JP2016080372A - フィルム検査方法およびフィルム検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】長尺フィルムを巻き取る際に、巻取ロールにおいてフィルムにしわが寄ったり、異物を噛み込むことが発生する。巻取の最中にフィルムにしわや異物によって発生する凹凸を検出するのが容易ではなかった。
【解決手段】長尺フィルムを巻取ロールで巻き取る最中に行うフィルム検査方法であって、
前記長尺フィルムを前記巻取ロールに巻き取る工程と、
前記巻取ロールのフィルム面に、前記巻取ロールの回転周期Trとの比がm:1ではなく、1:m(mは自然数)でもない発光周期Tsのストロボ光をあて、前記フィルム面の凹凸の有無を確認する工程を有することを特徴とするフィルム検査方法によって、巻取最中でも凹凸を確認することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、長尺フィルムを巻取ロールに巻き取る際に発生するしわや異物によってフィルム面に発生する凹凸を、巻取の最中に検出するフィルム検査方法およびフィルム検査装置に関する。
長尺フィルムは、フィルム材料を溶融して、フィルム状に成形し、巻取ロールに巻き取ることで形成される。また、すでに作製された長尺フィルム上にさまざまな物質を膜状に形成したものも、長尺フィルムといえる。このような長尺フィルムは、要望に応じてその一部若しくは全部を他の巻取ロールに巻き取られる場合もある。
長尺フィルムは、巻取ロールに巻き取る際に、しわが寄る若しくは、異物を噛みこむことで、フィルム表面に凹凸が発生してしまっては、その部分の製品価値がなくなる。また、凹凸の上に重ねて巻き上げられるフィルムにも同様にしわが写るため、製品価値が失われる。
したがって、長尺フィルムに凹凸が発生しないように巻取ロールに巻き取る技術が必要になる。しかしその前に、長尺フィルムを巻取ロールに巻取っている間に、フィルム表面に凹凸が発生したことを検出できることが必要になる。巻き取り後の巻き姿だけで凹凸の有無を検査しようとすると、わずかな凹凸の場合、上に巻き重ねたフィルムによって、凹凸が隠れてしまうからである。
従来、フィルムに発生した凹凸を検査する場合、フィルムに光を照射し、明暗として現れるその反射光の状態の変化を発見することで、凹凸を探すことが行われている。しかし、回転中の巻取ロールは、高速で回転するため、直接肉眼で反射光の明暗(凹凸)の有無を発見しようとしても、よほど大きな凹凸でなければ発見は難しい。
一般に被検査体上に存在する凹凸を検査しようとする場合、被検査体に光(例えば蛍光灯、LED光、レーザ光)を照射し、その反射光の陰影を観察する方法が用いられている。例えば、光を被検査体の表面に照射し、被検査体の表面で反射した反射光を人が観察、もしくはセンサ上に結像させる方法がある。このとき被検査体に凹凸が存在する場合は反射光の散乱状態が変化するため、陰影が発生し、表面の凹凸の検出が可能となる。この方法では、被検査体が高速に運動する場合、眼の分解能が追いつかないという問題がある。
それに対して、特許文献1では設備の加工サイクルに同期して制御されるストロボ光を高速に動作する対象物に照射し、瞬間撮影を実施し、検査を実施している。
特開2008−183902号公報
高速で変位する物を目視で確認するのは、容易ではない。その点、特許文献1のように、ストロボ光を用いて特定の位置が常に見えるようにすることは、目視で確認するにしても、撮影をするにしても、確認が容易になる。
しかしながら、巻取ロールのような回転体の場合、回転動作する装置(例えば巻取装置)と発光タイミングを同期させてしまうと、回転方向に対してある一定の場所しか検査することができず、それ以外の場所で発生する凹凸を検査することができない。
このような場合、ストロボ光で見ている面の裏側に当たる部分は、確認することができない。したがって、裏面に当たる部分で凹凸が発生した場合、検知できないままになるという課題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みて、巻取ロールで長尺フィルムを巻き取る際に、巻取ロールの全ての面で発生する凹凸を1つの方向から検出可能にするフィルム検査方法およびフィルム検査装置を提供するものである。
より具体的に、本発明に係るフィルム検査方法は、
長尺フィルムを巻取ロールで巻き取る最中に行うフィルム検査方法であって、
前記長尺フィルムを前記巻取ロールに巻き取る工程と、
前記巻取ロールのフィルム面に、前記巻取ロールの回転周期Trとの比がm:1ではなく、1:m(mは自然数)でもない発光周期Tsのストロボ光をあて、前記フィルム面の凹凸の有無を確認する工程を有することを特徴とする。
