JP2016074242A - 可動扉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2枚の扉体を備える引き戸式の可動扉装置であって、扉体支持構造を簡素化した可動扉装置を提供する。【解決手段】戸袋3と、戸袋3の内部に配置されたフレーム6と、フレーム6に支持されて、戸袋3に対して自在に進退する第1の扉体4と、第1の扉体4に進退自在に支持された第2の扉体5と、第1の扉体4の戸袋3に対する進退方向に間隔を空けて配列されて、第1の扉体4に、それぞれ軸支された第1及び第2のプーリ12,13と、第1及び第2のプーリ12,13に巻き掛けられた連動ベルト14と、戸袋3に固定されて、第1の扉体4を戸袋3に対して進退させるリニアモータ7とを備えるとともに、区間Aにおいて、連動ベルト14の戸袋3に対する移動を拘束するクランプ15と、区間Bにおいて、連動ベルト14の第2の扉体5に対する移動を拘束するクランプ16とを備える。【選択図】図2

Description

この発明は、2枚の扉体を備える引き戸式の可動扉装置に関する。
近年、鉄道駅のプラットホーム用の安全柵が普及しつつある。安全柵は、乗降客の転落等を防止する一種の胸壁であって、鉄道車両の乗降口に対応する位置に可動扉装置を備えている。プラットホーム用の可動扉装置は、プラットホームに固定された戸袋と、戸袋に対して自在にスライドする扉体を備えて、開扉時に扉体を戸袋に収容する引き戸式が一般的である。また、2枚の扉体を1台の戸袋に収容するように構成された可動扉装置も知られている。このような構成を選べば、戸袋の幅を変えないで、開扉時の通路幅を広げることができる。あるいは、開扉時の通路幅を変えないで、戸袋の幅を小さくできる。つまり、可動扉装置全体の幅に比べて、開扉時の通路幅を広くすることができる。
例えば、特許文献1には、戸袋と、戸袋にスライド可能に支持させた後扉と、後扉にスライド可能に支持させた前扉とからなる2枚扉式可動柵(可動扉装置)が開示されている。後扉には2個のプーリが軸支され、プーリにはベルトが巻き掛けられており、ベルトを後扉に固定設置した駆動モータで駆動して、後扉と前扉が戸袋に対して進退するように構成されている。
特開2004−42841号公報
特許文献1に記載の2枚扉式可動柵も、全体の幅に比べて、開扉時の通路幅を広くすることができる。しかしながら、この2枚扉式可動柵は、駆動モータを後扉に固定設置しているので、後扉を含む可動部の質量が大きくなる。そのため、扉体をスライド保持する支持構造を大型化する必要が生じる。例えば、具体的には直動レールのサイズを大きくする必要が生じる。また、この2枚扉式可動柵において、駆動モータに電力を供給する電力ケーブルが後扉の進退の際に屈曲と伸展を繰り返すので、電力ケーブル等の寿命が短いという問題がある。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、2枚の扉体を備える引き戸式の可動扉装置であって、扉体支持構造を簡素化した可動扉装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明に係る可動扉装置は、戸袋と、戸袋の内部に配置された支持部材と、支持部材に支持されて、戸袋に対して進退する第1の扉体と、第1の扉体に進退自在に支持された第2の扉体と、第1の扉体の戸袋に対する進退方向に間隔を空けて配列されて、第1の扉体に、それぞれ軸支された第1及び第2の転動輪と、第1及び第2の転動輪に巻き掛けられた連動用無端巻き掛け伝動体と、戸袋に固定されて、第1の扉体を戸袋に対して進退させる動力源を備えるとともに、連動用無端巻き掛け伝動体の、第1の転動輪と第2の転動輪の間の往路又は復路のいずれかの区間において、連動用無端巻き掛け伝動体の戸袋に対する移動を拘束する第1の拘束手段と、往路又は復路のいずれかの区間であって、第1の拘束手段が連動用無端巻き掛け伝動体の移動を拘束する区間とは異なる区間において、連動用無端巻き掛け伝動体の第2の扉体に対する移動を拘束する第2の拘束手段を備えるものである。
この発明によれば、動力源を戸袋内に固定設置するので、第1の扉体の強度や剛性を小さくできる。そのため、第1の扉体の構造質量を小さくできる。その上、動力源が可動部(第1及び第2の扉体)上に無いので、第1の扉体全体の質量はさらに小さくできる。
