JP2016080774A - 赤外線受光光学系および赤外線検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 広角で、高性能で、しかもコンパクトな赤外線受光光学系を提供する。【解決手段】 赤外線受光光学系は、物体側から受光素子側へ向かって、順次、赤外線バンドパスフィルタFT、第1のレンズL1、開口絞りADおよび第2のレンズL2を配置している。赤外線バンドパスフィルタFTは、赤外光以外、すなわち可視光等、の光線を抑制し、主として赤外光を透過する光学フィルタである。第1のレンズL1は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズであり、両面に非球面を形成している。開口絞りADを挟んで第1のレンズL1と対峙する第2のレンズL2は、受光素子側に凸面を向けた正メニスカスレンズであり、両面に非球面を形成している。これらの光学要素からなる赤外線受光光学系は、受光素子の表面に相当する結像面IPに結像して、受光素子に赤外線を検出させる。【選択図】 図1
Description
本発明は、赤外線センサおよび赤外線カメラ等に用いられる赤外線用の受光光学系、すなわち、物体からの赤外線を導き且つ結像させて受光素子で受光検出させる赤外線受光光学系およびその赤外線受光光学系を搭載する赤外線検出装置に関するものである。
近年、赤外領域の波長の光である赤外線を利用して赤外線画像を撮像する赤外線カメラおよび赤外線を検出する赤外線検出用のセンサやモジュールは、主として防犯や監視等を目的として需要が高まりつつある。また、センシング技術として、赤外線を利用するものが増えてきており、例えばゲーム業界等においても、赤外線を用いて人の動きを感知する技術の需要が高まってきている。
そのような状況にあって、赤外領域の波長の光である赤外線を検出する、いわゆる赤外線検出用センサの受光部に用いる光学系は、一般に1枚〜2枚のレンズで構成されている。このような装置では、赤外線を放射する物体がセンサにて検出できればよいため、レンズ枚数は1枚〜2枚で充分である。具体的には、例えば特許文献1(特開平8−204653号公報)および特許文献2(特開2007−264116号公報)等に開示されている。
また、赤外領域の波長の光である赤外線により形成される赤外線画像を結像させるための撮像用の赤外線レンズとしては、材料にゲルマニウムやシリコンなどを用いたレンズを2枚〜5枚用いた光学系が使用されることが多い。この種の光学系の例は、例えば、特許文献3(特開2000−75203号公報)、特許文献4(特開2008−268281号公報)、特許文献5(特開2012−2735号公報)および特許文献6(特許第4631753号公報)等に開示されている。
そのような状況にあって、赤外領域の波長の光である赤外線を検出する、いわゆる赤外線検出用センサの受光部に用いる光学系は、一般に1枚〜2枚のレンズで構成されている。このような装置では、赤外線を放射する物体がセンサにて検出できればよいため、レンズ枚数は1枚〜2枚で充分である。具体的には、例えば特許文献1(特開平8−204653号公報)および特許文献2(特開2007−264116号公報)等に開示されている。
また、赤外領域の波長の光である赤外線により形成される赤外線画像を結像させるための撮像用の赤外線レンズとしては、材料にゲルマニウムやシリコンなどを用いたレンズを2枚〜5枚用いた光学系が使用されることが多い。この種の光学系の例は、例えば、特許文献3(特開2000−75203号公報)、特許文献4(特開2008−268281号公報)、特許文献5(特開2012−2735号公報)および特許文献6(特許第4631753号公報)等に開示されている。
すなわち、特許文献1には、1枚のレンズを用いた光学系が、そして特許文献2には、2枚のレンズを用いた光学系がそれぞれ示されている。また、特許文献3には、例えばゲルマニウムレンズまたはシリコンレンズ等の2枚のレンズを用いた光学系が示されている。特許文献4には、硫化亜鉛を用いて形成したレンズを含む3枚のレンズを用いた光学系が示されている。特許文献5には、4枚のレンズを用いた光学系が、そして特許文献6には、硫化亜鉛を用いて形成したレンズを含む2枚〜3枚のレンズを用いた光学系が、それぞれ示されている。
上述した特許文献1および特許文献2に開示された光学系は、光学系の視野角、すなわち画角が狭く、対象物体までの距離が短い場合に広い範囲にわたって対象物体を検出しようとする目的には適していない。さらに、対象物体の検出位置精度、すなわち位置分解能を高めようとしても、特許文献1および特許文献2の構成では充分な精度を得ることはできない。
また、特許文献3、特許文献4、特許文献5および特許文献6に開示された光学系は、明るいF値も得ることができ、レンズ性能としては充分であるが、画角ωは20°以下と狭く、光学系を構成する各レンズのサイズも大きくなってしまい、小型で携帯性を重視した製品装置に搭載するのには適していない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、広角で、高性能で、しかもコンパクトな赤外線受光光学系を提供することを目的としている。
また、特許文献3、特許文献4、特許文献5および特許文献6に開示された光学系は、明るいF値も得ることができ、レンズ性能としては充分であるが、画角ωは20°以下と狭く、光学系を構成する各レンズのサイズも大きくなってしまい、小型で携帯性を重視した製品装置に搭載するのには適していない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、広角で、高性能で、しかもコンパクトな赤外線受光光学系を提供することを目的としている。
本発明に係る赤外線受光光学系は、上述した目的を達成するために、
赤外線受光光学系において、
パワーを有する3枚以下の複数の光学部材で構成し、画角が90°以上であり、
前記複数の光学部材のうちの最も物体側の負のパワーを有する光学部材は、物体側に凸形状をなし、且つ
前記複数の光学部材のうちの最も受光素子側の正のパワーを有する光学部材は、受光素子側に凸形状をなして形成し、
前記負のパワーを有する光学部材と、前記正のパワーを有する光学部材との間に開口絞りを配置してなることを特徴としている。
赤外線受光光学系において、
パワーを有する3枚以下の複数の光学部材で構成し、画角が90°以上であり、
前記複数の光学部材のうちの最も物体側の負のパワーを有する光学部材は、物体側に凸形状をなし、且つ
前記複数の光学部材のうちの最も受光素子側の正のパワーを有する光学部材は、受光素子側に凸形状をなして形成し、
前記負のパワーを有する光学部材と、前記正のパワーを有する光学部材との間に開口絞りを配置してなることを特徴としている。
本発明に係る赤外線受光光学系によれば、
赤外線受光光学系において、
パワーを有する3枚以下の複数の光学部材で構成し、画角が90°以上であり、
前記複数の光学部材のうちの最も物体側の負のパワーを有する光学部材は、物体側に凸形状をなし、且つ
前記複数の光学部材のうちの最も受光素子側の正のパワーを有する光学部材は、受光素子側に凸形状をなして形成し、
前記負のパワーを有する光学部材と、前記正のパワーを有する光学部材との間に開口絞りを配置してなることにより、
画角が90°以上と広角で、高性能で、しかもコンパクトな赤外線受光光学系を提供することができる。