また、本発明に係るフィルム検査装置は、
長尺フィルムを巻き取った原反から前記長尺フィルムの少なくとも一部を巻取ロールに巻き取る巻取り機に用いるフィルム検査装置であって、
前記巻取ロールの回転周期を測定する回転計と、
前記回転計の出力に基づいて前記巻取ロールの回転周期Trとの比がm:1ではなく、1:m(mは自然数)でもない発光周期Tsのストロボ光を発光させるストロボ発光装置を有することを特徴とする。
本発明に係るフィルム検査方法およびフィルム検査装置は、ストロボ発光の発光周期Tsが巻取ロールの回転周期Trの整数倍若しくは整数分の1倍にならないので、ストロボ光を照射する毎に巻取ロールの異なる面が照射される。したがって、1つの方向から巻取ロールの全てのフィルム面を観察することができる。これによって、巻取ロールの全ての面で発生する凹凸を検知することができる。
本発明に係るフィルム検査装置の構成を示す図である。 本発明に係るフィルム検査装置であって、巻終わり時の構成を示す図である。 ストロボの発光周期Tsと巻取ロールの回転周期Trが同期している場合の様子を説明する図である。 ストロボの発光周期Tsと巻取ロールの回転周期Trが同期していない場合の様子を説明する図である。 照射領域角Δθを説明する図である。 全長の巻取において、ストロボ発光装置の発光回数Fsと巻取ロールの回転数Frの関係を示すグラフである。 全長の巻取において、ストロボ発光装置の発光回数Fsと巻取ロールの回転数Frの他の関係を示すグラフである。 全長の巻取において、ストロボ発光装置の発光回数Fsと巻取ロールの回転数Frの他の関係を示すグラフである。 本発明に係るフィルム検査装置の他の構成(実施の形態2)を示す図である。 巻取ロールに明暗のラインを照射する点を説明した図である。 本発明に係るフィルム検査装置の他の構成(実施の形態4)を示す図である。
以下に図面を用いて本発明に係るフィルム検査方法およびフィルム検査装置を説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の一実施形態を例示するものであり、本発明は、以下の説明に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、以下の実施形態は改変することができる。
(実施の形態1)
図1に本発明に係るフィルム検査装置の構成を示す。フィルム検査装置1は、フィルム製造装置90と共に用いられる。フィルム製造装置90は、溶融したフィルム材料(プラスチックを主原料とする)をフィルム状に押出しながら巻き取る若しくは、すでに巻き取った長尺フィルム上に他の層を形成しながら巻き取る、または、さらに幅方向に切断しながら巻き取る。
ここでは、すでに成形した長尺フィルムを巻き取った原反ロール91から巻き出したフィルムを加工する加工部92を有するものとした。加工部92は例えば、金属蒸着膜をフィルム上に形成するといった工程である。
したがって、フィルム製造装置90は、長尺フィルムを巻き取る巻取装置80を有する。巻取装置80は、ガイドロール83と巻取ロール85を含む。ニップロール81およびサクションロール82を含んでいてもよい。通常、巻取装置80は、長尺フィルムの走行速度を制御する。つまり、巻取ロール85の径に係らず、フィルム走行速度を調節する。巻取ロール85に巻き取った後の長尺フィルムの状態(これを巻姿という。)は、フィルムが巻き取られる際のエアの噛み込みに依存する場合が多い。そしてエアの噛み込みは巻取ロール85の径の大きさに係らず、フィルムの走行速度に依存するからである。
フィルム検査装置1は、巻取ロール85の回転を計測する回転計12と、ストロボ発光装置14と、撮影装置16と、記録装置18と、制御装置20を含む。巻取装置80は、フィルム走行速度を制御されている。巻取ロール85は、フィルムを巻き取るにしたがって、巻取径が大きくなる。したがって、等速でフィルムを走行させるためには、巻取ロール85の回転速度は巻取径が大きくなるに従い遅くなる。この意味で、巻取ロール85の回転速度(単位時間当たりの回転数でもよい)は常に変化すると言ってもよい。
回転計12は、この巻取ロール85の回転数若しくは回転周期Tr(巻取ロール85が1回転するのにかかる時間)を信号Srとして逐次出力する。また、回転計12は、巻取ロール85が1回若しくは予め決められた回数を回転する毎にパルスを出力してもよい。
ストロボ発光装置14は、発光信号Csを受ける毎に、発光する光源である。キセノンランプなどを用いるランプ14aとランプ14aに発光電流を供給する回路部14bから構成される。また、発光信号Csを受けて、繰り返し発光することのできる光源であれば、他の構成であってもよい。
