JP2016075495A - 物体検出装置及びセンシング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検出分解能の向上と光源の長寿命化とを両立させることができる物体検出装置を提供する。
【解決手段】 レーザレーダは、光射出系、光検出系、及び物体情報取得部などを有している。光射出系は光源を含み、該光源は、Z軸方向に沿って、等間隔で配置されている複数の発光エリアを有している。物体情報取得部は、検出領域をZ軸方向に関して複数の部分領域に分割する際に、分割数を可変としている。検出領域の分割数がNのときに光射出系から射出される光の光量をP、検出領域の分割数がN(<N)のときに光射出系から射出される光の光量をPとすると、物体情報取得部は、P<Pの関係が満たされるように、複数の発光エリアにおける点灯させる発光エリアを決定する。
【選択図】図34

Description

本発明は、物体検出装置及びセンシング装置に係り、更に詳しくは、物体を検出対象とする物体検出装置、及び該物体検出装置を備えるセンシング装置に関する。
近年、物体の有無や、その物体までの距離を検出するための物体検出装置の開発が盛んに行われている。
例えば、特許文献1には、レーザ光を発する投光部と、この投光部から発したレーザ光を二次元的に走査する走査部と、前記投光部にレーザ光の投光指令を発すると共に前記走査部による走査を制御する制御部と、前記走査部によるレーザ光走査により計測対象で反射して戻る反射レーザ光のみを前記制御部からの指令に基づいて選択する選択手段と、この選択手段で選択された反射レーザ光を受ける受光部と、前記制御部から与えられるレーザ光の投光タイミング及び前記受光部から与えられる反射レーザ光の受光タイミングに基づいて前記計測対象の距離情報を取得する距離演算部を備えたことを特徴とするレーザレーダが開示されている。
また、特許文献2には、車両に搭載して進行方向の前方の空間に発射したレーザ光の物体反射光から障害物の有無等を判定するレーザレーダ装置において、レーザ光を車両の進行方向の前方の視野領域に送光する送光部と、前記視野領域からの反射レーザ光を受光する受信光学系を有し、受光視野が前記視野領域を左右方向に3つ以上に分割され、受信光学系で集光された反射レーザ光の電気変換、増幅及びディジタル化等の処理を各分割視野毎に独立して行う受光部と、前記受光部の各出力を一定の順序で時系列的に処理し、各分割視野での障害物の有無判定、障害物までの測距及び各分割視野における障害物の時系列的な動向監視を行う信号処理部とを備えたことを特徴とするレーザレーダ装置が開示されている。
また、特許文献3には、回転軸に対する倒れ角が異なる複数の反射面を外周部に備えた回転多面鏡と、パルス光を発生させる光源を有し、該パルス光を前記回転多面鏡に所定方向から入射させるパルス光入射手段と、前記回転多面鏡の反射面から前方の測定エリアに向けて出射され、測定エリア内の物体で反射されて戻って来るパルス光を受光する受光手段とを備える反射測定装置が開示されている。
しかしながら、従来の装置では、検出分解能の向上と光源の長寿命化とを両立させるのは困難であった。
本発明は、所定の検出領域内に存在する物体の情報を検出する物体検出装置であって、少なくとも第1の方向に沿って配列されている複数の発光エリアを有する光源を含む投光部と、前記投光部から射出された光を前記第1の方向とは異なる第2の方向に沿って走査する光走査部と、前記光走査部から射出され、前記物体で反射された光を受光する受光部と、前記第2の方向に直交する第3の方向に関して、前記検出領域を複数の部分領域に分割する制御部とを備え、前記検出領域の分割数が可変である物体検出装置である。
本発明の物体検出装置によれば、検出分解能の向上と光源の長寿命化とを両立させることができる。
本発明の一実施形態に係るレーザレーダ20を搭載した車両の外観図である。 本発明の一実施形態に係る監視装置10の構成を説明するためのブロック図である。 レーザレーダ20の構成を説明するための図である。 光射出系を説明するための図(その1)である。 光射出系を説明するための図(その2)である。 光検出系を説明するための図(その1)である。 光検出系を説明するための図(その2)である。 複数の発光エリアを説明するための図である。 各発光エリアに含まれる複数の発光部を説明するための図である。 第1回転ミラーの走査範囲を説明するための図である。 配置例1におけるカップリングレンズ22の位置を説明するための図である。 配置例1におけるカップリングレンズ22を通過した光を説明するための図である。 配置例1における発光エリアAから射出された光の光路を説明するための図(その1)である。 配置例1における発光エリアAから射出された光の光路を説明するための図(その2)である。 配置例1における検出光の照射領域を説明するための図である。 照射角θの定義を説明するための図である。 配置例1における照射角θを説明するための図(その1)である。 配置例1における照射角θを説明するための図(その2)である。 配置例1における結像レンズ28の位置を説明するための図である。 配置例1における光検出器29の共役位置を説明するための図である。 