赤外線受光光学系において、
パワーを有する3枚以下の複数の光学部材で構成し、画角が90°以上であり、
前記複数の光学部材のうちの最も物体側の負のパワーを有する光学部材は、物体側に凸形状をなし、且つ
前記複数の光学部材のうちの最も受光素子側の正のパワーを有する光学部材は、受光素子側に凸形状をなして形成し、
前記負のパワーを有する光学部材と、前記正のパワーを有する光学部材との間に開口絞りを配置してなることにより、
画角が90°以上と広角で、高性能で、しかもコンパクトな赤外線受光光学系を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態に基づき、図面を参照して本発明に係る赤外線受光光学系および赤外線検出装置を詳細に説明する。実施の形態および具体的な実施例について説明する前に、まず、本発明に係る赤外線受光光学系および赤外線検出装置の特徴について説明する。
本発明に係る赤外線受光光学系においては、赤外線受光光学系を、以下のように構成する(請求項1に対応する)。
本発明に係る赤外線受光光学系は、パワーを有する3枚以下の複数の光学部材を用いて、画角が90°以上を呈すべく構成する。そして、前記複数の光学部材のうちの最も物体側の負のパワーを有する光学部材は、物体側に凸形状をなし、且つ前記複数の光学部材のうちの最も受光素子側の正のパワーを有する光学部材は、受光素子側に凸形状をなして形成する。さらに、前記負のパワーを有する光学部材と、前記正のパワーを有する光学部材との間に、開口絞りを配置する。
まず、赤外線受光光学系の画角を90°以上として、しかも高性能とすることを検討する。
本発明に係る赤外線受光光学系においては、赤外線受光光学系を、以下のように構成する(請求項1に対応する)。
本発明に係る赤外線受光光学系は、パワーを有する3枚以下の複数の光学部材を用いて、画角が90°以上を呈すべく構成する。そして、前記複数の光学部材のうちの最も物体側の負のパワーを有する光学部材は、物体側に凸形状をなし、且つ前記複数の光学部材のうちの最も受光素子側の正のパワーを有する光学部材は、受光素子側に凸形状をなして形成する。さらに、前記負のパワーを有する光学部材と、前記正のパワーを有する光学部材との間に、開口絞りを配置する。
まず、赤外線受光光学系の画角を90°以上として、しかも高性能とすることを検討する。
パワーを有する単一の光学部材を用いて、このような赤外線受光光学系を構成するためには、光学系の全長を大きくする以外には手立てが無い。赤外線センサ等の赤外線検出装置は、サイズが大きいと、製品に搭載する上で、携帯性や設置性の点で不便なことが多くなるので望ましくない。
それに対して、コンパクトで、画角が90°以上で、しかも高性能な光学系を成立させるためには、少なくとも2枚以上のパワーを有する光学部材(一般的にはレンズ)が必要である。実施の形態および実施例に関連して後に述べるように、少なくとも1枚の負レンズと1枚の正レンズとを用いる必要があり、より高性能にするためには、さらに1枚の正レンズを追加して2枚の正レンズを用いることが望ましい。
そして、開口絞りは、負のパワーを有する光学部材と、正のパワーを有する光学部材との間に配置する。なお、開口絞りを、最も物体側または最も受光素子側に配置しても高性能化を達成することが可能ではあるが、そのようにすると、レンズの外径が大きくなる傾向となり、小型化の点で望ましくない。
すなわち、赤外線受光光学系を上述したように構成することによって、少ない光学部材の枚数で良好に収差を補正して、高い画像品質を得ることが可能となる。
また、本発明に係る赤外線受光光学系は、次の条件式〔1〕を満足することが望ましい(請求項2に対応する)。
それに対して、コンパクトで、画角が90°以上で、しかも高性能な光学系を成立させるためには、少なくとも2枚以上のパワーを有する光学部材(一般的にはレンズ)が必要である。実施の形態および実施例に関連して後に述べるように、少なくとも1枚の負レンズと1枚の正レンズとを用いる必要があり、より高性能にするためには、さらに1枚の正レンズを追加して2枚の正レンズを用いることが望ましい。
そして、開口絞りは、負のパワーを有する光学部材と、正のパワーを有する光学部材との間に配置する。なお、開口絞りを、最も物体側または最も受光素子側に配置しても高性能化を達成することが可能ではあるが、そのようにすると、レンズの外径が大きくなる傾向となり、小型化の点で望ましくない。
すなわち、赤外線受光光学系を上述したように構成することによって、少ない光学部材の枚数で良好に収差を補正して、高い画像品質を得ることが可能となる。
また、本発明に係る赤外線受光光学系は、次の条件式〔1〕を満足することが望ましい(請求項2に対応する)。
条件式:
〔1〕 1.0 < OAL/Y′ < 2.4
ここで、OALは、最も物体側のパワーを有する光学部材の最も物体側の面から受光素子の受光面までの距離を表し、そしてY′は、当該受光光学系の像高を表している。
OAL/Y′が、条件式〔1〕の下限に満たない場合には、光学性能が悪くなる傾向となり、受光光学系として望ましくない。また、OAL/Y′が、条件式〔1〕の上限を超える場合には、当該受光光学系の全長が大きくなるため、受光光学系の小型化の点で望ましくない。
さらに、本発明に係る赤外線受光光学系は、次の条件式〔2〕を満足することによって、より良好な光学性能を得ることができる(請求項3に対応する)。
条件式:
〔2〕 1.4 < |fns/fpe| < 4.2
ここで、fnsは、最も物体側の負のパワーを有する光学部材の焦点距離を表し、そしてfpeは、最も受光素子側の正のパワーを有する光学部材の焦点距離を表している。
|fns/fpe|が、条件式〔2〕の範囲外となる場合には、負レンズと正レンズのパワー配置が崩れて、大きな像面湾曲が発生するため、望ましくない。したがって、受光光学系が良好な光学性能を得るためには、条件式〔2〕の範囲内とすることが望ましい。
〔1〕 1.0 < OAL/Y′ < 2.4
ここで、OALは、最も物体側のパワーを有する光学部材の最も物体側の面から受光素子の受光面までの距離を表し、そしてY′は、当該受光光学系の像高を表している。
OAL/Y′が、条件式〔1〕の下限に満たない場合には、光学性能が悪くなる傾向となり、受光光学系として望ましくない。また、OAL/Y′が、条件式〔1〕の上限を超える場合には、当該受光光学系の全長が大きくなるため、受光光学系の小型化の点で望ましくない。
さらに、本発明に係る赤外線受光光学系は、次の条件式〔2〕を満足することによって、より良好な光学性能を得ることができる(請求項3に対応する)。
条件式:
〔2〕 1.4 < |fns/fpe| < 4.2
ここで、fnsは、最も物体側の負のパワーを有する光学部材の焦点距離を表し、そしてfpeは、最も受光素子側の正のパワーを有する光学部材の焦点距離を表している。
|fns/fpe|が、条件式〔2〕の範囲外となる場合には、負レンズと正レンズのパワー配置が崩れて、大きな像面湾曲が発生するため、望ましくない。したがって、受光光学系が良好な光学性能を得るためには、条件式〔2〕の範囲内とすることが望ましい。
さらに、本発明に係る赤外線受光光学系は、
物体側から、順次、
物体側に凸形状をなす負メニスカスレンズと、
開口絞りと、
受光素子側に凸形状をなす正メニスカスレンズと、
