JP2016075678A - 高速回転検知 - Google Patents
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Abstract
【課題】ジャイロスコープの最大定格回転速度よりも高い回転速度を判定することを可能にする、複数のジャイロスコープを使用した慣性測定ユニット(IMU)を提供する。
【解決手段】入力軸112を中心とする回転速度を測定するための慣性測定ユニット(IMU)100において、第1三次元ジャイロスコープ104を含み、その3本の軸の内第1軸118が、基準面124から傾斜するように配置され、基準面124は入力軸112に対して垂直である。さらに、IMU100は、第1ジャイロスコープ104に結合された1つ以上の処理デバイス、処理デバイスに結合された1つ以上のデータ記憶デバイスを含み、データ記憶デバイスは命令を含み、1つ以上の処理デバイスに、第1軸118を中心として検知された回転速度を傾斜角のサインで除算することに基づいて、入力回転速度を計算させる。
【選択図】図1
【解決手段】入力軸112を中心とする回転速度を測定するための慣性測定ユニット(IMU)100において、第1三次元ジャイロスコープ104を含み、その3本の軸の内第1軸118が、基準面124から傾斜するように配置され、基準面124は入力軸112に対して垂直である。さらに、IMU100は、第1ジャイロスコープ104に結合された1つ以上の処理デバイス、処理デバイスに結合された1つ以上のデータ記憶デバイスを含み、データ記憶デバイスは命令を含み、1つ以上の処理デバイスに、第1軸118を中心として検知された回転速度を傾斜角のサインで除算することに基づいて、入力回転速度を計算させる。
【選択図】図1
Description
関連出願に対する相互引用
[0001] 本願は、2014年10月4日に出願された米国仮特許出願第62/059,878号の権利を主張する。この出願をここで引用したことにより、その内容が本願にも含まれるものとする。
[0001] 本願は、2014年10月4日に出願された米国仮特許出願第62/059,878号の権利を主張する。この出願をここで引用したことにより、その内容が本願にも含まれるものとする。
[0002] 三次元ジャイロスコープは、ロール、ピッチ、およびヨー座標軸の各々を中心とする回転を測定することができる。このような三次元ジャイロスコープは、3本の軸の各々において測定することができる回転速度に所与の動作範囲を有する。このようなジャイロスコープの中には、ジャイロスコープの構成変更(例えば、プログラミング)を介して、 動作範囲がユーザによって選択できるものがある。ジャイロスコープが多数の構成を有するかまたは1つの構成を有するかには関係なく、所与の構成では、ジャイロスコープはロール、ピッチ、およびヨー軸の各々を中心とする最大回転速度を検知すると評定される(rated)。例えば、1つのジャイロスコープは、ロー軸を中心とした2000度/秒、ピッチ軸を中心とした2000dps、およびヨー軸を中心とした2000dpsまで検知することが評定される。注記すべきは、ロール、ピッチ、およびヨー軸は、ジャイロスコープ自体に関する軸であるということである。
[0003] 一実施形態は、入力軸を中心とする入力回転速度を測定するための慣性測定ユニット(IMU)を対象とする。このIMUは、第1三次元ジャイロスコープを含む。第1ジャイロスコープは、第1組の3本の互いに直交する軸を中心とする回転を検知するように構成され、第1ジャイロスコープは、第1組の3本の軸の内第1軸が基準面から度を単位とする傾斜角だけ外れて配向されるように配置され、基準面は入力軸に対して垂直である。また、このIMUは、第1ジャイロスコープに結合された1つ以上の処理デバイスも含む。また、このIMUは、1つ以上の処理デバイスに結合された1つ以上のデータ記憶デバイスも含む。1つ以上のデータ記憶デバイスは命令を含み、この命令が1つ以上の処理デバイスによって実行されると、1つ以上の処理デバイスに、第1軸を中心とする検知された回転速度を傾斜角のサインで除算することに基づいて、入力回転速度を計算させる。
[0004] 以下の例示的な図は、実施形態例について記載した説明の理解を助けることを意図したのであり、範囲を限定するように解釈してはならない。
図1は、高速回転検知用傾斜ジャイロスコープ(skewed gyroscope)を有する慣性測定ユニット(IMU)例のブロック図である。
図2は、高速回転検知用に2つの傾斜ジャイロスコープを有する他のIMU例のブロック図である。
図3A〜図3Cは、印刷回路ボード上にあるコンポーネントおよびIMUの筐体を示す、図1または図2のIMUのそれぞれの図である。
図4は、図1または図2の傾斜ジャイロスコープの最大定格回転速度よりも高い回転速度を判定する方法の流れ図である。
[0009] 慣例にしたがって、種々の表示される特徴は、必ずしも同じ拡縮率で描かれているとは限らず、実施形態例に関連する特定の特徴を強調するように描かれる。
