JP2016077775A - ゴルフ用支援端末 - Google Patents
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特許文献1に示すものは、ゴルフコース位置情報と、ホール情報と目標位置情報及び障害物情報を有するゴルフコース情報が予め保存される記憶部と、測位衛星からの電波を受信可能な測位衛星無線受信部と、外部機器と双方向通信可能な外部接続部と、方位を算出するためのセンサ部と、を有し、さらに、上記受信部からの信号により現在位置を算出する測位処理と、外部機器との通信処理と、上記記憶部への情報の読み書き指令処理と、を行う演算処理部を備え、上記処理部で算出された測位処理情報を表示する表示部と、該表示部の表示切換や上記処理部の処理を操作する操作部と、上記処理部にて算出された障害物距離及び目標距離を音声で出力する音声出力部と、ゴルフプレーヤーの音声を入力して上記記憶部に送信するための音声入力部と、を具備し、上記受信部からの信号により現在位置を算出すると共に目標距離及び障害物距離を上記処理部によって演算して、目標距離及び障害物距離とホール情報を上記表示部に表示させると共に上記音声出力部から目標距離及び障害物距離を音声で出力するものである。
また、上記記憶部に予め保存したゴルフコース位置情報と上記処理部で算出された現在位置情報から、ゴルフプレーヤーがプレーを開始するゴルフコースを自動検出することにより上記表示部にゴルフコース情報を表示し、また、検索が途中で中断された場合は、上記現在位置に該当する地理情報を自動的に表示するものである。
また、直接グリーンを狙うには、自分の飛距離が足りなかったり、地点b1から直接グリーンを狙ったときのグリーン周りのハザードの位置情報が不足し、また、グリーンに近いフェアウェイF1点を狙うためには、林越えの無理なショットとなるため、さらなるトラブルの原因になったり、最も安全なフェアウェイF2点を狙うとこのF2点からグリーンまで、どの程度の距離が残るか、また、グリーンまでの間にあるハザードまでの距離はどの程度かなどの情報が得られない、という問題があった。
そのため、地点b1で打った後の次のショット地点からの情報をより詳しく得られることが望まれる。
本発明は、特定の方向に所定の距離を打った場合、次の地点でショットすべき詳細な情報を前もって表示することのできるゴルフ用支援端末を提供することを目的とする。
コンピュータとしてのCPU10を利用したゴルフ用支援端末において、
ゴルフプレーの現在位置を特定する現在位置特定装置13と、
前記端末本体の向いている方向を指示する方向指示手段30と、
ゴルフコースにおける少なくともグリーン地点、ハザード地点、セーフティ地点を含むオブジェクトを記録する手段と、
現在地点から前記端末本体の向いている方向における前記オブジェクトの次のショット地点と、現在地点から次のショット地点までの距離を算出し出力する手段と、
前記次のショット地点から前記記憶装置に予め記憶されたグリーン方向に向けたときの前記オブジェクトとを結ぶさらに次のショット地点までの距離を算出し出力する手段と、
これらの距離をゴルフコースとともに表示する表示手段と
を有することを特徴とする。
コンピュータとしてのCPUを利用したゴルフ用支援端末において、
ゴルフプレーの現在位置を特定する現在位置特定装置と、
前記端末本体の向いている方向を指示する方向指示手段と、
ゴルフコースにおける少なくともグリーン地点、ハザード地点、セーフティ地点を含むオブジェクトを記録する手段と、
現在地点から前記端末本体の向いている方向における前記オブジェクトの次のショット地点と、現在地点から次のショット地点までの距離を算出し出力する手段と、
前記次のショット地点から前記記憶装置に予め記憶されたグリーン方向に向けたときの前記オブジェクトとを結ぶさらに次のショット地点までの距離を算出し出力する手段と、
これらの距離をゴルフコースとともに表示する表示手段と
を有するので、以下の効果を有する。
