JP2016073870A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板ケース自体の開放を困難な構造にすることで、不正行為を防止することが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】中継基板カバー130に形成した筒体部135内にネジ孔を形成し、ネジ孔を介して固定ネジにより中継基板カバー130を副制御基板ケース120に固定する。固定ネジを収納した筒体部135の内筒穴を封止キャップ160で封止する。封止キャップ160に形成した係合フックと内筒穴内に形成した係合凹部との係合により行い、係合凹部の内少なくとも一つは、筒体部135と中継基板カバー130との接合部139側に形成する。また、中継基板カバー130と副制御基板ケース120との間には、封印バンド140を配設する。
【選択図】図5

Description

本発明は、パチンコ機やパチスロ等の遊技機に関する。
従来、パチスロ機やパチンコ機等の遊技機では、基本となる遊技状態の「一般遊技状態」と、所定の条件を満たしたこと又は抽選結果等に基づいて遊技者にとって有利となる複数種類の「特別遊技状態」とが設定されている。そして、これらの種々の遊技状態に応じて、装飾ランプや液晶表示装置、又は音声発生装置等を用いた演出が実行されるように構成されている。
これらの各遊技状態の決定や、演出の実行を実現するために、遊技機の内部には、主に遊技状態の設定や遊技処理動作を制御する主制御回路基板と、主制御回路基板から送信される制御信号に基づいて光、映像又は音声による演出を実現するための副制御回路基板が搭載されている。
このような従来のパチスロ機において、遊技機の筐体内に設置された主制御回路基板や外部集中端子板、及び前面扉に設置された副制御回路基板やドア中継基板、及び遊技場のホールコンピュータ等は、多数の配線が束になった電気ケーブルによって電気的に接続されており、必要な信号の送受信を行っている。
しかし、このような遊技機では、前面扉の隙間や、不正に開放した扉から、例えば、電気ケーブルに対して不正な信号を加えたり、電磁波によって誤動作を引き起こしたりする等の不正行為が行われる場合がある。
最近では、電気ケーブルを用いる代わりに、光ファイバーケーブルにより接続した構成が採用されている。光ファイバーケーブルを用いることにより、不正な信号を加えたり電磁波を用いたりする不正行為を確実に防止することができる。また、光ファイバーケーブルを用いることによって、遊技機内の電気ケーブルを大幅に減少させることができるため、放熱による基板の故障や電線の断線や接続不良等の故障の発生率を低下させることができる。
光ファイバーケーブルを用いた遊技機では、基板間の通信として光通信による信号伝達が行われることになる。そして、光ファイバーケーブルを通じて他の基板からの光信号を受信した基板では、受信した光信号を電気信号に変換し、変換した電気信号を用いて各種処理を行う。
しかしながら、基板間の通信に光通信を採用した遊技機では、中継基板上で受信した光信号を電気信号に変換することになるので、光信号を受信した中継基板に対して電気・電子機器系統の誤作動を誘発させるなどのゴト行為による不正行為が行われた場合には、これを防止することができなかった。例えば、不正用の特殊器具や特殊ケーブル等を、光信号を受信した中継基板(特に、基板上のコネクタ周辺)に直接侵入された場合には、電気・電子機器系統の誤作動を誘発するなどのゴト行為が行われてしまい、不正行為を防止することができなかった。
このような電気・電子機器系統の誤作動を誘発する等のゴト行為による不正行為を防止することができる遊技機として、本出願人は既に遊技機(特許文献1参照)を提案している。
特許文献1に記載された発明では、サブ中継基板ケースの開口部の所定の位置に、開口部の上半部を塞ぐ侵入防止部材を装着した構成になっている。即ち、サブ中継基板のサブ中継基板ケースに、サブ中継基板ケースが閉じた状態でサブ中継基板ケースと光ファイバーケーブルとの間に形成される隙間を埋める形で侵入防止部材を設けた構成になっている。
仮に、開口部を通じて不正を行うため、第三者が不正用の特殊ワイヤーを、サブ中継基板ケースの内部に配設されたサブ中継基板の位置まで挿入しようとした場合であっても、隙間を塞いでいる侵入防止部材によって、特殊ワイヤーの侵入を確実に阻止することができる。
また、侵入防止部材とサブ中継基板ケースとの間の構成として、互いの取り付け位置を規制する封印シールを設けた構成になっている。そして、封印シールの貼着状態を確認することによって、開口部の光ファイバーケーブルとの間の隙間に装着した侵入防止部材の取り付け位置がズレたり、侵入防止部材が開口部から取り外されたことを確認することができる。そして、繰り返し不正行為が行われるのを防止することが可能となる。
特開2012−245280号公報
しかし、特許文献1に記載された遊技機の発明で用いている封印シールは、封印シールの貼着状態を確認することによって事後的に不正行為が行われたことを知ることはできるものの、封印シールは簡単に剥離させることができてしまうため、直接的に不正行為を防止する手段とは成り得ていなかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、特に、中継基板を収納している中継基板カバー(基板ケース)自体の開放を困難な構造にすることで、不正行為を防止することが可能な遊技機の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る遊技機は、基板と、前記基板を覆う基板カバーと、を備えた遊技機であって、 前記基板カバーの周囲に一体的に接合され、固定ネジを挿通するネジ孔を有し、前記ネジ孔の周囲を囲繞する筒体部と、前記基板が設置される基台に、前記ネジ孔と整合するように形成されたネジ取付穴と、前記筒体部の内筒穴を封止する封止キャップと、前記内筒穴の内周面に形成された複数の係合凹部と、を備え、
