JP2016071418A - 表示領域特定装置、表示領域特定方法、及びプログラム - Google Patents

表示領域特定装置、表示領域特定方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】表示データ内の各表示要素の表示領域を効率的に特定可能とする。【解決手段】表示領域特定装置は、表示データに含まれる各表示要素に相互に異なる色を割り当てる割当部と、各表示要素又は各表示要素の背景が、前記割当部によって当該表示要素に割り当てられた色で表示されるように、前記表示データの定義内容を変更する変更部と、前記変更部による変更後の表示データをブラウザに表示させる表示部と、前記ブラウザによる前記表示データの表示結果を示す表示画像において、前記表示要素に割り当てられた色ごとに、当該色の画素に基づいて特定される領域を、当該色が割り当てられた表示要素の表示領域として特定する特定部と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、表示領域特定装置、表示領域特定方法、及びプログラムに関する。
インターネットの普及ととともに、インターネットを介して取得されるHTML文書を表示させるWebブラウザの種類が増加している。Webブラウザの種類に加え、Webブラウザのバージョン及び動作OS等の違いを考慮すると多数の組み合わせが存在する。
しかしながら、各Webブラウザは、相互に描画特性が異なったり、独自の拡張機能を有していたりする。また、HTMLに関してWebブラウザごとに解釈が異なる定義が有る。その結果、WebブラウザごとにHTML文書の表示結果が異なる場合が有る。
そこで、各WebブラウザによるHTML文書の表示結果における各HTML要素の表示領域を特定し、Webブラウザごとに特定された表示領域を比較することで、各WebブラウザによるHTML文書の表示結果について相違の有無を判定することが検討されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、以下のような方法によって、Webブラウザによる表示結果における各HTML文書の表示領域が特定される。
まず、HTML文書内のHTML要素が一つ選択され、当該HTML要素が黒で表示され、他のHTML要素が白で表示されるようにHTML文書が改変される。続いて、各Webブラウザによって改変後のHTML文書が表示され、各Webブラウザによる表示結果において、黒色の領域が、選択されたHTML要素の表示領域として特定される。
特開2010−39815号公報
しかしながら、特許文献1に記載された方法によれば、HTML文書内の各HTML要素に関して、(1)HTML文書の改変、(2)各Webブラウザの起動及び各Webブラウザによる当該HTML文書の表示、(3)当該HTML要素の表示領域の特定が繰り返し実行される必要が有る。例えば、HTML文書内に100個のHTML要素が存在すれば、(1)〜(3)が100回繰り返される必要が有り、非効率である。
そこで、一側面では、表示データ内の各表示要素の表示領域を効率的に特定可能とすることを目的とする。
一つの案では、表示領域特定装置は、表示データに含まれる各表示要素に相互に異なる色を割り当てる割当部と、各表示要素又は各表示要素の背景が、前記割当部によって当該表示要素に割り当てられた色で表示されるように、前記表示データの定義内容を変更する変更部と、前記変更部による変更後の表示データをブラウザに表示させる表示部と、前記ブラウザによる前記表示データの表示結果を示す表示画像において、前記表示要素に割り当てられた色ごとに、当該色の画素に基づいて特定される領域を、当該色が割り当てられた表示要素の表示領域として特定する特定部と、を有する。
一側面によれば、表示データ内の各表示要素の表示領域を効率的に特定可能とすることができる。
第一の実施の形態における比較装置のハードウェア構成例を示す図である。 第一の実施の形態における比較装置の機能構成例を示す図である。 第一の実施の形態の比較装置が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 評価対象のHTML文書の一例を示す図である。 1つのHTML要素について着色のための改変が行われたHTML文書の一例を示す図である。 着色対象の全てのHTML要素について着色のための改変が行われたHTML文書の一例を示す図である。 第一の実施の形態において割当色記憶部に記憶される値の一例を示す図である。 表示領域記憶部の構成例を示す図である。 第一の実施の形態において或る色の画素の外接矩形の特定処理の一例を説明するためのフローチャートである。 キャプチャ画像及びキャプチャ画像から抽出される画素の一例を示す図である。 div要素に対する背景色の指定例を示す図である。 他のブロックレベル要素を含むブロックレベル要素について特定される外接矩形の一例を示す図である。 Webブラウザごとの表示結果の相違点の検出処理の第一の変形例を説明するためのフローチャートである。 一致しないと判定される位置関係の一例を示す図である。 一致すると判定される位置関係の一例を示す図である。 二つのHTML要素の相対的な位置関係の一例を示す図である。 Webブラウザごとの表示結果の相違点の検出処理の第二の変形例を説明するためのフローチャートである。 本実施の形態における並列関係を説明するための図である。 第二の実施の形態における割当色の決定処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。 第二の実施の形態において割当色記憶部に記憶される値の一例を示す図である。 第二の実施の形態において或る色の画素の外接矩形の特定処理の一例を説明するためのフローチャートである。 第三の実施の形態において或る色の画素の外接矩形の特定処理の一例を説明するためのフローチャートである。 第三の実施の形態において或る色の画素の外接矩形の特定処理を説明するための画像の一例である。 隣接8近傍を説明するための図である。
以下、図面に基づいて第一の実施の形態を説明する。図1は、第一の実施の形態における比較装置のハードウェア構成例を示す図である。図1の比較装置10は、それぞれバスBで相互に接続されているドライブ装置100、補助記憶装置102、メモリ装置103、CPU104、インタフェース装置105、表示装置106、及び入力装置107等を有する。
比較装置10での処理を実現するプログラムは、記録媒体101によって提供される。プログラムを記録した記録媒体101がドライブ装置100にセットされると、プログラムが記録媒体101からドライブ装置100を介して補助記憶装置102にインストールされる。但し、プログラムのインストールは必ずしも記録媒体101より行う必要はなく、ネットワークを介して他のコンピュータよりダウンロードするようにしてもよい。補助記憶装置102は、インストールされたプログラムを格納すると共に、必要なファイルやデータ等を格納する。
メモリ装置103は、プログラムの起動指示があった場合に、補助記憶装置102からプログラムを読み出して格納する。CPU104は、メモリ装置103に格納されたプログラムに従って比較装置10に係る機能を実現する。インタフェース装置105は、ネットワークに接続するためのインタフェースとして用いられる。表示装置106はプログラムによるGUI(Graphical User Interface)等を表示する。入力装置107はキーボード及びマウス等であり、様々な操作指示を入力させるために用いられる。
なお、記録媒体101の一例としては、CD−ROM、DVDディスク、又はUSBメモリ等の可搬型の記録媒体が挙げられる。また、補助記憶装置102の一例としては、HDD(Hard Disk Drive)又はフラッシュメモリ等が挙げられる。記録媒体101及び補助記憶装置102のいずれについても、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に相当する。