を配置して構成することができる(請求項4に対応する)。
また、本発明に係る赤外線受光光学系は、
物体側から、順次、
物体側に凸形状をなす正メニスカスレンズと、
物体側に凸形状をなす負メニスカスレンズと、
開口絞りと、
受光素子側に凸形状をなす正メニスカスレンズと、
を配置して構成することができる(請求項5に対応する)。
物体側から、順次、
物体側に凸形状をなす負メニスカスレンズと、
開口絞りと、
受光素子側に凸形状をなす正メニスカスレンズと、
を配置して構成することができる(請求項4に対応する)。
また、本発明に係る赤外線受光光学系は、
物体側から、順次、
物体側に凸形状をなす正メニスカスレンズと、
物体側に凸形状をなす負メニスカスレンズと、
開口絞りと、
受光素子側に凸形状をなす正メニスカスレンズと、
を配置して構成することができる(請求項5に対応する)。
本発明に係る赤外線検出装置は、
赤外線受光用の受光素子の受光光路上に、
上述したいずれかの赤外線受光光学系と、赤外線バンドパスフィルタと、可視光線を減衰させるフィルタとを配置して構成することができる(請求項6に対応する)。
なお、赤外線バンドパスフィルタと、可視光線を減衰(またはカット)させるフィルタは、典型的には最も物体側に配置するが、最も受光素子側に配置してもよく、赤外線受光用の受光素子の受光光路上であればどこでも構わない。
また、赤外線バンドパスフィルタは、赤外域の波長の光線を透過させ、それ以外の可視光域および必要ならば紫外域の光線を減衰させる光学フィルタで構成すれば良いが、光路上の他の光学素子および受光素子の特性を考慮し、フィルタ特性の異なる複数種の光学フィルタを組み合わせて、実質的に主として赤外域の波長の光線を受光素子に感応させるように構成しても良い。
赤外線受光用の受光素子の受光光路上に、
上述したいずれかの赤外線受光光学系と、赤外線バンドパスフィルタと、可視光線を減衰させるフィルタとを配置して構成することができる(請求項6に対応する)。
なお、赤外線バンドパスフィルタと、可視光線を減衰(またはカット)させるフィルタは、典型的には最も物体側に配置するが、最も受光素子側に配置してもよく、赤外線受光用の受光素子の受光光路上であればどこでも構わない。
また、赤外線バンドパスフィルタは、赤外域の波長の光線を透過させ、それ以外の可視光域および必要ならば紫外域の光線を減衰させる光学フィルタで構成すれば良いが、光路上の他の光学素子および受光素子の特性を考慮し、フィルタ特性の異なる複数種の光学フィルタを組み合わせて、実質的に主として赤外域の波長の光線を受光素子に感応させるように構成しても良い。
〔具体的な実施の形態および実施例〕
次に、本発明に係る赤外線受光光学系および赤外線検出装置のさらに具体的な実施の形態およびその実施例について説明する。
最初に、本発明に係る赤外線受光光学系の具体的な実施の形態としての第1の実施の形態〜第5の実施の形態について、それぞれ具体的な実施例としての実施例1〜実施例5により説明する。
図1および図2は、本発明の第1の実施の形態としての実施例1に係る赤外線受光光学系を説明するためのものである。図3および図4は、本発明の第2の実施の形態としての実施例2に係る赤外線受光光学系を説明するためのものである。図5および図6は、本発明の第3の実施の形態としての実施例3に係る赤外線受光光学系を説明するためのものである。図7および図8は、本発明の第4の実施の形態としての実施例4に係る赤外線受光光学系を説明するためのものである。そして図9および図10は、本発明の第5の実施の形態としての実施例5に係る赤外線受光光学系を説明するためのものである。
次に、本発明に係る赤外線受光光学系および赤外線検出装置のさらに具体的な実施の形態およびその実施例について説明する。
最初に、本発明に係る赤外線受光光学系の具体的な実施の形態としての第1の実施の形態〜第5の実施の形態について、それぞれ具体的な実施例としての実施例1〜実施例5により説明する。
図1および図2は、本発明の第1の実施の形態としての実施例1に係る赤外線受光光学系を説明するためのものである。図3および図4は、本発明の第2の実施の形態としての実施例2に係る赤外線受光光学系を説明するためのものである。図5および図6は、本発明の第3の実施の形態としての実施例3に係る赤外線受光光学系を説明するためのものである。図7および図8は、本発明の第4の実施の形態としての実施例4に係る赤外線受光光学系を説明するためのものである。そして図9および図10は、本発明の第5の実施の形態としての実施例5に係る赤外線受光光学系を説明するためのものである。
第1の実施の形態〜第3の実施の形態、すなわち実施例1〜実施例3の赤外線受光光学系は、いずれも、物体側から、順次、赤外線バンドパスフィルタ(可視光線を減衰させるフィルタを含む光学フィルタ。以下同じ。)第1のレンズ、開口絞り、そして第2のレンズをそれぞれ配置してなり、前記第1のレンズは、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状をなす負レンズとして構成し、前記第2のレンズは、受光素子側に凸面を向けた正メニスカス形状をなす正レンズとして構成している。前記第1のレンズおよび前記第2のレンズは、いずれも両面に非球面を形成してなる非球面レンズとしている。
第4の実施の形態および第5の実施の形態、すなわち実施例4および実施例5の赤外線受光光学系は、いずれも、物体側から、順次、第1のレンズ、第2のレンズ、開口絞り、そして第3のレンズをそれぞれ配置してなる。前記第1のレンズは、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状をなす正レンズとして構成し、前記第2のレンズは、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状をなす負レンズとして構成している。そして前記第3のレンズは、受光素子側に凸面を向けた正メニスカス形状をなす正レンズとして構成している。前記第1のレンズ、前記第2のレンズおよび前記第3のレンズは、いずれも両面に非球面を形成してなる非球面レンズとしている。
第4の実施の形態および第5の実施の形態、すなわち実施例4および実施例5の赤外線受光光学系は、いずれも、物体側から、順次、第1のレンズ、第2のレンズ、開口絞り、そして第3のレンズをそれぞれ配置してなる。前記第1のレンズは、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状をなす正レンズとして構成し、前記第2のレンズは、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状をなす負レンズとして構成している。そして前記第3のレンズは、受光素子側に凸面を向けた正メニスカス形状をなす正レンズとして構成している。前記第1のレンズ、前記第2のレンズおよび前記第3のレンズは、いずれも両面に非球面を形成してなる非球面レンズとしている。
これら実施例1〜実施例5の各実施例の赤外線受光光学系における収差は、充分に補正されている。すなわち、本発明に係る第1〜第5の実施の形態のように赤外線受光光学系を構成することによって、非常に良好な性能を確保し得ることは、これら実施例1〜実施例5の各実施例から明らかである。
これら実施例1〜実施例5の各実施例に共通の記号の意味は、次の通りである。
