JP2016070066A - エンジンの吸気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】混合気の吹き返しを防ぐことにより、燃焼効率の向上及び燃費の改善を図り、さらに排気ガス中の有害成分も低減可能である。【解決手段】吸気通路に燃料を供給する燃料供給装置を備えるエンジンの吸気装置であり、吹き返す混合気の燃料液滴を止める燃料液滴溜め部900を備え、燃料液滴溜め部900を、吸気通路の一部内壁に形成した溝910または凹み950と、溝910または凹み950を覆うように吸気通路の一部内壁に挿着した多数の孔920aを有するリング状プレート920とで構成した。【選択図】図9

Description

この発明は、吸気通路に燃料を供給する燃料供給装置を備えるエンジンの吸気装置に関する。
自動二輪車等の車両に搭載されるエンジンには、2サイクルエンジンや4サイクルエンジンがあり、これらのエンジンには吸気装置が備えられる。この吸気装置として、例えば吸気通路に燃料を供給する燃料供給装置を備え、空気と燃料とを混合させて供給しているが、混合気の充填効率を向上させるために、例えば整流板等を吸気通路に配置したものがある(特許文献1,2)。
特開平9−228908号公報 特開平5−71445号公報
従来のように、整流板により混合気を整流するだけであり、混合気の吹き返しを十分に防ぐことができず、燃費がかかり、排気ガス中の有害成分も低減も十分ではなかった。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、混合気の吹き返しを防ぐことにより、燃焼効率の向上及び燃費の改善を図り、さらに排気ガス中の有害成分も低減可能であるエンジンの吸気装置を提供することを目的としている。
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
請求項1に記載の発明は、吸気通路に燃料を供給する燃料供給装置を備えるエンジンの吸気装置であり、
吹き返す混合気の燃料液滴を止める燃料液滴溜め部を備え、
前記燃料液滴溜め部を、
前記吸気通路の一部内壁に形成した溝または凹みと、
前記溝または凹みを覆うように前記吸気通路の一部内壁に挿着した多数の孔を有するリング状プレートとで構成したことを特徴とするエンジンの吸気装置である。
請求項2に記載の発明は、前記溝または凹みの形状は、螺旋状、リング状、ランダム状、のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの吸気装置である。
請求項3に記載の発明は、前記溝または凹みの深さは、吸気の流れに沿って均一、吸気の流れに沿って深く、のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの吸気装置である。
請求項4に記載の発明は、前記リング状プレートは、孔の大きさが均一、孔の大きさが異なる、孔は上流側が小で下流側が大、孔は上流側が密で下流側が粗く、のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの吸気装置である。
請求項5に記載の発明は、前記リング状プレートは、下流側端部に凹凸を有することを特徴とする請求項4に記載のエンジンの吸気装置である。
請求項6に記載の発明は、前記エンジンは、2サイクルエンジンであり、
前記吸気通路に配置される前記燃料供給装置である気化器より下流側に、前記燃料液滴溜め部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のエンジンの吸気装置である。
請求項7に記載の発明は、前記エンジンは、4サイクルエンジンであり、
前記吸気通路に配置される前記燃料供給装置であるインジェクタより上流側に、前記燃料液滴溜め部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のエンジンの吸気装置である。
前記構成により、この発明は、以下のような効果を有する。
請求項1に記載の発明では、吹き返す混合気の燃料液滴を止める燃料液滴溜め部を備え、燃料液滴溜め部を、吸気通路の一部内壁に形成した溝または凹みと、溝または凹みを覆うように吸気通路の一部内壁に挿着した多数の孔を有するリング状プレートとで構成したことで、吹き返す混合気がリング状プレートの多数の孔から吸気通路の一部内壁に形成した溝または凹みに入り込み吹き返す混合気を止めることができる。また、吹き返す混合気が溝または凹みに燃料液滴となって残り、この残留混合気の燃料液滴が次の吸入行程で供給され、この二段階で霧化された混合気が供給されるため燃焼効率が向上し、さらに燃費が改善され、排気ガス中の有害成分も低減可能である。