[0010] 本明細書において説明する主題は、1つ以上のジャイロスコープの最大定格回転速度よりも高い回転速度を判定することをIMUに可能にするように、1つ以上のジャイロスコープを使用するように構成された慣性測定ユニット(IMU)を提供する。
[0011] 図1は、このようなIMU100の一例の断面図である。IMU100は、2つのジャイロスコープ102、104、加速度計106、および磁力計108を含む。一例では、センサ102、104、106、108の各々は、3本の相互に直交する軸の各々を中心とするそれぞれの現象を検知するように構成された三次元(即ち、三軸)センサである。いずれの場合でも、しかしながら、ジャイロスコープ102、104の少なくとも1つは、ロール、ピッチ、およびヨー軸の各々を中心とする回転を検知するように構成された三次元ジャイロスコープである。一例では、センサ102、104、106、108の各々は、印刷回路ボード(図示せず)上に実装されたダイ内に配置される。このようなダイは、回路ボードに直接取り付けることによって、回路ボードに実装することができ、あるいは、リードレス・チップ担体(LCC)またはランド・グリッド・アレイ(LGA)というような、中間部材にダイを取り付けることもでき、一方、中間部材が回路ボードに取り付けられる。印刷回路ボードは、IMU100用の筐体110内に実装される。一例では、ジャイロスコープは、MEMS系ジャイロスコープであるが、他の例では、他のタイプのジャイロスコープを使用することができる。
[0012] 図1に示すように、第2ジャイロスコープ104は、入力軸112に関して傾斜関係で配置され、入力軸112を中心として高速回転が測定されることが望まれる。第2ジャイロスコープ104の傾斜関係は、IMUが、第2ジャイロスコープ104が検知することを評定される最大回転速度よりも高い、入力軸112を中心とする回転速度を測定することを可能とする。例えば、第2ジャイロスコープ104が、そのロール軸114を中心とする2000度/秒(dps)の最大回転速度、そのピッチ軸116を中心とする2000dpsの最大回転速度、およびそのヨー軸118を中心とする2000dpsの最大回転速度を検知するように評定される場合(その使用される構成において)、第2ジャイロスコープ104を入力軸112に関して傾斜させて、IMU100が入力軸112を中心とする9100dpsの回転速度を測定することを可能にすることができる。2000dpsおよび9100dpsという値は、例に過ぎず、他の最大回転速度および他のIMU測定回転速度を有するジャイロスコープも使用することができる。
[0013] 傾斜は、入力軸112を中心とする回転を、ピッチ軸116、ヨー軸118、または双方の軸116、118のいずれかによって検知することを可能にすることによって、更に高い回転速度を測定することを可能にする。一例では、第2ジャイロスコープ104は、第1軸118が基準面124から傾斜角120外れて配向される (orient) ように配置され、基準面124は入力軸112に対して垂直な平面である。一例として、第1軸はここではヨー軸118として説明および図示されるが、第2ジャイスコープ104の任意の軸114、116、または118をしかるべく配向させて使用できることは、理解されてしかるべきである。ここでは、明確化のために、傾斜角120を度を単位とする角度で呼ぶが、ラジアンを使用し、対応する調節をそれに加えることによって、計算を実行することもできる。更に、傾斜角120は、基準面124のいずれの側(例えば、上または下)の角度も当てはまることが可能であることも理解されてしかるべきである。
[0014] ヨー軸118は基準面124に関して傾斜角120だけ傾斜されるが、傾斜角120は、入力軸112を中心として所望の回転速度(例えば、9100dps)を測定することを可能にする角度の範囲内となるように選択される。前述のように、傾斜角120は、入力軸112に対して垂直な基準面124と、第2ジャイロスコープ104の軸、この例では、ヨー軸118との間の角度である。第2ジャイロスコープ104が全く傾斜されないと(傾斜角120がゼロであると)、ロール軸114は入力軸112と平行になり、ヨー軸118およびピッチ軸116は基準面124と平行になる。非傾斜配向では、第2ジャイロスコープ104は、ロール軸114における入力軸112を中心とする回転を測定することができるが、ピッチ軸116またはヨー軸118のいずれとも、入力軸112を中心とする回転を検知することはできない。加えて、ロール軸114は非傾斜配向では入力軸112と平行であるので、第2ジャイロスコープ104によって測定可能な最大回転速度は、ロール軸114に対する定格最大回転速度となる。
