JP2016077735A - 電子機器及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】非侵襲かつ短時間で血液の粘度を解析することができる電子機器を提供する。
【解決手段】電子機器100は、生体内部を流れる血液に関する情報をドップラシフトに基づく血流データとして取得する血流データ取得部と、血流データに基づいて、血流データのパワースペクトルを算出するパワースペクトル算出部と、パワースペクトルから概形指数を算出する概形指数算出部とを有する。電子機器100は、概形指数に基づいて、血液の粘度を推定する推定部をさらに有し、推定部は、血液の粘度の推定結果を表示部140に表示する。
【選択図】図4

Description

本出願は、電子機器及び制御方法に関する。
従来、血液の流動性を解析するための技術がある。例えば、特許文献1には、皮膚の表面に照射する波動の反射波を捉えることにより、血流に対応するドップラシフト信号を取得し、ドップラシフト信号から算出される血流の速度に基づいて、血液の流動性を解析する技術が開示されている。
特開2003−159250号公報
上記技術は、血液の流動性を解析するものであるが、血液の粘度を解析するものでない。このため、非侵襲かつ短時間で血液の粘度を解析することができない。
上記のことから、非侵襲かつ短時間で血液の粘度を解析できる電子機器及び制御方法を提供する必要がある。
1つの態様に係る電子機器は、生体内部を流れる血液に関する情報をドップラシフトに基づく血流データとして取得する血流データ取得部と、前記血流データに基づいて、当該血流データのパワースペクトルを算出するパワースペクトル算出部と、前記パワースペクトルから概形指数を算出する概形指数算出部とを有する。
1つの態様に係る制御方法は、電子機器により実行される制御方法であって、生体内部を流れる血液に関する情報をドップラシフトに基づく血流データとして取得するステップと、前記血流データに基づいて、当該血流データのパワースペクトルを算出するステップと、複数の異なる周波数のそれぞれに対応する前記パワースペクトルの傾きを、概形指数としてそれぞれ算出するステップとを含む。
図1は、実施形態に係る電子機器の外観構成の例を示す図である。 図2は、実施形態に係る電子機器の外観構成の例を示す図である。 図3は、血流データの測定状況の例を示す図である。 図4は、実施形態に係る電子機器の機能構成の例を示すブロック図である。 図5は、血流データ測定時の圧力判定に関連する参考データの例を示す図である。 図6は、パワースペクトルの算出手順の例を示す図である。 図7は、粘度の異なる血流データのパワースペクトルの例を示す図である。 図8は、概形指数の算出手順を説明するための図である。 図9は、概形指数の算出手順を説明するための図である。 図10は、血流量と時間との関係を表わす波形の例を示す図である。 図11は、血液粘度の評価結果の表示例を示す図である。 図12は、実施形態に係る電子機器による処理の全体の流れを示すフローチャートである。 図13は、実施形態に係る電子機器による血液粘度推定処理の流れを示すフローチャートである。 図14は、異なる被験者に対応する概形指数の例を示す図である。 図15は、異なる被験者に対応する血流量の例を示す図である。
本発明を実施するための実施形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
(実施形態)
図1及び図2は、実施形態に係る電子機器100の外観構成の例を示す図である。図1は、電子機器100が有する第1面を表わし、図2は、電子機器100が有する第2面を表わす。
図1に示す例において、電子機器100が有する第1面には、測定部110が設けられる。測定部110の表面には、例えば、保護ガラスが設置される。測定部110は、血流センサ110a及び圧力センサ110bを備えて構成される。
図2に示す例において、電子機器100が有する第2面には、表示部140が設けられる。表示部140は、血流データの測定が実行されない間、例えば、待機画面140aを表示してもよい。表示部140は、表示部の一例である。
図3は、血流データの測定状況の例を示す図である。図3に示すように、測定部110の表面に対して利用者の指F1が配置されると、電子機器100は、測定部110に対する圧力の測定を実行し、圧力が所定の条件を満足すると血流データの測定を開始する。電子機器100による血流データの測定時間は、最低でも脈拍一拍分の時間に相当する測定時間の確保が必要である一方、測定時間が長くなるに伴い、人の動きによるノイズが測定データに混入する可能性が高まるので、2秒から4秒程度の測定時間が適当である。
