JP2016080329A - 空気調和装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】各種機器を変更しなくても、能力範囲を拡大することのできる空気調和装置の提供。
【解決手段】空気調和装置100は、蒸気圧縮式冷凍サイクルを有する空気調和装置であって、室内ファン42と制御部18とを備える。制御部18は、圧縮機21の周波数及び/又は室内ファン42の風量を調整することで実現できる所定の冷房能力範囲内の冷房能力が要求された場合には、室内熱交換器41の出口における冷媒の乾き度が所定の乾き度になるように膨張弁24を調整する通常制御を行う。また、制御部18は、前記所定の冷房能力範囲の冷房能力の下限よりも低い冷房能力が要求された場合には、室内熱交換器41の出口における冷媒が湿り状態でかつ冷媒の乾き度が通常制御時の冷媒の乾き度よりも小さい目標乾き度になるように膨張弁24を調整する能力抑制制御へと通常制御から切り換える。
【選択図】図1
【解決手段】空気調和装置100は、蒸気圧縮式冷凍サイクルを有する空気調和装置であって、室内ファン42と制御部18とを備える。制御部18は、圧縮機21の周波数及び/又は室内ファン42の風量を調整することで実現できる所定の冷房能力範囲内の冷房能力が要求された場合には、室内熱交換器41の出口における冷媒の乾き度が所定の乾き度になるように膨張弁24を調整する通常制御を行う。また、制御部18は、前記所定の冷房能力範囲の冷房能力の下限よりも低い冷房能力が要求された場合には、室内熱交換器41の出口における冷媒が湿り状態でかつ冷媒の乾き度が通常制御時の冷媒の乾き度よりも小さい目標乾き度になるように膨張弁24を調整する能力抑制制御へと通常制御から切り換える。
【選択図】図1
Description
本発明は、空気調和装置に関する。
従来より、圧縮機、凝縮器、減圧機構及び蒸発器の順に冷媒を循環させる蒸気圧縮式冷凍サイクルを有する空気調和装置がある。このような空気調和装置には、例えば、特許文献1(特開2011−99587号公報)に開示されているように、空気調和装置の運転効率が最大となるように目標吐出温度を決定し、圧縮機から吐出される吐出温度が該目標吐出温度になるように減圧機構を調整する制御を行うものがある。
ここで、特許文献1に開示されているような制御が行われる場合、空気調和装置の能力範囲の下限は、圧縮機の下限周波数や蒸発器に送風するファンの風量等の空気調和装置の有する各種機器の能力によって決まることになる。このため、空気調和装置の能力範囲を拡大する方策の1つとして、空気調和装置の有する各種機器を能力の異なるものに変更することが考えられる。
ところで、空気調和装置の有する各種機器を変更せずに空気調和装置の能力範囲を拡大することができれば、製造コストの抑制につながる。
そこで、本発明の課題は、各種機器を変更しなくても、能力範囲を拡大することのできる空気調和装置を提供することにある。
本発明の第1観点に係る空気調和装置は、圧縮機、凝縮器、減圧機構及び蒸発器の順に冷媒を循環させる蒸気圧縮式冷凍サイクルを有する空気調和装置であって、ファンと、制御部と、を備える。ファンは、蒸発器に向かって送風する。制御部は、圧縮機、減圧機構及びファンを制御する。制御部は、圧縮機の周波数及び/又はファンの風量を調整することで実現できる所定の冷房能力範囲内の冷房能力が要求された場合には、通常制御を行う。通常制御では、蒸発器の出口における冷媒の乾き度が所定の乾き度になるように減圧機構が調整される。また、制御部は、前記所定の冷房能力範囲の冷房能力の下限よりも低い冷房能力が要求された場合には、能力抑制制御へと通常制御から切り換える。能力抑制制御では、蒸発器の出口における冷媒が湿り状態でかつ冷媒の乾き度が通常制御時の冷媒の乾き度よりも小さい目標乾き度になるように減圧機構が調整される。
本発明の第1観点に係る空気調和装置では、蒸発器の出口における冷媒が湿り状態でかつ冷媒の乾き度が通常制御時の冷媒の乾き度よりも小さい目標乾き度になるように減圧機構を調整する能力抑制制御が行われる。能力抑制制御が行われることで、通常制御が行われる場合よりも蒸発器の入口と出口とにおける冷媒のエンタルピー差を小さくすることができる。このため、通常制御により実現される所定の冷房能力範囲の下限よりも低い冷房能力を空気調和装置に発揮させることができる。
これによって、圧縮機やファン等の各種機器を変更しなくても、能力範囲を拡大することができる。
本発明の第2観点に係る空気調和装置は、第1観点の空気調和装置において、能力抑制制御は、圧縮機から吐出される冷媒の温度が、蒸発器の出口における冷媒の乾き度が目標乾き度になる場合に相当する能力抑制時目標吐出温度になるように減圧機構を調整する制御である。この空気調和装置では、圧縮機から吐出される冷媒の温度に基づいて減圧機構を調整しているため、能力抑制制御を精度よく行うことができる。
本発明の第3観点に係る空気調和装置は、第2観点の空気調和装置において、能力抑制時目標吐出温度は、凝縮器における冷媒の凝縮温度に基づき決定される。この空気調和装置では、冷媒の凝縮温度に基づいて能力抑制時目標吐出温度を決定することができる。
本発明の第4観点に係る空気調和装置は、第1観点から第3観点のいずれかの空気調和和装置において、能力抑制制御は、圧縮機から吐出される冷媒の温度から凝縮器における冷媒の凝縮温度を差し引いた値を所定値に近づける制御である。この空気調和装置では、いわゆる吐出過熱度に基づいて能力抑制制御が行われる。
本発明の第5観点に係る空気調和装置は、第1観点から第4観点のいずれかの空気調和装置において、通常制御は、圧縮機から吐出される冷媒の温度が、通常時目標吐出温度になるように減圧機構が調整される制御である。通常時目標吐出温度が空気調和装置の運転効率が高くなるように決定されるものであれば、所定の冷房能力範囲内の冷房能力が要求される場合には、空気調和装置を高効率で運転させることができる。
本発明の第6観点に係る空気調和装置は、第5観点の空気調和装置において、通常時目標吐出温度は、凝縮器における冷媒の凝縮温度及び蒸発器における冷媒の蒸発温度に基づき決定される。この空気調和装置では、凝縮温度及び蒸発温度に基づいて通常時目標吐出温度を決定することができる。