請求項2に記載の発明では、溝または凹みの形状は、螺旋状、リング状、ランダム状、のいずれかであり、吹き返す混合気が溝または凹みに燃料液滴となって残り、この残留混合気の燃料液滴が次の吸入行程で供給される。
請求項3に記載の発明では、溝または凹みの深さは、吸気の流れに沿って均一、吸気の流れに沿って深く、のいずれかであり、吹き返す混合気が溝または凹みに燃料液滴となって残り、この残留混合気の燃料液滴が次の吸入行程で供給される。
請求項4に記載の発明では、リング状プレートは、孔の大きさが均一、孔の大きさが異なる、孔は上流側が小で下流側が大、孔は上流側が密で下流側が粗く、のいずれかであり、リング状プレートの多数の孔により吹き返す混合気を孔から溝または凹みに入り込ませて止めることができ、残留混合気の燃料液滴が次の吸入行程で孔から供給される。
請求項5に記載の発明では、リング状プレートは、下流側端部に凹凸を有し、
吹き返す混合気が凹凸に燃料液滴となって残り、この残留混合気の燃料液滴が次の吸入行程で供給される。
請求項6に記載の発明では、2サイクルエンジンの気化器より下流側に、料液滴溜め部を備えることで、吹き返す混合気を止め、残留混合気の燃料液滴が次の吸入行程で供給され、この二段階で霧化された混合気が供給されるため燃焼効率が向上し、さらに燃費が改善され、排気ガス中の有害成分も低減可能である。
請求項7に記載の発明では、4サイクルエンジンのインジェクタより上流側に、燃料液滴溜め部を備えることで、吹き返す混合気を止め、残留混合気の燃料液滴が次の吸入行程で供給され、この二段階で霧化された混合気が供給されるため燃焼効率が向上し、さらに燃費が改善され、排気ガス中の有害成分も低減可能である。
吸気装置を備える2サイクルエンジンの縦断面図である。 図1のIIーII線に沿う断面図である。 混合気の流れの状態を説明する図である。 多数の孔を有するプレートを示す図である。 2サイクルエンジンに適用した他の実施の形態を示す縦断面図である。 インシュレータの正面図である。 図6のVII-VII線に沿う断面図である。 吸気装置を備える4サイクルエンジンの縦断面図である。 燃料液滴溜め部の断面図である。 燃料液滴溜め部の溝を示す平面図である。 燃料液滴溜め部の溝を示す断面図である。 燃料液滴溜め部のリング状プレートを示す平面図である。
以下、この発明のエンジンの吸気装置の実施の形態について説明する。この発明の実施の形態は、発明の最も好ましい形態を示すものであり、この発明はこれに限定されない。
(2サイクルエンジンの吸気装置)
この発明のエンジンの吸気装置の実施の形態を、図1乃至図4の2サイクルエンジンに適用する。図1は吸気装置を備える2サイクルエンジンの縦断面図、図2は図1のIIーII線に沿う断面図、図3は混合気の流れの状態を説明する図、図4は多数の孔を有するプレートを示す図である。
この2サイクルエンジン1は、クランクケース2を備えており、クランクケース2は上ケース3と下ケース4で構成される。上ケース3と下ケース4との間にはクランク軸5が回動可能に軸支され、また上ケース3と下ケース4とでクランク室6が形成されている。
上ケース3にはシリンダブロック7が取り付けられ、さらにシリンダブロック7にシリンダヘッド8が取り付けられる。シリンダブロック80に形成されたシリンダ9にはピストン10が往復動可能に設けられ、シリンダ9と、ピストン10の頭部と、シリンダヘッド8との間に燃焼室11が形成され、シリンダヘッド8には点火プラグ12が燃焼室11に臨むように取り付けられる。シリンダブロック7には掃気行程でクランク室6と燃焼室11とを連通する3個の掃気通路13が形成されると共に、排気行程で燃焼室11の排気ガスを排出する排気通路14が形成されている。3個の掃気通路13のうちの2個の掃気通路13はシリンダ9の径方向に対向して配置されているとともに、残りの1個の掃気通路13はこの対向し合う2個の掃気通路13の間で、排気通路14に対向して配置されている。
ピストン10の上部には2個のピストンリング15が設けられる。ピストン10に設けられたピストンピン20には、コンロッド21の小端21aが軸受22を介して回転自在に支持され、コンロッド21の大端21bはクランク軸5のクランクピン23に軸受24を介して支持されており、このコンロッド21により、ピストン10の往復運動が回転運動に変換されてクランク軸5に伝達される。