図4は、実施形態に係る電子機器100の機能構成の例を示すブロック図である。図4に示すように、電子機器100は、測定部110と、記憶部120と、処理部130と、表示部140とを有する。
測定部110は、血流センサ110a及び圧力センサ110bを備えて構成される。
血流センサ110aは、生体内部を流れる血液に関する情報をドップラシフトに基づく血流データとして取得する。血流センサ110aは、発光素子から血管を流れる血液周辺にレーザ光を照射する。血流センサ110aは、血液からの散乱光を含む体内物質からの散乱光を同一の受光素子により受ける。血流センサ110aは、血液からの散乱光の波長の差(ドップラシフト)に基づいて血液の速度に関するデータを算出し、血流データとして取得する。発光素子から照射するレーザ光は、皮膚の透過率が高く、ヘモグロビンによる吸収が小さい波長1.31マイクロメートルの光であってもよい。発光素子は、単一の縦モードで発振する分布帰還型レーザであってもよい。血流センサ110aは、レーザ照射型のセンサであってもよいし、音波照射型のセンサであってもよい。血流センサ110aは、血流データ取得部の一例である。
圧力センサ110bは、血流データ測定時の測定部110に対する圧力を測定する。圧力センサ110bは、測定部110の表面に設けられる保護ガラスのひずみを測定し、測定したひずみを圧力に変換する。圧力センサ110bを搭載する代わりに、測定部110の表面に設けられる保護ガラスを透光性の圧電素子で構成することにより、保護ガラス自体を圧力センサとして機能させてもよい。
記憶部120は、プログラム及びデータを記憶する。記憶部120は、処理部130により実行される各種処理に必要なプログラム及びデータを記憶する。記憶部120は、半導体記憶媒体、及び磁気記憶媒体等の任意の非一過的(non−transitory)な記憶媒体を含んでよい。記憶部120は、複数の種類の記憶媒体を含んでよい。記憶部120は、メモリカード、光ディスク、又は光磁気ディスク等の可搬の記憶媒体と、記憶媒体の読み取り装置との組み合わせを含んでよい。記憶部120は、RAM(Random Access Memory)等の一時的な記憶領域として利用される記憶デバイスを含んでよい。
図4に示す例では、記憶部120は、圧力判定プログラム120aと、パワースペクトル算出プログラム120bと、概形指数算出プログラム120cと、血流量算出プログラム120dと、血流関連情報算出プログラム120eと、血液粘度推定プログラム120fと、血液粘度評価用データ120gとを記憶する。パワースペクトル算出プログラム120bは、パワースペクトル算出部の一例である。概形指数算出プログラム120cは、概形指数算出部の一例である。血流量算出プログラム120dは、血流量算出部の一例である。血流関連情報算出プログラム120eは、血流関連情報算出部の一例である。血液粘度推定プログラム120fは、推定部の一例である。
圧力判定プログラム120aは、血流データ測定時の測定部110に対する圧力の判定処理を実行するための機能を提供する。圧力判定プログラム120aは、例えば、測定部110に対する接触が検出されると、測定部110に対する圧力が所定の数値近傍で安定しているかを判定する。図5は、血流データ測定時の圧力判定に関連する参考データの例を示す図である。図5は、圧力が1(N:ニュートン)である場合の血流量の時間変化を示す波形と、圧力が2(N:ニュートン)である場合の血流量の時間変化を示す波形とを示す。図5に示すように、圧力が2(N)である場合の血流量の時間変化を示す波形の方が、圧力が1(N)である場合の波形よりも、脈拍1拍ごとに現れるピーク波形が鮮明である。これを鑑み、圧力判定プログラム120aは、測定部110に対する圧力が2(N)近傍で安定しているかを判定する。圧力判定プログラム120aは、例えば、測定部110に対する圧力が、所定の判定時間の間、2(N)±0.1(N)の範囲にあれば、圧力が2(N)近傍で安定していると判定する。