本発明の第7観点に係る空気調和装置は、第1観点から第6観点のいずれかの空気調和装置において、制御部は、圧縮機の周波数が所定周波数以下である、及び/又は、室内温度から設定温度を差し引いた値が所定値以下である、という条件が満たされた場合に、通常制御から能力抑制制御に切り換える。この空気調和装置では、所定の条件が満たされた場合に、所定の冷房能力範囲の冷房能力の下限よりも低い冷房能力が要求されたと判断され、通常制御から能力抑制制御へと切り換えられる。
本発明の第8観点に係る空気調和装置は、第1観点から第7観点のいずれかの空気調和装置において、制御部は、圧縮機の周波数及び/又はファンの風量を調整することで実現できる所定の暖房能力範囲内の暖房能力が要求された場合には、通常制御を行う。また、制御部は、前記所定の暖房能力範囲内の暖房能力の下限よりも低い暖房能力が要求された場合には、通常制御から能力抑制制御へと切り換える。このため、この空気調和装置では、通常制御により実現される所定の暖房能力範囲の下限よりも低い暖房能力を空気調和装置に発揮させることができる。
これによって、冷房時だけでなく暖房時の能力範囲についても拡大することができる。
本発明の第1観点に係る空気調和装置では、各種機器を変更しなくても、能力範囲を拡大することができる。
本発明の第2観点に係る空気調和装置では、能力抑制制御を精度よく行うことができる。
本発明の第3観点に係る空気調和装置では、冷媒の凝縮温度に基づいて能力抑制時目標吐出温度を決定することができる。
本発明の第4観点に係る空気調和装置では、いわゆる吐出過熱度に基づいて能力抑制制御が行われる。
本発明の第5観点に係る空気調和装置では、所定の冷房能力範囲内の冷房能力が要求される場合には、空気調和装置を高効率で運転させることができる。
本発明の第6観点に係る空気調和装置では、凝縮温度及び蒸発温度に基づいて通常時目標吐出温度を決定することができる。
本発明の第7観点に係る空気調和装置では、所定の条件が満たされた場合に、通常制御から能力抑制制御へと切り換えられる。
本発明の第8観点に係る空気調和装置では、冷房時だけでなく暖房時の能力範囲についても拡大することができる。
以下、本発明にかかる空気調和装置100の実施形態及びその変形例について、図面に基づいて説明する。尚、本発明にかかる空気調和装置100の具体的な構成は、下記の実施形態及びその変形例に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(1)空気調和装置100の構成
図1は、本発明の一実施形態にかかる空気調和装置100の概略構成図である。この空気調和装置100は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行うことによって、建物等の室内の冷房及び暖房を行うことが可能な装置である。空気調和装置100は、主として、室外ユニット12と、室内ユニット14とが接続されることによって構成されている。ここで、室外ユニット12と室内ユニット14とは、液冷媒連絡管15及びガス冷媒連絡管16を介して接続されている。すなわち、空気調和装置100の蒸気圧縮式の冷媒回路10は、室外ユニット12と、室内ユニット14とが冷媒連絡管15、16を介して接続されることによって構成されている。また、この冷媒回路10には、冷媒として、HFC系冷媒が封入されている。
図1は、本発明の一実施形態にかかる空気調和装置100の概略構成図である。この空気調和装置100は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行うことによって、建物等の室内の冷房及び暖房を行うことが可能な装置である。空気調和装置100は、主として、室外ユニット12と、室内ユニット14とが接続されることによって構成されている。ここで、室外ユニット12と室内ユニット14とは、液冷媒連絡管15及びガス冷媒連絡管16を介して接続されている。すなわち、空気調和装置100の蒸気圧縮式の冷媒回路10は、室外ユニット12と、室内ユニット14とが冷媒連絡管15、16を介して接続されることによって構成されている。また、この冷媒回路10には、冷媒として、HFC系冷媒が封入されている。
(2)空気調和装置100の詳細構成
(2−1)室内ユニット14
室内ユニット14は、室内に設置されており、冷媒回路10の一部を構成している。室内ユニット14は、主として、室内熱交換器41を有している。
(2−1)室内ユニット14
室内ユニット14は、室内に設置されており、冷媒回路10の一部を構成している。室内ユニット14は、主として、室内熱交換器41を有している。
室内熱交換器41は、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能して室内空気を冷却し、暖房運転時には冷媒の凝縮器として機能して室内空気を加熱する熱交換器である。室内熱交換器41の液側は液冷媒連絡管15に接続されており、室内熱交換器41のガス側はガス冷媒連絡管16に接続されている。
室内ユニット14は、室内ユニット14内に室内空気を吸入して、室内熱交換器41において冷媒と熱交換させた後に、供給空気として室内に供給するための室内ファン42を有している。すなわち、室内ユニット14は、室内熱交換器41を流れる冷媒の加熱源又は冷却源としての室内空気を室内熱交換器41に向かって送るファンとして、室内ファン42を有している。ここでは、室内ファン42として、室内ファン用モータ43によって駆動される遠心ファンや多翼ファン等が使用されている。また、本実施形態の室内ファン用モータ43は、インバータ等によって回転数を変更することができるようになっている。
室内ユニット14には、各種のセンサが設けられている。具体的には、室内熱交換器41には、室内熱交換器41の中間部分における冷媒の温度(以下、室内熱交換器温度Trrmという)を検出する室内熱交中間温度センサ58が設けられている。室内ユニット14には、室内ユニット14内に吸入される室内空気の温度(以下、室内温度Traという)を検出する室内温度センサ59が設けられている。
室内ユニット14は、室内ユニット14を構成する各部の動作を制御する室内側制御部44を有している。そして、室内側制御部44は、室内ユニット14の制御を行うために設けられたマイクロコンピュータやメモリ等を有しており、室内ユニット14を個別に操作するためのリモコン(図示せず)との間で制御信号等のやりとりを行ったり、室外ユニット12との間で伝送線8aを介して制御信号等のやりとりを行ったりすることができるようになっている。
(2−2)室外ユニット12
