JP2016075133A - 駐輪及び防水兼用器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】日常的には身近な駐輪場で駐輪器具として利用するが、天候の急変による集中豪雨時には、防水シート及び吸水土嚢を組み合わせることで、浸水を防止する防水器具へと転換できる駐輪及び防水兼用器具を提供する。【解決手段】前輪を進入するタイヤ溝を形成する一対のブロック体10と、当該ブロック体10の配列枠を形成する配列板14及び15とを主要部品に備えて、駐輪器具として利用されるが、浸水の発生を伴う集中豪雨時では、建造物のドア24や隙間部に、別途に準備保管する防水シート22と、前記配列板14及び15とを組み合わせて上下方向の浸水防止幕を、また吸水ポリマーを採用した吸水土嚢23と、前記ブロック体10とを両側面に配備して、側面からの浸水防止機能も加わることで、流水圧と、前記吸水土嚢の膨張圧とを利用した防水器具へと、転換可能な駐輪及び防水兼用器具である。【選択図】図1

Description

本発明は、駐輪器具または防水器具として併用可能な駐輪及び防水兼用器具に関する。
従来の駐輪器具は、自転車のハンドル部が交差しないように駐輪位置に段差を設けたり、駐輪の間隔を小さくするためのスライド方式など、収容台数を確保するための設計がベースとなり、用途に関しても駐輪機能だけを探求されている金属製の器具が主流であり、利用者目線で開発された段差の少ない駐輪器具や、石材などを加工して前輪を固定する機能を設けた簡易的な製品もあるが、収容台数優先の要求が強く、あまり普及していないし、益してや、防災器具を兼用した製品は見当たらない。
一方で、集中豪雨時の浸水を防止するための防水器具は、土や砂を袋につめた土嚢を利用するのが一般的であり、過去の経験から浸水が予測される建造物では、止水板や止水装置を設置したり、前記土嚢に変わり簡易トイレなどにも利用される吸水ポリマーを封入した吸水土嚢も市販されて、浸水防止に対応しているが、記録的短時間大雨情報が発令される昨今の異常気象から、緊急時の浸水防止機能を有し、備蓄の容易な製品が求められている。
特開2003−214049 止水板
特開2005−200990 通路用止水装置
特開2006−283452〜4 止水装置
特許4172813 駐輪装置
以上に述べた従来の駐輪器具は、段差が少なく高齢者や子どもに優しい製品も開発されているが、収容台数を優先に設計された金属加工の製品が主流となっており、防水器具についても、浸水を防止する止水板や止水装置として、防水機能のみが探求されてきており、それぞれの機能を併用できるものは開発されていない。
本発明は、ブロック配列金具と二本の差込みねじ部が組み込まれたブロック配列板と、配列板連結金具との、各々二組から成る配列枠に、一対のブロック体を挿入して形成する駐輪ブロックを、並列した状態にて駐輪器具として駐輪場に設置されて日常的な利用を図ることができる。
そして、本発明は、前記駐輪器具として並列して配置された状態の駐輪ブロックを、工具類を使用しないで分解・移設し、転換を伴なって利用するための防水シートと、吸水ポリマーを内封した吸水土嚢とを組み合わせて、前記防水シートにかかる流水の面圧と、前記ブロック体と吸水土嚢とに発生する膨張圧とを利用して、建造物のドアや隙間部に対応する浸水防止幕を形成して、防水器具として使用でき、それぞれの用途に短時間にて転換できる駐輪及び防水兼用器具である。
上述したように本発明の駐輪及び防水兼用器具は、日常的には、駐輪器具として駐輪場において利用され、それらを構成している主要部品も付随して、前記駐輪場に配備されることで、駐輪場が備蓄できる保管庫として確保できる状況下にあって、
昨今の記録的短時間大雨情報や大雨特別警報が発令されるような緊急時には、建造物への浸水被害を防止するために、工具類を使用しないで迅速に、前記駐輪器具を分解し、主要構成部品を移設し、