配置例1における物体からの反射光の光路を説明するための図(その1)である。 配置例1における物体からの反射光の光路を説明するための図(その2)である。 配置例1における光検出器29の共役位置での照射領域と検出領域との関係を説明するための図である。 配置例1における検出角αを説明するための図である。 配置例2におけるカップリングレンズ22の位置を説明するための図である。 配置例2における検出光を説明するための図である。 配置例2における発光エリアAから射出された光の光路を説明するための図(その1)である。 配置例2における発光エリアAから射出された光の光路を説明するための図(その2)である。 配置例2における結像レンズ28の位置を説明するための図である。 配置例2における物体からの反射光の光路を説明するための図(その1)である。 配置例2における物体からの反射光の光路を説明するための図(その2)である。 配置例2における検出光と光検出器29で受光可能な領域との関係を説明するための図である。 光源21の構成例における複数の発光エリアを説明するための図である。 検出領域の分割1を説明するための図である。 分割1に対応する複数の発光エリアのグループ分けを説明するための図である。 検出領域の分割2を説明するための図である。 分割2に対応する複数の発光エリアのグループ分けを説明するための図である。 検出領域の分割3を説明するための図である。 分割3に対応する複数の発光エリアのグループ分けを説明するための図である。 物体情報取得部の動作を説明するためのフローチャートである。 音声・警報発生装置の構成を説明するためのブロック図である。 第1回転ミラーと第2回転ミラーの一体化の例1を説明するための図である。 第1回転ミラーと第2回転ミラーの一体化の例2を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図41に基づいて説明する。図1には、一実施形態に係る物体検出装置としてのレーザレーダ20を搭載した車両1の外観が示されている。
レーザレーダ20は、一例として、車両1の前方のナンバープレート近傍に取り付けられている。なお、本明細書では、XYZ3次元直交座標系において、路面に直交する方向をZ軸方向、車両1の前進方向を+X方向として説明する。
車両1の車内には、一例として図2に示されるように、表示装置30、主制御装置40、メモリ50、及び音声・警報発生装置60などを備えている。これらは、データの伝送が可能なバス70を介して電気的に接続されている。
ここでは、レーザレーダ20、表示装置30、主制御装置40、メモリ50、及び音声・警報発生装置60によって、センシング装置としての監視装置10が構成されている。すなわち、監視装置10は、車両1に搭載されている。
レーザレーダ20は、一例として図3に示されるように、+X方向に検出光を射出する光射出系201、物体で反射された光を検出する光検出系202、光射出系201を制御するとともに、光検出系202での検出結果に基づいて、物体の有無、物体までの距離、物体の大きさ、物体の形状、物体の位置などの物体情報を取得する物体情報取得部203などを有している。ここでは、光射出系201は、光検出系202の+Z側に配置されている。なお、光射出系201、光検出系202及び物体情報取得部203は、筐体内に納められている。
光射出系201は、一例として図4及び図5に示されるように、光源21、カップリングレンズ22、第1反射ミラー23、及び第1回転ミラー24などを有している。
光検出系202は、一例として図6及び図7に示されるように、第2回転ミラー26、第2反射ミラー27、結像レンズ28、及び光検出器29などを有している。
光源21は、一例として図8に示されるように、複数の発光エリアAがZ軸方向に沿って、等間隔で配置されている。ここでは、各発光エリアの形状は、正方形状であり、その一辺の長さをd1とする。また、隣接する2つの発光エリアの間隙をd2とする。
各発光エリアAは、一例として図9に示されるように、複数の発光部が2次元配列されている。各発光部の形状は、正方形状であり、その一辺の長さをd3とする。また、隣接する2つの発光部の間隙をd4とする。上記d1の大きさは、発光エリアに含まれる発光部の数によって決まる。
各発光部は、垂直共振器型の面発光レーザ(Vertical Cavity Surface Emitting Laser:VCSEL)である。すなわち、光源21は、いわゆる面発光レーザアレイである。
各発光部は、物体情報取得部203によって点灯及び消灯される。点灯された発光部からは、+X方向に光が射出される。
カップリングレンズ22は、光源21の+X側に配置されている。なお、カップリングレンズ22に代えて、同等の機能を有し、複数の光学素子を含むカップリング光学系を用いても良い。
第1反射ミラー23は、カップリングレンズ22を介した光を第1回転ミラー24に向けて反射する。