室外ユニット12は、室外に設置されており、冷媒回路10の一部を構成している。室外ユニット12は、主として、圧縮機21と、四路切換弁22と、室外熱交換器23と、減圧機構としての膨張弁24と、液側閉鎖弁27と、ガス側閉鎖弁28とを有している。
室外ユニット12は、室外に設置されており、冷媒回路10の一部を構成している。室外ユニット12は、主として、圧縮機21と、四路切換弁22と、室外熱交換器23と、減圧機構としての膨張弁24と、液側閉鎖弁27と、ガス側閉鎖弁28とを有している。
圧縮機21は、冷凍サイクルにおける低圧の冷媒を高圧になるまで圧縮する機器である。圧縮機21は、ロータリ式やスクロール式等の容積式の圧縮要素(図示せず)をインバータにより制御される圧縮機用モータ21aによって回転駆動する密閉式構造となっている。圧縮機21は、吸入側に吸入管31が接続されており、吐出側に吐出管32が接続されている。吸入管31は、圧縮機21の吸入側と四路切換弁22の第1ポート22aとを接続する冷媒管である。吸入管31には、圧縮機21に付属する小容積のアキュムレータ29が設けられている。アキュムレータ29は、気液分離機能を有している。吐出管32は、圧縮機21の吐出側と四路切換弁22の第2ポート22bとを接続する冷媒管である。吐出管32には、圧縮機21の吐出側から四路切換弁22の第2ポート22b側への冷媒の流れのみを許容する逆止弁32aが設けられている。なお、本実施形態の圧縮機21にはアキュムレータ29が付属しているが、搭載される圧縮機が、アキュムレータの付属していない圧縮機であってもよい。しかしながら、液圧縮の発生するおそれを低減し、圧縮機21が所定の湿り状態よりも乾き度の小さい冷媒を吸入しないように制御性を一層向上させるためには、圧縮機21の吸入側にアキュムレータ29が設けられていることが好ましい。
四路切換弁22は、冷媒回路10における冷媒の流れの方向を切り換えるための切換弁である。四路切換弁22は、冷房運転時には、室外熱交換器23を圧縮機21において圧縮された冷媒の凝縮器として機能させ、かつ、室内熱交換器41を室外熱交換器23において凝縮した冷媒の蒸発器として機能させる冷房サイクル状態への切り換えを行う。すなわち、四路切換弁22は、冷房運転時には、第2ポート22bと第3ポート22cとを連通させ、かつ、第1ポート22aと第4ポート22dとを連通させる切り換えを行う。これにより、圧縮機21の吐出側(ここでは、吐出管32)と室外熱交換器23のガス側(ここでは、第1ガス冷媒管33)とが接続される(図1の四路切換弁22の実線を参照)。しかも、圧縮機21の吸入側(ここでは、吸入管31)とガス冷媒連絡管16側(ここでは、第2ガス冷媒管34)とが接続される(図1の四路切換弁22の実線を参照)。また、四路切換弁22は、暖房運転時には、室内熱交換器41を圧縮機21において圧縮された冷媒の凝縮器として機能させ、かつ、室外熱交換器23を室内熱交換器41において凝縮した冷媒の蒸発器として機能させる暖房サイクル状態への切り換えを行う。すなわち、四路切換弁22は、暖房運転時には、第2ポート22bと第4ポート22dとを連通させ、かつ、第1ポート22aと第3ポート22cとを連通させる切り換えを行う。これにより、圧縮機21の吐出側(ここでは、吐出管32)とガス冷媒連絡管16側(ここでは、第2ガス冷媒管34)とが接続される(図1の四路切換弁22の破線を参照)。しかも、圧縮機21の吸入側(ここでは、吸入管31)と室外熱交換器23のガス側(ここでは、第1ガス冷媒管33)とが接続される(図1の四路切換弁22の破線を参照)。第1ガス冷媒管33は、四路切換弁22の第3ポート22cと室外熱交換器23のガス側とを接続する冷媒管である。第2ガス冷媒管34は、四路切換弁22の第4ポート22dとガス冷媒連絡管16側とを接続する冷媒管である。
室外熱交換器23は、冷房運転時には室外空気を冷却源とする冷媒の凝縮器として機能し、暖房運転時には室外空気を加熱源とする冷媒の蒸発器として機能する熱交換器である。室外熱交換器23は、液側が液冷媒管35に接続されており、ガス側が第1ガス冷媒管33に接続されている。液冷媒管35は、室外熱交換器23の液側と液冷媒連絡管15とを接続する冷媒管である。
膨張弁24は、冷房運転時には、室外熱交換器23において凝縮した冷凍サイクルにおける高圧の冷媒を冷凍サイクルにおける低圧まで減圧する機能を有する。また、膨張弁24は、暖房運転時には、室内熱交換器41において凝縮した冷凍サイクルにおける高圧の冷媒を冷凍サイクルにおける低圧まで減圧する機能する。膨張弁24は、液冷媒管35に設けられている。ここでは、膨張弁24として、電動膨張弁が使用されている。
液側閉鎖弁27及びガス側閉鎖弁28は、外部の機器や配管(具体的には、液冷媒連絡管15及びガス冷媒連絡管16)との接続口に設けられた弁である。液側閉鎖弁27は、液冷媒管35の端部に設けられている。ガス側閉鎖弁28は、第2ガス冷媒管34の端部に設けられている。
室外ユニット12は、室外ユニット12内に室外空気を吸入して、室外熱交換器23において冷媒と熱交換させた後に、外部に排出するための室外ファン36を有している。すなわち、室外ユニット12は、室外熱交換器23を流れる冷媒の冷却源又は加熱源としての室外空気を室外熱交換器23に向かって送るファンとして、室外ファン36を有している。ここでは、室外ファン36として、室外ファン用モータ37によって駆動されるプロペラファン等が使用されている。また、室外ファン用モータ37は、インバータ等によって回転数を変更することができるようになっている。
室外ユニット12には、各種のセンサが設けられている。ここでは、吐出管32には、圧縮機21から吐出される冷凍サイクルにおける高圧の冷媒の温度(以下、吐出温度Tdという)を検出する吐出温度センサ52が設けられている。室外熱交換器23には、室外熱交換器23の中間部分における冷媒の温度(以下、室外熱交換器温度Tormという)を検出する室外熱交中間温度センサ53が設けられている。室外ユニット12には、室外ユニット12内に吸入される室外空気の温度(以下、室外温度Toaという)を検出する室外温度センサ55が設けられている。
室外ユニット12は、室外ユニット12を構成する各部の動作を制御する室外側制御部38を有している。そして、室外側制御部38は、室外ユニット12の制御を行うために設けられたマイクロコンピュータやメモリ等を有しており、室内ユニット14(すなわち、室内側制御部44)との間で伝送線8aを介して制御信号等のやりとりを行うことができるようになっている。