広い保管スペースを要しないで、別途に保管した防水シートと吸水土嚢とを組み合わせて転換し、浸水防止幕の形成を以って浸水を防止できる機能が発揮でき、兼用可能な防水器具として提供できる。
また、本発明における駐輪器具としては、前輪をタイヤ溝に進入させる駐輪方式を採用して、一対のブロック体と、ブロック配列金具との形状を以って、自転車用タイヤ溝の幅が形成されているために、
例えばマウンテンバイクのような幅広のタイヤを持った自転車にも、ブロック配列板に固定する上記ブロック配列金具を幅寸法の異なる金具に交換し、二枚の前記配列板を係合する配列板連結金具の差込み用ねじ部の位置を変更することで容易に対応ができ、
子ども乗せなどの前カゴの大きな自転車に対応する駐輪間隔の変更も、前記配列板の長さの調整と、当該配列板を係合する連結金具の差込みねじ部の配置を変更することのみで対応できる選択肢も有している。
同様に、駐輪器具としての効果は、前輪のみを進入させて駐輪する駐輪器具では、子ども乗せや、電動自転車のように自重がある自転車では、前輪を進入させた後に駐輪用のスタンドの端部に足を掛けて、車両自体を後ろに引き戻して、前記スタンドを建立して駐輪するが、
その際に、石材や樹脂製の器具に多く見られるようなタイヤ溝の先端部が固定されている構造の駐輪器具では、引き戻されたタイヤが溝のある範囲に納まらなかったり、
また、前輪タイヤの位置が前後の指定されたストッパーで固定される構造の駐輪器具では、前輪を指定位置に収めた後に、自転車の後輪を持ち上げて前記スタンドを建立する利用方法であるために、自重のある自転車では、後輪を持ち上げる腕力を要するが、
本発明では、上述のブロック体を配備する配列板に固定された先端部の配列金具にタイヤが接した状態を確認してから引き戻して駐輪すれば、タイヤ溝にある配列板に固定された先方と手前の配列金具の範囲に納めることができ、駐輪ブロックとしての機能が発揮されて、横風による転倒防止にも効果を得ることができる。
本発明におけるブロック体は、駐輪器具として自重を重くすることによる安定性と、防水器具として防水シートや吸水土嚢と組み合わせて利用する際に、比重を水よりも大きい素材を選択することで、水圧による流出防止に有利な条件とすることができ、また、吸水土嚢の膨張圧による移動抑止にも対応できるような、駐輪及び防水器具としての双方に適した効果も見られる。
また、ブロック体として、設置面に形成する前輪タイヤ進入部の排水溝は、駐輪場に設置された際の雨水の排水溝となるが、前記ブロック体を単体にて移動したり、設置をする場合には、指先を挿入できる手掛け部となって持ち上げ作業の助長を促し、防水器具として積み重ねた時には、流水圧による横ズレを防止する目的で、駐輪器具における配列板を対向して係合した連結金具を前記排水溝に入れ、紐や針金などで結び付けることで、積層するブロック体にて、流出しにくいより強固な浸水防止幕を形成することも可能である。
特に、駐輪器具から防水器具への転換に際しては、迅速な対応が求められることから、駐輪器具として駐輪ブロックを形成して設置した後の相互の転換は、工具類は使用しないで、双方の用途への移設が可能であることは、初期の駐輪器具として設置を含めて工事費と、維持費用が安価な器具であるのも効果の一つである。
駐輪器具から変換して、防水器具として配置された事例の斜視図 三角柱の形状で実施する一対のブロック体の斜視図 一対のブロック体が配列枠に挿入された駐輪ブロック全体の配置図 駐輪ブロックの図3A−Aにおける線断面図 駐輪器具として並列された複数の駐輪ブロックからなる平面の参考図 駐輪器具としての応用事例である双方向駐輪に関する平面の参考図 配列板に固定するブロック配列金具 二枚の配列板を対向して係合する配列板連結金具 同上連結金具の取り付け穴に関するイラスト図 双方向駐輪に対応する補助板の平面参考図 同上補助板の取付金具の平面参考図 吸水ポリマーを封入した吸水土嚢の使用前参考図
以下に、本発明の実施形態の一例を、図1から図12に基づいて説明する。
