JP2016070337A - チェーンテンショナ - Google Patents

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和浩 廣瀬
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Abstract

【課題】構造の複雑化及び加工工数の増大化を抑制しつつ、圧力室から空気を排出することが可能なチェーンテンショナの提供。【解決手段】ピストン3の摺動外周面27に、中心軸16に沿って直線状に延び、圧力室5とテンショナボディ2の外部とを連通して圧力室5内の空気の流出を許容する溝28を形成する。ピストン3のピストン突出端部24に、溝28が摺動外周面27の最上部に位置する回転位置でパッド40と中心軸回りの回転方向に係合してピストン3の回転を阻止する係合部29を設ける。【選択図】図2

Description

本発明は、車両のエンジンのカムシャフトを駆動するタイミングチェーンの張力を保持するためのチェーンテンショナに関する。
特許文献1には、一端が開口し他端が閉じたシリンダ内にプランジャを軸方向に摺動可能に挿入し、シリンダから突出する方向にプランジャを付勢するリターンスプリングを設け、プランジャとシリンダとで囲まれる圧力室内に給油通路から作動油を導入するチェーンテンショナが記載されている。シリンダの閉塞端には、給油通路側から圧力室側への作動油の流れのみを許容するチェックバルブが設けられる。チェックバルブは、シリンダの内周に嵌合するバルブシートと、バルブシートに形成された弁孔を開閉する弁体と、弁体を保持するリテーナとで構成される。バルブシートとシリンダの嵌合面間には、複数の軸方向通路と周方向通路とが設けられ、シリンダには径方向通路が設けられる。複数の軸方向通路は周方向に間隔をおいて配置され、各軸方向通路の一端は圧力室に連通する。周方向通路は複数の軸方向通路を互いに連通させ、径方向通路は周方向通路をシリンダの外側に連通させる。圧力室内のエアは、軸方向通路と周方向通路と径方向通路とを通じてシリンダの外側に排出される。
特開2012−172795号公報
特許文献1のチェーンテンショナでは、圧力室から空気を排出するために、複数の軸方向通路と周方向通路と径方向通路という多数の通路を形成しなければならず、構造の複雑化及び加工工数の増大化を招く。
そこで本発明は、構造の複雑化及び加工工数の増大化を抑制しつつ、圧力室から空気を排出することが可能なチェーンテンショナの提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明の第1の態様は、エンジンのカムシャフトを駆動するタイミングチェーンに所望の張力を付与するためにチェーン側の被押圧部を所定方向から押圧するチェーンテンショナであって、テンショナボディとピストンとスプリングと圧力室とを備える。
テンショナボディは、ボディ内周面とボディ開口端とボディ底部とを有する。ボディ内周面は、円柱状のボディ内部空間の外周側を区画する。ボディ開口端は、ボディ内部空間の一側を開放する。ボディ底部は、ボディ内部空間の他側を塞ぐ。テンショナボディは、ボディ開口端がチェーン側の被押圧部と対向し且つボディ内部空間の中心軸が所定方向に沿って延びるようにエンジン側に固定される。
ピストンは、ピストン本体とピストン突出端部と摺動外周面とを有する。ピストン本体は、ボディ開口端からボディ内部空間に挿入される。ピストン突出端部は、ボディ内部空間にピストン本体が挿入された装着状態でボディ開口端から突出する。摺動外周面は、上記装着状態において中心軸回りの回転が許容された状態でボディ内周面上を中心軸に沿って摺動可能な円周面状である。ボディ開口端からのピストン突出端部の突出量は、中心軸に沿った摺動外周面の摺動に応じて増減する。
スプリングは、ボディと上記装着状態のピストンとの間に設けられ、ボディ開口端からのピストン突出端部の突出量が増大する方向へピストンを付勢して、ピストン突出端部をチェーン側の被押圧部へ当接させる。
圧力室は、ボディと上記装着状態のピストンとによってボディ内部空間内に形成されて作動油が供給される閉空間である。圧力室に供給された作動油の油圧は、ピストンに作用してピストン突出端部をチェーン側の被押圧部へ押圧する。