第1回転ミラー24は、Z軸に平行な回転軸まわりに回転する複数の鏡面(反射面)を有し、第1反射ミラー23からの光をY軸方向に沿って走査する。第1回転ミラー24の各鏡面はいずれも回転軸に平行である。ここでは、第1回転ミラー24は4つの鏡面を有している。第1回転ミラー24の回転制御は、物体情報取得部203によって行われる。第1回転ミラー24の鏡面で反射された光がレーザレーダ20から射出される検出光である。
第1回転ミラー24が回転すると、一例として図10に示されるように、Z軸方向に直交する平面内において、検出光の進行方向が変化する。すなわち、検出光は、第1回転ミラー24の回転に伴って、Y軸方向に沿って走査される。ここでは、検出光は、+Y方向に走査される。そして、以下では、Z軸に直交する平面内において、走査領域の−Y側端部に向かう光の進行方向と、走査領域の+Y側端部に向かう光の進行方向とのなす角度φ(図10参照)を走査角ともいう。
検出範囲内に物体があると、レーザレーダ20から射出され物体で反射された光の一部は、レーザレーダ20に戻ってくる。以下では、便宜上、物体で反射されレーザレーダ20に戻ってきた光を「物体からの反射光」ともいう。
第2回転ミラー26は、Z軸に平行な回転軸まわりに回転する複数の鏡面を有し、物体からの反射光を第2反射ミラー27のミラー面に向けて反射する。第2回転ミラー26の各鏡面はいずれも回転軸に平行である。ここでは、第2回転ミラー26は4つの鏡面を有している。第2回転ミラー26の回転制御は、物体情報取得部203によって行われる。
物体情報取得部203は、第1回転ミラー24と第2回転ミラー26とを同期させ、同じ回転角となるように制御する。なお、第1回転ミラー24及び第2回転ミラー26には、回転角を検出するためのセンサ(例えば、ホール素子)がそれぞれ設けられており、各センサの出力信号は、物体情報取得部203に送られるようになっている。すなわち、物体情報取得部203は、各センサの出力信号に基づいて、第1回転ミラー24及び第2回転ミラー26の回転角を知ることができる。
第2反射ミラー27は、第2回転ミラー26からの光を−X方向に反射する。
結像レンズ28は、第2反射ミラー27の−X側に配置され、第2反射ミラー27で反射された光を集光する。
光検出器29は、結像レンズ28を介した光を受光し、受光光量に対応した信号を物体情報取得部203に出力する。物体情報取得部203は、光検出器29の出力レベルが予め設定されている閾値以上のとき、物体からの反射光を受光したと判断する。光検出器29の受光素子として、アバランシェフォトダイオード(APD)、及び通常のピンフォトダイオード(PD)を用いることができる。
物体情報取得部203は、光源21を点灯及び消去させるとともに、第1回転ミラー24及び第2回転ミラー26を駆動制御する。また、物体情報取得部203は、光検出器29の出力信号に基づいて、物体の有無を取得する。そして、物体が有ると、物体情報取得部203は、光源21の点灯タイミングと光検出器29の受光タイミングとに基づいて、物体までの距離などを取得する。
《カップリングレンズ22及び結像レンズ28の配置例1》
この配置例1では、図11に示されるように、カップリングレンズ22は、X軸方向に関して光源21との距離がカップリングレンズ22の焦点距離(f1とする)と一致する位置に配置されている。
この場合、光源21の1つの発光部から射出された光は、カップリングレンズ22で略平行光とされるが、ここでは、発光エリアAに含まれる複数の発光部が同時に点灯されるため、発光エリアAから射出された光は、カップリングレンズ22を通過すると発散光となる(図12参照)。そして、カップリングレンズ22による光源21の共役像の形成位置は無限遠になる。
光源21の1つの発光エリアAから射出された光の光路の一例が、図13及び図14に示されている。
ところで、レーザレーダ20から射出される検出光は、発散光であるため、一例として図15に示されるように、検出距離によって、検出光の照射領域の大きさが異なる。なお、以下では、煩雑さを避けるため、検出光の照射領域を単に照射領域ともいう。
ここで、一例として図16に示されるように、カップリングレンズ22の中心を視点としたときの照射領域の広がり角度θを照射角と定義する。この照射角θは、検出距離が小さいほど大きい(図17及び図18参照)。
結像レンズ28は、図19に示されるように、X軸方向に関して光検出器29との距離が結像レンズ28の焦点距離(f2とする)よりも大きい位置であって、光検出器29を物点としたときに、光検出器29が結像レンズ28によって、X軸方向に関するレーザレーダ20からの距離がLの位置(図20参照)に結像されるように配置されている。すなわち、Lは、結像レンズ28による光検出器29の共役像の形成位置である。ここでは、一例として、L=80mとしている。
物体からの反射光の光路の一例が、図21及び図22に示されている。
すなわち、配置例1では、光源21の共役像が無限遠に形成され、光検出器29の共役像がレーザレーダ20の近傍に形成されるように、カップリングレンズ22及び結像レンズ28が配置されている。
例えば、図23に示されるように、物体がX軸方向に関するレーザレーダ20からの距離がLの位置であって、Y軸方向に関して光検出器29の共役像内にあるときに、該物体からの反射光を光検出器29で受光することができる。ここでは、光検出器29の共役像が形成される領域が「検出領域」となる。
