JP2016070844A - 物体検知装置及び物体検知方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】受光素子の応答時間に応じて、発光部が点灯する期間を適切に調節可能な物体検知装置を提供する。【解決手段】物体検知装置1は、照明光を発する発光部3と、被検知物体で反射された照明光を受光するように配置され、受光した光量に応じた信号を出力する受光部4と、受光部4の応答時間が短いほど発光部3を点灯させる点灯期間を短く設定する点灯期間設定部51と、点灯期間設定部51により設定された点灯期間と発光部3を消灯させる消灯期間とが交互になり、かつ点灯期間中に発光部3が点灯するように発光部3を制御する光源制御部53と、点灯期間中に受光部から出力された信号に基づいて被検知物体を検知する検知部54とを有する。【選択図】図3

Description

本発明は、検知対象となる物体に照射した光を検出することでその物体を検知する物体検知装置及び物体検知方法に関する。
従来より、発光素子から発した光を被検知物体に照射して、その被検知物体で反射された光を受光素子で検出できたか否かにより、被検知物体を検知する物体検知装置が利用されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2005−227186号公報
上記のような物体検知装置で利用される、フォトトランジスタまたはフォトダイオードなどの受光素子は、製造のバラツキなどにより、個体ごとに感度差がある。そして感度が低いほど、受光素子が受光するようになってから、出力信号値が受光した光量に応じた値になるまでの応答時間が長くなる。
一方、用途によっては、物体検知装置は、被検知物体が移動している経路上に設けられるので、物体検知装置の発光素子から発した光を受光素子へ向けて反射する位置に被検知物体が存在する期間が短いことがある。特に、被検知物体が球体である場合のように、被検知物体の表面が曲面で形成されている場合、受光素子で被検知物体を検知するのに十分な光量が得られるほど発光素子からの光を反射可能な被検知物体の面積は、被検知物体の表面が平面である場合よりも狭くなる。その結果として、物体検知装置が被検知物体を検知可能な期間も短くなる。
また、省電力化、あるいは発光素子の発熱防止などの理由により、発光素子がパルス状に発光するように、すなわち、間欠的に発光するように発光素子が駆動される場合、発光素子が光を発している期間中に被検知物体がその光を受光素子へ向けて反射する位置にいる期間はさらに短くなる。
そこで、本発明は、受光素子の応答時間に応じて、発光部が点灯する期間を適切に調節可能な物体検知装置及び物体検知方法を提供することを目的とする。
本発明の一つの形態として、物体検知装置が提供される。この物体検知装置は、照明光を発する発光部と、被検知物体で反射された照明光を受光するように配置され、受光した光量に応じた信号を出力する受光部と、受光部の応答時間が短いほど発光部を点灯させる点灯期間を短く設定する点灯期間設定部と、点灯期間設定部により設定された点灯期間と発光部を消灯させる消灯期間とが交互になり、かつ点灯期間中に発光部が点灯するように発光部を制御する光源制御部と、点灯期間中に受光部から出力された信号に基づいて被検知物体を検知する検知部とを有することを特徴とする。
この物体検知装置において、点灯期間設定部は、発光部からの光を受光部へ向けて反射する位置に被検知物体が存在しないときに、発光部が点灯してから受光部から出力される信号の電圧が所定値に達するまでのオフセット時間を測定し、オフセット時間が短いほど点灯期間が短くなるように点灯期間を設定することが好ましい。
この場合において、点灯期間設定部は、発光部が点灯してからオフセット時間を経過した後に所定間隔で複数回、受光部が信号を出力するのに要する時間をオフセット時間に加えた期間を点灯期間とすることが好ましい。
また、この物体検知装置において、照明光は、互いに異なる少なくとも二つの波長の成分を有し、受光部は、少なくとも二つの波長のそれぞれに対応する受光素子を有し、かつ、受光素子ごとに受光した光量に応じた信号を出力することが好ましい。この場合において、点灯期間設定部は、その少なくとも二つの波長のそれぞれについて点灯期間を設定し、光源制御部は、受光素子のうちの最も応答時間が長い受光素子に対応する波長について設定された点灯期間を、その少なくとも二つの波長のそれぞれについての点灯期間とすることが好ましい。
本発明の他の形態によれば、照明光を発する発光部と、被検知物体で反射された照明光を受光するように配置され、受光した光量に応じた信号を出力する受光部とを有する物体検知装置における、物体検知方法が提供される。この物体検知方法は、受光部の応答時間が短いほど発光部を点灯させる点灯期間を短く設定するステップと、点灯期間と発光部を消灯させる消灯期間とが交互になり、かつ点灯期間中に発光部が点灯するように発光部を制御するステップと、点灯期間中に受光部から出力された信号に基づいて被検知物体を検知するステップとを含むことを特徴とする。
