JP2016070780A - 物品検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】判定閾値の見直しや検査条件の調整にかかる時間を短縮させることができ、作業効率を向上させることができる物品検査装置を提供する。
【解決手段】被検査物Wに含まれる異物の種類やサイズに応じた検出信号、または、被検査物Wの重量に応じた検出信号を出力する検査部3と、被検査物Wの品種の設定操作が行われるときの設定値、動作モードの切替に関する設定値、指示操作が行われるときの指示値、各種判定結果等、種々の表示を行う表示操作部4と、検査部3からの検出信号に基づいた判定対象値を検出された日時と関連付けて記憶する検査記録情報蓄積部9と、判定閾値の見直しや検査条件の調整を行うための検出感度調整モードにおいて、検査記録情報蓄積部9に記憶している判定対象値を所定の条件で集計し、直近の検査信号の値とともに表示操作部4に表示する制御部8と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば生肉、魚、加工食品等の食品や、薬品などの被検査物中に混入した異物の有無の検査、または、被検査物の重量が規定範囲内であるか否かの検査を行う物品検査装置に関する。
一般に、食品や薬品等の製造ラインに設けられ、その重量、形状、異物の混入の有無といった品質を検査する物品検査装置においては、検査対象とする物品の特性に応じて各種検査パラメータなどの検査条件を調整、設定し、検出信号に基づく判定対象値に対して良否判定するための判定閾値を設定し、判定値が良品側から外れた場合に、検査結果を不良としていた。
ところが、検査対象となる物品は、加工日、加工状態、原材料などの条件によって、同一品種でもロットが異なると、不良と判定できる閾値が変わってくるため、判定閾値の見直しや検査条件の調整が必要となる。また、物品検査装置を長い期間使っていると、検出の感度が変わるため、不良とされる物品の数が増えてきた時などは、判定閾値の見直しや検査条件の調整が必要となる。
判定閾値の見直しや検査条件を調整するときには、直近の検査結果を参照するだけでは難しく、過去の検査結果を参照可能とすることが望まれる。
特許文献1では、金属検出機において、過去の判定対象値を所定個数のグループに分け、各グループの判定対象値の最大値や平均値を棒グラフで表示するようにしている。
また、特許文献2では、X線異物検出装置において、検査対象の物品毎のX線透過データに基づく製品影響を示すデータの最大値を、検査が終了した順に、順次棒グラフで表示するようにしている。
特開2000−314776号公報 特開2004−28685号公報
しかしながら、このような物品検査装置にあっては、過去の検出信号に基づく判定対象値と現在の検出信号に基づく判定対象値の比較などをする場合、表示画面を切り替えて比較する必要があり、判定閾値の見直しや検査条件の調整に時間がかかっていた。
そこで、本発明は、過去の検出信号に基づく判定対象値と現在の検出信号に基づく判定対象値の両方を同時に表示することで、判定閾値の見直しや検査条件の調整にかかる時間を短縮させることができ、作業効率を向上させることができる物品検査装置を提供することを目的としている。
本発明に係る物品検査装置は、搬送される被検査物の品質状態を表す検出信号を出力する検査部と、検出信号に基づいた判定対象値により被検査物の品質の良否を判定する判定部と、判定部の判定結果を表示する表示部と、を備えた物品検査装置において、判定対象値を蓄積する検査記録情報蓄積部と、検査記録情報蓄積部に蓄積された過去の判定対象値を所定の集計タイミングを区切りとして集計するとともに、集計タイミングに満たない区間の判定対象値を途中集計値として集計する集計部と、集計部で集計された集計値及び途中集計値の大きさを時間軸方向に並べたグラフを表示部に表示させる表示制御部と、を備えるものである。
この構成により、検査信号に基づいた過去の判定対象値が集計されて表示され、過去の判定対象値と直近の判定対象値の集計結果を容易に比較することができ、判定閾値の見直しや検査条件の調整にかかる時間を短縮させることができる。このため、作業効率を向上させることができる。
また、本発明に係る物品検査装置において、表示制御部は、途中集計値のうち、最新値を識別可能に表示させるものである。
