JP2016079905A - 後縁側パネル - Google Patents

後縁側パネル Download PDF

Info

Publication number
JP2016079905A
JP2016079905A JP2014212593A JP2014212593A JP2016079905A JP 2016079905 A JP2016079905 A JP 2016079905A JP 2014212593 A JP2014212593 A JP 2014212593A JP 2014212593 A JP2014212593 A JP 2014212593A JP 2016079905 A JP2016079905 A JP 2016079905A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wind turbine
panel
turbine blade
edge side
rear edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014212593A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6101240B2 (ja
Inventor
浩司 深見
Koji Fukami
浩司 深見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2014212593A priority Critical patent/JP6101240B2/ja
Priority to EP15177577.2A priority patent/EP3009669B1/en
Publication of JP2016079905A publication Critical patent/JP2016079905A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6101240B2 publication Critical patent/JP6101240B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F03MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03DWIND MOTORS
    • F03D1/00Wind motors with rotation axis substantially parallel to the air flow entering the rotor 
    • F03D1/06Rotors
    • F03D1/0608Rotors characterised by their aerodynamic shape
    • F03D1/0633Rotors characterised by their aerodynamic shape of the blades
    • F03D1/0641Rotors characterised by their aerodynamic shape of the blades of the section profile of the blades, i.e. aerofoil profile
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05BINDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
    • F05B2240/00Components
    • F05B2240/20Rotors
    • F05B2240/30Characteristics of rotor blades, i.e. of any element transforming dynamic fluid energy to or from rotational energy and being attached to a rotor
    • F05B2240/301Cross-section characteristics
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/72Wind turbines with rotation axis in wind direction

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Wind Motors (AREA)

Abstract

【課題】風車翼の騒音を低減するとともに、最適コード長からの乖離を抑制することで優れた翼効率を実現することを可能とする後縁側パネルを提供する。【解決手段】風車翼の後縁側に取り付けるための後縁側パネルであって、パネル背面、パネル腹面及びパネル後縁を含み、パネル後縁は鋸歯状に形成されており、後縁側パネルは、翼長方向に直交する少なくとも一断面上にて、風車翼の輪郭によって形成される第1翼型のキャンバーラインを風車翼の後縁から仮想的に延長した延長線に対して第1翼型の背面側にパネル後縁が位置し、且つ、風車翼および後縁側パネルの全体輪郭によって形成される第2翼型のキャンバーラインが、風車翼の前縁側に位置して背面側に凸状に湾曲する第1湾曲部と、第1湾曲部よりもパネル後縁側に位置して腹面側に凸状に湾曲する第2湾曲部とを有するS字形状となるように構成される。【選択図】 図4