本発明に係る物体検知装置及び物体検知方法は、受光素子の応答時間に応じて、発光部が点灯する期間を適切に調節できるという効果を奏する。
本発明の一つの実施形態による物体検知装置を斜め上方から見た概略透過斜視図である。 物体検知装置の回路ブロック図である。 制御回路の機能ブロック図である。 受光部の感度と出力信号電圧の関係の一例を示す図である。 キャリブレーション処理における発光部の点灯期間と、制御回路による受光部からの出力信号の読み取りタイミングとの関係を示す図である。 感度テーブルの一例を示す図である。 キャリブレーション処理のフローチャートである。 (a)は、銀色の遊技球の波長ごとの反射スペクトルを表す図であり、(b)は、金色の遊技球の波長ごとの反射スペクトルを表す図である。 検知処理の動作フローチャートである。 検知処理の動作フローチャートである。
以下、図を参照しつつ、本発明の一つの実施形態による物体検知装置について説明する。この物体検知装置は、発光部がパルス状に発光し、遊技球といった被検知物体により反射されたその光を受光部で検出することで、被検知物体を検知する。そしてこの物体検知装置は、発光部の点灯開始から、受光部からの出力信号値が発光部から発した光量に応じた値となるまでに要する時間を予め調べ、その時間が短いほど、発光部の1回当たりのパルス点灯期間を短くする。これにより、この物体検知装置は、受光部の感度が高いほど、発光部の発光周期を短縮することで、被検知物体が適切な位置にいる間に発光部が発光する回数を増やす。
なお、本実施形態では、被検知物体は、例えば、弾球遊技機などで使用される遊技球であり、球体形状を有するものとする。また被検知物体として、表面が金色にメッキ処理された遊技球と銀色にメッキ処理された遊技球が用いられ、本実施形態による物体検知装置は、検知した遊技球が金色か銀色かを判定する。なお、被検知物体はこのような遊技球に限定されるものではなく、発光部からの光を反射できるものであればよい。
図1は、本発明の一つの実施形態による物体検知装置を斜め上方から見た概略透過斜視図である。また図2は、図1に示された物体検知装置の回路ブロック図である。
物体検知装置1は、例えば、弾球遊技機、あるいは、球計数装置などで使用され、発光部3と、受光部4と、制御回路5と、記憶回路6とを有する。発光部3、受光部4、制御回路5及び記憶回路6は、それぞれ、筐体7内に収容された基板2上に配置されている。発光部3から発した光は、筐体7の一端に形成された口の字状の通過孔7a側に設けられた開口部7cから通過孔7aへ照射される。そのため、通過孔7aを被検知物体である遊技球が通過すると、その遊技球で発光部3からの光は反射され、その反射光が開口部7cから筐体7内に入射して受光部4に達する。そのため、物体検知装置1は、受光部4が検知した光の光量に基づいて通過孔7aを通過する遊技球を検知できる。
なお、以下では、説明の便宜上、通過孔7aが形成された側の端部を先端と呼び、先端と対向する側の端部を後端と呼ぶ。
基板2は、例えば、FR4といった、不透明な誘電体で板状に形成される。基板2は、筐体7の後端側に、通過孔7aを被検知物体が通過する方向に対して略平行となるように収容される。そして基板2上に、発光部3、受光部4、制御回路5及び記憶回路6が配置される。
本実施形態では、少なくとも、発光部3及び受光部4は、先端側を向いた基板2の面上に配置される。なお、以下では、説明の便宜上、発光部3及び受光部4が配置される、先端側の基板2の面を、基板2の表面と呼び、反対側の面を基板2の裏面と呼ぶ。
さらに、基板2の後端側、すなわち、通過孔7aから遠い側の基板2には、物体検知装置1を他の回路(図示せず)と接続するためのケーブルを接続するための接続コネクタ(図示せず)が設けられる。
発光部3は、被検知物体を照明するための照明光を制御回路5からの制御信号に従って発する。そのために、発光部3は、例えば、照明光として、所定の波長を持つ光を発する発光素子と、発光素子ごとに設けられる、制御回路5からの制御信号に従って発光素子に電力供給する駆動回路とを有し、筐体7の先端側の中心と後端側の中心とを結ぶ中心線100よりも基板2の一方の側において基板2の表面に配置される。
本実施形態では、遊技球の色を識別できるようにするために、発光部3は、発光素子として、発光する光の波長が異なる複数の発光ダイオード(LED)、例えば、略680nmの波長の赤色光を発する赤色LEDと、略430nmの波長の青色光を発する青色LEDとを有する。なお、発光部3は、発光スペクトルが可視光域内の複数の波長にわたる一つの発光素子、例えば、白色LEDを有していてもよい。さらに、各発光素子の発光面が、基板2の表面に対して略平行となり、かつ、開口部7cを介して通過孔7aと対向するように、各発光素子は配置される。さらに、各発光素子の発光面と開口部7cとの間に、発光素子から発した光を平行光または収束光とするための凸レンズ3aが配置される。したがって、発光部3から発した光の大部分は、筐体7の先端側に向かい、筐体7の通過孔7aと発光部3及び受光部4の間の側壁7bに形成された開口部7cから通過孔7aへ出射する。