前記封止キャップの裏面に前記各係合凹部に係合する係合フックを備えた脚部が形成されてなることを特徴とする。
本発明は、このように構成されているので、封止キャップを不正に取り外すことが難しくなり、不正に取り外しを行うことができた場合であっても、取り外しには時間を要することになる。不正行為を行う者は、不正行為を短時間で終わらせるようにしているので、不正行為に時間を要することは、不正行為の抑止効果を大いに高めることができる。
また、封止キャップの裏面に係合フックを備えた脚部を形成し、係合フックを内筒穴の内周面に形成した係合凹部に係合させることができるので、不正行為によって封止キャップの取り外しを行い難くすることができる。
本発明では、前記内筒穴の内周面に形成された複数の係合凹部のうち、少なくとも一つの前記係合凹部が、前記筒体部と前記基板カバーとの接合部側に形成されることを特徴としている。
このように構成することによって、封止キャップの取り外しを更に行い難くすることができる。
また、本発明では、前記各係合フックを前記各係合凹部に係合させた状態において、前記封止キャップの上面が前記筒体部の上部端面と面一又は前記上部端面よりも下方に位置することを特徴としている。
このように構成することによって、封止キャップの取り外しを行い難くすることができる。
本発明では、前記筒体部の周囲に形成されている狭窄空間側に、前記係合凹部の少なくとも一つが形成されていることを特徴としている。このように構成しておくことにより、筒体部の破壊が行い難い構成にしておくことができる。
本発明によれば、基板カバーを基台に固定している固定ネジを封止キャップで覆い隠しておくことができる。しかも、封止キャップを不正に取り外すことが難しくなり、不正に取り外しを行うことができた場合であっても、取り外しには時間を要することになる。不正行為を行う者は、不正行為を短時間で終わらせるようにしているので、不正行為に時間を要することは、不正行為の抑止効果を大いに高めることができる。
本実施形態に係る遊技機における機能フローを説明する説明図である。 本実施形態に係る遊技機のフロントドアの斜視図である。 本実施形態に係るフロントドアの裏面側の配置構成図である。 本実施形態に係る遊技機の各基板の配置構成図である。 本実施形態に係る副制御基板ケースの斜視図である。 図5において、封止キャップ及び封印バンドを外した状態を示す斜視図である。 図5において、中継基板カバーを外した状態を示す斜視図である。 本実施形態に係る中継基板カバーを拡大した斜視図である。 本実施形態に係る封止キャップの斜視図である。 本実施形態に係る封印バンドの断面図である。
本発明に係る遊技機の実施形態について、以下図面を参照しながら説明する。なお、本実施形態ではパチスロ機を例に説明するが、これに限定されず、パチンコ機等のその他の遊技機に適用することも可能である。
[機能フロー]
はじめに、図1を参照して、遊技機の実施の形態に係る機能フローについて説明する。本実施の形態のパチスロでは、遊技を行うための遊技媒体としてメダルを用いる。なお、遊技媒体としては、メダル以外にも、コイン、遊技球、遊技用のポイントデータ又はトークン等を適用することもできる。
遊技者によりメダルが投入され、スタートレバーが操作されると、予め定められた数値の範囲(例えば、0〜65535)の乱数から1つの値(以下、乱数値)が抽出される。
内部抽籤手段は、抽出された乱数値に基づいて抽籤を行い、内部当籤役を決定する。この内部抽籤手段は、後述する主制御回路が担う。内部当籤役の決定により、後述の入賞判定ラインに沿って表示を行うことを許可する図柄の組合せが決定される。なお、図柄の組合せの種別としては、メダルの払い出し、再遊技の作動、ボーナスの作動等といった特典が遊技者に与えられる「入賞」に係るものと、それ以外のいわゆる「ハズレ」に係るものとが設けられている。
また、スタートレバーが操作されると、複数のリールの回転が行われる。その後、遊技者によりストップボタンが押されると、リール停止制御手段は、内部当籤役とストップボタンが押されたタイミングとに基づいて、該当するリールの回転を停止する制御を行う。このリール停止制御手段は、後述する主制御回路が担う。
パチスロでは、基本的に、ストップボタンが押されたときから規定時間(190msec)内に、該当するリールの回転を停止する制御が行われる。本実施の形態では、上記規定時間内にリールの回転に伴って移動する図柄の数を「滑り駒数」と呼び、その最大数を図柄4個分に定める。
リール停止制御手段は、入賞に係る図柄の組合せの表示を許可する内部当籤役が決定されているときは、上記規定時間を利用して、その図柄の組合せが入賞判定ラインに沿って極力表示されるようにリールの回転を停止する。また、リール停止制御手段は、上記規定時間を利用して、内部当籤役によってその表示が許可されていない図柄の組合せが入賞判定ラインに沿って表示されないようにリールの回転を停止する。
こうして、複数のリールの回転がすべて停止されると、入賞判定手段は、入賞判定ラインに沿って表示された図柄の組合せが、入賞に係るものであるか否かの判定を行う。この入賞判定手段は、後述する主制御回路が担う。入賞に係るものであるとの判定が行われると、メダルの払い出し等の特典が遊技者に与えられる。以上のような一連の流れがパチスロにおける1回の遊技として行われる。