(2−3)冷媒連絡管15、16
冷媒連絡管15、16は、空気調和装置100を建物等の設置場所に設置する際に、現地にて施工される冷媒管であり、設置場所や室外ユニット12と室内ユニット14との組み合わせ等の設置条件に応じて種々の長さや管径を有するものが使用される。
冷媒連絡管15、16は、空気調和装置100を建物等の設置場所に設置する際に、現地にて施工される冷媒管であり、設置場所や室外ユニット12と室内ユニット14との組み合わせ等の設置条件に応じて種々の長さや管径を有するものが使用される。
以上のように、室外ユニット12と、室内ユニット14と、冷媒連絡管15、16とが接続されることによって、空気調和装置100の冷媒回路10が構成されている。空気調和装置100は、圧縮機21、凝縮器としての室外熱交換器23、減圧機構としての膨張弁24、蒸発器としての室内熱交換器41の順に冷媒を循環させて冷房運転を行うようになっている。また、空気調和装置100は、四路切換弁22を暖房サイクル状態に切り換えることによって、圧縮機21、凝縮器としての室内熱交換器41、減圧機構としての膨張弁24、蒸発器としての室外熱交換器23の順に冷媒を循環させて暖房運転を行うようになっている。
(2−4)制御部18
空気調和装置100は、室内側制御部44と室外側制御部38とから構成される制御部18によって、室外ユニット12及び室内ユニット14の各機器の制御を行うことができるようになっている。すなわち、室内側制御部44と室外側制御部38との間を接続する伝送線8aとによって、上記の冷房運転や暖房運転等を含む空気調和装置100全体の運転制御を行う制御部18が構成されている。
空気調和装置100は、室内側制御部44と室外側制御部38とから構成される制御部18によって、室外ユニット12及び室内ユニット14の各機器の制御を行うことができるようになっている。すなわち、室内側制御部44と室外側制御部38との間を接続する伝送線8aとによって、上記の冷房運転や暖房運転等を含む空気調和装置100全体の運転制御を行う制御部18が構成されている。
制御部18は、図2に示すように、各種センサ52,53,55,58,59等の検出信号を受けることができるように接続されるとともに、これらの検出信号等に基づいて各種機器及び弁21a、22、24、37、43等を制御することができるように接続されている。
(3)空気調和装置100の基本動作
次に、空気調和装置100の基本動作について、図1を用いて説明する。空気調和装置100は、基本動作として、冷房運転及び暖房運転を行うことが可能である。
次に、空気調和装置100の基本動作について、図1を用いて説明する。空気調和装置100は、基本動作として、冷房運転及び暖房運転を行うことが可能である。
(3−1)冷房運転
冷房運転時には、四路切換弁22が冷房サイクル状態(図1の実線で示される状態)に切り換えられる。
冷房運転時には、四路切換弁22が冷房サイクル状態(図1の実線で示される状態)に切り換えられる。
冷媒回路10において、冷凍サイクルにおける低圧の冷媒は、圧縮機21に吸入され、冷凍サイクルにおける高圧になるまで圧縮された後に吐出される。
圧縮機21から吐出された高圧のガス冷媒は、四路切換弁22を通じて、室外熱交換器23に送られる。
室外熱交換器23に送られた高圧のガス冷媒は、室外熱交換器23において、室外ファン36によって冷却源として供給される室外空気と熱交換を行って凝縮して、高圧の液冷媒になる。
室外熱交換器23において凝縮した高圧の液冷媒は、膨張弁24に送られる。膨張弁24に送られた高圧の液冷媒は、膨張弁24によって冷凍サイクルにおける低圧まで減圧される。
膨張弁24で減圧された冷媒は、液側閉鎖弁27及び液冷媒連絡管15を通じて、室内熱交換器41に送られる。
室内熱交換器41に送られた低圧の冷媒は、室内熱交換器41において、室内ファン42によって加熱源として供給される室内空気と熱交換を行って蒸発する。これにより、室内空気は冷却され、その後に、室内に供給されることで室内の冷房が行われる。
室内熱交換器41において蒸発した低圧の冷媒は、ガス冷媒連絡管16、ガス側閉鎖弁28及び四路切換弁22を通じて、吸入管31に送られて、再び、圧縮機21に吸入される。
(3−2)暖房運転
暖房運転時には、四路切換弁22が暖房サイクル状態(図1の破線で示される状態)に切り換えられる。
暖房運転時には、四路切換弁22が暖房サイクル状態(図1の破線で示される状態)に切り換えられる。
冷媒回路10において、冷凍サイクルにおける低圧の冷媒は、圧縮機21に吸入され、冷凍サイクルにおける高圧になるまで圧縮された後に吐出される。
圧縮機21から吐出された高圧のガス冷媒は、四路切換弁22、ガス側閉鎖弁28及びガス冷媒連絡管16を通じて、室内熱交換器41に送られる。
室内熱交換器41に送られた高圧のガス冷媒は、室内熱交換器41において、室内ファン42によって冷却源として供給される室内空気と熱交換を行って凝縮して、高圧の液冷媒になる。これにより、室内空気は加熱され、その後に、室内に供給されることで室内の暖房が行われる。
室内熱交換器41で凝縮した高圧の液冷媒は、液冷媒連絡管15及び液側閉鎖弁27を通じて、膨張弁24に送られる。
膨張弁24に送られた高圧の液冷媒は、膨張弁24によって冷凍サイクルにおける低圧まで減圧される。膨張弁24で減圧された低圧の冷媒は、室外熱交換器23に送られる。
室外熱交換器23に送られた低圧の液冷媒は、室外熱交換器23において、室外ファン36によって加熱源として供給される室外空気と熱交換を行って蒸発する。
室外熱交換器23で蒸発した低圧の冷媒は、四路切換弁22を通じて、吸入管31に送られて、再び、圧縮機21に吸入される。
(4)通常制御及び能力抑制制御を含む運転制御
図3は、通常制御及び能力抑制制御によって実現される空気調和装置100の冷房能力範囲Waを説明するための図である。
図3は、通常制御及び能力抑制制御によって実現される空気調和装置100の冷房能力範囲Waを説明するための図である。
本実施形態には、運転制御として、通常制御と能力抑制制御とがある。通常制御及び能力抑制制御のいずれの制御においても、室内熱交換器41の出口における冷媒の乾き度が所定の乾き度になるように、膨張弁24の開度が変更される。