図2は、第一の実施の形態における比較装置の機能構成例を示す図である。図2において、比較装置10は、複数のWebブラウザ11、割当色決定部12、HTML文書改変部13、ブラウザ表示部14、画面キャプチャ部15、表示領域特定部16、比較部17、及び出力部18等を有する。これら各部は、比較装置10にインストールされた1以上のプログラムが、CPU104に実行させる処理により実現される。比較装置10は、また、HTML文書記憶部121、割当色記憶部122、改変文書記憶部123、及び表示領域記憶部124等を利用する。これら各記憶部は、補助記憶装置102若しくはメモリ装置103、又は比較装置10にネットワークを介して接続される記憶装置等を用いて実現可能である。
Webブラウザ11は、HTML文書の表示を制御する。各Webブラウザ11は、例えば、相互に異なる種類のWebブラウザである。HTML文書記憶部121は、各Webブラウザ11による表示結果について評価対象とされるHTML文書を記憶する。割当色決定部12は、HTML文書に含まれる各HTML要素に対し、相互に異なる色を割り当てる。割当色記憶部122は、各HTML要素について、割当色決定部12によって割り当てられた色を示す情報を記憶する。HTML文書改変部13は、各HTML要素が、割当色決定部12によって割り当てられた色によって表示されるように、HTML文書の定義内容を改変する(書き換える)。改変後のHTML文書は、改変文書記憶部123に記憶される。
ブラウザ表示部14は、改変後のHTML文書を、各Webブラウザ11に表示させる。画面キャプチャ部15は、改変後のHTML文書について、各Webブラウザ11による描画結果を示す画像を取得する。例えば、Webブラウザ11による描画結果が、液晶ディスプレイ等に表示される場合、画面キャプチャ部15は、液晶ディプレイについて画面キャプチャを行う。また、Webブラウザ11の描画シミュレータが使われている場合、画面キャプチャ部15は、当該描画シミュレータが出力する画像を取得する。
表示領域特定部16は、各表示要素に割り当てられた色に基づいて、各Webブラウザ11による表示結果における、各表示要素の表示領域を特定する。Webブラウザ11ごと、かつ、HTML要素ごとに特定された表示領域は、表示領域記憶部124に記憶される。
比較部17は、Webブラウザ11ごとの、各HTML要素の表示領域を比較して、HTML文書の表示結果について、Webブラウザ11間の相違点を検出する。出力部18は、比較部17によって検出された相違点を示す情報を出力する。
以下、比較装置10が実行する処理手順について説明する。図3は、第一の実施の形態の比較装置が実行する処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
ステップS101において、割当色決定部12は、評価対象のHTML文書をHTML文書記憶部121から読み込む。
図4は、評価対象のHTML文書の一例を示す図である。図4に示されるHTML文書d1は、「文字列1」を表示させるHTML要素te1、「文字列2」を表示させるHTML要素te2、及び「文字列3」を表示させるHTML要素te3等を含む。
続いて、割当色決定部12は、HTML文書d1に含まれるHTML要素の中から、着色対象の一つのHTML要素を選択する(S102)。選択されたHTML要素を、以下「対象要素」という。
続いて、割当色決定部12は、既に他のHTML要素に割り当て済みの色とは重複しない色を、対象要素に割り当てる(S103)。第一の実施の形態において、HTML要素に割り当てられる色は、RGB形式によって表現され、R/G/Bのそれぞれの値は、0x00〜0xFFであるとする。例えば、HTML要素に割り当てる色を管理する変数をCとすると、変数Cの第0〜第7ビットはB値を示し、第8〜第15ビットはG値を示し、第16ビット〜第23ビットはR値を示すこととする。
ステップS102では、「C←C+α」の演算結果におけるCが、対象要素に割り当てる色とされてもよい。Cの初期値は、例えば、0x000000である。αは、例えば、1等の定数である。以下、対象要素に割り当てられた色を、「割当色」という。
続いて、HTML文書改変部13は、対象要素が割当色で表示されるように、HTML文書d1の定義内容を改変する(S104)。
図5は、1つのHTML要素について着色のための改変が行われたHTML文書の一例を示す図である。図5において、HTML要素te1は、<font>タグで囲まれている。また、<font>タグのcolor属性の値として、「#0000FF」が設定されている。その結果、「文字列1」は、青色で表示されるようになる。このような改変が、ステップS104において行われる。なお、HTML要素を所望の色で表示させるためのHTML文書の改変方法として、他の方法が利用されてもよい。例えば、<font style="background−color:#00F">の様なstyle属性を含む<font>タグが、HTML要素に追加されることで、当該HTML要素の背景が着色されてもよい。
続いて、HTML文書改変部13は、対象要素と割当色とを対応付けて割当色記憶部122に記憶する(S105)。ステップS102〜S105は、着色対象の全てのHTML要素に関して実行される(S106)。なお、着色対象のHTML要素とは、Webブラウザ11による表示結果においてその表示位置及び表示領域を知りたいHTML要素である。例えば、Webブラウザ11間での文字の表示結果を比較したい場合は、テキスト要素が着色対象に含まれる。また、divブロックの配置関係を比較したい場合は、div要素が着色対象に含まれる。全てのHTML要素の表示領域を比較したい場合は、HTML文書内の全てのブロック要素及びインライン要素が着色対象に含まれる。
着色対象の全てについて改変が行われた時点において(S106でYes)、HTML文書d1は、図6に示されるような状態となる。
図6は、着色対象の全てのHTML要素について着色のための改変が行われたHTML文書の一例を示す図である。図6に示されるHTML文書d1では、HTML要素te2及びe3についても、HTML要素te1と同様の改変が行われている。なお、改変後のHTML文書d1は、改変文書記憶部123に記憶される。
また、着色対象の全てについて改変が行われた時点において(S106でYes)、割当色記憶部122には、図7に示されるような情報が記憶される。
図7は、第一の実施の形態において割当色記憶部に記憶される値の一例を示す図である。図7に示されるように、割当色記憶部122は、着色対象のHTML要素ごとに、XPath及び割当色のRGB値を記憶する。XPathは、HTML要素の識別情報の一例である。HTML文書d1内の行数及び桁数が、XPathの代わりに用いられてもよい。また、各HTML要素に、それぞれ異なる値を有するid属性が付加されて、id属性の値が、XPathの代わりに用いられてもよい。
続いて、ブラウザ表示部14は、HTML文書d1の表示結果について比較対象とされるWebブラウザ11群のうちの1つのWebブラウザ11を選択し(S107)、改変文書記憶部123に記憶されているHTML文書d1を、当該Webブラウザ11(以下、「対象ブラウザ」という。)に表示させる(S108)。すなわち、改変後のHTML文書d1(図6)が表示される。したがって、この際、着色対象とされた各HTML要素は、当該HTML要素に対する割当色によって表示される。
続いて、画面キャプチャ部15は、Webブラウザ11の描画領域(HTML文書が表示される領域)について画面キャプチャを行う(S109)。その結果、HTML文書d1の表示結果を示す画像データ(以下、「キャプチャ画像」という。)が取得される。なお、画面キャプチャでは、例えば、Webブラウザ11が動作しているOS(Operating System)のAPI(Application Programming Interface)が用いられて、描画領域を示す画像がビットマップ画像として取得されてもよい。又は、ディスプレイ端子に流れている映像信号が、画像データに変換されてもよい。
続いて、表示領域特定部16は、割当色記憶部122(図7)に記憶されているレコードのうちの一つのレコードを処理対象として選択する(S110)。すなわち、HTML要素(XPath)と割当色との組が一つ選択される。選択されたレコードのHTML要素を、以下「選択要素」といい、当該レコードの割当色を、以下「選択色」という。