[0015] しかしながら、第2ジャイロスコープ104が入力軸112に関して傾斜される場合、入力軸112を中心とする回転は、ロール軸114に加えて、ピッチ軸116およびヨー軸118のいずれかまたは双方によって検知することができる。図1に示す例では、第2ジャイロスコープ104は、ヨー軸118が基準面124から傾斜角120だけ外れるように配向され、したがって、入力軸112を中心とする回転を検知することができる。この例では、しかしながら、ピッチ軸116は基準面124と平行に配向され、したがって、入力軸112を中心とする回転を検知することはできない。この例では、ピッチ軸116は入力軸112を中心とする回転を検知することができない。何故なら、ピッチ軸116は入力軸112に対して垂直になるからである。しかしながら、ヨー軸118は、入力軸112に対して垂直ではない。したがって、ヨー軸118によって検知される回転の一部は、入力軸112を中心とする回転に対応する。IMU100は、第2ジャイロスコープ104のヨー軸118によって検知される回転の内、入力軸112に対応する部分を計算するように構成される。この計算に基づいて、IMU100は、第2ジャイロスコープ104によってそのヨー軸118を中心として検知される回転に基づいて、入力軸112を中心とする速度を判定することができる。
[0016] 傾斜角120は、0度(0度では、ヨー軸118は基準面124と平行になる)よりも大きく、最大傾斜までの角度から選択することができ、最大傾斜は傾斜定数のアークサインとなる。傾斜定数は、ヨー軸118を中心として第2ジャイロスコープ104が検知することができる最大定格回転速度を、入力軸112を中心として測定される所望の最大回転速度で除算した値に等しい。以上で論じた例では、第2ジャイロスコープ104がヨー軸118を中心として検知することができる最大定格回転速度は、2000dpsであり、入力軸112を中心として測定すべき最大所望回転速度は、9100dpsである。したがって、最大傾斜は、2000/9100のアークサインであり、約12.7度となる。第2ジャイロスコープ104のこの動作範囲例を仮定すると、ヨー軸118が基準面124よりも12.7度よりも多く外れている場合、IMU100によって測定可能な最大速度は9100dps未満となる。したがって、この例では、傾斜角120は、0よりも大きく、12.7度まで、かつ12.7度を含む角度とすることができる。傾斜角120が12.7度よりも小さい場合、IMU100は、9100dpsよりも高い最大速度を測定することができる。しかしながら、傾斜角が0に近づく程、測定の感度は低下する。このような例の実施態様では、第2ジャイロスコープ104に対する傾斜角120は、最大傾斜(例えば、12.7度)に設定される。
[0017] 第2ジャイロスコープ104に対する傾斜角120は、第2ジャイロスコープ104が実装される印刷回路ボードに関してある角度(傾斜角度120)で、第2ジャイロスコープ104を実装することによって得ることができる。次いで、印刷回路ボードが基準面124に平行になるように、典型的な様態で印刷回路ボードを筐体110内に実装することができる。このような実装では、入力軸112は印刷回路ボードを垂直に貫通し、通例IMU100全体を通過し、第2ジャイロスコープ104は印刷回路ボードに関して傾斜角120で配向される。具体的には、第2ジャイロスコープ104の配向は、ピッチ軸116が入力軸112に対して垂直となり、ヨー軸118が印刷回路ボードに対して傾斜角120だけ傾斜するように選択することができる。このような第2ジャイロスコープ104の傾斜実装(angled mounting)は、第2ジャイロスコープ104と印刷回路ボードとの間に楔(wedge)を配置することによって行うことができる。代替例では、第2ジャイロスコープ104を印刷回路ボードに通常通りに(即ち、印刷回路ボードに平行に)実装し、印刷回路ボードを筐体110に関して傾斜角120で実装することによって、第2ジャイロスコープを傾斜角120で配向することができる。
[0018] 代替例では、第2ジャイロスコープ104は、ヨー軸118およびピッチ軸116の双方が基準面124に対して傾斜角120で配向されるように、配置することができる。このような配向は、第2ジャイロスコープ104と印刷回路ボードとの間に楔を配置することによって、または印刷回路ボードを筐体110に関して傾斜させることによってというように、以上で説明したやり方のいずれでも達成することができる。このような配向では、ピッチ軸116によって検知される回転の一部が、入力軸112を中心とする回転に対応する。IMU100は、第2ジャイロスコープ104のピッチ軸116によって検知された回転の内、入力軸112に対応する部分を計算するように構成される。明確化のために、ヨー軸118によって検知される回転の内、入力軸112を中心とする回転に対応しIMU100によって計算される部分を、第1回転速度と呼ぶことができ、ピッチ軸116によって検知された回転の内、入力軸112を中心とする回転に対応しIMU100によって計算される部分を、第2回転速度と呼ぶことができる。ピッチ軸116およびヨー軸118の双方が傾斜角120で配向される例では、IMU100は、第1回転速度および第2回転速度の双方に基づいて、入力軸112を中心とする回転速度を判定することができる。具体的には、IMU100は、第1回転速度を第2回転速度と組み合わせて(例えば、平均を取る)、入力軸112を中心とする回転速度判定の信号対ノイズ比を改善するように構成することができる。