摺動外周面には、上記装着状態において中心軸に沿って直線状に延び、圧力室とテンショナボディの外部とを連通して圧力室内の空気の流出を許容する溝が形成される。ピストン突出端部には、溝が摺動外周面の最上部に位置する回転位置でチェーン側の被押圧部と中心軸回りの回転方向に係合してピストンの回転を阻止する係合部が設けられる。
テンショナボディは、円筒状のボディ筒部がボディ底部の一端から一体的に延びる有底円筒形状であってもよく、ボディ内周面は、ボディ筒部の内周面であってもよい。ボディ筒部の外周面に、エンジン側のテンショナ取付孔の雌ねじと羅合する雄ねじを形成し、ボディ筒部をテンショナ取付孔にねじ込むことによって、テンショナボディをエンジン側に固定してもよい。
上記構成では、ピストンの摺動外周面には溝が形成され、ピストンの係合部とチェーン側の被押圧部との係合によって、ピストンの回転位置は、溝が摺動外周面の最上部に位置する回転位置に保持される。このため、圧力室内に空気が流入した場合、その空気は圧力室内を浮上して溝へ流入する。従って、圧力室内の空気をテンショナボディの外部に確実に排出することができる。
また、摺動外周面に溝を形成し、ピストン突出端部に係合部を設ければよいので、チェーンテンショナの構造の複雑化や加工工数の増大化を抑制することができる。
本発明のチェーンテンショナによれば、構造の複雑化及び加工工数の増大化を抑制しつつ、圧力室から空気を排出することができる。
本発明の一実施形態に係るチェーンテンショナの使用状態を一部断面で示す側面図である。 図1のチェーンテンショナの断面図である。 図2のチェーンテンショナをエンジン側に取り付ける途中の状態を示す断面図である。 図2のピストンをピストン開口端側から視た斜視図である。 図4のピストンをピストン突出端部側から視た斜視図である。 図5のピストン突出端部がチェーン側のパッドに係合した状態を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態に係る油圧駆動式バルブのチェーンテンショナ1について、図面に基づいて説明する。
図1に示すように、チェーンテンショナ1は、エンジン50のカムシャフト(図示省略)を駆動するタイミングチェーン(以下、単にチェーンと称する)51に所望の張力を付与するためにエンジン50側(本実施形態ではエンジンカバー52)のテンショナ取付部53に固定され、チェーン51側のレバー54を押圧する。チェーン51は、エンジン50のクランクシャフト55に固定されたスプロケット56と、カムシャフトに固定されたスプロケット(図示省略)とに巻回され、クランクシャフト55の回転をカムシャフトに伝達し、カムシャフトの回転により燃焼室のバルブ(図示省略)が開閉される。
レバー54は、レバーピボット57を中心として揺動可能にエンジン50側に支持される。レバー54には、チェーン51に外側から接触する樹脂製のレバーシュー58が固定され、チェーンテンショナ1は、レバー54のパッド(被押圧部)40を外側から押圧する。また、エンジン50側には、レバー54の反対側からチェーン51を押圧するチェーンガイド59が固定される。チェーン51は図1の矢印方向(時計回り)に移動し、レバー54とチェーンガイド59とによってチェーン51に所望の張力が付与され、チェーン51の振動による異音の発生等が防止される。
図2及び図3に示すように、チェーンテンショナ1は、テンショナボディ2と、ピストン3と、コイルスプリング4と、圧力室5と、給油通路6と、チェックバルブ7とを備える。
テンショナボディ2は、円柱状のボディ底部8と、ボディ底部8の一端から一体的に延びる円筒状のボディ筒部9と、ボディ底部8の他端に形成された六角柱状のボルト頭部10とを一体的に有する有底円筒形状である。ボディ筒部9の内周面(ボディ内周面)11は、円柱状のボディ内部空間12の外周側を区画する。
テンショナ取付部53には所定方向に貫通するテンショナ取付孔60が形成され、テンショナ取付孔60の内周面には雌ねじ61が形成される。ボディ筒部9の外周面にはテンショナ取付孔60の雌ねじ61と羅合する雄ねじ13が形成され、ボディ底部8とボルト頭部10との間にはテンショナ取付孔60の内径よりも外径が大きいフランジ部14が形成されている。スパナ等の工具を用いてボルト頭部10を回し、ボディ筒部9をテンショナ取付孔60に限界まで(ねじ込み方向へのフランジ部14の移動がテンショナ取付孔60の周縁部によって阻止されるまで)ねじ込むことによって、テンショナボディ2がテンショナ取付部53に固定される。なお、ボルト頭部10とテンショナ取付孔60の周縁部との間にはガスケット17が挟み込まれる。ガスケット17は、ボルト頭部33とテンショナ取付部53との間を密封して、後述する作動油のテンショナ取付部53(エンジンカバー52)の外側への漏出を防止する。