そして、カップリングレンズ22の中心を視点としたときの検出領域の広がり角度αを検出角と定義する。検出距離がL以上の位置では、図24に示されるように、検出角αはほぼ一定である。また、レーザレーダ20に要求される検出距離の範囲内では、検出領域の大きさは、照明領域の大きさよりも小さい。従って、レーザレーダ20は、従来のレーザレーダよりも検出分解能を向上させることができる。
なお、検出距離がLよりも小さい位置では、検出領域の大きさは、Lでの検出領域の大きさよりも大きくなる。すなわち、検出領域の大きさは、Lで最小となる。そこで、Lを最小検出距離としても良い。この場合は、物体情報取得部203での物体情報の取得処理(例えば、各種演算処理)を簡略化することができる。
《カップリングレンズ22及び結像レンズ28の配置例2》
この配置例2では、図25に示されるように、カップリングレンズ22は、X軸方向に関して光源21との距離がカップリングレンズ22の焦点距離f1よりも大きくなる位置であって、図26に示されるように、カップリングレンズ22による光源21の共役像の形成位置が上記Lとなるように配置されている。
光源21の1つの発光エリアAから射出された光の光路の一例が、図27及び図28に示されている。
結像レンズ28は、図29に示されるように、X軸方向に関して光検出器29との距離が結像レンズ28の焦点距離f2と一致する位置に配置されている。
物体からの反射光の光路の一例が、図30及び図31に示されている。
すなわち、配置例2では、光源21の共役像がレーザレーダ20の近傍に形成され、光検出器29の共役像が無限遠に形成されるように、カップリングレンズ22及び結像レンズ28が配置されている。
図32には、検出光と光検出器29で受光可能な領域との関係が示されている。配置例2では、物体からの反射光の全てが光検出器29で受光可能である。すなわち、照射領域と検出領域は一致している。
配置例2における検出領域の大きさは、配置例1における検出領域の大きさと同じであり、この配置例2の場合も、前述した配置例1の場合と同等の効果を得ることができる。
換言すれば、物体を検出できる領域は、光源21の像(以下、「光源像」ともいう)と、光検出器29の像(以下、「検出器像」ともいう)とが重なり合う領域である。例えば、上記配置例1のように、物体の位置が光源像の領域内であっても、検出器像の領域外であれば、物体からの反射光は光検出器29に導光されないため、物体は検出されない。また、上記配置例2のように、物体の位置が検出器像の領域内であっても、光源像の領域外であれば、光源21から射出された光(検出光)が物体に照射されないため、物体からの反射光が発生せず、光検出器29において検出可能な光は存在しない。
《光源21の構成例》
この構成例では、光源21は、72個の発光エリアAを有している。そして、各発光エリアAでは、Y軸方向に沿って100個の発光部が配列され、Z軸方向に沿って100個の発光部が配列されている。そこで、各発光エリアAは、10000(=100×100)個の発光部を有している。d2は約0.02mmであり、d3は約0.7μmであり、d4は約1μmである。この場合、仮に、1つの発光部の発光パワーが1mWであっても、10000個の発光部を集積させて1つの発光エリアAを構成することで、10Wの発光パワーを得ることができる。
なお、72個の発光エリアを区別する必要があるときは、図33に示されるように、―Z方向に関する並び順をi(1≦i≦72)として、A(i)と表記する。
(1)検出距離が短い位置(「近距離位置」ともいう)に存在する物体の情報を取得する場合:
このときは、検出光の光量が小さくても充分な光量の反射光が光検出系202に戻ってくる。そして、近距離位置で検出すべき物体は、子供、自転車、オートバイ、縁石、小動物などであり、Z軸方向に関して高い分解能が求められる。
この場合は、図34に示されるように、Z軸方向に関して、検出領域を36個の部分領域(B(1)〜B(36))に分割する。
また、図35に示されるように、72個の発光エリアを、2個ずつにグループ分けする。ここでは、発光エリアA(1)と発光エリアA(2)とからなるグループを発光グループG(1)、発光エリアA(3)と発光エリアA(4)とからなるグループを発光グループG(2)、・・・・・、発光エリアA(71)と発光エリアA(72)とからなるグループを発光グループG(36)とする。
そして、部分領域B(1)における物体情報を検出する際には発光グループG(1)を点灯させ、部分領域B(2)における物体情報を検出する際には発光グループG(2)を点灯させ、・・・・・・、部分領域B(36)における物体情報を検出する際には発光グループG(36)を点灯させる。
このとき、一の部分領域における検出光の光量(Pとする)は、20W(=2個×10W)となる。
すなわち、1つの発光エリアAの光量を増加させることなく、1つの部分領域における検出光の光量を増加させることができる。
(2)検出距離が長い位置(「長距離位置」ともいう)に存在する物体の情報を取得する場合:
