JP2016081864A - 蓄電モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】ガスの排出構造を有する蓄電モジュールの組み付け作業の簡素化及び適切なシール性能の確保を図る。【解決手段】本発明の蓄電モジュールは、複数の蓄電素子と、複数の蓄電素子それぞれが挿入される複数の開口部を有し、所定方向に延びる各蓄電素子の一端を保持するホルダと、ホルダとの間に蓄電素子内で発生したガスの排出スペースを形成するためのカバー部材と、排出スペースをシールするためのシール部材と、を有する。カバー部材は、ガスの圧力によって押圧される方向において排出スペースに面するホルダの第1面と対向する第2面側に設けられ、押圧される方向への移動を規制する折り返し部を備える。シール部材は、複数の蓄電素子の周囲を取り囲むように折り返し部と第2面との間に設けられ、排出スペースにガスが排出されたときに、折り返し部によって押圧される方向と同じ方向に圧縮される。【選択図】 図3

Description

本発明は、蓄電素子からのガスを排出させる構造を備えた蓄電モジュールに関する。
特許文献1には、円筒型の電池セルを複数備え、各電池セルから排出されるガスの排出構造を有する電池モジュールが開示されている。電池セルのガス排出弁側に設けられるエンドカバーは、凹状に形成され、各電池セルが固定されるバスバープレートにシール部材を介して固定される。
特開2009−164085号公報
電池異常に伴って電池セルから排出されるガスは、高温・高圧であるため、特許文献1のように、排出スペースからのガス漏れ防止用にシール部材が設けられている。このとき、排出スペース内に排出される高温・高圧のガスに対して必要なシール性能を得るためには、シール部材を圧縮するにように高い組み付け荷重(圧縮力)をかけて、エンドカバーをバスバーに固定する必要がある。
しかしながら、荷重をかけながらエンドカバーを組み付ける作業は、作業性が悪く、組み付け作業のコスト高を招くおそれがある。また、シール部材に対して常に組み付け荷重が加わった状態となるため、時間経過に伴いシール部材が一部塑性変形してしまい、電池セルからのガスの排出時に、必要なシール性能を得られないおそれがある。
そこで、本発明の目的は、ガスの排出構造を有する蓄電モジュールにおいて、蓄電モジュールの組み付け作業の簡素化を図りつつ、蓄電素子からのガスの排出時に排出スペースに対する適切なシール性能を発揮させることができる蓄電モジュールを提供することにある。
本発明である蓄電モジュールは、所定方向に延びて、所定方向と直交する平面内で並んで配置された複数の蓄電素子と、複数の蓄電素子それぞれが挿入される複数の開口部を有し、所定方向における各蓄電素子の一端を保持するホルダと、ホルダとの間に、複数の開口部から露出する蓄電素子の一端側に設けられた排出弁から排出される蓄電素子内で発生したガスの排出スペースを形成するためのカバー部材と、排出スペースをシールするためのシール部材と、を有する。カバー部材は、当該カバー部材が排出スペース内に排出されたガスの圧力によって押圧される方向において排出スペースに面するホルダの第1面と対向する第2面側に設けられ、押圧される方向への移動を規制する折り返し部を備え、シール部材は、複数の蓄電素子の周囲を取り囲むように折り返し部と第2面との間に設けられ、排出スペースにガスが排出されたときに、折り返し部によって押圧される方向と同じ方向に圧縮される。
本発明によれば、カバー部材は、ガスの圧力によって押圧される方向への移動が規制されつつ、折り返し部によって押圧される方向と同じ方向にシール部材が圧縮されるように、ホルダに取り付けられる。したがって、蓄電素子からガスが排出されていない状態(ガスの圧力によって押圧されていない状態)において、排出スペースからのガス漏れ防止に必要なシール性能を得るための圧縮力をシール部材に加えていなくても、蓄電素子からガスが排出されている状態(ガスの圧力によって押圧されている状態)になると、折り返し部がシール部材に圧縮力をかけてガス漏れ防止に必要なシール性能が確保される。
したがって、ガスの排出構造を有する蓄電モジュールの組み付け作業の簡素化を図ることができるとともに、蓄電素子からのガスの排出時に排出スペースに対する適切なシール性能を発揮させることができる。
実施例1の電池モジュールの上面図である。 図1のY1−Y1断面図である。 図1のX1−X1断面図である。