クランクケース2の上ケース3にはリードバルブ7を介して吸気管30が取り付けられ、吸気管30にはさらに燃料供給装置である気化器31が接続される。リードバルブ7は、ボディ70に吸入口71が形成され、この吸入口71を開閉するバルブ72とバルブストッパ73がビス74により共締めされている。吸入手段であるリードバルブ7は、そのバルブ72はクランク室6が負圧になる吸気行程で開き、吸気管30の吸気通路30aから混合気が吸入される。このようにリードバルブ7は、吸気管30からクランク室6に向かう吸入空気の流れのみを許容し、クランク室6を吸入空気の一次圧縮室としている。
燃料供給装置である気化器31より下流側の吸気通路30aに配置されるリードバルブ7には、多数の孔を有するプレート50が配置されている。多数の孔を有するプレート50は、上流側の孔50a1が大きく、下流側の孔50a2が小さく形成されている。
気化器31により供給される燃料は空気と混合するが、リードバルブ7のバルブ72が開き吸入口71から吸気されるときに、図3に示すようにプレート50の多数の孔が、上流側の孔50a1が大きく、下流側の孔50a2が小さく形成されているため、上流側でより一層乱流が生じて霧化され、また下流側で吹き返しを防ぐことができる。このように、吹き返す混合気を止めより下流側の孔50a2に液滴となって残り、この残留混合気が次の吸入行程で供給され、この二段階で霧化された混合気が供給されるため燃焼効率が向上し、さらに燃費が改善され、排気ガス中の有害成分も低減可能である。
また、多数の孔を有するプレート50は、吸気通路30aに配置されるリードバルブ7に設けられており、プレート50により一層乱流が生じて霧化された混合気が直にクランク室6の吸入空気の一次圧縮室に供給されるため燃焼効率が向上し、さらに燃費が改善され、さらに排気ガス中の有害成分、例えば一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)及び窒素酸化物(NOx)を低減させることができる。
この実施の形態の2サイクルエンジン1は、吸気通路30aに配置される燃料供給装置である気化器31より下流側に、燃料液滴溜め部900を備えている。気化器31より下流側に、燃料液滴溜め部900を備えることで、吹き返す混合気を燃料液滴溜め部900によって止めることができ、残留混合気の燃料液滴が次の吸入行程で供給され、この二段階で霧化された混合気が供給されるため燃焼効率が向上し、さらに燃費が改善され、排気ガス中の有害成分も低減可能である。
図5は2サイクルエンジンに適用した他の実施の形態を示す縦断面図である。この実施の形態の2サイクルエンジン1は、クランクケース400の吸気入口部400aにリードバルブ401を組み付け、この吸気入口部401には吸気管402を介して燃料供給装置である気化器403が接続されている。この気化器403の下流側の吸気通路404には、燃料液滴溜め部900を備えている。
この実施の形態の2サイクルエンジン1は、ピストン410が上昇する圧縮行程でリードバルブ401が開き、クランク室411内に混合気が入り、燃焼室412で混合気が燃焼され、ピストン410が下降する掃気行程でリードバルブ401が閉じ、クランク室411内の混合気が圧縮されて掃気通路413から燃焼室412へ供給され、排気通路414から排気ガスを排出する。この実施の形態では、気化器403の下流側で燃料液滴溜め部900により吹き返す混合気を止めることができる。これにより燃料液滴溜め部900に混合気が燃料液滴となって残り、この残留混合気が次の吸入行程で供給されるため、燃焼効率が一層向上する。
図6及び図7は2サイクルエンジンの吸気系に配置されるインシュレータの実施の形態を示し、図6はインシュレータの正面図、図7は図6のVII-VII線に沿う断面図である。
この実施の形態のインシュレータ500は、下流側に多数の孔501aを有するリブ501が複数形成され、上流側に燃料液滴溜め部900を備えている。リブ501は吸気の流れに沿って配置され、その孔501aを上流側と下流側で大きさを異なるようにしてもよい。リブ501により一層乱流が生じて霧化された混合気が直にクランク室の吸入空気の一次圧縮室に供給されるため燃焼効率が向上し、さらに燃費が改善され、さらに排気ガス中の有害成分、例えば一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)及び窒素酸化物(NOx)を低減させることができる。