この構成により、検出信号に基づいた過去の判定対象値と直近の判定対象値の集計結果が表示されるとともに最新の判定対象値が表示され、過去及び直近の判定対象値の集計結果と現在の判定対象値を容易に比較することができ、判定閾値の見直しや検査条件の調整にかかる時間を短縮させることができる。
また、本発明に係る物品検査装置において、集計部は、判定対象値が予め設定された値以上変化した時点を区切りとして、区切りの間で判定対象値を集計するものである。
この構成により、検出信号が変化する製品の材料の切替などによるロットの切替などを区切りとして判定対象値が集計され、過去の判定対象値の分析を容易に行うことができ、判定閾値の見直しや検査条件の調整にかかる時間を短縮させることができる。
また、本発明に係る物品検査装置において、集計部は、判定対象値が予め設定された値以下の状態が予め設定された時間以上続いた期間を区切りとして、区切りの間で判定対象値を集計するものである。
この構成により、検出信号に基づいた判定対象値の値が予め設定された値以下の期間は区切りとして集計されなくなり、無駄なデータの表示を省いて、より古いデータまで表示部に表示させることができ、過去の判定対象値の分析を容易に行うことができる。このため、判定閾値の見直しや検査条件の調整にかかる時間を短縮させることができる。
また、本発明に係る物品検査装置において、集計部は、集計タイミングを指示する外部からの入力を区切りとして、区切りの間で判定対象値を集計するものである。
この構成により、ロットの切替などのタイミングを手動で区切って判定対象値を集計することができ、過去の判定対象値の分析を容易に行うことができる。このため、判定閾値の見直しや検査条件の調整にかかる時間を短縮させることができる。
また、本発明に係る物品検査装置において、集計部は、区切りの間隔を、過去方向に向かって徐々に長くするものである。
この構成により、過去から現在に向かって徐々に集計範囲が狭くなるように区切って判定対象値を集計することができ、影響に小さい過去から影響の大きい現在までの判定対象値の分析を容易に行うことができる。このため、判定閾値の見直しや検査条件の調整にかかる時間を短縮させることができる。
また、本発明に係る物品検査装置において、集計部は、集計した値として、最大値、最小値、平均値、最頻出値の少なくとも一つを算出するものである。
この構成により、検出信号に基づいた判定対象値の最大値、最小値、平均値、最頻出値の少なくとも一つが集計されて表示され、過去の判定対象値の分析を容易に行うことができ、判定閾値の見直しや検査条件の調整にかかる時間を短縮させることができる。
また、本発明に係る物品検査装置において、表示制御部は、集計部が集計した集計範囲の大きさに対応した間隔でグラフを表示させるものである。
この構成により、過去の集計範囲の違いが視覚的に判別しやすく表示され、過去の判定対象値の分析を容易に行うことができ、判定閾値の見直しや検査条件の調整にかかる時間を短縮させることができる。
本発明は、判定閾値の見直しや検査条件の調整にかかる時間を短縮させることができ、作業効率を向上させることができる物品検査装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る物品検査装置の構成を示す図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る物品検査装置の検査部の金属検出部としての構成を示す図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る物品検査装置の検査部のX線検出部としての構成を示す図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る物品検査装置の検査部の重量検出部としての構成を示す図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る物品検査装置の検出信号の表示例を示す図である。 図6は、本発明の一実施形態に係る物品検査装置の検出信号の最大値、最小値、平均値の表示例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1において、本発明の一実施形態に係る物品検査装置1は、搬送部2と、検査部3と、表示操作部4と、判定部5と、制御回路6と、検査記録情報蓄積部9と、を備えている。
この物品検査装置1は、例えば、生肉、魚、加工食品、薬品などの被検査物Wが搬送される不図示の製造ラインに組み込まれ、被検査物W中に混入した異物、または、被検査物Wの重量を検出するものである。