(1)最も安全で有効な選択はどれであるかを決めるための情報が得られる。即ち、自分の飛距離に応じて、直接グリーンを狙うか、直接グリーンを狙ったときのグリーン周りのハザードがあるかどうか、また、最も安全なフェアウェイ点を狙ったときのグリーンまでの距離が残るか、また、グリーンまでの間にあるハザードまでの距離はどの程度かなどの情報が得られるのでトラブル点から打った後の次のショット地点からの情報をより詳しく得られる。
(2)ショットが思わぬ方向に飛んだ時、プレーヤーは、そのボールの位置から次の地点でショットすべき詳細な情報を前もって知ることができる。
記憶装置は、ゴルフコースにおけるグリーン、ハザード等の複数の地点情報を記憶した地点データ、セーフティエリアの略中心に設定したラインデータ、面積を持つグリーン、フェアウェイ、ハザード等の周辺と中央に設定したエリアデータを具備してなるので、特定方向のより正確な距離情報が得られる。
記憶装置は、当該コースの特有のデータ、プレーヤーの特有のデータを記憶した特定情報データを具備してなるので、ゴルフコースの一般的な情報だけでなく、プレーヤー個人の力量に応じた情報が得られる。
オブジェクトは、セーフティエリアの周縁部に設定したエリアデータと、セーフティエリアの略中心部に線状に設定したラインデータとを含むので、メモリ容量の大きさに応じてどちらかのデータを利用することができる。
オブジェクトは、さらにグリーンセンター、グリーンフロント、グリーン周縁部のデータを含むので、グリーンに近づいてからのアプローチの処理が正確に行える。
前記次のショット地点から前記記憶装置に予め記憶されたグリーン方向に向けたときの前記オブジェクトとを結ぶさらに次のショット地点までの距離を算出し出力する手段は、次のショット地点から少なくともグリーンまでの距離、ハザードの手前までの距離、ハザードの奥までの距離を算出し出力するので、さらに次の打点の選択肢が増えてプレーを一層楽しむことができる。
コンピュータとしてのCPUを利用したゴルフ用支援端末において、
ゴルフプレーの現在位置を特定する現在位置特定装置と、
前記端末本体の向いている方向を指示する方向指示手段と、
ゴルフコースにおける少なくともグリーン地点、ハザード地点、セーフティ地点を含むオブジェクトを記録する手段と、
現在地点から前記端末本体の向いている方向における前記オブジェクトの次のショット地点と、現在地点から次のショット地点までの距離を算出し出力する手段と、
前記次のショット地点から前記記憶装置に予め記憶されたグリーン方向に向けたときの前記オブジェクトとを結ぶさらに次のショット地点までの距離を算出し出力する手段と、
これらの距離をゴルフコースとともに表示する表示手段と
を有する。
図3において、コンピュータとしてのCPU10は、接続された各装置間を統括制御するとともに、各地点までの距離、各地点からグリーンまでの距離、各地点の座標などの算出を行う。
記憶装置11は、フラッシュメモリなどのROM,RAM,HDD等からなり、地点データ部17と,ラインデータ部18と,エリアデータ部19と,特定情報データ部20と,プログラムデータ部21等が記憶されている。
入力装置12は、ボタン、タッチパネル等からなり、操作開始から終了までの操作信号や各種データ等が入力される。
現在位置特定装置13は、アンテナ、受信機などを内蔵するGPSモジュール、通信モジュール等からなり、自局の位置を表す測位情報を取得する。
方位センサ14は、方位を算出し、加速度センサ15は、ゴルフ用支援端末の向いている方向を検出するもので、前記方位センサ14に含まれているものもある。これらの方位センサ14と加速度センサ15により方向指示手段30が構成される。
出力部16は、時計型のようにディスプレイが小形のウエアラブル型表示部22、ディスプレイがそれよりやや大形の小型携帯端末型表示部23からなり、さらに音声出力部24を具備することが望ましい。
前記ラインデータ部18は、図2(c)に示すようなフェアウェイの略中心に何点か設定し、その間を結んだラインデータ18を記憶している。フェアウェイは、季節その他の理由で、広くなったり、狭くなったり、また、クリークで分断されたり、1つのホールに2つのフェアウェイがあったりするので、フェアウェイの形状に関係なく、セーフティエリアを想定し、その略中心に何点か設定し、その間を結んだラインデータ18とすることもできる。