Description

本開示は、風車翼の後縁側に取り付けるための後縁側パネルに関する。
近年、地球環境の保全の観点から、風力を利用した風力発電装置の普及が進んでいる。風力発電装置は、風の運動エネルギーを風車翼とハブを含む風車ロータの回転エネルギーに変換し、さらにこの回転エネルギーを発電機にて電力エネルギーに変換する。
特許文献1及び2には、風車翼からの騒音低減や風車翼の効率向上を目的として、鋸歯状に形成された後縁を有するパネルを風車翼の後縁側に取り付けることが記載されている。
米国特許出願公開第2003−0099546号 米国特許出願公開第2013−0129519号
ところで、鋸歯状に形成された後縁を有するパネルを風車翼の後縁側に取り付けると風車翼のコード長が延長されるため、コード長の延長前よりも最適コード長(翼効率を最大化可能なコード長)からの乖離が大きくなった場合には翼効率が低下してしまう。特に、風車翼のコード長が既に略最適コード長であった場合には、後縁側パネルを取り付けることによってコード長が最適コード長に対して過剰になりやすいため、翼効率が低下してしまう。
この点、特許文献1及び2には、後縁側パネルを取り付けることによって風車翼のコード長が延長される場合に、最適コード長からの乖離を抑制するために後縁側パネルを如何に構成すべきかについての具体的な知見は開示されていない。
上述に事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、風車翼の騒音を低減するとともに、最適コード長からの乖離を抑制することで優れた翼効率を実現することを可能とする後縁側パネルを提供することを目的とする。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る後縁側パネルは、風車ロータが備える風車翼の後縁側に取り付けるための後縁側パネルであって、前記後縁側パネルを前記風車翼の前記後縁側に取り付けたときに前記風車翼の背面に隣接するパネル背面と、前記後縁側パネルを前記風車翼の前記後縁側に取り付けたときに前記風車翼の腹面に隣接するパネル腹面と、前記パネル背面と前記パネル腹面とが交わるパネル後縁と、を含み、前記パネル後縁は鋸歯状に形成されており、前記後縁側パネルは、前記風車翼の前記後縁側に取り付けられたときに、翼長方向の少なくとも一部の領域において、前記翼長方向に直交する断面上にて、前記風車翼の輪郭によって形成される第1翼型のキャンバーラインを前記風車翼の前記後縁から仮想的に延長した延長線に対して前記第1翼型の背面側に前記パネル後縁が位置し、且つ、前記風車翼および前記後縁側パネルの全体輪郭によって形成される第2翼型のキャンバーラインが、前記風車翼の前縁側に位置して前記背面側に凸状に湾曲する第1湾曲部と、前記第1湾曲部よりも前記パネル後縁側に位置して前記腹面側に凸状に湾曲する第2湾曲部とを有するS字形状となるように構成される。
風車翼の翼型は、翼効率を最大化するためには、以下の関係式(1a)を満たすことが望ましい。
Figure 2016079905
ここで、Nは風車ロータが備える風車翼の数であり、Cはコード長であり、Rは風車ロータの回転半径であり、CLdesignは設計揚力係数(揚抗比が最大になる向かい角における揚力係数)であり、rは、風車ロータの半径方向位置であり、λは設計周速比(無限上流風速Vに対する風車翼先端の周速Tsの比)である。
この式は、風車翼のある半径方向位置では、CとCLdesign以外の項は定数であるため、以下の式(1b)に簡略化することができる。
Figure 2016079905
このように、風車翼の性能を最大化するためには、式(1b)を満たすようなコード長Cと設計揚力係数CLdesignの組み合わせを選択することが望ましい。
一方、鋸歯状に形成されたパネル後縁を有する後縁側パネルは風車翼の騒音を低減することが可能であるが、後縁側パネルによる騒音低減効果を発揮するためには、前記後縁側パネルによるコード長Cの延長量がある程度大きいことが必要である。
よって、仮に設計揚力係数CLdesignを維持したまま、騒音低減効果を発揮可能な程度にコード長Cの延長量を設定すると、式(1b)における左辺が増加することになり、式(1b)を充足できなくなってしまう場合があり得る。
そこで、上記(1)に記載の後縁側パネルは、『前記風車翼の前記後縁側に取り付けられたときに、翼長方向の少なくとも一部の領域において、前記翼長方向に直交する断面上にて、前記風車翼の輪郭によって形成される第1翼型のキャンバーラインを前記風車翼の前記後縁から仮想的に延長した延長線に対して前記第1翼型の背面側に前記パネル後縁が位置し、且つ、前記風車翼および前記後縁側パネルの全体輪郭によって形成される第2翼型のキャンバーラインが、前記風車翼の前縁側に位置して前記背面側に凸状に湾曲する第1湾曲部と、前記第1湾曲部よりも前記パネル後縁側に位置して前記腹面側に凸状に湾曲する第2湾曲部とを有するS字形状となる』よう構成されている。
これにより、第2翼型の転向角が第1翼型に比べて小さくなり、設計揚力係数CLdesignが減少するので、騒音低減効果を発揮可能な程度にコード長Cの延長量を設定しても、式(1b)における左辺の増加を抑制することができ、式(1b)における左辺と右辺との差を小さくすることができる。したがって、優れた翼効率を実現することができる。