受光部4は、発光部3から発して、被検知物体で反射された照明光を受光するように配置される。そして受光部4は、検知する色の数に応じた複数の受光素子を有する。各受光素子の受光面には、検知対象となる色の光を透過し、他の色の光を遮光するカラーフィルタが設けられる。本実施形態では、発光部3が赤色LEDと青色LEDとを有するので、受光部4は、受光面に赤色LEDからの赤色光を透過するフィルタが設けられた受光素子と、青色LEDからの青色光を透過するフィルタが設けられた受光素子とを有する。なお、受光素子は、例えば、フォトダイオードあるいはフォトトランジスタとすることができる。受光部4は、中心線100に対して発光部3が設けられた側とは反対側において基板2の表面に配置される。さらに、受光部4の各受光素子の受光面が、基板2の表面に対して略平行となり、かつ、開口部7cを介して通過孔7aと対向するように、各受光素子は配置される。さらに、各受光素子の受光面と開口部7cとの間に、開口部7cを通って入射する光を収束するための凸レンズ4aが配置される。
受光部4の各受光素子は、検知した光の光量に応じた電圧を持つ信号を出力する。各受光素子から出力された信号は、例えば、アナログ/デジタル変換器(図示せず)により、その出力信号の電圧に応じた値を持つデジタル信号に変換された後、制御回路5に入力される。
制御回路5は、例えば、プロセッサ及びその周辺回路を有し、発光部3をパルス変調方式により制御して、発光部3を一定周期で間欠的に点灯させる。また制御回路5は、受光部4からの信号に基づいて、遊技球を検知したか否かを判定する。そして制御回路5は、遊技球を検知すると、そのことを表す信号を接続コネクタに接続されたコネクタ(図示せず)を介して上位制御装置などの外部の機器へ出力する。また、制御回路5は、遊技球を検知すると、その遊技球の色を識別し、その色を表す信号を接続コネクタに接続されたコネクタを介して外部の機器へ出力する。なお、制御回路5による処理の詳細については後述する。
記憶回路6は、例えば、不揮発性の読み書き可能なメモリ回路と、揮発性の読み書き可能なメモリ回路とを有し、制御回路5からアクセス可能となっている。そして記憶回路6は、例えば、発光部3の1回当たりの点灯期間を決めるために参照される感度テーブルなど、発光部3の制御に利用されるデータと、遊技球の検知または色の識別に利用されるデータとを記憶し、制御回路5からの要求に応じて、それらのデータを制御回路5へ出力する。
筐体7は、発光部3から発する光及び環境光に対して不透明な材質、例えば、樹脂により形成される。そして筐体7は、基板2を通過孔7aよりも後端側に収容する。そのために、筐体7は、基板2の外周を覆うように形成される。そのため、受光部4の周囲は筐体7で覆われているので、環境光が直接受光部4に入射することが抑制される。
また上記のように、筐体7の先端側には、表面から裏面へ貫通するように、遊技球が通過する通過部の一例である、口の字状の通過孔7aが形成される。そして通過孔7aの周囲の側壁のうち、発光部3及び受光部4と面する側壁7bには、発光部3の発光素子の発光面及び受光部4の受光素子の受光面に面する位置に開口部7cが形成されている。これにより、発光部3から出射した光が開口部7cを通って通過孔7a内に達すること、及び、その光が遊技球で反射され、開口部7cを通って受光部4に達することが可能となっている。
なお、遊技球が通過する部分の形状は、口の字状の開口形状でなくてもよく、遊技球が物体検知装置1の近傍を通過する際に、発光部3からの光を反射して受光部4にその光が達するように遊技球を導ける形状であればよい。例えば、通過孔7aは、円筒型の開口形状を有していてもよい。
さらに、通過孔7aを挟んで、開口部7cと対向する位置に、受光部4の感度調査のために利用される反射板8が取り付けられる。反射板8は、例えば、アルミニウムなどの金属、あるいは、白色のビニールテープなどで形成される。反射板8は、遊技球が通過孔7aを通っていない間、発光部3から発し、開口部7cを通って通過孔7aに出射した光を反射して、その反射光が開口部7cを通って受光部4に達することを可能とする。
なお、反射板8は、取り外し可能であってもよい。
さらに、筐体7の内部に、中心線100に沿って、通過孔7aから後端側へ向けて、筐体7の上面から下面までに及ぶ遮光壁7eが形成される。この遮光壁7eは、発光部3の各発光素子の発光面及び受光部4の各受光素子の受光面よりも後端の近くにまで延伸される。したがって、遮光壁7eにより、発光部3から発して基板2と筐体7に挟まれた空間を通る迷光が直接受光部4の各受光素子の受光面に入射することが防止される。