パワースペクトル算出プログラム120bは、血流センサ110aにより取得される血流データに基づいて、血流データのパワースペクトルを算出する処理を実行するための機能を提供する。図6は、パワースペクトルの算出手順の例を示す図である。図6に示すように、パワースペクトル算出プログラム120bは、血流センサ110aにより取得される血流データから、0.04秒間の血流データをサンプリングする(ステップS11)。続いて、パワースペクトル算出プログラム120bは、サンプリングした血流データをフーリエ変換することにより、血流データのパワースペクトルを算出する(ステップS12)。続いて、パワースペクトル算プログラム120bは、算出したパワースペクトルを平滑化する(ステップS13)。パワースペクトル算出プログラム120bは、血流データの所定の測定時間(例えば、3秒間)にサンプリングする全ての血流データについてパワースペクトルをそれぞれ算出する。パワースペクトルの平滑化は、パワースペクトルの概形を明瞭にするためのものであり、実行しなくてもよい。
図7は、粘度の異なる血流データのパワースペクトルの例を示す図である。図7に示すように、血流データとして取得した血液の粘度が高いほど低周波域のパワーが増加し、粘度が低いほど高周波域のパワーが減少する傾向にある。本実施形態では、図7に示す傾向に着目し、以下に説明する概形指数算出プログラム120cによって、パワースペクトルから概形指数の算出を試みる。
概形指数算出プログラム120cは、パワースペクトルから概形指数を算出する処理を実行するための機能を提供する。概形指数とは、パワースペクトルの波形の特徴を数値で表したもので、例えば、複数の異なる周波数における接線の傾き、これら傾きの比、及び複数の異なる周波数におけるパワーの差、これらパワーの比、である。パワースペクトルの波形の非直線性をよく表すために、概形指数は3以上の異なる周波数におけるパワーに基づいて算出してもよい。以下、図8及び図9を用いて、概形指数の算出手順について説明する。図8及び図9は、概形指数の算出手順を説明するための図である。
図8を用いて、概形指数算出プログラム120cが、複数の異なる周波数のそれぞれに対応するパワーをパワースペクトルからそれぞれ導出し、導出した各パワー間の差を概形指数として算出する手順について説明する。図8に示すように、概形指数算出プログラム120cは、パワースペクトルから3000(Hz:ヘルツ)に対応するパワーの値、及び18000(Hz:ヘルツ)に対応するパワーの値をそれぞれ求める(ステップS21)。続いて、概形指数算出プログラム120cは、3000(Hz)に対応するパワーの値から、18000(Hz)に対応するパワーの値を減算したパワーの差を、概形指数S1として算出する(ステップS22)。図8に示すように、血流データとして取得した血液の粘度が高いほど、概形指数S1の値が大きくなるという傾向がある。後述する血液粘度推定プログラム120fは、図8に示す傾向を踏まえ、概形指数S1の値の大小に基づいて、血液の粘度の推定が可能となる。図8では、パワースペクトルから3000(Hz)及び18000(Hz)に対応するパワーの値を利用したが、これは一例に過ぎず、パワー差の算出を担保できれば任意の周波数に対応するパワーを用いることができる。図8では、概形指数算出プログラム120cが、2点の異なる周波数に対応するパワースペクトルの各パワー間の差から概形指数を算出する例を説明したが、これは一例に過ぎない。例えば、概形指数算出プログラム120cは、3点の異なる周波数に対応するパワースペクトルの各パワー間の差から概形指数を算出してもよい。例えば、概形指数算出プログラム120cは、パワースペクトルの低周波域、中間の周波域、高周波域のそれぞれに対応するパワーの算術平均値を算出し、算出される3つの算術平均値の差に基づいて、概形指数を決定してもよい。算術平均値を用いることにより、概形指数は測定時のノイズの影響をよりうけにくくなる。さらに、3つの帯域における差に基づくことにより、概形指数は非直線性をより表すことができる。
図9を用いて、概形指数算出プログラム120cが、複数の異なる周波数のそれぞれに対応するパワースペクトルの傾きを概形指数としてそれぞれ算出する手順について説明する。図9に示すように、概形指数算出プログラム120cは、パワースペクトルの3000(Hz)と7000(Hz)との間の傾き1、及びパワースペクトルの7000(Hz)と18000(Hz)との間の傾き2をそれぞれ算出する(ステップS31)。続いて、概形指数算出プログラム120cは、傾き1と傾き2との比を、概形指数S2として算出する(ステップS32)。図9に示すように、血流データとして取得した血液の粘度が高いほど、概形指数S2の値が大きくなるという傾向がある。後述する血液粘度推定プログラム120fは、図9に示す傾向を踏まえ、概形指数S2の値の大小に基づいて、血液の粘度の推定が可能となる。図9では、パワースペクトルの3000(Hz)、7000(hz)及び18000(Hz)の各周波数におけるパワーを用いて傾きを算出したが、これは一例に過ぎず、任意の周波数に対応するパワーを用いることができる。複数の異なる周波数のそれぞれに対応するパワースペクトルの接線の傾きは、上述のとおり、傾きを求める周波数前後のデータ(例えば、図9に示す3000、7000、18000Hz)から算出される「平均傾き」を用いてもよい。平均傾きを用いることにより、概形指数は測定時のノイズの影響をよりうけにくくなる。