これに対し、仮に、第1翼型のキャンバーラインの延長線上又は延長線に対して第1翼型の腹面側にパネル後縁が位置するように後縁側パネルを構成した場合、転向角が大きくなる結果、設計揚力係数CLdesignが大きくなってしまう。この場合、コード長Cの増大とあいまって、式(1b)の左辺が大幅に増大してしまい、式(1b)からの乖離が大きくなってしまう。
また、仮に、風車翼の後縁からコード延長線上に延在するように平板状の後縁側パネルを風車翼の後縁側に取り付けると、風車翼の後縁においてキャンバーラインが屈曲し、設計揚力係数CLdesignがどのような挙動を示すのか予測できず、後縁側パネルの形状によっては設計揚力係数CLdesignが低下しない場合もあり得る。このため、後縁側パネルの取り付けによって、空力性能がどのように変化するのか不明である。
また、上記(1)の構成により、第2翼型の転向角が第1翼型に比べて小さくなる結果、最大揚力係数(失速するときの揚力係数)CLmaxの増大も抑制されるため、風車翼が風から受ける風荷重の増大を抑制することができる。さらに、パネル背面側におけるパネル後縁付近の流速が増大することによって境界層の厚さの増大が抑制されるため、騒音を低減することができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)に記載の後縁側パネルにおいて、前記パネル背面は、前記翼長方向に直交する前記断面上にて凹状に湾曲している。
上記(2)に記載の後縁側パネルによれば、前記翼長方向に直交する前記断面上にて前記パネル背面が凹状に湾曲しているため、風車翼の背面とパネル後縁とを滑らかに接続しつつ、パネル後縁を上記(1)に記載の位置に設けることができる。このため、パネル背面での剥離現象を抑制しつつ、上記(1)に記載の効果(風車翼の騒音低減、優れた翼効率の実現、風荷重の増大抑制)を得ることができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(2)に記載の後縁側パネルにおいて、前記翼長方向に直交する前記断面上にて前記パネル腹面が凸状に湾曲している。
上記(3)に記載の後縁側パネルによれば、前記翼長方向に直交する前記断面上にてパネル腹面が凸状に湾曲しているため、風車翼の腹面とパネル後縁とを滑らかに接続しつつ、凹状のパネル背面と凸状のパネル腹面との間の翼厚を確保することができる。このため、優れた構造強度を実現しつつ上記(2)に記載の効果(パネル背面での剥離現象の抑制及び上記(1)に記載の効果)を得ることができる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(3)の何れか1項に記載の後縁側パネルにおいて、前記後縁側パネルを前記風車翼の前記後縁側に取り付けたときに、前記翼長方向に直交する前記断面上にて、前記風車翼の前記後縁と前記パネル後縁とを結ぶ直線と、前記延長線とのなす角度をαとすると、前記角度αは2度以上である。
本発明者の検討結果によれば、上記(4)に記載のように、角度αを2度以上とすることにより、設計揚力係数CLdesignがある程度減少するので、騒音低減効果を発揮可能な程度にコード長Cの延長量を設定しても、式(1b)における左辺の増加を抑制することができる。したがって、式(1b)における左辺と右辺との差をある程度小さくすることが可能となり、優れた翼効率を実現することができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(4)に記載の後縁側パネルにおいて、前記後縁側パネルを前記風車翼の前記後縁側に取り付けたときに、前記翼長方向に直交する前記断面上にて、前記風車翼のコード方向における前記風車翼の前記後縁から前記パネル後縁における各歯の頂点までの距離Csの1/3を前記風車翼のコード長Cで除した値をxとすると、前記値xが0.05より大きく、前記角度αが2度より大きい。
鋸歯状の後縁を有する後縁側パネルを取り付けることによる風車翼のコード長の延長分は、風車翼の後縁からパネル後縁における各歯の頂点までの距離Csの1/3にて近似することができる。本発明者の検討結果によれば、距離Csの1/3を前記風車翼のコード長Cで除した値をxとすると、値xが0.05より大きい場合には、角度αを2度より大きくすることにより、設計揚力係数CLdesignの減少効果が高くなる。したがって、上記(5)に記載の後縁側パネルによれば、式(1b)における左辺と右辺との差をある程度小さくすることが可能となり、優れた翼効率を実現することができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(5)乃至(7)の何れか1項に記載の後縁側パネルにおいて、上記角度αは4度以上である。
上記(6)に記載の後縁側パネルによれば、上記値xによらず設計揚力係数CLdesignを小さくすることができる。これにより、式(1b)における左辺と右辺との差をxによらず小さくすることが可能となり、優れた翼効率を実現することができる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(6)に記載の後縁側パネルにおいて、前記角度αは8度以上10度以下である。