エリアデータ部19は、面積をもったエリア(例えば、グリーン、フェアウェイ、ハザード(バンカー、クリーク、ペナルティゾーン等)等)の周縁部に複数の地点情報を設定し、これらの制御点から得られるN−1次曲線(ペジェ曲線)の他に、ポリゴンデータのような直線または曲線で囲まれた画像(区画)、ドットなどにより示される画像データなどであってもよい。
特定情報データ部20は、記憶装置11からの出力設定として、ハザードを表示するかどうか、音声出力を必要とするかなどの情報、また、そのプレーヤーのクラブ番手毎の飛距離、スライス、フックなどの特性などが特定情報データとして記憶される。
出力部16は、図6(a)に示すような表示内容の少ないウエアラブル型端末25と、(b)に示すような表示内容の多い小型携帯型端末26がある。また、これらの端末に音声出力部24を内在してもよい。この出力部16には、液晶型、カラーディスプレー型等があり、さらにバイブレータを有するものとすることができる。
図1において、ティインググラウンドt1で第1打を打ち、ボールは、フェアウェイを外れて停止した位置がb1とする。プレーヤーが本発明のゴルフ用支援端末9を携行してb1地点に到達したものとする。以下、図4に示すフローチャートにより説明する。
(1)現在地から向いている方向にあるオブジェクト(ライン、エリア)の検出手順を説明する。
(2)b1地点に到達すると、記憶装置11の地点データ部17からそのコースの地点データを、ラインデータ部18からラインデータを、エリアデータ部19からエリアデータをそれぞれ取得する。即ち、当該コースのデータを取得する。
(3)GPSなどの現在位置特定装置13によってb1における現在位置情報をゴルフ用支援端末9に取得する。
(5)取得した位置情報、端末向き・方位情報、地点データ部17とラインデータ部18とエリアデータ部19などのコースデータにて現在地からの各距離と端末9の方位の先のオブジェクトの交点の有無をCPU10で算出する。
(7)「端末の向いている方向の直線上に交点はあるか?」を判断する。
・A方向の場合:
A方向がグリーンセンターgc方向であって、エリア又はラインとの交点がなく、各地点の位置情報グリーセンターgcのみであるから、この判断はnoとなり、ボール位置b1からグリーセンターgcのでの距離(例えば、220ヤード)を算出し、(14)の「ループ終了か?」に移行する。
・B方向及びC方向の場合:
「エリア又はラインとの交点があるか?」がyesとなって次の工程に移行する。
(8)B方向及びC方向の場合には、「オブジェクトは、エリアデータか?」がyesとなって、(9)の工程に移行する。エリアデータは、メモリ容量が大きいので、特に、図5(b)で示す小型携帯型端末26の場合に好適である。
(10)プレーヤーが地点b1にいる時点で、前工程で算出したエリアの手前、奥及び中央の各地点からグリーンセンターgcまでの距離を算出する。例えば、B方向の場合、b3からグリーンまで104ヤード、C方向の場合、b2からグリーンまで184ヤードを算出する。
(12)前記工程(8)において、「オブジェクトは、エリアデータか?」がnoの場合、即ち、オブジェクトがラインデータである場合、端末本体29の向きの方向にあるライン上の地点と距離を算出し、この地点からグリーンセンターgcまでの距離を算出する。例えば、B方向の場合、図2(c)に示すように、b3からグリーンまで104ヤード、C方向の場合、b2からグリーンまで184ヤードを算出する。ラインデータは、メモリ容量が小さいので、特に、図5(c)で示すウエアラブル型端末25の場合に好適である。
(13)ラインと交点の表示上における座標を算出する。
(15)前記工程(14)で「ループ終了か?」がyesになると、結果出力処理に移行する。
(16)記憶装置11の特定情報データ部20から出力設定、プレーヤーの飛距離などの予め、又は、プレー毎に記憶した特定情報を参照する。
(17)「端末の方向に交点のあるオブジェクトがあったか?」が判断される。図1の例では、A方向は、地点データがあってもエリアやラインとの交点がないのでno、B方向及びC方向は、エリアやラインとの交点があるのでyesとなる。