また、パチスロでは、前述した一連の流れの中で、液晶表示装置などの表示装置により行う映像の表示、各種ランプにより行う光の出力、スピーカにより行う音の出力、或いはこれらの組合せを利用して様々な演出が行われる。
スタートレバーが操作されると、前述の内部当籤役の決定に用いられた乱数値とは別に、演出用の乱数値(以下、演出用乱数値)が抽出される。演出用乱数値が抽出されると、演出内容決定手段は、内部当籤役に対応づけられた複数種類の演出内容の中から今回実行するものを抽籤により決定する。この演出内容決定手段は、後述する副制御回路が担う。
演出内容が決定されると、演出実行手段は、リールの回転が開始されるとき、各リールの回転がそれぞれ停止されるとき、入賞の有無の判定が行われたとき等の各契機に連動させて演出の実行を進める。この演出実行手段は、後述する副制御回路が担う。このように、パチスロでは、内部当籤役に対応づけられた演出内容を実行することによって、決定された内部当籤役(言い換えると、狙うべき図柄の組合せ)を知る或いは予想する機会が遊技者に提供され、遊技者の興味の向上が図られる。
[外観構造]
図2は、本実施形態に係るパチスロ機1のフロントドア2を示す斜視図である。パチスロ機1は、リールや回路基板等を収容する図示せぬ筐体と、筐体に対して開閉可能に取り付けられるフロントドア2とを備える。筐体の内部には、3つのリールが横並びに設けられている。各リールは、円筒状のフレームの周面に、複数の図柄(例えば21個)が回転方向に沿って連続的に配された帯状のシートを貼り付けて構成されている。
フロントドア2の中央には、表示窓4が設けられている。表示窓4は、正面から見て筐体内に配した3つのリールに重畳する手前側に位置するように設けられている。
つまり、表示窓4の表示領域は、3つのリールに対する表示窓としての機能を果たすものであり、その背後に設けられた各リールの回転及びその停止の動作が遊技者側から視認可能となる。
表示窓4の表示領域は、その背後に設けられた各リールの回転がそれぞれ停止されたとき、各リールの表面に配された複数種類の図柄のうち、その枠内における上段、中段及び下段の各領域にそれぞれ1個の図柄(合計で3個)を表示する。また、各リールを表示する表示領域における上段、中段及び下段からなる3つの領域のうち予め定められた何れかをそれぞれ組合せてなる擬似的なラインを、入賞か否かの判定を行う対象となるライン(入賞判定ライン)として定義する。
本実施形態では、表示窓4の各領域における上段を組合せてなるトップライン、各領域の中段を組合せてなるセンターライン、各領域の下段を組合せてなるボトムライン、左側に位置する左側領域の上段、中央に位置する中央領域の中段及び右側に位置する右側領域の下段を組合せてなるクロスダウンライン、左側領域の下段、中央領域の中段及び右側領域の上段を組合せてなるクロスアップラインの5つを入賞判定ラインとして設けている。
フロントドア2には、遊技者による操作の対象となる各種装置が設けられている。台座部右側に配されているメダル投入口15は、遊技者によって外部から投下されるメダルを受け入れるために設けられる。メダル投入口15に受け入れられたメダルは、所定枚数(例えば3枚)を上限として1回の遊技に投入されることとなり、所定枚数を超えた分はパチスロ機1内部に預けることが可能となる(いわゆるクレジット機能)。
台座部左側に配されているベットボタン13は、パチスロ機1内部に預けられているメダルから1回の遊技に投入する枚数を決定するために設けられる。精算ボタン14は、パチスロ機1内部に預けられているメダルを外部に引き出すために設けられる。
台座部左側に配されているスタートレバー6は、全てのリールの回転を開始するために設けられる。ストップボタン7は、3つのリールのそれぞれに対応づけられており、対応するリールの回転を停止するために設けられる。
表示窓4の上方には、演出用表示装置10が設けられており、演出内容に応じて様々な演出表示を行わせることができる。例えば、液晶表示装置や装飾パネルなどから構成できる。表示窓4の左右には、演出効果を高めるための蛍光管11が配されている。
表示窓4の下方かつ台座部の上方には、図柄組合せ及びメダルの配当枚数等を表示する配当表示パネル23が配設されている。配当表示パネル23の下方側におけるベットボタン13の右側には、7セグ表示器12が配されている。7セグ表示器12は、7セグメントLEDからなり、今回の遊技に投入されたメダルの枚数(以下、投入枚数)、特典として遊技者に対して払い出すメダルの枚数(以下、払出枚数)、パチスロ機1内部に預けられているメダルの枚数(以下、クレジット枚数)等の情報を遊技者に対してデジタル表示する。
また、配当表示パネル23の左右及び台座部の下方には、演出等の音響効果を高める一対のスピーカ21がそれぞれ設けられている。また、台座部の下方には、機械名称やキャラクタの図柄を表示する腰部パネル25が設けられている。なお、腰部パネル25下方には、メダル払出口16が設けられており、メダル払出口16は、後述のメダル払出装置の駆動により排出されるメダルを外部に導く。メダル払出口16から排出されたメダルは、メダル受皿17に貯められる。
フロントドア2における演出用表示装置10の後方側には、副制御回路基板56を収納した副制御基板ケース120が取り付けられている。
[パチスロ機の内部構成]
図3には、本実施形態におけるパチスロ機1のフロントドア2の裏面側における構造を示している。
なお、図示せぬ筐体内部には、主制御回路基板55(図4参照)が設けられている。主制御回路基板55は、内部当選役の決定、各リールの回転及び停止、入賞の有無の判定といった、パチスロ機1における遊技の主な流れを制御する回路基板である。