以下、制御回路5により実行される処理について説明する。
図3は、制御回路5の機能ブロック図である。制御回路5は、点灯期間設定部51と、輝度オフセット設定部52と、光源制御部53と、検知判定部54と、色識別部55とを有する。制御回路5が有するこれらの各部は、例えば、制御回路5が有するプロセッサにより実行されるソフトウェアモジュールである。あるいは、制御回路5が有するこれらの各部は、ファームウェアとして物体検知装置1に実装されてもよい。
また、制御回路5が有するこれらの各部のうち、点灯期間設定部51及び輝度オフセット設定部52は、例えば、電源投入時あるいは工場出荷時などに実行されるキャリブレーション処理で使用される。一方、光源制御部53、検知判定部54及び色識別部55は、遊技球を検知し、かつ、遊技球の色を識別するために検知処理で利用される。そこで以下では、処理ごとに、制御回路5が有するこれらの各部について説明する。
(キャリブレーション処理)
まず、キャリブレーション処理に関連する各部について説明する。
点灯期間設定部51は、発光部3の1回当たりの点灯期間を、受光部4の感度、すなわち、受光光量に応じた信号を出力するまでの受光部4の各受光素子の応答時間に応じて設定する。
図4は、受光部が有する受光素子の感度と出力信号電圧の関係の一例を示す図である。図4において、横軸は時間を表し、縦軸は電圧を表す。そしてグラフ401は、相対的に感度が高い受光素子についての受光開始からの経過時間と出力電圧の関係を表し、一方、グラフ402は、相対的に感度が低い受光素子についての受光開始からの経過時間と出力電圧の関係を表す。図4において、時刻t0において、受光素子が受光を開始したとする。そして閾値Vthは、被検知物体を検知したと判断される出力信号電圧の下限値である。
グラフ401及びグラフ402に示されるように、受光素子の感度が高いほど、受光素子が受光を開始してから出力信号電圧が閾値Vthに達するまでの時間が短い。したがって、受光素子の感度が高いほど、受光素子が光を検知しているか否かの判断を開始するタイミングを早めることができる。そして出力信号電圧が閾値Vthに達してから、制御回路5が受光素子による光の検知の有無の判断を行うのに必要な期間は、受光素子の感度によらず、一定とすることができる。そこで、点灯期間設定部51は、受光部4が有する受光素子の感度が高いほど、すなわち、受光光量に応じた信号を出力するまでの各受光素子の応答時間が短いほど、発光部3の1回のパルス発光当たりの点灯期間を短くする。
本実施形態では、点灯期間設定部51は、発光部3の1回の点灯期間中に受光部4からの出力信号を制御回路5が読み出す回数を、点灯期間を表す指標として、受光部4の感度に応じて設定する。そのために、遊技球が通過孔7aに無い状態で、制御回路5は、発光部3を1パルス分点灯させる。そして、反射板8により反射されたその光を受光部4にて検知する。その際、制御回路5は、受光部4からの出力信号を所定の周期(例えば、100μsec)で読み込む。そして点灯期間設定部51は、発光部3の発光開始から、受光部4からの出力信号電圧が所定の閾値に達するまでのオフセット時間に相当する読み込み回数を調べる。なお、所定の閾値は、例えば、発光部3から発した光が反射板8で反射されて受光部4に達したときの光量に相当する値とすることができる。点灯期間設定部51は、受光部4が複数の受光素子を有する場合、受光素子ごとにその読み込み回数を調べる。
点灯期間設定部51は、感度テーブルを参照して、受光素子ごとに、読み込み回数に応じた受光チェック回数を決定する。受光チェック回数は、発光部3の1回の点灯期間中に、制御回路5が受光部4からの出力信号を読み込む回数である。すなわち、受光チェック回数が長いほど、発光部3の1回当たりの点灯期間が長くなる。したがって、検知処理の実行中においては、発光部3の発光開始から、受光チェック回数に相当する点灯期間が経過した時点で、発光部3は消灯される。
図5は、キャリブレーション処理における発光部3の点灯期間と、制御回路5による受光部4からの出力信号の読み取りタイミングとの関係を示す図である。図5において、横軸は時間を表し、縦軸は発光部3の点灯・消灯を表す。そしてグラフ500は、時刻ごとの発光部3の点灯・消灯を表す。また複数の矢印501は、それぞれ、制御回路5による、受光部4からの出力電圧の読み取りタイミングを表す。図5に示されるように、本実施形態では、制御回路5は、キャリブレーション処理における発光部3の1回の点灯に際し、受光部4から一定周期(制御回路5の8クロック、略100μsec)ごとに16回出力信号を読み取る。
図6は、感度テーブルの一例を示す図である。図6に示された感度テーブル600において、左側の列の各欄には、受光部4からの出力信号電圧が所定の閾値以上となるまでの読み込み回数が示される。一方、右側の列の各欄には、その左側の欄に示された読み込み回数に対応する受光チェック回数が示される。