概形指数算出プログラム120cは、パワースペクトルのそれぞれについて算出する概形指数の中から、後述する血流量算出プログラム120dにより算出される血流量のピークに対応する概形指数を抽出する。この概形指数が、血液粘度の推定処理の対象データとされる。血流量のピークは、血流データの所定の測定時間(例えば、3秒間)における血流量の最大値であってもよいし、あるいは所定の一拍における血流量の最大値であってもよい。また、概形指数算出プログラム120cは、全てのパワースペクトルについて概形指数を算出するのではなく、血流量のピークに対応するパワースペクトルについてのみ概形指数を算出するようにしてもよい。また、概形指数算出プログラム120cは、パワースペクトルのノイズを少なくするために、複数拍の血流量のピークを特定し、特定するピークのそれぞれに対応する複数のパワースペクトルを平均化し、平均化したパワースペクトルから概形指数を算出してもよい。血流量のピークに着目する趣旨は、血流量の違いによる血液の粘度推定誤差を極力小さくすること、及び血流量のピーク時に対応するパワースペクトルがより血液粘度の影響を受けやすいことを鑑みたものである。なお、血流量のピークとして、血流データの所定の測定時間における血流量の最小値、または所定の一拍における血流量の最小値を採用することもできる。
血流量算出プログラム120dは、血流データ及びパワースペクトルに基づいて血流量を算出する処理を実行するための機能を提供する。血流量算出プログラム120dは、例えば、血流データをI(t)、I(t)の二乗平均値を{I}、パワースペクトルをP(f)で表す時、血流量F(血流量を特定する関数)を以下の式(1)により算出する。
血流関連情報算出プログラム120eは、血液に関連する情報として、血流振幅、平均血流量、脈拍をそれぞれ算出する処理を実行するための機能を提供する。図10は、血流量と時間との関係を表わす波形の例を示す図である。図10に示す波形に対応する関数は、血流量算出プログラム120dにより算出される。血流関連情報算出プログラム120eは、図10に示す波形から、一拍の間の血流量の最大値と最小値の差を抽出することにより血流振幅Hを算出する。血流関連情報算出プログラム120eは、図10に示す波形から、一拍に相当する時間Tを抽出することにより脈拍を算出する。
血流関連情報算出プログラム120eは、周波数をf、パワースペクトルをP(f)で表す時、平均周波数μ(平均周波数を特定する関数)を、以下の式(2)により算出する。
血流関連情報算出プログラム120eは、周波数をf、パワースペクトルをP(f)、平均周波数をμで表す時、周波数分散V(周波数分散を特定する関数)を、以下の式(3)により算出する。
血液粘度推定プログラム120fは、血流量のピークに対応する概形指数に基づいて、測定される血液の粘度を推定する処理を実行するための機能を提供する。血液粘度推定プログラム120fは、例えば、血液粘度評価用データ120gと、概形指数算出プログラム120cにより血液粘度の推定処理の対象データとして抽出される概形指数とを比較することにより、血液の粘度を0〜100までの点数で評価する。血液粘度評価用データ120gは、例えば、血液の粘度の測定を行う利用者個人の測定履歴(概形指数)と、血液の粘度に対応する基準値(概形指数)とを蓄積する。血液粘度評価用データ120gと、血液粘度の推定処理の対象データとして選択される概形指数と、利用者個人の概形指数及び基準値とを比較することにより、血液の粘度が低いほど高得点となる所定のルールに基づいて点数を算出する。血液粘度推定プログラム120fは、血液粘度の評価結果を表示部140に出力する。図11は、血液粘度の評価結果の表示例を示す図である。図11に示すように、表示部140には、血液粘度総合評価として、点数(例えば、75点)、概形指数(例えば、0.0016)、平均周波数(例えば、7500Hz)、周波数分散(例えば、2.75×10)、平均血流量(例えば、6.81×10)、血流振幅(例えば、5.25×10)、脈拍(例えば、60)を含む評価結果の画面140bが表示される。図11に示す評価結果の画面140bは、血液粘度の評価結果を点数で表示するが、例えば、Aランクを最上位とするアルファベット順のランク付けで表示してもよいし、サラサラ及びドロドロなどの血液の状態を示す言葉で表示してもよい。図11に示す評価結果の画面140bは、表示の一例であり、点数だけが表示されてもよいし、血液の粘度を低くするためのアドバイスなどがさらに表示されてもよい。