上記(7)に記載の後縁側パネルによれば、式(1b)における左辺と右辺との差を略0とすることができる。これにより、優れた翼効率を実現することができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(7)の何れか1項に記載の後縁側パネルにおいて、前記パネル後縁における各歯の頂角は、30度±15度の範囲内である。
上記(8)に記載の後縁側パネルによれば、風車翼の騒音を効果的に低減することができる。
(9)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(8)の何れか1項に記載の後縁側パネルは、前記風車翼のうち、風車ロータの半径Rに対する前記風車ロータの半径方向位置rの比r/Rが0.85〜1.0である翼先端部の少なくとも一部に取り付けるよう構成される。
上記(9)に記載の後縁側パネルによれば、風車翼の翼先端部で問題となりやすい騒音を効果的に低減しつつ上記(1)に記載の他の効果(優れた翼効率の実現、風荷重の増大抑制)を得ることができる。
本発明の少なくとも一つの実施形態によれば、風車翼の騒音を低減するとともに、最適コード長からの乖離を抑制することで優れた翼効率を実現することを可能とする後縁側パネルが提供される。
一実施形態に係る風力発電装置を示す概略図である。 一実施形態に係る風車翼の概略構成を示す平面図である。 図2に示した風車翼の部分拡大図である。 図2に示した風車翼のA−A断面(翼長方向に直交する断面)を模式的に示す図である。 図4に示した風車翼のA−A断面の部分拡大図である。 角度α毎の値xと値yとの関係についての数値解析の結果を示す図である。 一実施形態に係る後縁側パネルの取り付け構造を示す部分拡大図である。 一実施形態に係る後縁側パネルの取り付け構造を示す部分拡大図である。 一比較例における後縁側パネル断面の部分拡大図である。 一比較例における後縁側パネル断面の部分拡大図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
図1は、一実施形態に係る風力発電装置100を示す概略図である。
図1に示す風力発電装置100は、少なくとも1本の風車翼2(第2風車翼)及び風車翼2が取り付けられるハブ4を含む風車ロータ6と、風車ロータ6の回転エネルギーを電気エネルギーに変換する発電機8と、風車ロータ6及び発電機8を支持するナセル10と、ナセル10を旋回自在に支持するタワー12とを備えている。図1に示す例示的な実施形態では、風力発電装置100は3本の風車翼2を備えている。
以下、図2〜図5を用いて、一実施形態に係る風車翼2の構成について説明する。図2は、一実施形態に係る風車翼2の概略構成を示す平面図である。図3は、図2に示した風車翼2の部分拡大図である。図4は、図2に示した風車翼2のA−A断面(翼長方向に直交する断面)を模式的に示す図である。図5は、図4に示した風車翼2のA−A断面の部分拡大図である。
風車翼2は、例えば図2〜図5に示すように、風車翼14(第1風車翼)と、風車翼14の後縁16側に取り付けられた後縁側パネル18とを含む。
風車翼14は、例えば図4に示すように、負圧面としての背面20、圧力面としての腹面22、並びに背面20と腹面22とが交わる前縁24及び後縁16を有する。
後縁側パネル18は、例えば図4に示すように、風車翼14の後縁16側に取り付けたときに風車翼14の背面20に隣接するパネル背面26と、風車翼14の後縁16側に取り付けたときに風車翼14の腹面22に隣接するパネル腹面28と、パネル背面26とパネル腹面28とが交わるパネル後縁30とを含む。パネル後縁30は、例えば図2及び図3に示すように、風車翼14の騒音を低減するために鋸歯状に形成されている。
一実施形態では、後縁側パネル18は、風車翼14のうち、風車ロータ6の半径Rに対する風車ロータ6の半径方向(翼長方向)位置rの比r/Rが0.85〜1.0である翼先端部14a(図1及び図2参照)の少なくとも一部に取り付けるよう構成される。これにより、風車翼14の翼先端部14aで問題となりやすい騒音を効果的に低減することができる。
一実施形態では、例えば図4に示すように、後縁側パネル18は、風車翼14の背面20のうち後縁側部分20aに取り付けられる背面側取り付け面50と、風車翼14の腹面22のうち後縁側部分22aに取り付けられる腹面側取り付け面52とを有しており、風車翼14の後縁16を挟むように風車翼14に取り付けられる。この場合、風車翼14の背面20のうち後縁側部分20aを除いた前縁側部分20bと、パネル背面26とによって、風車翼2の背面54が形成される。また、風車翼14の腹面22のうち後縁側部分22aを除いた前縁側部分22bと、パネル腹面28とによって、風車翼2の腹面56が形成される。
このように、風車翼14の後縁16を挟むように後縁側パネル18を風車翼14に取り付けることにより、風車翼14の背面20と腹面22の何れか一方のみに対して後縁側パネルを取り付ける場合と比較して、後縁側パネル18の取り付け強度を高くすることができる。
ここで、後縁側パネル18の取り付けに伴って風車翼14のコード長が延長される場合に、優れた翼効率を実現する上で後縁側パネル18が充足することが望ましい条件について説明する。
一般に、風車翼の翼型は、翼効率を最大化するためには、以下の関係式(1a)を満たすことが望ましい。