続いて、表示領域特定部16は、キャプチャ画像に基づいて、選択要素の表示領域を特定する(S111)。例えば、表示領域特定部16は、その画素のRGB値が選択色に一致する画素を全て抽出し、抽出された全ての画素を含む外接矩形(例えば、最小外接矩形)を特定する。
続いて、表示領域特定部16は、当該外接矩形の領域(すなわち、選択要素の表示領域)を特定可能な座標値(以下、「表示座標」という。)を、選択要素に対応付けて表示領域記憶部124に記憶する(S112)。すなわち、当該外接矩形の領域が、対象ブラウザによるHTML文書d1の表示結果における、選択要素の表示領域として特定される。
図8は、表示領域記憶部の構成例を示す図である。図8において、表示領域記憶部124は、着色対象のHTML要素ごとに、XPath、割当色、及び表示座標を記憶する。表示座標は、当該XPathに係るHTML要素に関して特定された外接矩形の左上頂点及び右下頂点のそれぞれの座標値である。
ステップS110〜S112は、割当色記憶部122に記憶されている全てのレコードについて実行される(S113)。また、ステップS107〜S113は、比較対象の全てのWebブラウザ11に関して実行される。したがって、表示領域記憶部124には、各HTML要素について、Webブラウザ11ごとに、表示座標が記憶される。
ステップS107〜S113が、比較対象の全てのWebブラウザ11に関して実行されると(S114でYes)、比較部17は、比較対象のWebブラウザ11ごとに表示領域記憶部124に記憶された情報に基づいて、各Webブラウザ11によるHTML文書d1の表示結果の相違点を検出する(S115)。
例えば、単純に、HTML要素ごと(XPathごと)に、Webブラウザ11ごとの表示座標が比較され、比較された表示座標が一致しないHTML要素が、相違点として検出されてもよい。
又は、表示座標の完全一致までは要求されない場合は、他の方法によって相違点の検出が行われてもよい。他の方法の一例(変形例)については後述される。
続いて、出力部18は、相違点として検出されたHTML要素に関する情報を出力する(S116)。例えば、当該HTML要素に関する情報が、表示装置106に表示される。この際、出力部18は、HTML文書d1中における、当該HTML要素に関する定義部分を特定し、当該定義部分が強調表示されるように、HTML文書(HTMLソースコード)を表示してもよい。
続いて、ステップS111の詳細について説明する。図9は、第一の実施の形態において或る色の画素の外接矩形の特定処理の一例を説明するためのフローチャートである。
ステップS201において、表示領域特定部16は、変数Dに選択色(を示すRGB値)を代入する。変数Dは、変数Cと同様に、第0〜第7ビットはB値を示し、第8〜第15ビットはG値を示し、第16ビット〜第23ビットはR値を示す。
続いて、表示領域特定部16は、キャプチャ画像からDの値に一致するRGB値を有する画素のみを抽出する(S202)。
図10は、キャプチャ画像及びキャプチャ画像から抽出される画素の一例を示す図である。図10において、(1)が、キャプチャ画像であるとする。(1)に示される文字列のうち、「電子デバイス・半導体」という文字列を構成する画素のRGB値のみが、Dの値に一致するとする。この場合、ステップS202では、(2)に示される画素が抽出される。
続いて、表示領域特定部16は、抽出された画素の外接矩形(最小外接矩形)を特定し、当該外接矩形の左上頂点及び右下頂点の座標値を取得する(S203)。取得された座標値が、選択要素のXPathに対応付けられて表示領域記憶部124(図8)に記憶される。
なお、図10では、文字列自体が着色される例が示されているが、文字列自体ではなく、文字列の背景が着色されてもよい。この場合であっても図9と同様の処理手順が実行されてよい。但し、背景が着色される場合、Webブラウザ11ごとに文字の行間が異なる可能性があり、文字列の表示領域の検出精度が劣化する可能性が有る。したがって、テキスト要素に関しては、上記したように、文字列自体を着色対象とするのが望ましい。
また、HTML文書d1には、テキスト要素のみが含まれている例を示したが、テキスト要素以外のHTML要素に係るタグに、style属性が追加されて、当該HTML要素の背景が着色されるようにHTML文書が改変されることで、テキスト要素以外のHTML要素についても、表示領域を特定することができる。
例えば、div要素等のブロックレベル要素のスタイル属性に、background−colorキーワードを使用して背景色が指定されてもよい。
図11は、div要素に対する背景色の指定例を示す図である。図11に示されるHTML文書d2は、div要素de1、de2、及びde3の3つのdiv要素を含む。各div要素の<div>タグには、「style="background−color:#XXX"」の形式のstyle属性が付加されている。ここで、「#XXX」の値は、div要素ごとに異なる。その結果、各div要素は、相互に異なる色で表示される。
更に、図11において、各div要素には、paddingが指定されることで、当該div要素内のHTML要素との間に余白が設けられている。これは、特に、他のHTML要素を含むブロックレベル要素の外接矩形を正確に特定するための工夫である。例えば、図11において、div要素de1は、div要素de2及びde3を含む。このような場合、div要素de1にpaddingが指定されることで、div要素de1の外接矩形が誤って特定される可能性を低減することができる。
図12は、他のブロックレベル要素を含むブロックレベル要素について特定される外接矩形の一例を示す図である。図12には、図11に示したdiv要素de1、div要素de2、及びdiv要素3の領域が示されている。
(1)は、paddingが指定されない場合の表示例である。(1)では、div要素de1とdiv要素de2の左側の頂点は一致しているため、div要素de1の外接矩形の幅は、w1に示される範囲であるとして特定されてしまう。
一方、(2)は、div要素de1の左右両側に関してpaddingが指定された例である。この場合、余白部分の画素によって、w2で示される範囲が、div要素de1の幅として特定される。
なお、評価対象のHTML文書がimg要素を含む場合、img要素によって埋め込まれる画像を着色するのは困難である。また、img要素をそのままにしておくと、img要素によって埋め込まれる画像の画素に基づいて、各HTML要素の外接矩形が誤検出されてしまう。そこで、HTML文書改変部13は、img要素によって埋め込まれる画像と同じサイズの透明の画像を生成し、img要素のsrc属性の値を、当該透明の画像が格納されたファイルのパス名に置換してもよい。
又は、「style="visibility:hidden;"」が、<img>タグに追加されてもよい。斯かるstyle属性によれば、当該style属性が指定されたHTML要素の表示領域を確保したまま、当該HTML要素を非表示にすることができる。
続いて、図3のステップS115の変形例について説明する。例えば、或るWebブラウザ11による表示結果における各HTML要素の相対的な位置関係と、他のWebブラウザ11による表示結果における各HTML要素の相対的な位置関係とが、所定の条件を満たすか否かを判定することで、相違点が検出されてもよい。
図13は、Webブラウザごとの表示結果の相違点の検出処理の第一の変形例を説明するためのフローチャートである。なお、図13の処理において、比較対象のWebブラウザ11は、便宜上、2種類であるとする。但し、3種類以上のWebブラウザ11に関して、図13の処理が実行されてもよい。
ステップS210において、比較部17は、着色対象とされたたHTML要素群(以下、「対象要素群」という。)における二つずつのHTML要素の組み合わせのうち、未処理の一つの組み合わせを処理対象として選択する。未処理の組み合わせとは、ステップS220以降に関して処理対象とされていない組み合わせをいう。
続いて、比較部17は、選択された組み合わせに含まれる二つのHTML要素について、2種類のWebブラウザ11のそれぞれの表示結果における相対的な位置関係を求める(S220)。
