JP2016082310A - 筐体構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】水の付着によるアンテナ特性の変化のリスクを軽減する。
【解決手段】本発明の一態様に係る筐体構造体(1)は、ケース(2)と、外部アンテナパターン(4)と、外部アンテナパターン(4)に沿って設けられた溝部(5)と、外部アンテナパターン(4)および溝部(5)を覆うアンテナカバーとを備え、溝部(5)は外面(22a)の第1辺(22b)および第2辺(22c)に達するように設けられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、携帯無線端末などの電子機器の外装として使用される筐体構造体に関するものである。
近年、アンテナを備える携帯無線端末において、防水機能を付与するための開発が進められている。
図8の(a)および(b)は、従来の携帯無線端末101の構成を示す斜視図であり、図9は、図8の(a)および(b)に示されるフレキシブル基板アンテナ123の構成を示す平面図である。
図8の(a)および(b)に示すように、携帯無線端末101は、前面側ケース121、背面側ケース122、背面側ケース122の外面に取り付けられるフレキシブル基板アンテナ123、およびアンテナカバー124を備えている。また、背面側ケース122には、給電端子125を通すためのケース穴126が形成されている。
携帯無線端末101では、図9に示すように、ケース穴126から水が浸入しないように、フレキシブル基板アンテナ123の表裏に防水用両面テープ127が貼り付けられており、これにより、前面側ケース121と背面側ケース122との間の防水性が保たれている。
特開2011−146971号公報(2011年07月28日公開)
しかしながら、上述のような従来の携帯無線端末101では、背面側ケース122とアンテナカバー124との間に水が浸入した場合、アンテナパターン128に水が付着してアンテナ特性が変化してしまうという課題がある。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ケース外部に配置されたアンテナパターンに水が付着することを抑制して、アンテナ特性の変化のリスクを軽減することが可能な筐体構造体を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る筐体構造体は、筐体と、前記筐体の外面に配置された外部アンテナパターンと、前記外部アンテナパターンに沿って設けられた溝部と、前記外部アンテナパターンおよび前記溝部を覆うカバー部とを備え、前記外部アンテナパターンが配置された前記外面に対して垂直な方向から見た場合、前記溝部は、前記外面の縁端部に達するように設けられている。
本発明の一態様によれば、ケース外部に配置されたアンテナパターンに水が付着することを抑制して、アンテナ特性の変化のリスクを軽減することが可能な筐体構造体を提供することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る筐体構造体の構成を示す断面図である。 図1に示される筐体構造体の構成を示す平面図である。 図2に示される外部アンテナパターンおよび溝部周辺の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態2に係る筐体構造体の構成を示す平面図である。 図4に示される外部アンテナパターンおよび溝部周辺の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態3に係る筐体構造体の構成を示す平面図である。 図6に示される外部アンテナパターンおよび溝部周辺の構成を示す断面図である。 従来の携帯無線端末の構成を示す斜視図である。 図8の(a)および(b)に示される従来のフレキシブル基板アンテナの構成を示す平面図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図3に基づいて説明すれば、以下のとおりである。本発明に係る筐体構造体は、携帯無線端末などの電子機器の外装として使用されるものである。
<筐体構造体1の構成>
図1は、本実施形態に係る筐体構造体1の構成を示す断面図であり、図2は、図1に示される筐体構造体1の構成を示す平面図である。なお、図2では、アンテナカバー3を取り除いた状態を示している。
図1および図2に示すように、筐体構造体1は、ケース(筐体)2、アンテナカバー(カバー部)3、外部アンテナパターン4、および溝部5を備えている。
(ケース2)
ケース2は、携帯無線端末などの電子機器の外装を構成するものである。このケース2は、前面側ケース21および背面側ケース22とから構成されている。この前面側ケース21と背面側ケース22との接続部には、防水パッキン23が挟み込まれている。前面側ケース21と背面側ケース22とが防水パッキン23を介して嵌合することにより、ケース2の内部の防水性が保たれている。
(アンテナカバー3)