例えば、発光部3の赤色LEDからの光の検知用の受光素子について、出力信号電圧が所定の閾値以上となるまでの読み込み回数が4回である場合、その受光素子についての受光チェック回数は6回(すなわち、略600μsecに相当する期間)に設定される。また、例えば、発光部3の青色LEDからの光の検知用の受光素子について、出力信号電圧が所定の閾値以上となるまでの読み込み回数が7回である場合、その受光素子についての受光チェック回数は12回(すなわち、略1200μsecに相当する期間)に設定される。このように、発光部が点灯してからオフセット時間を経過した後に所定間隔で複数回受光部が信号を出力するのに要する時間をオフセット時間に加えた期間が点灯期間となるように、受光チェック回数が設定される。
点灯期間設定部51は、感度テーブルを参照して決定した受光チェック回数を、記憶回路6に記憶する。なお、受光部4が複数の受光素子を有する場合、点灯期間設定部51は、受光素子ごとに、その受光素子の受光チェック回数を記憶回路6に記憶する。
輝度オフセット設定部52は、輝度オフセット値を設定する。この輝度オフセット値は、発光部3からの光が被検知物体である遊技球以外の物体、特に反射板8で反射されて受光部4に達することにより受光部4が検知した光量に相当する、受光部4の出力電圧を表す。
本実施形態では、輝度オフセット設定部52は、キャリブレーション処理の実行中において、発光部3が点灯している間における、受光部4の出力信号電圧の最大値に相当する信号値を輝度オフセット値とする。なお、受光部4が複数の受光素子を有している場合、輝度オフセット設定部52は、受光素子ごとに、輝度オフセット値を設定する。そして輝度オフセット設定部52は、輝度オフセット値を記憶回路6に記憶する。
図7は、キャリブレーション処理のフローチャートである。上述したように、キャリブレーション処理は、例えば、工場出荷時、あるいは、電源投入時に実行される。また、キャリブレーション処理は、筐体7の通過孔7aに遊技球が存在しない状態で実行される。制御回路5は、例えば、キャリブレーション処理の実行中に、1回だけ発光部3を点灯させて、下記の各ステップの処理を実行する。
点灯期間設定部51は、受光部4が有する受光素子ごとに、制御回路5が発光部3を点灯させてから出力信号電圧が所定の閾値以上となるまでのオフセット時間Tb、Trを求める(ステップS101)。なお、Tbは、青色LEDからの光の検知用の受光素子についてのオフセット時間であり、Trは、赤色LEDからの光の検知用の受光素子についてのオフセット時間である。なお、オフセット時間Tb、Trは、上記のように、制御回路5による、各受光素子からの出力信号の読み込み回数で表される。
点灯期間設定部51は、記憶回路6に記憶されている感度テーブルを参照して、受光素子ごとに、オフセット時間に対応する受光チェック回数Cb、Crを決定する(ステップS102)。なお、Cbは、青色LEDからの光の検知用の受光素子についての受光チェック回数であり、Crは、赤色LEDからの光の検知用の受光素子についての受光チェック回数である。そして点灯期間設定部51は、各受光素子の受光チェック回数Cb、Crを記憶回路6に記憶する。
また、輝度オフセット設定部52は、受光素子ごとに、発光部3の点灯中における出力電圧の最大値を輝度オフセット値Boffset、Roffsetとする(ステップS103)。なお、Boffsetは、青色LEDからの光の検知用の受光素子についての輝度オフセット値であり、Roffsetは、赤色LEDからの光の検知用の受光素子についての輝度オフセット値である。そして輝度オフセット設定部52は、輝度オフセット値Boffset、Roffsetを記憶回路6に記憶する。その後、制御回路5は、キャリブレーション処理を終了する。
(検知処理)
次に、検知処理に関連する各部について説明する。
光源制御部53は、検知処理の実行中、発光部3が有する各発光素子をパルス変調方式で駆動することにより、発光部3が点灯する点灯期間と発光部3が消灯する消灯期間とが交互になるように発光部3を制御する。本実施形態では、光源制御部53は、被検知物体である遊技球が通過孔7aを通過する間に、点灯期間と消灯期間とが複数回繰り返されるように、点灯期間と消灯期間を設定する。
例えば、光源制御部53は、キャリブレーション処理で決定された、各発光素子に対応する受光部4の受光素子の受光チェック回数を参照し、最も大きい受光チェック回数を特定する。そして光源制御部53は、最大の受光チェック回数に応じた期間、すなわち、各受光素子の応答時間のうちの最も長い応答時間に対応する期間を、各発光素子に共通する点灯期間とする。一方、光源制御部53は、消灯期間を、各発光素子の受光チェック回数によらず、一定(例えば、1msec〜2msec)とする。したがって、各受光素子の感度が高いほど、すなわち、受光光量に応じた信号を出力するまでの各受光素子の応答時間が短いほど、点灯期間と消灯期間の和である発光部3の発光周期は短縮される。その結果として、光源制御部53は、遊技球が発光部3からの光を受光部4へ向けて反射する位置にいる間に、発光部3を点灯させる回数を増やすことができる。