処理部130は、演算装置であるCPU(Central Processing Unit)130a、及び記憶装置であるメモリ130bなどのハードウェア資源を備え、これらのハードウェア資源を用いて、記憶部120に記憶されるプログラムを実行することにより各種処理を実現する。具体的に説明すると、処理部130は、記憶部120に記憶されている各種プログラムの中から、実行すべき処理に対応するプログラムを読み込んでメモリ130bに展開する。処理部130は、メモリ130bに展開したプログラムに含まれる命令をCPU130aに実行させる。処理部130は、CPU130aによる命令の実行結果に基づいて、メモリ130b及び記憶部120に対してデータの読み書きを実行したり、表示部140へのデータの表示を行ったりする。演算処理装置は、SoC(System−on−a−Chip)、MCU(Micro Control Unit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)及びコプロセッサなどを含んで構成されてもよいが、これらに限定されない。
処理部130は、例えば、圧力判定プログラム120aを実行することにより、血流データ測定時の測定部110に対する圧力の判定処理を実現する。処理部130は、例えば、パワースペクトル算出プログラム120bを実行することにより、血流データのパワースペクトルを算出する処理を実現する。処理部130は、例えば、概形指数算出プログラム120cを実行することにより、パワースペクトルから概形指数を算出する処理を実現する。処理部130は、例えば、血流量算出プログラム120dを実行することにより、血流データ及びパワースペクトルに基づいて血流量を算出する処理を実現する。処理部130は、例えば、血流関連情報算出プログラム120eを実行することにより、血液に関連する情報として、血流振幅、平均血流量、脈拍をそれぞれ算出する処理を実現する。処理部130は、例えば、血流量のピークに対応する概形指数に基づいて、測定される血液の粘度を推定する処理を実現する。
表示部140は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro−Luminescence Display)、又は無機ELディスプレイ(IELD:Inorganic Electro−Luminescence Display)等の表示デバイスを備える。表示部140は、文字、画像、記号、及び図形等を表示する。本実施形態において、表示部140は、例えば、血液粘度の評価結果の画面140b(図11参照)を表示する。表示部140は、例えば、待機画面140a(図2参照)を表示する。
測定部110及び表示部140は、タッチスクリーンを備えてもよい。表示部140がタッチスクリーンを備える場合、ディスプレイ及びタッチスクリーンは、例えば、重ねて配置されてもよいし、並べて配置されてもよいし、離して配置されてもよい。ディスプレイとタッチスクリーンとが重ねて配置される場合、例えば、ディスプレイの1ないし複数の辺がタッチスクリーンのいずれの辺とも沿っていなくてもよい。タッチスクリーンは、タッチスクリーンに対する指、ペン、又はスタイラスペン等の接触を検出する。タッチスクリーンは、複数の指、ペン、又はスタイラスペン等(以下、単に「指」という)がタッチスクリーンに接触した位置を検出できる。タッチスクリーンは、タッチスクリーンに対する指の接触を、接触された場所のタッチスクリーンでの位置とともに、処理部130に通知する。本実施形態において、測定部110にタッチスクリーンが実装される場合、測定部110が測定部110に対する利用者の指F1の接触を検出し、処理部130に通知する。
表示部140が備えるタッチスクリーンの検出方式は、静電容量方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式(又は超音波方式)、赤外線方式、電磁誘導方式、及び荷重検出方式等の任意の方式でよい。
