JP2016072714A - カメラ走行装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、比較的軽くすることが可能な中空の軌道レールに適用させるようにしたカメラ走行装置を提供する。【解決手段】移動する被写体を軌道レール2に沿ってカメラで撮影できるようにしたカメラ走行装置1であって、カメラを保持すると共に、軌道レール2を周方向で包囲するように配置され、軌道レール2の外面に沿って摺動する外筒4と、外筒4に対して磁力を介して連結される磁力連結部6cを有するとともに、軌道レール2内を走行する走行体3と、を備えている。走行中に、カメラが障害物に当たって止まってしまったような場合であっても、カメラを保持している外筒4は、走行体3に対して磁力連結されているだけなので、外筒4と走行体3とが素早く切り離され、その結果として、カメラや走行体3にダメージを与え難い。【選択図】図2
Description
本発明は、移動する被写体を軌道レールに沿ってカメラで撮影できるようにしたカメラ走行装置に関するものである。
従来、このような分野の技術として、特開平9−284613号公報がある。この公報に記載されたカメラ走行装置に利用される走行体は、断面矩形の軌道レールの上面に接するように配置されると共に、駆動モータにより回転する駆動輪と、この駆動輪と同様に軌道レールの上面に接するように配置され、走行体の走行速度をブレーキにより制御する制動輪と、軌道レールの両側面に接するように配置された片側4個(両側面で8個)の案内輪と、を備えている。また、走行体の下部両側面には、各モータに電力を供給する電源ユニットが装備され、さらに、走行体の上部には、走行体の走行位置を検出する位置センサが配置されている。
しかしながら、重い軌道レールでは敷設に係る作業の負担が大きいといった問題点がある。
本発明は、比較的軽くすることが可能な中空の軌道レールに適用させるようにしたカメラ走行装置を提供することを目的とする。
本発明は、移動する被写体を軌道レールに沿ってカメラで撮影できるようにしたカメラ走行装置であって、
前記カメラを保持すると共に、前記軌道レールを周方向で包囲するように配置され、前記軌道レールの外面に沿って摺動する外筒と、
前記外筒に対して磁力を介して連結される磁力連結部を有するとともに、前記軌道レール内を走行する走行体と、を備える。
前記カメラを保持すると共に、前記軌道レールを周方向で包囲するように配置され、前記軌道レールの外面に沿って摺動する外筒と、
前記外筒に対して磁力を介して連結される磁力連結部を有するとともに、前記軌道レール内を走行する走行体と、を備える。
本発明によれば、比較的軽くすることが可能な中空の軌道レールに適用させることができる。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るカメラ走行装置の好適な実施形態について詳細に説明する。
近年、スポーツやエンターテインメントなどの分野で、移動する被写体の迫力ある映像を撮影するために、カメラを水平方向、鉛直方向、斜め方向に走行させる装置が求められている。図1及び図2に示されるように、カメラ走行装置1は、例えば直径50mm程度の断面円形の軌道レール2に沿って移動可能な走行組立体Aを備えている。この走行組立体Aは、軌道レール2内を走行する走行体3と、図示しないカメラがホルダを介して固定される外筒4と、を有している。そして、走行体3は、軌道レール2内を走行する走行本体5と、走行本体5を包囲する内筒10と、からなる。なお、軌道レール2としては既成のポールであってもよい。内部が空洞となっている中空の軌道レール2を用いれば、中空ではない軌道レールと比較して軽くすることができる。また、軌道レール2の断面は円形であることが好ましいが、後述する外筒4等を伸縮可能な構造にすれば円形に限らない。
図3(a)に示されるように、走行本体5の前部には、軌道レール2内で周方向に回転する回転部6が設けられ、走行本体5の後部には軌道レール2の内面に当接して走行本体5の前進後退を可能にする車輪7が設けられている。そして、回転部6と車輪7との間に円柱状の胴部8が配置されている。胴部8は、回転部6を正逆転させるための減速モータM1と、車輪7を回転させるための減速モータM2とを備えている。さらに、回転部6には、円板状の中央部6aから放射状に突出する3本の突起部6bが設けられ、各突起部6bの先端には、永久磁石又は電磁石からなる磁力連結部6cが固定されている。
図3(b)及び図3(c)に示されるように、走行本体5には、軌道レール2の内面に沿って摺動する内筒10が固定されている。内筒10は、走行本体5の胴部8に固定されるインナースリーブ10aと、インナースリーブ10aを包囲するアウタースリーブ10bと、インナースリーブ10aとアウタースリーブ10bとの間に配置された転動体の一例をなす球10cと、からなる。球10cは、周方向かつ軸線方向に整列させられている。そして、球10cは、アウタースリーブ10bの表面から一部露出させられており、これによって、走行体3自体の走行抵抗を低減させ、カメラ走行装置1を軌道レール2に沿ってスムーズに走行させることができる。
図4に示されるように、外筒4は、軌道レール2を周方向で包囲するように配置され、軌道レール2の外面に沿って摺動する。この外筒4は、軌道レール2の周囲に位置するインナースリーブ4aと、インナースリーブ4aを包囲するアウタースリーブ4bと、インナースリーブ4aとアウタースリーブ4bとの間に配置された転動体の一例をなす球4cと、からなる。そして、球4cは、インナースリーブ4aの表面から一部露出させられており、これによって、外筒4の移動抵抗を低減させ、カメラ走行装置1を軌道レール2に沿ってスムーズに走行させることができる。
外筒4のアウタースリーブ4bの外面には、回転部6の磁力連結部6cに磁力連結される磁気吸着部11が固定されている。この磁気吸着部11は、磁性体からなる板材により形成されると共に、周方向において、回転部6の磁力連結部6cと一対一で対応している。そして、磁気吸着部11に磁力を集中させるために、インナースリーブ4aとアウタースリーブ4bと球4cとは非磁性体により形成されている。このような構成を採用すると、回転部6の磁力連結部6cを、外筒4の磁気吸着部11に一対一の対応関係をもって連結することができるので、走行本体5に対する外筒4の位置決めを確実に行うことができる。
