JP2016077367A - 超音波プローブ - Google Patents

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智広 栗本
Tomohiro Kurimoto
智広 栗本
若林 洋明
Hiroaki Wakabayashi
洋明 若林
昌伸 神谷
Masanobu Kamiya
昌伸 神谷
盛之 蛭川
Moriyuki Hirukawa
盛之 蛭川
寛之 松本
Hiroyuki Matsumoto
寛之 松本
修一 獨古
Shuichi Dokuko
修一 獨古
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Abstract

【課題】術中プローブの使用時に、プローブケーブルを損傷させることなくそれを鉗子等で把持できるようにしたプローブを提供する。【解決手段】プローブヘッド12は、鉗子によって把持可能な突出部18を有する。さらに、プローブヘッド12から伸びるプローブケーブル14の途中にグリップ部材20が設けられている。超音波プローブ10が被検体内に挿入された状態で、突出部18が鉗子により把持困難な場合に、鉗子によりグリップ部材20が把持される。これにより、プローブケーブル14の損傷を防止する。また、第1の鉗子でグリップ部材20を把持しつつ、第2の鉗子で突出部18を把持することも可能となる。【選択図】図1

Description

本発明は超音波プローブに関し、特に、手術中に用いられる超音波プローブに関する。
超音波診断装置は、被検体に対して超音波を送受波し、それによって得られた受信信号から超音波画像を形成する装置である。超音波診断装置は、腹腔鏡手術や胸腔鏡手術などの手術中においても、被検体内の臓器の断層画像をモニタするなどの目的で用いられる。例えば、腹腔鏡手術においては、被検体の腹部の複数箇所に孔をあけ、各孔に筒状のガイド管(トラカール)が差し込まれる。そして、電気メスや鉗子などの手術器具、カメラなどのモニタ器具が各ガイド管を通って被検体の体内に挿入される。さらに、診断器具としての超音波プローブ(術中プローブ)がガイド管を通って体内へ挿入される。術中プローブとしては、プローブヘッドが可撓性ケーブル(このケーブルはプローブヘッドと装置本体を電気的に接続するものである)の先端に取り付けられるドロップインタイプのものが一般的である。
超音波の送受波方向を調整するために、被検体の体内で術中プローブのプローブヘッドの位置または向きを調整する必要がある。ドロップインタイプの術中プローブにおいては、医師は、鉗子やロボットアームを用いてプローブヘッドを把持してプローブヘッドの位置または向きを調整する。この鉗子やロボットアームは、術中プローブが挿入されたガイド管とは異なるガイド管から挿入されるのが一般的である。鉗子やロボットアームがプローブヘッドを把持しやすいよう、あるいはより確実に把持できるよう、プローブヘッドにグリップ部を設けることが提案されている。例えば、特許文献1には、ロボットアームなどの把持部材が把持するためのフィン状のグリップ部をプローブヘッドに設けることが記載されている。
特表2014−507171号公報
プローブヘッドにグリップ部を設けたとしても、体腔内におけるプローブヘッドの位置または向きによっては、鉗子などによってプローブヘッドのグリップ部を把持することが困難になる場合がある。例えば、臓器の裏側(奥側)へプローブヘッドが落ち込んでしまい、観察側からはプローブケーブルしか見えないあるいはそれに対してしかアプローチできない状態が挙げられる。このような場合、医師は、鉗子などを用いてプローブヘッドから伸びるケーブルを把持せざるを得ない。あるいは、体外からプローブケーブルを引き抜く操作が必要となる。ケーブルは、一般に、シリコンやポリ塩化ビニルなどの比較的柔らかい材質で形成されるため、鉗子などによって把持されるとケーブルの表面が損傷してしまうおそれがある。ケーブル表面の損傷に備えてケーブル表面を全面的に強化すると、その柔軟性が損なわれてしまう。