この実施の形態のインシュレータ500では、吹き返す混合気が燃料液滴溜め部900に混燃料液滴となって残り、この残留混合気が次の吸入行程で供給されるため、燃焼効率が一層向上する。
(4サイクルエンジンの吸気装置)
次に、4サイクルエンジンに適用した実施の形態を説明する。図8は吸気装置を備える4サイクルエンジンの縦断面図である。
多数の気筒を備えた4サイクルエンジン101は、シリンダブロック102にシリンダヘッド103が取付けられ、このシリンダヘッド103はヘッド下部104とヘッド上部105とから構成されている。ヘッド下部104とシリンダブロック102に嵌合されたピストン106とで燃焼室107が形成され、ヘッド上部105にはヘッドカバー108が取付けられる。ヘッド下部104には吸気通路109が形成され、この吸気通路109は3個の分岐通路109aにより燃焼室107に開口している。
吸気通路109のそれぞれの分岐通路109aには吸気弁112が設けられ、この吸気弁112の開閉で混合気を燃焼室107へ供給する。また、ヘッド下部104には排気通路115が形成され、排気通路115は一対の分岐通路115aが燃焼室107に開口している。この分岐通路115aには図示しない排気弁が設けられ、この排気弁の開閉により排気通路115に接続された図示しない排気管から排気ガスが排出される。
この吸気通路109には吸気管110が接続され、この吸気管110には燃料供給装置であるインジェクタ111が設けられており、燃料を所定のタイミングで噴射する。また、ヘッド下部104には点火プラグ150が燃焼室107に臨むように取付けられている。
燃料供給装置であるインジェクタ111より下流側の吸気通路109には、多数の孔60aを有するプレート60が配置されている。この実施の形態では、プレート60が混合気の流れと平行に配置されているが、混合気の流れと直交するように配置してもよいし、所定角度傾斜して配置してもよい。
インジェクタ111により供給される燃料は空気と混合するが、さらに上流側と下流側とで異なる大きさの多数の孔60aを有するプレート60が配置されている。このプレート60は2サイクルエンジンの実施の形態と同様に構成され、多数の孔が、上流側の孔が大きく、下流側の孔が小さく形成することで、上流側でより一層乱流が生じて霧化される。
この実施の形態の4サイクルエンジン101は、吸気通路109に配置される燃料供給装置であるインジェクタ111より上流側に、燃料液滴溜め部900を備えており、インジェクタ111より上流側に、燃料液滴溜め部900を備えることで、吹き返す混合気を燃料液滴溜め部900によって止めることができ、残留混合気の燃料液滴が次の吸入行程で供給され、この二段階で霧化された混合気が供給されるため燃焼効率が向上し、さらに燃費が改善され、排気ガス中の有害成分も低減可能である。
(燃料液滴溜め部)
次に、2サイクルエンジン1及び4サイクルエンジン101に備える燃料液滴溜め部900の実施の形態を、図9乃至図12に基づいて説明する。図9は燃料液滴溜め部の断面図、図10は燃料液滴溜め部の溝または凹みを示す平面図、図11は燃料液滴溜め部の溝または凹みを示す断面図、図12は燃料液滴溜め部のリング状プレートを示す平面図である。
燃料液滴溜め部900は吹き返す混合気の燃料液滴を止めるものであり、燃料液滴溜め部900は図9(a)に示すように吸気通路の一部内壁に形成した溝910と、この溝910を覆うように吸気通路の一部内壁に挿着した多数の孔920aを有するリング状プレート920とで構成される。吹き返す混合気がリング状プレート920の多数の孔920aから吸気通路の一部内壁に形成した溝910に入り込み吹き返す混合気を止めることができる。また、吹き返す混合気が溝910に燃料液滴となって残り、この残留混合気の燃料液滴が次の吸入行程で供給され、この二段階で霧化された混合気が供給されるため燃焼効率が向上し、さらに燃費が改善され、排気ガス中の有害成分も低減可能である。また、燃料液滴溜め部900は図9(b)に示すように吸気通路の一部内壁に形成した凹み950と、この凹み950を覆うように吸気通路の一部内壁に挿着した多数の孔920aを有するリング状プレート920とで構成され、凹み950に入り込み吹き返す混合気を止め、吹き返す混合気が凹み950に燃料液滴となって残り、この残留混合気の燃料液滴が次の吸入行程で供給される。