搬送部2は、例えば、生肉、魚、加工食品、薬品などの様々な品種の中から予め表示操作部4で設定される品種の被検査物Wを順次搬送するもので、例えば、装置本体に対して水平に配置されたベルトコンベアにより構成される。
また、搬送部2は、図示しない駆動モータにより駆動され、予め設定された所定の搬送速度で、搬入された被検査物Wを図1の矢印方向(右方向)に搬送するようになっている。
検査部3は、被検査物Wの品質状態を表す信号として、被検査物Wに含まれる異物の種類やサイズに応じた検出信号、または、被検査物Wの重量に応じた検出信号を出力するようになっている。物品検査装置1が金属検出装置として構成される場合、検査部3は、図2に示す金属検出部3Bにより構成される。物品検査装置1がX線異物検出装置として構成される場合、検査部3は、図3に示すX線検出部3Aにより構成される。物品検査装置1が計量装置として構成される場合、検査部3は、図4に示す重量検出部3Cにより構成される。
図2に示す金属検出部3Bは、信号発生器31、送信コイル32、2つの受信コイル33a、33bを有する磁界変化検出部33、検波部34を備えている。
信号発生器31は、所定周波数の信号を出力する。送信コイル32は、信号発生器31からの信号を受けて被検査物Wに所定周波数の交番磁界Eを発生するようになっている。
2つの受信コイル33a、33bは、送信コイル32が発生する交番磁界Eを等量ずつ受ける位置で被検査物Wの搬送方向に沿って配置され、互いに差動接続される。磁界変化検出部33は、交番磁界中を通過する物体による磁界の変化に対応した信号を発生するようになっている。
検波部34は、磁界変化検出部33の出力信号を信号発生器31が発生する信号と同一周波数の信号によって同期検波するようになっている。
このような構成による金属検出部3Bでは、被検査物Wが交番磁界中に存在していないときには、2つの受信コイル33a、33bに生起される信号の振幅が等しく位相が反転している平衡状態となるため、信号の振幅はゼロとなり、検波部34の出力もゼロになる(図中、検出出力)。
これに対し、被検査物Wが交番磁界中に存在している場合には、被検査物W自身およびその被検査物Wに混入している金属の影響により、2つの受信コイル33a、33bに生起される両信号の平衡状態が崩れ、被検査物Wの移動に伴い、振幅および位相が変化する信号が検波部34から出力される(図中、検出出力)。
なお、図2に示した金属検出部3Bは、図1に示す搬送部2を挟んで一方側に送信コイル32を配置し、他方側に2つの受信コイル33a、33bを送信コイル32に対向させるように配置したいわゆる対向型配置の構成を有しているが、送信コイル32と受信コイル33a、33bとが同軸上に配置された同軸型配置の構成を有していてもよい。
また、金属検出部3Bは、被検査物Wに含まれる金属を磁石等の磁化器で着磁し、磁化された金属の残留磁気を磁気センサで検出するような構成としてもよい。
また、図3に示すX線検出部3Aは、X線発生器21とX線検出器22とを備えている。
X線発生器21は、金属性の箱体内部に設けられる円筒形のX線管を絶縁油に浸漬したものから構成されており、X線管の陰極からの電子ビームを陽極ターゲットに照射してX線を生成している。
X線管は、その長手方向が被検査物Wの搬送方向となるよう配置されている。X線管により生成されたX線は、下方のX線検出器22に向けて、図示しないスリットにより略三角形状のスクリーン状となって搬送方向を横切るように照射されるようになっている。
X線検出器22は、被検査物Wに対してX線が照射されたときに、被検査物Wを透過してくるX線を検出し、この検出したX線の透過量に応じた電気信号を出力している。X線検出器22には、例えば、図1に示す搬送部2を構成するベルトコンベア上を搬送される被検査物Wの搬送方向と直交する方向にライン状に配列された複数のフォトダイオードと、フォトダイオード上に設けられたシンチレータとを備えたアレイ状のラインセンサが用いられている。
このような構成によるX線検出部3Aでは、被検査物Wに対してX線発生器21からX線が照射されたときに、被検査物Wを透過してくるX線をX線検出器22のシンチレータで受けて光に変換する。
さらにシンチレータで変換された光は、その下部に配置されるX線検出器22のフォトダイオードによって受光される。そして、各フォトダイオードは、受光した光を電気信号に変換して出力する(図中、検出出力)ようになっている。