図2及び図5に示されるように、走行体3が、軌道レール2内に挿入され、外筒4内に軌道レール2が挿入され、回転部6の磁力連結部6cと磁気吸着部11とを磁力連結させる。これによって、回転部6の磁力連結部6cに対する外筒4の磁気吸着部11の位置合わせが行われる(図6(a)参照)。
図6(b)に示されるように、減速モータM1によって回転部6を回転させると、磁力連結によって外筒4もそれに追従して回転させることができる。また、回転部6は、走行本体5によって軌道レール2内を移動させることができるので、外筒4も軌道レール2に沿って移動させることができる。
例えば、回転部6の回転を停止させた状態で走行本体5を前進又は後退させると、これに追従して外筒4も前進又は後退させることができる。また、走行本体5の移動を停止させ、回転部6のみを回転させると、軌道レール2の所定の場所で外筒4を回転させることができる。さらには、減速モータM1と減速モータM2とを同時に駆動させた場合には、走行本体5を移動させながら回転部6が回転するので、外筒4は軌道レール2に沿って螺旋運動しながら前進又は後退を行うことができる。
走行本体5の減速モータM1,M2には、図示しない外部配線により電力が供給される。減速モータMの回転シャフトの回転速度や回転方向の制御は、走行本体5に設けられた制御部(不図示)によって行われる。
前述したカメラ走行装置1においては、軌道レール2内で走行体3が走行している最中に、カメラが障害物に当たって止まってしまったような場合であっても、カメラを保持している外筒4は、走行体3に対して磁力連結されているだけなので、外筒4と走行体3とが素早く切り離され、その結果として、カメラや走行体3にダメージを与え難い。そして、回転部6を回転させることで、外筒4を任意の方向に回転させることができ、このような回転運動と走行体3の直進運動との協働によって、外筒4を軌道レール2に沿って螺旋運動させることができる。よって、このカメラ走行装置1では、軌道レール2に対して、カメラの前進、後退、旋回、螺旋などの動作を簡単な構成をもって容易に実現させることができる。
本発明は、前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、下記のような種々の変形が可能である。
例えば、走行体3において、内筒10の球10cを永久磁石で形成する。これに対して、軌道レール2が磁性体で形成されていると、鉛直に立てられた軌道レール2に沿ってカメラ走行装置1を確実に昇降させることができる。
球10cは、転動体の一例であり、コロであってもよい。
1…カメラ走行装置 2…軌道レール 3…走行体 4…外筒 4c…球(転動体) 5…走行本体 6…回転部 6c…磁力連結部 8…胴部 10…内筒 10c…球(転動体) 11…磁気吸着部 M1,M2…減速モータ A…走行組立体
Claims (5)
- 移動する被写体を軌道レールに沿ってカメラで撮影できるようにしたカメラ走行装置であって、
前記カメラを保持すると共に、前記軌道レールを周方向で包囲するように配置され、前記軌道レールの外面に沿って摺動する外筒と、
前記外筒に対して磁力を介して連結される磁力連結部を有するとともに、前記軌道レール内を走行する走行体と、を備えた、
カメラ走行装置。 - 前記走行体は、前記軌道レールの内面に沿って摺動する内筒を有し、
前記外筒は、前記軌道レールの前記外面に当接する第1の転動体を有し、
前記内筒は、前記軌道レールの前記内面に当接する第2の転動体を有する、
請求項1に記載のカメラ走行装置。 - 前記第2の転動体は磁石で形成され、前記軌道レールは磁性体により形成されている、
請求項2に記載のカメラ走行装置。 - 前記走行体は前記軌道レール内で周方向に回転する回転部を有しており、
前記磁力連結部は前記回転部に設けられる、
請求項1〜3のいずれか1項に記載のカメラ走行装置。 - 前記外筒は、非磁性体で形成され、
前記外筒の一部に設けられるともに、前記磁力連結部に磁力連結される磁気吸着部、を備えた、
請求項4記載のカメラ走行装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014197777A JP2016072714A (ja) | 2014-09-29 | 2014-09-29 | カメラ走行装置 |
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Publications (1)
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JP2016072714A true JP2016072714A (ja) | 2016-05-09 |
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JP2014197777A Pending JP2016072714A (ja) | 2014-09-29 | 2014-09-29 | カメラ走行装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20200000634A (ko) * | 2018-06-25 | 2020-01-03 | 이선미 | 파노라마 촬영을 위한 로테이터 |
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2014
- 2014-09-29 JP JP2014197777A patent/JP2016072714A/ja active Pending
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KR20200000634A (ko) * | 2018-06-25 | 2020-01-03 | 이선미 | 파노라마 촬영을 위한 로테이터 |
KR102070797B1 (ko) * | 2018-06-25 | 2020-01-29 | 이선미 | 파노라마 촬영을 위한 로테이터 |
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