このときは、検出光の光量が大きくないと、充分な光量の反射光が光検出系202に戻ってこない。反射光の光量は距離の2乗に反比例するので、上記近距離位置をL、長距離位置をLとし、光射出系201から射出される光の光量が同じで、かつ物体の反射率が同じであれば、長距離位置からの反射光の光量は、P×(L/Lとなる。
ところで、光検出器29の受光感度は、近距離位置、遠距離位置に関係なく一定なので、遠距離位置であっても近距離位置と同程度の検出精度を確保するには、遠距離位置からの反射光の光量は近距離位置からの反射光の光量と同じ程度にする必要がある。従って、遠距離位置にある物体を検出するためには、L=80m、L=240mであれば、検出光の光量を近距離位置の9倍(=(240/80))にしなければならない。
なお、遠距離位置で検出すべき物体は、前方を走行している自転車やオートバイであり、Z軸方向に関する分解能は低くても良い。
この場合は、図36に示されるように、Z軸方向に関して、検出領域を4個の部分領域(B(1)〜B(4))に分割する。
また、図37に示されるように、72個の発光エリアを、18個ずつにグループ分けする。ここでは、発光エリアA(1)〜発光エリアA(18)からなるグループを発光グループG(1)、発光エリアA(19)〜発光エリアA(36)からなるグループを発光グループG(2)、発光エリアA(37)〜発光エリアA(54)からなるグループを発光グループG(3)、発光エリアA(55)〜発光エリアA(72)からなるグループを発光グループG(4)とする。
そして、部分領域B(1)における物体情報を検出する際には発光グループG(1)を点灯させ、部分領域B(2)における物体情報を検出する際には発光グループG(2)を点灯させ、部分領域B(3)における物体情報を検出する際には発光グループG(3)を点灯させ、部分領域B(4)における物体情報を検出する際には発光グループG(4)を点灯させる。
このとき、一の部分領域における検出光の光量(Pとする)は、180W(=18個×10W)となる。
すなわち、1つの発光エリアAの光量を増加させることなく、1つの部分領域における検出光の光量を増加させることができる。
ところで、近距離位置にある物体を検出する際には、遠距離位置にある物体を検出する際よりも、物体の反射率が小さい場合を考慮する必要がある。
(3)近距離位置に存在する反射率が小さい物体の情報を取得する場合:
このときは、図38に示されるように、Z軸方向に関して、検出領域を12個の部分領域(B(1)〜B(12))に分割する。
また、図39に示されるように、72個の発光エリアを、6個ずつにグループ分けしても良い。ここでは、発光エリアA(1)〜発光エリアA(6)からなるグループを発光グループG(1)、発光エリアA(7)〜と発光エリアA(12)からなるグループを発光グループG(2)、・・・・・、発光エリアA(67)〜発光エリアA(72)からなるグループを発光グループG(12)とする。
そして、部分領域B(1)における物体情報を検出する際には発光グループG(1)を点灯させ、部分領域B(2)における物体情報を検出する際には発光グループG(2)を点灯させ、・・・・・・、部分領域B(12)における物体情報を検出する際には発光グループG(12)を点灯させる。
このとき、一の部分領域における検出光の光量は、60W(=6個×10W)となる。これにより、近距離位置にある物体の反射率が、遠距離位置にある物体よりも低くても、検出精度を向上させることができる。
このように、本実施形態では、Z軸方向に関して、検出領域を複数の部分領域に分割している。そして、検出距離に応じて、検出領域の分割数を可変としている。
すなわち、検出領域の分割数がNのときに光射出系201から射出される光の光量をP、検出領域の分割数がN(<N)のときに光射出系201から射出される光の光量をPとすると、物体情報取得部203は、P<Pの関係が満たされるように、複数の発光エリアにおける点灯させる発光エリアを決定する。上記(1)の場合は、P=20W、上記(2)の場合は、P=180W、上記(3)の場合は、P=60Wであり、P<Pの関係が満たされている。
また、光源21における発光エリアの数をj個、1個の発光エリアの光量をw、kを1以上の自然数とすると、検出領域の分割数がNのとき、j=k×Nが満され、かつ、P=k×wが満たされる。上記(1)の場合は、j=72、N=36、k=2、w=10であり、P=k×wが満たされている。上記(3)の場合は、j=72、N=12、k=6、w=10であり、P=k×wが満たされている。
また、mを前記kより大きい自然数とすると、検出領域の分割数がNのとき、j=m×Nが満たされ、かつ、P=m×wが満たされる。上記(2)の場合は、j=72、N=4、m=18(>k)、w=10であり、P=m×wが満たされている。
そして、検出領域の分割数がNのときの検知距離をL、検出領域の分割数がNのときの検知距離をLとすると、前記m/kは(L/Lに最も近い自然数である。上記(2)の場合は、L=80m、L=240mであれば、(L/L=9であり、上記(1)と(2)の場合は、k=2、m=18なので、m/kは(L/Lに最も近い自然数であることが満たされている。
以下では、煩雑さを避けるため、近距離位置にある物体を検出することを「近距離検出」と略述し、遠距離位置にある物体を検出することを「遠距離検出」と略述する。