検知判定部54は、検知部の一例であり、受光部4が有する受光素子からの出力信号に基づいて、通過孔7aを通過する遊技球を検知する。本実施形態では、検知判定部54は、発光部3の1回の点灯期間中に、受光部4の各受光素子から出力信号を得る度に、その出力信号から輝度オフセット値を減じることで輝度補正値を算出する。そして検知判定部54は、何れかの受光素子についての輝度補正値が所定の輝度閾値以上となる回数がその受光素子についての受光チェック回数に達すると、その点灯期間において発光部3からの光が受光部4に達した回数を表す連続検知カウンタを1インクリメントする。なお、何れの色の遊技球であっても十分な反射率を有する波長の光を発する発光素子に対応する受光素子からの出力信号が、輝度閾値との比較に用いられることが好ましい。上述したように、本実施形態では、被検知対象物体には、金色の遊技球と銀色の遊技球が含まれる。そして後述するように、金色の遊技球の場合、発光部3が有する発光素子の一つである青色LEDからの青色光に対する反射率が低い。したがって、青色LEDからの光が金色の遊技球で反射されて受光部4に達しても、青色LEDに対応する受光素子からの出力信号電圧は低い。一方、金色の遊技球及び銀色の遊技球の何れも、発光部3が有する発光素子の他の一つである赤色LEDからの赤色光に対する反射率が高い。そこで本実施形態では、赤色LEDに対応する受光素子からの出力信号が、輝度閾値との比較に用いられる。
検知判定部54は、所定回数の点灯期間について連続して、輝度補正値が所定の輝度閾値以上となる回数がその受光素子についての受光チェック回数に達すると、すなわち、連続検知カウンタの値が所定回数に達すると、通過孔7aを通過する遊技球を検知したと判定する。なお、所定回数は、遊技球が通過孔7aを通過するのに要する時間よりも、その所定回数に発光部3の発光周期を乗じた期間が短くなるように設定される。例えば、所定回数は、3に設定される。一方、連続検知カウンタの値が所定回数に達する前に、輝度補正値が所定の輝度閾値以上となる回数がその受光素子についての受光チェック回数に達しない点灯期間があると、検知判定部54は、連続検知カウンタ値を0にリセットし、その時点では通過孔7aを通過する遊技球は無いと判定する。
色識別部55は、検知判定部54が、通過孔7aを通過する遊技球を検知したと判定した場合、受光部4の各受光素子からの出力信号に基づいて、遊技球の色を識別する。
図8(a)は、銀色の遊技球の波長ごとの反射スペクトルを表す図であり、図8(b)は、金色の遊技球の波長ごとの反射スペクトルを表す図である。図8(a)及び図8(b)において、横軸は波長を表し、縦軸は受光素子が受光した光の強度を表す。そして複数のグラフ801は、銀色の遊技球について、白色光源と遊技球の相対的な位置関係ごとに求めた反射スペクトルを表す。一方、複数のグラフ802は、金色の遊技球について、白色光源と遊技球の相対的な位置関係ごとに求めた反射スペクトルを表す。
図8(a)に示されるように、銀色の遊技球では、赤色に相当する、略680nmの波長についてだけでなく、青色に相当する、略430nmの波長についても、ある程度大きさの反射スペクトルが得られる。一方、図8(b)に示されるように、金色の遊技球では、赤色に相当する、略680nmの波長については、ある程度の大きさの反射スペクトルが得られるものの、青色に相当する、略430nmの波長については、反射スペクトルは非常に小さい。
そこで、色識別部55は、発光部3が有する青色LEDに対応する、受光部4の受光素子についての輝度補正値に対する、発光部3が有する赤色LEDに対応する、受光部4の受光素子についての輝度補正値の比を求める。そして色識別部55は、その比が所定の色比率閾値Svよりも小さい場合、遊技球の色は銀色であると判定する。一方、色識別部55は、その比が色比率閾値Sv以上である場合、遊技球の色は金色であると判定する。なお、色比率閾値Svは、例えば、2〜10に設定される。
図9及び図10は、検知処理の動作フローチャートである。
光源制御部53は、記憶回路6に記憶された、各受光素子の受光チェック回数Cb,Crのうちの最大値に相当する期間を、発光部3が有する各発光素子の1回当たりの点灯期間Tmaxに設定する(ステップS201)。さらに、検知判定部54は、ループカウンタRoop及び連続検知カウンタMainCntを0に初期化する。そして光源制御部53は、タイマカウンタTnowを0に初期化する(ステップS202)。また、検知判定部54は、赤色LEDに対応する受光素子についての受光カウンタRcntを0に初期化する(ステップS203)。