Figure 2016079905
ここで、Nは風車ロータが備える風車翼の数であり、Cはコード長であり、Rは風車ロータの回転半径(図1参照)であり、CLdesignは設計揚力係数(揚抗比が最大になる向かい角における揚力係数)であり、rは、風車ロータの半径方向位置(図1参照)であり、λは設計周速比(無限遠上流風速Vに対する風車翼先端の周速Tsの比)である。
この式は、風車翼のある半径方向位置では、CとCLdesign以外の項は定数であるため、以下の式(1b)に簡略化することができる。
Figure 2016079905
このように、風車翼の性能を最大化するためには、式(1b)を満たすようなコード長Cと設計揚力係数CLdesignの組み合わせを選択することが望ましい。
一方、鋸歯状に形成されたパネル後縁を有する後縁側パネルは風車翼の騒音を低減することが可能であるが、後縁側パネルによる騒音低減効果を発揮するためには、後縁側パネルによるコード長Cの延長量がある程度大きいことが必要である。
よって、仮に設計揚力係数CLdesignを維持したまま、騒音低減効果を発揮可能な程度にコード長Cの延長量を設定すると、式(1b)における左辺が増加することになり、式(1b)を充足できなくなってしまう場合があり得る。
そこで、例えば図4に示すように、後縁側パネル18は、風車翼14の後縁側に取り付けられたときに、翼長方向の少なくとも一部の領域において、翼長方向に直交する断面36上にて(翼長方向に直交する少なくとも一断面上にて)、風車翼14の輪郭33によって形成される第1翼型32のキャンバーライン34を風車翼14の後縁16から仮想的に延長した延長線L1(後縁16でのキャンバーライン34の接線方向に、後縁16からキャンバーライン34を仮想的に延長した延長線)に対して第1翼型32の背面20側にパネル後縁30が位置するように構成されている。また、図4に示す後縁側パネル18は、風車翼14の後縁16側に取り付けられたときに、風車翼14および後縁側パネル18の全体輪郭39によって形成される第2翼型40のキャンバーライン42が、風車翼14の前縁24側に位置して背面20側に凸状に湾曲する第1湾曲部44と、第1湾曲部44よりもパネル後縁30側に位置して腹面22側に凸状に湾曲する第2湾曲部46とを有するS字形状となるように構成されている。
これにより、第2翼型40の転向角が第1翼型32の転向角に比べて小さくなり、設計揚力係数CLdesignが減少するので、騒音低減効果を発揮可能な程度にコード長Cの延長量を設定しても、式(1b)における左辺の増加を抑制することができ、式(1b)における左辺と右辺との差を小さくすることができる。したがって、優れた翼効率を実現することができる。
また、第2翼型40の転向角が第1翼型32の転向角に比べて小さくなる結果、最大揚力係数(失速するときの揚力係数)CLmaxの増大も抑制されるため、風車翼14が風から受ける風荷重の増大を抑制することができる。さらに、パネル背面26側におけるパネル後縁30付近の流速が増大することによって境界層の厚さの増大が抑制されるため、騒音を低減することができる。
これに対し、仮に、図9に示すように第1翼型32のキャンバーライン34の延長線L1上又は延長線L1に対して第1翼型32の腹面22側にパネル後縁30が位置するように後縁側パネル18を構成した場合、転向角が大きくなる結果、設計揚力係数CLdesignが大きくなってしまう。この場合、コード長Cの増大とあいまって、式(1b)の左辺が大幅に増大してしまい、式(1b)からの乖離が大きくなってしまう。
また、仮に、図10に示すように風車翼14の後縁16からコード48の延長線L2上に延在するように平板状の後縁側パネル18を風車翼14の後縁16に取り付けると、風車翼14の後縁16においてキャンバーラインが屈曲し、設計揚力係数CLdesignがどのような挙動を示すのか予測できず、後縁側パネル18の形状によっては設計揚力係数CLdesignが低下しない場合もあり得る。このため、後縁側パネル18の取り付けによって、空力性能がどのように変化するのか不明である。また、平板状の後縁側パネル18を取り付けると、風車翼14の後縁16において腹面が屈曲し、局所的な剥離が発生してしまう。この局所的な剥離は、揚抗比の減少による空力性能低下と、渦の形成に伴う騒音発生とを引き起こしてしまう。
一実施形態では、例えば図4及び図5に示すように、パネル背面26は、翼長方向に直交する断面36上にてパネル腹面28側に凹状に湾曲している。
これにより、風車翼14の背面20とパネル後縁30とを滑らかに接続しつつ、パネル後縁30を上記延長線L1に対して第1翼型32の背面20側にパネル後縁30を位置させることができる。このため、パネル背面26での剥離現象を抑制しつつ、上述の効果(風車翼の騒音低減、優れた翼効率の実現、及び風荷重の増大抑制)を得ることができる。
一実施形態では、例えば図4及び図5に示すように、パネル腹面28は、翼長方向に直交する断面36上にてパネル背面26と反対側に凸状に湾曲している。
これにより、翼長方向に直交する断面36上にてパネル腹面28が凸状に湾曲しているため、風車翼14の腹面22とパネル後縁30とを滑らかに接続しつつ、凹状のパネル背面26と凸状のパネル腹面28との間の翼厚をある程度確保することができる。このため、優れた構造強度を実現しつつ上述の効果(パネル背面での剥離現象の抑制、風車翼の騒音低減、優れた翼効率の実現、及び風荷重の増大抑制)を得ることができる。