本発明の目的は、鉗子などによって把持される術中プローブにおいて、プローブケーブルが不必要に損傷してしまうことを防止し又は低減させることにある。あるいは、本発明の目的は、術中プローブの操作性あるいは取扱性を向上させることにある。あるいは、本発明の目的は、術中プローブについての新しい把持方法を実現することにある。
本発明に係る超音波プローブは、把持機構によって把持される第1グリップ部を有するプローブヘッドと、前記プローブヘッドから引き出された可撓性を有するプローブケーブルと、前記プローブケーブルの途中に設けられ、把持機構によって把持される第2グリップ部と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、プローブヘッドに設けられた第1グリップ部と共に、プローブケーブルの途中に第2グリップ部が設けられている。したがって、例えば腹腔内の深い位置にプローブヘッドが入り込んでしまうなどして、第1グリップ部が鉗子などの把持機構により把持できない場合であったとしても、第2グリップ部が把持機構により把持可能となり得る。これにより、医師は、把持機構を用いて第2グリップ部を把持しプローブヘッドを引き上げるなどして第1グリップ部が把持可能となるようプローブヘッドの位置または向きを変更した後、第1グリップ部を把持してプローブヘッドの位置または向きを調整することが可能になる。このように、第2グリップ部が設けられたことで、プローブヘッドの位置または向きの変更にあたり、把持機構によりプローブケーブルが直接的に把持されることを防止することができ、プローブケーブルの損傷の可能性を低減することができる。また、これにより操作性を向上できる。また、ケーブルが視野中心にあるような場合にそれを傷付けることなく脇へ移動させることも容易となる。なお、プローブヘッドから第2グリップ部までの距離は適宜設定されてよい。また、グリップ部はプローブケーブルの途中において複数設けられ、第3、第4のグリップ部を形成するようにしてもよい。この場合にも各グリップ部の間隔は適宜設定されるのが好ましい。
また、上記構成によれば、把持機構により把持可能な複数のグリップ部が設けられるため、必要に応じて、2つの把持機構により第1および第2のグリップ部を同時に把持することが可能になる。これにより的確にプローブヘッドの位置または向きの調整を行うことができる。例えば、第1の把持機構により第2グリップ部を把持してプローブヘッドの大まかな位置決めをした上で第2の把持機構により第1グリップを把持してプローブヘッドの細かな位置決めや向き決めを行うことが可能になる。
望ましくは、前記第2グリップ部は、前記プローブケーブルの外皮表面から盛り上がった形態を有する。これにより、把持機構が第2グリップ部を把持した時に把持機構がプローブケーブルの外皮表面に触れる可能性、つまりプローブケーブルが損傷する可能性をより低減させることができる。把持機構の把持部分に歯が存在していてもその先端がケーブル表面にまで達することを防止または軽減できる。
望ましくは、前記第2グリップ部は、前記プローブケーブルが貫通する貫通孔を有する筒状の部材である。第2グリップ部を筒状の部材とすることにより、第2グリップ部が複数の方向から把持されることが可能になる。これにより、把持機構に対して第2グリップ部がどのような向きであっても好適に把持することが可能となる。
望ましくは、前記プローブヘッドと前記第2グリップ部との間に屈曲変形可能なケーブル露出部分が存在する。
本発明によれば、鉗子などによって把持される術中プローブにおいて、プローブケーブルが不必要に損傷してしまうことを防止し又は低減させることができる。あるいは、本発明によれば、術中プローブの操作性あるいは取扱性を向上させることができる。あるいは、本発明によれば、術中プローブについての新しい把持方法を実現することができる。
本実施形態に係る超音波プローブの斜視図である。 鉗子により突出部が把持される様子を示す図である。 鉗子によりグリップ部材が把持される様子を示す図である。 プローブケーブルおよびグリップ部材のxy断面図である。 本実施形態に係る超音波プローブが被検体内に挿入される様子を示す図である。 グリップ部材の変形例を示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施形態は一例であり、本発明は以下の実施形態に限られるものではない。