撮影装置16は、エリアカメラ(エリアセンサカメラ)が好適に用いられる。また、検出したい凹凸は数百μm程度の大きさ以上のものである。したがって、撮影装置16は、巻取ロール85上の数百μmの大きさを撮影できるだけの解像度を有することが望ましい。このため、エリアカメラはある程度大きな倍率を持ったレンズを装着する必要がある。そのため、巻取ロール85上では、撮影範囲が狭くなる場合もある。そのような場合は、複数のエリアカメラを並置してもよい。
撮影装置16のシャッターは、外部からのシャッター信号Ctで制御されてもよい。巻取ロール85を撮影する場合、ストロボ発光の発光周期Tsは、常に変化する場合があるからである。
撮影装置16は、フィルムが巻き始められたときの表面と巻き終わったときの表面との距離よりも大きな被写界深度を持つように設計してもよい。このようにすると巻取ロール85の巻き太りによる撮影装置16の巻取ロール85表面に対するピントずれを防ぐことができる。
また、撮影装置16は、移動装置17に配設されていてもよい。移動装置17には、ストロボ発光装置14および撮影装置16を固定することができる。移動装置17は、巻取ロール85の径が大きくなるに従い、巻取ロール85からストロボ発光装置14および撮影装置16を巻取ロール85から離すように移動させる。小さな凹凸を見るためには、レンズの倍率を大きくする必要がある。しかし、倍率を大きくすると焦点深度が浅くなるため、撮影対象との距離が変化するとフォーカスがずれる。
つまり、巻取ロール85径が大きくなるに従い、撮影装置16のフォーカスがずれる。そこで、移動装置17が、巻取ロール径が太くなるに従い、撮影装置16をフィルム面から離れるように移動させる。なお、巻取ロール85の表面との距離は、距離センサ10が計測する。距離センサ10は、レーザー若しくは超音波などの非接触型センサであるのが望ましい。巻取ロール85に巻き取られたフィルムに傷をつけないためである。距離センサ10は測定した距離を信号Sdとして制御装置20に送信する。
なお、撮影装置16にズームレンズが挿着されており、巻始めから巻き終わりにかけて、巻取ロール85径が大きく変化しない場合は、巻取径の変化によるフォーカスのずれを、ズームの倍率を変化させる、若しくは単にフォーカスさせることで、合わせるようにしてもよい。この場合、撮影された像の倍率が変化する。
記録装置18は、撮影装置16が撮影した画像Svを記録する。また、巻き始めからの経過時間や、フィルムの走行速度を同時に記録してもよい。巻き取った巻取ロール85の、巻中部分の凹凸の有無は、記録装置18に記録される。したがって、巻姿から巻取ロール85の中が分からなくても、記録された画像によって、巻取ロール85の全長に渡る品質が保証される。
制御装置20は、回転計12からの信号Srを受け取り、ストロボ発光装置14に発光信号Csを送り、撮影装置16にシャッター信号Ctを送る。このようにして、ストロボ発光したときの巻取ロール85上のフィルム面を撮影することができる。
次に、ストロボ光を使う理由について説明する。人の目の時間分解能は約50ms〜100ms程度と言われている。今フィルム走行速度が200m/分(3.33m/sec)であるとすると、フィルム上に発生した凹凸もこの速度で移動する。
したがって、人の目は、167mm〜333mmの長さの間の平均化された映像しか見えない。フィルム上に発生する凹凸が、小さいもので数百μmであったとして、この凹凸が167mm〜333mmの間の平均映像になると、ほとんどコントラストを失い、肉眼では、検出できなくなる。
一方、ストロボ光の発光時間は、数百μs程度であるため、フィルム走行速度が200m/分の場合でも、フィルムは数百μmしか移動しない。したがって、数百μm程度の凹凸でも止まって見ることができる。
次に巻取ロール85の回転周期Trとストロボ発光の発光周期Tsについて説明する。図3では、回転周期Trと発光周期Tsの比が1:1の場合について説明する。図3(a)は、巻取ロール85の軸の円周上の任意の1点の位置を縦軸に、時間を横軸にとった軌跡を表す。図3(b)は、図3(a)の位置に対応した巻取ロール85の軸を示す。図3(a)は良く知られているように、正弦波の軌跡を示す。
今図3(a)のAの点でストロボ光を発光させたとする。この時の巻取ロール85の位置をV1とする。図3(b)では、ストロボ光が当たった位置を太文字丸印で示し、「V1」の文字を記した。巻取ロール85の回転周期Trとストロボ光の発光周期Tsは同じなので、以下、B、Cの点でストロボは発光する。