筐体内部の中央には、3つのリールが設けられており、各リールのそれぞれには、所定の減速比をもったギアを介してステッピングモータが接続されている。
また、筐体内部の下方には、多量のメダルを収容可能で、それらを1枚ずつ排出可能な構造を有するメダル払出装置や各装置に対して必要な電力を供給するための電源装置が設けられている。
フロントドア2の裏側の上部には、副制御基板ケース120内に収納された副制御回路基板56(図4参照)が設けられている。副制御回路基板56は、ランプや蛍光管11の点消灯、音声の発生、映像の表示等による演出の実行を制御する回路基板である。なお、副制御回路基板56の具体的な構成は後述する。
図3に示すように、フロントドア2の裏側の中央部位であって、表示窓4の下方には、セレクタ51が設けられている。セレクタ51は、材質や形状等が適正であるメダルか否かを選別する装置であり、メダル投入口15に受け入れられた適正なメダルを筐体側に設けたメダル払出装置へ案内する。尚、セレクタ51内においてメダルが通過する経路上には、後述のメダルセンサ50(図4参照。)が設けられており、適正なメダルが通過したことを検出する。
[各基板の構成]
次に、図4を参照して、本実施の形態におけるパチスロ機1の筐体3及びフロントドア2に搭載される各基板の構成について説明する。本実施形態におけるパチスロ機1は、主制御回路基板55、副制御回路基板56、ドア中継基板62、副制御回路基板56用の中継基板126、外部集中端子板63、及びその他の周辺装置を備える。
(主制御回路基板)
主制御回路基板55は、回路基板上に設置されたマイクロコンピュータを主たる構成要素としている。マイクロコンピュータは、CPU(以下、メインCPU)、ROM(以下、メインROM)、RAM(以下、メインRAM)、I/O、通信回路等により構成される。
メインROMには、メインCPUにより実行される制御プログラム、内部抽選テーブル等のデータテーブル、副制御回路基板56に対して各種制御指令(コマンド)を送信するためのデータ等が記憶されている。メインRAMには、制御プログラムの実行により決定された内部当選役等の各種データを格納する格納領域が設けられる。
主制御回路基板55のメインCPUには、クロックパルス発生回路、分周器、乱数発生器及びサンプリング回路等が接続されており、メインCPUは、発生されたクロックパルスに基づいて、制御プログラムを実行する。乱数発生器は、予め定められた範囲の乱数(例えば、0〜65535)を発生し、サンプリング回路は、発生された乱数の中から1つの値を抽出して、遊技に関する抽選処理を行う。
主制御回路基板55は、電力を供給する電源装置54と電気的に接続され、また、各リールの回転及び停止制御を行うリールモータ駆動回路39、メダルの払い出し制御を行うメダル払出装置43、ドア中継基板62、中継基板126等の各中継基板とは信号ケーブルによって接続されており、また、外部集中端子板63を介して遊技場のホールコンピュータ等にも接続されている。
更に、主制御回路基板55は、演出を目的として、ランプや演出用表示装置10、又は音声発生装置等の制御を実行する副制御回路基板56に対して、メダルの投入、スタートレバー6の操作、ストップボタン7の操作、内部当選役、表示役、遊技状態等の各種の情報を送信する。
ここで、主制御回路基板55は直接、ドア中継基板62に接続されている各入力手段の状態を読み取るとともに、リールモータ駆動回路39、メダル払出装置43等の周辺装置を制御し、貯留枚数表示器、役物回数表示器、払出枚数表示器、当たり表示器、その他の出力手段に対して表示情報を出力して遊技を進行する。
図4に示すように、主制御回路基板55に接続されているドア中継基板62には、パチスロ機1の操作部に配されている各種スイッチ等の信号ケーブルが接続されている。ドア中継基板62に接続されているメダルセンサ50は、メダル投入口15に受け入れられたメダルが前述のセレクタ51内を通過したことを検出する。
ドア中継基板62に接続されているベットスイッチ13Sは、ベットボタン13が遊技者により操作されたことを検出する。また、スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6が遊技者により操作されたことを検出する。
また、ストップスイッチ46は、3つのストップボタン7のそれぞれが遊技者により押されたことを検出する。これらのスイッチ等の入力情報は、ドア中継基板62から主制御回路基板55に対して伝達される。主制御回路基板55は、これらの入力情報に基づいて遊技を進行させ、リールモータ駆動回路39、メダル払出装置43等の周辺装置の動作を制御する。
リールモータ駆動回路39は、リール毎に配されたステッピングモータの駆動を制御する。各リールにはリール位置検出回路が接続されており、このリール位置検出回路は、発光部と受光部とを有する光センサにより、リールが一回転したことを示すリールインデックスを検出する。
各リールを回転させるステッピングモータの駆動力は、所定の減速比をもったギアを介してリールに伝達される。ステッピングモータに対して1回のパルスが出力されるごとに、リールは一定の角度で回転する。
主制御回路基板55のメインCPUは、リールインデックスを検出してからステッピングモータに対してパルスを出力した回数をカウントすることによって、リールの回転角度(主に、リールが図柄何個分だけ回転したか)を管理し、リールの表面に配された各図柄の位置を管理するようにしている。