また、図4に示す重量検出部3Cは、図1に示す搬送部2を構成する秤量コンベア42と、この秤量コンベア42の下方に配置された荷重センサ41とを備え、秤量コンベア42に乗った被検査物Wの荷重を計量するようになっている。
荷重センサ41は、電磁平衡機構などのはかり機構で構成されており、被検査物Wが秤量コンベア42で搬送されている間に、荷重センサ41に加わる荷重、すなわち被検査物Wと秤量コンベア42との合計重量を測定するようになっている。荷重センサ41は、重量を測定できるはかり機構であればよく、例えば、差動トランス機構や歪ゲージ機構などのはかり機構で構成してもよい。
荷重センサ41は、後述する搬入センサ52によって被検査物Wが秤量コンベア42に搬入されたことが検知されてから予め設定された基準時間Tkが経過したときに計量を行うようになっている。
ここで、基準時間Tkは、搬入センサ52で被検査物Wが秤量コンベア42に搬入を開始したことを検出してから、被検査物Wが秤量コンベア42に完全に乗り移り、さらに荷重センサ41から出力された信号が安定するまでに必要な時間を意味し、秤量コンベア42のサイズ、速度、および所定の被検査物Wの大きさに対応して予め設定されている。
具体的には、基準時間Tkは、秤量コンベア42の速度(m/min)、秤量コンベア42の矢印B方向の長さ(mm)および被検査物Wの搬送方向の長さ(mm)、被検査物Wのサイズやラインの処理能力、その他の条件などに基づいて設定される。また、基準時間Tkが経過すると、被検査物Wは、搬入開始検出位置PからLだけ移動して質量測定位置Pに到達し、計量が行われる。
図1に示すように、検査部3の上流側には、搬送部2により搬送される被検査物Wの通過を検知する搬入センサ52が設けられている。搬入センサ52は、搬送部2を幅方向(図1の手前および奥方向)に跨ぐように対向して配置された図示しない一対の投光部および受光部からなる透過形光電センサでそれぞれ構成されている。そして、搬入センサ52は、被検査物Wが各々の投光部と受光部の間を通過すると、被検査物Wにより受光部が遮光されるので、被検査物Wが通過して検査部3に搬入が開始されたことを検出するようになっている。搬入センサ52からの検出信号は、制御部8に出力されるようになっている。
表示操作部4は、入力操作機能および表示機能を兼用するタッチパネルから構成されており、入力操作としては、搬送部2によって搬送させる被検査物Wの品種の設定操作や、被検査物Wの異物検出、計量、欠品等の検査や動作確認に関する各種設定操作や指示操作を行うようになっている。
また、表示操作部4は、表示動作としては、被検査物Wの品種の設定操作が行われるときの設定値、動作モードの切替に関する設定値、指示操作が行われるときの指示値、各種判定結果等、種々の表示を行うようになっている。
なお、表示操作部4は、入力操作機能と表示機能とが独立した構成としてもよく、この場合、入力操作機能のために、設定や指示のために入力操作する複数のキーやスイッチ等を設けるとともに、表示機能のために、液晶表示器等を設けた構成とすることができる。
判定部5は、検査部3からの検出信号、または検出信号からノイズや物品影響等による誤判定を低減させるためのフィルタ等の処理を施して判定するための値に加工した値を判定対象値とし、その判定対象値と判定閾値とを比較することにより、被検査物Wの中に異物が含まれているか否か、被検査物Wの重量が所定範囲内であるか否か、または欠品の有無等の良否判定を行うとともに、判定結果を表示操作部4に表示させるようになっている。
制御回路6は、物品検査装置1の全体の制御を行うものであり、記憶部7および制御部8を備えている。
記憶部7は、制御部8が物品検査装置1を制御するための各種プログラム、判定部5が被検査物Wについて良否判定を行うための各種パラメータ等を記憶するようになっている。
制御部8は、記憶部7に記憶されたプログラムを実行して、搬送部2の搬送速度の制御、判定部5のパラメータの変更、動作モードの切替等、物品検査装置1の各種制御を行うようになっている。
制御部8は、検査部3により被検査物Wを検査して判定部5により良否判定を行う通常の動作モードである検査モードにおいて、検査部3からの検出信号に基づく判定対象値を検出された日時と関連付けて検査記録情報蓄積部9に記憶するようになっている。なお、関連付ける日時は、判定対象値を時間間隔で集計する場合に用いられ、個数による集計の場合は、検査順を示すシリアル番号であってもよい。