ここでは、通常制御により発揮される所定の冷房能力範囲(以下、通常時冷房能力範囲W1という)の冷房能力の下限よりも低い冷房能力を発揮させるために、上記冷房運転時において、蒸発器として機能する室内熱交換器41の出口における冷媒が湿り状態でかつ冷媒の乾き度が所定の乾き度になる能力抑制制御が行われる。すなわち、運転制御として通常制御だけでなく能力抑制制御があることで、通常時冷房能力範囲W1の冷房能力の下限よりも低い冷房能力(図3に示す能力抑制時冷房能力範囲W2内の冷房能力)を発揮させることができる。
図4は、空気調和装置100の制御の一例を説明するためのp−h線図である。蒸気圧縮冷凍サイクルにおいて、図4の曲線L1は飽和液線であり、曲線L2は乾き飽和蒸気線である。図4において、点B及び点bの状態が圧縮機21の吐出側すなわち吐出管32の冷媒の状態に対応する。言い換えると、点B及び点bの状態は凝縮器すなわち冷房運転時の室外熱交換器23の入口の冷媒の状態に対応する。点C及び点cの状態は、凝縮器の出口の冷媒の状態、言い換えると、膨張弁24の入口の冷媒の状態に対応している。点D及び点dの状態は、膨張弁24の出口の冷媒の状態に対応している。言い換えると、点D及び点dの状態は、蒸発器すなわち冷房運転時の室内熱交換器41の入口の冷媒の状態に対応する。点A及び点aの状態は、蒸発器すなわち冷房運転時の室内熱交換器41の出口の冷媒の状態に対応する。言い換えると、点A及び点aの状態は、圧縮機21の吸入側すなわち吸入管31の冷媒の状態に対応する。そして、通常制御時には、冷媒回路10における各ポイントの冷媒の状態は、図4のモリエル線図上の点A,B,C,Dで示す状態に対応する。一方で、能力抑制制御時には、冷媒回路10における各ポイントの冷媒の状態は、図4のモリエル線図上の点a,b,c,dで示す状態に対応する。なお、図4のΔh1は、通常制御時における蒸発器の入口と出口とにおける冷媒のエンタルピー差を示しており、Δh2は、能力抑制制御時における蒸発器の入口と出口とにおける冷媒のエンタルピー差を示している。
(4−1)通常制御
通常制御は、空気調和装置100を最適な効率で運転させる制御である。すなわち、通常制御は、効率を優先した制御であるといえる。そして、ここでは、空気調和装置100の運転効率(COPやEER)がなるべく高くなるように、制御部18によって各種機器及び弁21a、22、24、37、43等が制御される。
通常制御は、空気調和装置100を最適な効率で運転させる制御である。すなわち、通常制御は、効率を優先した制御であるといえる。そして、ここでは、空気調和装置100の運転効率(COPやEER)がなるべく高くなるように、制御部18によって各種機器及び弁21a、22、24、37、43等が制御される。
ここで、通常制御では、試験やシミュレーション等により算出した空気調和装置100の運転効率が最高になる吐出温度が目標吐出温度として採用されている。通常制御では空気調和装置100の運転効率がなるべく高くなるように各種機器及び弁21a、22、24、37、43等が制御されるため、通常制御により発揮される通常時冷房能力範囲W1の冷房能力の下限は、圧縮機21の周波数(回転数)が最小となるように調整されたり、室内ファン42の風量が抑えられたりすることで実現される。すなわち、圧縮機21の周波数及び/又は室内ファン42の風量を調整することで、通常時冷房能力範囲W1内の冷房能力を空気調和装置100に発揮させることができる。なお、以下より、説明の便宜上、通常制御時に採用される目標吐出温度を、通常時目標吐出温度Tdt1という。
ここで、通常時目標吐出温度Tdt1は、予め設定されている所定の関数式を用いることで、凝縮器における冷媒の凝縮温度及び蒸発器における冷媒の蒸発温度に基づき算出され、決定される。なお、ここでいう冷媒の凝縮温度は、室外熱交中間温度センサ53によって検出される室外熱交換器温度Tormのことであり、冷媒の蒸発温度は、室内熱交中間温度センサ58によって検出される室内熱交換器温度Trrmのことである。そして、制御部18は、圧縮機21から吐出される冷媒の温度が通常時目標吐出温度Tdt1になるように膨張弁24の開度を変更する。具体的には、制御部18は、吐出温度センサ52によって検出される吐出温度Tdが通常時目標吐出温度Tdt1よりも高い場合には、膨張弁24の開度を大きくする変更を行う。また、吐出温度センサ52によって検出される吐出温度Tdが通常時目標吐出温度Tdt1よりも低い場合には、膨張弁24の開度を小さくする変更を行う。
なお、通常時目標吐出温度Tdt1は、冷房運転時に蒸発器として機能する室内熱交換器41の出口における冷媒の乾き度Xsが所定の乾き度Xs1になるときの吐出温度である。すなわち、通常制御では、間接的に、室内熱交換器41の出口における冷媒の乾き度Xsが所定の乾き度Xs1になるように膨張弁24が調整されているともいえる。また、通常制御時には空気調和装置100の運転効率が高くなるような吐出温度が通常時目標吐出温度Tdt1として決定されるため、通常時冷房能力範囲W1の下限は、主に、圧縮機21の下限周波数、室内熱交換器41及び室外熱交換器23のポテンシャルや室内ファン42の風量によって決定されることになる。
(4−2)能力抑制制御
能力抑制制御は、通常時冷房能力範囲W1の冷房能力の下限よりも低い冷房能力が要求された場合に実行される制御である。ここで、能力抑制制御としては、冷房運転時に蒸発器として機能する室内熱交換器41の出口における冷媒が湿り状態でかつ冷媒の乾き度Xsが通常制御時の所定の乾き度Xs1よりも小さい目標乾き度Xstになるように膨張弁24の開度が調整される制御が採用されている。なお、通常制御では、室内熱交換器41の出口における冷媒の乾き度Xsによらず、空気調和装置100の運転効率が高くなるように膨張弁24の開度を調整する制御が採用されている。
能力抑制制御は、通常時冷房能力範囲W1の冷房能力の下限よりも低い冷房能力が要求された場合に実行される制御である。ここで、能力抑制制御としては、冷房運転時に蒸発器として機能する室内熱交換器41の出口における冷媒が湿り状態でかつ冷媒の乾き度Xsが通常制御時の所定の乾き度Xs1よりも小さい目標乾き度Xstになるように膨張弁24の開度が調整される制御が採用されている。なお、通常制御では、室内熱交換器41の出口における冷媒の乾き度Xsによらず、空気調和装置100の運転効率が高くなるように膨張弁24の開度を調整する制御が採用されている。