メダル払出装置43には、メダル検出部が配されており、払い出しを行うメダルの数量を検出して、メダル払出装置43から外部に排出されたメダルが払出枚数に達したか否かをチェックすることができる。
(外部集中端子板)
筐体の内部には主制御回路基板55から各種信号が入力される外部集中端子板63が設置されている。外部集中端子板63の光信号入力端子には、主制御回路基板55からのメダルの投入/払い出し枚数、遊技回数、ボーナスの入賞情報等の信号が介して入力される。また、外部集中端子板63の光信号出力端子からは、それらの信号を遊技場のホールコンピュータ80に出力する。
(副制御回路基板)
副制御回路基板56は、中継基板126を介して主制御回路基板55と一方向の通信により接続されており、主制御回路基板55から送信されるコマンドに基づいて演出内容の決定や実行等の処理を行う。副制御回路基板56は、基本的に、CPU(以下、サブCPU)、ROM(以下、サブROM)、RAM(以下、サブRAM)、レンダリングプロセッサ、描画用RAM、ドライバ、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)、オーディオRAM及びA/D変換器及びアンプを含んで構成されている。
副制御回路基板56のサブCPUは、主制御回路基板55から送信されたコマンドに応じて、サブROMに記憶されている制御プログラムに従い、映像、音、光の出力の制御を行う。サブRAMは、決定された演出内容や演出データを登録する格納領域や、主制御回路基板55から送信される内部当選役等の各種データを格納する格納領域が設けられている。サブROMは、基本的に、プログラム記憶領域とデータ記憶領域によって構成される。
プログラム記憶領域には、サブCPUが実行する制御プログラムが記憶されている。例えば、制御プログラムには、主制御回路基板55との通信を制御するための主基板通信タスクや、演出用乱数値を抽出し、演出内容(演出データ)の決定及び登録を行うための演出登録タスク、決定した演出内容に基づいて演出用表示装置10による表示を制御する描画制御タスク、ランプによる光の出力を制御するランプ制御タスク、スピーカ21による音の出力を制御する音声制御タスク等が含まれる。
副制御回路基板56には、その動作が制御される周辺装置として、演出用表示装置10、スピーカ21及びサウンド基板110、ランプ基板58、下皿LED基板61等が接続されている。
副制御回路基板56のサブCPU、レンダリングプロセッサ、描画用RAM(フレームバッファを含む)及びドライバは、演出内容により指定されたアニメーションデータに従って映像を作成し、作成した映像を演出用表示装置10に伝達して表示する。
また、副制御回路基板56のサブCPU、DSP、オーディオRAM、A/D変換器及びアンプは、演出内容により指定されたサウンドデータに従ってBGM等の音をスピーカ21により出力する。また、サブCPUは、演出内容により指定された音声情報のコマンドをサウンド基板110に送信する。当該音声情報のコマンドを受信したサウンド基板110は、コマンドを解析して、DSP、オーディオRAM、A/D変換器及びアンプ等により音声信号を生成して、下部に配したスピーカ21及び配当表示パネル23の左右に配したスピーカ21から音声を出力する。
また、副制御回路基板56のサブCPUは、演出内容により指定されたランプデータに従ってランプや蛍光管11の点灯及び消灯や点滅を行う。ランプ基板58は、副制御回路基板56から受信した指令に基づいて、主に図1に示すパチスロ機1の前面上部の表示窓4の側方に配されている多数のランプや蛍光管11の点灯や消灯や点滅のパターンを切り替えることができる。副制御回路基板56は、ランプや蛍光管11の点消灯に関する演出内容に応じたコマンドをランプ基板58に送信する。
ランプ基板58が当該コマンドを受信すると、ランプ基板58では蛍光管11や多数配置されているランプの点灯及び消灯を個々に制御して、点灯状態の移動、点灯状態の回転、ストロボ状の発光、その他の点消灯のパターンにてそれぞれ発光させる。
[光ファイバーケーブル]
上述したように、パチスロ機1を構成する主制御回路基板55、副制御回路基板56、中継基板126、ドア中継基板62、外部集中端子板63、ホールコンピュータ80及びその他の周辺装置は、必要な情報を入出力するために相互間を通信ケーブルで接続されている。従来のパチスロ機では通信ケーブルとして電気ケーブルが用いられているが、本実施形態では通信ケーブルとして光ファイバーケーブル90が用いられる。
光ファイバーケーブル90は、セキュリティ機能が高く、外部からの不正な電磁気的又は機械的手段に対し安全性が高い。すなわち、従来の電気ケーブルでは、電磁波や電気信号印加による不正行為又は配線の付け替え等の不正行為を防止することは困難であったが、光ファイバーケーブルではそのような不正行為を未然に抑止することが可能である。
本実施形態では、図4に示すように、主制御回路基板55の光信号出力端子と外部集中端子板63の光信号入力端子は光ファイバーケーブル90で接続され、同様に副制御回路基板56の中継基板126と主制御回路基板55との間、外部集中端子板63とホールコンピュータ80との間、主制御回路基板55とドア中継基板62との間は、それぞれに設けられた光信号入力/出力端子を介して光ファイバーケーブル90で接続されている。
主制御回路基板55、副制御回路基板56及び各種基板内で電気的に処理された電気信号は各機器内で電気・光信号変換器により光信号に変換され(図示せず)、光信号出力端子を介して光ファイバーケーブル90に伝送される。また、他の機器から光ファイバーケーブル90と光信号入力端子とを介して入力された光信号は、当該機器内で光・電気信号変換器により電気信号に変換され(図示せず)電気的に処理される。