処理部130は、タッチスクリーンにより検出された接触、接触が検出された位置、接触が検出された位置の変化、接触が検出された間隔、及び接触が検出された回数の少なくとも1つに基づいて、ジェスチャの種別を判別することもできる。ジェスチャは、指を用いて、タッチスクリーンに対して行われる操作である。処理部130が、タッチスクリーンを介して判別するジェスチャには、例えば、タッチ、ロングタッチ、リリース、スワイプ、タップ、ダブルタップ、ロングタップ、ドラッグ、フリック、ピンチイン、及びピンチアウトが含まれるが、これらに限定されない。
電子機器100は、上記の各機能部の他、通信ユニット、照度センサ、近接センサ、加速度センサ、マイク、スピーカ、コネクタなどを備えてもよい。電子機器100は、バッテリなどの電子機器100の機能を維持するために当然に用いられる機能部を実装する。電子機器100に照度センサ又は近接センサが実装される場合、照度センサ又は近接センサにより、測定部110に対する利用者の指F1の配置を検出するようにしてもよい。
図12及び図13を参照しつつ、実施形態に係る電子機器100による処理の流れを説明する。図12は、実施形態に係る電子機器100による処理の全体の流れを示すフローチャートである。図13は、実施形態に係る電子機器100による血液粘度推定処理の流れを示すフローチャートである。図12及び図13に示す処理は、処理部130が、記憶部120に記憶されている各種プログラムを実行することにより実現される。
図12を用いて、実施形態に係る電子機器100による処理の全体の流れを説明する。図12に示すように、電子機器100は、測定部110に対する接触を検出したかを判定する(ステップS101)。すなわち、電子機器100は、利用者の指F1が測定部110の表面に配置されたかを検出する。
電子機器100は、判定の結果、測定部110に対する接触を検出した場合には(ステップS101,Yes)、測定部110に対する圧力が所定の数値範囲で安定しているかを判定する(ステップS102)。電子機器100は、例えば、測定部110に対する圧力が、所定の判定時間の間、2(N)±0.1(N)の範囲にあれば、圧力が2(N)近傍で安定していると判定する。
電子機器100は、判定の結果、測定部110に対する圧力が所定の数値範囲で安定していない場合には(ステップS102,No)、ステップS102の判定を繰り返す。これとは反対に、電子機器100は、判定の結果、測定部110に対する圧力が所定の数値範囲で安定している場合には(ステップS102,Yes)、血液粘度判定処理を実行し(ステップS103)、図12に示す処理を終了する。
上記ステップS101において、電子機器100は、判定の結果、測定部110に対する接触を検出しない場合には(ステップS101,No)、図12に示す処理を終了する。
上記ステップS102において、電子機器100は、判定の結果、測定部110に対する圧力が所定の数値範囲で安定しない時間が所定時間継続する場合、ステップS102における判定をタイムアウトさせて、図12に示す処理を終了してもよい。
図13を用いて、実施形態に係る電子機器100による血液粘度推定処理の流れを説明する。図13に示すように、電子機器100は、血流センサ110aにより取得される血流データを取得する(ステップS201)。
続いて、電子機器100は、ステップS201で取得した血流データから、血流データのパワースペクトルを算出する(ステップS202)。具体的には、電子機器100は、血流センサ110aにより取得される血流データから、0.04秒間の血流データをサンプリングする。続いて、電子機器100は、サンプリングした血流データをフーリエ変換することにより、血流データのパワースペクトルを算出する。続いて、電子機器100は、算出したパワースペクトルを平滑化する。
続いて、電子機器100は、ステップS202で算出したパワースペクトルの概形指数を算出する(ステップS203)。具体的には、電子機器100は、パワースペクトルの波形の複数の異なる周波数における傾き、これら傾きの比、及び複数の異なる周波数におけるパワーの差、これらパワーの比を算出する。
続いて、電子機器100は、ステップS201で取得した血流データ及びステップS202で算出したパワースペクトルから血流量を算出する(ステップS204)。具体的には、電子機器100は、血流データをI(t)、パワースペクトルをP(f)で表す時、血流量Fを上述の式(1)により算出する。
続いて、電子機器100は、上記各ステップの処理を終了するかを判定する(ステップS205)。すなわち、電子機器100は、血流データの所定の測定時間(例えば、3秒間)にサンプリングする全ての血流データについて、上記ステップS202〜ステップS204の処理を終了したかを判定する。
