JP2016080036A - ガス遮断弁 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ガス遮断弁のハウジング1には、弁座5の横の位置に、開口部1bが形成されている。開口部1bは、小径開口部1cと、雌ねじが形成された大径開口部1dとを有し、大径開口部1dにねじ込まれた筒状部材32が、小径開口部1cとの間にガラス板31を挟んで固定する。
【選択図】図2
Description
しかしながら、弁体が弁座に接触または離れた時から、弁の状態を判断可能な圧力変動、アンサーバック信号等を得られる時までには、ある程度の時間を要する。従って、弁の開閉状態を即座に知ることはできなかった。また、機器の故障等で実際の状態とは異なる圧力変動、アンサーバック信号が得られた場合には、弁の開閉状態を誤って判断してしまう可能性もあった。
図1は、この発明の実施の形態1に係るガス遮断弁の斜視図である。ガス遮断弁の金属製のハウジング1には、流入側のガス配管及び流出側のガス配管が接続されて、ハウジング1の内部をガスが流れる。具体的には、ハウジング1の開口部1aに接続するガス配管が流入側のガス配管、開口部1aが設けられた面(図1における上面)に対向する面(図1における底面)に設けられた不図示の開口部に接続するガス配管が流出側のガス配管となる。つまり、ガスは、図1中に示すラインF1に沿って流れる。
モータ部2のフランジ2aがハウジング1にねじ止めされて、ハウジング1にモータ部2が取り付けられている。モータ部2は、後述する弁体6を移動させる駆動部となる。具体的には、モータ(不図示)及び当該モータの回転運動を直線運動に変換するための周知の運動変換機構(不図示)等で構成される。
さらにハウジング1には、ハウジング1の内部を見ることのできる窓3が取り付けられている。
なお、図1では省略したが、図2(a)に示すように、ハウジング1にはカバー9が取り付けられて、モータ部2が覆われる。
開口部1bは、弁座5の横、つまりは、円環状の弁座5の外周面と対向する位置に形成されて、弁軸7に垂直な方向に開口しており、弁座5を挟んで互いに対向している。開口部1bは、小径開口部1cと、小径開口部1cよりも大径の大径開口部1dとを有する。大径開口部1dは、小径開口部1cよりもハウジング1外部側に位置する。大径開口部1dの内周面には、雌ねじが形成されている。
円環状のシール部材33は、開口部1bの内部に形成された段差部1eに置かれている。段差部1eは、小径開口部1cの外縁部に相当する。シール部材33は、弾性を有する部材であればよく、例えばOリングを採用することができる。
ガラス板31よりもハウジング1外部側には、外周面に雄ねじが形成された例えばアルミ製の円筒部材32が設けられている。円筒部材32の外周面に形成された雄ねじが、大径開口部1dの内周面に形成された雌ねじと螺合して、開口部1bの内部で円筒部材32が固定されている。
特に、ガス遮断弁が遠隔操作可能に構成されている場合は、ガス遮断弁が設置されている現地でメンテナンス作業等を行っている際に、現地作業員にとって予期せぬ遠隔操作が行われてしまうことがある。しかしながら、そのような場合でも、現地作業員は窓3によって即座に気づくことができるので、作業を適切に遂行しやすくなる。
例えばアルミ製の円筒部材12は、小径通路12aと、小径通路12aよりも大径でハウジング1外部側に位置する大径通路12bとを有している。円筒部材12の内部には、段差部12cが形成されて、円環状のシール部材14が置かれている。円筒部材12の端部のうちの、ハウジング1内部側に位置する方の端部では、外周面に雄ねじが形成されている。
なお、気密性を高めるためのシール部材13,14は、状況に応じて省略可能であるし、設置位置に関しても、図示したものに限らない。
ただし、図2のように窓3を取り付ける方が、図3のように窓10を取り付けるよりも、弁座5からガラス板までの距離を短くできるので、弁座5付近の状況が見やすく、ガス遮断弁の開閉状態を確認しやすい。また、図3のように窓10を取り付ける場合は、円筒部材12の一部及びガラス板11がハウジング1から突出した状態となってしまう。一方、図2のように窓3を取り付ける場合は、ハウジング1から窓3が突出することはない。従って、窓3を取り付ける方が、ガス遮断弁全体の大きさを抑えられるとともに、意匠性も良くなる。
また、上記では、モータを動力源とするガス遮断弁として説明したが、電磁ソレノイド等の他の動力源で構成されるガス遮断弁に対して上記のような窓3,10を取り付けてもよい。
1a,1b 開口部
1c 小径開口部