この発明の実施の形態1を示す可動扉装置の外形図であって、(a)は側面図であり、(b)は正面図である。 この発明の実施の形態1に係る可動扉装置の機構を示す説明図であって、戸袋の全体と第1の扉体の一部を取り除いた図である。 この発明の実施の形態1に係る可動扉装置の機構を示す説明図であって、第2の扉体とフレームの側面図であって、第1の扉体を断面図示するものである。 この発明の実施の形態1に係る可動扉装置の作用を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る可動扉装置を閉じた状態を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係る可動扉装置の作用を示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係る可動扉装置の機構を示す説明図であって、戸袋の全体と第1の扉体の一部を取り除いた図である。 この発明の実施の形態2に係るフレームの側面図、つまりフレームを図7のX方向から見た図である。 この発明の実施の形態2に係る可動扉装置の作用を示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係る可動扉装置を閉じた状態を示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係る可動扉装置の作用を示す説明図である。 この発明の実施の形態3に係る可動扉装置の機構を示す説明図であって、(a)は側面図であり、(b)は正面図である。 この発明の実施の形態4に係る可動扉装置の機構を示す説明図であって、(a)は側面図であり、(b)は正面図である。 この発明の実施の形態1に係る可動扉装置の機構の変形例を示す説明図である。
以下、この発明に係る可動扉装置の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図面においては、同一または同等の部分には同一の符号を付している。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る可動扉装置1の外形図であって、(a)は側面図であり、(b)は正面図である。図1において、可動扉装置1はベース2に固定された戸袋3と、戸袋3に対して進退する第1の扉体4と、第1の扉体4に進退自在に支持された第2の扉体5を備えている。
図1(a)に示すように、戸袋3、第1の扉体4及び第2の扉体5は互いに「入れ子」になっている。可動扉装置1は一種の「引き戸」であって、第1の扉体4と第2の扉体5を戸袋3から引き出せば、可動扉装置1は閉扉状態になる。つまり、図1(b)に示す状態になる。また、第1の扉体4と第2の扉体5を図の右方向に移動させると、第1の扉体4と第2の扉体5は戸袋3の中に収納され、可動扉装置1は開扉状態になる。なお、ベース2は可動扉装置1の設置場所、例えば、鉄道駅のプラットホームの床面である。
次に、図2を参照して、実施の形態1に係る可動扉装置1の機構を説明する。なお、図2は、戸袋3の全部と第1の扉体4の一部を取り除いて図示している。図2に示すように、戸袋3の内部の左端近くには、フレーム6が配置されている。フレーム6は第1の扉体4を進退自在に支持する支持部材であって、戸袋3に対して独立して、ベース2に固定されている。そのため、可動扉装置1は、フレーム6をベース2に固定したままで、戸袋3を取り外すことができる。また、例えば、可動扉装置1が故障して、開扉できない場合に、戸袋3を取り外せば、フレーム6の右側の空間を非常用通路として利用できる。
フレーム6の右側には、リニアモータ7が配置され、ベース2に固定されている。リニアモータ7は、スライダ7aを図の左右方向に駆動する公知の電動機である。スライダ7aは第1の扉体4に連結され、スライダ7aが左右に移動すると、第1の扉体4も左右に移動する。また、スライダ7aはリニアモータ7の出力端に相当するので、第1の扉体4は動力源の出力端に、動力伝達機構を介さないで、つまり直接に連結されていると言える。