ブロック体10が三角柱の形状を選択する場合、図2に示すように、当該ブロック体10は、駐輪を目的とした自転車用タイヤ溝を形成する面11と、駐輪ブロックを形成する際に接地する底面12とが平面として含まれ、当該底面には、前輪タイヤ進入部に対応する排水溝13が形成されているコンクリート製にて実施する。
また、図3に全体図として示される駐輪ブロックは、
当該ブロック体の配列金具16と連結金具の差込み用ねじ部19とが固定された配列板A14及びB15(以下二枚の配列板14、15とする。)と、当該二枚の配列板を対向して係合する連結金具18とからなる配列枠の中に、各々のブロック体10の外周部が支持を受けながら、挿入・組み込まれることで形成される。
ここで、図3に示された二枚の配列板14、15に配備される配列金具16は、固定用ねじ17によって固定され、
一対のブロック体10からなる駐輪ブロックのタイヤ溝の幅16aと、前記ブロック体10のタイヤ溝の角度16bを創出するための基本形状であり、
同様に、それぞれの配列板に固定される連結金具の差込み用ねじ部19の取り付け位置も、前記配列金具16の形状と共に、駐輪ブロックの幅と、駐輪間隔とを創出する基準となる。
実施例における図3に示された駐輪ブロックの組立順位を示すにあたり、
まず、上述のように二枚の配列板A14、B15には、配列金具16と、前記二枚の配列板14,15を係合するための連結金具の差込み用ねじ部19とを固定して準備をし、
当該差込み用ねじ部19に、
大径の穴から差込んで、前記差込み用ねじ部19の軸径より僅かに大きく、ねじ部の頭部より小径である穴の方向に、それぞれの連結金具をスライドできる連結金具の取り付け穴18aを介して接合し、配列枠を形成し、
その後に、上述の一対のブロック体10を、それぞれの排水溝13に指先を添えながら、下方へ向けて落し込むように挿入して、駐輪ブロックを形成するのが、手順である。
ここで、前記ブロック体10とそれぞれの金具の間には、挿入と引き出しを容易とする微細な隙間を設けた金具の位置設定が必要であり、一方で、接触によってブロック体10を支持する配列金具16と、配列板連結金具18は、これらの金具の板厚だけでの支持であるために、支持する部分の接触面積を大きくする目的から、前記配列金具16は、タイヤ溝に沿って接地方向へ三角形状の折り曲げ部を設け、前記配列板連結金具18は、L型の材料を加工して接触部分の面積を拡大することも隙間の調整の一環である。
以下、駐輪ブロックとして実施する一例の主たる寸法を図3に基づいて示すと、対向する上述の二枚の配列板14、15の内寸を350mm、同様に、前記二枚の配列板14、15を係合する連結金具18同士が対向する内寸を250mmとし、形成するタイヤ溝は、角度が65度で、接地する底面でのタイヤ幅を45mmにて設定し、それぞれの配列板と、配列金具16と連結金具18の二種類の金具によって形成する外周部を支持すべく枠内に収まり、高さを150mmとした寸法にて、ブロック体10を製作する。
また、図2に示すように、上述のブロック体10の接地する底面に形成する排水溝13の寸法は、50x10mmとし、その位置は、二枚の配列板に向けた中央位置とし、雨天時の排水や、駐輪器具の水洗いによるメンテナンスなどの目的以外に、ブロック体10の移設や、防水器具として積み重ねた時の横ズレ防止、及び搬送においてパレット上に積層する時、荷崩れの防止対策として、角材を入れての保持にも応用できる。
駐輪ブロックとして前輪のスムーズな導路を形成するために、図3に示すようにブロック体10のタイヤ溝の進入部分となるコーナー部は、丸みを設けて製作する必要があり、今回の実施例では、30R及び10Rの寸法にて実施すると共に、図4の断面図にあるように前記ブロック体10のタイヤ溝側が配列金具16の短片部の厚さ分だけ傾斜して上部が広くなることもタイヤの進入には有効であり、さらに、上記ブロック体10の型枠から抜き出す方式での製造にも傾斜を利用することができ有効である。