一実施形態では、例えば図3に示すように、パネル後縁30における各歯37の頂角βは、30度±15度の範囲内とすることが望ましい。これにより、風車翼14の騒音を効果的に低減することができる。
ここで、優れた翼効率を実現する上で後縁側パネル18が充足することが望ましい他の条件について、上記式(1a)に基づき更に検討する。
風車翼14に後縁側パネル18が取り付けられて風車翼14のコード長CがCexだけ延長されて設計揚力係数CLdesignがΔCだけ変化する場合、延長後のコード長はC+Cexとなり、延長後の設計揚力係数(風車翼の設計揚力係数)はCLdesign+ΔCとなる。なお、ΔCは、設計揚力係数が増加する場合に正の値をとり、減少する場合に負の値をとることとする。
したがって、コード長の延長後の上述の第2翼型40(図4参照)について、翼効率を最大化するためには、上記式(1a)から得られる以下の関係式(1c)を満たすことが望ましい。
Figure 2016079905
さらに、式(1a)及び(1c)の差分をとって整理すると、以下の関係式(1d)が導かれる。
Figure 2016079905
ここで、
Figure 2016079905
とおくと、式(1d)は、以下の式(1e)に変換することができる。
Figure 2016079905
したがって、式(1e)における左辺と右辺の差を小さくすることにより、コード長の延長後の第2翼型40について、翼効率を高めることができる。
ここで、図5に示すように、翼長方向に直交する断面36上にて、風車翼14の後縁16とパネル後縁30とを結ぶ直線L3と、延長線L1とのなす角度αとした場合に、角度α毎の上記値xと値yとの関係について数値解析を行った結果を図6に示す。なお、解析において、風車翼14のコード方向における風車翼14の後縁16からパネル後縁30における各歯37の頂点38(図3参照)までの距離Cの1/3を上述のコード長延長分Cexとして近似している(Cex=1/3Cとしている)。
図6に示すように、角度αを2度以上とすることにより、角度αが0度の場合と比較して、式(1e)に近づけることができる。すなわち、騒音低減効果を発揮可能な程度にコード長Cの延長量を設定しても、式(1e)における左辺の増加を抑制することができ、式(1e)における左辺と右辺との差を小さくすることができる。したがって、優れた翼効率を実現することができる。
また、図6に示すように、値xが0.05より大きい場合には、角度αが2度であっても、値xの増大とともに値yが増大する。したがって、翼効率向上の観点から、値xが0.05より大きい場合には、角度αは2度より大きいことがより望ましい。特に、角度αが4度以上であれば、図6に示す結果において、値xによらず値yを負の値とすることができる(設計揚力係数CLdesignを減少させることができる)。このため、角度αは4度以上とすることがさらに望ましい。
また、図8に示すように、角度αを8度以上10度以下とすることにより、理想値に近い設計揚力係数CLdesignを実現することができる。これにより、優れた翼効率を実現することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
例えば、図3に例示した実施形態では、後縁側パネル18は、背面側取り付け面50及び腹面側取り付け面52を有しており、風車翼14の後縁16を挟むように風車翼14に取り付けられるものであった。しかしながら、風車翼14に対する後縁側パネル18の取り付け構造はこれに限らない。
例えば、図7に示すように、後縁側パネル18は、パネル背面26、パネル腹面28、パネル後縁30及び背面側取り付け面50を有し、腹面側取り付け面52を有さない構成であってもよい。この場合、風車翼14の背面20のうち後縁側部分20aを除いた前縁側部分20bと、パネル背面26とによって、風車翼2の背面54が形成される。また、風車翼14の腹面22全域と、パネル腹面28とによって、風車翼2の腹面56が形成される。
あるいは、図8に示すように、後縁側パネル18は、パネル背面26、パネル腹面28、パネル後縁30及び腹面側取り付け面52を有し、背面側取り付け面50を有さない構成であってもよい。この場合、風車翼14の背面20全域と、パネル背面26とによって、風車翼2の背面54が形成される。また、風車翼14の腹面22のうち後縁側部分22aを除いた前縁側部分22bと、パネル腹面28とによって、風車翼2の腹面56が形成される。
2 風車翼
4 ハブ
6 風車ロータ
8 発電機
10 ナセル
12 タワー
14 風車翼
14a 翼先端部
16 後縁
18 後縁側パネル
20 背面
20a 後縁側部分
20b 前縁側部分
22 腹面
22a 後縁側部分
22b 前縁側部分
24 前縁
26 パネル背面
28 パネル腹面
30 パネル後縁
31 輪郭
32 第1翼型
34 キャンバーライン
36 翼長方向に直交する断面
37 各歯
38 頂点
39 全体輪郭
40 第2翼型
42 キャンバーライン
44 第1湾曲部
46 第2湾曲部
48 コード
50 背面側取り付け面
52 腹面側取り付け面
54 背面
56 腹面
100 風力発電装置