電子機器100は、判定の結果、上記各ステップの処理を終了しない場合には(ステップS205,No)、上記ステップS201に戻る。これとは反対に、電子機器100は、判定の結果、上記各ステップの処理を終了する場合には(ステップS205,Yes)、ステップS204で算出する血流量の中から血流量のピークを特定する(ステップS206)。血流量のピークは、血流データの所定の測定時間(例えば、3秒間)における血流量の最大値であってもよいし、あるいは所定の一拍における血流量の最大値であってもよい。
続いて、電子機器100は、ステップS203でパワースペクトルごとに算出する概形指数の中から、血流量のピークに対応する概形指数を、ステップS203で算出した概形指数の中から抽出する(ステップS207)。
続いて、電子機器100は、血液に関連する情報として、血流振幅、平均血流量、脈拍をそれぞれ算出する(ステップS208〜ステップS210)。
続いて、電子機器100は、ステップS207で抽出する概形指数に基づいて、血液の粘度を推定する(ステップS211)。具体的には、電子機器100は、血液粘度評価用データ120gと、概形指数算出プログラム120cにより血液粘度の推定処理の対象データとして抽出される概形指数とを比較することにより、血液の粘度を0〜100までの点数で評価する。
続いて、電子機器100は、血液の粘度の評価結果を示す画面140bを表示部140に出力し(ステップS212)、図13に示す処理を終了する。
図13に示す処理において、電子機器100が、ステップS203でパワースペクトルごとに算出する概形指数の中から、血流量のピークに対応する概形指数を抽出する例を説明したが、これには限定されない。電子機器100は、例えば、血流量のピークを特定した後、血流量のピークに対応するパワースペクトルの概形指数を算出してもよい。
上記の実施形態において、電子機器100は、血流データのパワースペクトルから、パワースペクトルの波形の特徴を数値で表す概形指数を算出し、この概形指数に基づいて、血液の粘度を推定する。このため、電子機器100は、非侵襲かつ短時間で血液の粘度を解析できる。
上記の実施形態において、電子機器100は、複数の異なる周波数のそれぞれに対応するパワーをパワースペクトルからそれぞれ導出し、導出した各パワー間の差を概形指数として算出する。このため、電子機器100は、簡便かつ短時間で、パワースペクトルの波形の特徴を表わす数値を算出できる。
上記の実施形態において、電子機器100は、複数の異なる周波数のそれぞれに対応するパワースペクトルの傾きを概形指数としてそれぞれ算出する。このため、電子機器100は、簡便かつ短時間で、パワースペクトルの波形の特徴を表わす数値を算出できる。
上記の実施形態において、電子機器100は、血流量のピークに対応するパワースペクトルの概形指数に基づいて、血液の粘度を推定する。このため、電子機器100は、血流量の違いによる血液の粘度推定誤差を極力小さくするとともに、血流量のピーク時に対応するパワースペクトルが血液粘度の影響を受けやすい点を考慮した血液の粘度の推定を実現できる。
図14は、異なる被験者に対応する概形指数の例を示す図である。図15は、異なる被験者に対応する血流量の例を示す図である。図14に示す概形指数と、図15に示す血流量のデータは、同一の血流データに基づく。図14に示す例では、被験者U3、被験者U2、被験者U1、被験者U4の順に概形指数S1の値が大きくなっている。図15に示す例では、被験者U4、被験者U1、被験者U3、被験者U2の順に血流量が大きくなっている。一般的に、血流量の大きさと、血液の粘度とは反対の関係にある。すなわち、血流量が小さくなるほど血液の粘度が大きくなる傾向がある。図14及び図15に示すデータの全体的な傾向を検証した場合、血流量が小さくなるほど概形指数が大きくなっており、血液の粘度が大きくなるという一般的な傾向におおむね当てはまっている。