図40には、物体情報取得部203で行われる物体情報取得処理のフローチャートが示されている。なお、物体情報取得部203は、電源がオフになるまで、この物体情報取得処理を所定のタイミング毎(例えば、21m秒毎)に繰り返し実行する。
ここでは、近距離検出における発光グループの数をNとし、遠距離検出における発光グループの数をNとする。また、1回の走査中に、光源21はP回のパルス発光がなされるものとする。
最初のステップS401では、近距離検出か否かを判断する。ここでは、車両1の速度が予め設定されている閾値以下であれば、ここでの判断は肯定され、ステップS403に移行する。
このステップS403では、Z軸方向に関して検出領域をN個に分割する。
次のステップS405では、複数の発光エリアをN個の発光グループに分割する。
次のステップS407では、繰り返し回数を意味する定数MにNをセットする。そして、ステップS415に移行する。
一方、上記ステップS401において、車両1の速度が上記閾値を超えていれば、ステップS401での判断は否定され、ステップS409に移行する。
このステップS409では、Z軸方向に関して検出領域をN個に分割する。
次のステップS411では、複数の発光エリアをN個の発光グループに分割する。
次のステップS413では、繰り返し回数を意味する定数MにNをセットする。そして、ステップS415に移行する。
このステップS415では、発光グループを特定するための変数iに初期値1をセットする。
次のステップS417では、発光グループG(i)を選択する。
次のステップS419では、1回の走査においてそのときまでになされたパルス発光の回数を意味する変数pに初期値1をセットする。
次のステップS421では、光源21に対し、発光グループG(i)のp回目のパルス発光を指示する。
次のステップS423では、所定の時間内に物体からの反射光を受光したか否かを判断する。所定の時間内に物体からの反射光を受光すると、ここでの判断は肯定され、ステップS425に移行する。ここでの所定の時間は2μ秒であるが、これに限定されるものではない。
このステップS425では、物体有りと判断する。
次のステップS427では、光源21の発光タイミングと光検出器29の受光タイミングとから物体までの距離を求める。そして、ここで得られた物体までの距離を、物体有り情報、検出時間、変数i及びpの値とともに物体情報取得部203のメモリに保存する。そして、ステップS431に移行する。
なお、上記ステップS423において、所定の時間内に物体からの反射光を受光しないと、ステップS423での判断は否定され、ステップS429に移行する。
このステップS429では、物体無しと判断する。そして、物体無し情報を、検出時間、変数i及びpの値とともに物体情報取得部203のメモリに保存する。そして、ステップS431に移行する。
このステップS431では、変数pの値がP以上であるか否かが判断される。変数pの値がP未満であれば、ここでの判断は否定され、ステップS433に移行する。
このステップS433では、変数pの値を+1し、上記ステップS421に戻る。
以降、ステップS431での判断が肯定されるまで、ステップS421〜ステップS433の処理を繰り返す。
変数pの値がP以上になると、ステップS431での判断が肯定され、ステップS435に移行する。
このステップS435では、変数iの値が定数M以上であるか否かを判断する。変数iの値が定数M未満であれば、ここでの判断は否定され、ステップS437に移行する。
このステップS437では、変数iの値を+1し、上記ステップS417に戻る。
以降、ステップS435での判断が肯定されるまで、ステップS417〜ステップS437の処理を繰り返す。
変数iの値が定数M以上になると、上記ステップS435での判断が肯定され、ステップS439に移行する。
このステップS439では、検出領域の全てについて、物体の有無、物体までの距離を物体情報取得部203のメモリ(不図示)から読み出す。そして、物体が有ると、光の射出方向毎の物体までの距離情報に基づいて、物体の位置、物体の大きさ及び物体の形状などの物体情報を求める。さらに、ここで得られた物体情報を検出時間とともにメモリ50に保存する。そして、物体情報取得処理を終了する。
図2に戻り、主制御装置40は、所定のタイミング毎に、メモリ50に格納されている物体情報などに基づいて、車両1の前方に物体があるときにその物体の移動の有無を求めるとともに、該物体が移動しているときにはその移動方向及び移動速度を含む移動情報を求める。そして、物体情報及び移動情報を表示装置30に表示する。
また、主制御装置40は、物体情報及び移動情報に基づいて、危険があると判断すると、音声・警報発生装置60にアラーム情報を出力する。
音声・警報発生装置60は、一例として図41に示されるように、音声合成装置61、警報信号生成装置62及びスピーカ63などを有している。
音声合成装置61は、複数の音声データを有しており、主制御装置40からアラーム情報を受け取ると、対応する音声データを選択し、スピーカ63に出力する。