f:焦点距離(赤外線受光光学系全体の焦点距離)
F:F値(Fナンバ)
r:曲率半径
d:面間隔
nd:屈折率
νd:アッベ数
Y′:像高
これら実施例1〜実施例5の各実施例に共通の記号の意味は、次の通りである。
f:焦点距離(赤外線受光光学系全体の焦点距離)
F:F値(Fナンバ)
r:曲率半径
d:面間隔
nd:屈折率
νd:アッベ数
Y′:像高
また、非球面に関しての記号は、次の通りである。
k:非球面の円錐定数
r:曲率半径
H:光軸からの像高
C4:4次の非球面係数
C6:6次の非球面係数
C8:8次の非球面係数
C10:10次の非球面係数
C12:12次の非球面係数
C14:14次の非球面係数
C16:16次の非球面係数
ここで用いられる非球面形状は、光軸からの高さをH、円錐定数をkとし、各次数の非球面係数C4〜C16を用いて表される。
面の原点を基準としたときの光軸からの高さHの位置での光軸方向の変位X、すなわち、光軸方向における非球面量Xが、次式〔3〕で定義され、近軸における曲率半径r、円錐定数kおよび非球面係数C4〜C16を与えて非球面形状を特定する。
k:非球面の円錐定数
r:曲率半径
H:光軸からの像高
C4:4次の非球面係数
C6:6次の非球面係数
C8:8次の非球面係数
C10:10次の非球面係数
C12:12次の非球面係数
C14:14次の非球面係数
C16:16次の非球面係数
ここで用いられる非球面形状は、光軸からの高さをH、円錐定数をkとし、各次数の非球面係数C4〜C16を用いて表される。
面の原点を基準としたときの光軸からの高さHの位置での光軸方向の変位X、すなわち、光軸方向における非球面量Xが、次式〔3〕で定義され、近軸における曲率半径r、円錐定数kおよび非球面係数C4〜C16を与えて非球面形状を特定する。
次に、上述した本発明に基づく、実施の形態および具体的な実施例を詳細に説明する。
以下に述べる本発明の第1の実施の形態の実施例1〜第5の実施の形態の実施例5は、本発明に係る赤外線受光光学系の数値例による具体的な構成の実施例である。
〔第1の実施の形態〕
以下に述べる本発明の第1の実施の形態の実施例1〜第5の実施の形態の実施例5は、本発明に係る赤外線受光光学系の数値例による具体的な構成の実施例である。
〔第1の実施の形態〕
まず、上述した本発明の第1の実施の形態としての具体的な実施例1に係る赤外線受光光学系を詳細に説明する。
実施例1は、本発明の第1の実施の形態に係る赤外線受光光学系の具体的な構成の実施例であり、図1および図2は、本発明の第1の実施の形態としての実施例1に係る赤外線受光光学系を説明するためのものである。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る実施例1の赤外線受光光学系の縦断面の概念的な構成を示している。
図1に示す赤外線受光光学系は、赤外線バンドパスフィルタ(可視光線を減衰させるフィルタを含む。以下同じ)FT、第1のレンズL1、第2のレンズL2および開口絞りADを具備している。図1において、赤外線受光光学系を構成する各光学要素は、対象である物体側から結像面である受光素子側へ向かって、順次、赤外線バンドパスフィルタFT、第1のレンズL1、開口絞りADおよび第2のレンズL2を配置している。
赤外線バンドパスフィルタFTは、赤外光以外、すなわち可視光等、の光線を抑制し、主として赤外光を透過する通常の場合平行平板状の光学フィルタである。第1のレンズL1は、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状をなす負のパワーを持つ負レンズを形成し、両面に非球面を形成している。開口絞りADを挟んで第1のレンズL1と対峙する第2のレンズL2は、受光素子側に凸面を向けた正メニスカス形状をなす正のパワーを持つ正レンズを形成し、両面に非球面を形成している。これらの光学要素からなる赤外線受光光学系は、物体からの赤外線を導き且つ集光して、具体的には示していないが受光素子の表面に相当する結像面IPに結像する。
実施例1は、本発明の第1の実施の形態に係る赤外線受光光学系の具体的な構成の実施例であり、図1および図2は、本発明の第1の実施の形態としての実施例1に係る赤外線受光光学系を説明するためのものである。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る実施例1の赤外線受光光学系の縦断面の概念的な構成を示している。
図1に示す赤外線受光光学系は、赤外線バンドパスフィルタ(可視光線を減衰させるフィルタを含む。以下同じ)FT、第1のレンズL1、第2のレンズL2および開口絞りADを具備している。図1において、赤外線受光光学系を構成する各光学要素は、対象である物体側から結像面である受光素子側へ向かって、順次、赤外線バンドパスフィルタFT、第1のレンズL1、開口絞りADおよび第2のレンズL2を配置している。
赤外線バンドパスフィルタFTは、赤外光以外、すなわち可視光等、の光線を抑制し、主として赤外光を透過する通常の場合平行平板状の光学フィルタである。第1のレンズL1は、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状をなす負のパワーを持つ負レンズを形成し、両面に非球面を形成している。開口絞りADを挟んで第1のレンズL1と対峙する第2のレンズL2は、受光素子側に凸面を向けた正メニスカス形状をなす正のパワーを持つ正レンズを形成し、両面に非球面を形成している。これらの光学要素からなる赤外線受光光学系は、物体からの赤外線を導き且つ集光して、具体的には示していないが受光素子の表面に相当する結像面IPに結像する。
すなわち、第1のレンズL1、開口絞りADおよび第2のレンズL2を有して構成した当該赤外線受光光学系は、赤外線バンドパスフィルタFTを介して物体側から入射する赤外光を集光し、当該赤外線受光光学系の受光素子側の結像面IPに結像して、受光素子に入射させ赤外線を検出させる。
図1には、各光学面の面番号も示している。なお、図1における各参照符号は、参照符号の桁数の増大による説明の煩雑化を避けるため、実施例2〜実施例5についても共通に用いている。そのため、図3、図5、図7および図9と共通の参照符号を付していてもそれらに対応する実施例2〜実施例5とはかならずしも同一の構成ではない。
この実施例1においては、焦点距離f、F値(Fナンバ)Fおよび半画角ωが、それぞれ、f=3.6mm、F値=F3.2およびω=47°である。また、各光学要素の光学特性は、次表1の通りである。なお次表1において、赤外線バンドパスフィルタをFT、第1のレンズをL1、開口絞りをAD、第2のレンズをL2として示しており、これらは実施例2(の表4)および実施例3(の表7)においても同様である。
図1には、各光学面の面番号も示している。なお、図1における各参照符号は、参照符号の桁数の増大による説明の煩雑化を避けるため、実施例2〜実施例5についても共通に用いている。そのため、図3、図5、図7および図9と共通の参照符号を付していてもそれらに対応する実施例2〜実施例5とはかならずしも同一の構成ではない。
この実施例1においては、焦点距離f、F値(Fナンバ)Fおよび半画角ωが、それぞれ、f=3.6mm、F値=F3.2およびω=47°である。また、各光学要素の光学特性は、次表1の通りである。なお次表1において、赤外線バンドパスフィルタをFT、第1のレンズをL1、開口絞りをAD、第2のレンズをL2として示しており、これらは実施例2(の表4)および実施例3(の表7)においても同様である。