図1は、本実施形態に係る超音波プローブ10の斜視図である。超音波プローブ10は、腹腔鏡手術や胸腔鏡手術などの手術中に用いられる術中プローブである。それは、被検体表面に設けられた孔に差し込まれた筒状のガイド管を通って被検体の体内へ挿入される。超音波プローブ10は、プローブヘッド12、およびプローブヘッド12から超音波診断装置本体(以下「装置本体」と記載する。)へ伸び、プローブヘッド12と装置本体とを電気的に接続するプローブケーブル14を含んで構成されている。
プローブヘッド12は、超音波を送受波する複数の振動子からなる振動子アレイ、超音波をより好適に送受波するためのバッキング材あるいは音響整合層、および装置本体から送られる電気信号を処理して各振動子に出力する、あるいは各振動子からの複数の受信信号を処理して装置本体へ出力する電子回路、などを含んで構成される。
プローブヘッド12に含まれる振動子アレイなどの各構成要素は、筺体16の内部に収められている。プローブヘッド12は体内に挿入されるものであるため、筺体16は耐食性が高く、軽量の材質で形成されるのが好ましい。本実施形態では、筺体16はチタンで形成される。チタンは導電性の金属であるため、プローブヘッド12の各構成要素は絶縁物で覆われた上で筺体16内に収められる。もちろん、筺体16を絶縁性の物質で形成するようにしてもよい。
ガイド管および被検体内をスムーズに移動できるよう、筺体16は、その形状が細長略直方体形状となっている。超音波送受波面は筺体16の図1において不図示の下側面に設けられており、超音波は図1の下側へ向けて送波される。なお、図1において、x軸はプローブヘッド12の短手方向、z軸はプローブヘッド12の長手方向(プローブケーブルの伸長方向)、y軸はx軸およびz軸に直交する方向である。本明細書においてはx軸方向を「左右方向」と、y軸の正方向側を「上側」と、y軸の負方向側を「下側」と便宜上記載する。
筺体16の上側面には、鉗子やロボットアームなど(以下単に「鉗子」と記載)により把持される第1グリップ部として機能する突出部18が形成されている。突出部18は、鉗子により把持可能な高さあるいは幅を有する。本実施形態においては、鉗子がより好適に突出部18を把持できるよう、突出部18は支柱部18aおよびつば部18bを含んで構成されている。
支柱部18aは細長い壁状の形状であり、筺体16の長手方向(すなわちz軸方向)に沿って延設されている。支柱部18aの高さが高い程、より好適に鉗子で把持することが可能になるが、一方でプローブヘッド12のサイズ(高さ)が大きくなってしまう。したがって、支柱部18aの高さはこれらのバランスを考慮して適宜設定される。なお、支柱部18aのz軸方向の両端部から中央部へ向かってその高さが徐々に高くなっており、支柱部18aはyz断面において略台形形状となっている。これにより、ガイド管内あるいは被検体の体内においてプローブヘッド12がz軸方向へ移動する際に、障害物などへの引っ掛かりを防止してよりスムーズに移動させることが可能になる。
つば部18bは、支柱部18aの上端部に設けられる。つば部18bは、xz平面に略平行な板状であり、その左右方向の端部は支柱部18aの左右方向端部から突出した位置まで延設される。これにより、突出部18はxy断面においてT字状の形状となる。つば部18bが形成されることで、鉗子が支柱部18aを把持した状態から上側方向へ外れることを防止する。あるいは、図2に示すよう鉗子の把持部分に孔が形成されている場合には、把持状態においてつば部18bが当該孔に入り込むことにより、より好適な把持が可能になる。
本実施形態では、突出部18は筺体16の上面であって、筺体16の短手方向のほぼ中央、筺体16の長手方向のプローブケーブル14側の端部近傍に設けられているが、突出部18は、超音波の送受波を妨げない限りにおいて筺体16のいずれの箇所に設けられてもよい。また、本実施形態では、突出部18は筺体16の一部であり両者は一体成型されているが、突出部18を筺体16から着脱可能としてもよい。なお、プローブヘッド12に突出した第1グリップ部を設けるのではなく、プローブヘッド12の胴部を事実上、第1グリップ部として把持するようにしてもよい。