制御部8は、判定閾値の見直しや検査条件の調整を行うための検出感度調整モードにおいて、検査記録情報蓄積部9に記憶している判定対象値を所定の条件で集計し、直近の検査信号の値とともに表示操作部4に表示させるようになっている。なお、集計の条件には、例えば、所定時間間隔での集計、所定個数間隔での集計、表示操作部4の入力操作による集計指示や外部からのコマンドによる集計指示による集計等がある。また、集計に際しては、極端に判定閾値から外れた判定対象値(例えば、数十倍の値、オーバーフローなど)を集計から外すようにしてもよい。
制御部8は、図5に示すように、直近の判定対象値としては、予め設定された時間(図では、10秒)毎に、あるいは、被検査物W毎に判定対象値を集計し、例えば、その間の最大値を棒グラフにして表示させる。なお、制御部8は、現在検出中で予め設定された時間に満たない、または、被検査物Wの途中の判定対象値については、現在までの最大値の棒グラフの中に、色を変えた最新の判定対象値を入れて表示させる。なお、直近の判定対象値の集計の単位は、設定により変更可能であってもよい。
また、制御部8は、集計の条件として前述した定間隔の集計だけでなく、過去の判定対象値については、例えば、12時間〜6時間前の間の最大値、6時間〜3時間前の間の最大値、3時間〜2時間前の間の最大値、2時間〜1時間前の間の最大値、1時間〜30分前の最大値、30分〜15分前の最大値などを棒グラフで表示させる。なお、最大値ではなく平均値や最頻出値でもよく、また、図6に示すように、最大値、最小値、平均値を併せて表示するようにしてもよい。また、過去の判定対象値の集計範囲は、表示操作部4の操作により変更したり、コマンド入力により変更したりできるようになっている。
また、制御部8は、判定対象値が、予め設定された値以上変化した時点を区切りとして検出し、区切りと区切りの間の最大値や最頻出値や平均値などを表示させるようにしてもよい。これは、被検査物Wのロットの切り替わりなどに検出信号に大きな変動が現れることが多いため、この変動を区切りとして集計することでロット毎の検出信号に基づく判定対象値の分析を容易に行うことができ、調整がしやすくなる。なお、制御部8は、検出された区切りが1つだった場合は、その区切りの前後について集計して表示させる。また、区切りの期間の長さに応じて棒グラフの幅を広くするようにしてもよい。また、区切りの期間の長さに応じて棒グラフの間隔を広くするようにしてもよい。
また、制御部8は、判定対象値が予め設定された値より小さい状態が予め設定した時間続いた場合は、その期間を区切りとして、区切りと区切りの間の最大値や最頻出値や平均値などを表示させるようにしてもよい。これは、被検査物Wが流れていない場合は検出信号が小さくなり、それに基づく判定対象値も小さくなるため、被検査物Wが流れていない部分は表示を行わないようにして、1画面で表示できる情報を増やすことができる。
また、個人を識別する個人識別装置を備え、制御部8は、個人識別装置で識別された個人に応じて、予め設定された表示方法で検出信号に基づいた判定対象値の集計結果を表示させるようにしてもよい。
また、制御部8は、被検査物Wの品種を、表示操作部4への入力や、判定対象値の傾向から判別し、その品種に応じて予め設定された表示方法で表示させるようにしてもよい。
また、制御部8は、調整された判定閾値などにより過去の検出信号に基づいた判定対象値による検査判定の結果をシミュレーションして、結果を表示操作部4に表示させるようにしてもよい。
このように、上述の実施形態では、直近の判定対象値と一緒に検査記録情報蓄積部9に記憶されている過去の判定対象値の集計結果を表示操作部4に表示させる制御部8を備える。
これにより、過去の判定対象値と直近の判定対象値の集計結果を容易に比較することができ、判定閾値の見直しや検査条件の調整にかかる時間を短縮させることができる。
また、制御部8は、検査記録情報蓄積部9に記憶されている過去の検出信号に基づいた判定対象値を予め設定された区間で集計して表示させる。
これにより、過去の判定対象値の分析を容易に行うことができ、判定閾値の見直しや検査条件の調整にかかる時間を短縮させることができる。また、予め設定された区間の検出信号に基づいた判定対象値が集計され、より古い情報まで表示操作部4に表示させることができる。
また、制御部8は、検出信号の変化が予め設定された値以上の時点を区切りとして、区切りの間の検出信号に基づいた判定対象値を集計してもよい。