[0019] ピッチ軸116およびヨー軸118の双方が傾斜角120で配向される例の第1実施態様では、ピッチ軸116およびヨー軸118の双方が基準面124の同じ側(例えば、上)に配置されるように、第2ジャイロスコープ104が配置される。ピッチ軸116およびヨー軸118の双方が傾斜角120で配向される例の第2実施態様では、ピッチ軸116またはヨー軸118の一方が基準面124の一方側(例えば上)に配置され、他方の軸(ヨー118またはピッチ116)が他方側(例えば、基準面124の下)に配置されるように、第2ジャイロスコープのダイが配置される。それぞれの軸116、118を基準面124のどちらか一方の側に有する配向では、第1回転速度を第2回転速度と組み合わせるとき、ある共通モード誤差を打ち消すことができるであろう。
[0020] 図1に示す例では、第1ジャイロ102は、その軸122の1本が入力軸112に実質的に平行になるように配向される。第1ジャイロ102は、この配向を達成するためには、任意の適したやり方で実装することができる。例えば、入力軸112がIMU100および印刷回路ボードに対して垂直に貫通するように印刷回路ボードがIMU100内に配置される場合、第1ジャイロスコープ102は、印刷回路ボードの表面に対して通常に(即ち平行に)実装することができる。
[0021] 図2は、2つのジャイロスコープ202、204、加速度計206、および磁力計208を有する他の例のIMU200の断面図である。一例では、センサ202、204、206、および208の各々は、相互に直交する軸の各々を中心とするそれぞれの現象を検知するように構成された三次元センサである。いずれの場合でも、2つのジャイロスコープ202、204は、ロール、ピッチ、およびヨー軸の各々を中心とする回転を検知するように構成された三次元ジャイロスコープである。一例では、センサ202、204、206、208の各々はダイであり、図1に関して以上で説明したやり方のいずれかで、印刷回路ボード(図示せず)に実装される。印刷回路ボードは、IMU200用筐体210内に実装される。
[0022] 図1に示した例と同様、第2ジャイロスコープ204は入力軸212に関して傾斜されており、入力軸212は、所望の高回転速度がIMU200によって測定される軸である。第2ジャイロスコープ204は、第2ジャイロスコープ104に関して先に論じたのと同様に傾斜させることができる。図2に示す例では、しかしながら、第1ジャイロスコープ202も入力軸212に関して傾斜されている。第1ジャイロスコープ202は、第2ジャイロスコープ204と同様に傾斜させることができる。したがって、第1および第2ジャイロスコープ・ダイ202、204が、それらのそれぞれのヨー軸を中心として検知できる最大定格回転速度が2000dpsであり、入力軸212を中心として測定される所望の最大回転速度が9100dpsである場合、第1および第2ジャイロスコープ・ダイ202、204は、それらのそれぞれのヨー軸が基準面224に関して12.7度の傾斜角220を有するように、配置することができ、基準面224は入力軸112に対して垂直となる。1つよりも多いジャイロスコープ202、204が入力軸212に関して傾斜角220で配置されると、IMU200は、それぞれのジャイロスコープ202、204によって検知される各(例えば、2つの)ヨー軸の成分を組み合わせて(例えば、平均を取り)、測定の信号対ノイズ比を改善するように構成することができる。
[0023] 一例では、第1ジャイロスコープ202および第2ジャイロスコープ204は、それらのそれぞれのヨー軸が互いに平行となるように配置することができる。他の例では、第2ジャイロスコープ202のヨー軸を、第2ジャイロスコープ204のヨー軸218とは異なる方向に配向することができるが、双方のヨー軸は傾斜角220で配向される。ジャイロスコープ202、204を異なる方向に配向すると、IMU100がジャイロスコープ202、204からの信号における共通モード・ノイズを識別し濾波することを可能にすることができる。信号における共通モード・ノイズを濾波する能力を補助するために、一実施態様では、多数の(例えば、2つの)ジャイロスコープ202、204は実質的に同一である。多数のジャイロスコープ202、204が異なる方向に配向される例の一実施態様では、第1ジャイロスコープ220の正のヨー軸が、第2ジャイロスコープ204の正のヨー軸からほぼ反対方向を指し示すように(傾斜角220にもかかわらず)、 第1ジャイロスコープ202は、第2ジャイロスコープ204に関して180度回転させられる。このような実施態様を図2に示す。
[0024] ある例では、多数のジャイロスコープ202、204の内1つ以上の2本の軸(例えば、ピッチおよびヨー軸)は、第2ジャイロスコープ104に関して先に論じたのと同様に、基準面224に関して傾斜角220で配向することができる。
[0025] 第2ジャイロスコープ104を傾斜角120で配向することに関して以上で論じたやり方のいずれでも、第1および第2ジャイロスコープ202、204を傾斜角度220で配向することができる。例えば、ジャイロスコープ202、204の一方または双方の直下に楔を置くことができ、および/またはジャイロスコープ202、204が実装される印刷回路ボードを、筐体210に関してある角度で配向することができる。その他の例では、2つよりも多いジャイロスコープを、入力軸212に関して傾斜角220で配向することができ、IMU200は、2つよりも多いジャイロスコープ・ダイの各々からの出力をしかるべく組み合わせる(例えば、平均を取る)ように構成することができる。