以下、本発明の実施例について説明する。
(実施例1)
実施例1である電池モジュール(本発明の蓄電モジュールに相当する)について説明する。図1は、電池モジュールの上面図である。図2は、図1に示すY1−Y1断面図である。図3は、図1に示すX1−X1断面図である。図1から図3において、X軸、Y軸およびZ軸は、互いに直交する軸である。本実施例では、鉛直方向に延びる軸をZ軸としている。本実施例の電池モジュール1は、例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車などの車両に搭載することができ、走行用モータに電力を供給する電源装置として使用される。
電池モジュール1は、複数の単電池(本発明の蓄電素子に相当する)10と、ホルダ20と、モジュールケース30と、カバー部材40と、を有する。電池モジュール1を構成する単電池10の数は、適宜設定することができる。単電池10としては、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といった二次電池を用いることができる。また、二次電池の代わりに、電気二重層キャパシタを用いることができる。
単電池10は、いわゆる円筒型電池である。円筒型電池とは、円筒形状の電池ケースと、この電池ケースに収容された発電要素とを有する電池である。電池ケースの内部は、密閉状態となっている。発電要素とは、充放電を行う要素である。発電要素は、正極板と、負極板と、正極板および負極板の間に配置されたセパレータとを有する。発電要素の構成は公知であるため、詳細な説明は省略する。
複数の単電池10は、X−Y平面内において並んでいる。各単電池10は、Z方向に延びている。X−Y平面における単電池10の断面は、円形に形成されている。例えば、X方向を第1の配列方向として複数の単電池10を並べ、かつY方向を第2の配列方向として、第1の配列方向に並べられた複数の単電池10を複数段並べて、電池モジュールを形成することができる。Y方向に配列される各単電池10は、X方向にずれている。
ホルダ20は、各単電池10の一部を保持する。ホルダ20は、単電池10の外形に沿った開口部21を有しており、開口部21に単電池10が挿入されている。図2に示すように、各単電池10の下端面12は、ホルダ20の下端面22に沿って配置されている。開口部21の数は、電池モジュール1を構成する単電池10の数と等しい。ホルダ20は、アルミニウム金属などの金属材料で構成することができる。
単電池10と開口部21とは、絶縁されている。具体的には、絶縁材料で形成された層を単電池10の外面に形成することにより、単電池10およびホルダ20の間の絶縁性を確保することができる。また、単電池10および開口部21の間に、絶縁性材料の充填剤を設けることで、単電池10およびホルダ20の間の絶縁性を確保することができる。
なお、本実施例では、単電池10毎に開口部21を形成しているが、これに限るものではない。すなわち、ホルダ20を用いて、電池モジュール1を構成する、すべての単電池10を保持することができればよい。例えば、1つの開口部21に複数の単電池10を挿入することにより、これらの単電池10を保持することができる。
単電池10の長手方向(Z方向)における両端面(上端面11および下端面12)は、正極端子および負極端子として用いられる。すなわち、長手方向一方の端面を正極端子として用い、他方の端面を負極端子として用いることができる。ここでいう正極端子および負極端子とは、後述するバスバーと接続される部分(単電池10の一部)である。図2に示す構造において、正極端子および負極端子の向きは、適宜設定することができる。
単電池10は、図2に示すように、ホルダ20の上端面23側がモジュールケース30によって覆われている。モジュールケース30の下端が、ホルダ20の上端面23に接触するように、ホルダ20にモジュールケース30を固定することができる。
ホルダ20およびモジュールケース30によって囲まれたスペースは、単電池10の温度調節に用いられる熱交換媒体の移動経路となる。例えば、モジュールケース30のX方向の沿った側面の両方に、モジュールケース30内部と挿通する不図示のスリットを複数設けることができる。空気などの熱交換媒体をモジュールケース30に対してY方向に流すことで、モジュールケース30の片側側面から内部に熱交換媒体が流入し、他方側の側面からモジュールケース30外に排出される。なお、熱交換媒体としては、気体(空気など)や液体を用いることができる。