表1において、面番号に「*(アスタリスク)」を付して示した面番号のレンズ面が非球面である。すなわち、表1においては、「*」が付された第3面、第4面、第6面および第7面の各光学面が非球面であり、式〔3〕における各非球面のパラメータは、次表2の通りである。
この場合、各条件式における変数に対応する値は、次表3の通りとなり、それぞれ条件式〔1〕および条件式〔2〕を満足している。
また、図2に、実施例1における球面収差、非点収差、歪曲収差および横収差の各収差曲線図を示している。これらの収差曲線図において、評価波長は、850nmとしており、これら各図から、各収差が明らかに小さく抑制されていることがわかる。なお、これらの収差曲線図において、非点収差図における実線はサジタル、そして破線はメリディオナルをそれぞれ表している。これらは、他の実施例の収差図についても同様である。
〔第2の実施の形態〕
〔第2の実施の形態〕
次に、上述した本発明の第2の実施の形態としての具体的な実施例2に係る赤外線受光光学系を詳細に説明する。
実施例2は、本発明の第2の実施の形態に係る赤外線受光光学系の具体的な構成の実施例であり、図3および図4は、本発明の第2の実施の形態としての実施例2に係る赤外線受光光学系を説明するためのものである。
図3は、本発明の第2の実施の形態に係る実施例2の赤外線受光光学系の光学系の縦断面の概念的な構成を示している。
図3に示す赤外線受光光学系は、赤外線バンドパスフィルタFT、第1のレンズL1、第2のレンズL2および開口絞りADを具備している。図3において、赤外線受光光学系を構成する各光学要素は、対象である物体側から結像面である受光素子側へ向かって、順次、赤外線バンドパスフィルタFT、第1のレンズL1、開口絞りADおよび第2のレンズL2を配置している。
赤外線バンドパスフィルタFTは、赤外光以外、すなわち可視光等、の光線を抑制し、主として赤外光を透過する通常の場合平行平板状の光学フィルタである。第1のレンズL1は、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状をなす負レンズを形成し、両面に非球面を形成している。
実施例2は、本発明の第2の実施の形態に係る赤外線受光光学系の具体的な構成の実施例であり、図3および図4は、本発明の第2の実施の形態としての実施例2に係る赤外線受光光学系を説明するためのものである。
図3は、本発明の第2の実施の形態に係る実施例2の赤外線受光光学系の光学系の縦断面の概念的な構成を示している。
図3に示す赤外線受光光学系は、赤外線バンドパスフィルタFT、第1のレンズL1、第2のレンズL2および開口絞りADを具備している。図3において、赤外線受光光学系を構成する各光学要素は、対象である物体側から結像面である受光素子側へ向かって、順次、赤外線バンドパスフィルタFT、第1のレンズL1、開口絞りADおよび第2のレンズL2を配置している。
赤外線バンドパスフィルタFTは、赤外光以外、すなわち可視光等、の光線を抑制し、主として赤外光を透過する通常の場合平行平板状の光学フィルタである。第1のレンズL1は、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状をなす負レンズを形成し、両面に非球面を形成している。
開口絞りADを挟んで第1のレンズL1と対峙する第2のレンズL2は、受光素子側に凸面を向けた正メニスカス形状をなす正レンズを形成し、両面に非球面を形成している。これらの光学要素からなる赤外線受光光学系は、物体からの赤外線を導き且つ集光して、具体的には示していないが受光素子の表面に相当する結像面IPに結像する。
すなわち、第1のレンズL1、開口絞りADおよび第2のレンズL2を有して構成した当該赤外線受光光学系は、赤外線バンドパスフィルタFTを介して物体側から入射する赤外光を集光し、当該赤外線受光光学系の受光素子側の結像面IPに結像して、受光素子に入射させ赤外線を検出させる。
図3には、各光学面の面番号も示している。なお、図3における各参照符号は、参照符号の桁数の増大による説明の煩雑化を避けるため、実施例1および実施例3〜実施例5についても共通に用いている。そのため、図1、図5、図7および図9と共通の参照符号を付していてもそれらに対応する実施例1および実施例3〜実施例5とはかならずしも同一の構成ではない。
すなわち、第1のレンズL1、開口絞りADおよび第2のレンズL2を有して構成した当該赤外線受光光学系は、赤外線バンドパスフィルタFTを介して物体側から入射する赤外光を集光し、当該赤外線受光光学系の受光素子側の結像面IPに結像して、受光素子に入射させ赤外線を検出させる。
図3には、各光学面の面番号も示している。なお、図3における各参照符号は、参照符号の桁数の増大による説明の煩雑化を避けるため、実施例1および実施例3〜実施例5についても共通に用いている。そのため、図1、図5、図7および図9と共通の参照符号を付していてもそれらに対応する実施例1および実施例3〜実施例5とはかならずしも同一の構成ではない。
この実施例2においては、焦点距離f、F値(Fナンバ)Fおよび半画角ωが、それぞれ、f=3.6mm、F値=F3.2およびω=45°である。また、各光学要素の光学特性は、次表4の通りである。なお次表4において、赤外線バンドパスフィルタをFT、第1のレンズをL1、開口絞りをAD、第2のレンズをL2として示しており、これらは実施例1(の表1)および実施例3(の表7)においても同様である。
表4においても、面番号に「*」を付して示した面番号のレンズ面が非球面である。すなわち、表4においては、「*」が付された第3面、第4面、第6面および第7面の各光学面が非球面であり、式〔3〕における各非球面のパラメータは、次表5の通りである。
この場合、各条件式における変数に対応する値は、次表6の通りとなり、それぞれ条件式〔1〕および条件式〔2〕を満足している。
また、図4に、実施例2における球面収差、非点収差、歪曲収差および横収差の各収差曲線図を示している。これらの収差曲線図においても、評価波長は850nmとしており、これら各図から、各収差が明らかに小さく抑制されていることがわかる。なお、これらの収差曲線図において、非点収差図における実線はサジタル、そして破線はメリディオナルを、それぞれ表している。これらは、他の実施例の収差図についても同様である。
〔第3の実施の形態〕
〔第3の実施の形態〕
次に、上述した本発明の第3の実施の形態としての具体的な実施例3に係る赤外線受光光学系を詳細に説明する。
実施例3は、本発明の第3の実施の形態に係る赤外線受光光学系の具体的な構成の実施例であり、図5および図6は、本発明の第3の実施の形態としての実施例3に係る赤外線受光光学系を説明するためのものである。
図5は、本発明の第3の実施の形態に係る実施例3の赤外線受光光学系の光学系の縦断面の概念的な構成を示している。
図5に示す赤外線受光光学系は、赤外線バンドパスフィルタFT、第1のレンズL1、第2のレンズL2および開口絞りADを具備している。図5において、赤外線受光光学系を構成する各光学要素は、対象である物体側から結像面である受光素子側へ向かって、順次、赤外線バンドパスフィルタFT、第1のレンズL1、開口絞りADおよび第2のレンズL2を配置している。