通常、Webブラウザ11によってデフォルトの行間や文字間隔等が異なる。したがって、HTML要素間の距離の一致、若しくは、不一致の確認によって、2種類のWebブラウザ11における当該HTML要素間の位置関係を比較した場合、人の目には同様に見えても位置関係は異なると判定される場合が有る。すなわち、人から見ればほぼ同じと見える位置関係でも、コンピュータによっては異なると判定され、その結果、相違点が過剰に検出されてしまう。
そこで、第一の変形例において、比較部17は、二つのHTML要素の上下左右方向(水平・垂直方向)の整列関係(ずれの方向)が一致していれば、当該二つのHTML要素の相対的な位置関係は一致すると判定する。例えば、比較部17は、二つのHTML要素について、図14の(A)に示される位置関係と、(B)に示される位置関係とは異なると判定する。(A)では二つのHTML要素の左端及び右端が揃っているのに対し、(B)では二つのHTML要素の左端及び右端が揃っていないからである。すなわち、(A)と(B)とでは、左右方向(水平方向)におけるずれの方向が異なるからである。一方、比較部17は、図15の(A)に示される位置関係と、(B)に示される位置関係とは一致すると判定する。一方のHTML要素に対する他方のHTML要素の上下方向及び左右方向におけるずれの方向が、一致するからである。なお、例えば、二つのHTML要素間の間隔、すなわち、ずれの量が(A)と(B)とで異なっても、判定結果には影響しない。
上記のような判定結果を得るための比較部17による判定方法の一例を説明する。ここでは、少なくとも一方のWebブラウザ11の表示結果における、二つのHTML要素の相対的な位置関係が、図16に示される通りであるとする。
図16は、二つのHTML要素の相対的な位置関係の一例を示す図である。図16において、HTML要素e1は、ステップS210において選択された二つのHTML要素のうちの一方のHTML要素であり、HTML要素e2は、他方のHTML要素である。HTML要素e1の左上頂点の座標値は、(left1,top1)として表記され、右下頂点の座標は、(right1,bottom1)として表記されている。また、HTML要素e2の左上頂点の座標値は、(left2,top2)として表記され、右下頂点の座標は、(right2,bottom2)として表記されている。left1、top1、right1、bottom1、left2、top2、right2、及びbottom2の値は、表示領域記憶部124に記憶された表示座標に基づいて特定可能である。
比較部17は、上記座標値を、以下の関数f(x)に当てはめて、f0〜f7の値を求める。
f0=f(left1−left2)
f1=f(left1−right2)
f2=f(right1−left2)
f3=f(right1−right2)
f4=f(top1−top2)
f5=f(top1−bottom2)
f6=f(bottom1−top2)
f7=f(bottom1−bottom2)
ここで、f(x)の値は、以下の通りである。
x>αの場合、f(x)=1
−α<=x<=αの場合、f(x)=0
x<−αの場合、f(x)=−1
なお、閾値αは、関数f(x)において比較される二つの値が同じであると判定する範囲を示す0以上の定数であり、予め決定される。すなわち、関数f(x)によって求められるf0〜f7は、比較された二つのHTML要素の左上頂点及び左下頂点に関して、上下左右方向の相対的なずれの方向を示すものである。換言すれば、f0〜f7は、図16に示されるベクトルv1〜v4に関して、上下左右方向の向きを示すものである。
図16の例によれば、f0〜f7の値は、以下の通りである。なお、図16において、原点は、左上であるとする。また、こでは、便宜上、α=0とであるとする。
f0=f(left1−left2)=−1
f1=f(left1−right2)=−1
f2=f(right1−left2)=1
f3=f(right1−right2)=−1
f4=f(top1−top2)=−1
f5=f(top1−bottom2)=−1
f6=f(bottom1−top2)=−1
f7=f(bottom1−bottom2)=−1
ステップS220において、比較部17は、ステップS210において選択された二つのHTML要素に関するf0〜f7の値を、2種類のWebブラウザ11のそれぞれの表示結果に関して求める。
続いて、比較部17は、2種類のWebブラウザ11のそれぞれの表示結果に関して求められたf0〜f7を比較する(S230)。ここで、fに対する添え字(0〜7)が同じもの同士が比較される。比較された全ての値が一致する場合(S230でYes)、比較部17は、対象要素群に含まれるHTML要素における二つずつのHTML要素の組み合わせの全てに関して実行されたか否かを判定する(S240)。未処理の組み合わせが残っている場合(S240でNo)、比較部17は、未処理の組み合わせに関してステップS210以降を繰り返す。
全ての組み合わせに関して、f0〜f7の値が一致する場合(S240でYes)、比較部17は、対象要素群の相対的な位置関係が2種類のWebブラウザ11間において一致すると判定する(S250)。一方、f0〜f7の値のいずれかが一致しない組み合わせが検出された場合(S230でNo)、比較部17は、対象要素群の相対的な位置関係が2種類のWebブラウザ11間において異なると判定する(S260)。
なお、ステップS240において、少なくともf0、f4、f5、f6、及びf7が一致すれば、比較部17は、対象要素群の相対的な位置関係が2種類のブラウザ間において一致すると判定するよいにしてもよい。例えば、文字列同士の比較の場合、行頭だけの一致が確保されれば、相対的な位置関係は一致すると判定できる場合も有る。したがって、斯かる判定基準は、文字列同士の組み合わせに限定されて適用されてもよい。そうすることにより、例えば、2種類のブラウザ間において、文字間隔が異なる場合であっても、文字列同士の相対的な位置関係は一致すると判定することができる。
このように、第一の変形例では、HTML要素群に含まれる各HTML要素の外接矩形の各頂点のずれの方向が各Webブラウザ11に関して一致すれば、各Webブラウザ11によるHTML文書の表示結果は、一致すると判定される。
なお、上記においては、αが定数である例を説明したが、相対的な位置関係が求められる二つのHTML要素の種類等に応じてαの値が変更されてもよい。
続いて、第二の変形例について説明する。第二の変形例においては、いずれかのWebブラウザ11において水平方向に並列するHTML要素の組み合わせが、他のWebブラウザ11においても水平方向に並列するか否かに基づいて、各Webブラウザ11による表示結果の相違点が検出される。
図17は、Webブラウザごとの表示結果の相違点の検出処理の第二の変形例を説明するためのフローチャートである。
ステップS301において、比較部17は、着色対象とされた複数のHTML要素のうちの任意の二つを並列関係の有無の判定対象として選択する(S301)。続いて、比較部17は、選択された二つのHTML要素について、Webブラウザ11ごとに表示領域記憶部124に記憶された表示座標に基づいて、Webブラウザ11ごとに並列関係(又は隣接関係)を有するか否かを判定する(S302)。
図18は、本実施の形態における並列関係を説明するための図である。図18において(1)〜(3)は、HTML要素e0とHTML要素e1とが並列関係を有すると判定される例である。
すなわち、本実施の形態では、二つのHTML要素が、水平方向の範囲において重複部分(又は干渉部分)を有さず、一方のHTML要素の垂直方向の範囲が、他方のHTML要素の垂直方向の範囲に含まれる場合、当該二つのHTML要素は並列関係を有すると判定される。
並列関係の有無の判定は、以下のように行われてもよい。
二つのHTML要素のうちの一方のHTML要素の表示座標(左上頂点の座標値と右下頂点の座標値)が、(left0,top0)−(right0,bottom0)であり、他方のHTML要素の表示座標が、(left1,top1)−(right1,bottom1)である場合、以下の条件1及び条件2の双方が満たされれば、当該二つのHTML要素は、並列関係を有すると判定される。なお、HTML要素の表示座標の座標系は、図18の(1)に示される通りである。