ブロック体の二枚の配列板14、15は、廃プラスチックを素材とした厚さ10mmを採用し、幅は前輪タイヤが先方の壁に当らない範囲の200mmとして、長さは、図5に示すように、駐輪ブロックの設置台数3台とした場合には、1,500mmで、厚さや幅も含めて設置する環境に応じて変更は可能であり、特に、前カゴの大きな子ども乗せタイプの自転車で、幅広の駐輪間隔を要する用途にも選択肢が拡大する。
一方で、図6にて示すように、自転車を双方向から進入させて駐輪する場合の応用事例として、双方向からの駐輪に対応する補助板20と、二枚の配列板14、15それぞれに固定する補助板の接続金具21を追加して形成するが、この設置方法は、自転車同士の前カゴの幅が干渉しないようにする目的と同時に、自転車の走行方向や、人が通行する方向と、駐輪する自転車を平行させて設置することで、自転車を直角方向に引き出す駐輪方法に比較して、接触事故を防止することができる利点もある。
ここで、上記二枚の配列板14、15の材質を、仮に樹脂性ではなく、金属製を選択する場合には、配列金具の固定用ねじ17と、連結金具の差込み用ねじ部19、及び双方向駐輪の補助板の接合部は、事前にボルトに対応したタップ穴を設けておく必要がある。
以上の記述は、駐輪器具としての実施事例であるが、防水器具へと転換して兼用するために、入手が容易で、保管スペースを要しない防水シート22と、化繊や麻製の布袋に吸水ポリマーを内封した吸水土嚢23を保管しておく必要があるために、寸法的にも豊富な種類があり、防水性のあるブルーシートと、化繊の袋に吸水ポリマーを内封した吸水土嚢の市販品を購入して準備する。
駐輪器具から防水器具へと転換するに当たり、駐輪されている自転車がある場合には移動をした後に、ブロック体10が接地する底面に形成されている前輪タイヤ進入部に対応する排水溝13に、タイヤ溝側から指を差込んで、タイヤの進入導路となるR形状が小さく、重心が軽い部分から持ち上げ、配列板の連結金具18の上側に前記排水溝13が出たところで、両手を添えてブロック体10を移動させる。
次に、スライド機能を有した穴を設けた構造とした配列板の連結金具18を外し、離れた二枚の配列板14、15のいずれかを浸水を防止すべくドアの前面に、防水シート22と共に移動して、底面からの浸水防止に対応させて、配列板の上には、防水シート22をドア側にした状態で、浸水防止幕を形成するために、ブロック体10を積み重ねた一例が図1に示されている。
更に、積み重ねられたブロック体10の両端部に位置する防水シート22からの浸水を防止するために、前記ブロック体10と防水シート22の間に、吸水土嚢23を挟み込んで、吸水ポリマーの吸水による膨張圧を利用して、側面からの浸水防止を目的とするが、残された二枚の配列板14、15の一方は、防水シート22の上側を巻き込みながら長さと高さを調節して、積み上げたブロック体10の上に配備して、防水機能を有した浸水防止幕を構成するが、近くで水が入手できて時間に余裕があれば、前記吸水土嚢23に水をかけてある程度の膨張圧を確認することも、実効性のある浸水防止が可能となる。
防水器具として設置する場所に傾斜があるときや、流速が早いと予想される場合には、駐輪器具では利用したが、使用されずに残されている二枚の配列板を係合する連結金具18と、ブロック体10の底面に形成されている前輪タイヤ進入部の排水溝13を利用して、紐や針金で固定することや、吸水土嚢の結び紐23aによる結束も、ブロック体と吸水土嚢の流出やズレの防止を図り、より強固な浸水防止幕を形成することもできる。
図1に示すような実施例以外に、例えば、床下の通気口や間隔が狭い浸水口には、当該浸水口を塞ぐ寸法の防水シート22と、吸水土嚢23を配備して、背後からブロック体10にて押さえるように形成することも可能であり、前記ブロック体10と防水シート22及び吸水土嚢23の組み合わせは、浸水を防止する建造物に合わせて自由に選択できる。