赤外線バンドパスフィルタFTは、赤外光以外、すなわち可視光等、の光線を抑制し、主として赤外光を透過する通常の場合平行平板状の光学フィルタである。第1のレンズL1は、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状をなす負レンズを形成し、両面に非球面を形成している。開口絞りADを挟んで第1のレンズL1と対峙する第2のレンズL2は、受光素子側に凸面を向けた正メニスカス形状をなす正レンズを形成し、両面に非球面を形成している。
実施例3は、本発明の第3の実施の形態に係る赤外線受光光学系の具体的な構成の実施例であり、図5および図6は、本発明の第3の実施の形態としての実施例3に係る赤外線受光光学系を説明するためのものである。
図5は、本発明の第3の実施の形態に係る実施例3の赤外線受光光学系の光学系の縦断面の概念的な構成を示している。
図5に示す赤外線受光光学系は、赤外線バンドパスフィルタFT、第1のレンズL1、第2のレンズL2および開口絞りADを具備している。図5において、赤外線受光光学系を構成する各光学要素は、対象である物体側から結像面である受光素子側へ向かって、順次、赤外線バンドパスフィルタFT、第1のレンズL1、開口絞りADおよび第2のレンズL2を配置している。
赤外線バンドパスフィルタFTは、赤外光以外、すなわち可視光等、の光線を抑制し、主として赤外光を透過する通常の場合平行平板状の光学フィルタである。第1のレンズL1は、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状をなす負レンズを形成し、両面に非球面を形成している。開口絞りADを挟んで第1のレンズL1と対峙する第2のレンズL2は、受光素子側に凸面を向けた正メニスカス形状をなす正レンズを形成し、両面に非球面を形成している。
これらの光学要素からなる赤外線受光光学系は、物体からの赤外線を導き且つ集光して、具体的には示していないが受光素子の表面に相当する結像面IPに結像する。
すなわち、第1のレンズL1、開口絞りADおよび第2のレンズL2を有して構成した当該赤外線受光光学系は、赤外線バンドパスフィルタFTを介して物体側から入射する赤外光を集光し、当該赤外線受光光学系の受光素子側の結像面IPに結像して、受光素子に入射させ赤外線を検出させる。
図5には、各光学面の面番号も示している。
この実施例3においては、焦点距離f、F値(Fナンバ)Fおよび半画角ωが、それぞれ、f=3.6mm、F値=F3.2およびω=50°である。また、各光学要素の光学特性は、次表7の通りである。なお次表において、赤外線バンドパスフィルタをFT、第1のレンズをL1、開口絞りをAD、第2のレンズをL2として示しており、これらは実施例1(の表1)および実施例2(の表4)においても同様である。
すなわち、第1のレンズL1、開口絞りADおよび第2のレンズL2を有して構成した当該赤外線受光光学系は、赤外線バンドパスフィルタFTを介して物体側から入射する赤外光を集光し、当該赤外線受光光学系の受光素子側の結像面IPに結像して、受光素子に入射させ赤外線を検出させる。
図5には、各光学面の面番号も示している。
この実施例3においては、焦点距離f、F値(Fナンバ)Fおよび半画角ωが、それぞれ、f=3.6mm、F値=F3.2およびω=50°である。また、各光学要素の光学特性は、次表7の通りである。なお次表において、赤外線バンドパスフィルタをFT、第1のレンズをL1、開口絞りをAD、第2のレンズをL2として示しており、これらは実施例1(の表1)および実施例2(の表4)においても同様である。
表7においても、面番号に「*」を付して示した面番号のレンズ面が非球面である。すなわち、表7においても、「*」が付された第3面、第4面、第6面および第7面の各光学面が非球面であり、式〔3〕における各非球面のパラメータは、次表8の通りである。
この場合、各条件式における変数に対応する値は、次表9の通りとなり、それぞれ条件式〔1〕および条件式〔2〕を満足している。
また、図6に、実施例3における球面収差、非点収差、歪曲収差および横収差の各収差曲線図を示している。これらの収差曲線図においても、評価波長は850nmとしており、これら各図から、各収差が明らかに小さく抑制されていることがわかる。なお、これらの収差曲線図において、非点収差図における実線はサジタル、そして破線はメリディオナルをそれぞれ表している。これらは、他の実施例の収差図についても同様である。
〔第4の実施の形態〕
〔第4の実施の形態〕
次に、上述した本発明の第4の実施の形態としての具体的な実施例4に係る赤外線受光光学系を詳細に説明する。
実施例4は、本発明の第4の実施の形態に係る赤外線受光光学系の具体的な構成の実施例であり、図7および図8は、本発明の第4の実施の形態としての実施例4に係る赤外線受光光学系を説明するためのものである。
図7は、本発明の第4の実施の形態に係る実施例4の赤外線受光光学系の光学系の縦断面の概念的な構成を示している。
図7に示す赤外線受光光学系は、赤外線バンドパスフィルタFT、第1のレンズL1、第2のレンズL2、第3のレンズL3および開口絞りADを具備している。図7において、赤外線受光光学系を構成する各光学要素は、対象である物体側から結像面である受光素子側へ向かって、順次、赤外線バンドパスフィルタFT、第1のレンズL1、第2のレンズL2、開口絞りADおよび第3のレンズL3を配置している。
赤外線バンドパスフィルタFTは、赤外光以外、すなわち可視光等、の光線を抑制し、主として赤外光を透過する通常の場合平行平板状の光学フィルタである。第1のレンズL1は、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状をなす正レンズを形成し、両面に非球面を形成している。
実施例4は、本発明の第4の実施の形態に係る赤外線受光光学系の具体的な構成の実施例であり、図7および図8は、本発明の第4の実施の形態としての実施例4に係る赤外線受光光学系を説明するためのものである。
図7は、本発明の第4の実施の形態に係る実施例4の赤外線受光光学系の光学系の縦断面の概念的な構成を示している。
図7に示す赤外線受光光学系は、赤外線バンドパスフィルタFT、第1のレンズL1、第2のレンズL2、第3のレンズL3および開口絞りADを具備している。図7において、赤外線受光光学系を構成する各光学要素は、対象である物体側から結像面である受光素子側へ向かって、順次、赤外線バンドパスフィルタFT、第1のレンズL1、第2のレンズL2、開口絞りADおよび第3のレンズL3を配置している。
赤外線バンドパスフィルタFTは、赤外光以外、すなわち可視光等、の光線を抑制し、主として赤外光を透過する通常の場合平行平板状の光学フィルタである。第1のレンズL1は、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状をなす正レンズを形成し、両面に非球面を形成している。
第2のレンズL2は、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状をなす負レンズを形成し、両面に非球面を形成している。開口絞りADを挟んで第2のレンズL2と対峙する第3のレンズL3は、受光素子側に凸面を向けた正メニスカス形状をなす正レンズを形成し、両面に非球面を形成している。これらの光学要素からなる赤外線受光光学系は、物体からの赤外線を導き且つ集光して、具体的には示していないが受光素子の表面に相当する結像面IPに結像する。