条件1:(α1≦left1−right0≦α2)又は(α1≦left0−right1≦α2)
条件2:(β≦top1−top0 かつ β≦bottom0−bottom1)又は(β≦top0−top1 かつ β≦bottom1−bottom0)
なお、上記の条件1及び条件2では、一方のHTML要素と他方のHTML要素との左右関係は、限定されていない。

なお、上記の条件1及び条件2では、一方のHTML要素と他方のHTML要素との左右関係は、限定されていない。
条件1は、一方HTML要素の表示領域と他方のHTML要素の表示領域とが水平方向の範囲において重複部分を有さないことを示す条件である。すなわち、条件1は、一方のHTML要素の表示領域の左端又は右端と、他方のHTML要素の表示領域の右端又は左端とが、接するか、又は離れていることを示す条件である。
なお、条件1におけるα1及びα2は、条件の判定に用いられる座標の誤差を許容するための定数である。通常、α1は、小さな負数であり、α2は、小さな正数である。

条件2は、一方のHTML要素の垂直方向の範囲が、他方のHTML要素の垂直方向の範囲に含まれることを示す条件である。なお、条件2におけるβについても、条件の判定に用いられる座標の誤差を許容するため定数である。通常、βは、小さな負数である。
なお、条件2については、緩和されてもよい。例えば、図18の(4)に示されるHTML要素e0とHTML要素e1とについて、垂直方向の範囲の重複部分が、少なくともいずれか一方のHTML要素の高さに対して所定の割合以上であるという条件が、条件2の代わりに用いられてもよい。なお、条件2において、当該所定の割合は100%である。
なお、Webブラウザ11によるHTML文書の表示において、各HTML要素が相互に重複しないことが保証されるのであれば、条件1は、並列関係を満たすための条件から除去されてもよい。
続いて、比較部17は、二つのHTML要素の並列関係の有無の判定結果が、Webブラウザ11ごとに異なるか否かを判定する(S303)。Webブラウザ11ごとの判定結果が異なる場合、すなわち、一方のWebブラウザ11に関しては並列関係を有すると判定され、他方のWebブラウザ11に関しては並列関係を有さないと判定された場合(S303でYes)、比較部17は、並列関係を有さないと判定されたWebブラウザ11の表示結果に係る、二つのHTML要素それぞれの表示座標について、以下の条件3が満たされるか否かを判定する(S304)。
条件3:γ≦top1−bottom0 又は γ≦top0−bottom1
すなわち、下方のHTML要素の表示領域のY座標の最小値と、上方のHTML要素の表示領域の上辺のY座標の最大値と差が、下方のHTML要素の高さ以上であるか否かが判定される。
なお、条件3は、一方のHTML要素の上辺のY座標値が、他方のHTML要素の底辺のY座標値以下であることを示す条件であるともいえる。又は、条件3は、一方のHTML要素の垂直方向の範囲の全部が、他方のHTML要素の垂直方向の範囲よりも下であることを示す条件であるともいえる。すなわち、条件3は、一方のHTML要素が、他方のHTML要素の下に回り込んでいる否かを判定するための条件である。なお、条件3におけるγについても、条件の判定に用いられる座標の誤差を許容するため定数である。通常、γは、小さな負数である。
条件3が満たされる場合(S304でYes)、比較部17は、並列関係の判定対象の二つのHTML要素を、各Webブラウザ11の表示結果における相違点として検出する(S305)。すなわち、当該二つのHTML要素の表示に関して、二つのWebブラウザ11の間に非互換が有ることが検出される。
なお、Webブラウザ11ごとの並列関係の判定結果が一致する場合(S303でNo)、又はWebブラウザ11ごとの並列関係の判定結果が相互に異なるが、条件3が満たされない場合(S304でNo)、ステップS305は実行されない。
続いて、比較部17は、表示座標が取得されたHTML要素群の中からの二つのHTML要素の全ての組み合わせについて並列関係の有無の判定が実行されたか否かを判定する(S306)。未判定の組み合わせが有る場合(S306でNo)、当該組み合わせについてステップS301以降が繰り返される。未判定の組み合わせが無い場合(S306でYes)、図17の処理は終了する。
上述したように、第一の実施の形態によれば、各HTML要素が相互に異なる色によって着色されてHTML文書が表示される。HTML文書の表示結果を示す画像を構成する画素のうち、HTML要素ごとに当該HTML要素に割り当てられた色の画素に基づいて、当該HTML要素の表示領域が特定される。したがって、Webブラウザ11ごとに1回の表示により、複数のHTML要素の表示領域を特定することができる。その結果、HTML文書内の各HTML要素の表示領域を効率的に特定することができる。
次に、第二の実施の形態について説明する。第二の実施の形態では第一の実施の形態と異なる点について説明する。第二の実施の形態において、特に言及されない点については、第一の実施の形態と同様でもよい。
最近のPC(Personal Computer)では、低いディスプレイ解像度でも滑らかな文字が表示されるように、アンチエイリアシング処理が行われるようになっている。アンチエイリアシング処理とは、文字のエッジにグラデーションを持たせ、遠目から文字がきれいに見えるようにする処理である。
アンチエイリアシング処理が行われる場合、一つのテキスト要素に、<font color=#FF0000>等のタグが付加されて一色が割り当てられても、実際の表示時には、当該テキスト要素に係る文字列には多数の色が使用されてしまう。その為、キャプチャ画像から、当該テキスト要素の割当色を示すRGB値を有する画素が抽出したとしても、当該画素に基づいて、当該テキスト要素の外接矩形を正確に得るのは困難である。当該画素には、当該テキスト要素以外のHTML要素を構成する画素が含まれている可能性が有るからである。
そこで、第二の実施の形態では、テキスト要素に色が割り当てられるときには、色相が基準とされ、相互に異なる色相を有する色が、各テキスト要素に割り当てられるようにする。文字の背景が無彩色であれば、アンチエイリアシング処理でも当該文字を構成する画素の色相は不変であり、また、文字の背景が有彩色であっても、当該文字を構成する画素の色相は、大きく変化しないといった性質が利用される。
第二の実施の形態では、図3の処理に関して、HTML要素に割り当てる色を管理する変数として、変数Cの代わりに変数Hが利用される。なお、変数名が異なるのは、単に、第一の実施の形態との混同を避けるためである。
変数Hの初期値は、例えば、0である。また、図3のステップS103では、例えば、図19に示される処理が実行される。図19は、第二の実施の形態における割当色の決定処理の処理手順の一例を説明するためのフローチャートである。
ステップS401において、割当色決定部12は、変数Hにβを加算した結果を、変数Hに代入する。そうすることにより、既に割り当て済みの色とは異なる色が割り当てられるようにする。βは、例えば、1等の定数である。文字の背景に有彩色が使用されていれば、βの値は、1より大きい方が望ましい。HTML文書において、背景色は、<body>タグにおけるbgcolor属性によって指定される。したがって、bgcolorの値に基づいて、背景色が有彩色であるか否かが判定されてもよい。
続いて、割当色決定部12は、色相がH、彩度が1、及び明度が1によって特定される色を、RGB値に変換する(S402)。割当色決定部12は、変換結果を、対象要素の割当色とする。但し、彩度及び明度は、0以外の値であれば、必ずしも1でなくてもよい。また、彩度及び明度は、各HTML要素間で共通の値でなくてもよい。
図3のステップS105において、割当色決定部12は、変数Hの値(すなわち、色相の値)を対象要素に対応付けて割当色記憶部122に記憶する。