1d 大径開口部
1e 段差部
1f 開口部
1g 段差部
2 モータ部
2a フランジ
3 窓
4 ガス流路
5 弁座
6 弁体
7 弁軸
8 スプリング
9 カバー
10 窓
11 ガラス板
12 円筒部材
12a 小径通路
12b 大径通路
12c 段差部
12d 端部
13,14 シール部材
31 ガラス板
32 円筒部材
32a 凹部
33 シール部材
34 緩衝部材
Claims (4)
- 内部にガス流路が形成されるハウジングと、
前記ガス流路に設けられる弁座と、
前記弁座に接離して、前記ガス流路を遮断及び開通する弁体と、
前記ハウジングに取り付けられる窓とを備え、
前記ハウジングは、前記弁座の横に開口部を有し、
前記窓は、前記開口部に取り付けられることを特徴とするガス遮断弁。 - 前記開口部は、
小径開口部と、
前記小径開口部よりもハウジング外部側に位置し、内周面に雌ねじが形成されて前記小径開口部よりも大径の大径開口部とを有し、
前記窓は、
ハウジング外部側から前記小径開口部を覆うガラス板と、
前記ガラス板よりもハウジング外部側に位置し、前記雌ねじと螺合する雄ねじが外周面に形成されて、前記小径開口部との間に前記ガラス板を挟んで固定する円筒部材とを有することを特徴とする請求項1記載のガス遮断弁。 - 前記開口部は、
内周面に雌ねじが形成され、
前記窓は、
外周面に前記雌ねじと螺合する雄ねじが形成されて、小径通路と、前記小径通路よりも大径かつハウジング外部側に位置する大径通路とを有する円筒部材と、
前記大径通路に置かれて前記小径通路を覆い、前記円筒部材のハウジング外部側の端部が前記円筒部材の内方に折り曲げられることにより、前記円筒部材にかしめ保持されるガラス板とを有することを特徴とする請求項1記載のガス遮断弁。 - 前記開口部及び前記窓は、それぞれ2つずつ設けられることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のガス遮断弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014210482A JP2016080036A (ja) | 2014-10-15 | 2014-10-15 | ガス遮断弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014210482A JP2016080036A (ja) | 2014-10-15 | 2014-10-15 | ガス遮断弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016080036A true JP2016080036A (ja) | 2016-05-16 |
Family
ID=55956022
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014210482A Pending JP2016080036A (ja) | 2014-10-15 | 2014-10-15 | ガス遮断弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016080036A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57154535U (ja) * | 1981-03-26 | 1982-09-28 | ||
JP3064627U (ja) * | 1999-06-07 | 2000-01-21 | 株式会社ナカキン | 逆止弁 |
JP2014522466A (ja) * | 2011-06-27 | 2014-09-04 | チャアチャン サンファ シーオー エルティーディー | 電子膨張弁 |
-
2014
- 2014-10-15 JP JP2014210482A patent/JP2016080036A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS57154535U (ja) * | 1981-03-26 | 1982-09-28 | ||
JP3064627U (ja) * | 1999-06-07 | 2000-01-21 | 株式会社ナカキン | 逆止弁 |
JP2014522466A (ja) * | 2011-06-27 | 2014-09-04 | チャアチャン サンファ シーオー エルティーディー | 電子膨張弁 |
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