なお、光ファイバーケーブル90はその他の周辺機器、例えば、メダルセンサ50、ベットスイッチ13S等とドア中継基板62との間、及び主制御回路基板55とメダル排出装置43との間の接続にも適宜用いることができる。
また、本実施形態では、外部集中端子板63は外部集中端子板63の光信号入力端子に入力された光信号を電気信号変換しているが、これに限定されず、入力された光信号を光学的に処理(増幅、分岐、等)した上、光信号のままで光信号出力端子からホールコンピュータ80へ出力するように構成してもよい。
[副制御基板ケース、中継基板カバー]
次に、図5乃至図10を用いて、副制御基板ケース120上に配置された中継基板126(図7参照)を覆う中継基板カバー130の取付構成について説明する。この場合、副制御基板ケース120が、中継基板カバー130に対する基台として機能している。図2に示すように、副制御基板ケース120は、フロントドア2の裏面上部に配設されており、内部に副制御回路基板56(図4参照)を収納している。図5に示すように、副制御基板ケース120には、光ケーブルコネクタ125等を実装した中継基板126(図7参照)を覆う中継基板カバー130が取り付けられている。
副制御基板ケース120上には、ロムカートリッジカバー170等も取り付けられている。図5、図10に示すように、副制御基板ケース120は、フロントドア2の裏面に取付けるベース部材177上に固定ネジ175を介して固定されている。固定ネジ175としては、中継基板カバー130を副制御基板ケース120に固定するとともにベース部材177に固定する固定手段としても用いられている。
図6に示すように、中継基板カバー130は、固定ネジ175によって、副制御基板ケース120とベース部材177(図10参照)とに固定されている。固定ネジ175は、固定する部位に応じてネジ径を異ならせて構成することも、同じネジ径を用いて構成しておくこともできる。図示例では、同じ規格の固定ネジ175を用いた構成を示している。
中継基板カバー130を副制御基板ケース120に固定する構成としては、図8に示すように、中継基板カバー130の成型時に中継基板カバー130の周囲に一体的に成形した筒体部135を介した固定と、中継基板カバー130と一体的に成型されたフランジ部132を介しての固定と、が行われる。
筒体部135は、ケーブルを接続した基板を収納する基板カバーとしての中継基板カバー130の外周面の部位に一体的に締結されており、外周面から外方に膨出した形状に形成されている。そして、筒体部135を介して中継基板カバー130を副制御基板ケース120上に固定することができる。また、フランジ部132は、副制御基板ケース120から外方に突出した形状に形成されており、図7に示すように副制御基板ケース120から外方に突出したフランジ部122との間で固定することができる。
図8に示すように、中継基板カバー130と接合部139によって結合された一対の筒体部135には、筒体部135の高さ方向に沿った内筒穴137が形成されており、内筒穴137の底面137aの中央には、固定ネジ175を挿通させる第1ネジ孔131が形成されている。
筒体部135を介しての副制御基板ケース120との固定は、内筒穴137の底面137aと副制御基板ケース120の上面との間を、固定ネジ175で締結することにより行うことができる。固定ネジ175で締結するため、図7に示すように、副制御基板ケース120の上面には、固定ネジ175が螺合する第1ネジ取付穴121が、一対の筒体部135の形成位置に対応させて形成している。
図8に示すように、内筒穴137の内部には、内筒穴137の内周面の周方向に沿って形成した複数の係合凹部136が形成されている。係合凹部136は、内筒穴137内の固定ネジ175に対して不正に接触することができないようにするための封止キャップ160(図5、図6参照)を係合させるものであって、不正行為によって係合した封止キャプ160が内筒穴137から外されないようにするための構成として形成されている。
係合凹部136の形成個数としては、2個以上の複数個形成しておくことができる。しかし、係合凹部136に係合させる後述する封止キャップ160の係合状態を安定させ、不正行為によって封止キャプ160が内筒穴137から外されないようにするためには、係合凹部136の形成個数としては、3個以上に形成しておくことが望ましい構成になる。
ただし、係合凹部136の形成個数を2個とした場合であっても、内筒穴137の内周面の周方向に幅広の係合凹部136を形成し、この係合凹部136に係合する封止キャップ160の係合フック163の横幅を広く構成しておくことにより、封止キャップ160の取り外しを行い難くすることもできる。
複数形成した係合凹部136のうち少なくとも一つの係合凹部136は、筒体部135と中継基板カバー130との接合部139側に形成されている。また、残りの係合凹部136のうち少なくとも一つの係合凹部136を、筒体部135の周囲における狭窄空間側に形成しておくこともできる。例えば、図5のロムカートリッジカバー170側に係合凹部136を形成しておくことができる。
このように係合凹部136を構成しておくことにより、係合凹部136に係合させる封止キャップ160の取り外しを困難な状況下に置いておくことができる。封止キャップ160によって、筒体部135に形成した内筒穴137を塞ぐことができ、内筒穴137内の固定ネジ175への接続を防止するために用いられている。