ここで、能力抑制制御では、圧縮機21から吐出される冷媒の温度の過度な上昇及び液圧縮の発生を抑えるという観点から、室内熱交換器41の出口における冷媒の乾き度Xsを、予め設定された目標乾き度Xstに制御することが好ましい。しかし、室内熱交換器41の出口における冷媒の乾き度Xsを直接検出することはできないため、乾き度Xsに代えて圧縮機21から吐出される冷媒の温度を使用して、乾き度Xsが目標乾き度Xstになる場合に相当する目標吐出温度(以下、能力抑制時目標吐出温度Tdt2という)を設定しておき、圧縮機21から吐出される冷媒の吐出温度Tdが能力抑制時目標吐出温度Tdt2になるように膨張弁24の開度を変更するようにしている。すなわち、吐出温度Tdが能力抑制時目標吐出温度Tdt2よりも高い場合には、乾き度Xsが目標乾き度Xstよりも大きいと判断して、膨張弁24の開度を大きくする変更を行う。また、吐出温度Tdが能力抑制時目標吐出温度Tdt2よりも低い場合には、乾き度Xsが目標乾き度Xstよりも小さいと判断して、膨張弁24の開度を小さくする変更を行う。
そして、本実施形態の能力抑制時目標吐出温度Tdt2は、冷房運転時に凝縮器として機能する室外熱交換器23における冷媒の凝縮温度に基づいて決定される。ここでいう冷媒の凝縮温度は、室外熱交中間温度センサ53によって検出される室外熱交換器温度Tormのことであり、吐出温度センサ52によって検出される吐出温度Tdから室外熱交中間温度センサ53によって検出される室外熱交換器温度Tormを差し引いた値が一定値となるように能力抑制時目標吐出温度Tdt2が決定される。なお、ここでの一定値は、試験やシミュレーション等により予め設定された所定の関係式から算出した室内熱交換器41の出口における冷媒の乾き度Xsが目標乾き度Xstになる値が設定されている。また、目標乾き度Xstは、圧縮機21の信頼性が確保される冷媒の乾き度の範囲で設定される。そして、本実施形態では、能力抑制時目標吐出温度Tdt2が、凝縮温度に一定値としての所定値(例えば、10)を加算した温度となるように設定されている。すなわち、能力抑制制御においては、吐出温度Tdから凝縮温度(室外熱交換器温度Torm)を差し引いた値が所定値(例えば、10)となるように、膨張弁24の開度が変更される。
ところで、通常制御では目標吐出温度(通常時目標吐出温度Tdt1)が空気調和装置100の運転効率が最大となるように設定され、能力抑制制御では目標吐出温度(能力抑制時目標吐出温度Tdt2)が凝縮温度に基づき設定されている。このように、通常制御と能力抑制制御とでは、目標吐出温度の算出方法が異なっている。すなわち、通常制御と能力抑制制御とでは、目標吐出温度の算出方法が切り換えられている。
なお、能力抑制制御は、所定の能力抑制制御開始条件を満たす場合に行われる。所定の能力抑制制御開始条件には、圧縮機21の周波数が下限周波数となってから所定時間(0秒より長い時間)が経過したという条件、及び/又は、室内温度Traと設定温度Trsとの差が所定値(例えば、1)以下となってから所定時間(0秒より長い時間)が経過したという条件、が含まれる。なお、所定時間や所定値については、圧縮機21の能力や空気調和装置100の能力等によって適当な時間が決定されていればよい。また、ここでは、所定の能力抑制制御開始条件には、圧縮機21の周波数が下限周波数となってから所定時間が経過したという条件、及び、室内温度Traと設定温度Trsとの差が所定値以下となってから所定時間が経過したという条件、が含まれるものとする。ところで、所定の能力抑制制御開始条件は、これに限定されず、例えば、室外温度センサ55によって検出される室外温度Toaが、所定の温度範囲内(例えば、20〜35度の範囲内)である、という条件が含まれていてもよい。
運転制御において通常制御が行われている間、制御部18は、所定の能力抑制制御開始条件を満たすかどうかを判定している。具体的には、圧縮機21の周波数が下限周波数となってから所定時間が経過したという条件、及び、室内温度Traと設定温度Trsとの差が所定値以下となってから所定時間が経過したという条件、のいずれの条件も満たされたか否かが判定される。なお、室内温度Traと設定温度Trsとの差は、室内温度センサ59によって検出される室内温度Traからユーザ等によって設定された設定温度Trsを差し引くことによって得られる。
制御部18は、所定の能力抑制制御開始条件を満たすものと判定すると、通常制御から能力抑制制御へと運転制御を切り換える。通常制御から能力抑制制御へと運転制御が切り換えられることにより、通常制御時のエンタルピー差Δh1よりもエンタルピー差が小さくなるため、通常制御時の通常時冷房能力範囲W1の下限よりも能力が抑制される。この能力抑制制御は、所定の能力抑制制御解除条件を満たすまで行われる。ここで、所定の能力抑制制御解除条件には、例えば、室内温度Traと設定温度Trsとの差が所定値(例えば、1)より大きくなってから所定時間(0秒より長い時間)が経過したという条件、が含まれる。このような能力抑制制御解除条件は、例えば、ユーザによって設定温度Trsが下げられた場合や、設定温度Trsに対する能力が不足することにより室内温度Traが上昇した場合等に満たされる。制御部18は、所定の能力抑制制御解除条件を満たすものと判定すると、能力抑制制御から通常制御へと運転制御を切り換える。
(5)特徴
(5−1)
本実施形態では、運転制御として、通常制御の他に、冷房運転時に蒸発器として機能する室内熱交換器41の出口における冷媒が湿り状態でかつ冷媒の乾き度Xsが通常制御時の所定の乾き度Xs1よりも小さい目標乾き度Xstになるように膨張弁24の開度が調整される能力抑制制御がある。図4に示すように、能力抑制制御が実行されることで、通常制御が実行されるよりも蒸発器の入口と出口とにおける冷媒のエンタルピー差を小さくすることができる。このため、能力抑制制御を実行することで、通常制御により実現される冷房能力範囲W1の下限よりも低い冷房能力を空気調和装置100に発揮させることができる。
(5−1)
本実施形態では、運転制御として、通常制御の他に、冷房運転時に蒸発器として機能する室内熱交換器41の出口における冷媒が湿り状態でかつ冷媒の乾き度Xsが通常制御時の所定の乾き度Xs1よりも小さい目標乾き度Xstになるように膨張弁24の開度が調整される能力抑制制御がある。図4に示すように、能力抑制制御が実行されることで、通常制御が実行されるよりも蒸発器の入口と出口とにおける冷媒のエンタルピー差を小さくすることができる。このため、能力抑制制御を実行することで、通常制御により実現される冷房能力範囲W1の下限よりも低い冷房能力を空気調和装置100に発揮させることができる。
