい説明を省略する。
データ信頼度判定部409は、ヒストグラム生成部1401とヒストグラム分析部1402と信頼度判定決定部1403とを備える。ヒストグラム生成部1401は、データ照合結果439の値が「不一致」の場合、複数の経路を経て到達した遠端のセンサ端末240のそれぞれのセンサ応答受信情報の値に対して受信した値のヒストグラムを生成する。そして、ヒストグラム生成部1401は、生成したヒストグラムをヒストグラム分析部1402に供給する。
ヒストグラム分析部1402は、ヒストグラム生成部1401から供給されるヒストグラム分布情報1411に基づいて、ヒストグラム分布の分析を行なう。ヒストグラム分析部は、分析の結果、最も分布が多いセンサ応答受信情報を受信データに誤りがなく正常に到達したものと判定する。そして、ヒストグラム分析部1402は、ヒストグラム分析情報1421を信頼度判定決定部1403へ供給する。
信頼度判定決定部1403は、データ照合結果439およびヒストグラム分析情報1421に基づいて、各経路を独立に経て到達したセンサ端末240のセンサ応答受信情報の信頼度を判定する。信頼度判定決定部1403は、信頼度判定結果1431、1432、1433を出力する。
図15Aは、本実施形態に係るデータ照合結果の構成を示す図である。データ照合結果439の値が「一致」の場合、センサ端末240のセンサ応答受信情報の値がヒストグラム生成部1401に入力される。また、データ照合結果439の値が「不一致」の場合、複数の経路を経て到達したセンサ端末240のセンサ応答受信情報の値が多重されてヒストグラム生成部1401に入力される。
図15Bは、本実施形態に係るヒストグラム分布情報およびヒストグラム分析結果の構成を示す図である。ヒストグラム分布情報1411は、各経路を経て到達したセンサ端末240のセンサ応答受信情報の受信値ごとに個数をカウントすることにより生成される。ヒストグラム分析情報1421は、ヒストグラム分布情報1411の個数が最多であるもの、つまり、最も分布が多いセンサ応答受信情報の値を「受信データ正常」として出力する。
これに対して、ヒストグラム分布情報1411の個数が最多以外のものは、「受信データ誤り」をヒストグラム分析情報1421として出力する。この場合、到達した受信データのヒストグラム分布情報1411を解析することにより、受信データの統計情報に基づく受信データ誤り量の多いまたは少ないを追加の情報として提供することができる。例えば分布が多い受信データの方がデータ誤り量が少なく、分布が少ない受信データの方がデータ誤り量が多いと判断することができる。
図15Cは、本実施形態に係る信頼度判定結果の構成を示す図である。信頼度判定決定部1403は、データ照合結果439の値が「一致」の場合、信頼度判定結果1431、1432、1433の全てを「受信データ正常」と判定する。信頼度判定決定部1403は、データ照合結果439の値が「不一致」の場合、ヒストグラム分析情報1421に基づいて、「受信データ正常」または「受信データ誤り」の決定を行なう。
本実施形態によれば、データ照合結果439の値が「不一致」の場合、どの経路を経て到達した受信データに誤りが生じているかを解析することができるので、データ分析に際して分析結果の信頼度をより高めることができる。
[第5実施形態]
次に本発明の第5実施形態に係るセンサ応答について、図16を用いて説明する。図16は、本実施形態に係るセンサ応答1601のデータ構成を示す図である。同図上段に示したように、センサ応答1601に含まれる遠端のセンサ端末240のセンサ情報1611は、同図上段に示した様にセンサ応答1601のデータ列の先頭(末端)に配置される形式には限定されない。例えば、同図中段や下段に示した様にデータ列の中間の位置に配置する、インターリーブ配置の形式としてもよい。
本実施形態によれば、センサ端末240のセンサ応答情報811をインターリーブ配置するので、発生するデータ誤りをマルチホップ通信のパケット内に広く分散させることができる。また、中継するセンサ端末220、221における途中ノードのデータの信頼度を向上させることが可能となる。
また、図示はしていないが、センサ端末240のセンサ応答情報811を、例えば複数のパケットに分割して、他のセンサ端末220、221のセンサ応答情報の間にちりばめるように挿入してもよい。このようにセンサ応答情報811を一箇所に固めてではなく、複数の箇所に分散させて配置するので、他のセンサ端末220、221のセンサ応答情報にデータ誤りが発生した場合であっても、そのデータ誤りを検出できる可能性が高まる。
[他の実施形態]
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、それぞれの実施形態に含まれる別々の特徴を如何様に組み合わせたシステムまたは装置も、本発明の範疇に含まれる。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用されてもよいし、単体の装置に適用されてもよい。さらに、本発明は、実施形態の機能を実現する情報処理プログラムが、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給される場合にも適用可能である。したがって、本発明の機能をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラム、あるいはそのプログラムを格納した媒体、そのプログラムをダウンロードさせるWWW(World Wide Web)サーバも、本発明の範疇に含まれる。特に、少なくとも、上述した実施形態に含まれる処理ステップをコンピュータに実行させるプログラムを格納した非一時的コンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)は本発明の範疇に含まれる。
[実施形態の他の表現]
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
情報処理装置からのコマンドに従い応答情報を複数経路を介して前記情報処理装置に送信する通信端末と、
前記通信端末の応答情報の信頼度を判定する情報処理装置と、
を備え、
前記情報処理装置は、
前記通信端末から複数経路を経て送信された前記応答情報を受信する受信手段と、
前記複数経路の応答情報に基づいて、前記信頼度を判定する信頼度判定手段と、
を含むネットワークシステム。
(付記2)