図9に示すように、封止キャップ160の裏面には、円筒状の補強部164が設けられており、補強部164から延設された形で複数の弾性変形可能な脚部162が構成されている。各脚部162の自由端側には、外向きに突出した係合フック163が形成されており、係合フック163は、内筒穴137に形成した複数の係合凹部136とそれぞれ弾性的に係合することができる。
また、封止キャップ160の頭部における外周面形状は、内筒穴137の内周面形状に倣って形成されており、内筒穴137に嵌入した封止キャップ160と内筒穴137との間に隙間が形成されないように構成している。また、封止キャップ160の上面160aには、中継基板カバー130や副制御基板ケース120を構成している基板の色とは異なる色に着色されており、封止キャップ160が一目で目立つように、例えば、赤色等で着色しておくことができる。
封止キャップ160で筒体部135の内筒穴137を塞いだ状態を図5に示している。封止キャップ160の上面160a(図9参照)は、筒体部135の端部上面135aと面一状態か、端部上面135aよりも下方に位置した状態になるように、封止キャプ160は内筒穴137の係合凹部136に係合している。
本実施形態では、筒体部135側による固定構造以外にも、中継基板カバー130を副制御基板ケース120に固定する固定構造が採用されている。そこで、図6乃至図8、図10を用いて中継基板カバー130を副制御基板ケース120とともにベース部材177に固定する構成について説明する。
このための構成として、中継基板カバー130には、フランジ部132が形成されている。フランジ部132に対向した副制御基板ケース120の部位には、フランジ部122(図7参照)が形成されている。
図8に示すように、フランジ部132には、凹部134が形成されており、凹部134の底面134aには、固定ネジ175を挿通させる第2ネジ孔133が形成されている。また、図7に示すように、副制御基板ケース120のフランジ部122には、第2ネジ孔133を挿通した固定ネジを螺合させる第2ネジ取付孔123が形成されている。また、図10に示すように、第2ネジ取付孔123に螺合した固定ネジ175は、ベース部材177に形成したネジ取付穴に螺合させることができる。これにより、中継基板カバー130を副制御基板ケース120に固定するとともに、ベース部材177に固定することができる。
なお、上記説明では、副制御基板ケース120のフランジ部122に第2ネジ取付孔123を形成した構成について説明を行ったが、第2ネジ取付孔123を固定ネジ175の挿通孔として形成しておき、固定ネジ175がベース部材177に形成したネジ取付穴に螺合させる構成にしておくこともできる。また、固定ネジ175を螺合させる螺合部をネジ取付穴を、袋小路のような行き止まりを有する穴として形成しておくことも、貫通孔として形成しておくこともできる。固定ネジ175をベース部材177のネジ取付穴に螺合させた構成のときは、中継基板カバー130を固定する基台としては、副制御基板ケース120とベース部材177とが用いられることになる。
フランジ部122とフランジ部132とを固定した固定ネジ175は、封印バンド140(図8参照)によって、固定ネジ175が外部に露呈しないように遮蔽されている。フランジ部132の構成としては、図8に示すように、封印バンドベース143を備えた構成としておくこともできる。そして、封印バンド140は、フランジ部132の凹部134に装着される封印バンドベース143と、バンド部141と、第2ネジ取付孔123(図7参照)を覆うキャップカバー142とを有する構成になっている。
図8に示すように、封印バンドベース143には、凹部144が形成されている。凹部144の底面144aには、固定ネジ175によって封印バンドベース143を中継基板カバー130及び副制御基板ケース120に固定するためのネジ孔144bが形成されている。図10に示すように、ネジ孔144bを通した固定ネジ175を第2ネジ取付孔123(図7も参照)に螺合させることで、封印バンドベース143を中継基板カバー130の凹部134内に取付けた状態で、中継基板カバー130を副制御基板ケース120とベース部材177とに固定することができる。
図8に戻って説明を続けると、キャップカバー142には、バンド部141の締結箇所であるヘッド141aを収納する内部空間が形成されており、キャップカバー142の側面には、ヘッド141aを側面側から内部空間内に収納する開口が形成されている。
キャップカバー142内に収納されたバンド部141は、ストラップ部とも呼ばれるバンド141bの端部を固定したヘッド141aと、バンド141bの他端部側のテール141cとを備えた構成になっている。バンド141bの裏面には、セレーションと呼ばれるギザギザ部が形成されている。また、ヘッド141a内には、爪が形成されており、テール141cをヘッド141a内に挿通した際には、爪はバンド141bの裏面に形成したギザギザ部に対するラチェット機能を奏して、バンド141bの抜け止めを行うことができる。
封印バンドベース143及びキャップカバー147には、バンド部141のテール141cを挿通させる開口が形成されている。図10に示すように、キャップカバー147の裏面側には、封印バンドベース143の凹部144内に嵌入できる突出部が形成されており、バンド部141のテール141cを開口から突出させた状態で収納したキャップカバー147を、キャップカバー147の突出部を封印バンドベース143の凹部144内に嵌入させる。
この状態から、バンド部141のテール141cを封印バンドベース143の開口を通して、ヘッド141a内に挿入する。そして、ヘッド141aを通り抜けたテール141cを更に引き抜くことにより、キャップカバー147とバンド部141とを封印バンドベース143に締結させることができる。締結状態は、ヘッド141a内の爪とバンド141b裏面のギザギザ部との係合により維持されることになる。