プローブケーブル14は、プローブヘッド12(上述の電子回路や振動子アレイ)と超音波診断装置本体とを電気的に接続するものである。プローブケーブル14は、プローブヘッド12と装置本体間で通信される各種信号を伝達するための複数の信号線を有している。当該複数の信号線は束ねられケーブル外皮内に収められる。プローブケーブル14は可撓性であり、これにより被検体内においてよりフレキシブルにプローブヘッド12の位置または向きが設定可能となる。当該フレキシブルさをより向上させるため、プローブケーブル14は可能な限り軟らかいことが好ましい。プローブケーブル14の一部はガイド管を介して被検体内に挿入されるため、ケーブル外皮は生体安全性および強度の高い材質で形成される。本実施形態ではケーブル外皮はシリコンで形成される。
プローブケーブル14の途中には、グリップ部材20が設けられる。グリップ部材20は、鉗子により把持される第2グリップ部を形成する。グリップ部材20の形状は、ガイド管を通れる大きさであり、プローブケーブル14の可撓性を大きく妨げず、また生体安全性が担保される限りにおいて様々な形状を取ることができる。例えば、プローブケーブル14が貫通する貫通孔が設けられた筒状とすることができる。図1に示される例においては、グリップ部材20は円筒形状となっている。グリップ部材20を筒状とすることで、鉗子により複数方向から把持可能となる。なお、本明細書においては、「筒状」の語は、円筒形状および角筒形状を含む概念である。また、純粋な円筒形状または角筒形状のみならず、これらが多少歪んだ形状あるいは外表面に突起部などが設けられた形状も含む概念である。グリップ部材20の変形例は図6を用いて後述する。
グリップ部材20のz軸方向の長さの設定は、鉗子による把持のしやすさと、プローブヘッド12あるいはプローブケーブル14の取り回しやすさとのトレードオフになる。すなわち、グリップ部材20が長い程、鉗子によって把持しやすくなるが、その分プローブケーブル14の可撓性が低下し、プローブケーブル14の取り回しが困難になる。したがって、グリップ部材20の長さはこれらを考慮した上で決定される。グリップ部材20の長さは、5mm〜20mm、好適には10mm程度に設定される。
グリップ部材20は、鉗子によって把持されても損傷しない程度の硬さの金属または樹脂で形成される。さらに、グリップ部材20も被検体内へ挿入されるものであるため、生体安全性の高い材質で形成される。好適には、プローブケーブル14の取り回しやすさを考慮して軽量の材質で形成される。本実施形態においては、グリップ部材20はチタンで形成される。他にも例えばステンレスなどで形成されるようにしてもよい。
グリップ部材20が設けられる位置に関して、プローブヘッド12からある程度離れた位置に設けられた方がプローブヘッド12の位置または向きに関わらず第2グリップ部が鉗子により把持されやすい位置となる。しかし、グリップ部材20がプローブヘッド12からあまりに離れた位置に設けられると、プローブケーブル14が可撓性であるため、鉗子でグリップ部材20を把持してプローブヘッド12の位置または向きを変更するのが困難になる。一方、例えばプローブヘッド12にほぼ隣接するような近傍位置にグリップ部材20を設けると、例えばプローブヘッド12が被検体内の奥へ入り込んでしまった場合などは、突出部18とともにグリップ部材20も鉗子により把持困難となってしまい、そもそも第2グリップ部としての機能を果たさなくなる。したがって、グリップ部材20の位置は、鉗子による把持のしやすさと鉗子により把持されたときのプローブヘッド12の位置の変更のしやすさとを考慮した位置に設けられる。具体的には、プローブヘッド12とグリップ部材20との間のプローブケーブル14の露出部分が撓むことができる程度の位置に設けられる。プローブヘッド12のグリップ部材20側の端部からグリップ部材20のプローブヘッド12側の端部までの距離は、5〜70mmの間で設定される。好適には10〜30mm、より好適には20mm程度に設定される。