[0026] 図3A〜図3Cは、IMU1お00またはIMU200あるいは双方とすることができるIMU300のコンポーネントを示す図の例である。図示のように、IMU300は、印刷回路ボード310を含み、その第1側に、2つのジャイロスコープ・ダイ302、304、加速度計ダイ306、および磁力計ダイ308が実装されている。理解されて当然であるが、他の例では、他の数のジャイロスコープ・ダイ(1つまたは複数)、加速度計ダイ(1つまたは複数)、および磁力計ダイ(1つまたは複数)を使用することができる。印刷回路ボード31010は、筐体312(図3Cに示す)の内側に実装することができる。一例では、ジャイロスコープ・ダイ302、304、加速度計ダイ306、および磁力計ダイ308は、印刷回路ボード310の第1側(図3Aに示す)に実装され、1つ以上の処理デバイスを1つ以上のデータ記憶デバイスと共に有する1つ以上のダイ322は、印刷回路ボード310の逆側(図3Bに示す)に実装される。1つ以上のデータ記憶デバイスは、命令を含むことができ、この命令が1つ以上の処理デバイスによって実行されると、この1つ以上の処理デバイスに、入力軸112、212を中心とする高回転速度を測定するために、以上で説明したIMU100、200の機能を実現させる。
[0027] 図4は、IMU100、200を使用して入力軸112、212を中心とする回転を判定する方法例400の流れ図である。IMU100、200は、入力軸112、212に関して傾斜関係で配置された1つ以上のジャイロスコープ104、202、204を有する。以上で説明したように、1つ以上のジャイロスコープ・ダイ104、202、204は、3本の互いに直交する軸の各々を中心とする回転を検知するように構成された三次元(例えば、三軸)センサである。
[0028] 方法400は、ジャイロスコープ104、204の第1軸118を中心とする回転を検知するステップを含む(ブロック402)。第1軸118は、基準面124、224に関して傾斜角120、220で配向されたジャイロスコープ104、204の軸である。ジャイロスコープ104、204が、第2軸116および第1軸118の双方が基準面124、224に関して傾斜角120、220で配向されるように配向される例では、第2軸116を中心とする回転も検知することができる(ブロック404)。第3軸114を中心とする回転も検知し、他の目的に使用することができるが、この例では、入力軸112、212を中心とする高速回転速度を測定するには役立たない。
[0029] 多数のジャイロスコープ102、104、202、204が使用される例では、追加のジャイロスコープ102、202の各々によって回転を検知することができる(ブロック406)。例えば、このような追加のジャイロスコープ102が、その軸122の1本が入力軸112と平行になるように配置される場合、入力軸112と平行である軸122を中心とする回転を検知することができるが、この測定は、入力軸112を中心とする高速回転を判定するためには使用することができない。このような追加のジャイロスコープ202が入力軸212と傾斜関係で配置される場合、ブロック402および404に関して以上で説明したようなやり方で、追加のジャイロスコープ・ダイ202の軸の内1本または2本によって回転を検知することができる。結果的に、2つのジャイロスコープ202、204を入力軸と傾斜関係で配置すると、4本までのジャイロスコープ軸からの高回転速度測定値を得ることができる。
[0030] 一旦それぞれの軸を中心とする回転が検知されたなら、IMU100、200における1つ以上の処理デバイスは、ジャイロスコープ102、104、202、204によって検知された回転に基づいて、入力軸112、212を中心とする回転の速度を計算することができる。1つのジャイロスコープ104の1本の軸118が基準面124に関して傾斜される例では、入力軸112を中心とする回転の速度を計算するには、ジャイロスコープ104の第1軸118(即ち、傾斜角120がある軸)を中心とする回転の速度を、度を単位とする傾斜角のサインで除算することを含む(ブロック408)。この計算結果は、入力軸112を中心とする回転の速度となる。
[0031] 1つのジャイロスコープの2本の軸116、118が基準面124に関して傾斜角120で傾斜される例では、入力軸112を中心とする回転の速度を計算するには、ジャイロスコープ104の第1傾斜軸118を中心とする回転速度を、度を単位とする傾斜角のサインで除算することによって第1回転速度を計算すること、そしてジャイロスコープ104の第2傾斜軸116を中心とする回転速度を、度を単位とする傾斜角のサインで除算することによって第2回転速度を計算することを含むことができる(ブロック408)。次いで、第1回転速度を第2回転速度と組み合わせる(例えば、平均を取る)ことによって、入力回転速度を計算することができ、2本の軸116、118が基準面124の対向する両側にある実施態様において、あらゆる符号の相違を確実に考慮することができる(ブロック410)。