これにより、検出信号が変化する製品の材料の切替えなどによるロットの切替などを区切りとして判定対象値が集計され、過去の判定対象値の分析を容易に行うことができ、判定閾値の見直しや検査条件の調整にかかる時間を短縮させることができる。
また、制御部8は、判定対象値が予め設定された値より小さい状態が予め設定した時間続いた場合は、その期間を区切りとしてもよい。
これにより、検出信号に基づいた判定対象値が予め設定された値以下の期間は区切りとして集計されなくなり、例えば、製品が搬送されていない場合のデータなどの無駄なデータの表示を省いて、より古いデータまで表示操作部4に表示させることができる。
また、制御部8は、区切りで集計した場合、集計した期間の長さにより、例えば、表示する棒グラフの幅を広くするようにするとよい。
これにより、自動的に区切られた期間の長さを容易に識別することができ、過去の判定対象値の分析を容易に行うことができる。
また、制御部8は、集計した値として、最大値、最小値、平均値、最頻出値の少なくとも一つを算出するようにするとよい。
これにより、検出信号の値の最大値、最小値、平均値、最頻出値の少なくとも一つが集計されて表示され、過去の判定対象値の分析を容易に行うことができる。
また、制御部8は、装置を操作している個人を識別し、識別された個人に対応した表示方法で集計値を表示させるようにするとよい。
これにより、個人や個人の属性に応じて表示の方法を変えることができ、個人に適した表示方法で表示することができ、作業効率を向上させることができる。
また、制御部8は、被検査物Wの品種を判別し、判別された品種に対応した表示方法で集計値を表示させるようにするとよい。
これにより、品種に応じて表示の方法を変えることができ、品種に適した表示方法で表示することができ、作業効率を向上させることができる。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1 物品検査装置
2 搬送部
3 検査部
3A X線検出部
3B 金属検出部
3C 重量検出部
4 表示操作部(表示部)
5 判定部
6 制御回路
7 記憶部
8 制御部(集計部、表示制御部)
9 検査記録情報蓄積部
52 搬入センサ
W 被検査物

Claims (8)

  1. 搬送される被検査物(W)の品質状態を表す検出信号を出力する検査部(3)と、
    前記検出信号に基づいた判定対象値により前記被検査物の品質の良否を判定する判定部(5)と、
    前記判定部の判定結果を表示する表示部(4)と、を備えた物品検査装置において、
    前記判定対象値を蓄積する検査記録情報蓄積部(9)と、
    前記検査記録情報蓄積部に蓄積された過去の判定対象値を所定の集計タイミングを区切りとして集計するとともに、前記集計タイミングに満たない区間の前記判定対象値を途中集計値として集計する集計部(8)と、
    前記集計部で集計された集計値及び途中集計値の大きさを時間軸方向に並べたグラフを前記表示部に表示させる表示制御部(8)と、を備える物品検査装置。
  2. 前記表示制御部は、前記途中集計値のうち、最新値を識別可能に表示させる請求項1に記載の物品検査装置。
  3. 前記集計部は、前記判定対象値が予め設定された値以上変化した時点を区切りとして、前記区切りの間で前記判定対象値を集計する請求項1または2に記載の物品検査装置。
  4. 前記集計部は、前記判定対象値が予め設定された値以下の状態が予め設定された時間以上続いた期間を前記区切りとして、前記区切りの間で前記判定対象値を集計する請求項1または2に記載の物品検査装置。
  5. 前記集計部は、前記集計タイミングを指示する外部からの入力を区切りとして、前記区切りの間で前記判定対象値を集計する請求項1または2に記載の物品検査装置。
  6. 前記集計部は、区切りの間隔を、過去方向に向かって徐々に長くする請求項1または2に記載の物品検査装置。
  7. 前記集計部は、前記集計した値として、最大値、最小値、平均値、最頻出値の少なくとも一つを算出する請求項1から6のいずれかに記載の物品検査装置。
  8. 前記表示制御部は、前記集計部が集計した集計範囲の大きさに対応した間隔で前記グラフを表示させる請求項1から7のいずれかに記載の物品検査装置。
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