図3に示すように、第1の扉体4には、第1の直動レール8が固定されていて、第1の扉体4の進退方向に延びている。第1の直動レール8は、フレーム6に固定された第1の直動ブロック9と滑動自在に係合している。第2の直動レール10も第1の扉体4に固定されていて、第2の扉体5の進退方向に延びている。第2の直動レール10は第2の扉体5に固定された第2の直動ブロック11と滑動自在に係合している。
なお、第1及び第2の直動レール8,10と第1及び第2の直動ブロック9,11は、一般にリニアガイドあるいは直動ガイドと呼ばれる機械部品である。公知の機械部品であるので、詳細な説明は省略するが、第1及び第2の直動ブロック9,11には図示しないベアリングが内蔵されていて、第1及び第2の直動レール8,10に案内されて、直線動作する。このように、第1の扉体4は、第1の直動レール8と第1の直動ブロック9を介して、フレーム6に滑動自在に支持されて、戸袋3に対して自在に進退することができる。第2の扉体5は、第2の直動レール10と第2の直動ブロック11を介して、第1の扉体4に滑動自在に支持されて、第1の扉体4に対して自在に進退することができる。
図2に戻って、説明を続ける。第1の扉体4には、第1及び第2のプーリ12,13が軸支されている。第1及び第2のプーリ12,13は、第1の扉体4の進退方向に間隔を空けて配置され、その間には、連動ベルト14が巻き掛けられている。連動ベルト14は、ループ状に構成された、いわゆる無端ベルトである。なお、第1及び第2のプーリ12,13は、第1及び第2の転動輪の例示であり、連動ベルト14は連動用無端巻き掛け伝動体の例示である。
ここで、第1及び第2のプーリ12,13の間の連動ベルト14の移動経路の内、図2において、第1及び第2のプーリ12,13より高い位置にある区間を区間A、低い位置にある区間を区間Bと呼ぶことにする。なお、この発明において、「第1の転動輪と第2の転動輪の間の往路又は復路」と言う場合、「区間A又は区間B」が「往路又は復路」に相当する。
フレーム6にはクランプ15が固定されていて、クランプ15は区間Aにおいて連動ベルト14を挟持する。そのため、連動ベルト14のクランプ15で挟持された部分はフレーム6に対する移動が拘束される。そして、フレーム6と戸袋3はそれぞれベース2に固定されていて、互いの相対的な位置が固定されているから、連動ベルト14のクランプ15で挟持された部分は戸袋3に対する移動が拘束される。したがって、クランプ15は、この発明の「第1の拘束手段」に相当する。
また、第2の扉体5にはクランプ16が固定されていて、クランプ16は区間Bにおいて連動ベルト14を挟持する。そのため、連動ベルト14のクランプ16で挟持された部分は第2の扉体5に対する移動が拘束される。したがって、クランプ16は、この発明の「第2の拘束手段」に相当する。
ここで、リニアモータ7を作動させて、第1の扉体4を右方向に移動させる場合、つまり第1の扉体4を戸袋3の中に引き込む場合を想定する。この時、図4に示すように、第1の扉体4に軸支された第1及び第2のプーリ12,13も右方向に移動する。一方、クランプ15はフレーム6に固定されているので、視点を第1の扉体4に固定して観察すると、クランプ15は左方向に移動する。そのため、連動ベルト14は区間Aにおいては左方向(第1のプーリ12に向かう方向)に移動し、区間Bにおいては右方向(第2のプーリ13に向かう方向)に移動する。つまり、連動ベルト14は反時計回りに移動する。同時に、第1及び第2のプーリ12,13は反時計回りに回転する。連動ベルト14が反時計回りに移動すると、クランプ16は、右方向に移動する。クランプ16は第2の扉体5に固定されているので、クランプ16が右方向に移動すると、第2の扉体5も右方向に移動する。その結果、図5に示すように、第1の扉体4と第2の扉体5が戸袋3の中に収容されて、可動扉装置1は開扉状態になる。
このように、リニアモータ7を作動させて、第1の扉体4を戸袋3に引き込むと、第2の扉体5は第1の扉体4に引き寄せられるので、第2の扉体5も戸袋3に引き込まれる。閉扉する場合には、リニアモータ7を逆方向に作動させれば良い。この場合、クランプ15はフレーム6に固定されていて動かないので、図6に示すように、第1及び第2のプーリ12,13は時計回りに回転し、連動ベルト14は時計回りに移動して、第2の扉体5は左方向に移動する。その結果、可動扉装置1は閉扉状態、つまり図2に示した状態に戻る。
実施の形態2.