[0032] 一例では、多数のジャイロスコープ202、204が、基準面224に関して傾斜角120で傾斜された1本以上の軸を有する場合、入力軸212を中心とする回転速度を計算するには、傾斜軸毎にそれぞれの回転速度を測定し(ブロック408)、次いで全ての回転速度を一緒に組み合わせ(例えば、平均を取る)(あらゆる符号の相違を考慮に入れる)、入力軸212について回転速度を判定する(ブロック410)ことを含むことができる。尚、多数のジャイロスコープは、2つ、3つ、4つ、またはそれ以上のジャイロスコープを含むことができ、各々が、傾斜された1本以上の軸を有することは理解されてしかるべきである。
[0033] ある例では、回転速度をIMU100に出力する前に、当業者には周知のように、入力軸212について判定された回転速度に対して更なる処理を実行することもできる。
[0034] 尚、「ロール」、「ピッチ」、および「ヨー」のそれぞれのジャイロスコープ・ダイ102、104、202、204の軸に対する指定は、一例に過ぎないことは理解されてしかるべきである。したがって、ある実施態様では、所与の実施態様において指定された「ピッチ」または「ヨー」軸が、「ロール」軸114、214について本明細書で説明したように配向され使用されてもよい。即ち、所与の実施態様において指定される「ピッチ」または「ヨー」軸を第1/所望の軸に関して傾斜角で配向することができ、本明細書において説明した「ロール」軸をそれぞれ「ピッチ」または「ヨー」軸と置き換えることによって、以上の方法400を使用して第1/所望軸を中心とする回転を判定することができる。「ロール」、「ピッチ」、および「ヨー」軸間における他の対応する置き換えも行われるであろう。
実施形態例
[0035] 例1は、入力軸を中心とする入力回転速度を測定するための慣性測定ユニット(IMU)を含む。このIMUは、第1三次元ジャイロスコープであって、第1ジャイロスコープが第1組の3本の互いに直交する軸を中心とする回転を検知するように構成され、第1ジャイロスコープが、第1組の3本の軸の内第1軸が、基準面から、度を単位とする傾斜角だけ外れて配向されるように配置され、基準面が入力軸に対して垂直である、第1三次元ジャイロスコープと、第1ジャイロスコープに結合された1つ以上の処理デバイスと、1つ以上の処理デバイスに結合された1つ以上のデータ記憶デバイスであって、1つ以上のデータ記憶デバイスが命令を含み、1つ以上の処理デバイスによって実行されると、1つ以上の処理デバイスに、第1軸を中心とする検知された回転速度を傾斜角のサインで除算することに基づいて、入力回転速度を計算させる、1つ以上のデータ記憶デバイスとを含む。
実施形態例
[0035] 例1は、入力軸を中心とする入力回転速度を測定するための慣性測定ユニット(IMU)を含む。このIMUは、第1三次元ジャイロスコープであって、第1ジャイロスコープが第1組の3本の互いに直交する軸を中心とする回転を検知するように構成され、第1ジャイロスコープが、第1組の3本の軸の内第1軸が、基準面から、度を単位とする傾斜角だけ外れて配向されるように配置され、基準面が入力軸に対して垂直である、第1三次元ジャイロスコープと、第1ジャイロスコープに結合された1つ以上の処理デバイスと、1つ以上の処理デバイスに結合された1つ以上のデータ記憶デバイスであって、1つ以上のデータ記憶デバイスが命令を含み、1つ以上の処理デバイスによって実行されると、1つ以上の処理デバイスに、第1軸を中心とする検知された回転速度を傾斜角のサインで除算することに基づいて、入力回転速度を計算させる、1つ以上のデータ記憶デバイスとを含む。
[0036] 例2は、例1のIMUを含み、傾斜定数は、第1ジャイロスコープが第1軸を中心として検知すると評定された最大回転速度を、入力軸を中心として測定されるべき最大回転速度で除算した値に等しく、傾斜角は傾斜定数のアークサイン以下の角度である。
[0037] 例3は、例1〜2のいずれかのIMUを含み、基準面と整列するように配置された印刷回路ボードを含み、第1ジャイロスコープは、印刷回路ボードに関して前述の傾斜角でこの印刷回路ボード上に実装される。
[0038] 例4は、例3のIMUを含み、第1ジャイロスコープを印刷回路ボードに関して前述の傾斜角で配置するために、印刷回路ボードと第1ジャイロスコープとの間に配置された楔を含む。
[0039] 例5は、例1〜2のいずれかのIMUを含み、筐体と、筐体内に実装される印刷回路ボードとを含み、第1ジャイロスコープが印刷回路ボード上に実装され、印刷回路ボードが基準面に関して傾斜角で実装される。
[0040] 例6は、例1〜5のいずれかのIMUを含み、第2三次元ジャイロスコープを含み、第2ジャイロスコープは、第2組の3本の互いに直交する軸を中心とする回転を検知すると評定され、第2ジャイロスコープは、第2組の3本の軸の内第2軸が、基準面から、度を単位とする傾斜角で配向されるように配置され、第1軸を中心として検知された回転速度を傾斜角のサインで除算した値が、第1回転速度となり、前述の命令が、1つ以上の処理デバイスに、第2軸を中心として検知された回転速度を傾斜角のサインで除算することに基づいて、第2回転速度を計算させ、更に第1回転速度を第2回転速度と組み合わせることに基づいて、入力回転速度を計算させる。