図3(b)を参照すると、図3(a)のAの時間にストロボ光を受けてから回転する巻取ロール85は、常に巻取ロール85のV1の位置でストロボ光を受ける。つまり、巻取ロール85のV1以外の面は全く見えない。
図4では、回転周期Trと発光周期Tsの比が4:3の場合について説明する。図4(a)、(b)は巻取ロール85に対するストロボの発光周期Tsが異なるだけで、図3と同じように表した図である。図4(a)のAの時刻でストロボを発光させたとすると、以下B、C、Dの時刻でストロボは発光する。
図4(b)を参照して、この時の巻取ロール85の軸を見ると、ストロボ発光する毎に見える位置が、V2、V3、V4とずれるのがわかる。図4(b)では、巻取ロール85が2回と1/4だけ回転すると、巻取ロール85のV1からV4までの4つの面を見ることができる。
図4(c)を参照して、巻取ロール85の軸の中心から円柱状をした巻取ロールの側面でストロボ光が照射された範囲を「照射領域Js」とする。そして、照射領域Jsを巻取ロール85の軸芯からの中心角Δθで表したものを「照射領域角Δθ」と呼ぶことにする。図4の場合、ストロボ発光装置14が発光した時に、巻取ロール85の照射領域角Δθが90度以上であれば、V1からV4までの4面を見れば、巻取ロール85の全周を観測したことになる。
図3で示したように、巻取ロール85の回転周期Trとストロボ発光の発光周期Tsが同期していなければ、巻取ロール85が何回転かするうちに、巻取ロール85の全周を観察することができる。より一般的には、回転周期Trと発光周期Tsの比がm:nとして、mおよびnはどちらも1ではなく、互いに素の自然数であれば、巻取ロール85の全周を安定した静止画の合成として観察することができる。なお、照射領域角Δθが2π/mより大きいことが必要である。
ストロボ発光装置14側からの観測映像は、そのまま再生すれば、巻取ロール85の全周をm分割した巻取ロール85の表面の混合映像を見ることができる。例えば、図4の場合、巻取ロール85のV1の位置に図4(d)で示す凹凸70があり、巻取ロール85のV3の位置に図4(e)で示す凹凸71があったとする。すると、観測映像を撮影時間通りに再現すると、図4(f)に示すように、V1の凹凸70も、V3の凹凸71も両方合成された画像が見える。
しかし、1画面毎には、巻取ロール85の異なる面の静止画を撮影している。したがって、コマ送りでみれば、どの面にどのような凹凸があるかを確認することができる。
なお、図3で示したような、巻取ロール85の回転周期Trとストロボ発光の発光周期Tsが同期している場合だけでなく、どちらかがどちらかの整数倍になった場合も、図3と同様に、巻取ロール85の一部しか見えない。より一般的にいうと、回転周期Trと発光周期Tsの比がm:1若しくは1:nの場合は、巻取ロール85の一部しか観察できない。したがって、回転周期Trと発行周期Tsの比は、m:1でもなく、1:mでもないことが必要である。
図5を参照して、照射領域角Δθについて説明する。図5は、巻取ロール85とストロボ発光装置14および撮影装置16を側面から見た構成図である。巻始めは、巻取ロール85の半径はr1であり、巻取ロール85の表面からストロボ発光装置14および撮影装置16への距離はR1であったとする。ストロボ光の照射領域Jsとは、照射された地点の光量が、ストロボ光のピークの1/eになるまでの領域とする。そして、この照射領域Jsを巻取ロール85の軸芯から見た角度で表したものが照射領域角Δθ1である。
すでに説明したように、照射領域角Δθは、巻取ロール85の回転周期Trとストロボ発光の発光周期Tsの比をm:nとして、2π/m以上であることが必要であった。2π/mより小さいと、ストロボ光を照射していない部分が発生するからである。
撮影装置16の撮影視野は、照射領域角Δθの範囲をカバーしているのが望ましい。しかし、倍率の関係で照射領域角Δθをカバーできない場合は、複数の撮影装置16を用いてよい。
巻取ロール85はフィルムを巻き取る間に径が大きくなる。巻取ロールの径がr2になったとする(図5(b)参照)。ストロボ光による照射領域Jsは、フィルム表面からストロボ発光装置14までの距離で決まるので、巻取ロール85の径がr2になっても、フィルム表面からストロボ発光装置14までの距離は、R1のままである。つまり、ストロボ発光装置14と撮影装置16は、移動装置17によって、フィルム面から等距離(R1)を保つように、巻取ロール85から離れる方向に移動させる。すると、照射領域角Δθ2は、照射領域角Δθ1より小さくなる。