グリップ部材20は、複数設けられてもよい。これにより、プローブケーブル14の途中において鉗子により把持されるグリップ部が複数設けられることになる。これにより、プローブケーブル14の撓み具合などに応じて、より把持し易いグリップ部を把持してプローブヘッド12の位置または向きを変更することが可能になる。複数のグリップ部材20が設けられる場合は、各グリップ部材20は、プローブケーブル14の可撓性を大きく損なわない程度の間隔をあけて設けられる。
本実施形態では、グリップ部材20はプローブケーブル14の途中において固定される。グリップ部材20が固定されることで、使用中における脱落あるいは「ずれ」などを防止する。あるいは、グリップ部材20を着脱可能としてもよい。着脱可能とすれば、グリップ部材20が損傷した場合などに容易に交換可能となる。
なお、プローブケーブル14の途中における表面部分を把持可能なように硬質化し、それを第2グリップ部として機能させてもよい。その場合には、平面状の第2グリップ部が構成される。第2グリップ部において、その形態上、送受波方向を特定できるようにしてもよい。
次に作用について説明する。図2は、鉗子により突出部18が把持される様子を示す図である。鉗子30は、腕部32、第1把持部34a、および第2把持部34bを含んで構成される。第1把持部34aおよび第2把持部34bは、図2に示された姿勢において、軸36を中心に相対的に回動する。この回動運動によって第1把持部34aと第2把持部34bとの間にグリップ部を挟んで把持する。第1把持部34aおよび第2把持部34bの回動操作は、腕部32の反対側の端部等に設けられた操作部により操作可能となっている。第1把持部34aには、グリップ部をより確実にグリップするための歯38aが複数設けられている。同様に、第2把持部34bにも歯38bが複数設けられている。また、第1把持部34aおよび第2把持部34bには、それぞれ孔40aおよび40b(図2において不図示)が設けられている。
鉗子30が第1グリップ部である突出部18を把持する場合、第1把持部34aおよび第2把持部34bにより支柱部18aが挟まれる。さらに、孔40aおよび40bにつば部18bが入り込むことにより、より確実に把持することを可能にしている。
図3は、鉗子30によりグリップ部材20が把持される様子を示す図である。図3の例では、鉗子30は下側からグリップ部材20を把持しているが、グリップ部材20は筒状であるため、複数の方向から把持可能である。特に、グリップ部材20が円筒形状であるため、上下左右あるいはその中間の方向からであっても好適に把持することができる。また、z軸に沿った方向、あるいはz軸から少しずれた斜めからの方向からであっても把持することが可能である。
ここで、グリップ部材20はプローブケーブル14が貫通する貫通孔を有する筒状であるため、グリップ部材20は、プローブケーブル14の一部の外周全体を覆うことになる。また、グリップ部材20はある程度の厚みを有しているため、第2グリップ部は、プローブケーブル14の外皮表面から盛り上がった形態を有している。したがって、鉗子30の第1把持部34aおよび第2把持部34bがプローブケーブル14の外皮表面に触れることなく、グリップ部材20を把持することが可能になる。これにより、鉗子30によりグリップ部材20を把持してプローブヘッド12の位置または向きを変更する際に、プローブケーブル14が損傷されることを防止する。
図4は、プローブケーブル14およびグリップ部材20のxy断面図である。図4に示される通り、グリップ部材20貫通孔50をプローブケーブル14が貫通している。プローブケーブル14は、複数の信号線52を有している。各信号線52は、銅線あるいは銀線などの導線52a、導線52aを絶縁する被覆52bを含んでいる。複数の信号線52は、ケーブル外皮54の内部に収められている。なお、本実施形態では、プローブケーブル14の外形φは6.5mm、ケーブル外皮54の厚さαは0.8mmとなっている。
グリップ部材20の厚さβがより大きい程、鉗子がグリップ部材20を把持した際に把持部がケーブル外皮54に接触する可能性を低減させることができる。一方でβが大きい程グリップ部材20が重くなり、プローブケーブル14の取り回しが困難となる。したがって、βはプローブケーブル14の損傷可能性とプローブケーブル14の取り回しやすさのバランスを考慮して決定される。本実施形態では、グリップ部材20の厚さβは2〜3mmに設定される。