(18)A方向(no)の場合、現在地からグリーン及び各種ハザードまでの距離を出力対象とする。図1の例では、グリーンセンターgcまで220ヤード、グリーンフロントgfまで196ヤードのように表示される。
(19)「端末の方向から設定の距離や角度(例えば残り200ヤードで中心角約3度)内にグリーンがあるか?」が判断される。この工程でyesの場合とは、前記(17)の工程で端末の方向に交点のあるオブジェクトがある場合であって、かつ、設定角度内にグリーンがある例えば、図2(a)のような場合が相当する。グリーンまでの間にハザード(エリアデータ)があるような場合には、ハザードの手前、奥、中央などの各地点までの距離とグリーンセンターgcとgfグリーンフロントgfまでの距離が表示される。
(21)前記工程(19)において、「端末本体29の方向から設定の角度内にグリーンがあるか?」がnoの場合(図1のB方向とC方向)、対象となるオブジェクトに特定情報を加味して、セーフティエリアの場合は中心を、ラインの場合は交点をセーフティ地点とする。具体的には、図2(b)に示すように、セーフティエリア19の場合は、B方向を向いているときには、エリア19の手前(b31)と奥(b32)から中心地点(b3)をセーフティ地点として算出する。C方向を向いているときには、エリア19の手前(b21)と奥(b22)から中心地点(b2)をセーフティ地点とする。また、図2(c)に示すように、セーフティライン18の場合は、B方向を向いているときには、ライン18との交点(b3)をセーフティ地点とし、C方向を向いているときには、ライン18との交点(b3)をセーフティ地点とする。
(23)セーフティ地点からグリーンまでの距離を出力する。セーフティ地点座標(b3及びb2)は、前記工程(21)で算出され、かつ、グリーンの地点データ17は、予め記憶装置11に記憶されているので、ボールが地点b1にある時点で、セーフティ地点座標(b3及びb2)からグリーンセンターgcまでの距離は算出され出力される。
Claims (6)
- コンピュータとしてのCPUを利用したゴルフ用支援端末において、
ゴルフプレーの現在位置を特定する現在位置特定装置と、
前記端末本体の向いている方向を指示する方向指示手段と、
ゴルフコースにおける少なくともグリーン地点、ハザード地点、セーフティ地点を含むオブジェクトを記録する手段と、
現在地点から前記端末本体の向いている方向における前記オブジェクトの次のショット地点と、現在地点から次のショット地点までの距離を算出し出力する手段と、
前記次のショット地点から前記記憶装置に予め記憶されたグリーン方向に向けたときの前記オブジェクトとを結ぶさらに次のショット地点までの距離を算出し出力する手段と、
これらの距離をゴルフコースとともに表示する表示手段と
を有することを特徴とするゴルフ用支援端末。 - 記憶装置は、ゴルフコースにおけるグリーン、ハザード等の複数の地点情報を記憶した地点データ、セーフティエリアの略中心に設定したラインデータ、面積を持つグリーン、フェアウェイ、ハザード等の周辺と中央に設定したエリアデータを具備してなることを特徴とする請求項1記載のゴルフ用支援端末。
- 記憶装置は、当該コースの特有のデータ、プレーヤーの特有のデータを記憶した特定情報データを具備してなることを特徴とする請求項2記載のゴルフ用支援端末。
- オブジェクトは、セーフティエリアの周縁部に設定したエリアデータと、セーフティエリアの略中心部に線状に設定したラインデータとを含むことを特徴とする請求項1記載のゴルフ用支援端末。
- オブジェクトは、さらにグリーンセンター、グリーンフロント、グリーン周縁部のデータを含むことを特徴とする請求項4記載のゴルフ用支援端末。
- 前記次のショット地点から前記記憶装置に予め記憶されたグリーン方向に向けたときの前記オブジェクトとを結ぶさらに次のショット地点までの距離を算出し出力する手段は、次のショット地点から少なくともグリーンまでの距離、ハザードの手前までの距離、ハザードの奥までの距離を算出し出力することを特徴とする請求項1記載のゴルフ用支援端末。
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