カバー部材40は、ホルダ20の下端面22全体を覆うように、電池モジュール1の底部側に設けられる。カバー部材40は、ホルダ20との間に、複数の各開口部21から露出する単電池10の下端面12に設けられた弁13から排出される単電池10内で発生したガスの排出スペースSを形成する。ホルダ20およびカバー部材40によって囲まれた排出スペースSは、単電池10から排出されるガスの移動経路となる。
カバー部材40には、排出スペースSと電池モジュール1の外部とを連通させる排出口44が設けられている。排出口44を通じて、排出スペースS内から電池モジュール1の外部にガスが排出される。排出口44には、車外と連通する排出ホースなどを取り付けることができる。
カバー部材40は、図2及び図3に示すように、ホルダ20によって複数の単電池10が保持されたZ方向一端側(ホルダ20の下端面22)に配置され、ホルダ20の下端面22の下方から取り付けられる。カバー部材40は、排出スペースSを形成するようにZ方向に凹状となっている。カバー部材40は、例えば、放熱性の高い金属材で構成することができる。
カバー部材40は、ホルダ20の下端面22において、各開口部21から露出する複数の単電池10の下端面12と対向する蓋部41と、X−Y平面に延びる蓋部41の周縁に設けられ、Z方向に突出した側壁部42と、側壁部42からX−Y平面において内側に延設された折り返し部43と、を含んで構成されている。なお、上述した排出口44が、蓋部41に設けられている態様を一例に示しているが、側壁部42などに設けることも可能である。
ホルダ20は、X−Y平面に延びる周縁に、カバー部材40の折り返し部43が係止される係止部24が設けられている。係止部24は、ホルダ20の周縁において、上端面23よりも下端面22側に位置する係止面24aを有する段差部である。
係止面24aの上方には、カバー部材40の折り返し部43が配置される。側壁部42は、カバー部材40の周縁からホルダ20のX方向端部の外側を通り、係止面24aまで上方に延びている。そして、折り返し部43は、Z方向に延びる側壁部42が下端面22と対向する係止面24aに沿って、ホルダ20のX方向端部の外側から内側に折り返されることで、形成することができる。
折り返し部43は、ホルダ20の上端面23側において、係止面24aと略平行に配置され、かつ係止面24aの上方に位置する。したがって、図2に示すように、カバー部材40は、係止部24にぶら下がるように取り付けられ、折り返し部43が係止面24aに近づく方向への移動が規制される。
折り返し部43の内面と係止面24aとの間には、シール部材60が設けられている。本実施例では、カバー部材40によって形成されるホルダ20の下端面22側の排出スペースSに対し、Z方向に対向するホルダ20の上端面23側に、当該排出スペースSのシール部が形成されるように、カバー部材40がホルダ20に取り付けられている。
ここで、図3に示すように、開口部21から露出する単電池10の下端面12には、バスバー51が固定されている。単電池10の上端面11には、バスバー52が固定されている。端面11,12に対するバスバー51,52の固定方法としては、例えば、溶接を用いることができる。
バスバー51,52は、例えば、X−Y平面に延びる板状部材であり、複数の単電池10の配列位置それぞれに対応した複数の接続タブを備えている。バスバー51の各接続タブと単電池10の下端面12(負極端子)とを接続し、バスバー52の各接続タブと上端面11(正極端子)とを接続することで、電池モジュール1に含まれる複数の単電池10を直列又は並列に接続することができる。
単電池10の下端面12には、弁13が設けられている。弁13は、単電池10(電池ケース)の内部で発生したガスを、単電池10の外部(排出スペースS)に排出させる。単電池10(発電要素)の過充電などによって、単電池10(電池ケース)の内部にガスが溜まることがある。電池ケースは密閉状態であるため、ガスの発生に伴って、単電池10(発電要素を収容する外装缶ケース)の内部における圧力(内圧)が上昇する。