図14及び図15に示すデータを被験者ごとに個別に検証した場合、例えば、被験者U1よりも血流量の小さい被験者U4の方が、被験者U1よりも概形指数S1の値が大きくなっており、血流量が小さいほど血液の粘度が大きくなるという一般的な傾向に当てはまっている。一方で、被験者U2のデータと被験者U3のデータとを比較すると、被験者U2よりも血流量の小さい被験者U3の方が、被験者U2よりも概形指数S1の値が小さくなっており、血流量が小さいほど血液の粘度が大きくなるという一般的な傾向に当てはまらない。このように、被験者によっては、血流量と血液粘度の一般的な傾向が当てはまらない場合が考えらえる。このため、上記の実施形態のように、血流データのパワースペクトルの概形指数から血液粘度の傾向を導出し、血流量、血流振幅、平均血流量、脈拍などの血流関連情報を総合的に勘案して、血液粘度(あるいは血液の状態)について最終的な推定結果を導出することが望ましい。例えば、図14及び図15に示す例では、被験者U3の血液粘度を推定する場合、被験者U3の血流量及び振幅が、例えば、相対的な基準値を上回っている場合には、血液粘度が低いと評価するなど、概形指数の他、他の血流関連情報を勘案して、血液粘度に関する最終的な評価を導出することも可能となる。
上記の実施形態において、添付の請求項に係る電子機器の例として、電子機器100により実現される各種処理機能について説明した。上記の実施形態において説明した電子機器100により実現され得る各種処理機能は、例えば、スマートフォン及び携帯電話などの携帯型の装置、スマートウォッチ、アクティビティトラッカー及びスマートグラスなどのウェアラブルデバイスに実装できる。
添付の請求項に係る技術を完全かつ明瞭に開示するために特徴的な実施形態に関し記載してきた。しかし、添付の請求項は、上記の実施形態に限定されるべきものでなく、本明細書に示した基礎的事項の範囲内で当該技術分野の当業者が創作しうるすべての変形例及び代替可能な構成により具現化されるべきである。
100 電子機器
110 測定部
110a 血流センサ
110b 圧力センサ
120 記憶部
120a 圧力判定プログラム
120b パワースペクトル算出プログラム
120c 概形指数算出プログラム
120d 血流量算出プログラム
120e 血流関連情報算出プログラム
120f 血液粘度推定プログラム
120g 血液粘度評価用データ
130 処理部
130a CPU
130b メモリ
140 表示部

Claims (7)

  1. 生体内部を流れる血液に関する情報をドップラシフトに基づく血流データとして取得する血流データ取得部と、
    前記血流データに基づいて、当該血流データのパワースペクトルを算出するパワースペクトル算出部と、
    前記パワースペクトルから概形指数を算出する概形指数算出部と
    を有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記概形指数算出部は、複数の異なる周波数のそれぞれに対応する前記パワースペクトルの傾きを前記概形指数としてそれぞれ算出する請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記概形指数算出部は、複数の異なる周波数のそれぞれに対応するパワーを前記パワースペクトルからそれぞれ導出し、導出した各パワー間の差を前記概形指数として算出する請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記血流データ及び前記パワースペクトルに基づいて血流量を算出する血流量算出部をさらに有し、
    前記概形指数算出部は、前記血流量の極値に対応する前記パワースペクトルに基づいて前記概形指数を算出する請求項1〜3のいずれか一つに記載の電子機器。
  5. 前記概形指数に基づいて、前記血液の粘度を推定する推定部をさらに有し、
    前記推定部は、前記血液の粘度の推定結果を表示部に表示する請求項1〜4のいずれか一つに記載の電子機器。
  6. 前記パワースペクトルの平均周波数及び周波数分散と、前記血流量の平均値と、前記血流量に対応する振幅と、前記血流量に対応する脈拍とを算出する血流関連情報算出部と、
    前記概形指数、前記パワースペクトルの平均周波数及び周波数分散、前記血流量の平均値、前記血流量に対応する振幅、前記血流量に対応する脈拍の中の少なくとも一つに基づいて、前記血液の粘度を推定する推定部と
    をさらに有し、
    前記推定部は、前記血液の粘度の推定結果を表示部に表示する請求項4に記載の電子機器。
  7. 電子機器により実行される制御方法であって、
    生体内部を流れる血液に関する情報をドップラシフトに基づく血流データとして取得するステップと、
    前記血流データに基づいて、当該血流データのパワースペクトルを算出するステップと、
    複数の異なる周波数のそれぞれに対応する前記パワースペクトルの傾きを、概形指数としてそれぞれ算出するステップと
    を含む制御方法。
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