アンテナカバー3は、外部アンテナパターン4および溝部5を覆うものである。アンテナカバー3は、背面側ケース22の外面22aに配置された後述する外部アンテナパターン4および溝部5を覆うように、背面側ケース22の外面22a側に取り付けられている。
なお、アンテナカバー3は、背面側ケース22の外面22aに取り付けられる電池を覆うための電池蓋などであってもよい。
(外部アンテナパターン4)
外部アンテナパターン4は、背面側ケース22の外面22aに配置されたアンテナパターンである。本実施形態では、背面側ケース22の外面22aの角部に沿って、L字型の外部アンテナパターン4が配置されている。
この外部アンテナパターン4は、背面側ケース22に設けられた貫通孔(図示省略)を通って、ケース2の内部に配置された内部アンテナパターン(図示省略)に繋がっている。さらに、内部アンテナパターンは、ケース2の内部においてアンテナ給電部(図示省略)に接続されている。
なお、外部アンテナパターン4を通す上記貫通孔の内部は、接着材などが充填されることによって閉塞されていることが好ましい。これにより、貫通孔を通って、ケース2の内部に水が浸入することを抑制することが可能になるため、ケース2の内部の防水性を保つことができる。
外部アンテナパターン4は、背面側ケース22の外面22aに、LDS(Laser Direct Structuring)によって好適に作製することができる。ただし、外部アンテナパターン4の構成は特に限定されず、フレキシブルアンテナや、板金などを用いて構成されていてもよい。
また、外部アンテナパターン4は、背面側ケース22の外面22aに直接形成または貼り付けられていてもよく、或いは、基台などの他の部材を介して、背面側ケース22の外面22aに配置されていてもよい。
(溝部5)
図3は、図2に示される外部アンテナパターン4および溝部5周辺の構成を示す断面図である。図3に示すように、溝部5は、外部アンテナパターン4に沿って配置された凹状部である。この溝部5は、外部アンテナパターン4に並行して設けられており、外部アンテナパターン4付近に浸入した水を溜めて(流入させて)、外部へ排出する機能を有する。
溝部5は、外面22aに対して垂直な方向から見た場合、一方の端部が外面22aの第1辺(縁端部)22bに達し、且つ、他方の端部が外面22aの第2辺(縁端部)22cに達するように設けられている。
これにより、第1辺22bと、第2辺22cと、溝部5とによって囲まれた領域に、外部アンテナパターン4が配置されている。外部アンテナパターン4と溝部5との間隔、並びに、外部アンテナパターン4と第1辺22bおよび第2辺22cとの間隔は、いずれも数mm程度である。
なお、溝部5の断面形状は特に限定されず、本実施形態のように底面に向かってテーパーした断面形状であってもよく、或いは、U字型またはV字型の断面形状であってもよい。
また、溝部5の経路は、直線的な経路であってもよく、或いは、ジグザグ状に折れ曲がった経路であってもよい。
さらに、溝部5は、背面側ケース22の外面22aに直接形成されていてもよく、或いは、外部アンテナパターン4が基台などの他の部材を介して背面側ケース22の外面22aに配置されている場合、該基台に形成されていてもよい。
<筐体構造体1の効果>
例えば、筐体構造体1が水に濡れた場合、背面側ケース22とアンテナカバー3との接続部は防水構造となっていないため、背面側ケース22とアンテナカバー3との隙間から水が浸入し得る。
水は誘電性/導電性を有するため、外部アンテナパターン4に水が付着すると、アンテナ特性が変化し、場合によってはアンテナ特性が大きく劣化する可能性がある。したがって、外部アンテナパターン4には、できるだけ水が付着しないようにすることが望ましい。
また、背面側ケース22とアンテナカバー3との間隔がほぼ一定の場合、背面側ケース22とアンテナカバー3との間に浸入した水は分散しやすく、背面側ケース22とアンテナカバー3との間において不特定の場所に水が付着する。
そこで、筐体構造体1では、外部アンテナパターン4に沿って溝部5が設けられている。溝部5を外部アンテナパターン4に沿って設けることにより、外部アンテナパターン4付近に浸入した水を溝部5に溜めることができる。
また、溝部5は、外面22aの第1辺22bおよび第2辺22cに達するように設けられているため、溝部5に溜まった水を、外面22aの第1辺22bおよび第2辺22cから外部へ排出することができる。したがって、外部アンテナパターン4に沿って溝部5を設けることにより、外部アンテナパターン4に水が付着することを効果的に抑制することができる。
なお、本実施形態では、外部アンテナパターン4の一方の側に溝部5が設けられているが、外部アンテナパターン4の両側に溝部5が設けられていてもよい。これにより、外部アンテナパターン4の両側から浸入した水を溝部5に溜めることができる。したがって、外部アンテナパターン4に水が付着することをより効果的に抑制することができる。