警報信号生成装置62は、主制御装置40からアラーム情報を受け取ると、対応する警報信号を生成し、スピーカ63に出力する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る物体情報取得部203によって、本発明の物体検出装置における制御部及び処理部が構成されている。また、主制御装置40とメモリ50と音声・警報発生装置60とによって、本発明のセンシング装置における監視制御装置が構成されている。
以上説明したように、本実施形態に係るレーザレーダ20は、光射出系201、光検出系202、及び物体情報取得部203などを有している。
光射出系201は、光源21、カップリングレンズ22、第1反射ミラー23、及び第1回転ミラー24などを有している。光検出系202は、第2回転ミラー26、第2反射ミラー27、結像レンズ28、及び光検出器29などを有している。
光源21は、Z軸方向に沿って、等間隔で配置されている複数の発光エリアを有している。そして、各発光エリアは2次元配列された複数の発光部を含んでいる。
物体情報取得部203は、検出領域をZ軸方向に関して複数の部分領域に分割する際に、分割数を可変としている。
そして、検出領域の分割数がNのときに光射出系201から射出される光の光量をP、検出領域の分割数がN(<N)のときに光射出系201から射出される光の光量をPとすると、物体情報取得部203は、P<Pの関係が満たされるように、複数の発光エリアにおける点灯させる発光エリアを決定する。
また、光源21における発光エリアの数をj個、1個の発光エリアの光量をw、kを1以上の自然数とすると、検出領域の分割数がNのとき、j=k×Nが満され、かつ、P=k×wが満たされる。
さらに、mをkより大きい自然数とすると、検出領域の分割数がNのとき、j=m×Nが満たされ、かつ、P=m×wが満たされる。
そして、検出領域の分割数がNのときの検知距離をL、検出領域の分割数がNのときの検知距離をLとすると、m/kは(L/Lに最も近い自然数である。
この場合は、レーザレーダ20におけるZ軸方向の関する検出分解能の向上と光源の長寿命化とを両立させることができる。
また、物体情報取得部203は、光源21の発光タイミングと光検出器29の受光タイミングとに基づいて、物体までの距離を求める。更に、物体情報取得部203は、物体までの距離に基づいて、物体情報を取得する。ここでは、物体情報を精度良く取得することができる。
また、本実施形態に係る監視装置10によると、レーザレーダ20を備えているため、物体情報及び移動情報を精度良く求めることができ、その結果、監視精度を向上させることができる。
なお、上記実施形態では、光射出系201が、光検出系202の+Z側に配置されている場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、発光エリアの形状が正方形状の場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、発光部の形状が正方形状の場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、第1回転ミラー24及び第2回転ミラー26が4つの鏡面を有する場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態において、レーザレーダ20をZ軸まわりに回動させる回動機構を有していても良い。
また、上記実施形態において、カップリングレンズ22及び結像レンズ28の位置は、前記配置例1、前記配置例2に限定されるものではない。
また、上記実施形態では、光源21が72個の発光エリアを有する場合について説明したが、これに限定されるものではない。要求されるZ軸方向に関する検出領域の大きさに応じて発光エリアの数を決定すれば良い。
また、上記実施形態では、各発光エリアが、Y軸方向に沿って100個の発光部が配列され、Z軸方向に沿って100個の発光部が配列されている場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、各発光エリアにおいて、Y軸方向に沿った発光部の個数と、Z軸方向に沿った発光部の数とが等しい場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、各発光エリアにおいて、複数の発光部が2次元的に配列されている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、複数の発光部が1次元的に配列されていても良い。
また、上記実施形態では、dが約0.02mm、dが約0.7μm、dが約1μmの場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態において、カップリングレンズ22の焦点距離fと、結像レンズ28の焦点距離fとは、等しくても良い。この場合は、カップリングレンズ22と結像レンズ28とを共通化することができ、コスト低減を図ることができる。
また、上記実施形態において、物体情報取得部203での処理の一部を主制御装置40が行っても良いし、主制御装置40での処理の一部を物体情報取得部203が行っても良い。