ボディ内部空間12の一側は、ボディ筒部9のボディ開口端15で開口し、他側は、ボディ底部8によって塞がれる。テンショナボディ2がテンショナ取付部53に固定された状態で、ボディ内部空間12の中心軸16が所定方向に沿って延びるとともに、ボディ開口端15がレバー54のパッド40と対向する。
ピストン3は、円柱状のピストン底部18と、ピストン底部18の一端から一体的に延びる円筒状のピストン筒部(ピストン本体)19とを一体的に有する有底円筒形状である。ピストン筒部19の内周面20は、円柱状のピストン内部空間21の外周側を区画する。ピストン内部空間21の一側は、ピストン筒部19のピストン開口端22で開口し、他側は、ピストン底部18によって塞がれる。ピストン筒部19(ピストン開口端22)は、ボディ開口端15からボディ内部空間12に挿入される。
ピストン底部18は、ピストン筒部19から縮径する中間部23と、中間部23から拡径する先端のピストン突出端部24とを有する(図4及び図5参照)。ピストン筒部19がボディ内部空間12に挿入された装着状態で、ピストン突出端部24はボディ開口端15から突出する。
ピストン筒部19の外周面25は、ピストン底部18側の小径外周面26とピストン開口端22側の大径外周面(摺動外周面)27とを有する(図4参照)。大径外周面27は、ピストン3の装着状態において、中心軸16回りの回転が許容された状態でボディ内周面11上を中心軸16に沿って摺動可能な円周面状である。小径外周面26は、大径外周面27よりも外径が小さく、装着状態で小径外周面26とボディ内周面11との間に形成される間隙31は、大径外周面27とボディ内周面11との間に形成される間隙30に比べて十分に大きい。中心軸16に沿った大径外周面27の摺動に応じて、ボディ開口端15からのピストン突出端部24の突出量が増減する。
圧力室5は、テンショナボディ2と装着状態のピストン3とによってボディ内部空間12内に形成される閉空間である。チェックバルブ7は、圧力室5のボディ底部8側の底部に組み込まれ、圧力室5は、ボディ底部8に形成された給油通路6とチェックバルブ7を介して連通する。給油通路6には、エンジン50によって駆動されるオイルポンプ(図示省略)から作動油が供給される。オイルポンプから給油通路6に流入した作動油は、チェックバルブ7を介して圧力室5に供給される。チェックバルブ7は、給油通路6側から圧力室5側への作動油の流通を許容し、圧力室5側から給油通路6側への作動油の逆流を阻止する。
圧力室5に供給された作動油の油圧がピストン3に作用することにより、ピストン突出端部24がレバー54のパッド40を押圧する。また、装着状態で小径外周面26とボディ内周面11との間に形成される摺動面間の間隙30は、圧力室5からテンショナボディ2の外部への作動油の流出を許容する微小なリーク隙間として機能する。
コイルスプリング4は、ピストン内部空間21内に組み込まれ、その軸心が中心軸16に沿って延びる。コイルスプリング4の一端はチェックバルブ7に当接し、他端はピストン底部18に当接する。コイルスプリング4は、ピストン3の装着状態で自然長から短縮し、ボディ開口端15からのピストン突出端部24の突出量が増大する方向へピストン3を付勢して、ピストン突出端部24をレバー54のパッド40へ当接させる。
ピストン3の大径外周面27には、有底V状断面の1本の溝28が形成されている(図4参照)。溝28は、ピストン3の装着状態において中心軸16に沿って直線状に延び、圧力室5とテンショナボディ2の外部とを、小径外周面26とボディ内周面11との間隙31を介して連通して、圧力室5内の空気の流出を許容する。また、溝28は、大径外周面27とボディ内周面11との間隙30を流通する作動油の油溜りとしても機能する。