このままでは、巻取ロール85の表面で、ストロボ光が当たらない領域が発生してしまう。そこで、本発明のフィルム検査装置1では、巻取ロール85の回転周期Trとストロボ発光の発光周期Tsの比を巻取の最中に変更してもよい。たとえば、巻始め(巻取ロール径r1の時)は、巻取ロール85の回転周期Trとストロボ発光の発光周期Tsの比をm:nで、m=4、n=3とする。そして、巻取ロール85径が大きくなるに従い、巻取ロール85の回転周期Trの数字(m)を、5、6、7・・・と大きくし、その数字と互いに素となる1でない数をストロボ発光の発光周期Tsの数字(n)とする。
回転周期Tr側の数字(m)を大きくすると、照射領域角Δθは小さくなる。また、発光周期Ts側の数字(n)を小さくすると、巻取ロール85全周にストロボ光が照射される間に必要な巻取ロール85の回転数Frが少なくて済む。なお、照射領域角Δθで決まるストロボ光の照射領域Jsに対して、撮影装置16の撮影視野が小さい場合は、撮影視野に合わせて回転周期Trと発光周期Tsの比を変更してもよい。
図1を再度参照して、本発明のフィルム検査装置1の動作について説明する。長尺フィルムは、巻取装置80のガイドロール83、サクションロール82等を経由して巻取ロール85に巻きつけられる。この時の巻取ロール85の径はr1である。ストロボ発光装置14および撮影装置16は巻取ロール85上のフィルム面からR1の距離になるように配置される。
この距離R1は、撮影装置16が、巻取ロール85上の最小の凹凸を認識できるように決められる。ここで、ストロボ発光による照射領域角Δθは90度であり、撮影装置16の撮影角も同じく90度であったとする。また、照射領域角Δθが90度を確保できるので、巻取ロール85の回転周期Trとストロボ発光装置14の発光周期Tsの比は4:3に設定する。
図6(a)には、巻取装置80の動作プロファイルおよびストロボ発光装置14の発光回数Fs(発光周期Tsの逆数)を例示する。右縦軸は、フィルム速度(m/s)を表し、右縦軸は巻取ロール85の回転数Fr(回/s)およびストロボ発光装置14の発光回数Fs(回/s)を表す。横軸は時間(hr)である。
また、グラフ中一点鎖線はフィルム速度を表し、右縦軸を参照する。実線は巻取ロール85の回転数Frを表し、点線はストロボ発光装置14の発光回数Fsを示す。どちらも、左縦軸を参照する。巻取装置80は巻取ロール85で長尺フィルムを巻き出したら、所定速度まで加速する(0からt1)。所定速度になったら、しばらく一定速度を維持する(t1からt2)。一気に最大速度まで加速すると、巻取ロール85上のフィルムに凹凸ができる場合があるからである。その後、最高速度まで加速する(t2からt3)。最高速度で巻取を行った(t3からt4)後、減速し停止する(t4からt5)。
これを巻取ロール85の回転数Frで表すと(実線参照)、フィルム速度が加速される間(0からt1、t2からt3:これを「加速区間」という)は、巻取ロール85の回転数Frも増加する。しかし、フィルム速度が一定速度になった区間(t1からt2、t3からt4)では、回転数Frは徐々に減少する。フィルム速度は一定であるが、巻取径が大きくなるからである。また、フィルム速度が減速される間(t4からt5)は、巻取ロール85の回転数Frも減少する。
一方、ストロボ発光装置14の発光回数Fs(発光周期Tsの逆数)は、図6(a)の点線を参照して、巻取ロール85の回転数Frに対して一定の関係を保持する。しかし、この関係は巻き取り量が増えるに従い(巻取時間が経過するに従い)、変更されてよい。図6(a)では、巻取ロール85の回転周期Trとストロボ発光装置14の発光周期Tsの比を4:3、5:3、6:5、7:3と変更した。それに従い、ストロボの発光回数Fsは、巻取ロール85の回転数Frの、1.3倍、1.7倍、1.2倍、2.3倍と変化する。
これによって、撮影装置16には、巻取ロール85の全周を4枚分割、5枚分割、6枚分割、7枚分割した画像Svが記録される。
図6(b)は、ストロボ発光装置14と撮影装置16の巻取ロール85の軸中心からの距離Lと、時間の関係を示すグラフである。最初は、巻取ロール85の径がr1であるので、距離LはR1+r1である。しかし、巻取量が増えるにしたがい、巻取ロール85の径がr2まで大きくなる。したがって、距離Lは最終的にR1+r2まで大きくなる。
これは、ストロボ発光装置14と撮影装置16を、移動装置17によって、巻取ロール85の軸芯から離れる方向に移動させるからである。なお、スタートしてから、フィルム速度が変化する毎に、巻取ロール85の巻取り径の太る割合は、変化する。したがって、フィルム速度が変化する区間ごとに、図6(b)の増加の割合も変化する。