図20は、第二の実施の形態において割当色記憶部に記憶される値の一例を示す図である。図20に示されるように、第二の実施の形態において、割当色記憶部122には、HTML要素ごと(XPathごと)に、当該HTML要素に割り当てられた色相の値が記憶される。
したがって、ステップS110では、XPathと色相との組みが選択される。以下、ステップS110において選択された色相を、「選択色相」という。
続いて、図3のステップS111の詳細について説明する。図21は、第二の実施の形態において或る色の画素の外接矩形の特定処理の一例を説明するためのフローチャートである。
ステップS501において、表示領域特定部16は、変数Iに選択色相の値を代入する。続いて、表示領域特定部16は、RGB値で表現されたビットマップ画像であるキャプチャ画像の各画素のRGB値を、HSV(色相、彩度、明度)値に変換する(S502)。変換は、公知の方法によって行われればよい。
続いて、表示領域特定部16は、キャプチャ画像を構成する画素の中で、以下の式(1)を満たす全ての画素を抽出する(S503)。
I−β/2 ≦ 画素の色相H < I+β/2 ・・・(1)
式(1)では、アンチエイリアシングの影響で色相が僅かに変化することが考慮されて、±β/2の範囲の誤差が許容されている。すなわち、ステップS503では、選択色の色相から所定の範囲内の色相に係る色を有する画素が抽出される。
続いて、表示領域特定部16は、抽出された画素の外接矩形(最小外接矩形)を特定し、当該外接矩形の左上頂点及び右下頂点の座標値を取得する(S504)。取得された座標値が、選択要素のXPathに対応付けられて表示領域記憶部124(図8)に記憶される。
上述したように、第二の実施の形態によれば、アンチエイリアシング処理が行われる場合であっても、各HTML要素の表示領域を特定することができる。
次に、第三の実施の形態について説明する。第三の実施の形態では第二の実施の形態と異なる点について説明する。第三の実施の形態において、特に言及されない点については、第二の実施の形態と同様でもよい。
第三の実施の形態では、文字の表示に関して、ClearType(登録商標)又はCoolType(登録商標)等、アンチエイリアシングを更に高度化した処理が実行される場合が考慮される。
ClearType(登録商標)又はCoolType(登録商標)が適用されて表示された文字は、当該文字を構成する画素の中に、当該文字に対して指定された色とは大きく異なる色を有する画素が存在する。したがって、ClearType(登録商標)又はCoolType(登録商標)が適用されて表示されたテキスト要素に関しては、第一の実施の形態又は第二の実施の形態のように、当該テキスト要素に指定された色の画素を単純に抽出したとしても、抽出された画素の外接矩形が、当該テキスト要素の表示領域と大きく異なる可能性が有る。何故なら、テキスト要素の文字に複数の色の画素が混在してしまうため、他のテキスト要素にも同じ色の画素が存在する可能性が高くなり、色情報に基づいて、テキスト要素を区別するのが困難になるからである。
そこで、第三の実施の形態では、図3のステップS111に関して、図22に示される処理が実行される。なお、各HTML要素に対する色(色相)の割り当て方法は、第二の実施の形態と同様でよい。
図22は、第三の実施の形態において或る色の画素の外接矩形の特定処理の一例を説明するためのフローチャートである。
ステップS601において、表示領域特定部16は、RGB値で表現されたビットマップ画像であるキャプチャ画像の各画素のRGB値を、HSV(色相、彩度、明度)値に変換する。
図23は、第三の実施の形態において或る色の画素の外接矩形の特定処理を説明するための画像の一例である。図23において、(1)が、キャプチャ画像であるとする。キャプチャ画像における色の違いは、図中において、濃淡によって表現されている。これは、「Press」の文字列に同じ色相を割当てたにも拘わらず、ClearType(登録商標)又はCoolType(登録商標)が適用された結果、異なる色の画素が混在することを示す。
続いて、表示領域特定部16は、キャプチャ画像を二値化する(S602)。二値化は、公知の方法によって行われればよい。例えば、キャプチャ画像における各画素のV値が着目され、V値に関して大津の二値化のアルゴリズムが用いられて二値化が行われてもよい。又は、単純にV値の平均値を二値化の閾値とする等、他の方法によって二値化が行われてもよい。なお、図23の(2)は、二値化によって生成された画像を示す。以下、二値化によって生成された画像を、「二値画像」という。なお、以下において、キャプチャ画像というとき、当該画像は、二値化されていない元のキャプチャ画像(すなわち、図23の(1)の画像)である。
続いて、表示領域特定部16は、二値画像において、各黒画素の隣接8近傍の黒画素を再帰的に連結することで、連結要素を抽出する(S603)。
図24は、隣接8近傍を説明するための図である。図24において、画素(1)を注目画素とした場合、画素(1)に辺が接する画素(2)と、画像(1)に頂点が接する画素(3)とが、画素(1)の隣接8近傍画素である。隣接8近傍で連結された連結要素とは、お互いに隣接8近傍の関係にある黒画素の集合が構成する要素をいう。
図23の(3)には、連結要素ce1、ce2、及びce3の3つの連結要素が抽出された例が示されている。なお、各連結要素は、同じ色を有することが推定される画素の集合である。例えば、連結要素ce1を構成する画素群は、同じ色を有することが推定される。また、ステップS602における二値画像の生成は、評価対象のHTML文書の背景色が不明な場合や一様でない場合において、連結要素の抽出精度を向上させるために実行される。仮に、HTML文書の背景色が既知であり、当該背景色が一様である場合は、キャプチャ画像において、当該背景色以外の画像に関して連結要素が抽出されてもよい。この場合、二値画像は生成されなくてもよい。
続いて、表示領域特定部16は、各連結要素について、キャプチャ画像上において当該連結要素に対応する画素の色相のヒストグラム(度数分布表)を求める(S604)。すなわち、図23の(4)に示されるように、連結要素ce1、ce2、及びce3のそれぞれについて、キャプチャ画像において当該連結要素に対応する画素の色相のヒストグラムが求められる。なお、図23の(4)に示される画像は、(1)の画像と同じである。
続いて、表示領域特定部16は、連結要素ごとに、当該連結要素について求められたヒストグラムに基づいて、色相の中央値を求め、当該中央値を、当該連結要素の代表色相値とする(S605)。なお、中央値の他、平均値又は最頻値等の代表値が、代表色相値とされてもよい。
続いて、表示領域特定部16は、キャプチャ画像の各画素の色相の値が、当該画素が属する連結要素に関して求められた代表色相値によって置換された画像(以下、「色相置換画像」という。)を生成する(S606)。なお、図23の(5)には、色相置換画像の一例を示す。色相置換画像では、「Press」という文字列を構成する全ての画像の色相が同じ値(代表色相値)となる。
続いて、表示領域特定部16は、色相置換画像に関して、図21のステップS501、S503、及びS504と同様の処理を実行する。
すなわち、表示領域特定部16は、変数Iに選択色相の値を代入する(S607)。続いて、表示領域特定部16は、色相置換画像を構成する画素の中で、上記の式(1)を満たす全ての画素を抽出する(S608)。なお、色相置換画像において、文字列に対応する各画素の色相の値は、共通の代表色相値に置き換えられているが、当該代表色相値に誤差が含まれる可能性があるため、±β/2の誤差が考慮される。
続いて、表示領域特定部16は、抽出された画素の外接矩形(最小外接矩形)を特定し、当該外接矩形の左上頂点及び右下頂点の座標値を取得する(S609)。取得された座標値が、選択要素のXPathに対応付けられて表示領域記憶部124(図8)に記憶される。
上述したように、第三の実施の形態によれば、ClearType(登録商標)又はCoolType(登録商標)等、アンチエイリアシングを更に高度化した処理が実行される場合であっても、各HTML要素の表示領域を特定することができる。