光源制御部53は、発光部3の各発光素子を点灯させる(ステップS204)。そして光源制御部53は、所定のクロック周期(例えば、100μsec)が経過するとタイマカウンタTnowを1インクリメントする(ステップS205)。
検知判定部54は、各受光素子から出力信号Bdata及びRdataを取得し、その出力信号Bdata及びRdataからそれぞれ輝度オフセット値Boffset、Roffsetを減じて輝度補正値Bin及びRinを得る(ステップS206)。なお、Bdata及びBinは、青色LEDに対応する受光素子から得られた信号であり、Rdata及びRinは、赤色LEDに対応する受光素子から得られた信号である。
検知判定部54は、輝度補正値Rinが輝度閾値Rthよりも高いか否か判定する(ステップS207)。輝度補正値Rinが輝度閾値Rthよりも高い場合(ステップS207−Yes)、検知判定部54は、受光カウンタRcntを1インクリメントする(ステップS208)。なお、輝度閾値Rthは、例えば、通過孔7aに遊技球を置いた状態で発光部3からの光を遊技球で反射させて受光部4で受光したときの受光部4の出力信号値に基づいて、予め設定される。
ステップS208の後、あるいは、ステップS207にて輝度補正値Rinが輝度閾値Rth以下である場合(ステップS207−No)、検知判定部54は、輝度補正値Bin及びRinを、それぞれ、輝度最大値Bmax、Rmaxと比較する。そして検知判定部54は、輝度補正値Binが輝度最大値Bmaxよりも大きい場合、輝度最大値Bmaxを輝度補正値Binに更新する。同様に、検知判定部54は、輝度補正値Rinが輝度最大値Rmaxよりも大きい場合、輝度最大値Rmaxを輝度補正値Rinに更新する(ステップS209)。
光源制御部53は、タイマカウンタTnowが点灯期間Tmaxに達したか否か判定する(ステップS210)。タイマカウンタTnowが点灯期間Tmaxに達していなければ(ステップS210−No)、制御回路5は、ステップS205以降の処理を繰り返す。
一方、タイマカウンタTnowが点灯期間Tmaxに達した場合(ステップS210−Yes)、検知判定部54は、受光カウンタRcntが、受光チェック回数Crの1/2以上となったか否か判定する(ステップS211)。受光カウンタRcntが、受光チェック回数Crの1/2以上である場合(ステップS211−Yes)、検知判定部54は、連続検知カウンタMainCntを1インクリメントする(ステップS212)。
ステップS212の後、あるいは、ステップS211にて受光カウンタRcntが、受光チェック回数Crの1/2未満である場合(ステップS211−No)、光源制御部53は、発光部3の各発光素子を消灯する(ステップS213)。そして光源制御部53は、所定の消灯期間が経過するまで待機する(ステップS214)。また、検知判定部54は、ループカウンタRoopが3に達したか否か判定する(ステップS215)。ループカウンタRoopが3未満である場合(ステップS215−No)、検知判定部54は、ループカウンタRoopを1インクリメントする(ステップS216)。その後、制御回路5は、ステップS202以降の処理を繰り返す。
一方、ループカウンタRoopが3に達した場合(ステップS215−Yes)、図10に示されるように、検知判定部54は、連続検知カウンタMainCntが3に達したか否か判定する(ステップS217)。
連続検知カウンタMainCntが3未満である場合(ステップS217−No)、検知判定部54は、このループでは遊技球を検知しない(ステップS218)。そして制御回路5は、ステップS201以降の処理を繰り返す。
一方、連続検知カウンタMainCntが3以上である場合(ステップS217−Yes)、検知判定部54は、通過孔7aを通過する遊技球を検知する。そして検知判定部54は、遊技球を検知したことを表す信号を出力する(ステップS219)。
その後、色識別部55は、青色の輝度補正値の最大値Bmaxに対する赤色の輝度補正値の最大値Rmaxの比(Rmax/Bmax)を算出し、その比(Rmax/Bmax)が色比率閾値Svよりも小さいか否か判定する(ステップS220)。その比(Rmax/Bmax)が色比率閾値Svよりも小さい場合(ステップS220−Yes)、色識別部55は、遊技球の色は銀色であると判定する。そして色識別部55は、遊技球の色が銀色であることを示す信号を出力する(ステップS221)。
一方、その比(Rmax/Bmax)が色比率閾値Sv以上である場合(ステップS220−No)、色識別部55は、遊技球の色は金色であると判定する。そして色識別部55は、遊技球の色が金色であることを示す信号を出力する(ステップS222)。