浸水被害が毎年のように発生する地点では、駐輪器具に使用される主要構成部品を転換して防水器具として使用する場合と異なり、予め浸水が発生する建造物の構造に合わせて、二枚の配列板14、15に代わって、寸法が合致する板材を準備しておくことも、迅速な転換と、駐輪器具として元に戻す復元作業においても有効である。
上述の実施例では、駐輪器具と防水器具との転換を含めた双方における使用事例を記述したが、ブロック体は水よりも比重が大きいことや、災害時に袋に土や砂をつめて利用する土嚢と比較して、長期間保存しても腐敗が進行せず、保管場所が日常的に利用する駐輪場であるために、保管の倉庫も必要としない災害時に向けた備蓄品として、有効活用が可能であることが最大の特徴である。
一方で、駐輪器具としての設置が簡単であることから、設置現場の条件や用途に応じて、仮設の駐輪器具としてイベント会場への貸し出しも可能であるので、レンタル商品としての利用が検討でき、自治体との協定で災害時の応援物資としての有効活用も対象となる。
上述のレンタル商品としての利用に際しては、主要部品であるブロック体や配列板などの員数確認が必然的に要求されるが、所有者の表示や駐輪位置の表示を兼ねた識別ラベルが要求されるので、ICチップを内蔵したシールの貼付による対応も可能である。
表示や識別ラベルに関連して、盗難対策も要求されるので、実施例ではコンクリート製を選択したが、前輪の進入時や駐輪時における自転車のスポークやリムの損傷を防止する目的で、ブロック体の上面にゴムや樹脂製のカバーを設けてその内側を利用したり、樹脂製の中空体を採用する場合には、当該中空体の裏面を利用して、ICチップの内蔵したシールを、逆に表面へは、認識が容易なロゴの明示などでの対応も可能である。
またレンタル商品としての利用では、ブロック体のワレ防止と、作業性の容易さを優先する施策として、実施例でも記述したように、配列金具と接続金具には、製造過程においてコンクリートを流し込む型枠の形状によって生ずるブロック体の傾斜面に合わせた折り曲げ部を設けて加工を施すことは、特に前記接続金具の傾斜角によって、前記ブロック体と配列枠との隙間に有利な条件を生み、安定した支持が可能となる。
そして、本発明は、前記駐輪器具として並列して配置された状態の駐輪ブロックを、分解・移設し、転換を伴なって利用するための防水シートと、吸水ポリマーを内封した吸水土嚢とを組み合わせて、前記防水シートにかかる水の面圧と、前記ブロック体と吸水土嚢とに発生する膨張圧とを利用して、建造物のドアや隙間部に対応する形成して、防水器具として使用でき、それぞれの用途に短時間にて変換できる駐輪及び防水兼用器具である。
駐輪器具から防災器具への転換に関して、建造物のドアや隙間部に合わせた長さの枠を構成する目的で、予め金属製や木材などを利用して、配列板を代用できる板材を準備すると、緊急時の対応がスムーズであり、特に安価な木材を利用して準備することを推奨する。
建造物のドアや隙間部には、移設した駐輪ブロックと防水シート及び防水土嚢による組み合わせで形成する浸水防止幕のみでは防止できない水圧を受ける場合もあり、その際には、ドアやシャッターの背面などへ、ブロック体の配置数を増加させて、配備できる自由度も有した利用方法もあり、特に内開きのドアなどには有効である。
保管準備すべく防水シートと吸水土嚢に関しては、市販品での入手は容易であるが、準備がない場合もあることから、防水シートはテーブルクロスなどの防水性のある日用品を、また吸水土嚢は、吸水性はないが、弾性のあるクッションや、クッション性はやや乏しいが、座布団などを組み合わせて、ブロック体で押さえる面圧を利用して、一時的な浸水を防止することも可能である。
駐輪器具として、双方向駐輪にて利用する場合には、追加して採用する補助板に進入禁止のシールを配列板に固定するブロック配列金具して、相互の秩序ある駐輪を促すが、誤って進入するケースを踏まえて、シール添付のある進入側の、配列板に固定するブロック配列金具と同じ位置に、ストッパーの役目を果たすべく、あまり高さのない金具を追加して誤進入を防止できる対策も検討できる。