すなわち、第1のレンズL1、第2のレンズL2、開口絞りADおよび第3のレンズL3を有して構成した当該赤外線受光光学系は、赤外線バンドパスフィルタFTを介して物体側から入射する赤外光を集光し、当該赤外線受光光学系の受光素子側の結像面IPに結像して、受光素子に入射させ赤外線を検出させる。
図7には、各光学面の面番号も示している。
この実施例4においては、焦点距離f、F値(Fナンバ)Fおよび半画角ωが、それぞれ、f=3.6mm、F値=F3.2およびω=47°である。また、各光学要素の光学特性は、次表10の通りである。なお次表10において、赤外線バンドパスフィルタをFT、第1のレンズをL1、第2のレンズをL2、開口絞りをAD、第3のレンズをL3として示しており、これらは実施例5(の表13)においても同様である。
すなわち、第1のレンズL1、第2のレンズL2、開口絞りADおよび第3のレンズL3を有して構成した当該赤外線受光光学系は、赤外線バンドパスフィルタFTを介して物体側から入射する赤外光を集光し、当該赤外線受光光学系の受光素子側の結像面IPに結像して、受光素子に入射させ赤外線を検出させる。
図7には、各光学面の面番号も示している。
この実施例4においては、焦点距離f、F値(Fナンバ)Fおよび半画角ωが、それぞれ、f=3.6mm、F値=F3.2およびω=47°である。また、各光学要素の光学特性は、次表10の通りである。なお次表10において、赤外線バンドパスフィルタをFT、第1のレンズをL1、第2のレンズをL2、開口絞りをAD、第3のレンズをL3として示しており、これらは実施例5(の表13)においても同様である。
表10においても、面番号に「*」を付して示した面番号のレンズ面が非球面である。すなわち、表10においても、「*」が付された第3面、第4面、第5面、第6面、第8面および第9面の各光学面が非球面であり、式〔3〕における各非球面のパラメータは、次表11の通りである。なお、非球面係数において、「En」は、「10のべき乗」すなわち「×10n」を表し、例えば「E−05」は、「×10−5」を表している。これらは、他の実施例についても同様である。
この場合、各条件式における変数に対応する値は、次表12の通りとなり、それぞれ条件式〔1〕および条件式〔2〕を満足している。
また、図8に、実施例4における球面収差、非点収差、歪曲収差および横収差の各収差曲線図を示している。これらの収差曲線図においても、評価波長は850nmとしており、これら各図から、各収差が明らかに小さく抑制されていることがわかる。なお、これらの収差曲線図において、非点収差図における実線はサジタル、そして破線はメリディオナルをそれぞれ表している。これらは、他の実施例の収差図についても同様である。
〔第5の実施の形態〕
〔第5の実施の形態〕
次に、上述した本発明の第5の実施の形態としての具体的な実施例5に係る赤外線受光光学系を詳細に説明する。
実施例5は、本発明の第5の実施の形態に係る赤外線受光光学系の具体的な構成の実施例であり、図9および図10は、本発明の第5の実施の形態としての実施例5に係る赤外線受光光学系を説明するためのものである。
図9は、本発明の第5の実施の形態に係る実施例5の赤外線受光光学系の光学系の縦断面の概念的な構成を示している。
図9に示す赤外線受光光学系は、赤外線バンドパスフィルタFT、第1のレンズL1、第2のレンズL2、第3のレンズL3および開口絞りADを具備している。図9において、赤外線受光光学系を構成する各光学要素は、対象である物体側から結像面である受光素子側へ向かって、順次、赤外線バンドパスフィルタFT、第1のレンズL1、第2のレンズL2、開口絞りADおよび第3のレンズL3を配置している。
赤外線バンドパスフィルタFTは、赤外光以外、すなわち可視光等、の光線を抑制し、主として赤外光を透過する通常の場合平行平板状の光学フィルタである。第1のレンズL1は、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状をなす正レンズを形成し、両面に非球面を形成している。
実施例5は、本発明の第5の実施の形態に係る赤外線受光光学系の具体的な構成の実施例であり、図9および図10は、本発明の第5の実施の形態としての実施例5に係る赤外線受光光学系を説明するためのものである。
図9は、本発明の第5の実施の形態に係る実施例5の赤外線受光光学系の光学系の縦断面の概念的な構成を示している。
図9に示す赤外線受光光学系は、赤外線バンドパスフィルタFT、第1のレンズL1、第2のレンズL2、第3のレンズL3および開口絞りADを具備している。図9において、赤外線受光光学系を構成する各光学要素は、対象である物体側から結像面である受光素子側へ向かって、順次、赤外線バンドパスフィルタFT、第1のレンズL1、第2のレンズL2、開口絞りADおよび第3のレンズL3を配置している。
赤外線バンドパスフィルタFTは、赤外光以外、すなわち可視光等、の光線を抑制し、主として赤外光を透過する通常の場合平行平板状の光学フィルタである。第1のレンズL1は、物体側に凸面を向けた正メニスカス形状をなす正レンズを形成し、両面に非球面を形成している。
第2のレンズL2は、物体側に凸面を向けた負メニスカス形状をなす負レンズを形成し、両面に非球面を形成している。開口絞りADを挟んで第2のレンズL2と対峙する第3のレンズL3は、受光素子側に凸面を向けた正メニスカス形状をなす正レンズを形成し、両面に非球面を形成している。これらの光学要素からなる赤外線受光光学系は、物体からの赤外線を導き且つ集光して、具体的には示していないが受光素子の表面に相当する結像面IPに結像する。
すなわち、第1のレンズL1、第2のレンズL2、開口絞りADおよび第3のレンズL3を有して構成した当該赤外線受光光学系は、赤外線バンドパスフィルタFTを介して物体側から入射する赤外光を集光し、当該赤外線受光光学系の受光素子側の結像面IPに結像して、受光素子に入射させ赤外線を検出させる。
図9には、各光学面の面番号も示している。
この実施例5においては、焦点距離f、F値(Fナンバ)Fおよび半画角ωが、それぞれ、f=2.2mm、F値=F3.2およびω=47°である。また、各光学要素の光学特性は、次表13の通りである。なお次表13において、赤外線バンドパスフィルタをFT、第1のレンズをL1、第2のレンズをL2、開口絞りをAD、第3のレンズをL3として示しており、これらは実施例4(の表10)においても同様である。
すなわち、第1のレンズL1、第2のレンズL2、開口絞りADおよび第3のレンズL3を有して構成した当該赤外線受光光学系は、赤外線バンドパスフィルタFTを介して物体側から入射する赤外光を集光し、当該赤外線受光光学系の受光素子側の結像面IPに結像して、受光素子に入射させ赤外線を検出させる。
図9には、各光学面の面番号も示している。
この実施例5においては、焦点距離f、F値(Fナンバ)Fおよび半画角ωが、それぞれ、f=2.2mm、F値=F3.2およびω=47°である。また、各光学要素の光学特性は、次表13の通りである。なお次表13において、赤外線バンドパスフィルタをFT、第1のレンズをL1、第2のレンズをL2、開口絞りをAD、第3のレンズをL3として示しており、これらは実施例4(の表10)においても同様である。