Claims (9)

  1. 風車ロータが備える風車翼の後縁側に取り付けるための後縁側パネルであって、
    前記後縁側パネルを前記風車翼の前記後縁側に取り付けたときに前記風車翼の背面に隣接するパネル背面と、
    前記後縁側パネルを前記風車翼の前記後縁側に取り付けたときに前記風車翼の腹面に隣接するパネル腹面と、
    前記パネル背面と前記パネル腹面とが交わるパネル後縁と、
    を含み、
    前記パネル後縁は鋸歯状に形成されており、
    前記後縁側パネルは、前記風車翼の前記後縁側に取り付けられたときに、
    翼長方向の少なくとも一部の領域において、前記翼長方向に直交する断面上にて、前記風車翼の輪郭によって形成される第1翼型のキャンバーラインを前記風車翼の前記後縁から仮想的に延長した延長線に対して前記第1翼型の背面側に前記パネル後縁が位置し、且つ、
    前記風車翼および前記後縁側パネルの全体輪郭によって形成される第2翼型のキャンバーラインが、前記風車翼の前縁側に位置して前記背面側に凸状に湾曲する第1湾曲部と、前記第1湾曲部よりも前記パネル後縁側に位置して前記腹面側に凸状に湾曲する第2湾曲部とを有するS字形状となる
    ように構成された後縁側パネル。
  2. 前記パネル背面は、前記翼長方向に直交する前記断面上にて凹状に湾曲している請求項1に記載の後縁側パネル。
  3. 前記パネル腹面は、前記翼長方向に直交する前記断面上にて凸状に湾曲している請求項2に記載の後縁側パネル。
  4. 前記後縁側パネルを前記風車翼の前記後縁側に取り付けたときに、前記翼長方向に直交する前記断面上にて、前記風車翼の前記後縁と前記パネル後縁とを結ぶ直線と、前記延長線とのなす角度をαとすると、前記角度αは2度以上である請求項1乃至3の何れか1項に記載の後縁側パネル。
  5. 前記後縁側パネルを前記風車翼の前記後縁側に取り付けたときに、前記翼長方向に直交する前記断面上にて、前記風車翼のコード方向における前記風車翼の前記後縁から前記パネル後縁における各歯の頂点までの距離Csの1/3を前記風車翼のコード長Cで除した値をxとすると、前記値xが0.05より大きく、前記角度αが2度より大きい請求項4に記載の後縁側パネル。
  6. 上記角度αは4度以上である請求項4又は5に記載の後縁側パネル。
  7. 前記角度αは8度以上10度以下である請求項6に記載の後縁側パネル。
  8. 前記パネル後縁における各歯の頂角は、30度±15度の範囲内である請求項1乃至7の何れか1項に記載の後縁側パネル。
  9. 前記後縁側パネルは、前記風車翼のうち、風車ロータの半径Rに対する前記風車ロータの半径方向位置rの比r/Rが0.85〜1.0である翼先端部の少なくとも一部に取り付けるよう構成された請求項1乃至8の何れか1項に記載の後縁側パネル。
JP2014212593A 2014-10-17 2014-10-17 後縁側パネル Active JP6101240B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014212593A JP6101240B2 (ja) 2014-10-17 2014-10-17 後縁側パネル
EP15177577.2A EP3009669B1 (en) 2014-10-17 2015-07-20 Trailing edge side panel