ここで、図6(a)で示したように、巻取ロール85の回転周期Trとストロボ発光装置14の発光周期Tsの比を順次変更した。回転周期Trと発光周期Tsの比の変更は、巻取ロール85の径が太り、ストロボ発光装置14および撮影装置16が巻取ロール85から離れたため、照射領域角Δθが小さくなったためである。したがって、回転周期Trと発光周期Tsの比の変更は、巻取ロール85の巻取り量に応じて動的に変更されるといってよい。
なお、回転周期Trと発光周期Tsの比の変更は、巻取ロール85の巻取り量に応じて動的に変更されるとは、長尺フィルムを巻取ロール85に巻取る際の巻始めから巻終わりまでの間に、巻取ロール85を停止させることなく回転周期Trと発光周期Tsの比を変更する意味である。また、本発明に係るフィルム検査装置1は、巻取ロール85の回転数Frが増加される区間若しくは減少される区間においても、凹凸の有無の検査を行うことができる。なお、ここで「区間」とは、巻取装置80が運転される時間のことである。
図6(b)では、r1+R1とr2+R1との間を4分割し、tc1(=t1)、tc2、tc3の3点で回転周期Trと発光周期Tsの比を変更した。図6(a)のストロボ発光装置14の発光回数Fsは、t1乃至t5に加えて、tc1、tc2、tc3において、回転周期Trと発光周期Tsの比(回転数Frと発光回数Fsの比ともいえる)を変更した結果を表している。
図1を再び参照する。巻取装置80が稼働を始めると、巻取ロール85の軸の回転を回転計12が計測し、信号Srを制御装置20に送信する。制御装置20は、ストロボ発光装置14および撮影装置16に対して、発光およびシャッターの指示信号Cs、Ctを送信する。なお、制御装置20は撮影装置16のシャッターが開いている間にストロボが発光するように指示信号CtおよびCsを調整する。
また、距離センサ10によって、巻取ロール85の表面との間の距離が常に計測される。この計測信号Sdも制御装置20に送信される。制御装置20は、巻取ロール85の表面とストロボ発光装置14や撮影装置16の間の距離が常にR1になるように、移動装置17に移動信号Cmを送信する。図2には、巻取ロール85の巻取量が多くなり、ストロボ発光装置14や撮影装置16が巻取ロール85の軸芯から離れた状態を示す。ただし、撮影装置16と巻取ロール85の表面との距離R1は図1の場合と同じである。
撮影装置16は、制御装置20からのシャッター信号Ctによってシャッターを切り、撮影装置16で撮影した画像Svを制御装置20に送信する。制御装置20は、画像Svを記録装置18に記録させる。以上のようにして、本発明に係るフィルム検査装置1は、長尺フィルムの全長に渡って、巻き取る際に生じた凹凸を記録することができる。
なお、ここでは、ストロボ発光装置14の発光回数Fsと巻取ロール85の回転数Frを図6のように設定した。これは巻始めと巻終わりで巻取ロール85の径が大きく変化する場合であった。長尺フィルムの厚さが非常に薄く、巻取長さが短い場合は、ストロボ発光装置14の発光回数Fsと巻取ロール85の回転数Frを一定の比率に固定してもよい。
図7には、このようにした場合の、ストロボ発光装置14の発光回数Fsと巻取ロール85の回転数Frの関係を示す。縦軸および横軸は図6(a)と同じである。巻取ロール85の回転数Fr(実線)に対して、ストロボ発光装置14の発光回数Fs(点線)は常に一定の比率に固定されている。
図7(b)も図6(b)とグラフの縦軸横軸の関係は同じである。巻取量が少ないので、巻始めの巻取ロール径r1と巻終わりの巻取ロール径r2の差は小さい。そこで、撮影装置16も移動させず、ズームの倍率と、フォーカス調整によって画像Svのピントを確保する。したがって、図7(b)の時間と、巻取ロール85の中心から撮影装置16までの距離Lとの関係では、巻始めがR1+r1であったが、巻終わりはR1−r2となる。つまり、巻取ロール85と撮影装置16との距離は短くなる。
このように、撮影装置16とストロボ発光装置14は、固定されたままであってもよい。長尺フィルムを巻き取るうちに、巻取ロール85と撮影装置16との間の距離が短くなった場合は、ズームの倍率とフォーカスを調整することでピントのあった画像Svの撮影可能な状態を維持してもよい。
図8には、ストロボ発光装置14の発光回数Fsと巻取ロール85の回転数Frの他の関係を示す。図8(a)は、巻取ロール85の回転数Frに対して、ストロボ発光装置14の発光回数Fsが常に一定の場合である。ここで、ストロボ発光装置14の発光回数Fsは、巻取ロール85の回転周期が一定になる区間では、巻取ロール85の回転周期Trとストロボ発光装置14の発光周期Tsはm:1でも1:mでもない比率に設定されている。
巻取ロール85の回転周期Trが変動する区間では、一時的に巻取ロール85の回転周期Trとストロボ発光装置14の発光周期Tsはm:1若しくは1:mになる時が存在するが、一瞬のことであるので、凹凸の検出には大きな影響は与えない。