前記情報処理装置は、前記複数経路ごとの応答情報を比較して照合する照合手段をさらに備え、
前記信頼度判定手段は、前記照合手段の照合結果に基づいて、前記信頼度を判定する付記1に記載のネットワークシステム。
(付記3)
前記照合結果が不一致の場合、
前記信頼度判定手段は、前記応答情報と過去に正常に受信した応答情報との相関に基づいて、前記信頼度を判定する付記2に記載のネットワークシステム。
(付記4)
前記照合結果が不一致の場合、
前記信頼度判定手段は、前記応答情報のヒストグラム分布の分析に基づいて、前記信頼度を判定する付記2に記載のネットワークシステム。
(付記5)
前記情報処理装置と複数の通信端末とがマルチホップ通信により接続されている場合、前記通信端末が、遠端のセンサ端末となる付記1乃至4のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
(付記6)
前記応答情報がインターリーブ配置される付記1乃至5のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
(付記7)
通信端末が、情報処理装置からのコマンド指示に従い応答情報を複数経路を介して前記情報処理装置に送信する送信ステップと、
前記情報処理装置が、
前記通信端末から複数経路を経て送信された前記応答情報を受信する受信ステップと、
前記複数経路の応答情報に基づいて、前記通信端末の応答情報の信頼度を判定する信頼度判定ステップと、
を含むネットワーク処理方法。
(付記8)
通信端末から複数経路を経て送信された応答情報を受信する受信手段と、
前記複数経路の応答情報に基づいて、前記通信端末の応答情報の信頼度を判定する信頼度判定手段と、
を備える情報処理装置。
(付記9)
前記信頼度判定手段は、
前記応答情報の受信経路を判定する受信経路判定手段と、
前記応答情報と前記受信経路とを対応付けて蓄積する蓄積手段と、
前記応答情報と前記蓄積手段に蓄積された応答情報とを照合する照合手段と、
を有し、
前記照合手段による照合結果に基づいて、前記応答情報の信頼度を判定する付記8に記載の情報処理装置。
(付記10)
通信端末から複数経路を経て送信された応答情報を受信する受信ステップと、
前記複数経路の応答情報に基づいて、前記通信端末の応答情報の信頼度を判定する信頼度判定ステップと、
を含む情報処理方法。
(付記11)
通信端末から複数経路を経て送信された応答情報を受信する受信ステップと、
前記複数経路の応答情報に基づいて、前記通信端末の応答情報の信頼度を判定する信頼度判定ステップと、
をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
(付記12)
情報処理装置からのコマンドを受信するコマンド受信手段と、
受信した前記コマンドに基づいて、応答情報を複数経路を介して送信する応答情報送信手段と、
を備える通信端末。
(付記13)
情報処理装置からのコマンドを受信するコマンド受信ステップと、
受信した前記コマンドに基づいて、応答情報を複数経路を介して送信する応答情報送信ステップと、
を含む通信端末の制御方法。
(付記14)
情報処理装置からのコマンドを受信するコマンド受信ステップと、
受信した前記コマンドに基づいて、応答情報を複数経路を介して送信する応答情報送信ステップと、
をコンピュータに実行させる通信端末の制御プログラム。

Claims (10)

  1. 情報処理装置からのコマンドに従い応答情報を複数経路を介して前記情報処理装置に送信する通信端末と、
    前記通信端末の応答情報の信頼度を判定する情報処理装置と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記通信端末から複数経路を経て送信された前記応答情報を受信する受信手段と、
    前記複数経路の応答情報に基づいて、前記信頼度を判定する信頼度判定手段と、
    を含むネットワークシステム。
  2. 前記情報処理装置は、前記複数経路ごとの応答情報を比較して照合する照合手段をさらに備え、
    前記信頼度判定手段は、前記照合手段の照合結果に基づいて、前記信頼度を判定する請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 前記照合結果が不一致の場合、
    前記信頼度判定手段は、前記応答情報と過去に正常に受信した応答情報との相関に基づいて、前記信頼度を判定する請求項2に記載のネットワークシステム。
  4. 前記照合結果が不一致の場合、
    前記信頼度判定手段は、前記応答情報のヒストグラム分布の分析に基づいて、前記信頼度を判定する請求項2に記載のネットワークシステム。
  5. 前記情報処理装置と複数の通信端末とがマルチホップ通信により接続されている場合、前記通信端末が、遠端のセンサ端末となる請求項1乃至4のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  6. 前記応答情報がインターリーブ配置される請求項1乃至5のいずれか1項に記載のネットワークシステム。
  7. 通信端末が、情報処理装置からのコマンド指示に従い応答情報を複数経路を介して前記情報処理装置に送信する送信ステップと、
    前記情報処理装置が、
    前記通信端末から複数経路を経て送信された前記応答情報を受信する受信ステップと、
    前記複数経路の応答情報に基づいて、前記通信端末の応答情報の信頼度を判定する信頼度判定ステップと、
    を含むネットワーク処理方法。
  8. 通信端末から複数経路を経て送信された応答情報を受信する受信手段と、
    前記複数経路の応答情報に基づいて、前記通信端末の応答情報の信頼度を判定する信頼度判定手段と、
    を備える情報処理装置。
  9. 通信端末から複数経路を経て送信された応答情報を受信する受信ステップと、
    前記複数経路の応答情報に基づいて、前記通信端末の応答情報の信頼度を判定する信頼度判定ステップと、
    を含む情報処理方法。
  10. 通信端末から複数経路を経て送信された応答情報を受信する受信ステップと、
    前記複数経路の応答情報に基づいて、前記通信端末の応答情報の信頼度を判定する信頼度判定ステップと、
    をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
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