図5は、本実施形態に係る超音波プローブ10が被検体内に挿入される様子を示す図である。図5に示される通り、腹腔鏡手術あるいは胸腔鏡手術においては、被検体の皮膚60に複数の孔62が開けられ、各孔62にガイド管64a,64bが挿入される。図5においては、ガイド管は2つ示されているが、3つ以上のガイド管が挿入される場合もある。超音波プローブ10はガイド管64aを通って被検体内へ挿入される。そして、ガイド管64bから挿入された鉗子30によりプローブヘッド12に設けられた突出部18を把持してプローブヘッド12の位置及び向きを調整することで超音波の送受波方向を調整する。
ここで、突出部18が鉗子30により把持困難である場合、医師は鉗子30によりグリップ部材20を一旦把持して上側へ引っ張り上げるなどして、突出部18が把持可能なようにプローブヘッド12の位置または向きを変更させる。その後、突出部18を鉗子30で把持することで、プローブヘッド12の位置または向きを調整する。
また、鉗子を2本使用する場合は、第1の鉗子でグリップ部材20を把持したまま第2の鉗子で突出部18を把持することも可能である。これにより、より好適にプローブヘッド12の位置または向きを調整することが可能になる。
なお、超音波プローブ10は、内視鏡を使った外科手術の他、切開口を形成してそれを介して器具を挿入する外科手術等においても使用可能である。
図6は、グリップ部材の変形例を示す図である。グリップ部材20としては、上述の円筒形状の他にも様々な形状のものを採用することができる。図6(a)に示されるグリップ部材20aは、断面外形が多角形の角筒形状となっている。グリップ部材20aにおいては、外周面に平面70が形成されており、鉗子により平面70(および平面70に対向する平面)を把持することにより、より確実に把持することが可能になる。
図6(b)に示されるグリップ部材20bは、グリップ部材20aと同様の角筒形状であるが、外周面に形成された平面70のうちの1つに突出部72が設けられている。突出部72は、プローブヘッド12に設けられた突出部18と同様に、支柱部72aおよびつば部72bを有している。鉗子により支柱部72aを把持した場合、つば部72bにより鉗子が上部へ抜けてしまうことを防止する。また、鉗子の把持部に孔が設けられている場合は、つば部72bが当該孔に入り込むことによってより確実に把持可能となる。
図6(c)に示されるグリップ部材20cには、突出部72が2つ設けられている。突出部72を複数設けることで、鉗子がより把持しやすい方の突出部を選択して把持することが可能になる。
図6(d)に示されるグリップ部材20dは、図1などに示されたグリップ部材20と同様の円筒形状であるが、両端部にそれぞれフランジ74a,74bが設けられている。これにより、鉗子が矢印方向から把持する場合に、把持部がグリップ部材20dの端部方向へずれて外れてしまうことを防止する。
10 超音波プローブ、12 プローブヘッド、14 プローブケーブル、16 筺体、18 突出部、20 グリップ部材、30 鉗子。

Claims (4)

  1. 把持機構によって把持される第1グリップ部を有するプローブヘッドと、
    前記プローブヘッドから引き出された可撓性を有するプローブケーブルと、
    前記プローブケーブルの途中に設けられ、把持機構によって把持される第2グリップ部と、
    を備えることを特徴とする超音波プローブ。
  2. 前記第2グリップ部は、前記プローブケーブルの外皮表面から盛り上がった形態を有する、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の超音波プローブ。
  3. 前記第2グリップ部は、前記プローブケーブルが貫通する貫通孔を有する筒状の部材である、
    ことを特徴とする、請求項1または2に記載の超音波プローブ。
  4. 前記プローブヘッドと前記第2グリップ部との間に屈曲変形可能なケーブル露出部分が存在する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の超音波プローブ。
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