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014212593A JP6101240B2 (ja) 2014-10-17 2014-10-17 後縁側パネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016079905A true JP2016079905A (ja) 2016-05-16
JP6101240B2 JP6101240B2 (ja) 2017-03-22

Family

ID=53794005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014212593A Active JP6101240B2 (ja) 2014-10-17 2014-10-17 後縁側パネル

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP3009669B1 (ja)
JP (1) JP6101240B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020507034A (ja) * 2017-03-21 2020-03-05 エムエイチアイ ヴェスタス オフショア ウィンド エー/エス 風車翼、風車ロータおよび風力発電装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109989876B (zh) * 2017-12-29 2020-06-19 江苏金风科技有限公司 叶片及包括其的风力发电机组
CN110792554B (zh) * 2018-08-03 2020-12-11 兰州理工大学 变形式风力发电机叶片
CN112128050B (zh) * 2020-10-29 2022-02-11 上海电气风电集团股份有限公司 降噪结构、叶片及风力发电机组
CN116670390A (zh) * 2020-12-22 2023-08-29 Lm风力发电公司 具有边缘向的振动的衰减的风力涡轮机叶片

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030099546A1 (en) * 2001-11-26 2003-05-29 Henrik Stiesdal Method for improvement of the efficiency of a wind turbine rotor
EP1338793A2 (en) * 2002-02-22 2003-08-27 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Serrated wind turbine blade trailing edge
WO2010016125A1 (ja) * 2008-08-06 2010-02-11 三菱重工業株式会社 風車翼およびこれを用いる風力発電装置
US20120027590A1 (en) * 2011-05-31 2012-02-02 General Electric Company Noise reducer for rotor blade in wind turbine

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5088665A (en) * 1989-10-31 1992-02-18 The United States Of America As Represented By The Administrator Of The National Aeronautics And Space Administration Serrated trailing edges for improving lift and drag characteristics of lifting surfaces
GB2469854A (en) * 2009-04-30 2010-11-03 Vestas Wind Sys As Wind turbine rotor blade
US9366222B2 (en) 2010-08-10 2016-06-14 Siemens Aktiengesellschaft Rotor blade element and method for improving the efficiency of a wind turbine rotor blade

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030099546A1 (en) * 2001-11-26 2003-05-29 Henrik Stiesdal Method for improvement of the efficiency of a wind turbine rotor
EP1338793A2 (en) * 2002-02-22 2003-08-27 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Serrated wind turbine blade trailing edge
WO2010016125A1 (ja) * 2008-08-06 2010-02-11 三菱重工業株式会社 風車翼およびこれを用いる風力発電装置
US20120027590A1 (en) * 2011-05-31 2012-02-02 General Electric Company Noise reducer for rotor blade in wind turbine

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020507034A (ja) * 2017-03-21 2020-03-05 エムエイチアイ ヴェスタス オフショア ウィンド エー/エス 風車翼、風車ロータおよび風力発電装置
US11220998B2 (en) 2017-03-21 2022-01-11 Vestas Wind Systems A/S Wind turbine blade, wind turbine rotor, and wind turbine power generating apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
EP3009669A1 (en) 2016-04-20
JP6101240B2 (ja) 2017-03-22
EP3009669B1 (en) 2017-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6101240B2 (ja) 後縁側パネル
EP3037656B1 (en) Rotor blade with vortex generators
WO2013054404A1 (ja) 風車翼及びこれを備えた風力発電装置ならびに風車翼の設計方法
JP5479388B2 (ja) 風車翼およびこれを備えた風力発電装置
JP6153989B2 (ja) ボルテックスジェネレータ、風車翼および風力発電装置
CN102797624A (zh) 风力涡轮机及用于风力涡轮机中的转子叶片组件
EP2404055A2 (en) A wind turbine providing increased power output
US20120217754A1 (en) Wind turbine blade, wind turbine generator with the same, and design method of wind turbine blade
JP5995816B2 (ja) 風車翼及び風力発電装置
EP2910772B1 (en) Wind turbine blade, wind turbine rotor and wind turbine generator system
CN109690072B (zh) 风能设备转子叶片
WO2015003718A1 (en) Wind turbine blade assembly with a noise attenuator on the blade tip
JP5433554B2 (ja) 風車翼およびこれを備えた風力発電装置ならびに風車翼の設計方法
JP5479300B2 (ja) 風車翼およびこれを備えた風力発電装置ならびに風車翼の設計方法
JP2009191744A (ja) 垂直軸型風車
EP2682597B1 (en) Method for designing a wind turbine blade comprising a winglet
CN211900866U (zh) 风电叶片及水平轴风力发电机
WO2018135093A1 (ja) ロータ
JP5675270B2 (ja) 風車翼およびこれを備えた風力発電装置ならびに風車翼の設計方法
JP5574915B2 (ja) 風車翼およびこれを備えた風力発電装置ならびに風車翼の設計方法
JP5805913B1 (ja) 風車翼及びそれを備えた風力発電装置
JP2012092659A (ja) 風車翼およびこれを備えた風力発電装置ならびに風車翼の設計方法
JP2022146320A (ja) 風車及び風力発電装置
KR20150078691A (ko) 플랫 백 에어포일 및 이를 포함하는 풍력발전기의 블레이드
JP2011179417A (ja) 始動性能を持つダリュウス型垂直軸風車

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160414

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170130

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6101240

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150