図4及び図5に示すように、ピストン突出端部24は、円板の一部が直線状に切除されたD形状を有し、D形状の平面部分が係合面(係合部)29として機能する。図6に示すように、レバー54に固定されるパッド40のピストン突出端部24との当接面41には、ピストン突出端部24の収容空間42を区画する壁部43が形成される。壁部43は、横壁(被係合部)44と左右1対の縦壁45とを有するU形状であり、収容空間42の横幅(左右の縦壁45間の距離)は、ピストン突出端部24の直径よりも僅かに大きい。横壁44は、所定の係合回転位置にピストン3が位置するときに限り収容空間42へのピストン突出端部24の進入を許容し(図2参照)、係合回転位置にピストン3が位置しないときには収容空間42へのピストン突出端部24の進入を阻止する位置に形成される(図3参照)。係合回転位置では、溝28が大径外周面27の最上部に位置し略鉛直上方を向いて開口する。収容空間42へ進入したピストン突出端部24の係合面29は、横壁44の内面と対向し、係合回転位置からのピストン3の回転を横壁44の内面との当接によって阻止する。このように、ピストン突出端部24の係合面29は、溝28が大径外周面27の最上部に位置する状態で、パッド40の横壁44と中心軸16回りの回転方向に係合してピストン3の回転を阻止する。
チェーンテンショナ1をテンショナ取付部53に取付ける場合、テンショナボディ2にピストン3やコイルスプリング4やチェックバルブ7等を組み込み、テンショナ取付孔60にテンショナボディ2のボディ筒部9をねじ込む。ねじ込み開始時は、コイルスプリング4が伸張し、ピストン突出端部24がボディ開口端15から大きく突出してパッド40に当接するが、ピストン3が係合回転位置に達するまでの間は、ピストン突出端部24の収容空間42への進入は壁部43によって阻止される(図3参照)。ねじ込みを開始すると、テンショナボディ2とピストン3との間にコイルスプリング4の付勢力が作用するため、ピストン3がテンショナボディ2と連れ回り、ピストン3が係合回転位置に達すると、ピストン突出端部24が収容空間42に進入して当接面41と当接する。そして、ボディ筒部9を限界までねじ込むことによって、テンショナボディ2がテンショナ取付部53に固定される。
このように、テンショナボディ2のねじ込みによってピストン3が係合回転位置に自ずと位置決めされるので、チェーンテンショナ1を簡単な作業によって取付けることができる。
次に、チェーンテンショナ1の動作について説明する。
エンジン50の作動中にチェーン51の張力が減少すると、コイルスプリング4の付勢力によってピストン3が突出方向(パッド40側)へ移動し、チェーン51の弛みを吸収する。このとき、チェックバルブ7が開き、オイルポンプからの作動油が給油通路6を流通して圧力室5に供給されるので、ピストン3は速やかに移動する。
反対に、エンジン50の作動中にチェーン51の張力が増大すると、チェーン51の張力によってピストン3が押し込み方向(パッド40の反対側)へ移動し、チェーン51の緊張を吸収する。このとき、圧力室5内の作動油は、ピストン3とテンショナボディ2の摺動面間の間隙(リーク隙間)30を通って流出し、その作動油の粘性抵抗によってダンパ作用が生じるので、ピストン3はゆっくりと移動する。
エンジン50が停止してオイルポンプが停止すると、給油通路6内の作動油の油面が低下し、給油通路6内に空気が溜まり、エンジン50の再始動時には、給油通路6内の空気が圧力室5に流入して圧力室5内で浮上する。ピストン3の回転位置は、ピストン3の係合面29とパッド40の横壁44との係合によって係合回転位置に保持され、ピストン3の溝28が大径外周面27の最上部(すなわち圧力室5の最上部)に位置する。このため、圧力室5内を浮上した空気は、ピストン3の溝28へ確実に流入してテンショナボディ2の外部に排出され、圧力室5内の空気によるダンパ作用の低下が抑制される。なお、溝28に溜まった作動油は、溝28内を外部へ向かって流れる空気によって排出される。また、エンジン50の作動中において、作動油に空気が気泡として混入した場合においても、再始動時と同様に、その空気は作動室5から溝28へ流入してテンショナボディ2の外部に排出される。
本実施形態によれば、ピストン3の大径外周面27に溝28を形成し、ピストン3の係合面29とパッド40の横壁44との係合によって、ピストン3の回転位置は、溝28が大径外周面27の最上部に位置する係合回転位置に保持される。このため、圧力室5内に空気が流入した場合、その空気は圧力室5内を浮上して溝28へ流入する。従って、圧力室5内の空気をテンショナボディ2の外部に確実に排出することができる。