これによって、圧縮機21等の各種機器を変更しなくても、能力抑制制御により能力抑制時冷房能力範囲W2内まで空気調和装置100の能力を抑制することができるため、空気調和装置100の冷房能力範囲を拡大することができている。
なお、本実施形態では、通常制御時には冷媒の乾き度Xsによらず目標吐出温度(通常時目標吐出温度Tdt1)が決定されているが、通常制御時に冷媒の乾き度Xsに基づき目標吐出温度(通常時目標吐出温度Tdt1)が決定される場合には、通常制御時の目標乾き度は、能力抑制制御時に目標乾き度よりも高い値になる。
(5−2)
本実施形態の能力抑制制御では、圧縮機21から吐出される冷媒の吐出温度Tdが、室内熱交換器41の出口における冷媒の乾き度Xsが目標乾き度Xstになる場合に相当する能力抑制時目標吐出温度Tdt2になるように膨張弁24の開度を変更するようにしている。このように、圧縮機21から吐出される冷媒の温度に基づいて膨張弁24が制御されるため、能力抑制制御を精度よく行うことができている。
本実施形態の能力抑制制御では、圧縮機21から吐出される冷媒の吐出温度Tdが、室内熱交換器41の出口における冷媒の乾き度Xsが目標乾き度Xstになる場合に相当する能力抑制時目標吐出温度Tdt2になるように膨張弁24の開度を変更するようにしている。このように、圧縮機21から吐出される冷媒の温度に基づいて膨張弁24が制御されるため、能力抑制制御を精度よく行うことができている。
(5−3)
本実施形態では、能力抑制時目標吐出温度Tdt2は、凝縮器として機能する室外熱交換器23における冷媒の凝縮温度に基づいて決定される。具体的には、吐出温度センサ52によって検出される吐出温度Tdから室外熱交中間温度センサ53によって検出される室外熱交換器温度Tormを差し引いた値が一定値となるように能力抑制時目標吐出温度Tdt2が決定される。すなわち、能力抑制制御は、圧縮機21から吐出される冷媒の温度から凝縮器における冷媒の凝縮温度を差し引いた値を一定値に近づける制御であるといえる。このように、能力抑制制御では、いわゆる吐出過熱度に基づく制御が行われている。
本実施形態では、能力抑制時目標吐出温度Tdt2は、凝縮器として機能する室外熱交換器23における冷媒の凝縮温度に基づいて決定される。具体的には、吐出温度センサ52によって検出される吐出温度Tdから室外熱交中間温度センサ53によって検出される室外熱交換器温度Tormを差し引いた値が一定値となるように能力抑制時目標吐出温度Tdt2が決定される。すなわち、能力抑制制御は、圧縮機21から吐出される冷媒の温度から凝縮器における冷媒の凝縮温度を差し引いた値を一定値に近づける制御であるといえる。このように、能力抑制制御では、いわゆる吐出過熱度に基づく制御が行われている。
(5−4)
本実施形態の通常制御では、圧縮機21から吐出される冷媒の温度が通常時目標吐出温度Tdt1になるように膨張弁24が調整されている。そして、通常時目標吐出温度Tdt1は、空気調和装置100の運転効率が高くなるように設定された吐出温度である。このため、通常制御が行われる場合、すなわち、通常時冷房能力範囲W1内の冷房能力が要求される場合には、空気調和装置100を高効率で運転させることができている。
本実施形態の通常制御では、圧縮機21から吐出される冷媒の温度が通常時目標吐出温度Tdt1になるように膨張弁24が調整されている。そして、通常時目標吐出温度Tdt1は、空気調和装置100の運転効率が高くなるように設定された吐出温度である。このため、通常制御が行われる場合、すなわち、通常時冷房能力範囲W1内の冷房能力が要求される場合には、空気調和装置100を高効率で運転させることができている。
また、本実施形態の通常時目標吐出温度Tdt1は、凝縮温度及び蒸発温度に基づき決定されている。このため、圧縮機21に吸入される冷媒の吸入温度等を検出しなくても、膨張弁24の開度を調整することができている。
(5−5)
本実施形態では、圧縮機21の周波数が下限周波数となってから所定時間が経過したという条件、及び室内温度Traと設定温度Trsとの差が所定値以下となってから所定時間が経過したという条件を含む、所定の能力抑制制御開始条件が満たされた場合、すなわち、圧縮機21の周波数が所定周波数以下であるという条件、及び室内温度Traから設定温度Trsを差し引いた値が所定値以下であるという条件が満たされた場合に、運転制御が通常制御から能力抑制制御へと切り換えられる。このように、本実施形態の制御部18は、所定の運転制御切換条件が満たされた場合に、所定の冷房能力範囲W1の冷房能力の下限よりも低い冷房能力が要求されたと判断し、通常制御から能力抑制制御へと切り換える。
本実施形態では、圧縮機21の周波数が下限周波数となってから所定時間が経過したという条件、及び室内温度Traと設定温度Trsとの差が所定値以下となってから所定時間が経過したという条件を含む、所定の能力抑制制御開始条件が満たされた場合、すなわち、圧縮機21の周波数が所定周波数以下であるという条件、及び室内温度Traから設定温度Trsを差し引いた値が所定値以下であるという条件が満たされた場合に、運転制御が通常制御から能力抑制制御へと切り換えられる。このように、本実施形態の制御部18は、所定の運転制御切換条件が満たされた場合に、所定の冷房能力範囲W1の冷房能力の下限よりも低い冷房能力が要求されたと判断し、通常制御から能力抑制制御へと切り換える。
(6)変形例
(6−1)
上記実施形態では、冷房運転及び暖房運転を行う空気調和装置100の例を記載しているが、本発明はこのような空気調和装置100に限定されるものではなく、例えば、冷房運転のみを行う空気調和装置すなわち冷房専用の空気調和装置に適用されてもよい。
(6−1)
上記実施形態では、冷房運転及び暖房運転を行う空気調和装置100の例を記載しているが、本発明はこのような空気調和装置100に限定されるものではなく、例えば、冷房運転のみを行う空気調和装置すなわち冷房専用の空気調和装置に適用されてもよい。
また、上記実施形態の空気調和装置100では、1台の室外ユニット12に対して1台の室内ユニット14が接続されているが、これに限定されず、1台の室外ユニット12に対して複数台の室内ユニット14の接続された、いわゆるマルチ型の空気調和装置に適用されてもよい。
(6−2)