図7、図8を参照して、実施の形態2に係る可動扉装置の構成を説明する。図7に示すように、実施の形態2に係る可動扉装置1は、連動ベルト14がフレーム6に軸支された第3のプーリ17に巻き掛けられている。つまり、連動ベルト14は、第1〜3のプーリ12,13,17に巻き掛けられていることを特徴としている。また、リニアモータ7に代えて回転電動機19を備えて、回転電動機19で第3のプーリ17を回転駆動することを特徴としている。なお、実施の形態2においては、クランプ15は区間Bで連動ベルト14を鋏持し、クランプ16は区間Aで連動ベルト14を鋏持するようにしている。
また、フレーム6には、1組のガイドローラ18が軸支されている。一方のガイドローラ18は、区間Bにおいて、連動ベルト14の向きを変えて第3のプーリ17に誘導している。他方のガイドローラ18は、第3のプーリ17から戻って来た連動ベルト14の向きを再度変えて、区間Bに戻している。例えば、第1及び第2のプーリ12,13が時計回りに回転する場合は、右側に配置されたガイドローラ18が連動ベルト14を第3のプーリ17に誘導し、左側に配置されたガイドローラ18が連動ベルト14を区間Bに戻す。第1及び第2のプーリ12,13の回転方向が逆になれば、誘導側と戻し側は入れ替わる。つまり、第1及び第2のプーリ12,13が反時計回りに回転する場合は、左側に配置されたガイドローラ18が連動ベルト14を第3のプーリ17に誘導し、右側に配置されたガイドローラ18が連動ベルト14を区間Bに戻す。
図8に示すように、実施の形態2に係る可動扉装置1のフレーム6には回転電動機19が固定されて、回転電動機19の出力軸は第3のプーリ17に連結されている。つまり、第3のプーリ17は回転電動機19によって回転駆動する動力源に相当する。なお、第3のプーリ17は、この発明の第3の転動輪の例示である。
連動ベルト14は区間Bにおいてクランプ15によってフレーム6に拘束されているので、図9に示すように、回転電動機19を動作させて、第3のプーリ17を時計回りに回転させると、第1及び第2のプーリ12,13は時計回りに回転しながら、右方向に移動する。第1及び第2のプーリ12,13は第1の扉体4に軸支されているので、第1及び第2のプーリ12,13が右方向に移動すれば、第1の扉体4も右方向に移動する。この時、区間Aにおいて連動ベルト14は右方向に移動するから、クランプ16は右方向に移動する。クランプ16は第2の扉体5に固定されているので、第2の扉体5は右方向に移動して、第1の扉体4に引き寄せられる。その結果、図10に示すように、第1の扉体4と第2の扉体5は戸袋3の中に収容される。つまり、可動扉装置1は開扉状態になる。閉扉する場合は、図11に示すように回転電動機19を逆転させて、第3のプーリ17を反時計回りに回転させれば良い。
したがって、実施の形態2において、回転電動機19は第1の扉体4を戸袋3に対して進退させる動力源として機能する。また、第3のプーリ17は連動ベルト14と組み合わされて、動力を第1の扉体4に伝達する動力伝達機構として機能する。
実施の形態3.