単電池10の内圧が上昇して、弁13の作動圧に到達すると、弁13は、閉じ状態から開き状態に変化する。これにより、単電池10の内部に存在するガスは、弁13を通過して、単電池10の外部に排出される。弁13の構造としては、公知の構造を適宜採用することができる。例えば、単電池10の内圧の上昇に応じて、弁13を破断又は変形させることにより、弁13を閉じ状態から開き状態に変化させることができる。
次に、本実施例のガスの排出スペースSのシール構造について詳細に説明する。図3に示すように、弁13から排出されるガスは、単電池10の下端面12から排出スペースS内に吹き出される。このとき、排出スペースS内に吹き出されるガスは、その圧力で弁13と対向するカバー部材40の蓋部41をZ方向下方に押す。このため、蓋部41は、点線で示すように、ガスの圧力によってホルダ20の下端面22から離れる方向に押圧されることになる。
従来は、排出スペースSのシール部が、ホルダ20の下端面22側に設けられていた。例えば、下端面22と蓋部41との間にシール部材が設けられていた。したがって、必要なシール性能を発揮させるためにシール部に加えなければならない荷重と、ガスによって蓋部41が押圧される方向とがZ方向において逆となる。このため、ガスによって蓋部41が押圧される方向に対し、シール部に逆向きの組み付け荷重をかけてカバー部材40をホルダ20に取り付ける必要があった。
荷重をかけながらカバー部材40をホルダ20に組み付ける作業は、容易ではなく、作業性が悪い。また、必要なシール機能を確保するために、シール部に対して常に組み付け荷重を加えた状態としなければならないため、時間経過に伴いシール部が一部塑性変形してしまい、単電池10からのガスの排出時に、必要なシール性能を得られないおそれがあった。
そこで、本実施例のカバー部材40は、排出スペースS内に排出されたガスの圧力によってカバー部材40が押圧される方向において排出スペースSに面するホルダ20の下端面22(第1面に相当する)と対向する上端面23側の係止面24a(第2面に相当する)側に設けられ、押圧される方向への移動を規制する折り返し部43を備えている。
折り返し部43及び係止面24aは、ホルダ20の上端面23の周縁に設けられ(図1参照)、シール部材60が、複数の単電池10の周囲を取り囲むように折り返し部43と係止面24aとの間に設けられる。排出スペースSにガスが排出されたときに、折り返し部43が係止面24aとの距離を縮めるように、カバー部材40(蓋部41)が押圧される方向と同じ方向にシール部材60を圧縮する。
このように本実施例では、カバー部材40が、ガスの圧力によって押圧される方向への移動が規制されつつ、単電池10からのガスの排出時に、折り返し部43によって押圧される方向と同じ方向にシール部材60が圧縮されるように、ホルダ20に取り付けられる。このため、単電池10からガスが排出されていない状態(ガスの圧力によって押圧されていない状態)において、排出スペースSからのガス漏れ防止に必要なシール性能を得るための圧縮力をシール部材60に加えていなくても、単電池10からガスが排出されている状態(ガスの圧力によって押圧されている状態)になると、折り返し部43がシール部材60に圧縮力をかけてガス漏れ防止に必要なシール性能を発揮させるようにすることができる。
シール部材60は、図3に示すように、カバー部材40の折り返し部43の内側と、上端面23側の係止面24aとの間に設けることができる。点線で示すように、ガスの圧力によってホルダ20の下端面22から離れる方向に蓋部41が押圧されると、折り返し部43が係止面24aに近づく。このとき、シール部材60は、折り返し部43によって、ガスの圧力によって蓋部41が押圧される方向(白抜き矢印)と同じ方向(矢印P)に荷重がかかり、排出スペースS内に排出されたガスの圧力によってシール性能を発揮し、単電池10から排出スペースSに排出されたガスが、排出スペースSから漏れ出ることを防止することができる。
ガスは、高温・高圧で排出スペースS内に吹き出されるため、蓋部41の排出口44からガスが排出されるまでの間、折り返し部43は、シール部材60を押圧し、シール部材60による必要なシール機能が発揮される。ガスが排出口44から電池モジュール1の外部に排出された後は、折り返し部43が係止面24aに近づく力、言い換えれば、排出スペースSを広げようとする力が加わらなくなるので、ガス漏れ防止のためのシール機能は解除される。ガスの圧力によって蓋部41が押圧されていない状態では、シール部材60に、シール性能確保のために圧縮力が加わらない状態となる。