上記実施形態の冷媒回路10には、冷媒としてHFC系冷媒が封入されているが、冷媒の種類はHFC系冷媒に限らず、HCFC系冷媒等種々の冷媒が使用できる。
上記実施形態の冷媒回路10には、冷媒としてHFC系冷媒が封入されているが、冷媒の種類はHFC系冷媒に限らず、HCFC系冷媒等種々の冷媒が使用できる。
(6−3)
上記実施形態の圧縮機21は、インバータ制御されるいわゆる能力可変型の圧縮機であるが、圧縮機21の種類はこれに限定されず、いわゆる能力一定型の圧縮機であってもよい。
上記実施形態の圧縮機21は、インバータ制御されるいわゆる能力可変型の圧縮機であるが、圧縮機21の種類はこれに限定されず、いわゆる能力一定型の圧縮機であってもよい。
(6−4)
上記実施形態では、能力抑制制御が冷房運転時にのみ実行されている。これに加えて、暖房運転時においても能力抑制制御が実行されてもよい。例えば、空気調和装置100の運転効率がなるべく高くなるように各種機器及び弁21a、22、24、37、43等が制御されることで実現できる所定の暖房能力範囲内の暖房能力が要求された場合には、通常制御を行い、所定の暖房能力範囲の暖房能力の下限よりも低い暖房能力が要求された場合には、通常制御から能力抑制制御へと運転制御が切り換えられてもよい。このように、冷房運転時だけでなく暖房運転時においても能力抑制制御が実行されることで、通常制御により実現される所定の暖房能力範囲の下限よりも低い暖房能力を空気調和装置100に発揮させることができる。
上記実施形態では、能力抑制制御が冷房運転時にのみ実行されている。これに加えて、暖房運転時においても能力抑制制御が実行されてもよい。例えば、空気調和装置100の運転効率がなるべく高くなるように各種機器及び弁21a、22、24、37、43等が制御されることで実現できる所定の暖房能力範囲内の暖房能力が要求された場合には、通常制御を行い、所定の暖房能力範囲の暖房能力の下限よりも低い暖房能力が要求された場合には、通常制御から能力抑制制御へと運転制御が切り換えられてもよい。このように、冷房運転時だけでなく暖房運転時においても能力抑制制御が実行されることで、通常制御により実現される所定の暖房能力範囲の下限よりも低い暖房能力を空気調和装置100に発揮させることができる。
これによって、冷房能力範囲だけでなく暖房能力範囲についても拡大することができる。
(6−5)
上記実施形態では、能力抑制時目標吐出温度Tdt2を、凝縮温度を用いた関係式により決定しているが、能力抑制時目標吐出温度Tdt2の決定方法はこれに限定されない。例えば、蒸発温度、室外温度、室内温度を用いた関係式から能力抑制時目標吐出温度が決定されてもよい。また、通常時目標吐出温度Tdt1についても、吸入温度等を用いた関係式から決定されてもよい。
上記実施形態では、能力抑制時目標吐出温度Tdt2を、凝縮温度を用いた関係式により決定しているが、能力抑制時目標吐出温度Tdt2の決定方法はこれに限定されない。例えば、蒸発温度、室外温度、室内温度を用いた関係式から能力抑制時目標吐出温度が決定されてもよい。また、通常時目標吐出温度Tdt1についても、吸入温度等を用いた関係式から決定されてもよい。
本発明は、各種機器を変更しなくても、その能力範囲を拡大することのできるものであり、空気調和装置への適用が有効である。
18 制御部
21 圧縮機
23 室外熱交換器(凝縮器)
24 膨張弁(減圧機構)
41 室内熱交換器(蒸発器)
42 室内ファン(ファン)
100 空気調和装置
21 圧縮機
23 室外熱交換器(凝縮器)
24 膨張弁(減圧機構)
41 室内熱交換器(蒸発器)
42 室内ファン(ファン)
100 空気調和装置
Claims (8)
- 圧縮機(21)、凝縮器(23)、減圧機構(24)及び蒸発器(41)の順に冷媒を循環させる蒸気圧縮式冷凍サイクルを有する空気調和装置であって、
前記蒸発器に向かって送風するファン(42)と、
前記圧縮機、前記減圧機構及び前記ファンを制御する制御部(18)と、
を備え、
前記制御部は、
前記圧縮機の周波数及び/又は前記ファンの風量を調整することで実現できる所定の冷房能力範囲(W1)内の冷房能力が要求された場合には、前記蒸発器の出口における冷媒の乾き度が所定の乾き度になるように前記減圧機構を調整する通常制御を行い、
前記所定の冷房能力範囲の冷房能力の下限よりも低い冷房能力が要求された場合には、前記蒸発器の出口における冷媒が湿り状態でかつ冷媒の乾き度が前記通常制御時の冷媒の乾き度よりも小さい目標乾き度になるように前記減圧機構を調整する能力抑制制御へと前記通常制御から切り換える、
空気調和装置(100)。 - 前記能力抑制制御は、前記圧縮機から吐出される冷媒の温度が、前記蒸発器の出口における冷媒の乾き度が前記目標乾き度になる場合に相当する能力抑制時目標吐出温度になるように前記減圧機構を調整する制御である、
請求項1に記載の空気調和装置。 - 前記能力抑制時目標吐出温度は、前記凝縮器における冷媒の凝縮温度に基づき決定される、
請求項2に記載の空気調和装置。 - 前記能力抑制制御は、前記圧縮機から吐出される冷媒の温度から前記凝縮器における冷媒の凝縮温度を差し引いた値を所定値に近づける制御である、
請求項1から3のいずれか1項に記載の空気調和装置。 - 前記通常制御は、前記圧縮機から吐出される冷媒の温度が、通常時目標吐出温度になるように前記減圧機構が調整される制御である、
請求項1から4のいずれか1項に記載の空気調和装置。 - 前記通常時目標吐出温度は、前記凝縮器における冷媒の凝縮温度及び前記蒸発器における冷媒の蒸発温度に基づき決定される、
請求項5に記載の空気調和装置。 - 前記制御部は、前記圧縮機の周波数が所定周波数以下である、及び/又は、室内温度から設定温度を差し引いた値が所定値以下である、という条件が満たされた場合に、前記通常制御から前記能力抑制制御に切り換える、
請求項1から6のいずれか1項に記載の空気調和装置。 - 前記制御部は、
前記圧縮機の周波数及び/又は前記ファンの風量を調整することで実現できる所定の暖房能力範囲内の暖房能力が要求された場合には、前記通常制御を行い、
前記所定の暖房能力範囲の暖房能力の下限よりも低い暖房能力が要求された場合には、前記通常制御から前記能力抑制制御へと切り換える、
請求項1から7のいずれか1項に記載の空気調和装置。
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