実施の形態3に係る可動扉装置1の基本的な構成は、実施の形態2に係る可動扉装置1と同一であり、図12に示した機構が異なる。すなわち、連動ベルト14に加えて、伝達ベルト20を備えることを特徴としている。なお、伝達ベルト20は伝達用無端巻き掛け伝動体の例示である。
伝達ベルト20は、第1〜第3のプーリ12,13,17に巻き掛けられている。一方、連動ベルト14は第1及び第2のプーリ12,13の間に巻き掛けられていて、第3のプーリ17には巻き掛けられていない。別の言い方をすれば、連動ベルト14と伝達ベルト20は並列に配置されて、第1及び第2のプーリ12,13には巻き掛けられていて、第3のプーリ17には、伝達ベルト20だけが巻き掛けられている。
なお、実施の形態3においては、クランプ15は連動ベルト14を鋏持し、クランプ16は伝達ベルト20を鋏持している。つまり、連動ベルト14はクランプ16には鋏持されていないので、連動ベルト14の第2の扉体5に対する移動は直接的には拘束されないが、連動ベルト14は伝達ベルト20と並列に配置されていて、伝達ベルト20と同期して移動するから、連動ベルト14の第2の扉体5に対する移動は、伝達ベルト20を介して間接的に拘束される。そのため、実施の形態3においても、第3のプーリ17を反時計回りに回転させれば、第1の扉体4と第2の扉体5が戸袋3の内部に収容される。第3のプーリ17を時計回りに回転させれば、第1の扉体4と第2の扉体5は戸袋3から引き出される。
実施の形態2とは異なり、実施の形態3においては、連動ベルト14はガイドローラ18に誘導されないし、第3のプーリ17に巻き掛けられることもない。そのため、連動ベルト14を挟持するクランプ15がガイドローラ18と干渉することがない。つまり、第1のプーリ12と第2のプーリ12の間におけるクランプ15の相対的な移動を妨げるものがない。一方、実施の形態2においては、ガイドローラ18がクランプ15の移動を妨げる。つまり、実施の形態3によれば、少なくとも、一対のガイドローラ18の間隔の分だけ、クランプ15の移動距離を実施の形態2に比べて長くすることができる。その結果、第1の扉体4と第2の扉体5の動作ストロークを長くすることができる。
実施の形態4.
実施の形態4に係る可動扉装置1の基本的な構成も、実施の形態2及び実施の形態3に係る可動扉装置1と同一であり、図13に示した機構が異なる。すなわち、実施の形態4に係る可動扉装置1は、第1の扉体4にそれぞれ軸支された第4及び第5のプーリ21,22を備えて、伝達ベルト20を第3〜5のプーリ17,21,22の間に掛け回すことを特徴としている。また、第4及び第5のプーリ21,22の組が第1及び第2のプーリ12,13の組と平行に配置されていることを特徴としている。第4及び第5のプーリ21,22の組と第1及び第2のプーリ12,13の組は上下に積層配置されていることを特徴としている。なお、第4及び第5のプーリ21,22は、第4及び第5の転動輪の例示である。
また、実施の形態4においては、伝達ベルト20はクランプ23に挟持され、クランプ23は(図13において図示しない)フレーム6に固定される。伝達ベルト20と連動ベルト14はクランプ24で挟持されて互いに連結されている。連動ベルト14はクランプ25に挟持され、クランプ25は(図13において図示しない)第2の扉体5に固定される。そのため、実施の形態4においても、第3のプーリ17を反時計回りに回転させれば、第1の扉体4と第2の扉体5は戸袋3の内部に収容される。第3のプーリ17を時計回りに回転させれば、第1の扉体4と第2の扉体5は戸袋3から引き出される。
実施の形態4も、実施の形態3と同様に、連動ベルト14に加えて伝達ベルト20を備えるので、実施の形態2に比べて、第1の扉体4と第2の扉体5の動作ストロークを長くすることができる。また、実施の形態4は、連動ベルト14と伝達ベルト20を上下に積層配置するので、連動ベルト14と伝達ベルト20を含む機構の厚さ(図13(a)の幅方向の寸法)を実施の形態3に比べて小さくできる。つまり可動扉装置1の厚さを小さくできる。