また、溝部5は、外部アンテナパターン4を囲むように設けられていてもよい。これにより、外部アンテナパターン4の周囲から浸入した水を溝部5に溜めることができる。
以上のように、本実施形態に係る筐体構造体1は、ケース2と、背面側ケース22の外面22aに配置された外部アンテナパターン4と、外部アンテナパターン4に沿って設けられた溝部5と、外部アンテナパターン4および溝部5を覆うアンテナカバー3とを備え、外部アンテナパターン4が配置された外面22aに対して垂直な方向から見た場合、溝部5は、外面22aの第1辺22bおよび第2辺22cに達するように設けられた構成である。
したがって、本実施形態によれば、外部アンテナパターン4に水が付着することを抑制して、アンテナ特性の変化のリスクを軽減することが可能な筐体構造体1を実現することができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図4および図5に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態に係る筐体構造体11は、複数の外部アンテナパターン4および溝部5を備えている点において、上述した筐体構造体1と主に異なっている。
<筐体構造体11の構成>
図4は、本実施形態に係る筐体構造体11の構成を示す平面図であり、図5は、図4に示される外部アンテナパターン41・42、および溝部51・52周辺の構成を示す断面図である。なお、図4では、アンテナカバー3を取り除いた状態を示している。
図4および図5に示すように、筐体構造体11は、ケース2、アンテナカバー3、2つの外部アンテナパターン41・42、および2つの溝部51・52を備えている。
(外部アンテナパターン41・42)
筐体構造体11では、外部アンテナパターン4として、外部アンテナパターン(第1外部アンテナパターン)41および外部アンテナパターン(第2外部アンテナパターン)42が、背面側ケース22の外面22aに配置されている。
外部アンテナパターン41は、背面側ケース22の外面22aの角部に沿って配置されたL字型のアンテナパターンである。
また、外部アンテナパターン42は、外部アンテナパターン41に対して外面22aの中心側に位置するL字型のパターンと、外面22aの第2辺22cに沿って延伸するパターンとを含むアンテナパターンである。
(溝部51・52)
筐体構造体11では、溝部5として、溝部51および溝部52が、背面側ケース22の外面22aに設けられている。
溝部51は、外部アンテナパターン41と外部アンテナパターン42との間に設けられている。溝部51は、外面22aに対して垂直な方向から見た場合、一方の端部が外面22aの第1辺22bに達し、且つ、他方の端部が外面22aの第2辺22cに達するように設けられている。
また、溝部52は、外部アンテナパターン42に対して外面22aの中心側に、外部アンテナパターン42に沿って設けられている。溝部52は、外面22aに対して垂直な方向から見た場合、一方の端部が外面22aの第1辺22bに達し、且つ、他方の端部が第1辺22bと対向する外面22aの第3辺22dに達するように設けられている。
<筐体構造体11の効果>
例えば、外部アンテナパターン41と外部アンテナパターン42との間に水が浸入した場合、外部アンテナパターン41と外部アンテナパターン42とが該水によって橋渡しされて短絡する可能がある。外部アンテナパターン41と外部アンテナパターン42とが短絡した場合、アンテナ特性が大幅に変化する。
そこで、筐体構造体11では、外部アンテナパターン41と外部アンテナパターン42との間に溝部51が設けられている。溝部51を設けることにより、外部アンテナパターン41と外部アンテナパターン42との間に浸入した水を溝部51に溜めて、外部へ排出することが可能になる。したがって、外部アンテナパターン41と外部アンテナパターン42とが短絡することを抑制することができる。
以上のように、本実施形態に係る筐体構造体11は、外部アンテナパターン41および外部アンテナパターン42を備え、外部アンテナパターン41と外部アンテナパターン42との間に、溝部51が設けられた構成である。
したがって、本実施形態によれば、外部アンテナパターン41と外部アンテナパターン42とが水によって短絡することを抑制して、アンテナ特性の変化のリスクを軽減すること可能な筐体構造体11を実現することができる。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、図6および図7に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態に係る筐体構造体12は、外部アンテナパターン41および外部アンテナパターン42が、互いに傾いて配置されている点において、上述した筐体構造体11と主に異なっている。
<筐体構造体12の構成>
図6は、本実施形態に係る筐体構造体12の構成を示す平面図であり、図7は、図6に示される外部アンテナパターン41・42および溝部51・52周辺の構成を示す断面図である。なお、図6では、アンテナカバー3を取り除いた状態を示している。