ステップS221またはS222の後、制御回路5は、ステップS201以降の処理を繰り返す。なお、ステップS211において、検知判定部54は、受光カウンタRcntを1〜受光チェック回数Crからオフセット時間に相当する出力信号の読み込み回数を減じた値の範囲内の何れかの値に設定される回数閾値と比較してもよい。そして受光カウンタRcntがその回数閾値以上となる場合、検知判定部54は、ステップS212の処理を実行してもよい。
以上に説明してきたように、この物体検知装置では、エネルギー消費及び発光部の発熱を抑制するために、発光部の各発光素子を周期的に点灯させて、その発光素子からの光を受光部の対応する受光素子で検知することで、被検知物体を検知する。そしてこの物体検知装置は、受光素子の応答時間が短いほど、発光部の各発光素子の1回当たりの点灯期間を短くする。そのため、この物体検知装置は、受光素子の応答時間が短いほど、被検知物体が発光部からの光を受光部へ向けて反射する位置にいる間の発光素子の点灯回数を増やすことができる。したがって、この物体検知装置は、受光素子の応答時間が短いほど、より確実に被検知物体を検知することができる。
なお、物体検知装置が、被検知物体の色を識別する必要が無い場合には、色識別部の処理は省略される。またこの場合、発光部は、一つの発光素子のみを有していてもよい。同様に、受光部は、一つの受光素子のみを有していてもよい。
また、各受光素子の応答時間が予め調べられる場合、記憶回路に、各受光素子の受光チェック回数が予め記憶されてもよい。この場合には、点灯期間設定部は省略されてもよい。
さらにまた、制御回路の各部の処理は、物体検知装置とは別個に設けられたコンピュータあるいは上位の制御装置で実行されてもよい。この場合には、物体検知装置は、受光部の各受光素子からの出力信号をそのコンピュータまたは上位の制御装置へ出力すればよい。また発光部の点灯または消灯を制御する制御信号は、そのコンピュータまたは上位の制御装置から物体検知装置へ入力される。
このように、当業者は、本発明の範囲内で、実施される形態に合わせて様々な変更を行うことができる。
1 物体検知装置
2 基板
3 発光部
4 受光部
5 制御回路
6 記憶回路
7 筐体
7a 通過孔
7b 側壁
7c 開口部
51 点灯期間設定部
52 輝度オフセット設定部
53 光源制御部
54 検知判定部
55 色識別部

Claims (5)

  1. 照明光を発する発光部と、
    被検知物体で反射された前記照明光を受光するように配置され、受光した光量に応じた信号を出力する受光部と、
    前記受光部の応答時間が短いほど前記発光部を点灯させる点灯期間を短く設定する点灯期間設定部と、
    前記点灯期間設定部により設定された前記点灯期間と前記発光部を消灯させる消灯期間とが交互になり、かつ前記点灯期間中に前記発光部が点灯するように前記発光部を制御する光源制御部と、
    前記点灯期間中に前記受光部から出力された前記信号に基づいて前記被検知物体を検知する検知部と、
    を有する物体検知装置。
  2. 前記点灯期間設定部は、前記発光部からの光を前記受光部へ向けて反射する位置に前記被検知物体が存在しないときに、前記発光部が点灯してから前記受光部から出力される前記信号の電圧が所定値に達するまでのオフセット時間を測定し、前記オフセット時間が短いほど前記点灯期間が短くなるように前記点灯期間を設定する、請求項1に記載の物体検知装置。
  3. 前記点灯期間設定部は、前記発光部が点灯してから前記オフセット時間を経過した後に所定間隔で複数回前記受光部が前記信号を出力するのに要する時間を前記オフセット時間に加えた期間を前記点灯期間とする、請求項2に記載の物体検知装置。
  4. 前記照明光は、互いに異なる少なくとも二つの波長の成分を有し、前記受光部は、少なくとも二つの波長のそれぞれに対応する受光素子を有し、かつ、前記受光素子ごとに受光した光量に応じた信号を出力し、
    前記点灯期間設定部は、前記少なくとも二つの波長のそれぞれについて前記点灯期間を設定し、
    前記光源制御部は、前記受光素子のうちの最も応答時間が長い受光素子に対応する波長について設定された前記点灯期間を、前記少なくとも二つの波長のそれぞれについての前記点灯期間とする、請求項1または2に記載の物体検知装置。
  5. 照明光を発する発光部と、被検知物体で反射された前記照明光を受光するように配置され、受光した光量に応じた信号を出力する受光部とを有する物体検知装置における、物体検知方法であって、
    前記受光部の応答時間が短いほど前記発光部を点灯させる点灯期間を短く設定するステップと、
    前記点灯期間と前記発光部を消灯させる消灯期間とが交互になり、かつ前記点灯期間中に前記発光部が点灯するように前記発光部を制御するステップと、
    前記点灯期間中に前記受光部から出力された前記信号に基づいて前記被検知物体を検知するステップと、
    を含む物体検知方法。
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