変形例
実施の形態1においては、区間Aにおいて連動ベルト14をフレーム6に固定して、区間Bにおいて連動ベルト14を第2の扉体5に固定する例を示したが、連動ベルト14を固定する区間を入れ替えても良い。つまり、連動ベルト14を、区間Aにおいて第2の扉体5に、区間Bにおいてフレーム6に、それぞれ固定するようにしても良い。例えば、図14に示すように、区間Aにクランプ16を、区間Bにクランプ15を、それぞれ配置しても良い。
要するに、区間Aにおいて、連動ベルト14の戸袋3に対する移動を拘束する場合には、区間Bにおいて、連動ベルト14の第2の扉体5に対する移動を拘束すれば良い。区間Bにおいて、連動ベルト14の戸袋3に対する移動を拘束する場合には、区間Aにおいて、連動ベルト14の第2の扉体5に対する移動を拘束すれば良い。
また、実施の形態3においては、クランプ15で伝達ベルト20を挟持し、クランプ16で連動ベルト14を挟持する例を示したが、クランプ15,16が連動ベルト14だけを挟持するように、つまり伝達ベルト20がクランプ15,16に挟持されないようにしても良い。
以上説明したように、上記各実施形態によれば、リニアモータ7あるいは回転電動機19を戸袋3の内部に固定することで、第1の扉体4の質量を小さくできる。そのため、電力消費を抑制できるので、いわゆる省エネ効果が生じる。上記各実施形態においては、図示等を省略したが、リニアモータ7等に電力等を供給する電力ケーブル等も戸袋3に固定されて動かないので、電力ケーブル等の寿命が延びて、可動扉装置1の信頼性が向上する。また、フレーム6を戸袋3に対して独立に設置場所に固定しているので、可動扉装置1の設置場所において、戸袋3を容易に取り外すことができる。そのため、可動扉装置1のメンテナンスが容易になる。また、戸袋3を取り外すことによって非常用通路を確保することができる。
なお、上記の実施形態はこの発明の具体的実施態様を例示するものであって、この発明の技術的範囲を画すものではない。この発明は特許請求の範囲に記述された技術的思想の限りにおいて、自由に変形、応用あるいは改良して実施することができる。
例えば、上記実施形態においては、無端巻き掛け伝動体の具体例としてベルトを例示したが、無端巻き掛け伝動体はベルトには限定されない。例えばチェーンであっても良い。また、ベルトやチェーンの形状や形式も限定されない。例えば、ベルトは、タイミングベルト、平ベルト、Vベルト、丸ベルト等、各種の形状のベルトを任意に選択できる。ベルトの素材も限定されない。
上記実施形態においては、転動体の具体例としてプーリを例示したが、転動体はプーリには限定されない。例えば、スプロケットホイールであっても良い。ベルトやチェーンに代表される各種の無端巻き掛け伝動体が巻き掛けられる機械要素であって、張力とトルクを相互に変換する機械要素であれば、転動体の形式や形状は限定されない。
上記実施形態においては、第1の扉体4に直接連結される動力源の具体例として、リニアモータ7を例示したが、かかる動力源はリニアモータには限定されない。例えば、エアシリンダや油圧シリンダであっても良い。
上記実施形態においては、動力源と動力伝達機構の具体例として、回転電動機とベルト・プーリ機構を例示したが、動力伝達機構はベルト・プーリ機構には限定されない。例えば、第1の実施形態において、リニアモータ7に代えて、回転電動機と送りねじ装置を備えるようにしても良い。あるいは、回転電動機とラック・ピニオン機構を備えるようにしても良い。
上記実施形態においては、支持部材の具体例として、第1の扉体4の内部に配置されたフレーム6を例示したが、支持部材の形態はこれに限定されない。例えば、戸袋3の内部に第1の扉体4を外側から囲む枠体を配置して、該枠体で第1の扉体4を支持するようにしても良い。