また、配列板の材料として、加工が容易なアルミニウム材やゴム製のステップ板を代品に採用して、ブロック配列金具や連結金具の形状を変更して、組み合わせることで、製造価格の低減を図り、安価での供給も可能である。
10、 ブロック体
11、 自転車用タイヤ溝を形成する面
12、 駐輪ブロックを形成する際に接地する底面
13、 同上接地する面に形成する排水溝
14、 ブロック配列板A
15、 ブロック配列板B
16、 上記配列板に固定するブロック配列金具
16a、駐輪ブロックの自転車用タイヤ溝の幅
16b、駐輪ブロックの自転車用タイヤ溝の角度
17、 配列板に組み込まれるブロック配列金具の固定用ねじ
18、 二枚の配列板を対向して係合する配列板連結金具
18a、スライド機構を利用して係合するための連結金具の取り付け穴
19、 ブロック配列板に組み込まれた連結金具の差込み用ねじ部
20、 双方向駐輪として対応する場合の補助板
21、 上記補助板の接続金具
22、 防水シート
23、 吸水ポリマーを内封した吸水土嚢
23a、吸水土嚢の結び紐
24、 建造物のドア
25、 駐輪ブロックを設置する場所の壁面
26、 防災器具として配置する建造物前の床面

Claims (4)

  1. ブロック配列金具と二本の差込みねじ部が組み込まれたブロック配列板と、
    配列板連結金具との、各々二組から成る配列枠に、一対のブロック体を挿入して形成する駐輪ブロックを、並列させた状態にて駐輪器具として使用するか、
    または前記駐輪ブロックを工具類を使用しないで分解・移設し、防水シートと、吸水ポリマーを内封した吸水土嚢とを組み合わせて転換し、浸水防止幕を形成して、防水器具として使用できることを特徴とする駐輪及び防水兼用器具。
  2. 駐輪器具と防水器具とに兼用できるブロック体は、
    水より比重の大きいコンクリート、セラミックス、金属塊、または内部に砂や金属もしくはセラミックスの粉体やボールや解砕物を入れた樹脂製中空体からなり、
    駐輪ブロックとしての自転車用タイヤ溝を形成する面と、接地する底面との、少なくとも二つ以上の平面を備え、
    前記タイヤ溝を形成する面の両端で、タイヤの進入導路となる角部は、R形状を成し、
    また前記接地する底面には、前記タイヤ溝における排水を可能とする排水溝が形成されていることを特徴とする請求項1記載の駐輪及び防水兼用器具。
  3. 駐輪ブロックを形成するブロック配列金具は、
    ブロック配列板の厚さにて生ずる段差と、
    自転車用タイヤ溝の幅と、
    当該タイヤ溝の角度とを、基準とする寸法からなり、
    接地する面で、上記タイヤ溝の幅に沿って延長された両端の部分には、ブロック体の底辺となる一部を載せて支えるための短片部が設けられて形成され、
    さらに、タイヤの進入導路となる角部のR形状も、請求項2にて記載した前記ブロック体の二種類の相似形を以って形成し、
    前記ブロック配列板にブロック配列金具の固定用ねじを介して固定されて、前記ブロック体の側面を支持することを特徴とする請求項1及び2記載の駐輪及び防水兼用器具。
  4. 同様に、二枚のブロック配列板を対向して係合する配列板連結金具も、
    前記ブロック配列板に組み込まれた二本の差込み用ねじ部の位置と、
    一対のブロック体の大きさとを、基準とする寸法からなり、
    双方に連結金具の取り付け穴を設けて形成され、
    前記差込み用ねじ部と取り付け穴とのスライド機構を利用して係合し、請求項3にて記載したブロック配列金具と共に、前記ブロック体の側面を支持する配列枠を形成することを特徴とする請求項1、2及び3記載の駐輪及び防水兼用器具。
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