表13においても、面番号に「*」を付して示した面番号のレンズ面が非球面である。すなわち、表13においても、「*」が付された第3面、第4面、第5面、第6面、第8面および第9面の各光学面が非球面であり、式〔3〕における各非球面のパラメータは、次表14の通りである。また、非球面係数において、「En」は、「10のべき乗」すなわち「×10n」を表し、例えば「E−05」は、「×10−5」を表している。これらは、他の実施例についても同様である。
この場合、各条件式における変数に対応する値は、次表15の通りとなり、それぞれ条件式〔1〕および条件式〔2〕を満足している。
また、図10に、実施例5における球面収差、非点収差、歪曲収差および横収差の各収差曲線図を示している。これらの収差曲線図においても、評価波長は、850nmとしており、これら各図から、各収差が明らかに小さく抑制されていることがわかる。なお、これらの収差曲線図において、非点収差図における実線はサジタル、そして破線はメリディオナルをそれぞれ表している。これらは、他の実施例の収差図についても同様である。
以上詳述したように、本発明に係る赤外線受光光学系の第1〜第5の実施の形態について、具体的な実施例1〜実施例5を参照して説明した。
各実施例の収差は、高いレベルで補正されており、球面収差、非点収差、像面湾曲および横収差も充分に補正されている。本発明に係る赤外線受光光学系によって、良好な光学性能を確保し得ることは、各実施例より明らかである。
また、上述した赤外線受光光学系の第1〜第5の実施の形態に係る実施例1〜実施例5の図1、図3、図5、図7および図9には、赤外線受光用の受光素子の受光光路上に、実施例1〜実施例5に係る赤外線受光光学系と、赤外線を透過し且つ可視光線を減衰させる赤外線バンドパスフィルタとを配置した赤外線検出装置の構成をも示しており、このような構成によって本発明に係る赤外線検出装置を実施することができる。
以上詳述したように、本発明に係る赤外線受光光学系の第1〜第5の実施の形態について、具体的な実施例1〜実施例5を参照して説明した。
各実施例の収差は、高いレベルで補正されており、球面収差、非点収差、像面湾曲および横収差も充分に補正されている。本発明に係る赤外線受光光学系によって、良好な光学性能を確保し得ることは、各実施例より明らかである。
また、上述した赤外線受光光学系の第1〜第5の実施の形態に係る実施例1〜実施例5の図1、図3、図5、図7および図9には、赤外線受光用の受光素子の受光光路上に、実施例1〜実施例5に係る赤外線受光光学系と、赤外線を透過し且つ可視光線を減衰させる赤外線バンドパスフィルタとを配置した赤外線検出装置の構成をも示しており、このような構成によって本発明に係る赤外線検出装置を実施することができる。
L1 第1のレンズ
L2 第2のレンズ
L3 第3のレンズ
AD 開口絞り
FT 赤外線バンドパスフィルタ
L2 第2のレンズ
L3 第3のレンズ
AD 開口絞り
FT 赤外線バンドパスフィルタ
Claims (6)
- 赤外線受光光学系において、
パワーを有する3枚以下の複数の光学部材で構成し、画角が90°以上であり、
前記複数の光学部材のうちの最も物体側の負のパワーを有する光学部材は、物体側に凸形状をなし、且つ
前記複数の光学部材のうちの最も受光素子側の正のパワーを有する光学部材は、受光素子側に凸形状をなして形成し、
前記負のパワーを有する光学部材と、前記正のパワーを有する光学部材との間に開口絞りを配置してなることを特徴とする赤外線受光光学系。 - 最も物体側のパワーを有する光学部材の最も物体側の面から受光素子の受光面までの距離をOALとし、そして当該受光光学系の像高をY′として、
条件式:
〔1〕 1.0 < OAL/Y′ < 2.4
を満足することを特徴とする請求項1に記載の赤外線受光光学系。 - 最も物体側の負のパワーを有する光学部材の焦点距離をfnsとし、そして最も受光素子側の正のパワーを有する光学部材の焦点距離をfpeとして、
条件式:
〔2〕 1.4 < |fns/fpe| < 4.2
を満足することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の赤外線受光光学系。 - 物体側から、順次、
物体側に凸形状をなす負メニスカスレンズと、
開口絞りと、
受光素子側に凸形状をなす正メニスカスレンズと、
を配置してなることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の赤外線受光光学系。 - 物体側から、順次、
物体側に凸形状をなす正メニスカスレンズと、
物体側に凸形状をなす負メニスカスレンズと、
開口絞りと、
受光素子側に凸形状をなす正メニスカスレンズと、
を配置してなることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の赤外線受光光学系。 - 前記受光素子の受光光路上に請求項1〜請求項5のいずれか1項の赤外線受光光学系と、赤外線バンドパスフィルタと可視光線を減衰させるフィルタとを搭載することを特徴とする赤外線検出装置。
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---|---|---|---|
JP2014209526A JP2016080774A (ja) | 2014-10-10 | 2014-10-10 | 赤外線受光光学系および赤外線検出装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014209526A JP2016080774A (ja) | 2014-10-10 | 2014-10-10 | 赤外線受光光学系および赤外線検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2016080774A true JP2016080774A (ja) | 2016-05-16 |
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016080774A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106842518A (zh) * | 2017-03-03 | 2017-06-13 | 东莞市宇光光电科技有限公司 | 内窥用摄像物镜光学系统 |
CN110596867A (zh) * | 2019-10-18 | 2019-12-20 | 沈阳师范大学 | 手机超广角镜头用适配镜头 |
JP2020027205A (ja) * | 2018-08-14 | 2020-02-20 | 株式会社タムロン | 撮像光学系及び撮像装置 |
-
2014
- 2014-10-10 JP JP2014209526A patent/JP2016080774A/ja active Pending
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CN106842518A (zh) * | 2017-03-03 | 2017-06-13 | 东莞市宇光光电科技有限公司 | 内窥用摄像物镜光学系统 |
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