図6および図7に示すように、筐体構造体(筐体構造体)12は、ケース2、アンテナカバー3、2つの外部アンテナパターン41・42、および2つの溝部51・52を備えている。
(外部アンテナパターン41・42)
筐体構造体12では、溝部51を挟んで配置された外部アンテナパターン41および外部アンテナパターン42に、溝部51に設けられたテーパーとは逆向きのテーパーが設けられている。すなわち、外部アンテナパターン41および外部アンテナパターン42は、外面22aに垂直な方向において、溝部51側に位置する側端部が、溝部51とは反対側に位置する側端部に対して突出するように、互いに傾いて配置されている。
本実施形態では、外部アンテナパターン41および外部アンテナパターン42が互いに傾いて配置されるように、背面側ケース22の外面22aに傾きが設けられている。
また、外部アンテナパターン41および外部アンテナパターン42に対向するアンテナカバー3の内面は、外部アンテナパターン41および外部アンテナパターン42の傾きに対応した形状になっている。
<筐体構造体12の効果>
上述のとおり、外部アンテナパターン41と外部アンテナパターン42との間に溝部51を設けることにより、外部アンテナパターン41と外部アンテナパターン42との間に浸入した水によって外部アンテナパターン41と外部アンテナパターン42とが短絡することを抑制することができる。
さらに、筐体構造体12では、外部アンテナパターン41および外部アンテナパターン42が、溝部51側の側端部が突出すように、互いに傾いて配置される。各アンテナパターンを傾けることにより、紙面横方向の単位距離当たりのアンテナパターンの表面積を大きくすることができる。そのため、アンテナパターンの幅を変化させなくとも、紙面横方向におけるアンテナパターン間の距離を大きくすることができる。このように、外部アンテナパターン41と外部アンテナパターン42とを平面的に配置した場合に比べて、外部アンテナパターン41と外部アンテナパターン42との距離を大きくすることができる。
したがって、筐体構造体12によれば、外部アンテナパターン41と外部アンテナパターン42とが水によって短絡することをより効果的に抑制することができるので、アンテナ特性の変化のリスクをさらに軽減することができる。
なお、外部アンテナパターン41と外部アンテナパターン42との短絡を抑制するためには、外部アンテナパターン41および外部アンテナパターン42を、溝部51から少し離して配置することが効果的である。
以上のように、本実施形態に係る筐体構造体12では、溝部51を挟んで配置された外部アンテナパターン41および外部アンテナパターン42は、外面22aに垂直な方向において、溝部51側に位置する側端部が、溝部51とは反対側に位置する側端部に対して突出するように、互いに傾いて配置された構成である。
したがって、本実施形態によれば、アンテナ特性の変化のリスクをさらに軽減することができる筐体構造体12を実現することができる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る筐体構造体は、筐体(ケース2)と、前記筐体の外面に配置された外部アンテナパターンと、前記外部アンテナパターンに沿って設けられた溝部と、前記外部アンテナパターンおよび前記溝部を覆うカバー部(アンテナカバー3)とを備え、前記外部アンテナパターンが配置された前記外面に対して垂直な方向から見た場合、前記溝部は、前記外面の縁端部(第1辺22b・第2辺22c・第3辺22d)に達するように設けられていることを特徴としている。
上記の構成では、外部アンテナパターンに沿って設けられた溝部を備えているため、筐体とカバー部との隙間から外部アンテナパターン付近に浸入した水を溝部に溜めることができる。
また、上記の構成では、筐体の外面の縁端部に達するように溝部が設けられているため、溝部に溜まった水を該縁端部から外部へ排出することができる。そのため、外部アンテナパターン付近に浸入した水を溝部に流入させて外部へ排出することが可能になる。
したがって、上記の構成によれば、外部アンテナパターンに水が付着することを抑制して、アンテナ特性の変化のリスクを軽減することが可能な筐体構造体を実現することができる。
また、本発明の態様2に係る筐体構造体では、上記態様1において、前記外部アンテナパターンは、前記縁端部に近接して配置されており、前記溝部は、該溝部と前記縁端部とによって囲まれた領域に前記外部アンテナパターンが配置されるように設けられていてもよい。
上記の構成によれば、外面の縁端部に近接して配置された外部アンテナパターンに水が付着することを効果的に抑制することができる。
また、本発明の態様3に係る筐体構造体では、上記態様1または2において、前記外部アンテナパターンは、少なくとも第1外部アンテナパターンおよび第2外部アンテナパターンを含み、前記第1外部アンテナパターンと前記第2外部アンテナパターンとの間に、前記溝部が設けられていてもよい。