[0041] 例7は、例6のIMUを含み、第1回転速度および第2回転速度を組み合わせると、共通モード誤差が相殺されるように、第2ジャイロスコープは、その第2軸が、第1ジャイロスコープの第1軸とはほぼ逆方向に向けられるように、配向される。
[0042] 例8は、例1〜7のいずれかのIMUを含み、第1組の3本の軸の内第3軸が、基準面から、度を単位とする傾斜角だけ外れて配向されるように、第1ジャイロスコープが配置され、第1軸を中心として検知された回転速度を傾斜角のサインで除算した値が第1回転速度となり、前述の命令が、1つ以上の処理デバイスに、第3軸を中心として検知された回転速度を傾斜角のサインで除算することに基づいて第3回転速度を計算させ、更に第1回転速度を第3回転速度と組み合わせることに基づいて入力回転速度を計算させる。
[0043] 例9は、入力軸を中心とする入力回転速度を判定する方法を含む。この方法は、第1三次元ジャイロスコープの第1軸を中心とする第1回転速度を検知するステップであって、第1ジャイロスコープが、第1組の3本の互いに直交する軸を中心とする回転を検知するように構成され、第1軸が第1組の3本の軸の中にあり、第1軸が基準面から度を単位とする傾斜角だけ外れて配向されるように、第1ジャイロスコープが配置され、基準面が入力軸に対して垂直である、ステップと、第1回転速度を傾斜角のサインで除算することに基づいて、入力回転速度を計算するステップとを含む。
[0044] 例10は、例9の方法を含み、傾斜定数は、第1ジャイロスコープが第1軸を中心として検知することが評定される最大回転速度を、入力軸を中心として測定される最大回転速度で除算した値に等しく、傾斜角は傾斜定数のアークサイン以下の角度である。
[0045] 例11は、例9〜10のいずれかの方法を含み、入力回転速度を計算するステップが、入力回転速度を、第1回転速度を傾斜角のサインで除算した値に等しく設定するステップを含む。
[0046] 例12は、例9〜11のいずれかの方法を含み、第2三次元ジャイロスコープの第2軸を中心とする第2回転速度を検知するステップを含み、第2ジャイロスコープが、第2組の3本の互いに直交する軸を中心とする回転を検知するように構成され、第2軸が第2組の三本の軸の中にあり、第2軸が、基準面から、度を単位とする傾斜角だけ外れて配向されるように、第2ジャイロスコープが配置され、入力回転速度を計算するステップが、第2回転速度を傾斜角のサインで除算することに基づいて第2回転速度を計算するステップと、第1回転速度を第2回転速度と組み合わせることに基づいて入力回転速度を計算するステップとを含む。
[0047] 例13は、例12の方法を含み、第1回転速度および第2回転速度を組み合わせると共通モード誤差が相殺されるように、第2ジャイロスコープは、その第2軸が第1ジャイロスコープの第1軸のほぼ反対方向に向けられるように配向される。
[0048] 例14は、例9〜13のいずれかの方法を含み、第1ジャイロスコープの第1組の3本の軸の内第3軸を中心とする第3回転速度を検知するステップを含み、第3軸が、基準面から、度を単位とする傾斜角だけ外れて配向されるように、第1ジャイロスコープが構成され、入力回転速度を計算するステップが、第3回転速度を傾斜角のサインで除算することに基づいて第3回転速度を計算するステップと、第1回転速度を第3回転速度と組み合わせることに基づいて入力回転速度を計算するステップとを含む。
[0049] 例15は、入力軸を中心とする入力回転速度を測定するための慣性測定ユニット(IMU)を含む。このIMUは、筐体と、筐体内に実装された印刷回路ボードと、印刷回路ボード上に実装された第1三次元ジャイロスコープ・ダイであって、第1ジャイロスコープ・ダイが第1組の3本の互いに直交する軸を中心とする回転を検知するように構成され、第1組の3本の軸の内第1軸が、基準面から、度を単位とする傾斜角だけず外れて配向されるように第1ジャイロスコープ・ダイが配置され、基準面が入力軸に対して垂直である、第1三次元ジャイロスコープ・ダイと、印刷回路ボード上に実装された第2三次元ジャイロスコープ・ダイであって、第2組の3本の互いに直交する軸を中心とする回転を検知するように構成された、第2三次元ジャイロスコープ・ダイと、印刷回路ボードに実装され、更に第1ジャイロスコープ・ダイおよび第2ジャイロスコープ・ダイに結合された1つ以上の処理デバイスと、1つ以上の処理デバイスに結合された1つ以上のデータ記憶デバイスとを含み、この1つ以上のデータ記憶デバイスは命令を含み、この命令が1つ以上の処理デバイスによって実行されると、1つ以上の処理デバイスに、第1軸を中心とする検知された回転速度を傾斜角のサインで除算することによって第1回転速度を計算させ、更に第1回転速度、および第2組の3本の互いに直交する軸の内第2軸を中心とし第2ジャイロスコープによって検知された回転速度に基づいて、入力回転速度を計算させる。