本実施例の電池モジュール1によれば、排出スペースSに排出されるガスの圧力によってカバー部材40が押圧されるときに、ホルダ20から離れる方向にカバー部材40が移動することを規制する折り返し部43が設けられ、折り返し部43と係止部24aとの間に、シール部材60が設けられている。このため、必要なシール性能を確保するために、予めシール部材60に荷重をかけてカバー部材40をホルダ20に組み付ける必要がなく、組み付け作業の作業性を向上させることができる。シール部材60には、単電池10からガスが発生したときにのみ、必要なシール性能を得るための荷重(圧縮力)がかかるため、シール部材60のへたり(塑性変形など)を抑制することができ、シール性能の低下を抑制することができる。
なお、シール部材60は、折り返し部43と係止面24aとの間に配置されていればよいが、例えば、図2及び図3に示すように、折り返し部43と係止面24aとの間の凸部から係止部24に沿って下端面22まで延びるように形成することができる。このように構成することで、金属製のカバー部材40と金属製のホルダ20との絶縁性を確保することができる。
また、ホルダ20の上端面23の周縁に段差状の係止部24を形成しているが、これに限るものではない。例えば、ホルダ20の上端面23の周縁をそのまま係止面24aとすることができる。そして、上端面23の周縁と折り返し部43との間にシール部材60を配置することができる。
また、本実施例では、電池モジュール1においてホルダ20が電池モジュール1の下側に設けられ、排出スペースSが電池モジュール1の下方に設けられた態様を一例に示したが、これに限るものではない。例えば、電池モジュール1の上側にホルダ20を設け、排出スペースSが電池モジュール1の上部側に配置されるように構成することもできる。
この場合、排出スペースSが位置するホルダ20の上端面23と対向する下端面22側に、係止部24及び係止面24aを設ける。折り返し部43は、カバー部材40がガスの圧力によってZ方向上方へ移動することを規制するように設けられる。そして、折り返し部43の内面とZ方向下方に面する係止面24aとの間に、シール部材60を設ける。このように構成することで、単電池10からのガスの噴出時に、ガス圧によって蓋部41が押される方向と同じ方向に、シール部材60に圧縮力が加わり、必要なシール性能を発揮させることができる。なお、カバー部材40は、単電池10からガスが排出されていない状態(ガスの圧力によって押圧されていない状態)で、排出スペースSが形成された状態を維持するように(蓋部41の内面がホルダ20の上端面23と接触しないように)、ホルダ20に取り付けることができる。
1:電池モジュール、10:単電池、11:上端面(正極端子)、12:下端面(負極端子)、13:弁、20:ホルダ、21:開口部、22:下端面、23:上端面、24:係止部、24a:係止面、30:モジュールケース、40:カバー部材、41:蓋部、42:側壁部、43:折り返し部、44:排出口、51,52:バスバー、60:シール部、S:排出スペース

Claims (1)

  1. 所定方向に延びて、前記所定方向と直交する平面内で並んで配置された複数の蓄電素子と、
    複数の前記蓄電素子それぞれが挿入される複数の開口部を有し、前記所定方向における前記各蓄電素子の一端を保持するホルダと、
    前記ホルダとの間に、複数の前記開口部から露出する前記蓄電素子の一端側に設けられた排出弁から排出される前記蓄電素子内で発生したガスの排出スペースを形成するためのカバー部材と、
    前記排出スペースをシールするためのシール部材と、を有し、
    前記カバー部材は、前記カバー部材が前記排出スペース内に排出された前記ガスの圧力によって押圧される方向において前記排出スペースに面する前記ホルダの第1面と対向する第2面側に設けられ、前記押圧される方向への移動を規制する折り返し部を備え、
    前記シール部材は、複数の前記蓄電素子の周囲を取り囲むように前記折り返し部と前記第2面との間に設けられ、前記排出スペースに前記ガスが排出されたときに、前記折り返し部によって前記押圧される方向と同じ方向に圧縮されることを特徴とする蓄電モジュール。
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