なお、上記各実施の形態において、比較装置10は、表示領域特定装置の一例である。割当色決定部12は、割当部の一例である。HTML文書改変部13は、変更部の一例である。ブラウザ表示部14は、表示部の一例である。表示領域特定部16は、特定部の一例である。比較部17は、検出部の一例である。HTML要素は、表示要素の一例である。すなわち、HTML文書以外の表示データであって、複数の表示要素を含む表示データに関して、本実施の形態が適用されてもよい。この場合、Webブラウザ11の代わりに、当該表示データに適したブラウザが用いられてもよい。キャプチャ画像は、表示画像の一例である。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
表示データに含まれる各表示要素に相互に異なる色を割り当てる割当部と、
各表示要素又は各表示要素の背景が、前記割当部によって当該表示要素に割り当てられた色で表示されるように、前記表示データの定義内容を変更する変更部と、
前記変更部による変更後の表示データをブラウザに表示させる表示部と、
前記ブラウザによる前記表示データの表示結果を示す表示画像において、前記表示要素に割り当てられた色ごとに、当該色の画素に基づいて特定される領域を、当該色が割り当てられた表示要素の表示領域として特定する特定部と、
を有することを特徴とする表示領域特定装置。
(付記2)
前記表示部は、前記変更部による変更後の表示データを複数のブラウザに表示させ、
前記特定部は、前記ブラウザごとに、当該ブラウザによる前記表示データの表示結果を示す表示画像において、前記表示要素に割り当てられた色ごとに、当該色の画素に基づいて特定される領域を、当該色が割り当てられた表示要素の表示領域として特定し、
前記ブラウザごとに特定された前記各表示要素の表示領域を比較して、前記複数のブラウザによる表示結果における相違点を検出する検出部を有することを特徴とする付記1記載の表示領域特定装置。
(付記3)
前記変更部は、前記各表示要素に相互に異なる色相を割り当て、各表示要素又は各表示要素の背景が当該表示要素に割り当てられた色相に係る色で表示されるように、前記表示データの定義内容を変更し、
前記特定部は、前記表示画像において、前記表示要素に割り当てられた色相ごとに、当該色相から所定の範囲内の色相に係る色の画素に基づいて特定される領域を、当該色相が割り当てられた表示要素の表示領域として特定する、
ことを特徴とする付記1又は2記載の表示領域特定装置。
(付記4)
前記変更部は、前記各表示要素に相互に異なる色相を割り当て、各表示要素又は各表示要素の背景が当該表示要素に割り当てられた色相に係る色で表示されるように、前記表示データの定義内容を変更し、
前記特定部は、前記表示データの背景色とは異なる色の各画素について、当該画素に隣接する画素の集合を求め、前記集合ごとに、当該集合に含まれる画素のそれぞれの色相が、当該それぞれの色相の分布に関する代表値によって置換された画像を生成し、当該画像において、前記表示要素に割り当てられた色相ごとに、当該色相から所定の範囲内の色相に係る色の画素に基づいて特定される領域を、当該色相が割り当てられた表示要素の表示領域として特定する、
ことを特徴とする付記1又は2記載の表示領域特定装置。
(付記5)
前記変更部は、前記各表示要素に相互に異なる色相を割り当て、各表示要素又は各表示要素の背景が当該表示要素に割り当てられた色相に係る色で表示されるように、前記表示データの定義内容を変更し、
前記特定部は、前記表示画像が二値化された二値画像を生成し、前記二値画像における各黒画素について、当該黒画素に隣接する黒画素の集合を求め、前記表示画像について、前記集合ごとに、当該集合に含まれる黒画素に対応する画素のそれぞれの色相が、当該それぞれの色相の分布に関する代表値によって置換された画像を生成し、当該画像において、前記表示要素に割り当てられた色相ごとに、当該色相から所定の範囲内に係る色の画素に基づいて特定される領域を、当該色相が割り当てられた表示要素の表示領域として特定する、
ことを特徴とする付記1又は2記載の表示領域特定装置。
(付記6)
コンピュータが、
表示データに含まれる各表示要素に相互に異なる色を割り当て、
各表示要素又は各表示要素の背景が、前記割り当てる処理によって当該表示要素に割り当てられた色で表示されるように、前記表示データの定義内容を変更し、
前記変更する処理による変更後の表示データをブラウザに表示させ、
前記ブラウザによる前記表示データの表示結果を示す表示画像において、前記表示要素に割り当てられた色ごとに、当該色の画素に基づいて特定される領域を、当該色が割り当てられた表示要素の表示領域として特定する、
処理を実行することを特徴とする表示領域特定方法。
(付記7)
前記表示させる処理は、前記変更する処理による変更後の表示データを複数のブラウザに表示させ、
前記特定する処理は、前記ブラウザごとに、当該ブラウザによる前記表示データの表示結果を示す表示画像において、前記表示要素に割り当てられた色ごとに、当該色の画素に基づいて特定される領域を、当該色が割り当てられた表示要素の表示領域として特定し、
前記ブラウザごとに特定された前記各表示要素の表示領域を比較して、前記複数のブラウザによる表示結果における相違点を検出する処理を前記コンピュータが実行することを特徴とする付記6記載の表示領域特定方法。
(付記8)
前記変更する処理は、前記各表示要素に相互に異なる色相を割り当て、各表示要素又は各表示要素の背景が当該表示要素に割り当てられた色相に係る色で表示されるように、前記表示データの定義内容を変更し、
前記特定する処理は、前記表示画像において、前記表示要素に割り当てられた色相ごとに、当該色相から所定の範囲内の色相に係る色の画素に基づいて特定される領域を、当該色相が割り当てられた表示要素の表示領域として特定する、
ことを特徴とする付記6又は7記載の表示領域特定方法。
(付記9)
前記変更する処理は、前記各表示要素に相互に異なる色相を割り当て、各表示要素又は各表示要素の背景が当該表示要素に割り当てられた色相に係る色で表示されるように、前記表示データの定義内容を変更し、
前記特定する処理は、前記表示データの背景色とは異なる色の各画素について、当該画素に隣接する画素の集合を求め、前記集合ごとに、当該集合に含まれる画素のそれぞれの色相が、当該それぞれの色相の分布に関する代表値によって置換された画像を生成し、当該画像において、前記表示要素に割り当てられた色相ごとに、当該色相から所定の範囲内の色相に係る色の画素に基づいて特定される領域を、当該色相が割り当てられた表示要素の表示領域として特定する、
ことを特徴とする付記6又は7記載の表示領域特定方法。
(付記10)
前記変更する処理は、前記各表示要素に相互に異なる色相を割り当て、各表示要素又は各表示要素の背景が当該表示要素に割り当てられた色相に係る色で表示されるように、前記表示データの定義内容を変更し、
前記特定する処理は、前記表示画像が二値化された二値画像を生成し、前記二値画像における各黒画素について、当該黒画素に隣接する黒画素の集合を求め、前記表示画像について、前記集合ごとに、当該集合に含まれる黒画素に対応する画素のそれぞれの色相が、当該それぞれの色相の分布に関する代表値によって置換された画像を生成し、当該画像において、前記表示要素に割り当てられた色相ごとに、当該色相から所定の範囲内に係る色の画素に基づいて特定される領域を、当該色相が割り当てられた表示要素の表示領域として特定する、
ことを特徴とする付記6又は7記載の表示領域特定方法。
(付記11)
コンピュータに、
表示データに含まれる各表示要素に相互に異なる色を割り当て、
各表示要素又は各表示要素の背景が、前記割り当てる処理によって当該表示要素に割り当てられた色で表示されるように、前記表示データの定義内容を変更し、
前記変更する処理による変更後の表示データをブラウザに表示させ、
前記ブラウザによる前記表示データの表示結果を示す表示画像において、前記表示要素に割り当てられた色ごとに、当該色の画素に基づいて特定される領域を、当該色が割り当てられた表示要素の表示領域として特定する、
処理を実行させるプログラム。
(付記12)
前記表示させる処理は、前記変更する処理による変更後の表示データを複数のブラウザに表示させ、