本明細書では、鉄道駅のプラットホームに設置される、いわゆるホームドアの発明を従来技術の例に挙げたが、この発明の適用対象はホームドアには限定されない。つまり、この発明の技術的範囲は、設置場所等によっては限定されない。
1 可動扉装置、2 ベース、3 戸袋、4 第1の扉体、5 第2の扉体、6 フレーム、7 リニアモータ、7a スライダ、8 第1の直動レール、9 第1の直動ブロック、10 第2の直動レール、11 第2の直動ブロック、12 第1のプーリ、13 第2のプーリ、14 連動ベルト、15,16 クランプ、17 第3のプーリ、18 ガイドローラ、19 回転電動機、20 伝達ベルト、21 第4のプーリ、22 第5のプーリ、23,24,25 クランプ


Claims (8)

  1. 戸袋と、
    前記戸袋の内部に配置された支持部材と、
    前記支持部材に支持されて、前記戸袋に対して進退する第1の扉体と、
    前記第1の扉体に進退自在に支持された第2の扉体と、
    前記第1の扉体の前記戸袋に対する進退方向に間隔を空けて配列されて、前記第1の扉体に、それぞれ軸支された第1及び第2の転動輪と、
    前記第1及び第2の転動輪に巻き掛けられた連動用無端巻き掛け伝動体と、
    前記戸袋に固定されて、前記第1の扉体を前記戸袋に対して進退させる動力源を備えるとともに、
    前記連動用無端巻き掛け伝動体の、前記第1の転動輪と前記第2の転動輪の間の往路又は復路のいずれかの区間において、前記連動用無端巻き掛け伝動体の前記戸袋に対する移動を拘束する第1の拘束手段と、
    前記往路又は復路のいずれかの区間であって、前記第1の拘束手段が前記連動用無端巻き掛け伝動体の移動を拘束する区間とは異なる区間において、前記連動用無端巻き掛け伝動体の前記第2の扉体に対する移動を拘束する第2の拘束手段を備える
    可動扉装置。
  2. 前記動力源の出力端は前記第1の扉体に直接連結されている
    請求項1に記載の可動扉装置。
  3. 前記動力源の出力を前記第1の扉体に伝達する動力伝達機構を備える
    請求項1に記載の可動扉装置。
  4. 前記動力伝達機構は、
    前記動力源に連結されて回転する第3の転動輪を備えていて、
    前記連動用無端巻き掛け伝動体を前記第1及び第2の転動輪の間で前記第3の転動輪に巻き掛けて構成されている
    請求項3に記載の可動扉装置。
  5. 前記動力伝達機構は、
    前記動力源に連結されて回転する第3の転動輪と、
    前記連動用無端巻き掛け伝動体と並列に前記第1及び第2の転動輪に巻き掛けられた伝達用無端巻き掛け伝動体を備え、
    前記伝達用無端巻き掛け伝動体は前記第1及び第2の転動輪の間で前記第3の転動輪に巻き掛けて構成されている
    請求項3に記載の可動扉装置。
  6. 前記動力伝達機構は、
    前記動力源に連結されて回転する第3の転動輪と、
    前記第1の扉体にそれぞれ軸支された第4及び第5の転動輪と、
    前記第3、第4及び第5の転動輪に巻き掛けられた伝達用無端巻き掛け伝動体を備え、
    前記第4及び第5の転動輪の組は、前記第1及び第2の転動輪の組と平行に配列されて、前記第1及び第2の転動輪の組に対して、上下に積層配置されている
    請求項3に記載の可動扉装置。
  7. 前記支持部材は前記戸袋から独立して設置場所に固定されている
    請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の可動扉装置。
  8. 前記動力源は前記支持部材に固定されている
    請求項7に記載の可動扉装置。
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