第1外部アンテナパターンと第2外部アンテナパターンとの間に浸入した水によって外部アンテナパターン同士が短絡した場合、アンテナ特性が大幅に変化する。
そこで、上記の構成では、第1外部アンテナパターンと第2外部アンテナパターンとの間に溝部が設けられている。
第1外部アンテナパターンと第2外部アンテナパターンとの間に溝部を設けることにより、第1外部アンテナパターンと第2外部アンテナパターンとの間に浸入した水を溝部に溜めることができるので、外部アンテナパターン同士が短絡することを抑制することができる。
したがって、上記の構成によれば、第1外部アンテナパターンと第2外部アンテナパターンとが水によって短絡することを抑制して、アンテナ特性の変化のリスクを軽減することができる。
また、本発明の態様4に係る筐体構造体では、上記態様3において、前記溝部を挟んで配置された前記第1外部アンテナパターン(外部アンテナパターン41)および前記第2外部アンテナパターン(外部アンテナパターン42)は、前記外面に垂直な方向において、該溝部側に位置する側端部が、該溝部とは反対側に位置する側端部に対して突出するように、互いに傾いて配置されていてもよい。
上記の構成では、第1外部アンテナパターンおよび第2外部アンテナパターンは、溝部側の側端部が突出すように、互いに傾いて配置されているため、第1外部アンテナパターンと第2外部アンテナパターンとを平面的に配置した場合に比べて、第1外部アンテナパターンと第2外部アンテナパターンとの距離を大きくすることができる。
したがって、上記の構成によれば、第1外部アンテナパターンと第2外部アンテナパターンとが水によって短絡することをより効果的に抑制することができるので、アンテナ特性の変化のリスクをさらに軽減することができる。
また、本発明の態様5に係る筐体構造体では、上記態様1において、前記溝部は、前記外部アンテナパターンを囲むように設けられていてもよい。
上記の構成では、外部アンテナパターンを囲むように溝部が設けられているため、外部アンテナパターンの周囲から浸入した水を溝部に溜めることができる。
したがって、上記の構成によれば、外部アンテナパターンに水が付着することを効果的に抑制することができる。
本発明の態様6に係る携帯無線端末は、上記態様1から5のいずれかの筐体構造体を備えることを特徴としている。
したがって、上記の構成によれば、外部アンテナパターンに水が付着することを抑制して、アンテナ特性の変化のリスクを軽減することが可能な携帯無線端末を実現することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、携帯無線端末などの電子機器の外装として利用することができ、特に、防水性が求められる電子機器の外装として好適に利用することができる。
1 筐体構造体
2 ケース(筐体)
3 アンテナカバー(カバー部)
4 外部アンテナパターン
5 溝部
11 筐体構造体
12 筐体構造体
21 前面側ケース(筐体)
22 背面側ケース(筐体)
22a 外面
22b 第1辺(縁端部)
22c 第2辺(縁端部)
22d 第3辺(縁端部)
23 防水パッキン
41 外部アンテナパターン(第1外部アンテナパターン)
42 外部アンテナパターン(第2外部アンテナパターン)
51 溝部
52 溝部

Claims (5)

  1. 筐体と、
    前記筐体の外面に配置された外部アンテナパターンと、
    前記外部アンテナパターンに沿って設けられた溝部と、
    前記外部アンテナパターンおよび前記溝部を覆うカバー部とを備え、
    前記外部アンテナパターンが配置された前記外面に対して垂直な方向から見た場合、前記溝部は、前記外面の縁端部に達するように設けられていることを特徴とする筐体構造体。
  2. 前記外部アンテナパターンは、前記縁端部に近接して配置されており、
    前記溝部は、該溝部と前記縁端部とによって囲まれた領域に前記外部アンテナパターンが配置されるように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の筐体構造体。
  3. 前記外部アンテナパターンは、少なくとも第1外部アンテナパターンおよび第2外部アンテナパターンを含み、
    前記第1外部アンテナパターンと前記第2外部アンテナパターンとの間に、前記溝部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の筐体構造体。
  4. 前記溝部を挟んで配置された前記第1外部アンテナパターンおよび前記第2外部アンテナパターンは、前記外面に垂直な方向において、該溝部側に位置する側端部が、該溝部とは反対側に位置する側端部に対して突出するように、互いに傾いて配置されていることを特徴とする請求項3に記載の筐体構造体。
  5. 前記溝部は、前記外部アンテナパターンを囲むように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の筐体構造体。
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