前記特定する処理は、前記ブラウザごとに、当該ブラウザによる前記表示データの表示結果を示す表示画像において、前記表示要素に割り当てられた色ごとに、当該色の画素に基づいて特定される領域を、当該色が割り当てられた表示要素の表示領域として特定し、
前記ブラウザごとに特定された前記各表示要素の表示領域を比較して、前記複数のブラウザによる表示結果における相違点を検出する処理を前記コンピュータに実行させる付記11記載のプログラム。
(付記13)
前記変更する処理は、前記各表示要素に相互に異なる色相を割り当て、各表示要素又は各表示要素の背景が当該表示要素に割り当てられた色相に係る色で表示されるように、前記表示データの定義内容を変更し、
前記特定する処理は、前記表示画像において、前記表示要素に割り当てられた色相ごとに、当該色相から所定の範囲内の色相に係る色の画素に基づいて特定される領域を、当該色相が割り当てられた表示要素の表示領域として特定する、
ことを特徴とする付記11又は12記載のプログラム。
(付記14)
前記変更する処理は、前記各表示要素に相互に異なる色相を割り当て、各表示要素又は各表示要素の背景が当該表示要素に割り当てられた色相に係る色で表示されるように、前記表示データの定義内容を変更し、
前記特定する処理は、前記表示データの背景色とは異なる色の各画素について、当該画素に隣接する画素の集合を求め、前記集合ごとに、当該集合に含まれる画素のそれぞれの色相が、当該それぞれの色相の分布に関する代表値によって置換された画像を生成し、当該画像において、前記表示要素に割り当てられた色相ごとに、当該色相から所定の範囲内の色相に係る色の画素に基づいて特定される領域を、当該色相が割り当てられた表示要素の表示領域として特定する、
ことを特徴とする付記11又は12記載のプログラム。
(付記15)
前記変更する処理は、前記各表示要素に相互に異なる色相を割り当て、各表示要素又は各表示要素の背景が当該表示要素に割り当てられた色相に係る色で表示されるように、前記表示データの定義内容を変更し、
前記特定する処理は、前記表示画像が二値化された二値画像を生成し、前記二値画像における各黒画素について、当該黒画素に隣接する黒画素の集合を求め、前記表示画像について、前記集合ごとに、当該集合に含まれる黒画素に対応する画素のそれぞれの色相が、当該それぞれの色相の分布に関する代表値によって置換された画像を生成し、当該画像において、前記表示要素に割り当てられた色相ごとに、当該色相から所定の範囲内に係る色の画素に基づいて特定される領域を、当該色相が割り当てられた表示要素の表示領域として特定する、
ことを特徴とする付記11又は12記載のプログラム。
10 比較装置
11 Webブラウザ
12 割当色決定部
13 HTML文書改変部
14 ブラウザ表示部
15 画面キャプチャ部
16 表示領域特定部
17 比較部
18 出力部
100 ドライブ装置
101 記録媒体
102 補助記憶装置
103 メモリ装置
104 CPU
105 インタフェース装置
106 表示装置
107 入力装置
121 HTML文書記憶部
122 割当色記憶部
123 改変文書記憶部
124 表示領域記憶部
B バス

Claims (7)

  1. 表示データに含まれる各表示要素に相互に異なる色を割り当てる割当部と、
    各表示要素又は各表示要素の背景が、前記割当部によって当該表示要素に割り当てられた色で表示されるように、前記表示データの定義内容を変更する変更部と、
    前記変更部による変更後の表示データをブラウザに表示させる表示部と、
    前記ブラウザによる前記表示データの表示結果を示す表示画像において、前記表示要素に割り当てられた色ごとに、当該色の画素に基づいて特定される領域を、当該色が割り当てられた表示要素の表示領域として特定する特定部と、
    を有することを特徴とする表示領域特定装置。
  2. 前記表示部は、前記変更部による変更後の表示データを複数のブラウザに表示させ、
    前記特定部は、前記ブラウザごとに、当該ブラウザによる前記表示データの表示結果を示す表示画像において、前記表示要素に割り当てられた色ごとに、当該色の画素に基づいて特定される領域を、当該色が割り当てられた表示要素の表示領域として特定し、
    前記ブラウザごとに特定された前記各表示要素の表示領域を比較して、前記複数のブラウザによる表示結果における相違点を検出する検出部を有することを特徴とする請求項1記載の表示領域特定装置。
  3. 前記変更部は、前記各表示要素に相互に異なる色相を割り当て、各表示要素又は各表示要素の背景が当該表示要素に割り当てられた色相に係る色で表示されるように、前記表示データの定義内容を変更し、
    前記特定部は、前記表示画像において、前記表示要素に割り当てられた色相ごとに、当該色相から所定の範囲内の色相に係る色の画素に基づいて特定される領域を、当該色相が割り当てられた表示要素の表示領域として特定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の表示領域特定装置。
  4. 前記変更部は、前記各表示要素に相互に異なる色相を割り当て、各表示要素又は各表示要素の背景が当該表示要素に割り当てられた色相に係る色で表示されるように、前記表示データの定義内容を変更し、
    前記特定部は、前記表示データの背景色とは異なる色の各画素について、当該画素に隣接する画素の集合を求め、前記集合ごとに、当該集合に含まれる画素のそれぞれの色相が、当該それぞれの色相の分布に関する代表値によって置換された画像を生成し、当該画像において、前記表示要素に割り当てられた色相ごとに、当該色相から所定の範囲内の色相に係る色の画素に基づいて特定される領域を、当該色相が割り当てられた表示要素の表示領域として特定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の表示領域特定装置。
  5. 前記変更部は、前記各表示要素に相互に異なる色相を割り当て、各表示要素又は各表示要素の背景が当該表示要素に割り当てられた色相に係る色で表示されるように、前記表示データの定義内容を変更し、
    前記特定部は、前記表示画像が二値化された二値画像を生成し、前記二値画像における各黒画素について、当該黒画素に隣接する黒画素の集合を求め、前記表示画像について、前記集合ごとに、当該集合に含まれる黒画素に対応する画素のそれぞれの色相が、当該それぞれの色相の分布に関する代表値によって置換された画像を生成し、当該画像において、前記表示要素に割り当てられた色相ごとに、当該色相から所定の範囲内に係る色の画素に基づいて特定される領域を、当該色相が割り当てられた表示要素の表示領域として特定する、
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の表示領域特定装置。
  6. コンピュータが、
    表示データに含まれる各表示要素に相互に異なる色を割り当て、
    各表示要素又は各表示要素の背景が、前記割り当てる処理によって当該表示要素に割り当てられた色で表示されるように、前記表示データの定義内容を変更し、
    前記変更する処理による変更後の表示データをブラウザに表示させ、
    前記ブラウザによる前記表示データの表示結果を示す表示画像において、前記表示要素に割り当てられた色ごとに、当該色の画素に基づいて特定される領域を、当該色が割り当てられた表示要素の表示領域として特定する、
    処理を実行することを特徴とする表示領域特定方法。
  7. コンピュータに、
    表示データに含まれる各表示要素に相互に異なる色を割り当て、
    各表示要素又は各表示要素の背景が、前記割り当てる処理によって当該表示要素に割り当てられた色で表示されるように、前記表示データの定義内容を変更し、
    前記変更する処理による変更後の表示データをブラウザに表示させ、
    前記ブラウザによる前記表示データの表示結果を示す表示画像において、前記表示要素に割り当てられた色ごとに、当該色の画素に基づいて特定される領域を、当該色が割り当てられた表示要素の表示領域として特定する、
    処理を実行させるプログラム。
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