溝910の形状は図10(a),(b)に示すように形成され、図10(a)の実施の形態は連続の螺旋状であり、図10(b)の実施の形態は連続のリング状である。凹み950の形状は図10(c),(d),(e)に示すように形成され、図10(c)の実施の形態は不連続の螺旋状であり、図10(d)の実施の形態は不連続のリング状であり、図10(e)の実施の形態はランダム状であり、吹き返す混合気が溝910または凹み950に燃料液滴となって残り、残留混合気の燃料液滴が次の吸入行程で供給される。
溝910または凹み950の深さは図11に示すように形成され、図11(a)の実施の形態は吸気の流れに沿って均一であり、図11(b)の実施の形態は吸気の流れに沿って深くであり、図11(c)の実施の形態は図11(a)の実施の形態と同様であるが吸気の流れに沿って傾斜しており、図11(d)の実施の形態は図11(b)の実施の形態と同様であるが吸気の流れに沿って傾斜しており、吹き返す混合気が溝910または凹み950に燃料液滴となって残り、残留混合気の燃料液滴が次の吸入行程で供給される。
リング状プレート920は図12に示すように形成され、図12(a)の実施の形態は孔920aの大きさが均一であり、図12(b)の実施の形態は孔920aの大きさが異なり、図12(c)の実施の形態は孔920aが上流側が小で下流側が大、図12(d)の実施の形態は孔920aが上流側が密で下流側が粗くなってり、吹き返す混合気が孔920aから入り溝910または凹み950に燃料液滴となって残り、残留混合気の燃料液滴が次の吸入行程で孔920aから供給される。
リング状プレート920は、下流側端部に凹凸920bを有しており、吹き返す混合気が凹凸920bに燃料液滴となって残り、残留混合気の燃料液滴が次の吸入行程で凹凸920bから供給される。また、リング状プレート920に形成される孔920aの形状は真円に限定されず、楕円でもよく、また四角、三角、星型などでもよい。
この発明は、吸気通路に燃料を供給する燃料供給装置を備えるエンジンの吸気装置に適用でき、混合気の吹き返しを防ぐことにより、燃焼効率の向上及び燃費の改善を図り、さらに排気ガス中の有害成分も低減可能である。
2 クランクケース
5 クランク軸
6 クランク室
30a 吸気通路
50 プレート
50a1,50a2 プレート50の孔
900 燃料液滴溜め部
910 溝
920 リング状プレート
920a 孔
920b 凹凸
950 凹み


Claims (7)

  1. 吸気通路に燃料を供給する燃料供給装置を備えるエンジンの吸気装置であり、
    吹き返す混合気の燃料液滴を止める燃料液滴溜め部を備え、
    前記燃料液滴溜め部を、
    前記吸気通路の一部内壁に形成した溝または凹みと、
    前記溝または凹みを覆うように前記吸気通路の一部内壁に挿着した多数の孔を有するリング状プレートとで構成したことを特徴とするエンジンの吸気装置。
  2. 前記溝または凹みの形状は、螺旋状、リング状、ランダム状、のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの吸気装置。
  3. 前記溝または凹みの深さは、吸気の流れに沿って均一、吸気の流れに沿って深く、のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの吸気装置。
  4. 前記リング状プレートは、孔の大きさが均一、孔の大きさが異なる、孔は上流側が小で下流側が大、孔は上流側が密で下流側が粗く、のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの吸気装置。
  5. 前記リング状プレートは、下流側端部に凹凸を有することを特徴とする請求項4に記載のエンジンの吸気装置。
  6. 前記エンジンは、2サイクルエンジンであり、
    前記吸気通路に配置される前記燃料供給装置である気化器より下流側に、前記燃料液滴溜め部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のエンジンの吸気装置。
  7. 前記エンジンは、4サイクルエンジンであり、
    前記吸気通路に配置される前記燃料供給装置であるインジェクタより上流側に、前記燃料液滴溜め部を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のエンジンの吸気装置。



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