また、ピストン3の大径外周面27に溝28を形成し、ピストン突出端部24に係合面29を形成すればよいので、チェーンテンショナ1の構造の複雑化や加工工数の増大化を抑制することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を適用した実施形態について説明したが、この実施形態による本発明の開示の一部をなす論述及び図面により本発明は限定されることはない。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例及び運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
例えば、ピストン突出端24及びパッド40の形状は、上記に限定されず、ピストン3の回転位置を係合回転位置に保持する形状であればよい。また、溝28の形状や本数は上記に限定されず、任意である。
本発明は、カムシャフトを駆動するタイミングチェーンに所望の張力を付与するためのチェーンテンショナとして、様々なエンジンに適用可能である。
1 チェーンテンショナ
2 テンショナボディ
3 ピストン
4 コイルスプリング
5 圧力室
6 給油通路
7 チェックバルブ
8 ボディ底部
9 ボディ筒部
11 ボディ内周面
12 ボディ内部空間
13 雄ねじ
15 ボディ開口端
16 中心軸
18 ピストン底部
19 ピストン筒部(ピストン本体)
21 ピストン内部空間
22 ピストン開口端
24 ピストン突出端部
25 ピストン筒部の外周面
26 小径外周面
27 大径外周面(摺動外周面)
28 溝
29 係合面(係合部)
30,31 間隙
40 パッド(被押圧部)
41 当接面
42 収容空間
43 壁部
44 横壁
45 縦壁
50 エンジン
51 タイミングチェーン
53 テンショナ取付部
54 レバー
60 テンショナ取付孔
61 雌ねじ

Claims (2)

  1. エンジンのカムシャフトを駆動するタイミングチェーンに所望の張力を付与するためにチェーン側の被押圧部を所定方向から押圧するチェーンテンショナであって、
    円柱状のボディ内部空間の外周側を区画するボディ内周面と、前記ボディ内部空間の一側を開放するボディ開口端と、前記ボディ内部空間の他側を塞ぐボディ底部とを有し、前記ボディ開口端が前記チェーン側の前記被押圧部と対向し且つ前記ボディ内部空間の中心軸が前記所定方向に沿って延びるように前記エンジン側に固定されるテンショナボディと、
    前記ボディ開口端から前記ボディ内部空間に挿入されるピストン本体と、前記ボディ内部空間に前記ピストン本体が挿入された装着状態で前記ボディ開口端から突出するピストン突出端部と、前記装着状態において前記中心軸回りの回転が許容された状態で前記ボディ内周面上を前記中心軸に沿って摺動可能な円周面状の摺動外周面とを有し、前記中心軸に沿った前記摺動外周面の摺動に応じて前記ボディ開口端からの前記ピストン突出端部の突出量が増減するピストンと、
    前記ボディと前記装着状態の前記ピストンとの間に設けられ、前記ボディ開口端からの前記ピストン突出端部の突出量が増大する方向へ前記ピストンを付勢して、前記ピストン突出端部を前記チェーン側の前記被押圧部へ当接させるスプリングと、
    前記ボディと前記装着状態の前記ピストンとによって前記ボディ内部空間内に形成されて作動油が供給される閉空間であり、供給された作動油の油圧を前記ピストンに作用させて前記ピストン突出端部を前記チェーン側の前記被押圧部へ押圧する圧力室と、を備え、
    前記摺動外周面に、前記装着状態において前記中心軸に沿って直線状に延び、前記圧力室と前記テンショナボディの外部とを連通して前記圧力室内の空気の流出を許容する溝を形成し、
    前記ピストン突出端部に、前記溝が前記摺動外周面の最上部に位置する回転位置で前記チェーン側の前記被押圧部と前記中心軸回りの回転方向に係合して前記ピストンの回転を阻止する係合部を設けた
    ことを特徴とするチェーンテンショナ。
  2. 請求項1に記載のチェーンテンショナであって、
    前記テンショナボディは、円筒状のボディ筒部が前記ボディ底部の一端から一体的に延びる有底円筒形状であり、
    前記ボディ内周面は、前記ボディ筒部の内周面であり、
    前記ボディ筒部の外周面には、前記エンジン側のテンショナ取付孔の雌ねじと羅合する雄ねじが形成され、
    前記ボディ筒部を前記テンショナ取付孔にねじ込むことによって、前記テンショナボディが前記エンジン側に固定される
    ことを特徴とするチェーンテンショナ。
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