図8(b)では、ストロボ発光装置14の発光回数Fsは、巻取ロール85の回転数Frの領域において変更される場合を示す。ここでは、回転数FrがFr1を超えた時は発光回数FsをFs2とし、回転数FrがFr1を越えない時は発光回数FsをFs1とする。
なお、図7および図8で示した回転周期Trと発光周期Tsの比率のパターンは、いずれも、回転周期Trと発光周期Tsの比の変更が、巻取ロール85の巻取り量に応じて動的に変更されたといってよい。
以上のフィルム検査装置1の説明では、撮影装置16にストロボ光を照射した面を記録するようにしたが、目視で確認することもできる。すなわち、撮影装置16は、本発明の最も広い概念においては、必須の要件ではない。
(実施の形態2)
図9に本実施の形態に係るフィルム検査装置2の構成を示す。本実施の形態では、図1と比較して、回転計12が省略されている。長尺フィルムは、同じ材料、同じ厚み、同じ長さの製品を巻き取る場合が多々ある。そのような場合は、ストロボ発光のタイミングや撮影装置16のシャッタータイミング等を、制御装置20のメモリ20m等に記録しておく。そして、メモリ20mに記録したタイミングに基づいてストロボ発光装置14および撮影装置16に信号を送信する。なお、記憶させておくのは、回転計12からの信号のタイミングであってもよい。
また、巻取全長に渡ったストロボ発光装置14の発光回数Fsと巻取ロール85の回転数Frの関係は、特に制限されるものではなく、図6、図7、図8などに示したパターンが利用できる。
(実施の形態3)
図10(a)に本実施の形態について説明する。本実施の形態では、ストロボ光が明暗パターンを有している。それ以外は実施の形態1若しくは2の場合と同じである。図10(a)は、巻取ロール85のフィルム面に照射されたストロボ光のパターンを示している。長尺フィルムにしわが入ることで凹凸が観察されるケースには、材料や幅、厚みといったサイズによって出現の仕方にある程度のパターンがある。そこで、これらの凹凸の発生の仕方によって、より明確に凹凸が認識できるように、照射するストロボ光に明暗パターンをつける。
例えば、傾けた直線状の縞模様のストロボ光のパターンをフィルム面に照射すると、巻取ロール85の巻取方向に入るしわは、目視でも良くわかる。また、図10(b)は、傾斜方向の異なる複数個の縞模様を、巻取ロール85のフィルム面に照射した場合を示す。このような照射パターンは、ストロボ発光を、これらのパターンを印刷したフィルタに通過させて生成することができる。なお、図10において、符号85aは巻取ロール85の軸芯である。
これらの縞模様は、実施の形態1および実施の形態2のフィルム検査装置1、2に用いることができる。
(実施の形態4)
図11に本実施の形態に係るフィルム検査装置3の構成を示す。フィルム検査装置3では、ストロボ光は使用せず、連続光を照射する。したがって、ストロボ発光装置14はない。フィルム検査装置3では、撮影装置16のシャッター速度を速くする。例えば、シャッター速度が1/250秒(4ms)であれば、フィルム速度が200m/分の場合、1.3mm進む距離になる。これは数百μmの凹凸を十分検出できると考えられる。
なお、撮影装置16の配置や巻取ロール85の回転数Frとシャッター回数(回/s)については、実施の形態1および2で、ストロボ発光装置14の発光回数Fsをシャッター回数と読み直してよい。なお、本実施の形態においては、照射されているのが連続光であるので、目視で確認できない凹凸が発生することが考えられる。しかし、撮影装置16によって撮影された映像信号を表示デバイスに表示させ、凹凸の有無を確認することができる。
本発明に係るフィルム検査装置および検査方法は、長尺フィルムを製造、加工する際に好適に利用することができる。
1、2、3 フィルム検査装置
10 距離センサ
12 回転計
14 ストロボ発光装置
14a ランプ
14b 回路部
16 撮影装置
17 移動装置
18 記録装置
20 制御装置
20m メモリ
80 巻取装置
81 ニップロール
82 サクションロール
83 ガイドロール
85 巻取ロール
85a (巻取ロールの)軸芯
90 フィルム製造装置
91 原反ロール
92 加工部
Sr 信号
Cs 発光信号
Ct シャッター信号
Sd 信号
Sv 画像
Cm 移動信号
Ts 発光周期
Fs 発光回数
Tr 回転周期
Fr 回転数
Δθ 照射領域角
Js 照射領域

Claims (18)

  1. 長尺フィルムを巻取ロールで巻き取る最中に行うフィルム検査方法であって、
