JP2016077488A5 - - Google Patents

Description

上記の目的を達成するため、本発明は次の構成を備える。
すなわち、本発明に係る服飾用ボタンは、熱硬化性樹脂からなる複数層の積層構造をなし、表層が所要厚さからなる透明層もしくは半透明層に形成され、該表層に隣接する層が着色層に形成されると共に、前記着色層の表面に、該着色層が変色したことによる模様が形成されていることを特徴とする。
前記表層側からレーザー光が照射されることによって、前記着色層の表面に、該着色層が変色したことによる前記模様が形成されるようにすることができる。

Claims (14)

1. 熱硬化性樹脂からなる複数層の積層構造をなし、表層が所要厚さからなる透明層もしくは半透明層に形成され、該表層に隣接する層が着色層に形成されると共に、前記着色層の表面に、該着色層が変色したことによる模様が形成されていることを特徴とする服飾用ボタン。
2. 前記表層側からレーザー光が照射されることによって、該着色層が変色したことによる前記模様が形成されていることを特徴とする請求項１記載の服飾用ボタン。
3. 前記着色層が、黒色の着色材を用いた着色層であることを特徴とする請求項１または２記載の服飾用ボタン。
4. 前記熱硬化性樹脂が尿素樹脂、不飽和ポリエステル樹脂もしくはビニルエステル樹脂であることを特徴とする請求項１〜３いずれか１項記載の服飾用ボタン。
5. 熱硬化性樹脂からなる複数層の積層構造をなし、表層が所要厚さからなる透明層もしくは半透明層をなし、該表層に隣接する層が着色層をなすボタンを形成するボタン形成工程と、
   前記ボタンに、前記表層側からレーザー光を照射して前記着色層を変色させ、該着色層の表面に所要形状の模様を形成するレーザー光照射工程を含むことを特徴とする服飾用ボタンの製造方法。
6. 前記レーザー光が、波長が500〜1620nmのレーザー光であることを特徴とする請求項５記載の服飾用ボタンの製造方法。
7. 前記レーザー光に、ファイバーレーザー、YAGレーザー、YVO₄レーザーもしくはグリーンレーザーによるレーザー光を用いることを特徴とする請求項５または６記載の服飾用ボタンの製造方法。
8. 前記着色層が、黒色の着色材を用いた着色層であることを特徴とする請求項５〜７いずれか１項記載の服飾用ボタンの製造方法。
9. 前記ボタン形成工程が、
   透明もしくは半透明の熱硬化性樹脂からなるシート材と、着色材が混入された熱硬化性樹脂からなるシート材とを重ね合わせた積層シートを形成する積層工程と、
   該積層シートを所要形状に打ち抜いてタブレットに形成する打抜き工程と、
   該タブレットを金型に収容して加圧、加熱してボタンに形成する加圧・加熱工程と、
   該ボタンのバリ取り、表面の研磨、艶出しを行う仕上げ工程とを含むことを特徴とする請求項５〜８いずれか１項記載の服飾用ボタンの製造方法。
10. 前記各シート材を押し出し成形によって形成することを特徴とする請求項９記載の服飾用ボタンの製造方法。
11. 前記積層シートを押し出し成形によって形成することを特徴とする請求項９記載の服飾用ボタンの製造方法。
12. 前記積層シートを形成する工程が、
    加温されている回転ドラム上に透明もしくは半透明の第１の熱硬化性樹脂を注入し、遠心力で均一厚さに伸ばしてシートを形成する工程と、
    前記第１の熱硬化性樹脂が完全硬化する前に、着色材を添加した第２の熱硬化性樹脂を注入して遠心力によって均一厚さに伸ばし、硬化させる工程を含むことを特徴とする請求項９記載の服飾用ボタンの製造方法。
13. 前記ボタン形成工程が、
    加温された型に、透明もしくは半透明の第１の熱硬化性樹脂を所要厚さに注入する工程と、
    前記第１の熱硬化性樹脂が完全硬化する前に、着色材を添加した第２の熱硬化性樹脂を所要厚さに注入して硬化させる工程を含むことを特徴とする請求項５〜８いずれか１項記載の服飾用ボタンの製造方法。
14. 前記熱硬化性樹脂に尿素樹脂、不飽和ポリエステル樹脂もしくはビニルエステル樹脂を用いることを特徴とする請求項５〜１３いずれか１項記載の服飾用ボタンの製造方法。