そしてこの状態において、封印バンドベース143を副制御基板ケース120やベース部材177に固定している固定ネジ175は、キャップカバー142によって、外部から視認できない状態におくことができる。
このように、中継基板カバー130は、封止キャップ160によって固定ネジ175の固定箇所が封止されており、また、封印バンド140によって、副制御基板ケース120に形成したフランジ部122と中継基板カバー130に形成したフランジ部132との締結状態は、封印バンド140によって、封印した状態にできる。
このように、封止キャップ160と封印バンド140とを用いた構成により、中継基板カバー130を不正に開放するのを防止しておくことができる。また、不正に中継基板カバー130を開放するためには、封印バンド140を切断しなければならず、封印バンド140の状態を確認することで、中継基板カバー130が不正に開放したことを簡単に確認することができる。
封印バンド140としては、副制御基板ケース120がベース部材177から不正に開放されたのを確認するためのものとして、図5に示す封印バンド145を構成しておくこともできる。また、ロムカートリッジカバー170と副制御基板ケース120との固定状態を確認するため、封印バンド150を取り付けておくこともできる。
図6に示すように、封印バンド145の構成は、封印バンド140と同様に構成されており、バンド部146、キャップカバー147、封印バンドベース148とを備えた構成になっている。そして、図10に示すように、キャップカバー147内に収納したバンド部146のテールをキャップカバー147と封印バンドベース148との掛け回すことにより、封印状態を構成することができる。
副制御基板ケース120をベース部材177上に取付けた状態を封印するため、封印シール155を貼り付けておくことができる。このように、二重にも三重にも封印状態を確認できる構成にしておくことにより、よりセキュリティ性能を高めた遊技機を構成することができる。
以上の実施形態の説明では、副制御基板ケース120上に中継基板カバー130を固定する構成について説明を行ったが、本発明はこの構成に限定されるものではない。例えば、副制御回路基板の側方に配した中継基板を覆う中継基板カバーに対して、本発明を適用することができる。また、中継基板としては、一方向から各種信号が入力される中継基板に限定されるものではなく、各種信号が双方向で入出力される中継基板を用いることができ、この種の中継基板を覆う中継基板カバーに対しても、本発明を適用することができる。
更には、中継基板を覆う中継基板カバー以外であっても、例えば、主制御回路基板や副制御回路基板を含むあらゆる種類の基板を覆う基板カバーに対しても、本発明を適用することができる。
そのため、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更等を行うことができる。これらの変更等を行った実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれている。
2…フロントドア、55…主制御回路基板、56…副制御回路基板、62…ドア中継基板、63…外部集中端子板、90…光ファイバーケーブル、120…副制御基板ケース(基台)、121…第1ネジ取付穴、122…フランジ部、123…第2ネジ取付穴、125…光ケーブルコネクタ、126…中継基板、130…中継基板カバー、132…フランジ部、134…凹部、135…筒体部、136…係合凹部、137…内筒穴、139…接合部、140…封印バンド、141…バンド部、142…キャップカバー、143…封印バンドベース、144…凹部、144a…底面、144b…孔、145…封印バンド、150…封印バンド、155…封印シール、160,161…封止キャップ、160a…上面、162…脚部、163…係合フック、164…補強部、177…ベース部材。

Claims (4)

  1. 基板と、前記基板を覆う基板カバーと、を備えた遊技機であって、
    前記基板カバーの周囲に一体的に接合され、固定ネジを挿通するネジ孔を有し、前記ネジ孔の周囲を囲繞する筒体部と、
    前記基板が設置される基台に、前記ネジ孔と整合するように形成されたネジ取付穴と、
    前記筒体部の内筒穴を封止する封止キャップと、
    前記内筒穴の内周面に形成された複数の係合凹部と、
    を備え、
    前記封止キャップの裏面に前記各係合凹部に係合する係合フックを備えた脚部が形成されてなることを特徴とする遊技機。
  2. 前記内筒穴の内周面に形成された複数の係合凹部のうち、少なくとも一つの前記係合凹部が、前記筒体部と前記基板カバーとの接合部側に形成されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記各係合フックを前記各係合凹部に係合させた状態において、前記封止キャップの上面が前記筒体部の上部端面と面一又は前記上部端面よりも下方に位置することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記筒体部の周囲に形成されている狭窄空間側に、前記係合凹部の少なくとも一つが形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の遊技機。
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