    前記長尺フィルムを前記巻取ロールに巻き取る工程と、
    前記巻取ロールのフィルム面に、前記巻取ロールの回転周期Trとの比がm:1ではなく、1:m(mは自然数)でもない発光周期Tsのストロボ光をあて、前記フィルム面の凹凸の有無を確認する工程を有することを特徴とするフィルム検査方法。
  2. 前記巻取ロールの回転は、加速される区間を含み、前記凹凸の有無を確認する工程は、少なくとも前記加速される区間で行われることを特徴とする請求項1に記載のフィルム検査方法。
  3. 前記凹凸の有無を確認する工程において、
    前記回転周期Trと前記発光周期Tsとの比はm:n(m、nは1でない自然数で互いに素)であることを特徴とする請求項1または2の何れか1の請求項に記載されたフィルム検査方法。
  4. 前記凹凸の有無を確認する工程において、
    前記回転周期Trと前記発光周期Tsとの比は、前記巻取ロールの巻取量に応じて動的に変更されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載されたフィルム検査方法。
  5. 前記回転周期Trと前記発光周期Tsの比をm:nとして、前記ストロボ光の照射領域角Δθが、2π/m以上であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載されたフィルム検査方法。
  6. 前記巻取ロールのフィルム面を撮影する工程をさらに含み、
    前記撮影する工程は、前記巻取ロールの巻取量に応じて前記巻取ロールから離れながら前記フィルム面を撮影することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1の請求項に記載されたフィルム検査方法。
  7. 前記ストロボ光は、明暗パターンを有することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1の請求項に記載されたフィルム検査方法。
  8. 前記明暗パターンは、直線状の縞模様であることを特徴とする請求項7に記載されたフィルム検査方法。
  9. 請求項1乃至8の何れか1の請求項に記載されたフィルム検査方法を用いて、プラスチックフィルム若しくは金属蒸着されたプラスチックフィルムを検査する工程を有するプラスチックフィルムの製造方法。
  10. 長尺フィルムを巻き取った原反から前記長尺フィルムの少なくとも一部を巻取ロールに巻き取る巻取り機に用いるフィルム検査装置であって、
    前記巻取ロールの回転周期を測定する回転計と、
    前記回転計の出力に基づいて前記巻取ロールの回転周期Trとの比がm:1ではなく、1:m(mは自然数)でもない発光周期Tsのストロボ光を発光させるストロボ発光装置を有することを特徴とするフィルム検査装置。
  11. 前記巻取ロールの回転は加速する区間を含むことを特徴とする請求項10に記載されたフィルム検査装置。
  12. 前記回転周期Trと前記発光周期Tsの比はm:n(m、nは1でない自然数で互いに素)であることを特徴とする請求項10または11の何れか1の請求項に記載されたフィルム検査装置。
  13. 前記ストロボ発光装置を制御する制御装置をさらに有し、
    前記制御装置は、前記巻取ロールの巻取量に応じて前記回転周期Trと前記発光周期Tsとの比を動的に変更することを特徴とする請求項10乃至12の何れか1の請求項に記載されたフィルム検査装置。
  14. 前記回転周期Trと前記発光周期Tsの比をm:nとして、前記ストロボ光の照射領域角Δθが、2π/m以上であることを特徴とする請求項10乃至13の何れか1の請求項に記載されたフィルム検査装置。
  15. 前記巻取ロールのフィルム面を撮影する撮影装置と、
    前記撮影装置を前記巻取ロールに対して相対的に移動させる移動装置をさらに含み、
    前記移動装置は、前記巻取ロールの巻取量に応じて前記撮影装置を前記巻取ロールから離すことを特徴とする請求項10乃至14の何れか1の記載されたフィルム検査装置。
  16. 前記ストロボ光は、明暗パターンを有することを特徴とする請求項10乃至15の何れか1の請求項に記載されたフィルム検査装置。
  17. 前記明暗パターンは、直線状の縞模様であることを特徴とする請求項16に記載されたフィルム検査装置。
  18. 請求項10乃至17の何れか1の請求項に記載されたフィルム検査装置を用いて、プラスチックフィルム若しくは金属蒸着されたプラスチックフィルムを検査する工程を有するプラスチックフィルムの製造装置。
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