[0050] 例16は、例15のIMUを含み、傾斜定数は、第1ジャイロスコープが第1軸を中心として検知することが評定される最大回転速度を、入力軸を中心として測定される最大回転速度で除算した値に等しく、傾斜角は傾斜定数のアークサイン以下の角度である。
[0051] 例17は、例15〜16のいずれかのIMUを含み、第2ジャイロスコープ・ダイが、第2軸が基準面と平行になるように配置される。
[0052] 例18は、例15〜17のいずれかのIMUを含み、第2ジャイロスコープ・ダイが、第2軸が基準面から度を単位とする傾斜角だけ外れて配向されるように配置され、前述の命令が、1つ以上の処理デバイスに、第2軸を中心とする検知された回転速度を傾斜角のサインで除算することに基づいて第2回転速度を計算させ、入力回転速度の計算が、第1回転速度を第2回転速度と組み合わせることを含む。
[0052] 例18は、例15〜17のいずれかのIMUを含み、第2ジャイロスコープ・ダイが、第2軸が基準面から度を単位とする傾斜角だけ外れて配向されるように配置され、前述の命令が、1つ以上の処理デバイスに、第2軸を中心とする検知された回転速度を傾斜角のサインで除算することに基づいて第2回転速度を計算させ、入力回転速度の計算が、第1回転速度を第2回転速度と組み合わせることを含む。
[0053] 例19は、例18のIMUを含み、第1回転速度を第2回転速度と組み合わせると、共通モード誤差が相殺されるように、第2ジャイロスコープ・ダイは、その第2軸が第1ジャイロスコープ・ダイの第1軸のほぼ反対方向に向けられるように配向される。
[0054] 例20は、例15〜19のいずれかのIMUを含み、第1ジャイロスコープ・ダイが、第1組の3本の軸の内第3軸が、基準面から、度を単位とする傾斜角だけ外れて配向されるように配置され、前述の命令が、1つ以上の処理デバイスに、第3軸を中心とする検知された回転速度を傾斜角のサインで除算することに基づいて第3回転速度を計算させ、入力回転速度の計算が、第1回転速度を第3回転速度と組み合わせることを含む。
Claims (3)
- 入力軸(112、212)を中心とする入力回転速度を測定するための慣性測定ユニット(IMU)(100、200、300)であって、
第1三次元ジャイロスコープ(104、204、304)であって、前記第1ジャイロスコープ(104、204、304)が第1組の3本の互いに直交する軸(114、116、118、214、216、218)を中心とする回転を検知するように構成され、前記第1ジャイロスコープ(104)が、前記第1組の3本の軸(114、116、118、214、216、218)の内第1軸(118、218)が、基準面(124、224)から、度を単位とする傾斜角(120、220)だけ外れて配向されるように配置され、前記基準面(124、224)が前記入力軸(112、212)に対して垂直である、第1三次元ジャイロスコープ(104、204、304)と、
前記第1ジャイロスコープ(104、204、304)に結合された1つ以上の処理デバイス(322)と、
前記1つ以上の処理デバイス(322)に結合された1つ以上のデータ記憶デバイス(322)であって、前記1つ以上のデータ記憶デバイス(322)が命令を含み、前記1つ以上の処理デバイス(322)によって実行されると、前記1つ以上の処理デバイス(322)に、前記第1軸(118、218)を中心として検知された回転速度を前記傾斜角(120、220)のサインで除算することに基づいて、前記入力回転速度を計算させる、1つ以上のデータ記憶デバイス(322)と、
を含む、慣性測定ユニット(100、200、300)。 - 請求項1記載のIMU(100、200、300)において、傾斜定数が、前記第1ジャイロスコープ(104、204、304)が前記第1軸(118、218)を中心として検知するように評定された最大回転速度を、前記入力軸(112、212)を中心として測定されるべき最大回転速度で除算した値に等しく、
前記傾斜角(120、220)が、前記傾斜定数のアークサイン以下の角度である、IMU(100、200、300)。 - 請求項1または2のいずれかに記載のIMU(100、200、300)であって、前記第1ジャイロスコープ(104、204、304)が、前記第1組の3本の軸(114、116、118、214、216、218)の内第2軸(116、216)が、前記基準面(124、224)から、度を単位とする傾斜角(120、220)だけ外れて配向されるように配置され、
前記第1軸(118、218)を中心として検知された回転速度を前記傾斜角(120、220)のサインで除算した値が、第1回転速度であり、
前記命令が、前記1つ以上の処理デバイス(322)に、前記第2軸(116、216)を中心として検知された回転速度を前記傾斜角(120、220)で除算することに基づいて第2回転速度を計算させ、更に前記第1回転速度と前記第2回転速度とを組み合わせることに基づいて前記入力回転速度を計算させる、IMU(100、200、300)。
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