また、上記実施形態において、図42及び図43に示されるように、第1回転ミラー24と第2回転ミラー26とが一体化されても良い。
また、上記実施形態では、監視装置10が1つのレーザレーダ20を備える場合について説明したが、これに限定されるものではない。車両の大きさ、監視領域などに応じて、複数のレーザレーダ20を備えても良い。
また、上記実施形態では、レーザレーダ20が車両の進行方向を監視する監視装置10に用いられた場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、車両の後方や側面を監視する装置に用いられても良い。
さらに、レーザレーダ20は、車載用以外のセンシング装置にも用いることができる。この場合には、主制御装置40は、センシングの目的に応じたアラーム情報を出力する。
また、レーザレーダ20は、物体の有無のみを検出する用途にも用いることができる。
また、レーザレーダ20は、センシング装置以外の用途(例えば、距離計測装置や形状測定装置)にも用いることができる。
1…車両、10…監視装置(センシング装置)、20…レーザレーダ(物体検出装置)、21…光源、22…カップリングレンズ、23…第1反射ミラー、24…第1回転ミラー(光走査部)、26…第2回転ミラー、27…第2反射ミラー、28…結像レンズ、29…光検出器(受光部)、40…主制御装置(監視制御装置の一部)、50…メモリ(監視制御装置の一部)、60…音声・警報発生装置(監視制御装置の一部)、201…光射出系(投光部)、202…光検出系、203…物体情報取得部(制御部、処理部)。
特開2010−096574号公報 特許第2894055号公報 特許第3446466号公報

Claims (12)

  1. 所定の検出領域内に存在する物体の情報を検出する物体検出装置であって、
    少なくとも第1の方向に沿って配列されている複数の発光エリアを有する光源を含む投光部と、
    前記投光部から射出された光を前記第1の方向とは異なる第2の方向に沿って走査する光走査部と、
    前記光走査部から射出され、前記物体で反射された光を受光する受光部と、
    前記第2の方向に直交する第3の方向に関して、前記検出領域を複数の部分領域に分割する制御部とを備え、
    前記検出領域の分割数が可変である物体検出装置。
  2. 前記分割数がNのときに前記投光部から射出される光の光量をP、前記分割数がN(<N)のときに前記投光部から射出される光の光量をPとしたとき、
    前記制御部は、P<Pの関係が満たされるように、前記複数の発光エリアにおける点灯させる発光エリアを決定することを特徴とする請求項1に記載の物体検出装置。
  3. 前記光源における発光エリアの数をj個、1個の発光エリアの光量をw、kを1以上の自然数としたとき、
    前記分割数がNのとき、j=k×Nが満され、かつ、P=k×wが満たされることを特徴とする請求項2に記載の物体検出装置。
  4. mを前記kより大きい自然数としたとき、
    前記分割数がNのとき、j=m×Nが満たされ、かつ、P=m×wが満たされることを特徴とする請求項3に記載の物体検出装置。
  5. 前記分割数がNのときの検知距離をL、前記分割数がNのときの検知距離をLとしたとき、
    前記m/kは(L/Lに最も近い自然数であることを特徴とする請求項4に記載の物体検出装置。
  6. 前記複数の発光エリアにおける各発光エリアは、複数の発光部を有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の物体検出装置。
  7. 前記受光部が前記物体で反射された光を受光すると、前記光源の発光タイミングと前記受光部の受光タイミングとに基づいて、前記物体までの距離情報を求める処理部を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の物体検出装置。
  8. 前記処理部は、前記光走査部から射出される光の射出方向毎の前記物体までの距離情報に基づいて、前記物体の形状を求めることを特徴とする請求項7に記載の物体検出装置。
  9. 前記第1の方向は、前記第3の方向と同じであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の物体検出装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の物体検出装置と、
    前記物体検出装置の出力に基づいて、物体の移動の有無、移動方向、及び移動速度の少なくともいずれかを含む移動情報を求める監視制御装置と、を備えるセンシング装置。
  11. 前記物体の位置情報及び移動情報の少なくとも一方を表示する表示装置を備えることを特徴とする請求項10に記載のセンシング装置。
  12. 車両に搭載され、
    前記監視制御装置は、前記物体の位置情報及び移動情報の少なくとも一方に基づいて危険の有無を判断することを特徴とする請求項10又は11に記載のセンシング装置。
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